JP2005341863A - パン・ケーキの缶詰 - Google Patents

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Abstract


【課題】 焼成途中に焼き具合を確認できるカップ紙で包んだパン・ケーキの缶詰である。
【解決手段】 缶本体2内部に収容したカップ紙の内側に生地20を収容して発酵、焼成させた後、缶本体の上端に缶蓋5を巻き締めて密封する缶詰であって、前記カップ紙10は、前記缶本体の内底面4と略同径に形成した底面部11の周囲に斜面部13を接着した上部開口17を前記缶本体2の内径より大径に形成し、斜面部13に複数の切込溝14、14を設けて複数の分割片18、18を形成し、各切込溝14の両側に位置する各重合片13a、13bを重合して該カップ紙の上部開口17を縮径し、前記缶本体2の周面部2aに密着させて収容する。前記分割片18、18の上端片15が、該缶本体の周面部2aから伝わる熱により該周面部2aから離れて缶本体の中心方向に湾曲変形する。
【選択図】 図8

Description

本発明はパン・ケーキの缶詰に係り、焼成途中でパンの焼き具合を確認できるカップ紙でパンを包んだパン・ケーキの缶詰に関する。
従来、この種のパンの缶詰は、例えば、缶の内壁面を耐火性の薄葉紙で被い、その内側に洋菓子又はパン生地を入れた後、缶内で生地を発酵させてから缶を開口した状態で焼き上げ、缶内を滅菌処理してから缶の上部を缶蓋で密封することにより、パン・ケーキの缶詰を形成している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−72021号
さらに他のパンの缶詰は、例えば、一端が開口した缶の内部に耐熱性のカップ紙を配設し、このカップ紙の内側に洋菓子又はパン生地を入れ、缶を開口した状態で焼き上げ、その後に缶の上部を缶蓋で封缶する洋菓子及びパンの缶詰であって、前記カップ紙が缶の内径寸法より小さな直径寸法の底板と、この底板の外周を取り囲む周面部分とでカップ形に形成して缶の内周面との間に隙間を設け、該カップ紙がパン生地を焼き上げた後も缶の内周面との間に隙間を有していて、該カップ紙が当初形状を保持した状態で形成している(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−184850号
前者のパンの缶詰は、缶の内壁面とパンとの間を薄葉紙で仕切っており、開缶時にはパンの表面に折り畳まれていて缶の高さより長めに形成した薄葉紙の先端を伸ばし、この伸ばした先端を摘んで引張り上げて薄葉紙と一緒に缶の中からパンを取り出すものであるが、缶の中でパンが膨張して缶の内壁面を押圧している。その結果、焼き上げたパンを缶の中から取り出す場合、底面部分の薄葉紙と内壁面の薄葉紙は別々になっているので、パンの底面部分の角周辺部分がやや崩れる場合があった。さらに、丈を高くして正面形状が長方形をした缶の場合には、該缶の内部に底紙を正しく敷くという工程と、薄葉紙で包んだパン生地を缶の内部に入れるという2度にわたる工程が必要になるため作業性が悪く、また、該薄葉紙の余長部分の上下を折畳むという工程も必要となって手間がかかるという問題点を有していた。
後者のパンの缶詰は、耐熱用カップ紙を使用して缶の内径寸法より小さな直径寸法の円形をした底板と該底板の外周を取り囲む斜状の周面部分とで、上方を拡径したカップ紙と缶の内周面との間に隙間を設けて配設する一方、該カップ紙はパン生地を焼き上げた後も缶の内周面との間に隙間を設けて当初のカップの形状を保持している。即ち、カップ紙の上部口径も缶の内径より短い寸法であることが必要である。このように、該カップ紙は逆円錐台状の形をしてその下部は缶の内周面との間に隙間を有して離れているが、該カップ紙の上部は外方に広がって缶の内周面にほとんど接しているので、缶の内部からパンを取り出すのに該カップ紙を摘むことが困難であった。そのため、パンの上部を保持したり、或は、缶を手で持って逆さにしなければパンを取り出すことができないので取り出しに手間がかかり、例えば汚れた手がパンに触れてしまう等の問題点を有していた。これを解決するためには、一度焼成したパンを他の缶に移し変える等して缶蓋で封缶する作業を行っている。即ち、カップ紙は缶の内面に押圧されない状態で当初の形状のままパンを焼き上げていた。
その上、前記した従来のパンの缶詰は両者とも、パンの周面が該薄葉紙やカップ紙で包まれていて直接見ることができなかった。またやや厚手の耐熱紙からなるカップ紙を用いて缶の内径寸法より小さな直径寸法をした底板と該底板の外周を取り囲む周面部とで形成したカップ紙の内部にパン・ケーキの生地を収容して焼成する場合、パンの上面は露出しているので焼き具合を見て確認することができる。しかし、パンの周面部分はカップ紙で包まれているため焼き具合を見ることができなかった。
一般にパン・ケーキの焼成は、その生地や焼成温度が一定でも温度、湿度などの焼成条件が相違し、目的に合うパン・ケーキの生地、具材などによってそれぞれの特徴を有するため、天候によっては焼き具合が変ってしまい一様に焼き上げることが困難である。しかるに、焼成の途中で任意の缶を取り出して焼き具合を確認することができれば、焼き加減を調整して高品位のパンを焼くことができる。しかしながら、パンの周面が前記薄葉紙やカップ紙で覆われているとパン周面の焼き具合を直接見ることができないので、該薄葉紙やカップ紙の周面部を切り開く必要があるが、そうするとサンプリングしたパンの缶詰は商品として不良品になってしまうという欠点があった。
従来のパンの缶詰は、缶蓋を開いて内部のパンを取り出す場合、パン全体を薄葉紙で包み込んでいるので取り出す場合に角部分が崩れたり、缶本体内でパンが膨張して缶本体の内壁面を押圧して取り出しにくかった。さらに、他のパンの缶詰は、略円錐台状をしたカップ紙を使用し、缶本体の内径寸法より小さな直径寸法をした底板と、該底板と缶本体の内径寸法の上端とを斜状をした斜面部で連結し、このカップ紙の内部にパン生地を収容して焼成しているが、斜面部はパンが焼き上がった後も当初のカップ形状を有しており、該カップ紙の下部周囲と缶本体の内面との間に空間を有しているため、缶本体の周面部から伝わる熱はカップ紙の周囲に存在する空間によって熱が伝わりにくかった。円筒状に変形した該カップ紙は、ある程度の強度を有するため缶本体の熱が伝わっても該カップ紙の上端は殆ど変形せずに缶本体の内面に接しているので、該カップ紙の上部が缶の内面に当接した状態のまま外部から熱が加わっても、カップ紙は当初の略逆円錐台状の形を維持していて強度を有するため、缶1を開けて内部のパンを取り出す際に、カップ紙の上部は缶本体2の周面部2aに当接していて指先などで摘むことが困難であった。
本発明は、カップ紙の底面部は若干の大小は問わないが缶の内径よりやや小さく形成し、上部開口は缶の内径より大きくして該カップ紙の斜面部に複数の切込溝を上下方向に底面部まで設けて複数の分割片を形成し、該カップ紙の上部開口を縮径できるようにすると共に、熱などにより変形できるように強度を弱めてあり、焼成途中にパン焼窯から取り出して何れかの分割片をパンの周面から剥して焼き具合を見ることができるようにした。また、カップ紙の内側に収容して焼き上がったパンが膨張しても、パンの上方に位置する前記分割片の上端片は、缶の周面部から熱が加わると該周面部から離れるように変形するため、缶を開いた際に該カップ紙の上端片を持って缶の外部に容易につまみ出すことができる。
本発明は上記課題を解決するためのもので、一端を開口させた缶本体2の内部に耐熱性のカップ紙10を収容し、該カップ紙の内側にパン・ケーキの生地20を収容して発酵、焼成させた後、缶本体の上端に缶蓋5を巻き締めて密封するパン及びケーキの缶詰であって、前記カップ紙10は、前記缶本体の内底面4と略同径に形成した底面部11の周囲に斜面部13を連続して上部開口17を前記缶本体2の内径より大径に形成し、該カップ紙の斜面部13に、上端から上下方向に複数の切込溝14、14を設けて複数の分割片18、18を形成し、各切込溝14、14の両側を互いに重合させて該カップ紙の上部開口17を縮径させて前記分割片で前記パン生地20を包み込んで前記缶本体2内に収容し、前記パン・ケーキの周面を包み込んだ前記分割片18、18を前記缶本体の周面部2a内に密着させて焼き上がって膨張したパン・ケーキの上面部分より前記分割片の上端片15を上方に突出するように配してなり、前記分割片の上端片15が、該缶本体2から伝わる熱により前記周面部2aから離れるように缶本体の中心方向に変形させたことを特徴とするものである。
さらに、前記缶本体2は、内底面4を有した周面部2aの上部壁面に中心方向に突出させた円弧状の突出部3を環状に設け、該突出部3の上側に接近して把手6aを具えたプルトップ片6が固着した蓋片5bを具えた缶蓋5を前記缶本体2の上面に固着し、該缶蓋5から蓋片5bを切り取って形成した切取開口5cが、前記突出部3の上部に接近して設けてなることを特徴とする。さらにまた、前記カップ紙10の上端開口17に、波型、半円型、ノコギリ刃型などの凹凸状をした上端片15aを連続して設けたことを特徴とする。
耐熱性を有したカップ紙10は、一連に形成した斜面部13に一定間隔又は任意間隔に複数の切込溝14を上下方向に底面部まで設けて複数の分割片18、18を形成し、該分割片18、18の両側に隣接して位置する各重合片13a、13bを順次形成し、該カップ紙の上端開口17を周方向に縮径させて各分割片の両側部分を互いに重合させると逆円錐台状をした上部開口17は縮径して略筒状になり、重合片の上方の重合部分は広い面で重合するが、下方の重合部分は狭い面で重合して円周方向の口径を変形するため、該カップ紙によってその外周を包み込んで缶本体内に収容されたパン生地20は缶本体の周面部2aに接しない。
パンの周面は、複数に分割した分割片18、18によって包み込まれているため、いずれかの分割片を下方に引張って形成したパンの周面から剥して焼き具合を見て確認することができ、それにより高品位のパンを焼成することができる。この場合、一の分割片を剥しても他の分割片は切込溝によって互いに分離させてあるので剥れたり破損することがない。そして、焼き具合が不足している場合には、不足分の加熱を続けることができる。もし、分割片を剥してパンの周面の焼き具合を見て焼き過ぎ状態がわかれば、その窯の中のパンを除けば不良品のパンが市場に出回るのを防止できるため高品位の製品を維持することができる。
各分割片18、18の上端片15の内側は、焼き上がって膨張したパン40の上面部分より上方に突出しており、他方、該上端片の外面は前記缶本体の周面部2aに接着しているので、該周面部から熱が加わって該分割片の外側が高温に加熱されると、該分割片の上端片15の内側の上部はパンの上面部分より上方に露出しており、且つ、各分割片18は切込溝14によって夫々分離してあるため形を維持するための強度が弱まっているので、該分割片18は熱によって缶本体の中心方向にカーブして周面部2aから離れるように変形しやすくなる。このように、上端片15は缶本体2の上部に設けてある負傷防止用の突出部3より中心方向に変形するようにしてあるので、該上端片は前記突出部3に掛止することがなくて該突出部3より缶の中心部分に位置させてあるため、カップ紙に包まれたパンを指先で保持して缶本体2の外部に取り出すことができる。即ち、カップ紙の上端片が缶本体の周面部の上部に設けた突出部3の下側に掛止して取り出せなくなることはない。
以上の如く、本発明はカップ紙10の内部にパン・ケーキの生地を包み込んで焼成すると共に、周面の焼き具合を確認する場合は釜から缶を取り出し、カップ紙で包まれたパンを缶の中から取り出して1つの分割片18をパンの周面から剥せば、パンの周面の焼き具合を確認することができ、さらに、パンの周面から該分割片を剥しても隣接する他の分割片と離した構成のため他の分割片は破損することはない。さらに、缶本体の周面部からの熱が該周面部に接しているカップ紙に伝わると、該カップ紙をなす分割片の内側の上端部分は焼き上がって上方に膨張するパンの上面部分より上方に突出しているので、各分割片の上端は缶本体の中心方向に変形し、前記缶本体の上部に設けた突出部の頂部より中心方向に位置しているので、上端片15を指先で摘んで缶本体の外部に容易に取り出すことができる。このカップ紙は市販のものを使用でき、該斜面部に等間隔ごとに底面部まで切込溝を設けて複数の分割片を形成したため、カップ紙の形状を維持しようとする強度が弱まり、該カップ紙の上部開口を周方向に縮径させると各分割片の両側は互いに重合させ、切込溝を有していてもパン生地が缶本体の周面部に接することなく高品位のパンを提供することができる。また、斜面部に複数の切込溝を設けたことにより各分割片の上端片は缶本体の周面部から伝わる熱によって変形して中心方向にカーブしながら変形することができる。
本発明の実施形態を図面に基いて説明すると、図1は本発明にかかるパン・ケーキの缶詰の平面図、図2は前記缶詰の一部拡大断面図、図3は4ケの切込溝を設けたカップ紙の斜視図、図4は図3を上から見た平面図、図5はカップ紙の正面図、図6は他の実施形態のカップ紙の正面図、図7は一部省略した缶本体内にカップ紙の上部を縮径させて収容した状態の説明図、図8は図7を上から見た平面図、図9はパンの周面から分割片を剥した状態の説明図、図10は缶本体内にカップ紙と共にパン生地を包み込んで収容してパンを焼き上げた状態を示す一部省略した断面図、図11は焼き上げたパンを収容した缶本体の上部に缶蓋を密封した状態の断面図である。1は高さの低い通常の形をした缶で、底部を有した円筒状の缶本体2の周面部2aの上部に、中心方向に突出させた突出部3を周方向に環状に設けてある。この缶本体2は、例えば、高さが略70mm、外径が略90mmで、電気メッキしたブリキ材で形成してあり、また、この缶蓋5はアルミ材で形成したプルトップ缶である。缶本体2の内底面4及び周面部2aの内面には公知の樹脂塗装をしてカップ紙やパン・ケーキとの剥離性を良好にしてある。
缶本体2の上端に設けた開口部2bには中心方向に突出させて断面が弧状をした突出部3の上側に接近させてアルミ材からなる缶蓋5を取付け、該缶蓋の周縁部5aを缶本体2の周面部2aの上端に巻き締めて封缶してある。この缶蓋5の上面に具えたプルトップ片6の把手6aを上方に引き起こして缶蓋5の略全面を被う円形をした蓋片5bの端部と固着させた該プルトップ片の端部側から蓋片5bを切り取ると、図2に示すように、缶本体2の上端に設けた開口部2bに固着させた缶蓋5の周縁部5aに連なって缶本体に残存する切取開口5cの端部は尖っている。そのため、従来のプルトップ缶は蓋片5bを切り取った後、中身のパン・ケーキを取り出す際に缶の内部に手を入れると、該切取開口5cに触れて負傷することがあった。
しかし、この実施形態の缶蓋5は、缶本体2の上部に水平方向に環状に設けた突出部3の上部側に前記切取開口5cを接近して設けてあるので、プルトップ片の把手6aを指先で保持して缶蓋5の中央部分から蓋片5bを切り取った後に生じた鋭いエッジを有した切取開口5cは、前記突出部3の上部側に接近して設けてあるため、缶蓋5から蓋片5bを切り取ってパンを取り出して食べる際に、缶の内部に指先を挿入しても前記切取開口5cに触れる前に、缶の中心方向に突出した前記突出部3によって指先はガードされ、指先などが該切取開口5cのエッジによって負傷するのを防止できる。
缶本体2内に収容するカップ紙10は、その内部にパン・ケーキなどの生地20を包み込むため、缶本体2の周面部2aにパン生地が触れることはない。この缶本体2の内部にカップ紙で包み込んだ状態で生地20を発酵させてから焼成し、焼きあがった後に冷却させた後、滅菌処理を行ってから該缶本体2内を脱気し、プルトップ片6を具えた缶蓋5を該缶本体2の周面部2aの上部に設けた突出部3の上部側に接近した状態で巻き締めて封缶してある。このように、缶から製品であるパンを取り出すことなく缶本体の上端に缶蓋を巻き締めて封缶するので、製品に手を触れることがなく衛生的である。
図3、4において、10は、例えば市販されているカップ紙で耐熱性を有していて適度に蒸気を通すことができ、両面にシリコン加工などを施して剥離性を高めた材質、例えばグラシン紙などで形成してある。このカップ紙10は、缶本体2の内径寸法と略等しい口径寸法をした円形の底面部11と、この底面部11の周縁部を立ち上げて形成した折返片12に、カップ紙の周壁面を構成する斜面部13の下部を接着し、該斜面部の上端開口は該カップ紙の底面部11の口径より大径をして逆円錐台状に形成したカップ紙10を形成してある。このカップ紙は、上記したように底面部の口径寸法に比べて上部開口の口径寸法は缶本体2の内部口径より大径に形成してある。
当然のことながら、該カップ紙10の上部開口18は缶本体2の口径より大径であるから、このままカップ紙10を缶本体2内に収容することは出来ない。そのため、逆円錐台状をしたカップ紙の周面をなす斜面部には底面部11の部分まで上下方向に切込溝14、14を設けたことにより該斜面部13を複数の分割片18、18に形成し、各分割片の両側部分を重ねることにより、該斜面部の上部開口を縮径させることができ、それによってこのカップ紙の上部まで缶本体内に収容することができる。この斜面部13に設ける切込溝14は、加工面あるいは操作性の点から4個設けるのが好ましいが、必ずしも4個に限る必要はなく、それより多くてもまた少なくてもよい。
カップ紙の斜面部13に複数の切込溝13(本実施例にあっては4個)を形成して分割片18、18を設け、該切込溝14の両側に位置する各重合片13a、13は互い違いに内側或は外側に重合させることができ、該カップ紙の分割片18、18からなる上端開口17を縮径できるもので、前記缶本体2の内径口径と略同じに縮径して該缶本体の内部に収容することができる。各分割片18、18の上端に設けた上端片15は、切込溝14、14によってそれぞれ分離させてある。この場合、底面部に於いて各分割片は連結してある。ついで、缶本体2内に収容したカップ紙内に一定量のパン生地20を収容する。また、缶本体の外部でカップ紙の底面部11上にパン生地20を収容して各切込溝14の両側に位置する各分割片18、18の両側部分、即ち、重合片13a、13bを重合させることにより口径を縮径させてパン生地を包み込んだ状態で、図10に示すように缶本体2内に収容しついでパン生地20を発酵させる。
図6に示すように、他の実施形態におけるカップ紙10aの上部開口の上端部分には、波状、山形状、半円状、その他任意形状をした凹凸状の上端片15を連続して形成してある。この缶本体2の周面部2aに接した状態で、該カップ紙の上部内面側はパン40の周面に接着しておらず、該上端片15aはパンの上面部分より上方に突出している。そして、外部からの熱によって該カップ紙が缶本体の周面部2aから離れるようにカーブして缶の中心方向に変形すると、該カップ紙の上端部分の上端片15、15aは、缶本体の上部開口17の内側に位置して缶本体2の上部に設けた突出部3より内側に位置するように変形し、この上端片15を手で保持して持ち上げれば、該カップ紙10aの上端が前記突出部に掛止することなく缶1の外部に容易に取り出すことができる。
上端片15aは、カップ紙が内側にカーブして変形する場合に大きく変形するため、手で保持しやすくなる効果を有している。またこの分割片18の上端部分は、平面状をした上端片15より、凹凸状の上端片15aの方が熱によって変形しやすく、よりカーブ状に変形することができる。18aは分割片18の上端に位置し、前記突出部3より下側に位置して周面部2aからの加熱により内方に湾曲したカーブ片である。
本実施形態の作用について説明すると、カップ紙10の底面部11を缶本体2の内部に収容する場合、カップ紙の底面部11の口径は缶本体の内径寸法と略同じであるから該缶本体2内に収容できる。しかし、カップ紙の斜面部13の上端開口18は、缶本体の内径寸法より大径に形成してあるから、略逆円錐台状のカップ形状をしたカップ紙10は、このまま無理に缶本体2の内部に収容すると缶本体の周面部2aの内側に接するカップ紙の斜面部13には複数の皺部分が生じてしまう。このように、該カップ紙の斜面部13の下部口径は缶本体2の内径寸法とほとんど同じであるが、上部口径は缶本体2の内径より大径に形成してあるので、このままでは缶本体2内に収容させることは出来ない。
このカップ紙10の斜面部13に、複数の切込溝14を周方向に等間隔に該斜面部の上端から略下端部まで複数設けた切込溝14、14を斜面部の下端まで形成すると、複数の切込溝14、14を設けて隣接した各分割片18、18の立上がり力は弱まってしまう。即ち、従来のように斜面部が一体に形成してあると斜面部は連続しているので立上力は強度を有しているが、本発明のように斜面部13に複数の切込溝14を設けると該斜面部を構成する隣接する各重合片13a、13bの立上がり力は弱まるので、之を防ぐため該切込溝の下部を斜面部の下端まで形成せず、該切込溝の下側に溝無部14bを残存させてもよいが、溝無部14bは必ずしも設ける必要はない。但し、カップ紙10の底面部11の大小によって切込溝14、14の長さは異なる。
斜面部13に複数の切込溝14を設けたカップ紙10を缶本体2内に収容すると、該缶本体の壁面部2aによってガイドされ、前記分割片18、18の上部に設けた大径開口はそれぞれ切込溝14、14の両側の各重合片13a、13bは外側或は内側に重合し、それによって該カップ紙の上部開口17の口径は円周方向に縮径して該カップ紙の上部も缶本体2の内部に収容することができる。
この斜面部に設けた複数の切込溝14の両側に位置した重合片13a、13bを重合させて上部開口17を当初開口部より縮径して略円筒状に変形させて該缶本体2内に収容し、このカップ紙の内部にパン生地20を収容して発酵させた後、該缶本体の上端に存する開口部2bの上面に熱伝導のよい鉄製の上天板を載置させて該缶本体内を外界から遮断して密封し、その状態で該缶本体2を加熱する。この缶本体内にカップ紙10で周囲を包み込んだパン生地20を収容して加熱すると膨張し、半径方向および上部方向に膨張変形する。
焼成したパン生地20が半径方向に膨張すると、該生地を包み込んでいるカップ紙の各分割片18、18は、それぞれ隣接する重合片13a、13bが内外に重合するが、さらに半径方向に進退動させると各分割片18、18は重合している各重合片は周方向に移動することができるので、該カップ紙を介してパン生地20は焼成によって膨張して缶本体の周面部2aに密着するため、外部から缶本体2の周面部2aを介して伝わる熱によって効率よくパン生地20を焼成してパン40を焼き上げることができる。この場合、隣接する各分割片18、18の両側部分は互いに重合して周方向に移動できるので、カップ紙の分割片18からなる上端の上部開口17部分は、拡径・縮径させることができるのでパンが膨張しても該カップ紙が破損することはない。
パン40の周面部分の焼き具合を確認するには、図9に示すように、焼成の途中で缶本体2の内部から取出したパンの周面を包み込んでいるカップ紙のいずれかの分割片18を剥す。内面をパン40の周面に密着させた重合片13b、13aの外面に接している該分割片18cの両側に位置する重合片13a、13bから剥せば容易に剥すことができる。即ち、パン40の周面に接している一方の分割片13bは、その内側がパンの周面に密着している。また、他側の重合片13aの内面もパンの周面に接着している。そして、前記重合片13b、13aの外面に接している該分割片18cの両側部分に位置する重合片13a、13bは前記重合片の外側に接着しているため、該分割片の両側部分は容易に剥がせるので、前記パンの周面に背着している該分割片18cの中央部分も容易に剥すことができる。このように分割片をパンの周面から容易に剥すことができるのでパンの周面を直接見て焼き具合を確認することができる。
パンの焼成作業は、その日の天候における気温や湿度などの相違により、同じ条件でパンを焼成しても焼成時間はことなるため、必要な焼成時間の約8割程度の段階で、任意の缶本体をサンプリングして取出し、上天板を除去して缶本体の上部に存する開口部2bからパンを取り出す。前記した各重合片をそれぞれ重合させた分割片18、18からなる該カップ紙でその周囲を包み込んで焼成したパンを缶本体の外部に取り出す。即ち、パン生地によって缶本体の周面部2aに接して加熱されると、パン生地の膨張力により該周面部2aに密着して加熱され、該缶本体の熱によって各分割片の上端は該缶の中心方向に湾曲して前記周面部2aから離れたカーブ片18aを設けてある。しかも、該分割片18の上端は周面部の上部に設けた突出部3の下側に位置しているので周面部2aから離れて位置するカップ紙の上端は缶本体2の中心方向に湾曲し、前記突出部3より中心部側に位置するため、カップ紙を缶本体から取り出す際に前記突出部3が支障となることはない。
パン・ケーキを焼成する場合、その日の天候が不順な日において、焼き具合を確認するには、図7に示すように、缶の内部には切込溝14、14のによって設けた各分割片18、18で包み込まれたパンを缶本体2の外部に取り出す。ついで、パン周面を包んでいるいずれかの分割片18の上部を保持して下方に引張って周面から剥して焼き具合を直接見て確認できる。図8に示すように、パンの周面を囲んで包んでいる該分割片は互いに両側部分が重合し、それぞれ別体に構成してあるので、いずれかの重合片を下方に引張って周面から剥しても、隣接する他の重合片を破損させることなく焼き具合を直接見て観察することができる。
焼き具合を確認した後は、分割片18をパンの周面に接着させて缶の内部に戻し、不足する焼成を行う。パン・ケーキが焼き上がったら冷却して滅菌し、必要に応じてパン・ケーキの上面に脱酸素剤などを置いて缶の上部に缶蓋5を巻き締めて密封する。各分割片18、18をパン周面から剥して焼き具合を確認しても、各分割片18、18は切込線14、14によって互いに離して形成してあるので、該分割片を破いたりすることがないので不良品となることはない。
本発明に係るパン・ケーキの缶詰の製造法を図14に基いて説明すると、生地製造工程30は、缶1に収容する原材料を撹拌混合してペースト状の生地を製造し、之を一定量ずつ分割してそれぞれ缶本体2に入れやすくするため略円形状に形成して発酵を行う。
ついで、生地抱込工程31は、前工程でそれぞれ一定量ごとに分割した生地20を、カップ紙10の底面部12上に載せ、生地20とカップ紙10を一緒にして缶本体2内に収容する(図10)。この場合、前もってカップ紙10のみを缶本体2内に収容し、ついで、カップ紙10内に生地20を収容してもよいが、生地20とカップ紙10を同時に缶本体2内に収容する方が一操作ですみ、作業能率が向上する。
この生地20を缶の内部に収容したカップ紙10を缶本体2の内部に収容すると、カップ紙の底面部11の周縁部分に連続して設けた斜面部13には周方向に一定間隔毎に上下方向に切込溝14、14を設けてあり、各切込溝14の両側に設けた重合片13a、13bを円周方向に対して内外に重合させることにより、前記底面部11と略同形になるように縮径して該弁本体内に収容できる。これによりパンの周面部分に位置するカップ紙20に皺が生じたりしないので、周面部の肌がきれいなパン40を形成できる。
缶本体内のカップ紙の内部に生地20を斤量して収容し、図10に示すように、缶本体2の上部に設けた開口部2bに上天板27を蓋して焼き上げることにより、パンの上部で、且つ、缶本体2の内部に存する空間部9は生地20の上方への膨張を抑制することができる。尚、下天板25の周縁部分は斜め上方に折り曲げて係止部26を形成してあるので、下天板25の上に任意間隔に置いた複数の缶1、1は、下天板25を少し位斜めにしても係止部の斜め部分によって缶1が落下するのを防いで作業性を向上させている。
缶1に収容したカップ紙10内に生地20を収容し、上下の天板27及び天板25によって缶本体2内に収容したパン・ケーキの生地20を上下から加熱すると、カップ紙10は該生地によって半径方向に膨張して缶本体の周面部2aに接して熱の吸収を高め、缶の上下に位置させた天板27、25により缶内の生地20を均一にしてパンの上面及び周面をこんがりと焼き上げることができる。
焼成確認工程32は、図12、13に示すように、方形をした下天板25上に適宜間隔毎に複数の缶1を載置し、この缶の上部に上天板27を載置させて釜の中に入れて上下から均一の温度で加熱して焼成する。両天板25、27の間に位置させた缶1は図10に示した状態である。即ち、缶1の内部にカップ紙10と生地20を収容し、斜面部13に上下方向に設けた複数の切込溝14によって設けた各分割片18、18を互いに重合させて周方向に縮径して口径を狭めたため、各分割片で構成した上部開口は縮径するので、該分割片は、缶本体2の内部に収容することができる。
缶の内部に収容した生地20を所定時間発酵させた後、缶本体2内に収容した生地20の上方に、缶該缶の上部を上天板27で蓋することにより空間部9を形成してある。また、カップ紙10の上端は本体2の周面部2aの上部に設けた突出部3下側まで位置した上端片15を設けてあり、且、焼き上がったパンの上面よりさらに上方に位置させるようにしてある。即ち、パンの上方に突出させた摘み部片となる上端片15または図6に示した上端片15aを形成してある。
缶を下天板25上に一定又は任意間隔ごとに載置させた複数の缶の上部に上天板27を載せて両天板を加熱して焼成すると、この生地20の上方の空間部9は上天板27で蓋してパン・ケーキの上面が一定以上膨張して上昇するのを防止し、上面が平坦に整えた状態で焼成することができる。また切込溝14の両側に設けた各重合片13a、13bを重合した各分割片18、18で該生地20の周面を包み込んで缶本体の壁面部に該生地が触れないようにして焼成できる。この場合、缶の上面を上天板27で蓋しないまま生地を焼くと、生地20が缶の開口部2bから上方に飛び出して缶蓋5を巻き締めできなくなる。
図10に示すように、缶本体2の開口部2bの上面に上天板27を蓋した状態でパン・ケーキを焼成すると、缶内部の空間部9の上方に膨張しすぎるのを防いでパン・ケーキの上面を平坦に成形し、且つ、缶本体の周面部2aに圧着するように膨張しながら焼成される。缶内部に収容されたパン・ケーキの上面に位置する空間部9内のパン・ケーキがむやみに上方に膨張して天板47に近づきすぎるのを防止し、一定の距離を残存させることによりパン・ケーキの上面の焼きすぎを防いで全体を均一に焼成することができる。
焼き具合を確認する場合は、天板25、27の間から取り出した缶1からカップ紙10の斜面部13の上端片15を手で保持して取出し、各分割片18、18のいずれか一辺を剥してパンの周面の焼き具合を直接見て確認する。その後、再び重合片をパンの周面に当接させて、缶の内部に戻して不足する焼きを継続して焼き上げる。この場合、各分割片18、18はそれぞれ分離して形成してあるので、周面から剥しても該分割片は破損しないのでサンプリングしたパン及び洋菓子の缶詰が不良品になることはない。また、周面の焼き具合を見て、例えば焼き過ぎなどの不具合があることが判明した場合は、その釜内の缶は殆ど不具合である可能性が高いので不良品として処分すれば、不具合の缶が市場が出回るのを確実に防止できる。
脱気密封工程33について説明すると、パン・ケーキを焼成した後冷却してから滅菌し、この缶の上部に缶蓋5を載置して脱気し、ついで、缶本体の上部に缶蓋の周囲部分を巻き締めすることにより封缶し、その後に缶の外周にラベルを取り付けて商品化するものである。
パン生地の材料としては、通常の材料を使用するものであって、強力粉、イースト、イーストフード、水、具材などであり、該材料の7割程度の生地を捏ね上げ、その生地を室温25−30℃、好ましくは28℃で、湿度は60−80%、好ましくは75%で2〜3時間、好ましくは2時間30分程度放置して一次醗酵させる。この生地(中種)と、前記した残り3割の小麦粉と上記材料を入れて捏ね上げる。捏ね上げた生地は、室温20−28℃、好ましくは23−25℃の範囲であって24℃が最も好ましい温度である。ついで、該生地の状態により20−25分間放置して寝かせ、該生地を落ちつかせて成型しやすくする。その後、成型機(モルダー)にかけて該生地のガス抜きを行い、該生地を前記内部型紙10の中央に位置する底面部12上に位置させて缶1の内部に収容し、室温30−40℃、好ましくは38℃であって、湿度85%で30−60分、好ましくは40分間放置して二次醗酵させてから焼成するものである。
焼成温度は150−250℃、好ましくは200℃で10−30分間、好ましくは18分間焼き上げてパンを焼成する。この場合、焼き上げに必要な時間の約8割程度で、釜の中からサンプリングして取り出した缶1の中から、カップ紙10mの上端を保持してパン・ケーキを取り出し、ついで、一辺の重合片をパンの周面から剥してパンの周面部分を直接見て焼き具合を判断する。このように、パン・ケーキの周面の焼き具合を直接見て確認することにより、焼き時間を調整して最適な焼き具合のパン・ケーキを焼き上げることができる。焼き上がる前に、任意の缶を取り出して内部のパン・ケーキの焼き具合を確認するもので、焼きすぎた場合にはその釜の中のパンの缶詰は全て不良品として処理できるので不良品が市場に出回って消費者に迷惑をかけることがなく、品質を維持する作用を有する。
ケーキの場合について説明すると、パン工程との違いは、生地の醗酵時間がないこと、中種がないこと、イーストの醗酵と相違してベーキンパウダーの醗酵なのでほぼ自然発酵に近いものである。焼成においては、生地の大小により違いはあるが、焼成時間は約180℃であり、その焼成時間は約25分が最適である。
本発明にかかるパン・ケーキの缶詰の平面図である。 前記缶詰の一部拡大断面図である。 4ケの切込溝を設けたカップ紙の斜視図である。 図3を上から見た平面図である。 カップ紙の正面図である。 第2実施形態のカップ紙の正面図である。 一部省略した缶本体内にカップ紙の上部を縮径させて収容した状態の説明図である。 図7を上から見た平面図である。 パンの周面から分割片を剥した状態の説明図である。 缶本体内にカップ紙と共にパン生地を包み込んで収容してパンを焼き上げた状態を示す断面図である。 焼き上げたパンを収容した缶本体の上部に缶蓋を密封した状態の断面図である。 2つの天板の間に複数の缶を配して焼成する状態を示す平面図である。 図12のB−B線方向断面図である。 パン・ケーキの製法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 缶
2 缶本体
2a 周面部
2b 開口部
3 突出部
4 内底面
5 缶蓋
5a 周縁部
5b 切取開口
5c 切取開口
10 カップ紙
11 底面部
13 斜面部
13a 重合片
13b 重合片
14 切込溝
15 上端片
15a 上端片
17 上部開口
18 分割片
20 パン生地
40 パン

Claims (3)

  1. 一端を開口させた缶本体(2)の内部に耐熱性のカップ紙(10)を収容し、該カップ紙の内側にパン・ケーキの生地(20)を収容して発酵、焼成させた後、缶本体の上端に缶蓋(5)を巻き締めて密封するパン及びケーキの缶詰であって、
    前記カップ紙(10)は、前記缶本体の内底面(4)と略同径に形成した底面部(11)の周囲に斜面部(13)を連続して上部開口(17)を前記缶本体(2)の内径より大径に形成し、
    該カップ紙の斜面部(13)に、上端から上下方向に複数の切込溝(14、14)を設けて複数の分割片(18、18)を形成し、各切込溝の両側を互いに重合させて該カップ紙の上部開口(17)を縮径させて前記分割片で前記パン生地(20)を包み込んで前記缶本体(2)内に収容し、
    前記パン・ケーキの周面を包み込んだ前記分割片(18、18)を前記缶本体の周面部(2a)内に密着させて焼き上がって膨張したパン・ケーキの上面部分より前記分割片の上端片(15)を上方に突出するように配してなり、
    前記分割片の上端片(15)が、該缶本体(2)から伝わる熱により前記周面部(2a)から離れるように缶本体の中心方向に変形させたことを特徴とするパン・ケーキの缶詰。
  2. 前記缶本体(2)は、内底面(4)を有した周面部(2a)の上部に中心方向に突出させた円弧状の突出部(3)を環状に設け、該突出部(3)の上側に接近して把手(6a)
    を具えたプルトップ片(6)を固着した蓋片(5b)を具えた缶蓋(5)を前記缶本体(2)の上面に固着し、
    該缶蓋(5)から蓋片(5b)を切り取って形成した切取開口(5c)が、前記突出部(3)の上部に接近して設けてなることを特徴とする請求項1記載のパン・ケーキの缶詰。
  3. 前記カップ紙(10)の上端開口(17)に、波型、半円型、ノコギリ刃型などの凹凸状をした上端片(15a)を連続して設けたことを特徴とする請求項1記載のパン及び洋菓子の缶詰。
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