JP3717693B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に係わり、詳しくは感光体ドラム、中間転写ベルト等の像担持体に潤滑剤を塗布することができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタ等の画像形成装置によりフルカラー画像を得る場合、感光体上に各色のトナー像を形成し、中間転写体に順次多重転写して中間転写体上に多色画像を形成した後、転写材に静電的に一括して再転写し、画像ズレのない多色画像を形成する画像形成装置が既に知られている。
【0003】
このような、画像形成装置では、感光体、中間転写体等の像担持体の寿命を向上するためや、転写時の虫食い対策のために潤滑剤(一般的にはステアリン酸亜鉛)を像担持体上に塗布用ブラシで塗布している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、塗布用ブラシを錘、或いはスプリングで潤滑剤に加圧しているため、経時的に塗布用ブラシが毛倒れしてしまう場合がある。塗布用ブラシが毛倒れすると、潤滑剤の塗布ムラ、塗布不足による虫食いやクリーニング不良を生じるという問題があった。また、塗布用ブラシのトルク変動によるバンディングが発生してしまうという問題もあった。このバンディングとは、感光体軸方向の画像濃度ムラによるスジのことである。
【0005】
そこで、本発明は、塗布用ブラシに対する加圧力を調整可能にして塗布用ブラシの毛倒れによる塗布ムラを防止できる画像形成装置を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、像担持体に固形潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備える画像形成装置において、前記潤滑剤塗布手段は、前記像担持体と固形潤滑剤とに押圧されて配置され、前記潤滑剤を掻き取って前記像担持体に供給する塗布用ブラシと、前記潤滑剤を収容する潤滑剤ケースに設けられ、前記塗布用ブラシに前記潤滑剤を押圧付勢するスプリングからなる加圧手段と、前記潤滑剤ケースに設けられ、前記潤滑剤との間に前記スプリングを挟持する、階段状に配置された複数の凹部を有し、該スプリングを挟持する凹部の位置を変更することにより前記スプリングの加圧力を変更する加圧力変更手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置である。この構成では、加圧手段であるスプリングの挟持位置を変更することで、塗布用ブラシに対する加圧力を調整可能にして塗布用ブラシの毛倒れによる塗布ムラを防止できる。
【0007】
また、請求項2の発明は、像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備える画像形成装置において、前記潤滑剤塗布手段は、前記像担持体に押圧されて配置され、回転されたとき前記潤滑剤を前記像担持体に供給する塗布用ブラシと、前記塗布用ブラシの回転動作に連動して前記潤滑剤を前記塗布用ブラシに押圧付勢するように駆動するトルクリミッタからなる加圧手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置である。この構成では、加圧手段が塗布用ブラシの回転動作に連動して塗布用ブラシを潤滑剤に押圧付勢するように駆動するトルクリミッタからなるので、塗布用ブラシに対する加圧力がトルクリミッタで規制される。
【0008】
また、請求項3の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記加圧手段が、前記像担持体の正転時に前記潤滑剤を前記塗布用ブラシに圧接し、前記像担持体の逆転時に前記潤滑剤を前記塗布用ブラシから離間するように構成されていることを特徴としている。この構成では、像担持体の作動時のみ塗布用ブラシを像担持体に圧接することができるので、塗布用ブラシの毛倒れ等を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
先ず本発明が適用されるフルカラー電子写真複写機について説明する。
図1は、第1の実施形態のプリンタ部における主要部の概略構成図である。
このプリンタ部には、像担持体としての感光体ドラム10が設けられており、該感光体ドラムの周囲に、図示しない露光手段としての書込光学ユニットと、クリーニング手段としての感光体クリーニング装置111と、帯電手段としての帯電チャージャ13と、現像手段としての回転型現像装置であるリボルバ現像ユニット110と、中間転写手段としての中間転写ユニット120とが配設されている。また、このプリンタ部には、転写手段としての転写ユニット130と、定着手段としての定着ユニット145と、上記第1実施形態と同様の図示しない給紙部及び制御部なども設けられている。
【0013】
上記感光体クリーニング装置111は、ファーブラシ111bと感光体クリーニングブレード111cとを有し、1次転写後の感光体ドラム10の表面をクリーニングする。また、上記定着ユニット145は、定着ローラ対145aと、図示しない排出ローラ対とを有する。
また、上記ファーブラシ111bの周囲には、潤滑剤としての固形潤滑剤111dがブラシ先端に接触するよう配置されている。この固形潤滑剤111dとしては、上記実施形態1同様に例えば、板状に成型された微粒子からなるステアリン酸亜鉛を使用することができる。
【0014】
上記リボルバ現像ユニット110は、Bk現像器115と、C現像器116と、M現像器117と、Y現像器118とを有し、該リボルバ現像ユニットが回転することで、各色の現像器における感光体ドラム10と対向する現像位置を位置決めすることができる。
【0015】
上記中間転写ユニット120は、中間転写体としての中間転写ベルト121を、電荷付与手段としての1次転写バイアスローラ122と、これに接続した電源としての1次転写電源128と、1次転写前除電手段としてのアースローラ123と、ベルト駆動手段としての駆動ローラ124と、テンションローラ125と、2次転写対向ローラ126と、クリーニング対向ローラ127とに張架した構成をとっている。上記中間転写ベルト121と張架するすべてのローラは導電性材料で形成されており、上記1次転写バイアスローラ122以外の各ローラはそれぞれ接地されている。この1次転写バイアスローラ122には、1次転写電源128によって定電流又は定電圧制御された所定の1次転写バイアスが供給される。また、上記中間転写ベルト121は、上記第1実施形態と同様の構成であるが、その体積抵抗率が1012〜1014Ωcm、好ましくは1013Ωcmとなるように形成されている。また、この中間転写ベルト121の表面層側における表面抵抗率は、107 〜1014Ωcmとなるように構成されている。
また、上記中間転写ベルト121の周囲には、潤滑剤付与手段としての潤滑剤塗布ブラシ129aと、ベルトクリーニングブレード129bと、転写ユニット130とが配設されており、これらは図示しない接離機構によってそれぞれ上記中間転写ベルト121から接離可能となっている。
【0016】
上記転写ユニット130は、転写材担持体としての2次転写ベルト134と、該2次転写ベルト表面をクリーニングする転写クリーニングブレード132と、上記中間転写ユニット120の2次転写対向ローラ126に対向する2次転写バイアスローラ131と、これに接続された2次転写電源139と、給紙部側の端部に位置する第1支持ローラ135aと、定着ユニット145側の端部に位置する第2支持ローラ135bと、上記転写クリーニングブレード132に対向する第3支持ローラ135cと、転写紙除電チャージャ136と、転写ベルト除電チャージャ137とを有する。上記2次転写ベルト134は、PVDFからなる体積抵抗率が1013Ωcm以上の高抵抗となるように形成されている。尚、上記転写ユニット130は、この構成に限定されず、例えば上記2次転写ベルト134の変わりにドラムなどの他の形状の部材を適用した構成とすることも可能である。
【0017】
次に、現像の順序をBk、C、M、Yの順とした場合における上記複写機の動作について説明する。
画像形成サイクルを開始する前に、上記感光体ドラム10が、図1における矢印Cの方向すなわち反時計回りに回転駆動し、上記帯電チャージャ13がコロナ放電を開始する。このとき、例えば負電荷で上記感光体ドラム10を所定電位に一様帯電する。また、上記中間転写ユニット120の中間転写ベルト121は、上記感光体ドラム10と等速で駆動し、図1における矢印Dの方向すなわち時計回りに回転する。
【0018】
上記スキャナ部では、上記第1実施形態のように、所定のタイミングで原稿のカラー画像情報を読み取り、この画像情報から得られたBk画像データに基づいて、上記書込光学ユニットによるレーザ光での光書き込み(例えばラスタ露光)を行う。これにより、上記感光体ドラム10上には、Bk画像データに対応したBk潜像が形成される。その後、感光体ドラム10上に形成されたBk潜像は、上記リボルバ現像ユニット110のBk現像器115によって、負帯電トナーで反転現像される。これにより、感光体ドラム10上には、Bkトナー像が形成される。
【0019】
このように感光体ドラム10上に形成されたBkトナー像は、1次転写領域における転写電界によって中間転写ベルト121表面に1次転写される。この転写電界は、上記1次転写バイアスローラ122により中間転写ベルト121に付与される電荷によって形成される。このとき、上記1次転写バイアスローラ122には、上記1次転写電源128によって、例えば、1色目のBkトナー像に対して1.5kV、2色目のCトナー像に対して1.6〜1.8kV、3色目のMトナー像に対して1.8〜2.0kV、4色目のYトナー像に対して2.0〜2.2kVの適切な大きさの1次転写バイアスが印加される。尚、現像後に感光体ドラム10上に残留する1次転写残トナーは、上記感光体クリーニング装置111によって該感光体ドラム上から除去される。
【0020】
上記Bkトナー像が1次転写された中間転写ベルト121上の画像面は、上記第1実施形態と同様に、再び1次転写領域に戻される。このとき、上記実施形態1と同様に、上記トナー像が乱されないよう、潤滑剤塗布ブラシ129a及びベルトクリーニングブレード129bを、それぞれ接離機構によって上記中間転写ベルト121から離間させる。更に、上記転写ユニット130における第1支持ローラ135a及び2次転写バイアスローラ131を図示しない転写用接離機構によって移動させ、該2次転写バイアスローラを上記中間転写ベルト121から離間させる。このとき、上記2次転写バイアスローラ131に接続した2次転写電源139による電圧印加を停止する。
上記の状態は、中間転写ベルト121上に1次転写されたトナー像を転写紙に2次転写するまで維持される。
【0021】
一方、上述したBk工程が終了した後、上記感光体ドラム10側ではC工程が開始され、所定のタイミングで再び原稿のカラー画像情報を読み取り、この画像情報から得られたC画像データに基づいて、レーザ光により感光体ドラム10上にC潜像を形成し、C現像器116によってCトナー像を形成する。
本実施形態においては、上記Bk潜像後端部分が通過した後、速やかに上記リボルバ現像ユニット110の回転動作が開始される。そして、この回転動作は、感光体ドラム10上に形成されたC潜像の先端部分がC現像器116の現像位置に到達する前に、完了するようにする。これにより、C現像器116は現像位置に位置決めされ、この現像位置に移動してくるC現像をCトナーで現像する。
【0022】
以後、M工程及びY工程においても、上述したC工程と同様に、それぞれの画像データに基づいて、潜像形成、現像、1次転写を行う。このようにして、中間転写ベルト121上における同一の画像面に、上記感光体ドラム10上に順次形成されるBk、C、M、Yの各トナー像を1次転写することで、該中間転写ベルト上には、これら4色が重なり合ったトナー像が形成される。
【0023】
以上のようにして中間転写ベルト121上に転写されたトナー像は、転写紙100上に2次転写するため、上記2次転写領域に送られる。このとき、上記転写ユニット130の2次転写バイアスローラ131は、図示しない転写用接離機構によって上記中間転写ベルト121に押圧される。その後、この2次転写バイアスローラ131には所定の2次転写バイアスが印加され、上記2次転写領域に2次転写電界を形成する。これにより、上記中間転写ベルト121上のトナー像は上記転写紙100上に転写される。また、上記2次転写領域に搬送される転写紙100は、上記中間転写ベルト121上のトナー像の先端部が該2次転写領域に到達するタイミングに合わせて給紙される。
【0024】
上述のように、上記中間転写ベルト121上に4色が重なり合って形成されたトナー像が一括転写された転写紙100は、その後、上記転写ユニット130における転写紙除電チャージャ136との対向部に搬送される。この対向部を通過するとき、上記転写紙は、作動状態にある上記転写紙除電チャージャ136によって除電され、2次転写ベルト134から剥離される。そして、剥離した転写紙は、定着ユニット145の定着ローラ対145aのローラ間に向けて送られる。この定着ローラ対145aでは、これらローラ間に形成されるニップ部からなる定着領域で、上記転写紙100上の未定着トナー像を溶融し、該未定着トナー像の定着を行う。そして、この転写紙は、図示しないコピートレイに搬出され、スタックされる。
【0025】
一方、2次転写後の中間転写ベルト121は、ベルトクリーニングブレード129bが図示しないベルトクリーニング用接離機構によって該中間転写ベルト121に押圧することで、その表面に残留した2次転写残トナーを除去する。更に、クリーニング性の向上及び2次転写性の向上を図るために、図示しない接離機構で中間転写ベルト121に押圧される潤滑剤塗布ブラシ129aによって、潤滑剤収納部129cに収納された潤滑剤が塗布される。この潤滑剤としては、例えば板状に成型された微粒子からなるステアリン酸亜鉛を使用することができる。また、転写紙を剥離した後、上記2次転写ベルト134表面に残留した電荷は、上記転写ベルト除電チャージャ137によって除電される。尚、この2次転写ベルト134表面は、更に、上記ベルトクリーニングブレード129bによってクリーニングされる。
【0026】
また、図2は、第2実施形態のプリンタ部における主要部の概略構成図であり、前記第1実施形態と同様の構成部材については同じ符号を付している。この複写機は、主に低コスト化を図ったものであり、プリンタ部における構造及び動作は前記第1実施形態と僅かに異なっているのみであるので、前記第1実施形態と同様に構成され、動作する部分についての説明は省略する。
【0027】
本実施形態においては、中間転写ユニット220における中間転写ベルト221の中間層を、体積抵抗率が108 〜1011Ωcmの中抵抗層としている。また、この中間転写ベルト221は、全体として、1010〜1012Ωcmの体積抵抗率を有している。また、この中間転写ベルト221の表面層側における表面抵抗率は、107 〜1014Ωcmとなるように構成されている。このような中抵抗の中間転写ベルト221を用いることで、1次転写後の中間転写ベルト221表面に発生する帯電ムラを防止することができる。また、本実施形態において、中間転写ユニット220における駆動ローラ224は、2次転写領域のベルト回転方向下流側かつ1次転写領域のベルト回転方向上流側に配置されている。そして、この駆動ローラ224に対向するようにベルトクリーニングブレード129bを配設することで、該駆動ローラを上記第2実施形態におけるクリーニング対向ローラ127としても兼用している。
【0028】
また、本実施形態においては、転写手段として、前記第1実施形態における転写ユニットの代わりに、中間転写ユニット220の2次転写対向ローラ126に対向するように配設された2次転写バイアスローラ231を用いている。これにより、2次転写工程に必要な構成部材数が減少し、前記第1実施形態に比べて低コスト化を図ることができる。
本実施形態における給紙の際、給紙された転写紙100は、上記2次転写バイアスローラ231と中間転写ベルト221との間で直接挟持され、定着ユニット145の定着ローラ対145aのローラ間に向けて送られる。
【0029】
以下、本実施形態の特徴的な構成について説明する。
図3は、本発明の画像形成装置に備える感光体クリーニング装置の周辺を示す図、図4(A)は本発明の画像形成装置に備える感光体クリーニング装置の要部を示す斜視図、図4(B)は図4(A)中の固形潤滑剤加圧部分の断面図である。
【0030】
図3,4に示すように、像担持体である感光体ドラム10をクリーニングする感光体クリーニング装置111は、潤滑剤掻き取り手段であるクリーニングブラシであるファーブラシ111bと、ブレード111cと、固形潤滑剤111dと、潤滑剤ホルダ111eと、加圧手段である潤滑剤加圧スプリング111fと、潤滑剤ケース111gと、加圧力変更手段であるスプリングケース部111hと、排トナースクリュー111iと、クリーニングケース111jと、ブレードホルダ111kと、シール111mとを備えて構成されている。
【0031】
前記ファーブラシ111bは、感光体ドラム10及び固形潤滑剤111dに圧接して、感光体ドラム10の表面に掻き取った固形潤滑剤111dを供給する。
【0032】
前記潤滑剤加圧スプリング111fは、潤滑剤ケース111g内にファーブラシ111bに向けて摺動自在な潤滑剤ホルダ111eと、潤滑剤ケース111gのスプリングケース部111hとの間に挟持されている。
【0033】
前記潤滑剤ホルダ111eとファーブラシ111bとの間にはファーブラシ111bに向けて摺動自在な固形潤滑剤111dが収納され、固形潤滑剤111dは潤滑剤加圧スプリング111fによりファーブラシ111bに向けて加圧されている。
【0034】
前記ブレードホルダ111kに保持されたブレード111cにより、感光体ドラム10の表面に残留したトナーをクリーニングケース111j内に回収する。回収されたトナーは、排トナースクリュー111iにより軸方向に搬送される。
【0035】
前記スプリングケース部111hは、図4(B)に示すように、内部に左右対称に階段状の凹部が形成されている。初期状態ではスプリングケース部111hの最も深い凹部と潤滑剤ホルダ111eとの間に潤滑剤加圧スプリング111fが保持されている(図4(B)の状態)。固形潤滑剤111dが減ってきたら(ある程度の枚数のコピーがされたら)スプリングケース部111hの次の深さの凹部へ潤滑剤加圧スプリング111fが入れ替えられるようになっている。
【0036】
ファーブラシ111bの毛倒れや固形潤滑剤111dの摩耗等により、潤滑剤加圧スプリング111fの加圧力が弱まり、塗布量が少なくなってきた場合には、例えば、スプリングケース部111hの次に深い凹部と潤滑剤ホルダ111eとの間に潤滑剤加圧スプリング111fを保持することが出来、潤滑剤の塗布ムラ、塗布不足による虫食いやクリーニング不良を防止することが出来る。また、加圧力を可変としたので、毛倒れが発生しにくく、塗布用ブラシのトルク変動によるバンディングを防止することが出来る。
【0037】
なお、図4では、スプリングケース部111hに3段階の深さの凹部を設けてあるが、段数は必要に応じて増減することが出来る。また、階段状の凹部を設ける代わりに、潤滑剤加圧スプリング111fの上端に感光体ドラム10に向けて摺動自在なブラケットを設けて、潤滑剤ケース111gに螺着したねじで連続的に加圧力を調整出来るようにしても良い。
【0038】
図5は本発明の画像形成装置に備える他の例の感光体クリーニング装置の周辺を示す図である。なお、本例において、図3の例と共通する部分には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0039】
図5に示す感光体クリーニング装置では、図3に示す感光体クリーニング装置と比べて、クリーニングケース111n内のファーブラシ111bを加圧する部分が異なっている。
【0040】
潤滑剤ホルダ111oの支点軸111rには加圧手段であるトルクリミッタ付のギア111qが設けられており、ファーブラシ111bの駆動を排トナースクリュー111iの駆動部に設けられた2段ギアを介して受けるようになっている。ファーブラシ111bが回転することにより潤滑剤ホルダ111oも図示しないギアで連動して回転して、固形潤滑剤111dがファーブラシ111bへ加圧されるようになっている。この加圧力はトルクリミッタ付きのギア111qのトルクリミッタにより規制される。
【0041】
この装置は、コピー動作終了時には感光体ドラム10の逆転によりブレードエッジのトナーを取り除くための動作をするため、ファーブラシ111bも逆回転し、固形潤滑剤111dがファーブラシ111bから離れるようになっている。ファーブラシ111bが作動するときに潤滑剤ホルダ111oによりファーブラシ111bを加圧することができる。なお、111pはクリーニングカバーである。
【0042】
図6は本発明の画像形成装置に備える中間転写体のクリーニング装置の周辺を示す図である。
図6に示すように、中間転写体のクリーニング装置は、像担持体である中間転写ベルト221に潤滑剤を塗布する潤滑剤掻き取り手段である潤滑剤塗布ブラシ129aと、クリーニングブレード129bと、固形潤滑剤129cと、排トナースクリュー129iと、ブレードホルダ129kと、クリーニングケース129nと、潤滑剤ホルダ129oと、回転中心軸129pと、ブラシ加圧ホルダ129qと、入り口シール129rと、シール129sと、カム129tと、スプリング129uとを備えて構成されている。
【0043】
前記固形潤滑剤129cは潤滑剤ホルダ129oを介して中間転写ユニット220に固定されている。この固形潤滑剤129cを塗布する際に、回転している潤滑剤塗布ブラシ129aが回転中心軸129p回りに中間転写ベルト221側へ移動してくることにより、中間転写ベルト221に加圧されるようになっている。
【0044】
図7は図6の中間転写体のクリーニング装置に備える潤滑剤の加圧機構を示し、(A)は加圧後の状態、(B)は加圧前の状態を示す。
図7に示すように、潤滑剤の加圧機構は、カム板バネ129vと、カム軸129wと、スプリング129xとを備えている。
【0045】
図7(B)に示すように、回転中心軸129pに揺動自在に支持されるブラシ加圧ホルダ129qは、スプリング129xで固形潤滑剤129cと逆側に付勢されている。
【0046】
図7(A)に示すように、カム軸129wの時計回りの回転により、カム板バネ129vがブラシ加圧ホルダ129qを固形潤滑剤129cに向けて加圧する。これにより潤滑剤塗布ブラシ129aが固形潤滑剤129cに加圧され、回転している潤滑剤塗布ブラシ129aにより掻き取られた固形潤滑剤129cが中間転写ベルト221上に塗布される。
【0047】
このように潤滑剤塗布ブラシ129aは使用時のみ中間転写ベルト221と固形潤滑剤129cとに加圧されるようになっているので、潤滑剤塗布ブラシ129aの毛倒れが発生しにくい。
【0048】
以上の実施形態の特徴部分では、図2の実施形態の場合について説明したが、図1の実施形態の場合も同様に適用することができる。
また、潤滑剤として固形潤滑剤を用いた場合について説明したが、容器に入れた液体の潤滑剤を加圧することにより潤滑剤塗布ブラシに潤滑剤を供給するようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の画像形成装置によれば、像担持体に固形潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備える画像形成装置において、前記潤滑剤塗布手段は、前記像担持体と固形潤滑剤とに押圧されて配置され、前記潤滑剤を掻き取って前記像担持体に供給する塗布用ブラシと、前記潤滑剤を収容する潤滑剤ケースに設けられ、前記塗布用ブラシに前記潤滑剤を押圧付勢するスプリングからなる加圧手段と、前記潤滑剤ケースに設けられ、前記潤滑剤との間に前記スプリングを挟持する、階段状に配置された複数の凹部を有し、該スプリングを挟持する凹部の位置を変更することにより前記スプリングの加圧力を変更する加圧力変更手段とを備えているので、加圧手段であるスプリングの挟持位置を変更することで、塗布用ブラシに対する加圧力を調整可能にして塗布用ブラシの毛倒れによる塗布ムラを防止できる。
【0050】
また、請求項2の発明によれば、像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備える画像形成装置において、前記潤滑剤塗布手段は、前記像担持体に押圧されて配置され、回転されたとき前記潤滑剤を前記像担持体に供給する塗布用ブラシと、前記塗布用ブラシの回転動作に連動して前記潤滑剤を前記塗布用ブラシに押圧付勢するように駆動するトルクリミッタからなる加圧手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置である。この構成では、加圧手段が塗布用ブラシの回転動作に連動して塗布用ブラシを潤滑剤に押圧付勢するように駆動するトルクリミッタからなるので、塗布用ブラシに対する加圧力がトルクリミッタで規制され、如何なる状況でも、塗布用ブラシに対する加圧力が一定に保たれ、塗布用ブラシの毛倒れによる塗布ムラを防止できる。
【0051】
また、請求項3の発明によれば、前記加圧手段は、前記像担持体の正転時に前記潤滑剤を前記塗布用ブラシに圧接し、前記像担持体の逆転時に前記潤滑剤を前記塗布用ブラシから離間するように構成されているので、像担持体の作動時のみ塗布用ブラシを像担持体に圧接することができ、塗布用ブラシの毛倒れ等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のプリンタ部における主要部の概略構成図である。
【図2】第2実施形態のプリンタ部における主要部の概略構成図である。
【図3】本発明の画像形成装置に備える感光体クリーニング装置の周辺を示す図である。
【図4】図4(A)は本発明の画像形成装置に備える感光体クリーニング装置の要部を示す斜視図、図4(B)は図4(A)中の固形潤滑剤加圧部分の断面図である。
【図5】本発明の画像形成装置に備える他の例の感光体クリーニング装置の周辺を示す図である。
【図6】本発明の画像形成装置に備える中間転写体のクリーニング装置の周辺を示す図である。
【図7】図6の中間転写体のクリーニング装置に備える潤滑剤の加圧機構を示し、(A)は加圧後の状態、(B)は加圧前の状態を示す。
【符号の説明】
10 感光体ドラム
111 感光体クリーニング装置
111b クリーニングブラシ
111c ブレード
111d 固形潤滑剤
111e 潤滑剤ホルダ
111f 潤滑剤加圧スプリング
111g 潤滑剤ケース
111h スプリングケース部
111j クリーニングケース
111k ブレードホルダ
111n クリーニングケース
111o 潤滑剤ホルダ
111p クリーニングカバー
111q トルクリミッタ付のギア
111r 支点軸
129a 潤滑剤塗布ブラシ
129b クリーニングブレード
129c 固形潤滑剤
129k ブレードホルダ
129n クリーニングケース
129o 潤滑剤ホルダ
129p 回転中心軸
129q ブラシ加圧ホルダ
129t カム
129u スプリング
129v カム板バネ
129w カム軸
129x スプリング
221 中間転写ベルト
224 駆動ローラ
Claims (3)
- 像担持体に固形潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備える画像形成装置において、
前記潤滑剤塗布手段は、前記像担持体と固形潤滑剤とに押圧されて配置され、前記潤滑剤を掻き取って前記像担持体に供給する塗布用ブラシと、前記潤滑剤を収容する潤滑剤ケースに設けられ、前記塗布用ブラシに前記潤滑剤を押圧付勢するスプリングからなる加圧手段と、前記潤滑剤ケースに設けられ、前記潤滑剤との間に前記スプリングを挟持する、階段状に配置された複数の凹部を有し、該スプリングを挟持する凹部の位置を変更することにより前記スプリングの加圧力を変更する加圧力変更手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備える画像形成装置において、
前記潤滑剤塗布手段は、前記像担持体に押圧されて配置され、回転されたとき前記潤滑剤を前記像担持体に供給する塗布用ブラシと、前記塗布用ブラシの回転動作に連動して前記潤滑剤を前記塗布用ブラシに押圧付勢するように駆動するトルクリミッタからなる加圧手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記加圧手段は、前記像担持体の正転時に前記潤滑剤を前記塗布用ブラシに圧接し、前記像担持体の逆転時に前記潤滑剤を前記塗布用ブラシから離間するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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