JP3717449B2 - 麺線巻掛け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、素麺などの麺線を2本の掛箸に8文字状に多数回巻きかける麺掛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、製麺業界においては人手を省くために対をなす掛箸に麺線を8文字状に多数回巻き掛ける麺線巻掛け装置が提案されている(実開平1−112678号公報、実開平2−46580号公報等参照)。
【0003】
これら従来の麺線巻掛け装置においては、人手により1対又は複数対の掛箸を麺線巻掛け装置に差込んで支持させている。又、麺線の巻掛けに際しては、麺線巻掛け装置に支持されている対をなす掛箸のうちの一方に手作業で麺線の先端部を1〜2回重ね巻きしてから、麺線巻掛装置を作動させて対をなす掛箸に麺線を8文字状に多数回巻き掛けている。更に、この後、麺線巻掛け装置を停止させてから、人手により麺線の後端を裁断し、この後に必要に応じて麺線の後端部をいずれか一方の掛箸に1〜2回重ね巻きしてから、麺線が巻き掛けられた両掛箸を麺掛装置から取出すという手順が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように掛箸を麺線巻掛け装置に着脱する作業や麺線の先端部や後端部を一方の掛箸に巻付ける作業を手作業に頼っているのでは人手を省くという目的が十分に達成できず、生産性を高める上でも不利になる。
【0005】
本発明は、この従来技術の課題を解消し、自動的に掛箸に麺線を巻掛けることを繰返し行える麺線巻掛装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の麺線巻掛装置は、上記目的を達成するため、以下の如き技術的手段を採用する。
【0007】
即ち、本発明は、先ず、 ホッパから掛箸を1本ずつ順次取出して下方に搬送する左右1対の掛箸搬送手段と、この掛箸搬送手段の搬送経路に設定された麺掛け位置に停止させた左右の掛箸の周りを8文字状に巡回する麺案内管と、この麺案内管を駆動する巡回駆動手段と、掛箸を麺案内管に軸方向に進退させる進退駆動手段と、左右両掛箸搬送手段、巡回駆動手段及び進退駆動手段を制御する制御手段とを備える。
【0008】
前記ホッパは、多数の掛箸をストックでき、かつ、1本ずつ掛箸を左右の掛箸搬送手段に振分けて排出できるように構成してあればよく、例えば、W字形の底面と、このW字形の各谷部から下方に掛箸1本の幅及び長さで開口する左右の取出し口とを備えていればよい。
【0009】
各掛箸搬送手段は、ホッパから掛箸を1本ずつ順次取出し、下方に搬送できるように構成されていればよく、例えばホッパから掛箸を1本ずつ取出す取出し手段と、ホッパから取出された掛箸の一端部をクランプして、下方に搬送するチェーンコンベアとで構成することができる。
【0010】
各掛箸搬送手段の取出し手段は、ホッパの排出口から掛箸例えば回転軸と、この軸方向に適当な間隔をおいて固定した複数の円板とを備え、各円板の上周縁が前記ホッパの取出し口に接近して回転するように配置し、各円板の同じ回転位相に、外周縁から掛箸を受け入れる凹部を形成することにより、この凹部がホッパの取出し口に対向する位置に来るたびにその取出し口から凹部に1本の掛箸を取出せるようにすることができる。
【0011】
なお、前記回転軸にチェーンコンベアのスプロケットを同軸状に固定することにより、取出し手段とチェーンコンベアとを簡単に同期させることができる。
【0012】
前記チェーンコンベアは、適当な等間隔を置いて掛箸をクランプするクランパを備えることが必要であるが、クランパとしては例えばリンクプレートと、このリンクプレートの両端にそれぞれリンクピンにより回転可能に連結された1対のアダプタとを備え、各アダプタがリンクプレートと両アダプタで掛箸を抱き込む形状に形成されているものを用いればよい。
【0013】
各掛箸搬送手段はクラッチを用いて共通の動力源、例えばモータに接続したり、遮断したりするようにしてもよいが、大型で高価な1台のモータを用いるよりも構成を簡単にすると共に、制御を簡単にするため、各掛箸搬送手段ごとに独立した動力源、例えばモータを備えることが好ましい。
【0014】
前記麺案内管は、公知の通り、その中空部に麺線が挿通され、例えば前後方向に軸を向けて巡回駆動手段に支持されて、麺掛け位置にある左右の掛箸の周りを8文字状の軌道に沿って1方向に巡回(公転)する。又、麺案内管は、必要に応じて、管捻転手段によりその軸心周りに回転(自転)させる。
【0015】
前記管巡回駆動手段は、これに支持された前記麺案内管を、麺掛け位置に位置する左右の掛箸の周りを軸方向から見て8文字状の軌道をたどって一方向に巡回させるように構成してあればよいが、掛箸に巻掛ける麺線に作用する張力を安定させるために、軌跡の交差点を中心にして上下及び左右に対称の軌跡をたどって麺案内管を巡回させるようにすることが好ましく、又、上昇方向と下降方向との速度変化及び左進方向と右進方向との速度変化がそれぞれ対称的であることが好ましい。
【0016】
例えば、機枠に昇降可能に支持される昇降枠と、この昇降枠に左右方向に摺動可能に支持される横行枠と、昇降枠を所定の範囲で、かつ、所定の昇降周期で昇降させると共に、横行枠を所定の範囲で、かつ、前記昇降周期の半周期で往復させる駆動機構及び駆動源とを備えていればよい。この駆動機構及び駆動源としては、特に限定されないが、例えば昇降枠が連結される第1のクランク機構と、横行枠が連結される第2のクランク機構と、これら第1、第2のクランク機構を駆動する共通のモータ又はこれら第1、第2のクランク機構を個別に駆動する2基のモータとを備え、第1のクランク機構とモータとの間に2倍増速伝動機構を介在させたり、第2のクランク機構とモータとの間に半減速伝動機構を介在させたり、2基のモータの回転数を1対2に設定したりしたものが採用できる。
【0017】
なお、この第2のクランク機構は、横行枠が昇降枠に支持されているので、先端部が横行枠に昇降摺動可能に、かつ回転可能に連結されるクランクアームを備える。
【0018】
前記麺案内管はこの横行枠に支持させるが、麺案内管の本数は特に限定されず、1本又は複数本であればよい。複数本の麺案内管が横行枠に支持される場合には、前記掛箸搬送手段の搬送方向、即ち、上下方向に適当な間隔を置いて各麺案内管を横行枠に支持させる。複数の麺案内管の間隔は、該麺案内管が麺を巻掛ける掛箸の隣の掛箸と干渉しない程度以上であれば特に限定されず、例えば前記チェーンコンベアの搬送方向に各麺案内管の移動空間が重ならない程度以上にしてあればよい。
【0019】
前記進退駆動手段は掛箸を麺案内管の軸方向、即ち、前後方向に進退させるように構成してあればよく、例えば前記ホッパ及び左右の掛箸搬送手段を含む掛箸供給手段ごと掛箸を前後方向に進退させるように構成すればよい。具体的には、油圧シリンダ、エアシリンダ、電動シリンダなどのシリンダからなるもの、モータと、駆動されるピニオン歯車とラックとからなるもの、1点が掛箸供給手段に固定されるエンドレスチェーンとこれを駆動するモータとを備えるチェーン式のものなどがあり、これらの中ではチェーン式のものがコスト的に有利である。
【0020】
なお、以上に説明した掛箸搬送手段、巡回駆動手段、進退駆動手段及び管捻転手段については公知のものを採用しても何ら支障はない。
【0021】
ところで、本発明は、これらの構成に加えて、左右両掛箸搬送手段、進退駆動手段及び巡回駆動手段を制御する制御手段を備えるが、この制御手段が、左右の掛箸搬送手段を作動させて、ホッパから取出した左右いずれか一方の掛箸を前記麺案内管の移動空間外に設定した待機位置に、他方の掛箸を搬送経路状に設定された麺掛け位置に移動させ、この後、巡回駆動手段を少数回作動させて麺線の巻始め部分を他方の掛箸に重ね巻きし、更にこの後、左右いずれか一方の掛箸搬送手段を作動させて待機位置の掛箸を麺掛け位置に移動させてから、巡回駆動手段と進退駆動手段とを作動させて左右両掛箸に麺線を重ならないように多数回にわたって8文字状に巻掛け(襷掛け)させるように構成されることが本発明の特徴となっている。
【0022】
これによれば、左右いずれか一方の掛箸を待機位置に位置させ、その他方の掛箸を麺掛け位置に位置させて、麺案内管が麺掛け位置にある他方の掛箸の周りを巡回することにより、他方の掛箸に麺線を所定回巻付けることができる。
【0023】
ここでは、進退駆動手段は作動させないので、麺線は同じ位置に重ね巻きされ、2回以上麺線を巻付けると麺線が十分に重なり合い、この後に、前記一方の掛箸を麺掛け位置に移動させてから、麺掛け位置に揃った左右両掛箸にわたって麺線を巻掛ける時に麺線の始端部(巻始め部分)が滑って掛箸から外れることがなくなり、効率よく、確実に両掛箸に8文字状に所定回にわたって麺線を巻掛けることができるようになる。又、麺線を巻掛けた両掛箸の間隔を広げて麺線を延伸する時に、麺線の始端部が掛箸から外れ、これによりロスが発生することを防止できる。
【0024】
ここで、前記ホッパから取出した左右いずれか一方の掛箸を前記麺案内管の移動領域内の麺掛け位置に、他方の掛箸を前記麺案内管の移動領域に達する前の待機位置にそれぞれ停止させるためには、前記制御手段は、例えば左右両掛箸搬送手段を、左右の掛箸を適当な時間を置いて順次にホッパから取出し、同時に麺掛け位置と待機位置とに停止させるように左右の掛箸搬送手段を制御するように構成してもよい。又、前記制御手段は、左右の掛箸を同時にホッパから取出し、左右両掛箸が前記待機位置に到達した時に左右いずれか一方の掛箸の搬送を停止させ、この後、他方の掛箸が麺掛け位置に達した時にこの他方の掛箸の搬送を停止するように左右の掛箸制御手段を制御するように構成してもよい。更に、前記制御手段は、左右の掛箸を同時にホッパから取出し、左右両掛箸が前記麺掛け位置に到達した時に左右いずれか一方の掛箸の搬送を停止させ、この後、他方の掛箸を待機位置に搬送又は逆送して停止させるように左右の掛箸搬送手段を制御するように構成してもよい。
【0025】
又、左右の掛箸搬送手段の搬送速度を異ならせる場合には、前記制御手段は、左右の掛箸を同時にホッパから取出し、同時に麺掛け位置と待機位置とに停止させるように左右の掛箸搬送手段を制御するように構成することができる。
【0026】
左右の掛箸の一方を待機位置に、他方を麺掛け位置に位置させて巡回駆動手段を少数回作動させた後、待機位置に待機させていた前記一方の掛箸を麺掛け位置に位置させてから、従来の麺線巻掛け装置と同様に、巡回駆動手段を所定回にわたり作動させながら掛箸を麺案内管に対して軸方向に所定の速度で移動させると、麺案内管の先端から供給される麺線が重なり合うことなく両掛箸に8文字状に所定回、例えば60〜80回巻掛けることができる。
【0027】
本発明において、前記制御手段を、左右対をなす掛箸に麺線を所定回にわたって8文字状に巻掛けた後、左右いずれか一方の掛箸を麺掛け位置から前記待機位置又はこれと異なる麺案内管の移動領域外に設定された第2の待機位置に移動して停止させてから、巡回駆動手段を少数回作動させるように左右いずれか一方の掛箸搬送手段と巡回駆動手段を制御するように構成することが可能である。
【0028】
これによれば、左右対をなす掛箸に麺線を所定回にわたって8文字状に巻掛けた後、その他方の掛箸のみに麺線の終端部を巻掛けることができ、後に左右両掛箸の間隔を広げて麺線を延伸する時に麺線の終端部が掛箸から滑ってはずれ、ロスが発生することを防止できる。
【0029】
又、本発明においては、必要に応じて、前記制御手段に制御されて、麺線を8文字状に多数回巻掛けられた後に、左右いずれか一方又は両方の掛箸を前記待機位置又はこれと異なる麺案内管移動空間外の第2の待機位置に移動させ、待機位置又は第2の待機位置に移動した左右いずれか一方の掛箸と麺案内管との間で麺線を切断すると共に、切断された麺線の麺案内管側の切断端部を挟持する麺端処理手段が麺案内管の移動空間外に設けられる。
【0030】
この場合、前記制御手段は、麺線を8文字状に多数回巻掛けた後に、左右いずれか一方又は両方の掛箸を前記待機位置又はこれと異なる麺案内管移動空間外の第2の待機位置に移動させるように左右の掛箸搬送手段を制御するように構成され、又、麺線を8文字状に多数回巻掛けられた後に、左右いずれか一方又は両方の掛箸が前記待機位置又はこれと異なる麺案内管移動空間外の第2の待機位置に移動してから麺端処理手段を作動させるように構成される。
【0031】
これによれば、麺線を8文字状に巻き終えてから、麺線を自動的に切断して麺線が巻掛けられた掛箸を麺線巻掛け装置から取出せる状態にすることができると共に、次回に一方の掛箸を待機位置に待機させ、他方の掛箸のみに麺線の始端部を巻掛ける時に、麺線の始端部が他方の掛箸の周りを滑ることを確実に防止することができ、確実に他方の掛箸に所定回にわたり麺線の始端部を重ね巻きすることができる。
【0032】
麺線が8文字状に巻掛けられた後、左右いずれか一方の掛箸を待機位置又は第2の待機位置に移動させ、他方の掛箸に麺線の巻終り部分を巻掛けるように構成した場合には、前記制御手段に制御されて麺線の巻終り部分を前記他方の掛箸に重ね巻きした後に、この他方の掛箸を前記待機位置又は第2の待機位置に移動させてから、この他方の掛箸と麺案内管との間で麺線を切断すると共に、切断された麺線の麺案内管側の切断端部を挟持する麺端処理手段が麺案内管の移動空間外に設けられる。
【0033】
この場合、前記制御手段は、麺線の巻終り部分を他方の掛箸に重ね巻きした後に、他方の掛箸を前記待機位置又は第2の待機位置に移動させるように他方の掛箸搬送手段を制御するように構成され、又、麺線の巻終り部分が重ね巻きされた他方の掛箸が前記待機位置又は第2の待機位置に移動されてから麺端処理手段を作動させるように構成される。
【0034】
これによれば、麺線の巻終り部分を他方の掛箸に重ね巻きし終えてから、麺線を自動的に切断して麺線が巻掛けられた掛箸を麺線巻掛け装置から取出せる状態にすることができると共に、次回に一方の掛箸を待機位置に待機させ、他方の掛箸のみに麺線の始端部を巻掛ける時に、麺線の始端部が他方の掛箸の周りを滑ることを確実に防止することができ、確実に他方の掛箸に所定回にわたり麺線の始端部を重ね巻きすることができる。
【0035】
なお、前記麺供給巻が複数本設けられる場合には、複数対の掛箸について片方の掛箸への麺線の始端部の巻掛け、両掛箸への8文字状の巻掛け(襷掛け)、片方の掛箸への麺線の終端部の巻掛けなどがそれぞれ並行して行われる。
【0036】
即ち、本発明において、複数本の麺案内管が設けられる場合には、これら複数本の麺案内管は上下多段に配置して巡回駆動手段に支持される。そして、上下複数段の麺案内管が設けられる場合には、前記制御手段は、左右両掛箸搬送手段を作動させて、各段で対をなす掛箸を順次ホッパの取出し口から取出し、各段の左右いずれか一方の掛箸を対応する段の待機位置に、他方を対応する段の麺掛け位置に停止させ、この後、前記巡回駆動手段を少数回、例えば1〜2回にわたり作動させて各段の他方の掛箸に麺線を重ね巻きする。
【0037】
この後、前記制御手段は、左右いずれか一方の掛箸搬送手段を作動させて前記一方の掛箸を対応する段の麺掛け位置に移動させることにより各段の左右両掛箸を対応する段の麺掛け位置に揃えてから、引き続き前記巡回駆動手段と進退駆動手段とを作動させて、各段の両掛箸に麺線を重なり合わないように多数回襷掛けする。
【0038】
又、各段の両掛箸に所定回にわたって麺線が襷掛けされると、前記制御手段は、巡回駆動手段を停止させ、これに続いて、必要に応じて、左右いずれか一方の掛箸搬送手段で各段の左右いずれか一方の掛箸を前記待機位置又は第2の待機位置に移動させて停止させ、この後、巡回駆動手段を所定回作動させ、各段の麺掛け位置に居残っている他方の掛箸に麺線を巻き掛ける。
【0039】
この後、必要に応じて、制御手段は、他方の掛箸搬送手段で各段の他方の掛箸を待機位置又は第2の待機位置に移動させてから、麺端処理手段を作動させて、各段の麺線を前記他方の掛箸と麺案内管との間で切断し、麺案内管側の麺線の切断端部を麺端処理手段に保持させる。
【0040】
最後に、制御手段は、左右の掛箸搬送手段を作動させ、各段の左右両掛箸を順次排出位置に移動させて掛箸搬送手段から排出させ、これと並行して次回に処理する各段の左右いずれか一方の掛箸を待機位置に、他方の掛箸を麺掛け位置に移動させるのである。
【0041】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の一実施例に係る麺線巻掛け装置を図面に基づいて具体的に説明する。図面中、図1は本発明の一実施例に係る麺線巻掛け装置の動作原理の説明図であり、図2はこの麺線巻掛け装置の全体の側面図である。
【0042】
この図2に示すように、この麺線巻掛け装置は、麺線供給手段100と、掛箸供給手段200と、掛箸供給手段200を前後に進退させる進退駆動手段300と、これらを協調運転するための制御手段とを備え、必要に応じて搬出コンベア500が設けられる。
【0043】
前記麺線供給手段100は、麺線を渦巻き状にして収容する容器110と、麺案内管120と、前記容器110から麺線Lを引き出し、麺案内管120に送り込む麺送り手段130と、麺案内管120をその軸心方向から見て8文字状の軌道に沿って巡回させる巡回駆動手段140とを備えている。
【0044】
なお、この麺線巻掛け装置は、上下2段の麺案内管120を備え、これに対応して、それぞれ左右1対の容器110及び麺送り手段130が設けられる。
【0045】
前記麺線供給手段100は、基底枠101と、その上に前後方向に適当な間隔を置いて立設された前、中、後の3枚の板枠102、103、104とを備え、これら基底枠101及び板枠102、103、104に前記巡回駆動手段140が支持される。
【0046】
図3は前記巡回駆動手段140の正面図であり、この図3においては、前の板枠102は省略され、中の板枠103は一部分を切除して示されている。
【0047】
この図3に示すように、前記巡回駆動手段140は、後板枠104に昇降可能に支持された昇降枠141と、この昇降枠141の前面に左右方向に摺動可能に支持された横行枠142とを備える。
【0048】
この昇降枠141は、中の板枠103と後の板枠104との間に配置される第1のクランク機構143、及び前の板枠102と中の板枠103との間に配置される2倍増速伝動機構144を介して、後の板枠104の後面に固定される第1のモータ145で昇降させるようにしている。
【0049】
又、前記横行枠142は、中の板枠103と該横行枠142との間に配置される第2のクランク機構146、及び前と中の板枠102、103の間荷配置される等速伝動機構147を介して、後の板枠104の後面に固定される第2のモータ148で左右に往復させるようにしている。
【0050】
前記昇降枠141は後の板枠104を案内にして昇降するように設けられ、横行枠142の後面には、この昇降枠141の前面に上下に適当な間隔をおいて固定された、左右に延びるガイドレール141a、141bに摺動自在に嵌合されるスライドベアリング142aが上下及び左右に適当な間隔を置いて固定されている。
【0051】
なお、この実施例では、これら昇降枠141、横行枠142、麺案内管120などの重量によってこれらの上昇速度と下降速度とが異なることを防止するために、この昇降枠141と後板枠104とにわたって左右1対の引張りコイルバネからなる付勢手段105を架着して、後板枠104に昇降枠141が弾性的に吊持されるようにしている。
【0052】
前記第1のクランク機構143は、前及び中の板枠102、103に回転可能に支持された回転軸143aと、中の板枠103より後方に突出させたこの回転軸143aの後端部に同心状に固定された回転板143bと、下端がこの回転板143bの周縁部に回転可能に連結され、上端が前記昇降枠141の下部に連結されたコンロッド143cとを備える。
【0053】
前記2倍増速伝導機構144は、前及び中の板枠102、103の間で前記クランク機構143の回転軸143bに同心状に固定された小スプロケット144aと、前記後の板枠104の後方に配置された前記第1のモータ145の出力軸に同心状に固定された大スプロケット144bと、これら大小両スプロケットにわたって巻掛けられたチェーン144cとを備えている。なお、図示はしないが、必要に応じてこのチェーン144cの弛みをなくすためのテンションローラを設けてもよい。
【0054】
このように構成すると、前記第1のモータ145が1回転すると、前記昇降枠141が2回昇降することになり、この昇降枠141に支持された横行枠142も2回昇降することになる。
【0055】
前記第2のクランク機構146は、前及び中の板枠102、103に回転可能に支持された第2の回転軸146aと、中の板枠103の後側でこの第2の回転軸146aの後端に基端部が固定されるクランクアーム146bとを備え、このクランクアーム146bの先端部に回転自在に支持した別のスライドベアリング164cを前記横行枠142の前面に固定した縦軸のガイドレール142bに摺動自在に嵌合させている。
【0056】
前記等速伝動機構147は、前及び中の板枠102、103に回転自在に支持させた前記第2の回転軸146aと、前記第2のモータ148の出力軸とにそれぞれ同心状に固定した1対の等径のスプロケット147a、147bと、これらに巻き掛けたチェーン147cとを備える。なお、必要に応じて、このチェーン147cの弛みを無くすためのテンションローラ147dが設けられる。
【0057】
このように構成すれば、前記第1、第2両モータ145、148とを同じ回転数で1回転させると、横行枠142が左右に1往復する間に2回昇降することになり、横行枠142が8文字を横に倒した軌道を伝って1巡回することになる。
【0058】
なお、図2に示すように、前記麺案内管120は、両端に口金121、122を有する本体管123を備え、適当な上下間隔を置いて、それぞれベアリング124を介して横行枠142に回転自在に支持させてある。
【0059】
又、この実施例では、麺線に縒りをかけるために、必要に応じて、図4の背面図に示す捻転手段150が設けられる。この捻転手段150は、前記横行枠142の移動に対応して上下両段の麺案内管120が同じ方向に、同じ角度だけ回転するように交際してあればよい。
【0060】
例えば、この実施例では、前記昇降枠141の前面の上左右両側部に固定された左右1対の固定プーリ151、152と、前記横行枠142の後面に回転自在に支持された左右1対のガイドプーリ153、154及びこれらガイドプーリ153、154に間で、かつこれらよりも高い位置で横行枠142の後面に改定自在に支持される第1の中継プーリ155と、これら固定プーリ151、152、ガイドプーリ153、154及び第1の中継プーリ155にわたって巻掛けられる固定ベルト156とを備え、横行枠142が左右に移動すると第1の中継プーリ155が時計回り方向と半時計回り方向とに回転方向を切替えて自転するようにしている。
【0061】
又、前記管捻転手段150は、横行枠142の前方に配置され、前記第1の中継プーリ115に共通の軸157を介して同軸状に固定された第2の中継プーリ158と、横行枠142の前方で、上段の麺案内管120に同伸嬢に固定された上段の従動プーリ159と、これら第2の中継プーリ158と上段の従動プーリとに巻掛けられる中継ベルト160とを備え、第1及び第2の中継プーリ155、158と同じ方向に上段の麺案内管120が回転するようにしている。
【0062】
更に、この管捻転手段150は、前記横行枠142の後方に配置され、別の共通の軸161で上段の従動プーリ159に同軸状に固定される第3の中継プーリ(図4においては上段の従動プーリ159と重なるために記載されていない。)と、前記横行枠142の前方で下段の麺案内管120に同心状に固定された下段の従動プーリ161と、これら第3の中継プーリと下段の従動プーリ161とに巻掛けられる第2の中継ベルト162とを備え、これにより、上下両段の麺案内管120が同じ方向に、同じ角度だけ回転(自転)するようにしている。
【0063】
この場合、前記横行枠142が左方に移動する時は上下の麺案内管120は前方から見て時計周り方向に回転し、前記横行枠142が右方に移動する時は上下の麺案内管120は前方から見て反時計周り方向に回転するので、麺案内管120を通って掛箸Tに供給される麺線に撚りが与えられ、麺線に丸みが加わる。
【0064】
ところで、図2に示すように、前記基底枠101は、前記後の板枠104より後方に延長され、その後端部上に後端縦枠106が立ち上げられている。そして、これら後の板枠104と後端縦枠106とにわたって左右1対のガイドバー107が架設され、前記掛箸供給手段200をこれらのガイドバー107に摺動可能に支持させ、進退駆動手段300により所定のストロークにわたって進退させるようにしている。
【0065】
図5は前記掛箸供給手段200の縦断正面図であり、同図の左半分では後述する掛箸押え手段240が省略され、その右半分では後述する掛箸搬送手段230のモータ235及び伝動手段236が省略されている。
【0066】
この掛箸供給手段200は、台枠210の上部に支持させたホッパ220と、互いに左右反対勝手に構成された左右の掛箸搬送手段230と、上下2段の麺掛け位置で掛箸Tを押える掛箸押え手段240とを備える。
【0067】
前記台枠210は左右の側枠211と後部枠212とを有し、この後部枠212に前記左右の掛箸搬送手段230及び上下2段で左右対をなす掛箸押え手段240が支持される。
【0068】
図2に示すように、台枠210の左右の側枠211は、側面から見て矩形枠状の板枠からなり、その前後両端部の左右両外側に前記ガイドバー107を挿通するスライドベアリング213、214が固定される。又、図5に示すように、両側枠211の上部にホッパ220が固定され、前記後部枠212はこのホッパ220の後面を閉じるようにして左右両側枠211に固定される。
【0069】
前記ホッパ220は、上面が開放され、浅いW字形に屈曲させた底面221と、その谷底に形成された左右1対の取出し口222とを有し、これら取出し口222はそれぞれ掛箸Tが1本ずつ通過できる形状及び大きさに形成されている。
【0070】
各掛箸搬送手段230は、このホッパ220の取出し口222から所定のタイミングで掛箸Tを1本ずつ取出す掛箸取出し手段231と、上下1対のダブルスプロケット232、234と、これら上下対をなすダブルスプロケット232、234に巻掛けられる前後対をなす2条の搬送チェーン235と、前記後部枠211の後面に固定されたモータ237と、前記後部枠211内に配置され、このモータ237に例えば下のダブルスプロケット233を介して前記搬送チェーン235を連動させる例えばチェーン式の等速伝動機構238とを備え、各搬送チェーン235には、等間隔置きに掛箸Tを挟持する例えば7組のクランパ236が連鎖させてある。
【0071】
図6は前記掛箸取出し手段231の斜視図であり、この図6に示す取出し手段231は回転軸231aと、この回転軸231aに前後方向に適当な間隔を置いて同心状に固定された1対の回転板231bとを備え、前後の回転板231bがそれぞれ取出し口222の前端部又は後端部の下面に近接して回転するように台枠210に回転自在に支持される。
【0072】
各回転板231bの周縁には1本の掛箸Tが入る大きさのV字形状の凹部231cが同じ位相に形成され、この取出し手段231を回転させて、凹部231cが取出し口222に対向すると、1本の掛箸Tが取出し口222から両回転板231bの凹部231cに落ち込み、ホッパ220から取出される。
【0073】
前記回転軸231aの後端部には上側のダブルスプロケット232が同心状に固定され、これにより、取出し手段231の回転に搬送チェーン235の走行を同期させている。即ち、回転板231bの凹部231cが取出し口222に対向するときに搬送チェーン235のクランパ236が凹部231cと同じ位置に来るようにしているのである。
【0074】
図7は前記クランパ236の正面図であり、この図7に示すように、各クランパ236は、リンクプレート236aと、これの両端にリンクピン236bを介して回転自在に連鎖された1対のアダプタ236cとで構成され、搬送チェーン235のリンクプレート235aに別のリンクピン235bで連鎖される。又、前記アダプタ236cは、リンクプレート236aと両アダプタ236cとが直線状に並ぶときに、これら対を成すアダプタ236cとリンクプレート236aとの間に各掛箸Tの端部を抱き込んで固定できるような形状に形成される。
【0075】
このクランパ236によれば、上部の曲線搬送経路を進む間に、図7に破線で示すように、リンクプレート236aに関して対称的に両アダプタ236cが傾斜することにより開かれて、リンクプレート236aと両アダプタ236cとの間に掛箸Tの端部を入れることができ、又、下部の曲線経路を進む間には同じように開くことにより掛箸Tを解放して落下させることができる。直線搬送経路を進む間は、リンクプレート236aと両アダプタ236cとが直線状に並んで、これら対を成すアダプタ236cとリンクプレート236aとの間に各掛箸Tの端部を抱き込んで固定することができる。
【0076】
つまり、クランパ236が取出し口222に対向する位置では、各搬送チェーン235のクランパ236が開かれて、掛箸Tの後端部がこれら2条の搬送チェーン235のクランパ236に受け入れられる。この後、掛箸Tが直線搬送経路まで搬送されると、これら2条の搬送チェーン235のクランパ236が閉じられて掛箸Tの後端部が前後に適当な間隔を置いた2点で支持されることになり、上下に傾くことなく直線搬送経路に沿って搬送されることになる。そして、掛箸Tが搬送チェーン235の下側の排出位置まで搬送されると、クランプ236が開かれ、掛箸Tはクランプ236から解放されて自由に落下できるようになる。
【0077】
なお、前記ダブルスプロケット232、233のピッチ円周長、即ち、クランパ236の間隔(以下、ピッチという。)は、上段の掛箸Tと下段の麺案内管120との干渉及び下段の掛箸Tと上段の麺案内管120との干渉を避けるために、前記昇降枠141の昇降ストロークの2分の1に麺案内管120の半径を加えた寸法よりも大きくする必要があり、この実施例では、前記ピッチを昇降枠141の昇降ストロークに麺案内管120の直径を加えた寸法よりも若干大きくしている。
【0078】
ところで、この掛箸供給手段200は、各搬送チェーン235の直線搬送経路に設定された上下2段の麺掛け位置でクランパ236にクランプされた掛箸Tが左右に傾くことを防止するために、4組の掛箸押え手段240を備えている。
【0079】
図8は掛箸供給手段の横断平面図であり、左半分に前記取出し手段231の高さにおける横断平面を、右半分に上段又は下段の麺掛け位置における横断平面を示している。
【0080】
この図8に示すように、各掛箸押え手段240は、前記搬送チェーン235の搬送面に転接するように前記後部枠211に回転自在に支持させた後細りのテーパーローラからなる押えローラ241と、搬送チェーン235を挟んでこの押さえローラ241に対向するように前記後部枠211に固定された押えシュー242とを備える。この押えローラ241の外周部は適度の弾力を有する弾性材料、例えば、合成又は天然のゴムで形成され、その弾力で搬送チェーン235のクランパ236に支持されている掛箸Tの端部を前記クランパ236のリンクプレート236aをはさんで押えシュー242に押付けるようにしている。
【0081】
ここで、前記押えシュー242は前の搬送チェーン235よりもわずかに内側で後の搬送チェーン235を受止めるように形成されているので、左右の掛箸Tは、図8に実線で示すように、互いに他方との間隔が前方で左右に広がるように支持される。
【0082】
ところで、前記進退駆動手段300は、掛箸供給手段200を前後に進退させるように構成してあればよく、この実施例では、図2及び図5に示すように、前記後の板枠104と後部縦枠106とに支持させたサブフレーム107に前後方向に適当な間隔を置いて回転自在に支持させた1対のスプロケット301、302と、これらのスプロケット301、302に巻掛けられたチェーン303と、例えば後のスプロケット302を介してこのチェーン303を駆動する逆転可能なモータ305(図5に示す。)とを備えており、このチェーン303が例えば1点でチェーンクランプ金具306を介して前記台枠210の一方の側枠211に固定される。
【0083】
図には示さないが、この麺線巻掛け装置には、後退した掛箸の前端部に巻掛けた麺線を掛箸とその掛箸に麺線を巻付ける麺案内管120との間で切断すると共に、切断した麺線の麺案内管120側の端部を挟持する麺端処理装置が設けられる。この麺端処理装置は、麺案内管120との干渉を防止すると共に、後述するように、麺案内管移動領域外に設定された第2の待機位置に移動した掛箸Tと麺案内管120との間で麺線を切断し、麺線の麺案内管120側の切断端部を挟持できるようにするために、麺案内管120の移動領域外に配置される。
【0084】
さて、この麺線巻掛け装置は例えば図9の機能ブロック図に示すように、CPU401を含む制御手段400を備え、この制御手段400により前記麺線供給手段100、掛箸供給手段200、進退駆動手段300、麺端処理手段及び搬出コンベア500が例えば図10ないし図11のフロー図に示す制御プログラムに従って制御される。
【0085】
即ち、先ず麺案内管120の前端から後端に麺線を通し、その先端を前記麺端処理手段に保持させる、又、電源スイッチSW1をオンにするという準備をしておき、この準備が終わってからスタートスイッチSW2をオンにすると、図10ないし図11の制御プログラムが開始され、この制御プログラムが開始すると、先ず、装置の初期化(S1)が実行される。
【0086】
この初期化(S1)では、CPU401が必要に応じて進退駆動手段300のモータ305を逆転させて掛箸供給手段200を後側のストロークエンドに移動させ、又、必要に応じて巡回駆動手段140の第1のモータ145を制御して、昇降枠141を昇降ストロークの中央、即ち、中立位置に位置させ、更に必要に応じて巡回駆動手段140の第2のモータ148を制御して横行枠142を例えば左方のストロークエンドに位置させる。加えて、前記CPU401は必要に応じて両掛箸搬送手段230のモータ237を作動させて取出し手段231の凹部231cをホッパ220の取出し口222と反対側に位置させる。
【0087】
この初期化(S1)が終了すると、左右の掛箸搬送手段230のモータ237を作動させて、搬送チェーン235を搬送方向に進行させて左右の掛箸搬送を開始する(S2)。左右の掛箸搬送が開始された後、搬送チェーン235が半ピッチ進んだときに最初の下段の掛箸Tが1つのクランパ236に受け入れられ、更に1ピッチ、即ち、搬送開始から1ピッチ半進んだ時にはこの下段の掛箸Tが図1に示す上段の待機位置Puに搬送され、最初の上段の掛箸Tが次のクランパ236に受け入れられる。左右の搬送チェーン235が初期位置から3ピッチ進行すると、上下両段の掛箸Tが図1に示すそれぞれの麺掛け位置Eu、Edに到達する。
【0088】
左右のモータ237に個別に連動させた2個のエンコーダ406の出力に基づいて、左右の搬送チェーン235が初期位置から3ピッチ進行したとCPU401において判定されると(S3)、CPU401は左右の掛箸搬送手段230のモータ237を停止させ、これと同時に(又は、この後に)、進退駆動手段300のモータ305を低速正転させ、掛箸供給手段200を低速前進させる(S4)。掛箸供給手段200が微速前進し始めると、例えば前記サブフレーム301に支持させた後端停止位置検出用センサ402が後方のスライドベアリング214から解放されて例えばオフになり、この後、例えば前記サブフレーム301に支持させた後端速度切替用センサ403が後方のスライドベアリング214から解放されて例えばオフになる。
【0089】
この後端速度切替用センサ403がオフに切替わったとCPU401において判定されると(S5)、進退駆動手段300のモータ305を高速正転させ、掛箸供給手段200を高速前進させる(S6)。
【0090】
この後、例えば前記サブフレーム301に支持させた前端速度切替用センサ404が前方のスライドベアリング213に押えられて例えばオンに切替えられ、このセンサ404がオンに切替えられたとCPU401において判定されると(S7)、進退駆動手段300のモータ305を低速正転させ、掛箸供給手段200を低速前進させる(S8)。
【0091】
そして、掛箸供給手段200が前方のストロークエンドに到達すると、前方のスライドベアリング213が例えば前記サブフレーム301に支持させた前端停止位置検出用センサ405を押して例えばオンに切替え、このセンサ405がオンに切替えられたとCPU401において判定されると(S9)、進退駆動手段300のモータ305を停止させ、掛箸供給手段200の前進を停止させる(S10)。これと同時に、又はこの後に、例えば右方の掛箸搬送手段230のモータ237を逆転させて、右方の掛箸Tを逆送し(S11)、この右方の掛箸搬送手段230のモータ237に連動させたエンコーダ406の出力に基づいてCPU401において右方の掛箸Tが半ピッチ逆送されたと判定されると(S12)この右方の掛箸逆送を停止し(S13)、これにより、右方の掛箸Tを麺案内管120の移動領域外の待機位置Pu、Pdに停止する。
【0092】
なお、左右の掛箸Tを麺掛け位置Eu、Edに位置させると、次回の下段の掛箸Tが取出し口222から半ピッチ分搬送経路上に進んだ位置に取出され、この後、右方の掛箸Tを半ピッチ逆送すると、次回の下段の掛箸Tは取出し口222の下まで逆送されることになる。しかし、取出し口222の下に逆送された掛箸Tが取出し手段231の凹部231cに入るので、掛箸Tが1本しか入ることができない凹部231cに他の掛箸Tが取出し口22から入ることはない。
【0093】
又、以上のプログラムにおいて、左右いずれか左右の掛箸Tを麺掛け位置に移動させる手順(S2、S3)と掛箸供給手段200を後方のストロークエンドから前方のストロークエンドに移動させる手順(S4〜S10)が前後逆になるようにプログラムしてもよい。
【0094】
更に、以上のプログラムにおいて、左右の掛箸Tを3ピッチ搬送したと判定した後(S3)、例えば左方の掛箸Tの搬送を停止すると共に、右方の掛箸Tの逆送を開始することにより、左方の掛箸を麺掛け位置に居残らせると共に右方の掛箸を半ピッチ逆送した待機位置に停止させてから、掛箸供給手段200を前進させるようにプログラムしてもよい。
【0095】
以上の手順の終了時に(又は終了後に)、図11に示すように、前記巡回駆動手段140を作動させることにより、左方の麺掛け位置Eu、Edにある掛箸Tの回りに麺案内管120を巡回させて、これらの掛箸Tに麺線の始端部を巻掛ける始端部巻掛け(S14)が行われる。
【0096】
この始端部巻掛け(S14)では、予め麺線の先端を麺端処理手段に保持させて麺案内管120が麺掛け位置にある掛箸Tの回りを巡回するので、麺線が掛箸Tの表面を滑ることなく、確実に麺線が掛箸Tに巻掛けられる。又、進退駆動手段300を作動させることなく麺線を巻掛けるので、麺線は掛箸Tの同じ位置に重ね巻されることになり、所定の少数回、例えば1〜2回巡回駆動手段140を作動させれば、後に麺線を左右の掛箸Tに襷掛けするときに麺線の先端部が掛箸Tから解けることはない。
【0097】
始端部巻掛け(S14)が終了すると、前記麺端処理手段の作動を解除して、麺端を麺端処理手段から解放し(S15)、この後、右方の掛箸搬送を再び行う(S16)。CPU401において、右方の掛箸Tが半ピッチ搬送されたと判定されると(S17)、右方の掛箸搬送を停止して(S18)、左右の掛箸Tを麺掛け位置Eu、Edに揃える。
【0098】
なお、この実施例では、麺掛け位置を麺案内管120の移動軌跡中心点の高さと同じ高さに設定しているが、麺掛け位置は麺案内管120と掛箸Tとの干渉が起こらない範囲で麺案内管120の移動領域内に設定すればよい。
【0099】
このようにして左右の掛箸Tが麺掛け位置Eu、Edに揃えられると、CPU401は巡回駆動手段140のモータ141を低速で再始動すると共に進退駆動手段270のモータ273を低速で逆転させて掛箸供給手段220と共に掛箸Tを低速で後退させ、これにより、低速で左右対をなす掛箸Tに麺線が重なり合わせることなく8文字状に多数回巻掛けられ低速襷掛け(S19)が開始される(S16)。
【0100】
なお、図13はこの低速襷掛け(S19)が開始された後の状態を模式的に示す斜視図であり、この図13は、麺線Lは左方の掛箸Tの後端部に1〜2回重ね巻きされた後、襷掛けが2回半繰返された状態が示されている。
【0101】
さて、図11に戻って説明を続けると、掛箸供給手段200が前側のストロークエンドから離れ、前記前端速度切替用センサ404がスライドベアリング210から解放されて例えばオフに切替わったことが検出されると(S20)、巡回駆動手段140の第1、第2両モータ145、148、及び進退駆動手段300のモータ305の回転速度が高速に切替えられて、高速で麺線が左右の掛箸Tに襷掛けされる高速襷掛け(S21)に切替えられる。
【0102】
更に掛箸供給手段200が後側のストロークエンドに近づき後端速度切替用センサ403が後方のスライドベアリング214に押えられてオンに切替わったことが検出されると(S22)、前記巡回駆動手段140の第1、第2両モータ145、148及び進退駆動手段300のモータ305の回転速度が低速に切替えられ、再び低速襷掛け(S23)が行われ、この後、掛箸供給手段200が後側のストロークエンドに到達すると、後端停止位置検出用センサ402が後側のスライドベアリング214に押えられて例えばオンに切替わる。このセンサ402のオンへの切替わりが検出されると(S24)、前記モータ141、273を停止させて襷掛け終了(S25)となる。
【0103】
この襷掛け終了(S25)の後は、図12に示すように、CPU401は左右いずれか一方、例えば右方の掛箸搬送手段230を再び作動させ(S26)、右方の掛箸Tが半ピッチ進むと(S27)、右方の掛箸搬送を停止し(S28)、右方の掛箸Tを上下各段の麺案内管120の移動空間下側に設定された第2の待機位置Au、Adで停止させる。
【0104】
この後、CPU401は巡回駆動手段140のモータ145、158を例えば1〜2回転させて麺掛け位置にある左方の掛箸Tに麺線を2回巻付ける終端巻掛け(S29)を行わせる。この終端巻掛け(S29)でも、麺案内管120の軸方向への掛箸Tの位置は変わらないので、麺線は同じ掛箸Tの同じところに重ねて巻掛けられ、例えばこの後に麺線を伸長させるときに、多少の麺線の張力では掛箸Tから麺線の後端部が滑って外れることはないようになる。
【0105】
この終端巻掛け(S29)が終了した後に(又は終了時に)、CPU401は左方の掛箸搬送手段230のモータ237を回転させて左方の掛箸搬送(S30)をし、作法の掛箸Tが麺掛け位置Eu、Edから半ピッチ搬送されると(S31)、左方の掛箸Tは右方の掛箸Tと同じ高さの第2の待機位置Au、Adに移動することになり、ここで左方の掛箸Tの搬送を終了する(S32)。
【0106】
この後、CPU401は麺端処理手段作動させて、第2の待機位置Au、Adにある左方の掛箸Tと麺案内管120との間で麺線を切断すると同時に麺案内管120側の麺線の端部を麺端処理手段に挟持する麺端処理(S33)を行わせる。
【0107】
ところで、このようにして左右の掛箸Tの高さが前記第2の待機位置Au、Adに揃えられた時には、掛箸供給手段220は後方のストロークエンドに位置し、次回に下段の掛箸となる掛箸Tは上段の待機位置Puまで進んでいるので、麺端処理(S33)が行われた後、左右の掛箸搬送装置230で次回の左右の掛箸を1ピッチ半搬送すれば、掛箸供給手段200が後退位置に位置し、掛箸Tが麺掛け位置に位置する状態、即ち、初期化(S1)した後、左右の掛箸搬送手段230を3ピッチ進めて掛箸Tを麺掛け位置Eu、Edに移動させた状態と同じ状態になる。
【0108】
又、上述のようにして、上段の第2の待機位置Auに位置させた掛箸は、そこから1ピッチ半搬送することにより排出位置まで搬送することができる。
【0109】
そこで、この実施例においては、麺端処理(S33)の後で、左右の掛箸Tを搬送し(T34)、既に麺線が巻き掛けられた下段の掛箸Tを排出して(S35)、搬出コンベア500上に投下し、この後、次いで既に麺線が巻き掛けられている上段の掛箸Tを排出して(S36)、搬出コンベア500に投下するようにしている。そして、この上段の掛箸排出が行われる状態をコンベアの搬送距離から判定できると、即ち、麺端処理後に1ピッチ半搬送されたと判定できると(S37)、図10の左右の掛箸搬送を停止し、掛箸供給手段200の低速前進を開始する段階(S4)に戻り、これ以降の段階(S4〜S37)を繰返せば、上下2段の掛箸Tに麺線を始端と終端が掛箸に重ね巻きされる状態で、多数回襷掛けする作業を自動的に繰返すことができ、準備を除けば一切人手に頼る必要がなくなるのである。
【0110】
なお、搬送コンベア300は前記制御手段400に制御されて、これに順次時投下される麺線が互いに重なり合わないように麺線を巻きかけた掛箸を搬送できるように構成してあればよい。
【0111】
又、この実施例においては、襷掛け(S19〜S25)に続いて、右方の掛箸Tを半ピッチ進めてから(S26〜S28)、終端巻掛け(S29)を実施し、更に左方の掛箸Tを半ピッチ進める(S30〜S32)ようにしているが、終端巻掛け工程(S23)を省いて、襷掛け工程の終了後(S21)、左右両掛箸Tを半ピッチ進めてから、麺端処理(S33)に移行するようにプログラムしてもよい。
【0112】
本発明の他の実施例では、図13に示すように、プログラム開始後、初期化(S1)を済ませ、左右の掛箸搬送を開始してから、左右の掛箸が第1の待機位置Pu、Pdに到達する時、即ち、2ピッチ半搬送チェーン235を進行させたと判定した時に(S3')、左右の掛箸搬送を停止し、低速前進を開始する(S4)。そして、掛箸供給装置200の前進が終ってから(S10)、左方の掛箸Tを搬送し(S11')、左方の掛箸Tが麺掛位置に着く半ピッチ搬送が行われたことが確認されると(S12)、左方の掛箸搬送を停止する(S13)。前回に麺掛けが行われていれば、半ピッチ搬送が確認される時に(S12)上段左方の掛箸Tが排出されるが(S36')、最初の回にはこの上段左方の掛箸排出(S36')はない。
【0113】
図14に示すように、この後、始端部巻掛(S14)、始端部解放(S15)をしてから、右方の掛箸Tを搬送し(S16)、半ピッチ搬送して(S17)、麺掛位置に停止させる(S17)。この時、先に麺掛けされた場合であれば、上段右方の掛箸が排出されるが(S36")、最初の回にはこの上段右方の掛箸解放(S36")はない。
【0114】
その後の襷掛けから麺端処理までは前例と同じように行われるが(S19〜S33)、麺端処理後、左右の掛箸搬送(S34)は1ピッチ搬送したことが検出されると(S37')、次回の掛箸Tが第1の待機位置に着いているので、左右の掛箸搬送停止及び低速前進の段階(S4)に戻り、それ以降のプログラムを繰返す。この麺端処理(S33)以後の左右の掛箸搬送が行われている間に、既に麺線が巻かれた下段の掛箸Tは排出されるが(S35)、上段の掛箸Tは第2の待機位置に進んだ状態で停止し、次回の左方の掛箸Tが麺掛け位置に移動した時に上段左方の掛箸Tが排出され(S36')、その後に次回の右方の掛箸Tが麺掛け位置に移動した時に上段右方の掛箸が解放される(S36")。即ち、下段の掛箸Tは掛箸供給手段200が後退した位置にある時に排出され、上段の掛箸Tは掛箸供給手段200が前進した位置にある時に排出されることになる。
【0115】
又、前記制御手段400はCPU401を備えているが、このCPU401に代えてシーケンサを用いてもよい。
【0116】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明は、ホッパから掛箸を1本ずつ順次取出して下方に搬送する左右1対の掛箸搬送手段と、この掛箸搬送手段の搬送経路に設定された麺掛け位置に停止させた左右の掛箸の周りを8文字状に巡回する麺案内管と、この麺案内管を駆動する巡回駆動手段と、掛箸を麺案内管に軸方向に進退させる進退駆動手段と、左右両掛箸搬送手段、巡回駆動手段及び進退駆動手段を制御する制御手段とを備える麺線巻掛け装置である。
【0117】
そして、本発明に係る麺線巻掛け装置は、前記制御手段が、左右の掛箸搬送手段を作動させて、ホッパから取出した左右いずれか一方の掛箸を前記麺案内管の移動空間外に設定した待機位置に、他方の掛箸を前記麺掛け位置に移動させ、この後、巡回駆動手段を少数回作動させて麺線の巻始め部分を他方の掛箸に麺線の始端部を重ね巻きし、更にこの後、左右いずれか一方の掛箸搬送手段を作動させて待機位置の掛箸を麺掛け位置に移動させてから、巡回駆動手段と進退駆動手段とを作動させて左右両掛箸に麺線を重ならないように8文字状に多数回巻掛けさせるように構成されている。
【0118】
これにより、麺線の始端部を左右いずれか一方の掛箸の一端部に重ね巻きした後、左右の掛箸に麺線を重なり合わないように8文字状に多数回巻付けるという麺線巻き掛け作業を人手に頼ることなく行えるという効果を得ることができる。
【0119】
本発明において、前記制御手段が、巡回駆動手段と進退駆動手段とを作動させて左右両掛箸に麺線を重ならないように8文字状に多数回巻掛けさせた後、左右いずれか一方の掛箸搬送手段を作動させて、左右いずれか一方の掛箸を前記待機位置又はこれと異なる麺案内管移動空間外の第2の待機位置に移動させ、この後巡回駆動手段を作動させて、他方の掛箸に麺線の巻終り部分を重ねて巻掛けさせるように構成される場合には、更に2本の掛箸に麺線を多数回襷掛けしたのち、その巻き終わり部分を左右いずれか一方の掛箸に重ね巻きする作業を人手に頼らずに行えるという効果をえることができる。
【0120】
又、本発明において、前記制御手段に制御されて、麺線を8文字状に多数回巻掛けられた後に、前記待機位置又はこれと異なる麺案内管移動空間外の第2の待機位置に移動した掛箸と麺案内管との間で麺線を切断すると共に、切断された麺線の麺案内管側の切断端部を挟持する麺端処理手段が麺案内管の移動空間外に設けられる場合には、人手に頼らずに麺線を巻き終わり部分で切断して、1対の掛箸及びこれに巻き掛けられた麺線を麺線巻掛け装置から自動的に取出せるようになると共に、次回の麺線の巻掛けに備えて麺案内管側の麺線の切断端部を保持することにより、次回移行の麺線巻掛けを開始する際に麺線を自動的に巻始めることができるようになる。
【0121】
更に、麺線の巻き終わり部分を左右いずれか一方の掛箸に重ね巻きできるように構成された本発明において、前記制御手段に制御されて、麺線の巻終り部分を前記他方の掛箸に重ね巻きした後に、前記待機位置又はこれと異なる麺案内管移動空間外の第2の待機位置に移動した前記他方の掛箸と麺案内管との間で麺線を切断すると共に、切断された麺線の麺案内管側の切断端部を挟持する麺端処理手段が麺案内管の移動空間外に設けられる場合にも、人手に頼らずに麺線を巻き終わり部分で切断して、1対の掛箸及びこれに巻き掛けられた麺線を麺線巻掛け装置から自動的に取出せるようになると共に、次回の麺線の巻掛けに備えて麺案内管側の麺線の切断端部を保持することにより、次回移行の麺線巻掛けを開始する際に麺線を自動的に巻始めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理の説明図である。
【図2】本発明の側面図である。
【図3】本発明の正面図である。
【図4】本発明の正面図である。
【図5】本発明の縦断正面図である。
【図6】本発明の斜視図である。
【図7】本発明の正面図である。
【図8】本発明の横断平面図である。
【図9】本発明の回路ブロック図である。
【図10】本発明のフロー図である。
【図11】本発明のフロー図である。
【図12】本発明のフロー図である。
【図13】本発明のフロー図である。
【図14】本発明のフロー図である。
【図15】本発明のフロー図である。
【符号の説明】
Au 第2の待機位置
Ad 第2の待機位置
Eu 麺掛け位置
Ed 麺掛け位置
L 麺線
Pu 待機位置
Pd 待機位置
T 掛箸
120 麺案内管
140 巡回駆動手段
220 ホッパ
230 掛箸搬送手段
300 進退駆動手段
400 制御手段

Claims (4)

  1. ホッパから掛箸を1本ずつ順次取出して下方に搬送する左右1対の掛箸搬送手段と、この掛箸搬送手段の搬送経路に設定された麺掛け位置に停止させた左右の掛箸の周りを8文字状に巡回する麺案内管と、この麺案内管を駆動する巡回駆動手段と、掛箸を麺案内管に軸方向に進退させる進退駆動手段と、左右両掛箸搬送手段、巡回駆動手段及び進退駆動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、左右の掛箸搬送手段を作動させて、ホッパから取出した左右いずれか一方の掛箸を前記麺案内管の移動空間外に設定した待機位置に、他方の掛箸を前記麺掛け位置に移動させ、この後、巡回駆動手段を少数回作動させて麺線の巻始め部分を前記他方の掛箸に重ね巻きし、更にこの後、前記一方の掛箸搬送手段を作動させて待機位置の掛箸を麺掛け位置に移動させてから、巡回駆動手段と進退駆動手段とを作動させて左右両掛箸に麺線を重ならないように8文字状に多数回巻掛けさせるように構成されることを特徴とする麺線巻掛け装置。
  2. 前記制御手段が、巡回駆動手段と進退駆動手段とを作動させて左右両掛箸に麺線を重ならないように8文字状に多数回巻掛けさせた後、左右いずれか一方の掛箸搬送手段を作動させて、左右いずれか一方の掛箸を前記待機位置又はこれと異なる麺案内管移動空間外の第2の待機位置に移動させ、この後巡回駆動手段を作動させて、他方の掛箸に麺線の巻終り部分を重ねて巻掛けさせるように構成される請求項1に記載の麺線巻掛け装置。
  3. 前記制御手段に制御されて、麺線を8文字状に多数回巻掛けられた後に、前記待機位置又はこれと異なる麺案内管移動空間外の第2の待機位置に移動した掛箸と麺案内管との間で麺線を切断すると共に、切断された麺線の麺案内管側の切断端部を挟持する麺端処理手段が麺案内管の移動空間外に設けられる請求項1に記載の麺線巻掛け装置。
  4. 前記制御手段に制御されて、麺線の巻終り部分を前記他方の掛箸に重ね巻きした後に、前記待機位置又はこれと異なる麺案内管移動空間外の第2の待機位置に移動した前記他方の掛箸と麺案内管との間で麺線を切断すると共に、切断された麺線の麺案内管側の切断端部を挟持する麺端処理手段が麺案内管の移動空間外に設けられる請求項2に記載の麺線巻掛け装置。
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