JP3716864B2 - 少なくとも1つのブレーキを有するブレーキ装置の制御方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は,締付エネルギーの供給により操作される少なくとも1つのブレーキと,任意に設定される操作者信号を出力する制動値伝送器と,制動値信号を受信するエネルギー配分装置と,制動値伝送器の操作者信号に応じてエネルギー配分装置を介してブレーキを制御する制御装置とを備えたブレーキ装置の制御方法であって,ブレーキ装置において制動値の目標特性曲線が操作者信号の関数として要求され,制動値がブレーキにより発生される制動力によって決定され,制動値信号の関数としての制動値が,ブレーキのヒステリシスのため,ブレーキ操作とブレーキ解除とでは異なる2つの特性曲線)に従って変化し,ブレーキ操作の際制御装置が,制動値信号を操作者信号に等しくするか又は比例させるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるブレーキ装置が,ドイツ連邦共和国特許出願公開第3502825号明細書により公知である。このブレーキ装置では,操作者が制動値伝送器により操作者信号を調整し,こうしてブレーキ装置にその制動値要請を知らせる.制動値と操作者信号との関係は,制動値Bと操作者信号Sとを含む特性線図において目標特性曲線としての座標として表すことができる.図1は,実線で示した目標特性曲線Tを含むかかる特性線図を概略的に示す。目標特性曲線Tは,ブレーキの応答抵抗が不可避であるため,特定の操作者信号値SAではじめて零から出発する。制動値はブレーキにより発生される制動力に依存した大きさである.制動値は,前記制動力自体が制動値である場合専ら前記制動力に依存する。しかし圧倒的に制動値は,制動力を補足して,制動された対象物のパラメータによつて決まる。車両工学において,例えば制動値として一般に利用されるのは,車輪と路面との間の制動力及び車両減速度であり,周知の如く車両又は車両部分の寸法,車両重量が,制動値を一緒に決定する.前述したドイツ連邦共和国特許出願公開第3502825号明細書により公知のブレーキ装置では,制動値として車両減速度,制動力及び粘着利用率が挙げてあり,最後に触れた2つは車輪と路面との間のものである。制御装置は,操作者信号を受け取ると制動値信号をエネルギー配分装置に送り,それを受けて配分装置が締付エネルギーをブレーキに供給し,ブレーキはこのエネルギーを制動値信号の大きさに従つて,またしばしば更に他の信号に従つて割り当てる。次にブレーキは,供給された締付エネルギーに対応した制動力を出力する。公知のブレーキ装置では,制御装置が制動値信号を常に操作者信号に等しく又はそれに比例して割り当てる。
【0003】
ブレーキは,そのヒステリシスのため,ブレーキ操作及びブレーキ解除用締付エネルギーZの関数として,勾配の異なる出力制動力K特性曲線を有する。このことを図3の制動力−締付エネルギー特性線図が具体的に示す。ブレーキ操作時,即ち締付エネルギーZが上昇し又は一定に留まる場合,制動力Kは,応答抵抗を克服するのに必要な締付エネルギー値ZAから,特性曲線Xに従つて推移する.ブレーキ解除時,即ち締付エネルギーZが低下すると,制動力Kは特性曲線Yに従つて推移する。応答抵抗のため,ブレーキ解除時制動力Kは既に残エネルギーZRで零となる。締付エネルギーZ1と制動力K1の座標点に至るまでブレーキが操作されると仮定する。ブレーキ解除のため,締付エネルギーZを低減すると,このことは,締付エネルギーZが値Z2で特性曲線差を克服してブレーキ解除特性曲線Yに達する前には,制動力K1に何ら作用しない.締付エネルギーZが更に低下してはじめて,制動力Kはブレーキ解除特性曲線Yに従つて低下する。前記特性曲線差はZ1/K1点に付属したヒステリシスであり,特性曲線X,Y間の面はヒステリシス範囲である。
【0004】
ブレーキのこの特性がブレーキ装置に作用し,ブレーキ装置により発生された制動値Bは,制動値信号aSの関数として,やはりブレーキ操作及びブレーキ解除用の異なる特性曲線に従つて推移する。このことを図2の当該特性曲線V,Wが具体的に示す.この特性線図では,特性曲線差又は特性曲線V,W間の面がブレーキ装置のヒステリシス又はヒステリシス範囲を示す。図3と同様に制動値信号値aSA又はaSRは,応答抵抗又はこれに基づく残エネルギーに起因した特性曲線V,Wの初点又は終点を表す.ブレーキ装置を例えば制動値信号aS1と制動値B1との座標点に至るまで操作し,制動値信号aSを低減すると,ブレーキ装置が制動値信号の低減に応答して制動値Bを減らすより前に(図3について述べたのと同様に)aS1/B1点に付属した特性曲線差又はヒステリシスを克服する必要がある.既に触れたように,操作者信号と制動値信号との一致又は比例性が常に維持されるので,制動値信号aSに依存した公知のブレーキ装置の前記挙動は操作者信号Sに等しく依存し又は同様に依存することを意味する。換言するならば,操作者信号Sは,ブレーキ解除時,ブレーキ装置が制動値の低減で応答する以前に,ヒステリシスに対応した値だけまず低下しなければならない。ヒステリシスを克服するのに必要な,従つてこのブレーキ装置の反応を呼び起こすのに必要な操作者信号Sの「空低下」は,ブレーキ解除時の応答遅延をもたらす.
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は,最初にあげた種類のブレーキ装置を,簡単な手段で,ブレーキ解除時それが少なくとも低減した応答遅延をもたらすように,改良することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため本発明によれば,制御装置において,制動値の特性曲線が制動値信号の関数として記憶され,操作者信号が第1制動値を要請する第1操作者信号から第2制動値を要請する第2操作者信号値に低下すると,制御装置が,制動値信号を,ブレーキ操作特性曲線の第1制動値に対応する制動値信号値から,ブレーキ操作特性曲線の制動値とブレーキ解除特性曲線の制動値との差に相当する制動値信号値の差を超過して,ブレーキ解除特性曲線の第2制動値に対応する制動値信号値へ低下させ,操作者信号の低下後,第3制動値を要請する第3操作者信号値に操作者信号が再上昇すると,制御装置が,制動値信号を,ブレーキ解除特性曲線の最後の操作者信号値に対応する制動値信号値からブレーキ操作特性曲線の制動値とブレーキ解除特性曲線の制動値との差に相当する制動値信号値の差を超過して,ブレーキ操作特性曲線の第3制動値に対応する制動値信号値へ上昇させ,制動値信号が第1の制動値信号値から第2の制動値信号値へ低下する際,ブレーキ解除特性曲線の第2制動値に対応する制動値信号値が次式
aS2′=aS2−[aSA−aSR+(aSOV−aSOW−aSA+aSR)・(aS2−aSA)/(aSOV−aSA)]に従って計算される。
ここでaS2′は計算された制動値信号値,aS2は操作者により設定された第2の制動値信号値,aSAはブレーキ操作特性曲線の始点の制動値信号値,aSRはブレーキ解除特性曲線の終点の制動値信号値,aSOVはブレーキ操作特性曲線の最高締付エネルギー値に相当する制動値信号値,aSOWはブレーキ解除特性曲線の最高締付エネルギー値に相当する制動値信号値。
【0007】
【発明の効果】
公知のブレーキ装置の制動値−制動値信号特性曲線は,ブレーキ解除に関しブレーキ操作特性曲線と同じ制動値範囲をカバーし,その代わりに利用可能な制動値信号範囲が小さく,従つて操作者にとつて利用可能な操作者信号範囲が小さいので,公知のブレーキ装置は,ブレーキ解除時操作者による段階区分がブレーキ操作時よりも困難である。この欠点を本発明が取り除く.
【0008】
【実施態様】
ブレーキ解除時の応答遅延と段階区分の困難さとにより,実際上しばしば,操作者が操作者信号Sを,従つて制動値信号aSを過度に強く低減し,又その結果意図せざる小さな制動値を得ることになる。そこで操作者が本来要請した制動値をなお得ようとすると,公知のブレーキ装置では,操作者はこのため操作者信号S又は制動値信号aSを大きくし,この信号がまずブレーキ操作特性曲線に至るまでヒステリシスを飛び越え,次にこれに応じて本来要請された制動値を決定するようにしなければならない.所要のヒステリシス飛越しは,公知ブレーキ装置の再操作時又は逆操作時の応答遅延と締付エネルギーの消費量増加とをもたらす。こうした欠点は,請求項2に記載の構成で減らし又は取り除かれる.
【0009】
公知のブレーキ装置では,ブレーキ解除時及び再操作又は逆操作時自己の制動値要請に対応した操作者信号値又は制動値信号値を割り当てて調整することが,操作者には困難であるので,公知のブレーキ装置の微妙な操作が総じて困難である。この点でも請求項1記載の構成で改善をもたらす。
【0010】
主観的に操作者は,公知のブレーキ装置を緩慢で堅いと感じる。この感じを請求項2記載の構成で向上する。
【0011】
本発明は,前記の問題及び後述の問題が現れるあらゆる技術分野に適し,またあらゆる種類の締付エネルギーに適している。本発明の主な応用分野は,車両工学のブレーキ装置であり,そこでは油圧又は空気圧の圧力媒体の圧力が締付エネルギーとして利用され,空気圧系圧力媒体として普通圧縮空気が用いられる.
【0012】
本発明のその他の利点は,図面に基く以下の説明から明らかになる。
【0013】
【実施例】
図4に示したブレーキ装置は,基本構成においてエネルギー溜め9からの締付エネルギーの供給により作動するブレーキ11,12を有する.ブレーキ11,12は,通常の如く制動力を発生するブレーキ機構11用締付力に変換する締付装置12と,付属の図示省略した伝達部品とからなる。
【0014】
ブレーキ11,12の前に設けられているエネルギー配分装置10,14は,ブレーキ11,12,詳細には締付装置12に供給される締付エネルギーの強さを決定する。エネルギー配分装置10,14は,電子制御器14と電気制御式エネルギー分配器 10とからなる。エネルギー分配器10 の制御部は制御器14と接続されており,制御器14により生成したエネルギー信号を介して制御される.エネルギー分配器10は周知の如く構成されており,一方でエネルギー溜め9,他方で締付装置12,そして更に図示省略した仕方でエネルギー弛緩装置と接続されている。エネルギー信号に応じてエネルギー分配器10は,締付装置12をエネルギー溜め9又はエネルギー弛緩装置と接続し,又は締付装置12に供給した締付エネルギーを維持する。
【0015】
ブレーキ装置は,更に操作者により操作可能な電気的制動値伝送器1と,一方で該伝送器,他方で制御器14に接続されている電子制御装置3とを有する。制御装置3及び制御器14内に,以下に説明する諸機能を実施するのに必要なすべての電子部品が設けられており,又プログラミングされている。制御装置3と制御器14は,通常の如く電気的又は物理的にまとめて単数又は複数の構造ユニツトとしておくことができる.
【0016】
操作者は,ペダルレバー又はハンドルレバーとして図示した操作部2とにより,操作力又は操作行程の形で,特定の大きさの制動値Bを要請することにより,ブレーキ装置を操作する。それを受けて制動値伝送器1が,制御装置3に,要請された制動値に対応した操作者信号Sを送る.引き続き部分的又は完全なブレーキ解除のため操作者が操作力又は操作行程を低減すると,制動値伝送器1が操作者信号Sを適当に低減する.ブレーキ操作時にもブレーキ解除時にも,ブレーキ装置から出力された制動値Bが,操作者信号Sの関数として,図1の目標特性曲線Tに従つて挙動すると,操作者は最適と感じる。
【0017】
制御装置3には図1の目標特性曲線Tと図2のブレーキ操作特性曲線Vが記憶されている。
【0018】
操作者信号Sを受け取ると,制御装置3は制動値信号aSを制御器14に送る。それから制御器が適当なエネルギー信号をエネルギー分配器10に送り,次に分配器は,所要の制動値Bを発生するのに必要な締付エネルギーを,エネルギー溜め9から締付装置12に,又は締付装置12からエネルギー弛緩装置に通し,又は所要の制動値を発生するのに必要な締付エネルギーを締付装置12内で保持する。特別な構成に応じて,エネルギー配分装置10,14は制動値B用の開ループ制御回路又は閉ループ制御回路とすることができ,後者の場合エネルギー配分装置10,14は,概略的に示したように,なお制動値センサ13を必要とする.
【0019】
制動値信号aSの関数としてブレーキ装置により生成された制動値Bの,ブレーキ11,12のヒステリシスのため得られる曲線が,(既に述べたように)図2に示されている。ブレーキ操作のとき制動値信号aSは,制御装置3の構成に応じて,通過する操作者信号S又はこれと同じか又はこれに比例した信号とすることができる.これが制動値信号の符号″aS″で示してあり,ここに″a″は比例係数と理解することができ,場合によつては1である。
【0020】
操作者が,制動値伝送器(1)を,まず図2の第1制動値信号値aS1に一致しかつ第1制動値B1を要請する第1操作者信号値S1に操作し,次にブレーキ装置を多少解除したいと希望し,この目的のため操作者信号Sを第2操作者信号値S2に戻して,これに対応した第2制動値B2を要請したと仮定する.この場合制御装置3は,制動値信号aSを,ブレーキ操作時両信号の一致又は比例性の故に,図2の特性曲線Vにより第2操作者信号値S2に一致した値aS2にではなく,図2のブレーキ解除特性曲線Wにより操作者により要請された第2制動値B2に付属した第2制動値信号値aS2′に調整する。つまり制御装置3は,ヒステリシスを飛び越えて第2制動値信号値aS2′を直接調整し,この信号値に基きエネルギー配分装置10,14は,要請された小さな第2制動値B2を発生するのに必要な締付エネルギーを出力する.
【0021】
この機能により,制御装置3はブレーキ装置を図1の目標特性曲線Tに従つて挙動させる.そのことから,操作者はヒステリシスのないブレーキとの印象を受けるが,ブレーキ解除時操作者がブレーキ装置の即座かつ微妙な反応を確認するからである.
【0022】
次に制御装置3内部での機能の詳細を図1及び図2に基いて説明する。制御装置3内には関係式(I)
aS2′=aS2−〔aSA−aSR+(aSOV−aSOW−aSA+aSR)・(aS2−aSA)/(aSOV−aSA)〕
も記憶されている。ここにaSOV又はaSOWは,ブレーキ操作又はブレーキ解除特性曲線V,Wのうちエネルギー溜め9内に用意された締付エネルギーの最高値に一致した制動信号値,そしてaSA又はaSRはこの特性曲線のうち既に触れた下側初点又は終点の制動信号値である。関係式(I)が示す第2制動値信号値aS2′には,ブレーキ解除特性曲線Wにより,制動値信号値aS2の場合のブレーキ操作特性曲線Vと同じ制動値B2が割り当てられている。
【0023】
第2制動値信号値aS2′は,それに付属したヒステリシスだけ減少した制動値信号値aS2である。関係式(I)の右辺の角かつこ内の式がこのヒステリシスを示す。関係式(I)は特性曲線V,Wの等式B=f(aS)から引き出したものである。
【0024】
制御装置3は操作者信号Sの供給又は消去により開閉される。設置してあるマイクロプロセツサにより,制御装置3は特定の循環周波数で投入されている間,操作者信号Sを問い合わせる。制御装置3は,投入後循環ごとに,操作者信号値が上昇するか又は一定していることのみを確認すると,操作者信号Sを制動値信号aSとして出力し,又は操作者信号Sから制動値信号aSを算出して,これを出力する。しかし制御装置3は1つの循環から次の循環にかけて操作者信号Sが最後の操作者信号値S1からより小さな第2操作者信号値S2に低下したことを確認すると,後者からブレーキ操作特性曲線Vにより付属の制動値信号値aS2を算出し,この信号値から関係式(I)により第2制動値信号値aS2′を算出して,これを制御器14に送る。この動作を制御装置3は,1つの循環から次の循環にかけて操作者信号Sの低下を確認するかぎり繰り返す.1つの循環から次の循環にかけて操作者信号Sの低下を確認しなくなると,制御装置は,操作者信号Sの変化が確認されるまで,第2制動値信号値aS2′の出力を維持する。制御器14はエネルギー信号を適当に減少させ,こうして第2制動値B2の調整を行う。これにより,先に既に述べたようにヒステリシスが飛び越され,ブレーキ装置が直ちに応答することになる。
【0025】
操作者信号Sが更に低下すると,制御装置3は制動値信号aSを,制動値信号値aS2′から出発して適当に低減して,これを出力する.制御器14が再びエネルギー信号を適当に低減し,こうしてブレーキ解除特性曲線Wに従つて当該制動値Bの調整を行う。
【0026】
操作者信号Sを低下と再上昇との間で頻繁に変動させるような運転条件の使用事例,例えば車両が凸凹の路面を走行する場合がある。こうした場合操作者信号のあらゆる低下にブレーキ装置が反応すると,僅かではあつても不規則な望ましくない神経質な制動挙動を生ずることがある.しかもこのことは一般に不利なエネルギー過剰消費をもたらす。
【0027】
かかる使用事例のため,ブレーキ装置は,不規則性を平滑にする目的で,制御装置3が操作者信号Sの(第2制動値信号値aS2′の計算を引き起こす)低下を,この低下が所定の閾値SWLに達してはじめて検知するように,構成することができる.この閾値SWLは,操作者信号範囲全体にわたつて一定値とすることができ,また操作者信号Sの関数とすることもできる。換言するならばその値は操作者信号Sの値に依存させることができる。最後に指摘した特性を含む閾値勾配が,図1に破線Rで書き込んである。横座標と平行に見て目標特性曲線Tと線Rとの間の差は,それぞれ各操作者信号Sに付属した閾値SWLを示す.
【0028】
この構成では,制御装置3内に付加的に関係式(II)SWL=SWLF・Sが記憶されており,これが各操作者信号Sについての閾値SWLの値を示す.ここにSWLFは閾値係数である。これは例えば0.002〜0.1とすることができ,普通閾値は付属の各操作者信号Sの0.2%〜10%に達する。理解を助けるため,線Rは各閾値SWLが過度に大きく現れるように書き込んである。
【0029】
この構成では,電子制御装置3は,1つの循環から次の循環にかけてS1からS2への操作者信号の低下を確認すると,関係式(II)からS1に付属した閾値SWLの値SWL1を算出し,第2操作者信号値が値S2=S1−SWL1=S1−SWLF・S1=S1(1−SWF)に達したか否かを点検する。達していない場合制御装置は操作者信号Sを制動値信号aSとして出力し,又は操作者信号Sから制動値信号aSを算出してこれを出力する。制動値信号のこの低減はヒステリシスを克服しないので,ブレーキ装置の反応を生じない。制御装置3は,1つの循環において第2操作者信号値S2が前記値に達したことを確認してはじめて,関係式(I)から第2制動値信号値aS2′を算出して,これを制御器14に送り1つの循環から次の循環にかけて操作者信号Sの低下を確認するかぎり,この動作を繰り返し,その結果既に述べたように第2制動値B2が調整されることになる。
【0030】
閾値SWLが一定値の場合,この閾値が関係式(II)の代わりに制御装置3内に記憶されている。次にこの閾値でもつてこの構成のブレーキ装置又は制御装置3は上記の如く作用する。
【0031】
閾値SWLの導入によつて達成された作用は,操作者が(小さな)ヒステリシスと感じることがある。しかしこの感じは本発明により達成された改良が容易に解消する.
【0032】
制御装置3はそれが高操作者信号値の範囲で閾値SWLの使用を止めるように達成しておくこともできる。
【0033】
先に示した関係式(I)は,当業者が追体験できるように,ブレーキ装置のヒステリシスを数学的手段で説明することを含む.単数又は複数の具体的ブレーキを使つた研究がこのヒステリシスの根拠となつている。以下″理論的″と呼ぶこのヒステリシスは,使用時に現れる実ヒステリシスとは種々の原因から相違することがある。かかる原因は,運転,保守又は老化に起因したブレーキ装置内特にブレーキ内の諸変化,またブレーキ装置時にブレーキ11,12の部品の連続生産から不可避的に生じる品質のばらつきである。運転に起因した諸影響のうち特にブレーキ11,12の熱的状態を強調しておく。
【0034】
実ヒステリシスが理論ヒステリシス(図2の破線N)より大きいと,関係式(I)により算出した第2制動値信号値aS2′は実ヒステリシス範囲の内部にあるaS2′/B2点を決定し,ブレーキ装置は反応しないか,又は操作者信号Sが更に低下してはじめて反応する。実ヒステリシスが理論ヒステリシス(図2の破線0)より小さいと,関係式(I)により算出した第2制動値信号値aS2′は所要の第2制動値B2よりも小さい図2の制動値B4を生ずる。これらの現象のため,本発明による改良が完全に又は一部失われることもある。
【0035】
それ故ブレーキ装置は,制御装置3が第2制動値信号値aS2′を例えば発生する実ヒステリシスに適合するように,構成することができる。
【0036】
この目的のため制動値センサが設けられて,電子制御装置3と接続されるか,又は図示したように例えば既設の制動値センサ13が電子制御装置3と接続される。更に制御装置3は以下の如く構成される。制御装置3が,操作者信号Sの第2操作者信号値S2への低下に基いて,第2制動値信号値aS2′を関係式(I)に従つて算出して出力すると,制動値センサ13は次に発生する実制動値を測定し,制御装置3に当該信号を送る。制御装置3は前記実制動値を,操作者が目標特性曲線Tに従つて第2操作者信号値S2で要請する第2制動値B2と比較する.実制動値が要請された第2制動値B2より小さく,例えばB4であることを制御装置3が確認すると,この場合実ヒステリシスは理論ヒステリシスより小さい。この場合制御装置3は関係式(I)に従つて算出した第2制動値信号値aS2′を所定値だけ大きくする。これは,制御装置3が関係式(I)の右辺に所定の補正値を加算することにより,又は右辺に,又は右辺のヒステリシスを形成する項に所定の補正係数KFを掛けることにより,行うことができる。後者の場合関係式(I)が関係式(1a)
aS2′=aS2−〔aSA−aSR+(aSOV−aSOW−aSA+aSR)・(aS2−aSA)/(aSOV−aSA)〕・KF
となり,ここにKFは1より小さい。
【0037】
関係式(I)により算出した第2制動値信号値aS2′の出力後に制御装置3が実制動値の低下を確認しない場合,つまり制御装置3が制動値センサ13から当該信号を受信しない場合,実ヒステリシスは理論ヒステリシスより大きい。この場合制御装置3は関係式(I)により算出した第2制動値信号値aS2′を小さくする。これは制御装置3が関係式(I)の右辺から所定の補正値を引くことにより,又は関係式(Ia)に1より大きい補正係数KFを挿入することにより,行うことができる。
【0038】
制御装置3は1回又はそれに続く複数回の循環時,第2制動値信号値aS2′の最初に行つた補正でもつて実制動値と要請された第2制動値B2との一致,つまり適合を達成しなかつたことを確認すると,適合に至るまで補正を繰り返す。この場合″適合″とは,不可避的公差付きのものと理解することができる。
【0039】
実ヒステリシスが理論ヒステリシスより小さい場合,使用する補正値又は補正係数を,実制動値と要請された第2制動値B2との間で確認した偏差の大きさに従つて割り当てるように,制御装置3を構成することができる。
【0040】
例えば電子制御装置3は,偏差が大きい場合補正係数KF=0.95で始め,この係数を,適合状態に益々接近させつつ,徐々に小さくなるステツプで,所要の例えばKF=0.85の最終値に低減していくことができる。
【0041】
実ヒステリシスが理論ヒステリシスより大きい場合,電子制御装置3は,関係式(Ia)により修正した第2制動値信号値aS2′がヒステリシス範囲の限界に達するまで,例えば補正係数をKF=1.02とすることができる.
【0042】
実際のブレーキ装置では応答遅延が不可避であり,又締付エネルギーの変更に時間が必要であるため,通常制動値Bは操作者信号Sの変化に時間的に遅れて追従する。それ故制御装置3は,前記比較と前記補正の反復を,操作者信号Sの低下をもはや確認しなくなつてはじめて数循環行うように,構成するのが望ましい.同じ理由から,例えば所要の別の反復をそれぞれ再び数循環遅れて行うように,制御装置3を構成するのも望ましい。操作者は,こうした挙動を,通常のマイクロプロセツサにより可能な高循環周波数に鑑みまつたく気づくことがない。
【0043】
電子制御装置3が更に適合をもたらした関係式(Ia)を記憶し,後のブレーキ解除操作のとき例えば別の補正が要請されるまで第2制動値信号値aS2′の計算の基礎とするように,この制御装置を構成することもできる。
【0044】
第2制動値信号値aS2′を適合させる前記の実施例は,操作者信号Sのあらゆる低下に反応するブレーキ装置の基本設計の場合にも,又操作者信号Sが閾値SWLだけ低下後にはじめて反応する構成の場合にも,実施可能である。
【0045】
操作者が第2制動値B2又はより小さな制動値の部分的にブレーキを解除した後に制動値を再び例えば第3制動値B3に高めることを希望し,つまりブレーキ装置を再び逆操作したいと希望したと仮定する。この場合操作者は,制動値伝送器1に導入する操作力又は操作行程を高め,制動値伝送器1は図1の目標特性曲線Tにより第3制動値B3に付属した操作者信号値S3を出力する。すると制御装置3は,第2制動値信号値aS2′又はより小さな制動値信号値の出力からブレーキ操作特性曲線Vにより第3操作者信号値S3に付属した第3制動値信号値aS3(図3参照)の出力へと急変し,その結果エネルギー配分装置10,14が締付エネルギーを適当に変更し,またブレーキ装置がその制動値出力を第3制動値B3に高める。
【0046】
つまり制御装置3は,操作者信号の低下後に操作者信号Sを第3制動値B3を要請する第3操作者信号値S3に再び高めるとき制動値信号aSを,ブレーキ解除特性曲線Wにより最後の操作者信号値に付属した制動値信号値から出発して,ブレーキ操作特性曲線Vにより第3制動値B3に付属した制動値信号値aS3に調整する。
【0047】
これにより制御装置3は,ブレーキ装置が再操作又は逆操作時にも図1の目標特性曲線Tに従つて挙動するようにし,そのことからこの場合にも操作者はヒステリシスのないブレーキとの印象を持つことになる。
【0048】
制御装置3のこの機能が引き起こされるのは,制御装置3が1つの循環から次の循環にかけて操作者信号Sの低下から操作者信号Sの上昇への反転を確認するとき,又は操作者信号Sの早期低下後及びそれに続いて一定した操作者信号Sの長い位相を1回又は複数回の循環後に1つの循環から次の循環にかけて操作者信号Sの上昇を確認するときである。この場合,制御装置3が先行のブレーキ解除時に関係式(I)又は関係式(Ia)を適用したかどうかは重要でない。
【0049】
ブレーキ解除に関連して前述したのと同じ理由から,再操作又は逆操作時にも操作者信号Sの(第3制動値信号置aS3の計算を引き起こす)再上昇を,この再上昇が所定の閾値SWBに達してはじめて検知するように,制御装置を構成することもできる.閾値SWBも操作者信号範囲全体にわたつて一定値を有するか,又は操作者信号Sの関数とすることができる。最後に指摘した特性を含む閾値勾配が図1に破線Pで書き込んである.
【0050】
この構成では制御装置3内に付加的に関係式(III) SWB=SWBF・S が記憶されており,これが各操作者信号Sに対する閾値SWBの大きさを示す。ここにSWBFは再び閾値係数である.この係数,閾値SWB及び線Pには,ブレーキ解除時の閾値SWLに関連して先に述べたことが妥当する。
【0051】
この構成において電子制御装置3は,1つの循環から次の循環にかけて操作者信号Sの上昇,例えば第2操作者信号値S2から第3操作者信号値S3への上昇を確認すると,関係式(III)からS2に付属した閾値SWBの値SWB2を算出し,第3操作者信号値が値S3=S2+SWB2=S2+SWBF・S2=S2(1+SWBF)に達したか否かを点検する。この値に達していない場合,制御装置は操作者信号Sを制動値信号aSとして出力し,又は操作者信号Sから制動値信号aSを算出してこれを出力する。後者はヒステリシスを克服しないので,ブレーキ装置の反応を生じない。制御装置3は,1つの循環のとき第3操作者信号値S3が前記値に達したことを確認してはじめて,第3制動値信号値aS3の出力に急変し,その結果前述したように制動値出力が第3制動値B3に高まる.
【0052】
これまで述べたブレーキ11,12は,複数個のブレーキを代表するものである。他の各ブレーキに対しても,図示したブレーキ5,6と同様に,独自のエネルギー溜め8,独自のエネルギー分配器7,そして図示してないが制御器14内に独自の通路を設けておくことができる。
【0053】
複数個のブレーキに対し同じエネルギー溜めを設けることも一般に行われる。この場合1つのエネルギー溜めに付属した全ブレーキに対して,共通のエネルギー分配器を設けることができ,また個々のブレーキに対して独自のエネルギー分配器を設けることもできる。
【0054】
複数個のブレーキとそれらに付属した部品とを備えたブレーキ装置は,多くの技術分野例えば車両工学において一般に用いられている。図示したブレーキ装置を車両ブレーキ装置として利用する場合,複数個のブレーキに対して図示したブレーキ5,6又は11,12の各々を1つの車軸に設けるのが一般的である。
【0055】
特に車両工学では,各ブレーキに又は各車軸のブレーキに割り当てられた制動値割合を制御器14により別のパラメータに従つて変更させることも一般的である。かかる可能性は制御器14に接続した別のセンサ4により示してある。センサ4は例えば車両重量センサ又は軸重センサ,リターダトルクセンサ,温度センサ,又は他の一般的パラメータ用のセンサとすることができる。ブレーキ装置により生成した制動値の信号又は個々のブレーキに割り当てられたその割合に影響を及ぼすことのできる複数のセンサを設けておくこともできる.
【0056】
最後に,本発明の保護範囲は前記の構成を含む実施例に限られるものでなく,特許請求の範囲に記載した特徴を有するすべての構成も含むことを指摘しておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキ装置の目標特性曲線を含む特性範囲を概略的に示す。
【図2】ブレーキ装置の実特性曲線を含む特性範囲を概略的に示す。
【図3】ブレーキ装置に含まれたブレーキの実特性曲線を含む特性範囲を概略的に示す。
【図4】エネルギー線を実線,信号線を一点鎖線で示すブレーキ装置の概要図である。
Claims (8)
- 締付エネルギー(Z)の供給により操作される少なくとも1つのブレーキ(11,12)と,任意に設定される操作者信号(S)を出力する制動値伝送器(1)と,制動値信号(aS)を受信するエネルギー配分装置(10,14)と,制動値伝送器(1)の操作者信号(S)に応じてエネルギー配分装置(10,14)を介してブレーキ(11,12)を制御する制御装置(3)とを備えたブレーキ装置の制御方法であって,ブレーキ装置において制動値(B)の目標特性曲線(T)が操作者信号(S)の関数として要求され,制動値(B)がブレーキ(11,12)により発生される制動力(K)によって決定され,制動値信号(aS)の関数としての制動値(B)が,ブレーキ(11,12)のヒステリシスのため,ブレーキ操作とブレーキ解除とでは異なる2つの特性曲線(V,W)に従って変化し,ブレーキ操作の際制御装置(3)が,制動値信号(aS)を操作者信号(S)に等しくするか又は比例させるものにおいて,
a)制御装置(3)において,制動値(B)の特性曲線(V,W)が制動値信号(aS)の関数として記憶され,操作者信号(S)が第1制動値(B1)を要請する第1操作者信号(S1)から第2制動値(B2)を要請する第2操作者信号値(S2)に低下すると,制御装置(3)が,制動値信号(aS)を,ブレーキ操作特性曲線(V)の第1制動値(B1)に対応する制動値信号値(aS1)から,ブレーキ操作特性曲線(V)の制動値とブレーキ解除特性曲線(W)の制動値との差に相当する制動値信号値の差を超過して,ブレーキ解除特性曲線(W)の第2制動値(B2)に対応する制動値信号値(aS2′)へ低下させ,
b)操作者信号(S)の低下後,第3制動値(B3)を要請する第3操作者信号値(S3)に操作者信号(S)が再上昇すると,制御装置(3)が,制動値信号(aS)を,ブレーキ解除特性曲線(W)の最後の操作者信号値に対応する制動値信号値から,ブレーキ操作特性曲線(V)の制動値とブレーキ解除特性曲線(W)の制動値との差に相当する制動値信号値の差を超過して,ブレーキ操作特性曲線(V)の第3制動値(B3)に対応する制動値信号値(as3)へ上昇させ,
c)制動値信号(aS)が第1の制動値信号値(aS1)から第2の制動値信号値(aS2)へ低下する際,ブレーキ解除特性曲線(W)の第2制動値(B2)に対応する制動値信号値(aS2′)が次式aS2′=aS2−[aSA−aSR+(aSOV−aSOW−aSA+aSR)・(aS2−aSA)/(aSOV−aSA)]に従って計算される。
ここでaS2′は計算された制動値信号値,
aS2は操作者により設定された第2の制動値信号値,
aSAはブレーキ操作特性曲線(V)の始点の制動値信号値,
aSRはブレーキ解除特性曲線(W)の終点の制動値信号値,
aSOVはブレーキ操作特性曲線(V)の最高締付エネルギー値に相当する制動値信号値,
aSOWはブレーキ解除特性曲線(W)の最高締付エネルギー値に相当する制動値信号値,
ことを特徴とする,ブレーキ装置の制御方法。 - 操作者信号(S)が第1の所定の閾値(SWL)だけ低下した後はじめて,制御装置(3)が操作者信号(S)の低下を検知することを特徴とする,請求項1に記載の方法。
- 操作者信号(S)が第2の所定の閾値(SWB)だけ再上昇した後はじめて,制御装置(3)が操作者信号(S)の再上昇を検知することを特徴とする,請求項1に記載の方法。
- 第1の閾値(SWL)が一定値を有することを特徴とする,請求項2に記載の方法。
- 第2の閾値(SWB)が一定値を有することを特徴とする,請求項3に記載の方法。
- 第1の閾値(SWL)が操作者信号(S)の関数であることを特徴とする,請求項2に記載の方法。
- 第2の閾値(SWB)が操作者信号(S)の関数であることを特徴とする,請求項3に記載の方法。
- ブレーキ装置が制御装置(3)に接続される制動値センサ(13)を有し,操作者信号(S)が第2の操作者信号値(S2)に低下すると,制動装置(3)が,制動値センサ(13)により測定される実際制動値を,目標特性曲線(T)により要請される第2制動値(B2)と比較し,偏差を確認すると,第2制動値信号値(aS2′)を修正することを特徴とする,請求項1ないし7の1つに記載の方法。
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