JP3714513B2 - 写真処理剤組成物容器、写真処理剤組成物容器収納ケース及び写真処理剤カートリッジ - Google Patents

写真処理剤組成物容器、写真処理剤組成物容器収納ケース及び写真処理剤カートリッジ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理に用いる写真処理剤組成物用の容器に関するものであり、具体的には、再生使用が可能で、写真処理剤収納カートリッジに一括収納して自動現像機による現像処理に適用することによって取扱い性、輸送適性及び保存安定性などにおいて優れた特性を付与した写真処理剤組成物用の容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にハロゲン化銀写真感光材料の処理、例えばハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理は、発色現像工程、銀除去工程及び水洗などの画像安定化工程からなり、各工程では、水洗を除いては1種類以上の処理薬品を含んだ水溶液(処理液と呼んでいる)を用いて行われる。各処理液は比較的低濃度であるので、そのまま使用できる状態の処理液を処理薬品メーカーが製造し、現像所へ輸送し、保管することは一般に経済面、保管スペース面、あるいは作業面の観点から不適当であり、濃厚化された状態で、すなわち濃厚液体処理剤として供給されるのが一般的である。
【0003】
一方、カラー写真の普及に伴って、独立した専業現像所のほかに、市中には写真店や、大型小売り店舗の中にミニラボあるいはマイクロラボなどと呼ばれる小型の店頭現像所が増加している。店頭現像所では、専業現像所と異なって習熟した専門の作業者がいないので、作業は極力省力化を図る必要がある。したがって自動現像機や写真プリンターなどの機器を中心に全体的な作業の安全性の向上、自動化、簡素化をはかることが望まれており、その一貫として写真処理剤についても扱い易いこと、液剤が手に付着しないこと、液剤が床にこぼれて汚すことがないこと、クリーンな取り扱いができることなどが望まれている。
【0004】
この目的から、特開平8−286349号公報などに処理剤を装着して自動調合する機能を持つ処理液調製装置あるいは同装置を搭載した自動現像機が提案されている。そのためこのような処理液調製装置あるいは自動現像機に組み込める機能と形態を有する処理剤が必要となっている。
【0005】
処理剤を容器ごと組み込める自動現像機として考えられる形態は、図5にその内部構造を示し、図6に全体斜視図を示したプリンタプロセサ10である。
このプリンタプロセサ10では、図5での左半部(図6の手前側)がプリンタ部10Aで、カラーペーパー(印画紙)Pへのカラーネガからの焼き付けが行われ、図5での右半部(図6の奥側)がプロセサ部つまり現像部72であり、カラーペーパーが現像されてカラープリントが本体上部より排出される。
現像部72では、現像槽74、漂白定着槽76、複数の水洗槽79でカラーペーパーの現像処理が行われ、そのペーパーは水洗槽79の上部に位置する乾燥部80で乾燥されてカラープリントが出来上がる。
【0006】
また、現像部72には、処理剤を容器ごと装着する装着部300が設けてあり、この部分で開栓された容器より処理剤が排出されて補充液が調製される。補充液は補充槽347、349、351などに貯留され、現像作業中に現像槽74、漂白定着槽76へ供給され、連続的な現像作業が行われる。
【0007】
図7は、3本の処理剤組成物容器203、205、207が装着された装着部300の内部を示す。装着部300には、後述する処理剤カートリッジ202を装着するホルダー316が設けられている。処理剤カートリッジ202は、図9に示すように、収納ケース204に、現像剤が貯留された現像剤組成物容器203、漂白剤が貯留された漂白剤組成物容器205及び定着剤が貯留された定着剤組成物容器207を収容してある。なお、現像処理の際に同時に使用する現像剤、漂白剤、定着剤などを組み合わせた処理剤群を処理剤キットあるいは単にキットと呼んでおり、キットを構成する処理剤をそれぞれ充填した処理剤組成物容器を収納ケースに収容した処理剤形態を処理剤カートリッジと呼んでいる。以下、本明細書の記載でもこの呼称にしたがう。
【0008】
処理剤組成物容器203、205、207は、同一形状及び同一材料によって形成されているので、以下、現像剤組成物容器203を例に説明すると、図8に示すように、現像剤組成物容器203は、底部203a、柱状部203b、肩部と呼んでいる柱状部上面の絞り込み部分203c、首部203d、ネジ蓋(キャップ)208及びシール部材209によって密封される口部203eからなっている。つまり、キャップ208は中央が開口してシール部材209によって口部203eを封じることができる。
【0009】
現像剤組成物容器(以下、単に容器と呼ぶ。)203は、図9に示したように、容器203の少なくとも首部203dの一部と口部203eとが、収納ケース204の外側に出ていて、収納ケース204から容器203を取り出すことなく開栓して処理剤組成物を排出させることができる構造となっている。
さらに述べれば、収納ケース204は、その天面204aに開口部204bを設けて首部203dを開口部204bに挿通させることにより、首部203dの一部と口部203eとを外側に露出させて、柱状部203bと肩部203cとを内部に収納させている。なお、他の容器205、207も同様に設けられている。
【0010】
処で、容器203、205、207を、上記の自動現像機や別個の溶解装置に装着する際、いずれの場合も、図7に示したように、逆さまの状態にセットするのが好都合なことが多いので、容器203、205、207は逆さ状態で開栓、排出する作業形態に適合している必要がある。
【0011】
図7に戻って、装着部300の下方位置には、開栓ノズルを兼ねた洗浄ノズル346、348、350及び不図示の補充槽に容器洗浄水などを貯留させるため下端を挿入させた漏斗352、354、356が配置されている。
そして、開栓の仕組みは、例えば容器203の開口203eと対応した位置に、洗浄ノズル346が立設しており、容器203が下降すると、洗浄ノズル346が容器203のシール部材209(図8参照)を押し破って容器内に進入する方式が取られる。これにより、開栓された容器203より排出する処理剤や容器洗浄水を漏斗352を経て補充槽に好適に貯留することができた。なお、容器と洗浄ノズルとは相対移動する関係にあるので、ノズル上昇方式とすることもできる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、容器203を開栓する場合に、口部203eの略中心に開栓ノズルが位置するように、容器203が装着されないと正確な開栓を行うことができず、処理剤の飛散などの不都合を生じる。また、収納ケース204より突出する首部203dは、開栓ノズルと所定間隔に離れた状態で突出されていないと、シール部材209を開封できなくなることがある。しかしながら、容器203は逆さの状態では、容器内の処理剤の重みによる変形などで収納ケース204より下方へ移動して必要な首部長さを確保できなくなる欠点を有する。さらに、複数容器を収容した収納ケース204の場合には、各口部のセンター間隔にも微妙なずれが生じてしまう。
【0013】
上記問題を具体的に述べれば、装着した容器の位置ずれで開栓が適切に行われないこと、容器が変形して容器の固定が不完全となること、開栓用ノズルの押圧力によって容器が移動することなどの問題が生じており、それに起因して処理剤組成物の飛散、現像機内の汚れ、手動による調整の必要などの不都合を生じている。このような問題は、例えば、処理剤容器の材質を堅固な物にして変形を防止すれば解決できるものもあるが、容器は経済的に再生使用が可能で、かつ処理剤組成物に対して安定でしかも組成物の空気酸化、その他の経時劣化を防止するものでなければならないという制約があって、その選択の余地はきわめて限定される。
したがって、容器の口部を固定し、かつ収納ケースの外側の首部の長さを確保する方法が必要となっている。
【0014】
この要請に加えて、写真処理剤組成物用の容器は、充填される処理剤の安定性、現像作業の簡易化、輸送その他の取り扱い性、容器の再生使用性についてもさらに改良が望まれている。
【0015】
本発明の目的は、自動現像機などに装着したときに、開栓や補充液調製が円滑に行え、現像作業の簡易性及び安全性において優れ、容器の再生使用が可能であるような処理剤組成物容器、その収納ケース及びそれらを一体化した写真処理剤カートリッジを提供することである。
具体的には、処理剤カートリッジを溶解装置あるいは自動現像機に逆さに装着して容器の開栓を行う際に、口部の開栓位置が固定され、かつ収納ケースの天面の下側に首部の必要長さが確保されるような処理剤組成物容器、その収納ケース及びそれらを一体化した写真処理剤カートリッジを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の処理剤カートリッジの解決するべき課題に関して、本発明者は、カートリッジを構成する処理剤組成物用の容器とその収納ケースの両面から総合的に鋭意検討を重ねた結果、本発明に至った。すなわち、本発明は次の構成によって達せられる。
【0017】
1.口部のシール部材を穿孔して容器内の処理剤組成物の取り出しを行い、かつ収納ケースに収納して使用する写真処理剤組成物容器であって、口部位置に口部位置固定用の突起部を、前記口部を形成する前記容器の首部位置に首部間隔確保及び収納ケースからの容器飛び出し防止用の突起部を、それぞれ設けたことを特徴とする写真処理剤組成物容器。
2.射出ブロー成形法によって製造されたことを特徴とする上記1に記載の写真処理剤組成物容器。
3.密度が0.951〜0.969g/cm3 でメルトインデックスが0.3〜7.0g/10min(ASTM D1238,荷重2.16kg)である高密度ポリエチレン(HDPE)を単一の樹脂材料として作られていることを特徴とする上記1又は2に記載の写真処理剤組成物容器。
4.上記1〜3のいずれか一つに記載の写真現像剤組成物容器を収納する収納ケースであって、天面に開口部を設けてあり、処理剤組成物容器はその柱状部と肩部が箱内に入り、少なくとも首部の一部と口部とが前記開口部から外へ突出した状態で前記収納ケースに収納されることを特徴とする写真処理剤組成物容器収納ケース。
5.前記収納ケースの天面に設けた前記開口部の短径が、前記容器に設けた前記首部間隔確保及び収納ケースからの容器飛び出し防止用の突起部の首部中心軸から最も離れた先端部と首部中心軸との距離の2倍よりも短いことを特徴とする上記4に記載の写真処理剤組成物容器収納ケース。
6.前記開口部をもつ天面が、切り込み部分を有する少なくとも2枚の板状部材を重ね合わせて構成されており、一方の部材の切り込み部分の開放部を他方の部材が塞ぎあう関係で重ね合わされ、両部材によって前記開口部が形成されることを特徴とする上記4又は5に記載の写真処理剤組成物容器収納ケース。
7.前記処理剤容器を収納したのちに、前記開口部を規定する切り込みを有する部材を前記天面に設けたことを特徴とする上記4〜6のいずれか一つに記載の写真処理剤組成物容器収納ケース。
8.少なくとも発色現像剤組成物と銀除去用処理剤組成物を別個に充填した複数の上記1〜3のいずれかに記載の処理剤組成物容器を、上記4〜7のいずれかに記載の処理剤容器収納ケースに収納してなる写真処理剤カートリッジ。
9.口部のシール部材を穿孔して容器内の処理剤組成物の取り出しを行い、かつ収納ケースに収納して使用する写真処理剤組成物容器であって、少なくとも口部位置に口部位置固定用の突起部を設けたことを特徴とする写真処理剤組成物容器。
10.前記突起部が、前記容器に取り付けられたキャップの口部位置に設けられていることを特徴とする9に記載の写真処理剤組成物容器。
【0018】
本発明の処理剤組成物容器は、開栓ノズルによる自動穿孔を行うなどの上記の目的を満たすために、容器本体またはキャップの口部位置には口部位置固定用の突起部が、また首部位置には首部間隔確保及び収納ケースからの容器飛び出し防止用の突起部が設けられている。そして、両突起部との間で、首部が保持具(ホルダー)によって固定される間隔を確保している。つまり、容器はこの二つの突起部を併せ持つことによって首部が固定されると同時に口部の位置も固定され、開栓ノズルに対して所定位置に位置決めされる。保持具(ホルダー)は、現像機(又は溶解装置)の装置側に固設されている。
【0019】
口部位置に設けられた突起部は、口部の上下方向の位置を固定するに足る堅牢さと形状を持つものであれば、どんな形状と硬さのものでもよく、円板型、三角形、四角形、六角形、八角形などの多角板型、あるいは棒状のいずれであってもよい。なお、この突起部は、20kg以上の力を欠けても変形しないことが望ましい。
またこの突起部は、容器本体に螺合するキャップに設けてあってもよく、またキャップを持たない密封シール方式の容器の場合には容器自体に設けてあってもよい。
【0020】
また、首部間隔確保及び収納ケースからの容器飛び出し防止用の突起部(以下、単に首部間隔確保用の突起部と呼ぶ)は、容器が変形などして収納ケースより下方へずれ落ちて開栓ノズルとの間で必要な間隔が取れなくなること、及び収納ケースからの飛び出しを防止する。この首部の突起部は、口部の突起部との間で必要な間隔が確保できれば、首部の任意の位置に設けることができるが、首部と肩部の境界に設けるのが好ましい。また、収納ケースの天面の内側に接して設けるか、あるいは、天面を構成する複数部材の間に挿入される関係で収納されるのが好ましい。さらに、この突起部の形状は、円板型、三角形、四角形、六角形、八角形などの多角板型、あるいは、棒状のいずれでもよい。
なお、円板型及び多角板型の突起部は、一般に鍔とよばれている形状である。また、棒状の突起部は、一個でもよいが、複数個の突起部群を首部中心軸に対して放射状の関係に配するものが好ましい。
【0021】
処理剤組成物容器を構成する材料は、密度が0.951〜0.969g/cm3 でメルトインデックスが0.3〜7.0である高密度ポリエチレン(HDPE) を単一の樹脂材料として作られていることが望ましい。本発明においては、メルトインデックスの値は、ASTM D1238の方法に従い,荷重2.16kgで温度190°Cのもとでの10分間に流れたグラム数で表す。この要件をみたすHDPEは、容器材料の再生使用が可能であり、充填される処理剤組成物にも安定であり、また処理剤組成物を実質的な実用期間の間経時劣化させることなく保存することが可能な材料であり、しかも容器の材質の柔軟性から本発明の課題である装着時の固定不十分の欠点が上記の突起部による固定手段で解決される。
【0022】
上記のHDPEによって容器を成形する方法としては、射出ブロー成形法がとくに好ましい。ダイレクトブロー成形法では、首部間隔確保用の円板あるいは多角板型の薄い突起を成形できず、厚い突起とすると、突起の内側の容器内面に凹みを生じて内面の平滑な容器を成形できない。上記の要件を満たすHDPEを用いて射出ブロー成形法によって成形した容器は、内面の平滑性や構成ポリマー分子の配向が処理剤組成物の安定性に好ましい影響を与えて汚れにくく、使用後の洗浄も容易で再生使用し易い。特に射出ブロー成形に際して延伸の程度を強化したものは、このような処理剤組成物の安定保存性に優れている。
【0023】
収納ケースの天面には開口部を設けてあり、容器の柱状部と肩部が収納ケース内に入り、少なくとも首部の一部と口部とは開口部から収納ケースの外へ突出した状態であることが、自動開栓して排出した処理剤組成物の自動調合に好都合である。
収納ケースが逆さになっても容器が下方へ移動しないで、収納ケース天面より下方に必要な首部間隔を確保するためには、上記の首部間隔確保用の突起部は、収納ケースの開口部を通過できない大きさでなければならない。すなわち、収納ケースの開口部の短径が、首部の突起部の首部中心軸から最も離れた先端部と首部中心軸との距離の2倍よりも短い必要がある。例えば、この突起部が円形の鍔であれば、その鍔の直径は、開口部の短径よりも大きい必要があり、角板状の鍔でもその対角線の長さについて同様の条件が必要である。
【0024】
このような突起部と開口部とのサイズの制約のもとで、処理剤を充填した容器を収納ケースに収納する好ましい部材構成としては、開口部をもつ天面が、切り込み部分を有する2枚の板状部材を重ね合わせて構成されており、一方の部材の切り込み部分の開放部を他方の部材の切り込み部分の終端部で塞ぐ関係で両部材を重ね合わせて、開口部を形成することができる。
天面の両板状部材を開放状態にしておいて容器を収納ケースに収納し、その後に両板部材を閉じる。両板部材には切り込み部分があるために、両板部材は容器の首部にぶつかることはなく閉じることができ、両板部材を閉じたとき両板部材の切り込み部分で開口部を形成する。
【0025】
また、収納ケースの天面の別の好ましい構造としては、収納ケース本体の天面構造片部材は、十分に大きい開口部を有しており、これと重ね合わされる別個の部材によって開口部の大きさを規制してもよい。この場合、この別部材は、天面の開口部を目的の大きさに規制するものであればよく、その開口形状は、円形に限らず、切り込みを持ったものであってもよい。
このようにして、処理剤組成物がキットの単位で容器に充填され、その容器が収納ケースに収納された収納カートリッジは、輸送、保管、使用の各工程において一括して扱うことができて、現像所の作業のみでなく、商品流通過程の各段階で取り扱いを容易にしている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る写真処理剤組成物容器の一実施形態による分解状態でのす斜視図である。なお、写真処理剤組成物容器としては、収納ケースに収納される現像剤組成物容器、漂白剤組成物容器及び定着剤組成物容器が使用されるが、これらは同一形状及び同一材料によって形成されているので、本実施形態では、現像剤組成物容器についてのみ説明する。
現像剤組成物容器403は、四角柱状に形成されて、底部403a、柱状部403b、肩部と呼んでいる柱状部上面の絞り込み部分403c、首部403d、キャップ408及びシール部材409によって密封される口部403eからなる。
【0027】
キャップ408は中央が開口するとともに、内周面に雌ネジが形成されており、首部403dの口部403e寄りに形成した雄ネジにシール部材409を挟んで螺合することよって首部403dに締結されて、現像剤組成物容器403を密封できる(図3参照)。
【0028】
キャップ408の口部位置には円板状の口部位置固定用の突起部411が設けられている。また、容器403の、首部403dの基部より位置には円板状の首部間隔確保用の突起部412が設けられている。両突起部411、412は、図3に示すように、キャップ408を容器403に締結したとき、所定間隔だけ離れた状態で配置される。
【0029】
なお、本実施形態では、両突起部411、412を円板状として形成したが、本発明はこのような形状、形態に限定されるものでなく、それぞれ三角形、四角形、六角形、八角形などの多角板型、あるいは棒状に形成してもよく、また、それらを選択的に組み合わせた構成とすることもできる。しかし、棒状の突起部を採るときには、一個でもよいが、複数個の突起部群を首部中心軸に対して放射状に配置することが好ましい。
【0030】
また、上記の実施形態では、両突起部411、412を容器403及びキャップ408にそれぞれ設ける構成としたが、両突起部ともキャップに設ける構成とすることもできる。さらに、キャップを省略した形態で容器を形成し、両突起部が形成された容器の口部に対し、シール部材を超音波溶着などで貼着することにより、密封された容器とすることもできる。
【0031】
図2は、容器403を収納可能にした収納ケース420の、組立て前の斜視図である。
この収納ケース420は、上記した容器403を3本だけ横一列に並べて収納できる大きさの略箱体として組立てられ、容器403の口部403eに対向した上方開口面421が、互いに対向する長辺を枢軸として回動自在な2枚の板状部材422、423の重ね合わせによって閉じられることにより、天面を形成する。
なお、収納ケース420は、ダンボール、板紙、プラスチックのプレス加工により成形される。
【0032】
天面には、長穴状の開口部425が形成してある(図3参照)。開口部425は、並設された3本の容器403に沿って長い長穴とされる。2枚の板状部材422、423には、一方の板状部材422の切り込み部分422aの開放部が、他方の板状部材423の切り込み部分423aの終端部で塞ぐ関係でそれぞれ切り込み部分422a、423aが形成されており、両板状部材422、423を重ね合わせたとき、それぞれの終端部により開口部425が形成されるようになっている。
【0033】
図3は、キャップ408を締結した容器403の、収納ケース420への収納状態を示す斜視図である。
収納ケース420は、図3に示すように、容器403の柱状部403b及び絞り込み部分403cを箱内に収納して、少なくとも首部403dの一部と口部403eとを開口部425より箱外へ突出させた状態で組立られる。
【0034】
また、収納ケース420は、容器403の首部間隔確保用の突起部412を箱内に、口部位置固定用の突起部411を、収納ケース420の開口部425を挟んで箱外に配置させるようにしている。すなわち、収納ケース420が逆さになっても容器403が下方へ移動しないで、開口部425より下方、つまり、収納ケース420の天面の外側に必要な首部間隔を確保する首部間隔確保用の突起部412が箱内に配置され、収納ケース420が下降して開栓ノズルと衝接したとき、あるいは開栓ノズルが上昇して収納ケース420と衝接したとき容器403が押し上げられないようにする口部位置固定用の突起部411が箱外に配置される。
【0035】
このため、両突起部411、412は、開口部425を通過できない大きさでなければならない。言い換えれば、開口部425は、両突起部411、412の通過を阻止する形状に設けられている必要がある。従って、開口部425の短径pが、各突起部411、412の首部中心軸hから最も離れた先端部と首部中心軸hとの距離sの2倍(各突起部の直径)よりも短く設定されている。好ましくは、開口部425は、図3に示すように、首部403dの直径もしくはキャップ408の外径に略一致して設けられている。これにより、容器403の水平方向への移動を規制して口部403eの略中心に開栓ノズルを位置させることができる。なお、他の容器も収納ケースに対し同様に収納され、かつ、各突起部をそれぞれ設けている。
【0036】
なお、本実施形態では、天面の開口部425が容器403の各部位と係合して容器403の動きを阻止できるように構成したが、他の実施形態として、このような開口部を設けた、収納ケースとは別個の板状部材を準備し、他方、天面構造片部材は十分に大きな開口部として形成し、この別個の板状部材を天面部位に配置する構造としてもよい。
【0037】
さらに、他の実施形態として、収納ケースを、図4のように構成することもできる。
図4は、収納ケース430の展開図である。
この収納ケース430は、互いに回動させることで天面を形成する2枚の板状部材431、432のうち、一方の板状部材431に、開放された3つの半円状の切り込み部分431a〜431cを形成し、他方の板状部材432には、回動方向に長い長孔432a〜432cを形成してある。そして、半円状の切り込み部分431a〜431cの周縁で、容器の、天面の短辺方向への移動を規制し、長孔432a〜432cの短径部分で、容器の、天面の長辺方向への移動を規制するようにしている。なお、回動方向に長い長孔432a〜432cは、ケース天面より突出する容器に対して、板状部材432が衝接することなく回動できるようにするものである。
【0038】
処理剤組成物容器の材料は、密度が0.951〜0.969g/cm3 でメルトインデックスが0.3〜7.0であるHDPEであって、さらに容器の厚みが容器の単位表面積当たりの平均重量として0.04〜0.09g/cm2 である。この厚み範囲内の容器壁は、ある程度の酸素遮断性を備えていることに加えて、器壁の柔軟性が保持されているために付着物があっても容易に脱落するものと考えられる。なお、上記の単位表面積当たりの平均重量は、容器の柱状部の全表面にわたって平均した重量の意味である。
【0039】
処で、低密度ポリエチレン(LDPE),ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの他のプラスチック容器では、形状を同じにしても、HDPEによる容器のような、低水圧の洗浄水の噴射でも十分得られる容器内の洗浄効果が期待できない。
また、容器の再生使用を図るためにも、ポリエチレン容器は、廃プラスチックの回収・再生使用ルートがもっとも整備されていて再生に要するコストが少なくて済む利点がある。
【0040】
処理剤組成物用の容器、とくに現像剤組成物用の容器は、高い寸法精度が必要であり、上記の密度の範囲のHDPEの容器であれば、ブロー成形法によって製造することによって精度が維持される。とくに射出ブロー成形法によって高い寸法精度と器壁表面の平滑性が確保される。射出ブロー成形法によって製造した容器も洗浄除去性を向上させている。おそらく壁面の平滑性やポリマー分子の配向性が影響しているものと思われる。射出ブロー成形法によって本発明に適した0.5〜5.0リットル程度のサイズのポリエチレン容器を製造するには、前記したメルトインデックスのHDPEが好ましい。
【0041】
本発明で使用されるHDPEは、エチレンをモノマーの主体とする重合体であり、エチレン単独重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン単独重合体およびエチレン・α−オレフィン共重合体をブレンドしたものなどが挙げられる。
【0042】
エチレン単独重合体としては、チーグラー・ナッタ触媒にる低圧法、フイリップス法等の中圧法等により得られる密度0.951〜0.969g/cm3 の高密度ポリエチレンが使用できる。ブレンドして用いる場合は、ブレンドしたのちの密度等が前記範囲に入る限り、密度0.925g/cm3 以下の高圧法ポリエチレンを一成分として配合することができる。
【0043】
本発明で用いるエチレン・α−オレフィン共重合体は、エチレンと炭素数3〜20、好ましくは3〜12のα−オレフィンとの共重合体であり、α−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、4−メチルヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1などが挙げられ、これらは1種単独で、または2種以上を組合わせて共重合させることができる。エチレン・α−オレフィン共重合体中のα−オレフィン含有量は0.1〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%であり、密度は0.951〜0.969g/cm3 のものが好ましい。
【0044】
本発明でのHDPE容器は、射出ブロー成形にさらに延伸を加えた射出延伸ブロー成形で製作されてもよく、それに適したHDPEは、密度が0.951〜0.969g/cm3 、好ましくは0.951〜0.960g/cm3 、メルトインデックスが前記の測定条件において0.3〜7.0、好ましくは0.5〜3.0である。これらの特性値は、1種類の樹脂を射出ブロー成形用として用いる場合は、使用する樹脂単独で満足する値であるが、複数種の樹脂をブレンドして使用する場合は、ブレンドしたものが上記特性値を満足すればよく、個々の成分は上記値の範囲外のものでもよい。
【0045】
写真処理剤組成物用容器の原料組成物としては、HDPEに本発明の目的を損わない範囲で、耐熱安定剤、耐候安定剤、改質剤、滑剤、着色剤、充填剤などを配合することができる。
【0046】
それらの配合成分には、カーボンブラックやチタンホワイト、カルシウムシリケート、シリカなどアルカリ性現像組成物に悪影響しない顔料、炭酸カルシウム、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)などの添加剤、ジセチルサルファイド、トリス(ラウリルチオ)フォスファイト、その他アミン系、チオエーテル系、フェノール系などの既知の酸化防止剤、ステアリン酸又はその金属塩などのすべり剤、2−ハイドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノンを始めとするポリエチレンに相溶性のある既知の紫外線吸収剤、ポリエチレンに相溶性のある既知の可塑剤などが挙げられる。これらの配合成分の総量は、容器材料の混和物の総量の50%以下であることが望ましい。好ましくはポリエチレンの比率が85%以上で可塑剤を含まないものがよく、より好ましくはポリエチレンの比率が95%以上で可塑剤を含まないものがよい。
【0047】
HDPE系樹脂組成物において、混合が必要な場合は、各成分をバンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー、押出機等によるドライブレンドまたはメルトブレンド等により混合することができる。
【0048】
このようにして得られるブロー成形用HDPE系樹脂組成物はブロー成型に適しているが、とくに射出ブロー成型、その中でも射出延伸ブロー成形に適しており、衝撃強度、剛性等のポリエチレンの諸特性のほか、表面光沢、表面平滑性に優れるボトルその他のブロー成形品を製造することができる。この場合、上記の樹脂を用いて有底バリソンを射出成形し、この有底バリソンを高温離型してそのまま二軸延伸ブロー成形し、あるいは中間で有底バリソンを温調して二軸延伸ブロー成形することができるが、いずれの場合もドローダウンやメルトフラクチャーを生じることはない。そしてフローマークやサメ肌のような表面異常がなく、表面光沢、表面平滑性に優れたブロー成形品が得られる。
【0049】
また、容器のキャップについては、必ずしもHDPEである必要はなく、例えばLDPEでもよいが、HDPEであることが好ましい。しかし、HDPEであっても、容器本体と同一の密度、メルトインデックスをもつHDPEである必要はなく、キャップとしての成形しやすさや容器本体の口部との勘合部の機密性によって適当なグレードのHDPEを選ぶことができる。また、HDPEのキャップのシール部分つまり容器本体の口部との勘合部のみを密度が0.91〜0.94のLDPEとすることもできる。このような僅かのLDPEの使用はポリエチレンの再生使用に影響を与えない。
【0050】
また、本発明の別の態様としては、既述したように、口部に勘合するキャップを設けないで、穿孔可能なポリエチレンシートで口部を封鎖することにより、キャップを省略した容器でもよい。また、アルミニウムフォイルとポリエチレンを張り合わせたシール部材で密封してもよい。
【0051】
本発明の処理剤組成物容器は、当業界で凡用の濃縮液体処理剤組成物に適用される。一つの現像処理工程用には、通常、現像剤組成物と銀除去工程用処理剤組成物がキットとして組み立てられており、後者は、さらに漂白剤組成物と定着剤組成物に分けられることが多いが、これらの組成物のいずれにも本発明の容器を用いることができる。このほかに、水洗代替安定浴や画像安定浴などの付加的な処理浴もあり、そのための処理剤が含まれることもある。水洗代替安定浴や画像安定浴などの付加的な処理浴は、現像工程や銀除去工程の処理浴に較べて濃度がきわめて希薄なので、必ずしも本発明の対象にはしていないが、本発明の処理剤組成物容器を用いることができる。
【0052】
本発明の容器に充填される現像剤組成物は、通常の発色現像剤に含まれる構成成分を溶解状態で含んだアルカリ性の連続相の液体である。その中には、発色現像主薬を含有するが、本発明では、すでに述べたように4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)アニリン、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−メタンスルホアミドエチル)アニリン又はそれらの塩、あるいはそのほかのp−フェニレンジアミン型の発色現像主薬を補助的発色現像主薬として添加してもよい。また、近年黒白感光材料の中には、カプラーを黒色に発色するように添加しておき、汎用の一般の発色現像液を用いて黒白画像を形成するものもあるが、本発明にかかわる現像剤組成物は、この種の感光材料の処理にも適用される。発色現像主薬は、酸化を受けたときに容器の着色汚れを引き起こすので、本発明の容器は現像剤組成物に用いるときにとくに効果が大きい。
【0053】
なお、上記の実施形態では、収納ケースに収納される各容器は、同一の大きさに設定されていることを前提に述べたが、位置規制を行う2つの突起部及び天面の開口部が形成されていれば、形状が異なっていて、例えば柱状部の高さが低いような容器であっても、十分に対応することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上述べたとおり、本発明によれず、容器の口部を固定する突起部及び収納ケース外側の首部の長さを確保する突起部と、収納ケースに設けられた開口部との相互作用によって、容器は、自動現像機に逆さに装着して開栓される際に、口部の開栓位置を開栓ノズルに対応させて固定できるので、開栓を適切に行うことができ、これにより、処理剤の飛散などによる不都合の発生を解消できる。したがって、開栓や補充液調製が円滑に行え、現像作業の簡易性及び安全性において優れ、容器の再生使用が可能であるような処理剤組成物容器、その収納ケース及びそれらを一体化した写真処理剤カートリッジを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による写真処理剤組成物容器の分解状態の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による写真処理剤組成物容器収納ケースの組立て前の斜視図である。
【図3】図1の容器の、突起部と開口部との関係を説明する組立完了時の斜視図である。
【図4】本発明に適用できる収納ケースの他の実施形態を示す展開図である。
【図5】本発明が適用される自動現像機の内部構成図である。
【図6】同自動現像機の外観斜視図である。
【図7】同自動現像機の、写真処理剤組成物容器収納ケースを装着する装着部の拡大図である。
【図8】従来の写真処理剤組成物容器の分解状態の斜視図である。
【図9】従来の写真処理剤組成物容器収納ケースの構成図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセサ
403 現像剤組成物容器(容器)
403a 底部
403b 柱状部
403c 絞り込み部分
403d 首部
403e 口部
408 キャップ
409 シール部材
411 口部位置固定用の突起部
412 首部間隔確保用の突起部
420、430 収納ケース
425 開口部

Claims (10)

  1. 口部のシール部材を穿孔して容器内の処理剤組成物の取り出しを行い、かつ収納ケースに収納して使用する写真処理剤組成物容器であって、口部位置に口部位置固定用の突起部を、前記口部を形成する前記容器の首部位置に首部間隔確保及び収納ケースからの容器飛び出し防止用の突起部を、それぞれ設けたことを特徴とする写真処理剤組成物容器。
  2. 射出ブロー成形法によって製造されたことを特徴とする請求項1に記載の写真処理剤組成物容器。
  3. 密度が0.951〜0.969g/cm3 でメルトインデックスが0.3〜7.0g/10min(ASTM D1238,荷重2.16kg)である高密度ポリエチレン(HDPE) を単一の樹脂材料として作られていることを特徴とする請求項1又は2に記載の写真処理剤組成物容器。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の写真処理剤組成物容器を収納する収納ケースであって、天面に開口部を設けてあり、処理剤組成物容器はその柱状部と肩部が箱内に入り、少なくとも首部の一部と口部とが前記開口部から外へ突出した状態で前記収納ケースに収納されることを特徴とする写真処理剤組成物容器収納ケース。
  5. 前記収納ケースの天面に設けた前記開口部の短径が、前記容器に設けた前記首部間隔確保及び収納ケースからの容器飛び出し防止用の突起部の首部中心軸から最も離れた先端部と首部中心軸との距離の2倍よりも短いことを特徴とする請求項4に記載の写真処理剤組成物容器収納ケース。
  6. 前記開口部をもつ天面が、切り込み部分を有する少なくとも2枚の板状部材を重ね合わせて構成されており、一方の部材の切り込み部分の開放部を他方の部材が塞ぎあう関係で重ね合わされ、両部材によって前記開口部が形成されることを特徴とする請求項4又は5に記載の写真処理剤組成物容器収納ケース。
  7. 前記処理剤容器を収納したのちに、前記開口部を規定する切り込みを有する部材を前記天面に設けたことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の写真処理剤組成物容器収納ケース。
  8. 少なくとも発色現像剤組成物と銀除去用処理剤組成物を別個に充填した複数の請求項1〜3のいずれかに記載の処理剤組成物容器を、請求項4〜7のいずれかに記載の処理剤容器収納ケースに収納してなる写真処理剤カートリッジ。
  9. 口部のシール部材を穿孔して容器内の処理剤組成物の取り出しを行い、かつ収納ケースに収納して使用する写真処理剤組成物容器であって、少なくとも口部位置に口部位置固定用の突起部を設けたことを特徴とする写真処理剤組成物容器。
  10. 前記突起部が、前記容器に取り付けられたキャップの口部位置に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の写真処理剤組成物容器。
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