JP3714357B2 - ディスク装置 - Google Patents

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本発明は、CDプレーヤやCD−ROMドライブ等のディスク装置に関し、特に、記録及び/又は再生用のディスクをディスクトレー上に載せてディスク装置本体内にローディングするものに関する。
従来から、CDプレーヤやCD−ROMドライブ等のディスク装置では、図31及び図32の(A)に示すように、扁平な箱型に形成されたディスク装置本体1のフロントパネル1aに横長の開口1bを形成し、この開口1bからディスクトレー2を矢印a、b方向に水平に出し入れ自在に取り付けている。なお、ディスクトレー2の前端には開口1b内に挿入されて、その開口1bを閉塞する垂直なフロントパネル2aが一体成形されている。
そして、ディスクトレー2の水平な上面2bにほぼ円形の凹所3を形成し、CDやCD−ROM等の光ディスクや光磁気ディスク等である記録及び/又は再生用のディスク4をこの凹所3内に挿入してその底面3a上に水平に載せた後、図33に示すように、ディスクトレー2によってディスク4をディスク装置本体1内に矢印a方向から水平にローディングするように構成されている。
この際、図34及び図35に示すように、ディスクトレー2の凹所3の中央部からローディング方向(矢印a方向)側にかけて切欠き5が形成されており、ディスク装置本体1内の上下に、ディスクテーブル6及び光学ピックアップ7と、チャッキングプーリ8が配置されている。
そして、図34に示すように、ディスクトレー2がディスク装置本体1外に矢印b方向にイジェクトされた状態では、ディスク装置本体1内のディスクテーブル6及び光学ピックアップ7がベースユニット9によって回動支点10を中心にディスクトレー2の下方向である矢印c方向に退避されている。なお、チャッキングプーリ8はプーリホルダー11によって保持されている。
そして、図35に示すように、ディスクトレー2がディスク装置本体1内に矢印a方向からローディング完了された時に、ベースユニット9が回動支点10を中心に矢印d方向に回転駆動される。そして、ディスクトレー2の切欠き5内にディスクテーブル6及び光学ピックアップ7が下方から矢印d方向に挿入されて、ディスクテーブル6の円錐台形状のセンターリングピース6aがディスク4の中心穴4aに下方から嵌合しながら、ディスク4をディスクトレー2の凹所3の底面3aから上方に浮かす。
そして、これと同時にチャッキングプーリ8とディスクテーブル6との間でディスク4をマグネットチャッキングすると共に、光学ピックアップ7をディスク4の下面に近接させる。
そして、この後、スピンドルモータ12によってディスクテーブル6と一体にディスク4が回転駆動され、光学ピックアップ7によってディスク4の記録及び/又は再生が行われる。
ところで、従来のこの種ディスク装置は、図31及び図32の(A)に示すように、ディスクトレー2の凹所3の底面3a上にディスク4を水平に載置してローディングするようにした水平使用専用機であり、垂直使用には不向きであった。
即ち、図32の(B)に示すように、ディスクトレー2をディスク装置本体1と共に垂直に立てて使用すると、凹所3も垂直になるため、この凹所3内にディスク4を垂直に載せようとしても、凹所3の外周のテーパー面3b部分でディスク4が自重で矢印e方向にすべり落ちてしまい、ディスク4をディスクトレー2上に載せることができないと言う問題があった。
一方、特に、CD−ROMドライブ業界では、コンピュータの小型化に伴うディスク装置の狭いスペース内への設置を目的として、ディスク装置の垂直使用の要望が強まっている。
本発明は、上記の要望に応えるべくなされたものであって、極めて簡単な構造の付加によって、1つのディスク装置を水平及び垂直2方向の3方向に自由に使用することができるようにするために、記録及び/又は再生用のディスクをディスクトレーの凹所内に挿入してディスク装置本体内にローディングするディスク装置において、上記ディスクトレーの凹所の外周に上記ディスクの外周の一部が遊嵌されるポケットを形成するための複数の爪を設け、上記複数の爪を弾性に抗して撓ませながら上記ディスクを上記凹所内に出し入れできるように、これら複数の爪を弾性体で構成し、上記ディスク装置本体及びディスクトレーを垂直に立てて使用する垂直使用時には、上記ディスクトレーの凹所内にほぼ垂直に挿入された上記ディスクの外周を上記複数の爪で保持するように構成したものである。
本発明のディスク装置は、ディスク装置の垂直使用時に、ディスクトレーの凹所内に垂直に挿入されたディスクの外周を複数の爪で保持してディスク装置本体内に垂直にローディングすることができるようにし、その際、複数の爪を弾性体で構成して、その複数の爪を弾性に抗して撓ませながらディスクを凹所内に出し入れすることができるようにしたので、凹所内に対するディスクの出し入れを簡単に行える。
本発明のディスク装置は、上記弾性体で構成された爪を上記凹所の外周で上記ディスクトレーの幅方向及び長さ方向の中心線によって仕切られて成る4個所に設けたので、ディスク装置を水平及び垂直2方向の3方向に自由に使用することができる。
本発明のディスク装置は、上記凹所の底面に対してほぼ直角な外周面を構成する外周壁と上記弾性を有する複数の爪とを弾性体で一体成形したので、凹所内に挿入されたディスクの外周を弾性を有する外周壁によって安全に保護することができると共に、凹所の外周面を底面に対して鋭角に形成して、垂直使用時におけるディスクの垂直姿勢の保持をより一層安定良く、確実に行うことができる。
以下、本発明を適用したディスク装置の実施例を図1〜図30を参照して説明する。なお、図31〜図35と同一構造部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
[ディスクトレーの第1実施例]
まず、図1、図2の(A)、図3及び図4によって、ディスクトレーの第1実施例を説明する。
まず、ディスクトレー2の凹所3の外周面3cが底面3aに対してほぼ直角な円筒面で形成されている。
次に、ディスクトレー2の凹所3の外周で、そのディスクトレー2の上面2b上にほぼ円板状の4つの爪14が設けられている。そして、これらの爪14の約半分が凹所3の外周面3cから凹所3の中心O1 に向って底面3aと平行に張り出されていて、これらの爪14と底面3aとの間に凹部であるポケット15が形成されている。
そして、図4に示すように、これら4つの爪14はディスクトレー3の幅方向である矢印f、g方向の中心線P1 及び長さ方向である矢印a、b方向の中心線P2 に対して対称となる4個所に設けられている。
そして、凹所3の中心O1 から4つの爪14の互いに対向する内側端面14aまでの半径r1 がディスク4の半径r2 より小さく構成される一方、4つの爪14の中心間を結ぶ2つの対角線O2 、O3 上における一方の爪14の内側端面14aから凹所3の中心O1 とは反対側の外周面3cまでの間隔S1 がディスク4の直径(2r2 )より僅かに大きく構成されている。
なお、4つの爪14は合成樹脂によって成形されるディスクトレー2の上面2b上に一体成形するか、又は、合成樹脂等でディスクトレー2とは別に成形した爪14を接着、ビス止め、或いは、図5の(C)に示すように、すり割16を有する係止爪17によってディスクトレー2の上面2bに形成した係止穴18内に差し込んで係止するいわゆるパッチン止め等によって取り付けることができる。
この第1実施例によれば、ディスク4をディスクトレー2の凹所3内に挿入する際に、4つの爪14間をすり抜けるように、ディスク4を4つの爪14間でジグザグ状に移動させてディスク4を凹所3内に挿入することができる。
即ち、まず、図4に1点鎖線で示すように、ディスク4を凹所3内に矢印h方向から挿入して、ディスク4の外周4bの左下及び右下の点4P1 、4P2 を図4で左下及び右下の2つの爪14の内側のポケット15内に挿入する。
そして、そのディスク4の外周4bの左下の点4P1 を一方の対角線O1 上で凹所3の外周面3bに矢印h方向から当接して、そのディスク4の外周で右上の点4P3 を右上の爪14の内側まで図2で矢印i方向に押し込んだ後、図4に点線で示すように、ディスク4を他方の対角線O3 に沿って矢印j方向に移動させて、そのディスク4の外周4bの右上の点4P3 を右上の爪14の内側のポケット15内に挿入する。
この際、ディスク4の外周4bの右下の点4P2 を他方の対角線O3 上で凹所3の外周面3bに矢印j方向から当接して、そのディスク4の外周4bの左上の点4P4 を左上の爪14の内側まで図2で矢印i方向に押し込む。
そして、最後に、図4で実線で示すように、ディスク4の中心が中心線P2 と重なる位置まで、ディスク4を凹所3内で底面3aと平行に矢印k方向に移動させて、ディスク4の外周4bの左上の点4P4 も左上の爪14の内側のポケット15内に挿入する。
なお、ディスク4をディスクトレー2の凹所3内から抜き取る時には、上記の逆操作で、ディスク4を4つの爪14間でジグザグ状に移動させて4つの爪14間をすり抜けるようにして、ディスク4を凹所3内から抜き取ることができる。
しかし、ディスク4を凹所3の底面3aと平行に図2で矢印m方向に単純に引き抜こうとすると、4つの爪14がディスク4の外周4bに引っかかるので、ディスク4を凹所3内から抜き取ることができない。
従って、このディスク装置によれば、図1及び図2の(A)に示すように、ディスク装置本体1及びディスクトレー2を水平に使用する水平使用は言うまでもなく、これらを垂直に立てて使用する垂直使用が可能となる。なお、この垂直使用時には、ディスクトレー2の幅方向の両端2c、2dの何れ側を下にしても全く同様に使用することができて、垂直使用は2方向が可能である。
即ち、この垂直使用時には、凹所3内に挿入されたディスク4を4つの爪14によって垂直姿勢に安定良く、確実に保持することができて、ディスク4が凹所3内から図2の(A)で矢印n方向に脱落することを確実に防止することができる。
従って、ディスク4を凹所3内に垂直姿勢に安定良く保持したまま、ディスクトレー2によってディスク装置本体1に対して矢印a、b方向にスムーズにローディング及びイジェクトすることができる。
なお、この際、図2の(A)に示すように、凹所3の外周面3cを底面3aに対してほぼ直角に形成したので、上記の垂直使用時には、その外周面3cが水平となり、ディスク4を凹所3内に極めて安定良く垂直に保持することができる。
また、ディスク装置本体1のフロントパネル1aの開口1bには4つの爪14が矢印a、b方向にスムーズに通過できるような一対の切欠き19が形成されている。
[ディスクトレーの第2実施例]
次に、図2の(B)、図5の(A)及び(B)によってディスクトレーの第2実施例を説明する。
この第2実施例では、図5の(A)に示すように、4つの爪14の内の1つ、又は、図4で示した2つの対角線O2 、O3 上の2つ、或いは4つの爪14の全部をゴム等の弾性体で構成したものである。
この際、図5の(A)に示すように、爪14の台座14bも爪14と一体にゴム等の弾性体で成形して、その台座14bによって爪14をディスクトレー2の上面2bに接着やビス止め、或いは図5の(C)に示すように係止爪17によるパッチン止め等によって取り付けるようにしても良い。
また、図5の(B)に示すように、爪14を別成形した台座14bを介してディスクトレー2の上面2b上に接着やビス止め或いは図5の(C)に示すように係止爪17によるパッチン止め等しても良い。そして、この際、台座14bをディスクトレー2の上面2bに一体成形しても良い。
そして、この第2実施例によれば、図2の(B)に示すように、例えば、ディスク4の外周4bの下側を凹所3内で下側の爪14の内側のポケット15内に矢印h方向に斜めに挿入した後、ディスク4の外周4bの上側を凹所3内で上側の爪14のポケット15内に矢印i方向から押し込むようにして、その上側の爪14を弾性に抗して矢印i方向に撓ませるようにして、ディスク4を凹所3内に簡単に挿入することができる。
なおこの際、爪14を矢印i方向とは反対側の矢印n方向に予め弾性に抗して撓ませた状態で、ディスク4を凹所3内に挿入することもできる。
そして、この第2実施例によれば、第1実施例と同様に、水平使用及び垂直2方向の3方向の使用が可能である。
[ディスクトレーの第3実施例]
次に、図5の(C)及び図6によって、ディスクトレーの第3実施例を説明する。
この第3実施例では、4つの爪14の内の1つ、又は、図4で示した2つの対角線O2 、O3 上の2つ、或いは4つの爪14の全部を図5の(C)に示すように、台座部14bを中心にして矢印s方向に回転自在に構成したものである。この際、爪14は合成樹脂やゴム等の何れで成形したものでも良い。
そして、爪14の台座部14bの上面に形成したコイン等の嵌合溝20内にコイン21等を嵌合して爪14を180°回転調整することにより、爪14を図5の(C)及び図6に実線で示すように凹所3内に入り込んだ位置と、図5の(C)及び図6に1点鎖線で示すように凹所3外に抜き出された位置との間で移動させることができる。
従って、この第3実施例によれば、ディスク装置本体1及びディスクトレー2を水平にして使用する水平使用時には、爪14を凹所3外へ抜き出しておき、凹所3内のディスク4の出し入れ時に、爪14が邪魔にならないように便利に使用できる。またディスク装置本体1及びディスクトレー2を垂直にして使用する垂直使用時には、爪14を凹所3内に入り込ませておき、凹所3内でディスク4を垂直に確実に保持するように便利に使用することができる。
なお、爪14を凹所3内に入り込んだ位置と凹所3外に抜き出した位置との間で図4に示した2つの対角線O2 、O3 に沿って直線的に移動させることも可能である。
[ディスクトレーの第4実施例]
次に、図7によってディスクトレーの第4実施例を説明する。
この第4実施例は、凹所3の外周面3cを形成する複数の外周壁3dとそれぞれ1〜2つの爪14とをゴム等の弾性体で一体成形し、それぞれの外周壁3dを複数の係止爪22によってディスクトレー2の上面に形成した複数の係止穴23に圧入等にて嵌合させるようにして、爪14と一体に外周壁3dをディスクトレー2の凹所3の外周位置に着脱可能に取り付けたものである。
この第4実施例によれば、凹所3内に挿入されたディスク4の外周4bを弾性を有する外周壁3dによって安全に保護することができると共に、外周面3cを底面3aに対して鋭角θに形成して、垂直使用時におけるディスク4の垂直姿勢の保持をより一層安定良く、確実に行うことができる。
[ディスク装置本体の内部構造の説明]
次に、図8〜図30によって、ディスク装置本体1の内部構造を順次説明する。
[ディスク装置のローディング及びイジェクト動作の概要説明]
まず、図1、図3、図29及び図30によって、ディスク装置におけるディスク4のローディング及びイジェクト動作の概要を説明する。
まず、このディスク装置は、CDやCD−ROM等の光ディスクや光磁気ディスク等である記録及び/又は再生用のディスク4を再生するものであり、そのディスク4には中心穴4aが形成されている。なお、ここでは、直径が約12cm(正しくは、120mm±0.3mm)のディスク4が使用される。
そして、ディスク装置本体1は扁平な箱型に形成されていて、フロントパネル1aに横長の開口1bが形成されている。そして、ディスクトレー2が開口1bからディスク装置本体1に対してローディング方向である矢印a方向とイジェクト方向である矢印b方向とに水平にローディング及びイジェクトされるように構成されている。
そして、前述したように、ディスク4がディスクトレー2の凹所3内に載置されて、ディスクトレー2によってディスク4がディスク装置本体1内に矢印a方向からローディングされ、矢印b方向にイジェクトされるように構成されている。
そして、ディスク装置本体1のフロントパネル1aの下側にはイジェクト釦107とイマージェンシー・イジェクト用穴108等が設けられている。
[ディスクローディング動作]
そして、ディスクローディング時には、図1又は図3で説明したように、ディスク4をディスクトレー2の凹所3内に保持させた後、ディスクトレー2のフロントパネル2bを指で矢印a方向に軽く押すと、ローディングスイッチ(図示せず)がONされて、後述するディスクトレー駆動機構によってディスクトレー2が図29又は図30に示すようにディスク装置本体1内に矢印a方向からパワーローディングされる。
[ディスクイジェクト動作]
そして、ディスクイジェクト時には、図29又は図30に示すディスクローディング状態で、イジェクト釦107を押してイジェクトスイッチ(図示せず)をONするか、又は、ホストコンピュータからのイジェクト信号によって、後述するディスクトレー駆動機構が作動されて、ディスクトレー2が図1又は図3に示すようにディスク装置本体1内から矢印b方向にパワーイジェクトされる。
[イマージェンシー・イジェクト操作]
そして、図29又は図30に示すディスクローディング状態で、停電や電気系の故障等によって電源を入れられなくなったような緊急時に、ディスク4をイマージェンシー・イジェクトする際には、ディスク装置本体1のフロントパネル1aのイマージェンシー・イジェクト用穴108からクリップ等の針金状のイマージェンシー・イジェクト操作用部材109を矢印a方向に挿入する。すると、後述するイマージェンシー・イジェクト機構によって、ディスクトレー2がディスク装置本体1内から後述するように一定距離L1 (図15参照)だけ矢印b方向に押し出される。そこで、ディスクトレー2のフロントパネル2aに手をかけて、ディスクトレー2を手動操作によって矢印b方向に引き出すことができる。
[ディスク装置本体の説明]
次に、図24〜図30によって、ディスク装置本体1の構成を説明する。
このディスク装置本体1は、合成樹脂等によって形成されたフロントパネル1a及びシャーシ111と、ステンレス薄板等によって形成された上下一対のカバー112、113によって扁平な箱型ケースに形成されている。そして、シャーシ111の下部と下側カバー113との間にはプリント基板114が水平に組み込まれている。なお、図18及び図20に示すように、ディスクトレー2の幅方向の両端2c、2dに沿って一体成形された水平な左右一対のガイドレール115がシャーシ111の左右両側壁111aの内側に成形された水平な左右一対のガイド溝116内にスライド自在に遊嵌されている。
[ディスクチャッキング機構の説明]
次に、図15〜図17、図24〜図26によって、ディスク装置本体1内に設けられたディスクチャッキング機構M1を説明する。
このディスクチャッキング機構M1は、スピンドルモータ12のスピンドル12aによって回転駆動されるディスクテーブル6と、チャッキングプーリ8とを有している。
そして、ディスクトレー2の挿入空間の上方位置でシャーシ111の左右両側壁111aの上端部間にプーリホルダー11が水平に架設されている。そして、このプーリホルダー11の中央部に形成された円形のホルダー穴11a内にチャッキングプーリ8が上下方向及び水平方向に一定範囲内で移動可能に遊嵌されている。なお、チャッキングプーリ8の中央部にはアルミ板等の金属板8aが水平に埋設されていて、そのチャッキングプーリ8の上端の外周に一体成形されたフランジ8bがホルダー穴11aの内周の下端に一体成形されたフランジ11b上に当接されて、ローディングされるディスク4よりも高い位置に宙吊りされている。
そして、シャーシ111のほぼ中央部にほぼ長方形状の開口116が形成されていて、この開口116内にベースユニット9が配置されている。そして、ゴム等で成形されて、左右一対の取付ネジ118によってシャーシ111上にネジ止めされた2つのインシュレータ119によってベースユニット9の矢印a方向側の端部9aの左右両側が支持されている。
そして、開口116の矢印b方向側の端部で、シャーシ111上にユニットベース駆動レバー120が矢印a、b方向に対して直交する状態で配置されている。このユニットベース駆動レバー120は合成樹脂等にて成形されていて、このユニットベース駆動レバー120がその一端に一体成形された矢印a、b方向と平行で水平な一対の支点軸121を介してシャーシ111上に上下方向である矢印c、d方向に回転自在に取り付けられている。そして、ゴム等で成形されて、取付ネジ122によってユニットベース駆動レバー120の先端120a上にネジ止めされた1つのインシュレータ123によってベースユニット9の矢印b方向側の端部9bの中央部が支持されている。
従って、ユニットベース駆動レバー120によってベースユニット9が図25に示す下降位置と、図26に示す上昇位置との間で、左右一対のインシュレータ119を回動支点にして上下方向である矢印c、d方向に回転自在に構成されている。
そして、このベースユニット9の矢印b方向側の端部9bの近傍位置にスピンドルモータ12が上向きで垂直に固着されていて、そのスピンドル12aの上端にディスクテーブル6が水平に固着されている。
そして、ベースユニット9のスピンドルモータ12より後方側に開口124が形成されていて、この開口124内に光学ピックアップ7の対物レンズ126を有するキャリッジ127が矢印a、b方向に移動自在に配置されている。
なお、キャリッジ127はベースユニット9に取り付けられた左右一対のガイド軸128によって案内され、ベースユニット9に取り付けられたモータ129によってギアトレイン130を介して駆動されるピニオン131と、キャリッジ127に固着されたラック132とからなるリニアモータ機構M2によってキャリッジ127が矢印a、b方向に移動されるように構成されている。
[ディスクチャッキング動作]
まず、図25に示すように、ベースユニット9が自重によって下降位置まで矢印c方向に下降された状態で、前述したように、ディスクトレー2によってディスク4がディスク装置本体1内に矢印a方向から水平にローディングされて、ディスク4がディスクテーブル6とチャッキングプーリ8との間に挿入される。
そして、このローディング完了後に、ユニットベース駆動レバー120が後述するように矢印d方向に駆動されて、ベースユニット9が図26に示すように上昇位置まで矢印d方向に上昇されて水平になる。
そして、この時、ディスクテーブル6がディスクトレー2の切欠き5内に矢印d方向から挿入されて、そのディスクテーブル6のセンターリングピース6aがディスク4の中心穴4aに矢印d方向から嵌合されると共に、そのディスクテーブル6がディスク4をディスクトレー2の凹所3内で上方に押し上げて浮かす。
この時、ディスクテーブル6はディスク4と一緒にチャッキングプーリ8も上方に持ち上げると同時に、センターリングピース6aの上面に埋設されている環状のチャッキングマグネット6d(図8参照)によってチャッキングプーリ8の金属板8aを下方に吸引する。そして、チャッキングプーリ8がディスク4の中心穴4aの外周をディスクテーブル6上にマグネットチャッキングする。
[ディスクの再生動作]
上記ディスク4のチャッキング後に、スピンドルモータ12によって回転駆動されるディスクテーブル6と一体にディスク4が回転駆動され、光学ピックアップ7のキャリッジ127がリニアモータ機構M2によって矢印a、b方向に移動されて、対物レンズ126によってディスク4の再生が行われる。
[ディスクのチャッキング解除動作]
ディスク4の再生後に、ユニットベース駆動レバー120が後述するように矢印c方向に駆動されて、ベースユニット9が自重によって図25に示すように矢印c方向に下降されると、ディスクテーブル6のセンターリングピース6aがディスク4の中心穴4aから離脱されてディスクトレー2より下方位置まで矢印c方向に下降される。そして、ディスク4がディスクトレー2の凹所3上に再び載置されると共に、チャッキングプーリ8がそのフランジ8bによってプーリホルダー11のフランジ11b上に当接されてディスク4の上方位置で再び宙吊り状態となる。
そして、このチャッキング解除後に、後述するように、ディスクトレー2によってディスク4がディスク装置本体1内から矢印b方向にイジェクトされる。
[ディスクトレー駆動機構の説明]
次に、図15〜図26によって、ディスクトレー2をローディング及びイジェクトするためのディスクトレー駆動機構M3を説明する。
このディスクトレー駆動機構M3は、合成樹脂等によって成形されるディスクトレー2の下面に一体成形された互いに平行でほぼJ型のラック136及びガイド溝137と、ラック136を駆動するピニオン138及びガイド溝137内に沿って移動されるガイドピン139と、ピニオン138を正逆回転駆動するモータ140と、ガイドピン139によって回転駆動されるギアベース141と、こタギアベース141によって回転駆動されて前記ユニットベース駆動レバー120を回転駆動するカムレバー142等を有している。
そして、ギアベース141が合成樹脂等にて成形されていて、このギアベース141の基端上に一体成形された円筒状のボス141aがシャーシ111上に一体成形された垂直な支点軸143の外周に挿入されて、ギアベース141が支点軸143を中心に矢印A、B方向に回転自在に取り付けられている。そして、そのギアベース141の先端の上部にガイドピン139が垂直に一体成形されていて、そのガイドピン139の外周にピニオン138が挿入されて回転自在に取り付けられている。
そして、シャーシ111上に上向きに取り付けられたモータ140のモータ軸140aの外周に固着された駆動プーリ144と、ボス141aの外周に回転自在に取り付けられた従動プーリ145との間にベルト146が巻き掛けられている。そして、ギアベース141の中間部上に一体成形された垂直な支軸141bの外周に2段ギアで構成された中間ギア147が挿入されて回転自在に取り付けられている。そして、その中間ギア147が従動プーリ145の下面に一体成形された入力ギア148と、ピニオン138の下面に一体成形された出力ギア149とに噛合されていて、これらのギア148、147〜149によって減速用のギアトレインが構成されている。そして、このギアトレインとベルト146とによってピニオン駆動機構M4が構成されている。
そして、入力ギア148が太陽歯車に構成され、ピニオン138、出力ギア149及び中間ギア147が入力ギア148の外周に沿って円運動する遊星歯車に構成されている。
そして、図15〜図20に示すように、ピニオン138がラック136に噛合され、ガイドピン139の上端がガイド溝137内に遊嵌されている。
そして、図21及び図22に示すように、カムレバー142が合成樹脂等にて成形されていて、このカムレバー142の中間部上に一体成形された円筒状のボス142aがシャーシ111上に一体成形された垂直な支点軸152の外周に挿入されて、カムレバー142が支点軸152を中心に矢印C、D方向に回転自在に取り付けられている。そして、ギアベース141の基端の側面とカムレバー142の一端の側面とにそれぞれ一体成形された部分ギア153、154が互いに噛合されている。
そして、カムレバー142のボス142aの側面に一体成形されたほぼZ形のカム溝155と、ユニットベース駆動レバー120の先端の一側面に一体成形されて、上記のカム溝155内に遊嵌されたカム従動ピン156とによってカム機構M5が構成されている。なお、カム溝155は水平な段部である低所部155a及び高所部155bと、これらの間を直結する傾斜部155cとによって構成されていて、低所部155aはボス142aを中心とする円周方向に比較的長く形成されている。
そして、図19に示すように、ディスクトレー2の下面に一体成形されたラック136及びガイド溝137はピニオン138の半径r11の間隔を保って互いに平行でほぼJ型に形成されていて、これらのラック136及びガイド溝137には、ディスクトレー2のローディング方向である矢印a方向と平行な直線部136a、137aと、その直線部136a、137aのイジェクト方向である矢印b方向側の端部に順次滑らかに接続されて、ガイド溝137が内側になるように互いに平行な円弧状に形成された第1円弧部136b、137b及び第2円弧部136c、137cとを有している。
この際、ガイド溝137の第1円弧部137bに滑らかに接続された第2円弧部137cの中心の曲率半径r12は支点軸143を中心O11として矢印A、B方向に回転されるガイドピン139の中心の回転半径と等しく構成されていて、直線部137aに滑らかに接続された第1円弧部137bは仮想中心O12を中心にして円弧状に形成されていて、その第1円弧部137bの中心の曲率半径r13は第2円弧部137cの中心の曲率半径r12より小さく構成されている。
なお、ラック136の第1円弧部136bの曲率半径はr13+r11に形成され、第2円弧部136cの曲率半径はr12+r11に形成されている。
[イマージェンシー・イジェクト機構の説明]
次に、図15〜図23によって、イマージェンシー・イジェクト機構M6を説明する。
まず、特に図19に示すように、このイマージェンシー・イジェクト機構M6は、ディスクトレー2のほぼJ型のガイド溝137の曲率半径r13が小さい第1円弧部137bと、ギアベース141の先端上のガイドピン139とによって構成されたイジェクト用カム機構M7を備えている。
そして、特に図21〜図23に示すように、ディスク装置本体1内のフロントパネル1aの内側で、イマージェンシー・イジェクト用穴108の真後の位置にイマージェンシー・イジェクトスライダー161が配置されている。
このイマージェンシー・イジェクトスライダー161は、合成樹脂等によって水平板161aと垂直板161bとによってほぼL型に成形されていて、シャーシ111に形成された矢印a、b方向と平行なガイド溝162内で矢印a、b方向に直線運動できるように構成されている。そして、垂直板161bのフロントパネル1a側にはイマージェンシー・イジェクト用穴108に対向された凹部161cが一体成形されている。
そして、カムレバー142の部分ギア154とは反対側に延出されたアーム142bがこのイマージェンシー・イジェクトスライダー161の垂直板161bに矢印b方向から当接されている。
従って、イマージェンシー・イジェクト手段が、イマージェンシー・イジェクトスライダー161と、カムレバー142とによって構成されている。
[ディスクトレーのローディング動作]
まず、図1又は図3に示すディスクトレー2の矢印b方向へのイジェクト完了状態では、図19に2点鎖線で示すように、ピニオン138とガイドピン139がディスクトレー2のラック136及びガイド溝137の直線部136a、137aにおける矢印a方向側の端部位置に位置決めされている。
次に、前述したようにローディングスイッチがONされると、図15〜図17に示すディスクトレー駆動機構M3のモータ140が正回転駆動されて、ピニオン駆動機構M4を介してピニオン138が図19に2点鎖線で示す位置にて矢印E方向に正回転駆動される。
この際、ガイドピン139がガイド溝137の直線部137a内に係合されて、このガイドピン139によってギアベース141の支点軸143を中心とした矢印A、B方向の自由回転が拘束されている。従って、ピニオン138が定位置で矢印E方向にスムーズに回転して、ラック136の直線部136aを矢印a方向にスムーズに駆動する。
そして、ラック136と一体にディスクトレー2がディスク装置本体1内に矢印a方向にローディングされて、ピニオン138及びガイドピン139がガイド溝137の直線部137aを相対的に矢印b方向に移動する。
そして、ディスクトレー2の矢印a方向へのローディングが進み、やがて、図15及び図19に実線で示すように、ピニオン138及びガイドピン139がガイド溝137の直線部137aの中心と第1円弧部137bの中心との交点P11に到達する。
そして、ピニオン138が矢印E方向に継続して正回転駆動されることにより、ピニオン138がラック136の第1円弧部136bに沿って矢印B方向に転動して、ギアベース141が支点軸143を中心O11として矢印B方向に回転されて、ガイドピン139がガイド溝137の第1円弧部137b内を矢印B方向に進む。
この際、ガイド溝137の第1円弧部137bの中心の曲率半径r13が支点軸143を中心O11としたガイドピン139の中心の回転半径より小さく構成されていることから、ガイドピン139が第1円弧部137bを矢印B方向に進む間にディスクトレー2の矢印a方向への移動速度が減速される。
即ち、図19に示すように、支点軸143を中心O11としたガイドピン139の回転半径と等しい曲率半径r12に形成されているガイド溝137の第2円弧部137cの中心の矢印A方向への延長線と、直線部137aの中心の矢印b方向への延長線との交点P12と、直線部137aの中心と第1円弧部137bの中心との交点P11との間の矢印a、b方向の距離L1 が例えば約10.5mmに設定されていて、この距離L1 内においてディスクトレー2の矢印a方向への移動速度が減速される。
そして、図16及び図19に点線で示すように、ピニオン138及びガイドピン139がガイド溝137の第1円弧部137bの中心と第2円弧部137cの中心との交点P13に到達した時に、ディスクトレー2がディスク装置本体1内に矢印a方向に完全に挿入されて、ディスクトレー2のローディング動作が完了する。
そして、ピニオン138が矢印E方向に継続して正回転駆動されることにより、ピニオン138がラック136の第2円弧部136cに沿って矢印B方向に転動するが、この時のピニオン138の第2円弧部136c内での矢印B方向への転動距離はオーバーストローク動作の進み工程となる。そして、このピニオン138の矢印B方向へのオーバーストローク動作の進み工程によって、ギアベース141が支点軸143を中心O11として引き続き矢印B方向に回転され、ガイドピン139がガイド溝137の第2円弧部137c内を矢印B方向に進む。
この際、ガイド溝137の第2円弧部137cの中心の曲率半径r12が支点軸143を中心O11としたガイドピン139の中心の回転半径と等しく構成されていることから、ガイドピン139は第2円弧部137c内を矢印B方向にスムーズに進み、ディスクトレー2はローディング完了位置にそのまま保持される。
そして、図19に1点鎖線で示すように、ピニオン138及びガイドピン139がガイド溝137の第2円弧部137cの終端P14に達したことがギアベース141等の回転角から検出スイッチ(図示せず)によって検出されてイジェクトモータ140が停止される。
ところで、図15〜図19に示すように、ピニオン138が交点P11から交点P13を経て終端P14まで矢印B方向に進む間に、ギアベース141も図15に示す位置から図17に示す位置まで支点軸143を中心に矢印B方向に回転駆動されて、部分ギア153、154を介してカムレバー142が図15に示す位置から図17に示す位置まで矢印D方向に回転駆動される。そして、カムレバー142のカム溝155がカム従動ピン156に対して矢印D方向に移動される。
そして、ピニオン138が交点P11から交点P13まで矢印f方向に進む間は、図22の(A)に示すように、ベースユニット駆動レバー120のカム従動ピン156がカムレバー142のカム溝155の低所部155a内を相対的に矢印C方向に移動する。
そして、ピニオン138が交点P13から終端P14まで矢印B方向にオーバーストローク動作される間に、図22の(B)に示すように、カム従動ピン156がカム溝155の傾斜部155cを通って高所部155bまで矢印d方向に押し上げられて、ベースユニット駆動レバー120が矢印d方向に回転駆動される。
従って、ディスクトレー2の矢印a方向へのローディング完了後におけるピニオン138の矢印B方向へのオーバーストローク動作の進み工程によって、ベースユニット駆動レバー120によってベースユニット9が図25に示す下降位置から図26に示す上昇位置まで矢印d方向に回転駆動されて、前述したディスクチャッキング機構M1によるディスク4のチャッキング動作が行われて、ディスク4がディスクトレー2の凹所3の上方に押し上げられてディスクテーブル6上にマグネットチャッキングされる。
[ディスクトレーのイジェクト動作]
次に、前述したようにイジェクトスイッチがONされるか、又は、ホストコンピュータからのイジェクト信号によって、ローディング及びディスクトレー駆動機構M3のモータ140が逆回転駆動されると、ローディング時の逆動作で、ディスクトレー2がディスク装置本体1内から矢印b方向にイジェクトされる。
即ち、ピニオン138が図17及び図19に1点鎖線で示すガイド溝137の第2円弧部137cの終端P14で、モータ140によって矢印F方向に逆回転駆動されると、ピニオン138がラック136の第2円弧部136cに沿って終端P14から図16及び図19に点線で示す交点P13まで矢印e方向に進むオーバーストローク動作の戻り工程を行い、ギアベース141が図17に示す位置から図16に示す位置まで矢印A方向に回転駆動される。
すると、部分ギア153、154を介してカムレバー142が図17に示す位置から図16に示す位置まで矢印C方向に回転されて、図22の(A)に示すように、カム従動ピン156がカム溝155の高所部155bから傾斜部155cを通って低所部155aまで自重ですべり落ちて、ベースユニット駆動レバー120が自重で矢印c方向に回転駆動される。
そして、ベースユニット駆動レバー120と一緒にベースユニット9が図26に示す上昇位置から図25に示す下降位置まで自重で矢印c方向に回転駆動されて、前述したディスクチャッキング機構M1によるディスク4のチャッキング解除動作が行われて、ディスク4がディスクトレー2の凹所35上に再び載置される。
そして、ピニオン138が矢印F方向に継続して逆回転駆動されて、ピニオン138及びガイドピン139がラック136及びガイド溝137の第1円弧部136b、137bに沿って図16及び図19に点線で示す交点P13から図15及び図19に実線で示す交点P11まで矢印e方向に進む。
そして、この間に、イマージェンシー・イジェクト機構M6のガイド溝137の第1円弧部137bとガイドピン139とによって構成されているイジェクト用カム機構M7によるカム作用、即ち、ガイドピン139がガイド溝137の第1円弧部137bの円弧面137b′を矢印A方向に押圧することによって発生する図16に示す矢印a方向の分力FOによってディスクトレー2がディスク装置本体1内から距離L1 分矢印b方向に押し出される。
また、この間に、図22の(A)に示すように、カム従動ピン156がカム溝155の低所部155a内を相対的に矢印D方向に移動する。
そして、ピニオン138が矢印F方向に継続して正回転駆動されて、ピニオン39がラック136の直線部136aを矢印b方向に駆動することによって、図1又は図3に示すように、ディスクトレー2がディスク装置本体1内から矢印b方向にイジェクトされて、ピニオン138及びガイドピン139がガイド溝137の直線部137bを図19に2点鎖線で示す位置まで相対的に矢印a方向に移動する。
そして、図24に示すように、シャーシ111の左右両側壁111aの矢印b方向側の端部に一体成形されている左右一対のストッパー172にディスクトレー2の左右両側面の矢印a方向側の端部に一体成形されている左右一対の突起173が矢印b方向から当接されて、ディスクトレー2のイジェクトが完了となり、そのディスクトレー2のイジェクト完了がイジェクト完了スイッチ(図示せず)によって検出されて、モータ140が停止される。
[イマージェンシー・イジェクト操作]
図29又は図30に示すディスクローディング状態で、ディスク装置本体1のイマージェンシー・イジェクト用穴108からイマージェンシー・イジェクト操作用部材109を矢印a方向に挿入すると、図23に示すように、イマージェンシー・イジェクト操作用部材109の先端がイマージェンシー・イジェクトスライダー161の凹部161c内に押し付けられて、このイマージェンシー・イジェクトスライダー161が図23に1点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで距離L2 だけ矢印a方向に押し出される。
そして、このイマージェンシー・イジェクトスライダー161の垂直板161bがカムレバー142のアーム142bを同じ距離L2 だけ矢印a方向に押し、このカムレバー142が図17に示す位置から図15に示す位置まで矢印C方向に回転駆動されると共に、部分ギア153、154を介してギアベース141が図17に示す位置から図15に示す位置まで矢印A方向に回転駆動される。
すると、カムレバー142が図17に示す位置から図15に示す位置まで矢印C方向に回転駆動されることによって、前述したディスクトレー2のイジェクト動作と同じように、ベースユニット駆動レバー120と一緒にユニットベース9が図26に示す上昇位置から図25に示す下降位置まで自重で矢印c方向に下降駆動されて、ディスク4に対するディスクテーブル6のチャッキング解除動作が行われる。
そして、このディスク4のチャッキング解除後に、図19に示すように、矢印A方向に回転駆動されるギアベース141のガイドピン139がディスクトレー2のガイド溝137の第1円弧部137bの円弧面137b′を矢印A方向に押し、この時のカム作用によって発生する図16に示す矢印a方向の分力FOによって、図15に1点鎖線で示すように、ディスクトレー2がディスク装置本体1内から矢印b方向に距離L1 だけ軽く押し出される。
従って、イマージェンシー・イジェクト操作用部材109でイマージェンシー・イジェクトスライダー161を矢印a方向に軽く押すだけで、ディスクトレー2をディスク装置本体1内から距離L1 だけ矢印b方向に軽快に押し出すことができる。
そして、この後に、ディスクトレー2のフロントパネル2aに手をかけて、手動操作によってディスクトレー2を図1又は図3に示すようにディスク装置本体1内から矢印b方向に完全に引き出して、ディスク4を取り出し、イマージェンシー・イジェクト操作を終了する。
[ベースユニットの緩衝装置の説明]
次に、図8〜図14によって、ベースユニット9をシャーシ111に対して弾性的にフローティングするための緩衝装置M8を説明する。
まず、この種ディスク装置の光学ピックアップ7は、図8に示すX方向(フォーカス方向)、Y方向(ディスクに記録されるトラックに対する接線方向)及びZ方向の座標軸において、X方向が外部振動に対して極めて弱く、Y方向が外部振動に対して非常に強く、Z方向が外部振動に対して比較的強いと言う特徴がある。
そこで、このベースユニット9の緩衝装置M8では、X方向に関しては十分な緩衝性(耐振性)を保ちつつY方向及びZ方向に関しては変位量を小さく抑えることができるようにした合計3つのインシュレータ119、123を用いることによって、ベースユニット9の位置を安定させて、図30に示すように、ディスク装置本体1を垂直に立てて使用する垂直使用時におけるベースユニット9のY方向及びZ方向の過度な変位を防止して、ディスクテーブル6に対するディスク4の接触や対物レンズ126のフォーカスエラー等の問題を解消することができるようにしたものである。また、図29に示す水平使用時においても、ベースユニット9のY方向の遊び(ガタツキ)を少なくして、ディスクトレー2上に載置されてローディングされたディスク4の中心穴4aへのディスクテーブル6のセンターリングピース6aのチャッキング動作の確実性を向上するようにしたものである。
また、ベースユニット9の外部振動に対する緩衝性(耐振性)に関しても、図29に示すように、ディスク装置本体2を水平に設置して使用する水平使用時には、従来のインシュレータと同等以上の効果を発揮できる上に、図30に示す垂直使用時にも水平使用時とほぼ同等の効果を発揮できるようにしたものである。
即ち、この緩衝装置M8では、まず、図8及び図9に示すように、ベースユニット9の矢印a方向側の端部9aの左右両側が2つのインシュレータ119を介してシャーシ111上に弾性的に支持されていて、ベースユニット9の矢印b方向側の端部9bの中央部が1つのインシュレータ123によってベースユニット駆動カバー120上に弾性的に支持されている。
そして、これら合計3つのインシュレータ119、123は従来と同様にゴム等で成形されていて、それぞれ中空部119a、123aを有するほぼ円筒型に形成されている。 そして、図10、図12及び図13に示すように、従来と同様に、これらのインシュレータ119、123は、これらの中空部119a、123a内に上方から挿入されて、シャーシ111及びベースユニット駆動レバー120上のネジ止め用ボス192内に垂直にネジ止めされたフランジ118a、122a及び段部118b、122bを有する取付ネジ118、122によってシャーシ111上とベースユニット駆動レバー120上にこれらの取付ネジ118、122と同一軸心状で垂直に取り付けられている。
そして、これらのインシュレータ119、123の外周の凹溝193内にベースユニット9の外周のほぼ3/4円弧状の係止用フランジ194を水平方向から嵌合させている。
そして、図10及び図11に示すように、これらのインシュレータ119、123の外側には、Y方向及びZ方向に対して共に平行な左右一対の外側リブ170がこれらのインシュレータ119、123の下端から軸方向のほぼ中間位置にかけて一体成形されている。
そして、これら左右一対の外側リブ170によってこれらのインシュレータ119、123のX方向の変形、変位を十分に確保しつつ、Z方向の変形、変位を小さくする手段を構成している。
また、図10〜図13に示すように、これらのインシュレータ119、123の内側にY方向から相対向される左右一対の内側リブ171が一体成形されている。
そして、図12及び図13に示すように、これら左右一対の内側リブ171の先端と取付ネジ118、122の側面との間のクリアランスG1が約0.2mm程度に小さく形成されていて、これらのインシュレータ119、123がY方向に変形、変位される際に、これらの左右一対の内側リブ171が取付ネジ118、122の左右両側面に当接されて、これらのインシュレータ119、123のY方向の変形、変位を小さくする手段を構成している。
なお、これらのインシュレータ119、123がX方向に変形、変位する際には、左右一対の内側リブ171は取付ネジ118、122の側面に当接されることはなく、これらインシュレータ119、123のX方向の変形、変位は十分に確保される。
そして、図8、図9、図12及び図13に示すように、ベースユニット9の3つの係止用フランジ194の内周には、Y方向と平行な左右一対のリブ係合溝172が形成されている。
そして、ベースユニット9の3つの係止用フランジ194内に3つのインシュレータ119、123を凹溝193によって嵌合する際に、これらの左右一対の外側リブ170を左右一対のリブ係合溝172内に係合させることによって、ベースユニット9に対する3つのインシュレータ119、123のY方向の位置決めを簡単、かつ、正確に行うことができるように構成されている。
次に、図8及び図9に示すように、3つのインシュレータ119、123のうち、ベースユニット9の他端9b側のほぼ中央部を支持する1つのインシュレータ123はディスクテーブル6が取り付けられた重量の重いスピンドルモータ12の近傍位置を支持しているので、図12及び図13に示すように、このインシュレータ123の素材であるゴム等の硬度を他の2つのインシュレータ119の素材であるゴム等の硬度より硬く形成して、スピンドルモータ12の近傍位置を支持している1つのインシュレータ123のX方向、Y方向及びZ方向の変形、変位が他の2つのインシュレータ119のX方向、Y方向及びZ方向の変形、変位と同程度になるように構成している。
従って、ベースユニット9の他端9b側にスピンドルモータ12の重量が最も多くかかるにも拘らず、この他端9b側を1つのインシュレータ123によって強固に弾性的に支持することができて、ベースユニット9の外周の3点を3つのインシュレータ119、123によってバランス良く、安定して弾性的に支持することができる。
以上のように構成されたベースユニット9の緩衝装置M8によれば、3つのインシュレータ119、123のX方向の変形、変位を十分に確保しつつ、Y方向及びZ方向の変形、変位を小さくすることができるので、ベースユニット9のX方向に関しては十分な緩衝性(耐振性)を保ちつつ、Y方向及びZ方向に関しては左右一対の外側リブ170及び内側リブ171によって変位量及び遊び(ガタツキ)を小さく抑えることができる。
次に、図14の(A)(B)(C)によって、インシュレータ119、123の変形例を説明する。
即ち、図14の(A)は、左右一対の外側リブ170をこれらのインシュレータ119、123の軸方向の全長に亘って形成したものであり、図14の(B)は左右一対の外側リブ170をこれらのインシュレータ119、123の軸方向のほぼ中間位置に形成したものであり、図14の(C)は左右一対の内側リブ171をこれらのインシュレータ119、123の軸方向の全長に亘って形成したものである。
[ディスクテーブルのセンターリングピースの説明]
次に、図27及び図28によって、ディスクテーブル6を説明する。
このディスクテーブル6の上面にはほぼ円錐台形状のセンターリングピース6aが同一軸心状に取り付けられていて、このセンターリングピース6aの外周面が、テーパー角度が45°等と大きい先端側テーパー面6bと、テーパー角度が85°等と小さい基端側テーパー面6cとの2段階のテーパー面に形成されている。
そして、図27に示すように、ディスク装置の垂直使用時には、ディスク4がディスクトレー2の凹所3内に垂直状に保持されてディスク装置本体1内にローディングされる。
その際、ディスク4は凹所3内のほぼ円弧状の外周面3cの下端上に立てられて、上部側の爪14にもたれかかる等の不規則な姿勢に傾く等してローディングされる。
そして、図28に示すように、ディスク装置本体1内へのディスク4のローディング完了後に、スピンドルモータ12と一体にディスクテーブル6が矢印d方向に移動されて、前述したように、ディスク4の中心穴4aにセンターリングピース6aが嵌合され、ディスクテーブル6によってディスク4が凹所3の底面3aから矢印d方向に浮かされると共に、チャッキングプーリ8によってディスク4がディスクテーブル6上に垂直姿勢に矢印c方向からマグネットチャッキングされる。
そして、ディスクチャッキング動作時には、センターリングピース6aの先端側テーパー面6bによってディスク4の中心穴4aを相対的に矢印c方向に呼び込み、チャッキング終了時点では、ディスク4の中心穴4aがセンターリングピース6の基端側テーパー面6cの再深部まで矢印c方向に深く押し込まれて、センターリングピース6aに対するディスク4のガタツキが零となる。
[ディスクに対するディスクトレー及びディスクテーブルの寸法管理]
ここで、図27及び図28によって、ディスク4に対するディスクトレー2の凹所3及びディスクテーブル6のセンターリングピース6aの寸法管理について説明する。
まず、ディスク4は、直径φ1 が120±0.3mmに設定され、中心穴4aの直径φ2 が15±0.1 mm(但し、−側は0に規制されている)に設定されている。
そこで、まず、ディスクトレー2の凹所3のほぼ円筒状の外周面3cの直径φ3 を約123mmに設定している。
次に、ディスクテーブル6のセンターリングピース6aの先端側テーパー面6bの最小直径φ4 を11.3mmに設定し、基端側テーパー面6cの最大直径φ5 を15±0.1 mm(但し、−側は0である)に設定している。
以上のような寸法管理を行うことにより、
(15−11.3)÷2=1.85(mm)
となり、ディスクテーブル6のセンターP10に対するディスク4のセンターP11のずれが、最大1.85mmだけずれていても、ディスク4の中心穴4aをディスクテーブル6のセンターリングピース6aの外周へ呼び込むことが可能である。
しかも、この際、ディスクトレー2の凹所3aのほぼ円筒状の外周面3aの直径φ3 を約123mmに設定しておけば、図27に示すディスクチャッキング動作前の状態では、ディスクテーブル6のセンターP10に対するディスク4のセンターP11のずれは1.5mmとなり、図28に示すディスクチャッキング時には1.8−1.5=0.3(mm)の余裕をもって、ディスク4の中心穴4aをディスクテーブル6のセンターリングピース6aの外周に容易に、かつ、確実に呼び込むことができて、そのディスクテーブル6へのディスク4のチャッキング動作をミスなく、確実に行える。
更に、図28に示すディスクチャッキング動作の終了状態では、ディスク4の外周面4cと、ディスクトレー2の凹所3の外周面3cとの間には、
(123−120)÷2=1.5(mm)
の十分な隙間G10を確保することができる。
従って、前述したように、耐振動特性を向上する目的で、ベースユニット17をシャーシ111に対して3つのインシュレータ119、123によって弾性的にフローティングしても、ディスク4の再生時に、スピンドルモータ12によってディスクテーブル6と一体に回転されるディスク4の外周面4cがディスクトレー2の凹所3の外周面3cに不測に接触する危険を解消して、ディスク4を安全に、かつ、安定良く回転駆動することができる。従って、光学ピックアップ7の対物レンズ26によるディスク4の高精度の再生を行える。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
本発明のディスク装置のディスクトレーの第1実施例における垂直使用時の ディスクトレーのイジェクト状態を示した斜視図である。 図2の(A)は本発明のディスク装置のディスクトレーの第1実施例におけ る図1のA−A矢視での断面側面図であり、図2の(B)は本発明のディスク装 置のディスクトレーの第2実施例における図2の(A)と同様の断面側面図であ る。 上記ディスクトレーの第1実施例における水平使用時のディスクトレーのイ ジェクト状態を示した斜視図である。 上記ディスクトレーの第1実施例におけるディスクトレーの平面図である。 図5の(A)(B)(C)は爪の3つの構造を示した断面側面図である。 本発明のディスク装置のディスクトレーの第3実施例におけるディスクトレ ーの平面図である。 図7の(A)は本発明のディスク装置のディスクトレーの第4実施例におけ るディスクトレーの平面図であり、図7の(B)は図7の(A)のB−B矢視で の断面側面図である。 本発明のディスク装置のベースユニットの緩衝装置を示す分解斜視図である 。 図8の一部切欠き平面図である。 同上のベースユニットの緩衝装置のインシュレータの一部切欠き斜視図である。 図11の(A)は同上のインシュレータの平面図であり、図11の(B) は図11の(A)のC−C矢視での断面側面図であり、図11の(C)は図11 の(B)のD−D矢視での断面平面図であり、図11の(D)は図11の(B) のE−E矢視での断面側面図である。 図12の(A)は同上のベースユニットの一端側を支持するインシュレー タの平面図であり、図11の(B)は図11の(A)のF−F矢視での断面側面 図であり、図12の(C)は図12の(B)のG−G矢視での断面平面図である 。 図13の(A)は同上のベースユニットの他端側を支持するインシュレー タの平面図であり、図13の(B)は図13の(A)のH−H矢視での断面側面 図であり、図13の(C)は図13の(B)のI−I矢視での断面平面図である 。 同上のインシュレータの変形例を示す断面側面図である。 本発明のディスク装置のイマージェンシー・イジェクト操作を説明するデ ィスク装置本体全体を示す一部切欠き平面図である。 本発明のディスク装置のディスクトレーのローディング完了状態を説明す るディスク装置本体全体を示す一部切欠き平面図である。 本発明のディスク装置のディスクのチャッキング完了状態を説明するディ スク装置本体全体を示す一部切欠き平面図である。 本発明のディスク装置のディスクトレーの一部切欠き斜視図である。 同上のディスクトレーのラック及びガイド溝とピニオン及びガイドピンと の相対位置関係を説明する一部切欠き平面図である。 図18のJ−J矢視での拡大断面図である。 本発明のディスク装置のディスクトレー駆動機構を説明する分解斜視図で ある。 本発明のディスク装置のベースユニット駆動レバーの回転駆動を説明する 図21のK−K矢視での断面側面図である。 本発明のディスク装置のイマージェンシー・イジェクト操作を説明する図 21のL−L矢視での断面側面図である。 本発明のディスク装置の上側カバーを取り外した状態のディスク装置本体 の平面図である。 本発明のディスク装置のディスクチャッキング機構のディスクチャッキン グ解除状態を示す図24のM−M矢視での断面側面図である。 本発明のディスク装置のディスクチャッキング機構のディスクチャッキン グ状態を示す図24のM−M矢視での断面側面図である。 本発明のディスク装置のディスクに対するディスクトレーの凹所及びディ スクテーブルのセンターリングピースの寸法関係を説明するディスクチャッキン グ前の状態の断面側面図である。 本発明のディスク装置のディスクに対するディスクトレーの凹所及びディ スクテーブルのセンターリングピースの寸法関係を説明するディスクチャッキン グ動作終了状態の断面側面図である。 本発明のディスク装置の水平使用時におけるディスク装置本体に作用する 外部振動の座標を説明する斜視図である。 本発明のディスク装置の垂直使用時におけるディスク装置本体に作用する 外部振動の座標を説明する斜視図である。 従来のディスク装置の水平使用時のディスクトレーのイジェクト状態の斜 視図である。 従来のディスク装置のディスクトレーの図31のN−N矢視での水平使用 時と垂直使用時を示す断面側面図である。 従来のディスク装置の水平使用時のディスクのローディング完了状態を示 した斜視図である。 従来のディスク装置のディスク装置本体内でのディスクテーブル及びディ スククランパーによるディスクのマグネットチャッキング解除状態を説明する断 面側面図である。 従来のディスク装置のディスク装置本体内でのディスクテーブル及びディ スククランパーによるディスクのマグネットチャッキング状態を説明する断面側 面図である。
符号の説明
1 ディスク装置本体
2 ディスクトレー
2a ディスクトレーの上面
2b、2c ディスクトレーの幅方向の両端
3 ディスクトレーの凹所
3a 凹所の底面
3c 凹所の外周面
3d 凹所の外周壁
4 ディスク
4a ディスクの中心
4b ディスクの外周
4c ディスクの外周面
6 ディスクテーブル
6a ディスクテーブルのセンターリングピース
6b、6c ディスクテーブルのセンターリングピースのテーパー面
7 チャッキングプーリ
14 爪
14a 爪の内側端面
14b 爪の台座
15 ポケット
17、22 係止爪
18、23 係止穴
20 コイン嵌合溝
21 コイン

Claims (3)

  1. 記録及び/又は再生用のディスクをディスクトレーの凹所内に挿入してディスク装置本体内にローディングするディスク装置において、
    上記ディスクトレーの凹所の外周に上記ディスクの外周の一部が遊嵌されるポケットを形成するための複数の爪を設け、
    上記複数の爪を弾性に抗して撓ませながら上記ディスクを上記凹所内に出し入れできるように、これら複数の爪を弾性体で構成し、
    上記ディスク装置本体及びディスクトレーを垂直に立てて使用する垂直使用時には、上記ディスクトレーの凹所内にほぼ垂直に挿入された上記ディスクの外周を上記複数の爪で保持するように構成したことを特徴とするディスク装置。
  2. 上記弾性体で構成された爪を上記凹所の外周で上記ディスクトレーの幅方向及び長さ方向の中心線によって仕切られて成る4個所に設けたことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 上記凹所の底面に対してほぼ直角な外周面を構成する外周壁と上記弾性を有する複数の爪とを弾性体で一体成形したことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
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