JP3714130B2 - トリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体を共通としてトリマーヘッドとシェーバーヘッドを用途に応じて選択、交換することが可能な電気バリカンに関する。
【0002】
【従来の技術】
共通の本体に用途に応じたヘッドを選択して取り付けることの可能な電気バリカンとして、従来から種々のものが提供されている。しかし、それらは本体側に駆動源と、該駆動源による回転運動を伝達する為の伝達手段を有し、ヘッド側に上記伝達手段により伝達された回転運動を往復運動に変換する為の回転−往復運動変換部と刃ブロックを備えたものであった。
【0003】
しかし、上記のような従来の電気バリカンでは、ヘッド側に回転−往復運動変換部を備えている為にヘッド自体が大きくなり、保管及び持ち運びにも不便であり、紛失及び損失した際の注文に要する費用が大きくなるという問題点があった。また、回転−往復運動変換部をヘッドに配した構成では、振動や騒音を十分に抑制することが困難であり、加えて駆動エネルギが分散してしまうことにより切味の劣化が生じるという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、保管や持ち運びが容易で、振動や騒音が少なく、且つ、切味の良好な、ヘッドを用途に応じて選択して取り付けることのできる電気バリカンを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明を、本体内部に駆動源であるモータと、モータによる回転運動を往復運動に変換する為の駆動子を有し、本体上部から該駆動子と連動して往復運動をする駆動桿を突出させ、本体上部には、外刃と内刃を設けたシェーバーヘッドと、固定刃と可動刃を設けたトリマーヘッドを択一的に、且つ、着脱自在に取り付けることができ、トリマーヘッド装着時にはトリマーヘッドに設けた可動刃側連結部と上記駆動桿が連結し、シェーバーヘッド装着時にはシェーバヘッドに設けた内刃側連結部と上記駆動桿が連結するとともに、トリマーヘッド装着時に可動刃側連結部との連結により往復運動を伝達する為のトリマー用連結部と、シェーバーヘッド装着時に内刃側連結部との連結により往復運動を伝達する為のシェーバー用連結部を、上記駆動桿の別の箇所に設けることを特徴とするトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカンとすることによって、従来はヘッド側に配していた回転−往復運動変換部である駆動子を本体側に配することができ、しかも同一部材を用いて場合に応じて異なった連結状態を採用することができる。
【0007】
請求項2記載の発明を、駆動桿を略凹字型に形成し、該駆動桿の凹状をした内側部をトリマー用連結部、外側部をシェーバー用連結部として、可動刃側連結部を上記駆動桿のトリマー用連結部と嵌合するような凸状に形成し、内刃側連結部を上記駆動桿のシェーバー用連結部と嵌合するような凹状に形成することを特徴とする請求項1記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカンとすることによって、トリマーヘッドにおける可動刃、シェーバーヘッドにおける内刃に夫々対応した連結状態をコンパクトな形態の駆動桿によって実現することができる。
【0008】
請求項3記載の発明を、トリマーヘッドに設けた可動刃側連結部に、駆動桿の進入方向に開口した溝を形成することを特徴とする請求項2記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカンとすることによって、可動刃側連結部における剛性を低下させることができる。
【0009】
請求項4記載の発明を、トリマーヘッドに設けた可動刃側連結部に、駆動桿の進入方向と垂直な方向に突起部を設けることを特徴とする請求項2または3記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカンとすることによって、連結部において可動刃側連結部とトリマー用連結部の間に空間が生じる。
【0010】
請求項5記載の発明を、トリマーヘッド装着時に、駆動桿の中心線の延長線上に可動刃における刃先の反対側である足部が位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカンとすることによって、足部は可動刃の回転運動の支点である為に、刃先の押付荷重において押上ばねの影響の影響をうけなくなる。
【0011】
請求項6記載の発明を、出し入れ自在に内刃をシェーバーヘッド内部に装備する為のものであって、シェーバーヘッドに対して回転する為の回転支点部と係止する為のフック部と指を引っかける為の引っかけ部を有しているセットレバーをシェーバーヘッドに設けたことを特徴とする請求項1または2記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカンとすることによって、シェーバーヘッド内部に内刃を確実に装着し、且つ、必要に応じて取出すことができる。
【0012】
請求項7記載の発明を、回転支点部をセットレバーの幅方向の両端から突設した柱形状とするとともに全幅にわたってリブを通し、フック部はセットレバーの幅方向の両端に空間を介してフックを設けていることを特徴とする請求項6記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカンとすることによって、回転支点部における一対の柱の距離を略一定に保ち、フック部における一対のフックの距離はセットレバーのたわみにより変化させることができる。
【0013】
請求項8記載の発明を、引っかけ部を、セットレバーにおける回転支点部の反対側から長手方向にかぎ型に延設した略円弧状に凸な形状とし、該引っかけ部の上面側には長手方向に溝を設けることを特徴とする請求項6または7記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカンとすることによって、上記引っかけ部を容易に指と係止させることができ、且つ、設けた溝に棒状のものを係止させることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図2(a)は本体1にトリマーヘッド2を取り付けた電気バリカンの側面図、(b)は同上の正面図、(c)はシェーバーヘッド3の正面図を示している。また、図3は図2と共通の本体1にシェーバーヘッド3を取り付けた電気バリカンの正面図を示している。
【0016】
トリマーヘッド2には図2(a)に示すようにトリマー刃ブロック11の刃先方向が本体1の長手方向に対して角度αだけ傾斜している。上記傾斜は使用者の使い勝手を考慮して設計されたものであって、トリマーヘッド2における角度αとしては30°〜60°が好適である。シェーバヘッド3には図2(c)に示すようにネット外刃19が外部と接触する状態で取り付けられている。
【0017】
以下、本体1について詳細に説明してゆく。本体1にはヘッド交換ボタン4を設けてあり、該ヘッド交換ボタン4を外部より押し込めばヘッドが着脱自在な状態となる。従って、ここでトリマーヘッド2とシェーバーヘッド3を択一的に取り付けることができる。但しヘッド交換ボタン4としては他の形状、位置、及び個数のものであっても構わない。
【0018】
図4はヘッドを取り付けていない状態の本体1を示しており、(a)は断面図、(b)は(a)における駆動桿9の拡大図である。図4(a)に示すように本体1の正面には駆動スイッチ5が配してあり、該駆動スイッチ5は、そのスライドにより本体1に内装した電池6からモータ7への電源供給を操作し、ヘッドにおける刃ブロックの振動を操作する為のものである。
【0019】
モータ7には偏心軸8が圧入嵌合等によって固着されており、該偏心軸8は駆動子30に設けた溝に嵌め込まれている。更に本体1上部より駆動子30と連結した駆動桿9が突出している。従って、モータ7より偏心軸8に伝達された回転運動は駆動子30において往復運動に変換され、駆動桿9にその往復運動を伝達する。
【0020】
駆動桿9は図4(b)に示すように略凹字形状であり、そのなかでも凹状の内側部をトリマー用連結部9a、外側部をシェーバー用連結部9bとし、上記シェーバー用連結部9bから両側面方向に一対の突起部9cを設けている。またトリマー用連結部9aの略中央部にはコイル状の押上ばね10が埋設してある。
【0021】
次に、トリマーヘッド2について詳細に説明してゆく。図5はトリマーヘッド2に装着する為のトリマー刃ブロック11の断面図を示しており、図6は駆動桿9と連結した状態のトリマー刃ブロック11の断面図である。図7(a)は同上の状態を駆動桿9の正面から見た概略図、(b)は(a)における可動刃側連結部40の拡大図である。
【0022】
図5に示すように、固定刃13は合成樹脂製の固定板12に、可動刃14は同じく合成樹脂製の案内板15に固定されている。固定板12には押付ばね16が装着してあり、該押付ばね16を介して固定板12と案内板15は弾接している。上記固定刃13に対して可動刃14が、本体1より伝達された往復運動によりスライドすることで毛髪が切断される。
【0023】
図6及び図7に示すように、案内板15に設けた可動刃側連結部40と本体1より突出した駆動桿9における凹状のトリマー用連結部9aが嵌合することで案内板15と駆動桿9は連結する。可動刃側連結部40には一対の突起部40aが両側面方向に設けてあり、駆動桿9の往復運動は突起部40aを介して案内板15に固定された可動刃14へと伝達される。
【0024】
ここで突起部40aを設けることで、連結時に可動刃側連結部40とトリマー用連結部9aとの間に空間が生じ、該空間により図7(b)に示すように連結時においても角度β分の回転が自在となる。これにより組立、製造段階で生じたばらつきをある程度、許容することが可能となる。上記の方法によって最大限にばらつきを許容するには、一対の突起部40aを両者とも同形状である円弧形とし、両円弧の中心を一致させれば良い。
【0025】
本発明では、可動刃側連結部40に駆動桿9の進入方向に開口した溝40bを設けてたわみを生じさせることで、寸法や傾きにおけるばらつきを更に許容している。上記のように本発明では駆動桿9の侵入方向におけるばらつきに対して許容度を有しているが、他の方向に対してはほぼ許容度を有しない。これにより、逆に、可動刃ブロックの確実な保持を得る。
【0026】
また可動刃14のぶれを防止する為に、駆動桿9のトリマー用連結部9aに埋設した押上ばね10の中心線を駆動桿9の中心線と一致させている。更に押上ばね10の中心線はその延長線上において、可動刃14の回転運動の支点である足部14aと重なるように設定する。このようにすれば刃先の押付荷重において、押上ばね10の影響による増減は生じない。仮に上記延長線が足部14aより刃先側と重なれば刃先の押付荷重は設定荷重よりも高くなり、逆に、足部14aより刃先と離れた所で重なるようであれば刃先の押付荷重は設定荷重よりも低くなる。
【0027】
次に、シェーバーヘッド3について説明する。図1はシェーバーヘッド3の内部構造を示した概略断面図である。シェーバーヘッド3は外刃フレーム17、内カセット18、外刃19、内刃20、セットレバー21により構成されており、ヘッド交換ボタン4より延設したフックによって本体1に取り付けられている。
【0028】
本体1から突出した駆動桿9の外側部であるシェーバー用連結部9bは一対の突起部9cを有している。内刃20にはその内側に凹部である内刃側連結部50を設けてあるので、シェーバーヘッド3を本体1に取り付ければ、内刃側連結部50とシェーバー用連結部9bが嵌合により連結する。駆動桿9の往復運動は上記突起部9cを介して内刃20に伝達され、内刃20が外刃19に対してスライドすることで毛髪を切断する。
【0029】
駆動桿9の突起部9cは正面方向からみて凸の略円弧状であり、シェーバー用連結部50の上記突起部9cと接触する側面部は底面方向からみて凹の略円弧状に形成してある。従って、動力伝達の際に駆動桿9に埋設した押上ばね10がひっかかることなく、動力はスムーズに伝達される。
【0030】
外刃フレーム17はヘッド交換ボタン4により本体1に取り付けられ、該外刃フレーム17には、多数の刃穴を形成した薄肉の外刃19を熱着した内カセット18が取り付けられている。内カセット18は上下方向に摺動自在であるが、ストッパー17aにより外刃フレーム17からは外れないようにしてある。
【0031】
内刃20の下方にはセットレバー21を設けている。該セットレバー21に設けた円柱状の回転支点部21aは内カセット18に差し込んでいるので、セットレバー21は上記回転支点部21aを中心に回転自在なので、開放時のセットレバー21´は図に示すような回転支点部21aを支点として回転した状態となる。通常使用状態ではセットレバー21に設けたフック部21bを内カセット18に係止させている。従ってセットレバー21の設置によって、着脱自在に内刃20を内カセット18内に装備することができる。
【0032】
図8にはセットレバー21の上面図を示している。一対の円柱による回転支点部21aを一端に設け、反対側のもう一端には指を引っかける為の引っかけ部21cを長手方向にかぎ型に延設してある。さらに一対のフックによるフック部21bが上記引っかけ部21c寄りに設けてある。
【0033】
セットレバー21はその内側に、駆動桿9の貫通及び往復運動用の空間を有しているが、回転支点部21aにおいては一対の円柱をつなぐように全幅にわたって上記空間にリブ21dを通しているので、両円柱間の距離は略一定である。これに対してフック部21bにおいては一対のフック間にリブ等を介していないので、たわみにより両フック間の距離はある程度の範囲で変化自在である。従って回転支点部21aが不意に内カセット18から外れることがなくなり、且つ、フック部21bによる内カセット18への嵌め込み、取外しが容易となる。
【0034】
セットレバー21の引っかけ部21cは、上面方向から見て凸の略円弧状に形成してあるので、指の腹に容易に引っかけることができ、また爪等への引っかかり量も増大する。更に引っかけ部21cの上面側には長手方向に溝21eを設けている。上記溝21eを、細い棒等を用いた場合の引っかかり部とすることで、より容易にセットレバー21を開くことができる。
【0036】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、従来はヘッド側に配していた駆動子を本体側に配することによって、ヘッドをコンパクトにまとめることができ、持ち運びおよび保管が容易となり、且つ、ヘッドの紛失、損失時に要する費用も抑えることができる。
【0037】
また、本体内部において回転運動の駆動源と回転−往復運動変換部を同一ブロックに配することで、回転−往復運動変換時の振動が発生しにくい構造が得られ、結果として振動、騒音の低減および切味の向上を図ることができる。
【0038】
更に本発明は、ヘッドに対して運動が伝達される時には既に往復運動に変換されており、駆動桿とヘッド側連結部はその連結状態を変化させることなく運動を伝達させるものである。従ってヘッド側の連結部にて回転−往復運動変換を行なっていた場合と比べて、寸法のばらつきが及ぼす影響は小さくなる。つまり工程のばらつきに対する寸法許容度が向上する。
【0039】
更に本発明にあっては、同一部材の異なった箇所に連結部を設け、場合に応じた連結状態を採用することによって、各ヘッドに適した連結状態を実現することができ、且つ、使用時に他方の磨耗、変形等の影響を受けにくくする事ができる。
【0040】
請求項2記載の発明にあっては、トリマーヘッドを取り付ける場合には駆動桿の凹状の内側部と可動刃を連結させて使用することができる。この場合、連結部には比較的大きな負荷がかかるので、剛性の高い凹状の内側部を連結部とすることで連結状態が変化しにくくなり、騒音の発生や切味の低下を防止することができる。シェーバーヘッドを取り付ける場合には駆動桿の外側部と内刃を連結させて使用することができる。この場合には内刃は比較的軽量であり、連結状態のばらつきに対する許容度は小さい。従って剛性の低い外側部を連結部とすることで上記ばらつきを許容することができる。
【0041】
請求項3記載の発明あっては、可動刃側連結部における剛性を低下させることで寸法のばらつきを許容することができる。また切断時にモータ等の駆動源に急激な負荷が生じることを防止する。
【0042】
請求項4記載の発明あっては、連結部において可動刃側連結部とトリマー用連結部の間に突起部を除いては空間が生じることによって、本体の組立時や刃ブロックの組立時に発生する上記可動刃側連結部とトリマー用連結部の傾きにおけるばらつきを許容することができる。
【0043】
請求項5記載の発明あっては、刃先の押付荷重において押上ばねの影響を受けなくなるので、押付荷重増による固定刃と可動刃間の焼き付きや、押付荷重減による切味劣化を防止することができる。
【0044】
請求項6記載の発明あっては、シェーバーヘッドに確実に内刃を装着しているので本体へのシェーバーヘッドの取り付けの際に、駆動桿と内刃の連結具合を気にすることなく容易に行なうことができる。また本体からシェーバーヘッドを取り外した場合でも内刃を内装した状態にしておけるので、内刃の紛失を防止することができる。更に都合に応じて内刃を取出すことができるので、内刃の掃除や交換が可能となり、衛生的な使用状態を維持することができる。
【0045】
請求項7記載の発明あっては、回転支点部における一対の柱の距離を略一定に保つことで、不用意にセットレバーが外れることを防止する。またフック部における一対のフックの距離をセットレバーのたわみにより変化させることで、セットレバーの取付側が高い剛性を有している場合でも容易にセットレバーの開閉を行なうことができる。
【0046】
請求項8記載の発明あっては、引っかけ部が容易に指と係止するので、セットバーの開閉を難なく行なうことができる。更に、上記引っかけ部に設けた溝が棒状のものと係止するので、道具を用いても容易にセットバーの開閉を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シェーバーヘッドの内部構造を示した概略断面図である。
【図2】(a)は本体にトリマーヘッドを取り付けた場合の電気バリカンの側面図、(b)は同上の正面図、(c)はシェーバーヘッドの正面図を示している。
【図3】本体にシェーバーヘッドを取り付けた場合の電気バリカンの正面図を示している。
【図4】ヘッドを取り付けていない状態の本体を示しており、(a)は本体の一部断面図、(b)は(a)における駆動桿の拡大図である。
【図5】トリマーヘッドに装着する為のトリマー刃ブロックの断面図を示している。
【図6】駆動桿と連結した状態のトリマー刃ブロックの背面図である。
【図7】(a)は図6と同様の状態を駆動桿の正面から見た概略図、(b)は(a)における可動刃側連結部の拡大図である。
【図8】セットレバーの上面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 トリマーヘッド
3 シェーバーヘッド
7 モータ
9 駆動桿
9a トリマー用連結部
9b シェーバー用連結部
13 可動刃
14 固定刃
19 外刃
20 内刃
21 セットレバー
21a 回転支点部
21b フック部
21c 引っかけ部
21d リブ
30 駆動子
40 可動刃側連結部
40a 突起部
40b 溝
50 内刃側連結部
Claims (8)
- 本体内部に駆動源であるモータと、モータによる回転運動を往復運動に変換する為の駆動子を有し、本体上部から該駆動子と連動して往復運動をする駆動桿を突出させ、本体上部には、外刃と内刃を設けたシェーバーヘッドと、固定刃と可動刃を設けたトリマーヘッドを択一的に、且つ、着脱自在に取り付けることができ、トリマーヘッド装着時にはトリマーヘッドに設けた可動刃側連結部と上記駆動桿が連結し、シェーバーヘッド装着時にはシェーバヘッドに設けた内刃側連結部と上記駆動桿が連結するとともに、トリマーヘッド装着時に可動刃側連結部との連結により往復運動を伝達する為のトリマー用連結部と、シェーバーヘッド装着時に内刃側連結部との連結により往復運動を伝達する為のシェーバー用連結部を、上記駆動桿の別の箇所に設けることを特徴とするトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン。
- 駆動桿を略凹字型に形成し、該駆動桿の凹状をした内側部をトリマー用連結部、外側部をシェーバー用連結部として、可動刃側連結部を上記駆動桿のトリマー用連結部と嵌合するような凸状に形成し、内刃側連結部を上記駆動桿のシェーバー用連結部と嵌合するような凹状に形成することを特徴とする請求項1記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン。
- トリマーヘッドに設けた可動刃側連結部に、駆動桿の進入方向に開口した溝を形成することを特徴とする請求項2記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン。
- トリマーヘッドに設けた可動刃側連結部に、駆動桿の進入方向と垂直な方向に突起部を設けることを特徴とする請求項2または3記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン。
- トリマーヘッド装着時に、駆動桿の中心線の延長線上に可動刃における刃先の反対側である足部が位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン。
- 出し入れ自在に内刃をシェーバーヘッド内部に装備する為のものであって、シェーバーヘッドに対して回転する為の回転支点部と係止する為のフック部と指を引っかける為の引っかけ部を有しているセットレバーをシェーバーヘッドに設けたことを特徴とする請求項1または2記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン。
- 回転支点部をセットレバーの幅方向の両端から突設した柱形状とするとともに全幅にわたってリブを通し、フック部はセットレバーの幅方向の両端に空間を介してフックを設けていることを特徴とする請求項6記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン。
- 引っかけ部を、セットレバーにおける回転支点部の反対側から長手方向にかぎ型に延設した略円弧状に凸な形状とし、該引っかけ部の上面側には長手方向に溝を設けることを特徴とする請求項6または7記載のトリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン。
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