JP3713729B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は家庭で使用される衣類の洗浄を行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗濯機の構成を添付の図28に基づいて説明する。図において、1は洗濯機の本体、2は洗濯水を溜める洗濯槽、3は高速回転を行うことにより衣類の脱水を行う洗濯槽2内に設けた脱水槽、4は脱水槽3の底部に配設された洗濯手段すなわちパルセータであり、パルセータ裏面には循環水流を発生させる羽根5を形成している。6は洗濯水を洗濯物上部に向けてシャワー状に吐出させる脱水槽3の上部に設けた吐出口である。7は伝達機構であり、内部に洗濯時にパルセータ4の回転を所定の回転に減速する減速ギアと、洗濯行程・脱水行程に応じパルセータ4または脱水槽3への回転駆動伝達を切り換えるクラッチと、脱水槽3の回転を減速するブレーキを内蔵している。8は上記洗濯槽2の底部に設けたモータ、9、10はそれぞれモータ側プーリ、伝達機構側プーリであり、ベルト11を介してモータ8の動力を伝達する。12は水道に接続され洗濯槽2に洗濯水を給水制御するする給水手段すなわち給水弁であり、13は洗濯槽2に給水する経路途中に設けた洗剤入れである。
【0003】
以上のように構成された従来の洗濯機の洗濯について、その動作を以下に簡単に説明する。洗濯機の使用者は、まず脱水槽3に洗濯物(図示せず)を投入し、次に洗濯物の量に応じた洗剤を洗剤入れ13に入れ、その後洗濯機のスタートスイッチを押し洗濯を開始する。この後、給水弁12が開き給水を始めるが、給水される洗濯水は給水経路途中にある洗剤入れ13内の洗剤を洗濯槽2内に流し込む。所定の量の給水が終わった後、パルセータ4が回転駆動され洗濯物を転動させるとともに羽根5のポンプ作用により洗濯水は循環され吐出口6からシャワー状となって洗濯物にかけられる。これにより、投入された洗剤は素早く溶解するとともにシャワーが洗濯物に作用し高い洗浄性能を得ている。洗浄を行った後、すすぎ、脱水を行い洗濯を終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の洗濯機では、パルセータ4の高速回転により洗濯物を転動させ、洗濯物に大きな機械力を与えることにより洗浄を行っている。これによって洗濯物の汚れは効率的に落ち、洗浄効率の高い洗濯機を提供することができる。
【0005】
しかし、衣類の種類によっては、傷み・からみが極めて大きくなり、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着洗浄には適切でなかった。近年このような衣類の洗濯方法として、少量の洗濯物に対しての大量の洗濯水を用い前記パルセータ4を低速回転駆動することにより、パルセータ4が洗濯物へ与える機械力をやわらげる洗濯方式を採用した洗濯機が実現されている。しかしながらこのような洗浄方式では、1.2kg程度の少量の洗濯物に対して52リットル程度の大量の洗濯水が必要になるとともに洗濯物の量に対して極めて多量の洗剤を必要とし、またパルセータ4が低速といえども回転しているため洗濯物への機械的な力の作用は避けがたく、布傷み・縮み・型くずれ・からみ等の面で問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、衣類に優しい洗浄と、汚れを効率よく落とす通常の洗浄方式両方を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
記の目的を達成するための本発明の第1の手段は、洗濯水を溜めるとともに洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽内洗濯物を撹拌するパルセータと、通水路を通してその上部に設けた吐出口から前記洗濯槽内の洗濯物上に洗濯水をかける循環ポンプと、前記循環ポンプを駆動する駆動部と、前記駆動部を回転させるモータとを備え、前記パルセータを上下動自在に構成するとともに、前記循環ポンプを前記パルセータの下部に設け、前記パルセータは、下方へ移動させて前記循環ポンプと一体で回転する連結状態と、前記パルセータを上方へ移動させて前記循環ポンプと非連結状態となるように切換可能に構成したものである。
【0008】
2の手段は、上記第1の手段に加えて、パルセータは、循環ポンプと非連結状態としたときに前記循環ポンプに対して回転摺動自在となるように構成したものである。
【0009】
3の手段は、洗濯水を溜めるとともに洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽内の洗濯物を撹拌する上下動自在なパルセータと、前記パルセータを上方へ付勢するバネと、前記洗濯槽内の洗濯水に回転水流をつくる流体羽根と、前記流体羽根を駆動する駆動部と、前記駆動部を回転させるモータとを備え、前記流体羽根を前記パルセータの下部に設けるとともに、前記パルセータは、前記流体羽根の間欠駆動により駆動時の回転水流による下方への吸引力と、停止時の前記バネの上方への付勢力により上下動する構成としたものである。
【0010】
【作用】
本発明の第1の手段により、洗浄手段すなわちパルセータと駆動部とを連結状態とすれば従来の洗濯機と同様の綿や化学繊維素材の一般衣類等の標準的な洗浄が可能となる。また洗浄手段と駆動部とを非連結状態とし洗浄手段を駆動部と回転摺動自在とすれば、洗浄手段の回転は非常に穏やかとなりウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等の衣類に対する機械力すなわち物理力は極めて小さくすることが可能となる。これにより布傷み・縮み・型くずれ・からみ等の極めて少ない洗浄が可能となる。また洗浄手段への衣類の接触も気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。また、循環ポンプは駆動部と連結しているため高速回転を行い洗濯水を洗濯槽内へ吐出循環させることが可能となる。このため衣類の動きを皆無としながらも循環水流により衣類を通過する水流を生じさせることができ、衣類に優しい洗浄を行うことができるとともに洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄を実現するこ とが可能となる。
【0011】
第2の手段により、洗浄手段すなわちパルセータを穏やかに回転させることができ、衣類に優しい洗浄を行うことができる
【0012】
の手段により、洗浄手段すなわちパルセータと駆動部とを非連結状態とし洗浄手段を駆動部と回転および上下摺動自在としたとき、流体羽根は駆動部と連結しているため高速回転を行い洗濯手段と流体羽根間の洗濯水には回転水流が生じる。この回転水流により洗浄手段を穏やかに回転させるとともに吸引力により上下方向の動きを実現することができ、衣類に対する傷み・縮み・型くずれ・からみ等の少ない洗浄が可能となるとともに洗浄手段の上下方向の動きにより洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄を実現することができる。さらに洗浄手段の回転力は回転流体によるため、衣類の量が多量の時等洗浄手段に衣類が接触する機会が多い時は、洗浄手段の回転を極めて低速とすることができ、どのような衣類の時でも衣類に優しい洗浄を行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の第1の実施例を図1に基づいて説明する。ここで、従来例と同様の構成のものは同一番号を付し詳細な説明を省略する。1は本体、2は洗濯槽、3は脱水槽、7は伝達機構、8は上記洗濯槽2の底部に設けたモータ、9はモータ側プーリ、10は伝達機構側プーリ、11はベルト、12は給水弁である。13は洗濯槽2に給水する経路途中に設けた洗剤入れである。14は洗浄手段すなわちパルセータであり、15はモータ8の回転駆動力を伝達機構7を介して伝える駆動部すなわち駆動軸である。駆動軸15にはパルセータ14と噛み合う嵌合凸部16を有する嵌合ナット17を設け、嵌合ナット17を回転させることにより嵌合ナット17が上下する構成としている。パルセータ14には嵌合ナット17の嵌合凸部16と噛み合う嵌合凹部18を設けている。またパルセータ14は駆動軸15と摺動部19で回転摺動可能としている。
【0014】
以下に本実施例の動作を説明する。通常の衣類を洗濯する場合は、嵌合ナット17を回し下方に移動させ嵌合凸部16とパルセータ14の嵌合凹部18を連結し、駆動軸15とパルセータ14とを一体とする。このときは全く通常の全自動洗濯機として洗浄、すすぎ、脱水が行える。
【0015】
つぎに、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等を洗濯する場合は、嵌合ナット17を逆方向に回し上方に移動させ嵌合凸部16とパルセータ14の嵌合凹部18を非連結とし、駆動軸15とパルセータ14とを回転摺動自在とする。本実施例では1.2kg程度のおしゃれ着を脱水槽3に入れ、その洗濯物の量に応じて所定量の洗剤を上記洗剤入れ13内へ投入する。その後給水弁12に通電し、洗剤入れ13内の洗剤とともに洗濯槽2内へ給水する。本実施例では26リットル程度の給水を行う。このとき、パルセータ14に伝わる回転駆動力は摺動部19での駆動軸15との摩擦力だけとなり、パルセータ14の回転は非常に穏やかとなり、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等の衣類に対する機械力すなわち物理力は極めて小さくすることができる。これにより布傷み・縮み・型くずれ・からみ等の極めて少ない洗浄が可能となる。またパルセータ14への衣類の接触も気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、従来の洗濯機での低機械力洗浄方式では洗濯水量が52リットル程度必要であったのに対し、本実施例では26リットル程度と約半分の極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。
【0016】
次に第2の実施例について図2、図3、図4に基づいて説明する。20は洗浄手段すなわちパルセータであり、21はモータ8の回転駆動力を伝達機構7を介して伝える駆動部すなわち駆動軸である。駆動軸21にはパルセータ20と噛み合う駆動軸嵌合部22を設け、パルセータ20には駆動軸21の駆動軸嵌合部22と噛み合うパルセータ嵌合部23を設けている。パルセータ20は駆動軸21に対して摺動部25で回転かつ上下摺動可能としている。24は移動ナットであり、移動ナット24を回転させることによりバネ26で上方に付勢したパルセータ20を上下自在としている。
【0017】
以下に本実施例の動作を説明する。通常の衣類を洗濯する場合は、移動ナット24を回し下方に移動させ駆動軸嵌合部22とパルセータ嵌合部23を連結し、図4のように駆動軸21とパルセータ20とを一体とする。このときは全く通常の全自動洗濯機として洗浄、すすぎ、脱水が行える。
【0018】
つぎに、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等を洗濯する場合は、移動ナット24を逆方向に回し上方に移動させ非連結とし、図3のように駆動軸21とパルセータ20とを摺動部25で回転摺動自在とする。本実施例では1.2kg程度のおしゃれ着を脱水槽3に入れ、その洗濯物の量に応じて所定量の洗剤を上記洗剤入れ13内へ投入する。その後給水弁12に通電し、洗剤入れ13内の洗剤とともに洗濯槽2内へ給水する。本実施例では26リットル程度の給水を行う。このとき、パルセータ20に伝わる回転駆動力はパルセータ20の摺動部25と駆動軸21との摩擦力だけとなり、パルセータ20の回転は非常に穏やかとなり、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等の衣類に対する機械力すなわち物理力は極めて小さくすることができる。これにより布傷み・縮み・型くずれ・からみ等の極めて少ない洗浄が可能となる。またパルセータ20への衣類の接触も気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、従来の洗濯機での低機械力洗浄方式では洗濯水量が52リットル程度必要であったのに対し、本実施例では26リットル程度と約半分の極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。このように、通常洗浄とパルセータの回転摺動自在とを極めて容易な操作で切り換えが可能となる。
【0019】
次に第3の実施例について図5、図6、図7に基づいて説明する。26は洗浄手段すなわちパルセータであり、27はモータ8の回転駆動力を伝達機構7を介して伝える駆動部すなわち駆動軸である。28は循環ポンプであり、駆動軸27と連結している。29は循環ポンプ28で送られる洗濯水の通水路であり、上部には吐出口30を設けている。循環ポンプ28にはパルセータ26と噛み合う循環ポンプ嵌合部31を設け、パルセータ26には循環ポンプ28と噛み合うパルセータ嵌合部32を設けている。パルセータ26は駆動軸27に対して駆動軸27に設けた摺動部33で回転かつ上下摺動可能としている。34は移動ナットであり、移動ナット34を回転させることによりバネ35で上方に付勢したパルセータ26を上下する構成としている。
【0020】
以下に本実施例の動作を説明する。通常の衣類を洗濯する場合は、移動ナット34を回し下方に移動させ循環ポンプ嵌合部31とパルセータ嵌合部32を連結し、図7に示すように循環ポンプ28とパルセータ26とを一体とする。このとき、駆動軸27が回転すると循環ポンプ28およびパルセータ26が一体で回転する。循環ポンプ28の作用により、洗濯水は通水路29を通り吐出口30よりシャワー状に衣類上にかけられ、この上下の水流により効果的な洗浄を行うことができる。
【0021】
つぎに、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等を洗濯する場合は、移動ナット34を逆方向に回し上方に移動させ非連結とし、図6に示すように循環ポンプ28とパルセータ26とを摺動部33で回転摺動自在とする。本実施例では1.2kg程度のおしゃれ着を脱水槽3に入れ、その洗濯物の量に応じて所定量の洗剤を上記洗剤入れ13内へ投入する。その後給水弁12に通電し、洗剤入れ13内の洗剤とともに洗濯槽2内へ給水する。本実施例では26リットル程度の給水を行う。このとき、パルセータ26に伝わる回転駆動力はパルセータ26の摺動部33と駆動軸27との摩擦力だけとなり、パルセータ26の回転は非常に穏やかとなり、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等の衣類に対する機械力すなわち物理力は極めて小さくすることができる。これにより布傷み・縮み・型くずれ・からみ等の極めて少ない洗浄が可能となる。また循環ポンプ28は駆動軸27と連結しているため高速で回転し、洗濯水は通水路29を通り吐出口30よりシャワー状に吐出する循環が可能となる。このようにパルセータ26がほとんど回転しない状態でも、衣類上への循環シャワーの供給が可能となり、衣類の動きを皆無としながらも循環水流により衣類を通過する水流を生じさせ、さらに洗剤の溶解を早めることができ、衣類に優しい洗浄を行うことができるとともに洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄を実現することが可能となる。さらにはパルセータ26への衣類の接触も気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、従来の洗濯機での低機械力洗浄方式では洗濯水量が52リットル程度必要であったのに対し、本実施例では26リットル程度と約半分の極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。
【0022】
次に第4の実施例について図8、図9、図10、図11に基づいて説明する。36は洗浄手段すなわちパルセータであり、37はモータ8の回転駆動力を伝達機構7を介して伝える駆動部すなわち駆動軸である。38は循環ポンプであり、駆動軸37と連結している。39は循環ポンプ38で送られる洗濯水の通水路であり、上部には吐出口40を設けている。循環ポンプ38にはパルセータ36と噛み合う循環ポンプ嵌合部41を設け、パルセータ36には循環ポンプ38と噛み合うパルセータ嵌合部42を設けている。パルセータ36は駆動軸37に対して摺動部43で回転かつ上下摺動可能としている。44は移動ナットであり、移動ナット44を回転させることによりバネ45で上方に付勢したパルセータ36を上下する構成としている。46はパルセータ36が駆動軸37と回転摺動自在時に、パルセータ36の回転を強制的に止める回転停止手段である。
【0023】
以下に本実施例の動作を説明する。通常の衣類を洗濯する場合は、移動ナット44を回し下方に移動させ循環ポンプ嵌合部41とパルセータ嵌合部42を連結し、図10に示すように循環ポンプ38とパルセータ36とを一体とする。このとき、駆動軸37が回転すると循環ポンプ38およびパルセータ36が一体で回転し、回転停止手段46はパルセータ36の回転を阻害することがない。循環ポンプ38の作用により、洗濯水は通水路39を通り吐出口40よりシャワー状に衣類上にかけられ、この上下の水流により効果的な洗浄を行うことができる。
【0024】
つぎに、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等を洗濯する場合は、移動ナット44を逆方向に回し上方に移動させ非連結とし、図9に示すように循環ポンプ38とパルセータ36とを摺動部43で回転摺動自在とする。このとき、パルセータ36に設けた切り欠き部が回転停止手段46と噛み合いパルセータ36の回転は停止する。本実施例では1.2kg程度のおしゃれ着を脱水槽3に入れ、その洗濯物の量に応じて所定量の洗剤を上記洗剤入れ13内へ投入する。その後給水弁12に通電し、洗剤入れ13内の洗剤とともに洗濯槽2内へ給水する。本実施例では20リットル程度の給水を行う。このとき、パルセータ36は回転停止手段46により回転停止しているため、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等の衣類に対する機械力すなわち物理力は皆無となる。これにより布傷み・縮み・型くずれ・からみ等の皆無な洗浄が可能となる。また循環ポンプ28は駆動軸27と連結しているため高速で回転し、洗濯水は通水路39を通り吐出口40よりシャワー状に吐出する循環が可能となる。このようにパルセータ36の回転が停止した状態でも、衣類上への循環シャワーの供給が可能となり、衣類の動きを皆無としながらも循環水流により衣類を通過する水流を生じさ、さらに洗剤の溶解を早めることができ、衣類に優しい洗浄を行うことができるとともに洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄を実現することが可能となる。特に毛糸のセーターなど極端に機械力に弱く毛玉の生じやすい衣類は、循環シャワーにより洗濯水は十分に衣類へ浸透すると同時に、循環ポンプによる下方への洗濯水の引き込みにより衣類へ圧力が生じ、押し洗いの効果も期待できる。さらにはパルセータ36への衣類の接触をまったく気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、従来の洗濯機での低機械力洗浄方式では洗濯水量が52リットル程度必要であったのに対し、本実施例では20リットル程度と約半分以下の極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。
【0025】
次に第5の実施例について図12、図13、図14に基づいて説明する。47は洗浄手段すなわちパルセータであり、48はモータ8の回転駆動力を伝達機構7を介して伝える駆動部すなわち駆動軸である。49はパルセータ47の下部に設けた駆動軸48と連結する流体羽根であり、流体羽根49の回転によりパルセータ47との間の洗濯水の回転水流を作り、この回転水流によりパルセータ47を低速回転駆動するものである。50は駆動軸48に設けたパルセータ47と噛み合う嵌合凸部51を有する嵌合ナットであり、パルセータ47には駆動軸48の嵌合凸部51と噛み合う嵌合凹部52を設けている。嵌合ナット50を回転させることにより嵌合ナット50を上下させ、パルセータ47と駆動軸48とを連結させる構成としている。またパルセータ47は駆動軸48と摺動部53で回転摺動可能としている。
【0026】
以下に本実施例の動作を説明する。通常の衣類を洗濯する場合は、嵌合ナット50を回し下方に移動させ嵌合凸部51と嵌合凹部52を連結し、図14に示すように流体羽根49とパルセータ47とを一体とする。このとき、駆動軸48が回転すると流体羽根49およびパルセータ47が一体で回転する。このときは全く通常の全自動洗濯機として洗浄、すすぎ、脱水が行える。
【0027】
つぎに、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等を洗濯する場合は、嵌合ナット50を逆方向に回し上方に移動させ非連結とし、図13に示すようにパルセータ47は摺動部53で回転摺動自在とする。本実施例では1.2kg程度のおしゃれ着を脱水槽3に入れ、その洗濯物の量に応じて所定量の洗剤を上記洗剤入れ13内へ投入する。その後給水弁12に通電し、洗剤入れ13内の洗剤とともに洗濯槽2内へ給水する。本実施例では26リットル程度の給水を行う。このとき、パルセータ47と駆動軸48とは非連結状態であり、駆動軸48と連結している流体羽根49は高速回転を行っているため、パルセータ47と流体羽根49間の洗濯水には回転水流が生じる。この回転水流によりパルセータ47を穏やかに確実にかつ回転させることができ、衣類に対する傷み・縮み・型くずれ・からみ等の少ない洗浄が可能となる。さらにパルセータ47の回転力は回転流体によるため、衣類の量が多量の時等パルセータ47に衣類が接触する機会が多い時は、パルセータ47の回転は極めて低速となり、どのような量あるいはどのような種類の衣類の時でも優しい洗浄を行うことができるとともに洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄の実現が可能となる。さらにはパルセータ47への衣類の接触も気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、従来の洗濯機での低機械力洗浄方式では洗濯水量が52リットル程度必要であったのに対し、本実施例では26リットル程度と約半分の極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。
【0028】
次に第6の実施例について図15、図16、図17に基づいて説明する。54は洗浄手段すなわちパルセータであり、55はモータ8の回転駆動力を伝達機構7を介して伝える駆動部すなわち駆動軸である。56はパルセータ54の下部に設けた駆動軸55と連結する流体羽根であり、流体羽根56の回転によりパルセータ54との間の洗濯水の回転水流を作り、この回転水流によりパルセータ54を低速回転駆動するものである。流体羽根56にはパルセータ54と噛み合う流体羽根嵌合部57を設け、パルセータ54には流体羽根嵌合部57と噛み合うパルセータ嵌合部58を設けている。パルセータ54は駆動軸55に対して摺動部59で回転かつ上下摺動可能としている。60は移動ナットであり、移動ナット60を回転させることによりバネ61で上方に付勢したパルセータ54を上下する構成としている。
【0029】
以下に本実施例の動作を説明する。通常の衣類を洗濯する場合は、移動ナット61を回し下方に移動させ流体羽根嵌合部57とパルセータ嵌合部58を連結し、図17のように駆動軸55と流体羽根56とパルセータ54とを一体とする。このときは全く通常の全自動洗濯機として洗浄、すすぎ、脱水が行える。
【0030】
つぎに、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等を洗濯する場合は、嵌合ナット60を逆方向に回し上方に移動させ非連結とし、図16に示すようにパルセータ54は摺動部59で回転摺動自在かつ上下摺動自在とする。本実施例では1.2kg程度のおしゃれ着を脱水槽3に入れ、その洗濯物の量に応じて所定量の洗剤を上記洗剤入れ13内へ投入する。その後給水弁12に通電し、洗剤入れ13内の洗剤とともに洗濯槽2内へ給水する。本実施例では26リットル程度の給水を行う。このとき、パルセータ54と駆動軸55とは非連結状態であり、駆動軸55と連結している流体羽根56は高速回転を行っているため、パルセータ54と流体羽根56間の洗濯水には回転水流が生じる。この回転水流によりパルセータ54を穏やかにかつ確実に回転させることができるとともに、流体羽根56の中央部には回転水流の吸い込みによる低圧力状態となり、この吸引力により上下摺動可能なパルセータ54を上下運動可能となる。すなわち流体羽根56を回転、停止と間欠駆動することにより、流体羽根56が回転中はパルセータ54が吸引力により下方に移動し、停止中はバネ61の力により上方へ移動し、この繰り返しによりパルセータ54を上下運動させることができる。これにより、洗濯水の上下方向の水流を作ることが可能となり、押し洗いの効果が期待でき、衣類に対する傷み・縮み・型くずれ・からみ等が少なく、かつ洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄が可能となる。さらにパルセータ54の回転力は回転流体によるため、衣類の量が多量の時等パルセータ54に衣類が接触する機会が多い時は、パルセータ54の回転を極めて低速となり、どのような量あるいはどのような種類の衣類の時でも優しい洗浄を行うことができる。さらにはパルセータ54への衣類の接触も気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、従来の洗濯機での低機械力洗浄方式では洗濯水量が52リットル程度必要であったのに対し、本実施例では26リットル程度と約半分の極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。
【0031】
次に第7の実施例について図18、図19、図20に基づいて説明する。62は洗浄手段すなわちパルセータであり、63はモータ8の回転駆動力を伝達機構7を介して伝える駆動部すなわち駆動軸である。64はパルセータ62の下部に設け、洗濯槽2内の洗濯水を循環する循環ポンプ機能を有する循環ポンプ羽根65と洗濯水を作動流体としてパルセータ62と流体結合する機能を有する流体羽根66とを備えた回転体であり、回転体64の回転によりパルセータ62との間の洗濯水の回転水流を作り、この回転水流によりパルセータ62を低速回転駆動するものである。67は循環ポンプ羽根65で送られる洗濯水の通水路であり、上部には吐出口68を設けている。69は駆動軸63に設けたパルセータ62と噛み合う嵌合凸部70を有する嵌合ナットであり、パルセータ62には駆動軸63の嵌合凸部70と噛み合う嵌合凹部71を設けている。嵌合ナット69を回転させることにより嵌合ナット69を上下させ、パルセータ62と駆動軸63とを連結させる構成としている。またパルセータ62は駆動軸63と摺動部72で回転摺動可能としている。
【0032】
以下に本実施例の動作を説明する。通常の衣類を洗濯する場合は、嵌合ナット69を回し下方に移動させ嵌合凸部70と嵌合凹部71を連結し、図20に示すように回転体64とパルセータ62とを一体とする。このとき、駆動軸63が回転すると回転体64およびパルセータ62が一体で回転する。循環ポンプ羽根65の作用により、洗濯水は通水路67を通り吐出口68よりシャワー状に衣類上にかけられ、この上下の水流により効果的な洗浄を行うことができる。この後通常の全自動洗濯機と同様にすすぎ、脱水を行う。
【0033】
つぎに、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等を洗濯する場合は、嵌合ナット69を逆方向に回し上方に移動させ非連結とし、図19に示すように回転体64とパルセータ62とを摺動部72で回転摺動自在とする。本実施例では1.2kg程度のおしゃれ着を脱水槽3に入れ、その洗濯物の量に応じて所定量の洗剤を上記洗剤入れ13内へ投入する。その後給水弁12に通電し、洗剤入れ13内の洗剤とともに洗濯槽2内へ給水する。本実施例では26リットル程度の給水を行う。このとき、パルセータ62と駆動軸63とは非連結状態であり、駆動軸63と連結している回転体64は高速回転を行っているため、流体羽根66の作用によりパルセータ62と回転体64間の洗濯水には回転水流が生じる。この回転水流によりパルセータ62を穏やかにかつ確実に回転させることができ、衣類に対する傷み・縮み・型くずれ・からみ等の少ない洗浄が可能となる。さらに、循環ポンプ羽根65が高速で回転し、洗濯水は通水路67を通り吐出口68よりシャワー状に吐出する循環が可能となり、衣類上への循環シャワーの供給により、衣類の動きを皆無としながらも循環水流により衣類を通過する水流を生じさせることができ、衣類に優しい洗浄を行うことができるとともに洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄を実現することが可能となる。さらにパルセータ62の回転力は回転流体によるため、衣類の量が多量の時等パルセータ62に衣類が接触する機会が多い時は、パルセータ62の回転を極めて低速となり、どのような量あるいはどのような種類の衣類の時でも優しい洗浄を行うことができるとともに洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄の実現が可能となる。さらにはパルセータ62への衣類の接触も気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、従来の洗濯機での低機械力洗浄方式では洗濯水量が52リットル程度必要であったのに対し、本実施例では26リットル程度と約半分の極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。
【0034】
次に第8の実施例について図21、図22、図23に基づいて説明する。73は洗浄手段すなわちパルセータであり、74はモータ8の回転駆動力を伝達機構7を介して伝える駆動部すなわち駆動軸である。75はパルセータ73の下部に設け、洗濯槽2内の洗濯水を循環する循環ポンプ機能を有する循環ポンプ羽根76と洗濯水を作動流体としてパルセータ73と流体結合する機能を有する流体羽根77とを備えた回転体であり、回転体75の回転によりパルセータ73との間の洗濯水の回転水流を作り、この回転水流によりパルセータ73を低速回転駆動するものである。78は循環ポンプ羽根76で送られる洗濯水の通水路であり、上部には吐出口79を設けている。回転体75にはパルセータ73と噛み合う回転体嵌合部80を設け、パルセータ73には回転体嵌合部80と噛み合うパルセータ嵌合部81を設けている。パルセータ73は駆動軸74に対して駆動軸74に設けた摺動部82で回転かつ上下摺動可能としている。83は移動ナットであり、移動ナット83を回転させることによりバネ84で上方に付勢したパルセータ73を上下する構成としている。
【0035】
以下に本実施例の動作を説明する。通常の衣類を洗濯する場合は、移動ナット83を回し下方に移動させ回転体75の回転体嵌合部81とパルセータ嵌合部81を連結し、図23のように駆動軸74と回転体75とパルセータ73とを一体とする。このとき、駆動軸74が回転すると回転体75およびパルセータ73が一体で回転する。循環ポンプ羽根77の作用により、洗濯水は通水路78を通り吐出口79よりシャワー状に衣類上にかけられ、この上下の水流により効果的な洗浄を行うことができる。この後通常の全自動洗濯機と同様にすすぎ、脱水を行う。このときは全く通常の全自動洗濯機として洗浄、すすぎ、脱水が行える。
【0036】
つぎに、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等を洗濯する場合は、嵌合ナット83を逆方向に回し上方に移動させ非連結とし、図22に示すようにパルセータ73を摺動部82で回転摺動自在かつ上下摺動自在とする。本実施例では1.2kg程度のおしゃれ着を脱水槽3に入れ、その洗濯物の量に応じて所定量の洗剤を上記洗剤入れ13内へ投入する。その後給水弁12に通電し、洗剤入れ13内の洗剤とともに洗濯槽2内へ給水する。本実施例では26リットル程度の給水を行う。このとき、パルセータ73と駆動軸74とは非連結状態であり、駆動軸74と連結している回転体75は高速回転を行っているため、パルセータ73と流体羽根77間の洗濯水には回転水流が生じる。この回転水流によりパルセータ73を穏やかにかつ確実に回転させることができるとともに、流体羽根77の中央部には回転水流の吸い込みによる低圧力状態となり、この吸引力により上下摺動可能なパルセータ54を上下運動可能となる。すなわち回転体75を回転、停止と間欠駆動することにより、回転体75が回転中はパルセータ73が吸引力により下方に移動し、停止中はバネ84の力により上方へ移動し、この繰り返しによりパルセータ73を上下運動させることができる。これにより、洗濯水の上下方向の水流を作ることが可能となり、衣類に対する傷み・縮み・型くずれ・からみ等が少なく、かつ洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄が可能となる。さらに、回転体75に設けた循環ポンプ羽根77の作用により、洗濯水は通水路78を通り吐出口79よりシャワー状に吐出する循環水流が発生し、衣類上への循環シャワーの供給により、衣類の動きを皆無としながらも循環水流により衣類を通過する水流を生じさせることができ、衣類に優しい洗浄を行うことができるとともによりいっそう洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄を実現することが可能となる。さらにパルセータ73の回転力は回転流体によるため、衣類の量が多量の時等パルセータ73に衣類が接触する機会が多い時は、パルセータ73の回転を極めて低速となり、どのような量あるいはどのような種類の衣類の時でも優しい洗浄を行うことができるとともに洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄の実現が可能となる。さらにはパルセータ73への衣類の接触も気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、従来の洗濯機での低機械力洗浄方式では洗濯水量が52リットル程度必要であったのに対し、本実施例では26リットル程度と約半分の極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。
【0037】
次に第9の実施例について図24、図25、図26、図27に基づいて説明する。85は洗浄手段すなわちパルセータであり、86はモータ8の回転駆動力を伝達機構7を介して伝える駆動部すなわち駆動軸である。87はパルセータ85の下部に設け、洗濯槽2内の洗濯水を循環する循環ポンプ機能を有する循環ポンプ羽根88と洗濯水を作動流体としてパルセータ85と流体結合する機能を有する流体羽根89とを備えた回転体であり、回転体87の回転によりパルセータ85との間の洗濯水の回転水流を作り、この回転水流によりパルセータ85を低速回転駆動するものである。90は循環ポンプ羽根88で送られる洗濯水の通水路であり、上部には吐出口91を設けている。回転体87にはパルセータ85と噛み合う回転体嵌合部92を設け、パルセータ85には回転体嵌合部92と噛み合うパルセータ嵌合部93を設けている。パルセータ85は駆動軸86に対して駆動軸86に設けた摺動部94で回転かつ上下摺動可能としている。95は移動ナットであり、移動ナット95を回転させることによりバネ96で上方に付勢したパルセータ85を上下する構成としている。97はパルセータ85が駆動軸86と回転摺動自在時に、パルセータ85の回転を強制的に止める回転停止手段である。
【0038】
以下に本実施例の動作を説明する。通常の衣類を洗濯する場合は、移動ナット95を回し下方に移動させ回転体87の回転体嵌合部92とパルセータ嵌合部93を連結し、図26のように駆動軸86と回転体87とパルセータ85とを一体とする。このとき、駆動軸86が回転すると回転体87およびパルセータ85が一体で回転し、回転停止手段97によりパルセータ85の回転を阻害することはない。循環ポンプ羽根88の作用により、洗濯水は通水路90を通り吐出口91よりシャワー状に衣類上にかけられ、この上下の水流により効果的な洗浄を行うことができる。この後通常の全自動洗濯機と同様にすすぎ、脱水を行う。このときは全く通常の全自動洗濯機として洗浄、すすぎ、脱水が行える。
【0039】
つぎに、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等を洗濯する場合は、移動ナット95を逆方向に回し上方に移動させ非連結とし、図25に示すようにパルセータ85を摺動部94で回転摺動自在かつ上下摺動自在とする。このとき、パルセータ85に設けた切り欠き部が回転停止手段97と噛み合いパルセータ85の回転は停止する。本実施例では1.2kg程度のおしゃれ着を脱水槽3に入れ、その洗濯物の量に応じて所定量の洗剤を上記洗剤入れ13内へ投入する。その後給水弁12に通電し、洗剤入れ13内の洗剤とともに洗濯槽2内へ給水する。本実施例では20リットル程度の給水を行う。このとき、パルセータ85は回転停止手段97により回転停止しているため、ウール等のデリケートな素材の衣類や型くずれの生じ易いブラウス等のおしゃれ着等の衣類に対する機械力すなわち物理力は皆無となる。これにより布傷み・縮み・型くずれ・からみ等の皆無な洗浄が可能となる。また、駆動軸86と連結している回転体87は高速回転を行っているため、パルセータ85と流体羽根89間の洗濯水には回転水流が生じる。この回転水流により流体羽根89の中央部には回転水流の吸い込みによる低圧力状態となり、この吸引力により上下摺動自在のパルセータ85は上下運動を行う。すなわち回転体87を回転、停止と間欠駆動することにより、回転体87が回転中はパルセータ85が吸引力により下方に移動し、停止中はバネ96の力により上方へ移動し、この繰り返しによりパルセータ85を上下運動させることができる。これにより、洗濯水の上下方向の水流を作ることが可能となり、衣類に対する傷み・縮み・型くずれ・からみ等が少なく、かつ洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄が可能となる。さらに、回転体87に設けた循環ポンプ羽根88の作用により、洗濯水は通水路90を通り吐出口91よりシャワー状に吐出する循環水流が発生し、衣類上への循環シャワーの供給により、衣類の動きを皆無としながらも循環水流により衣類を通過する水流を生じさせ、さらに洗剤の溶解を早めることができることができ、衣類に優しい洗浄を行うことができるとともによりいっそう洗浄性能の高いおしゃれ着洗浄を実現することが可能となる。さらにパルセータ85は回転停止手段力97により回転を停止させているため、パルセータ85への衣類の接触をまったく気にする必要がなくなり洗濯に必要な水量は衣類が浸る程度で済み、従来の洗濯機での低機械力洗浄方式では洗濯水量が52リットル程度必要であったのに対し、本実施例では20リットル程度と約半分以下の極めて少量の洗濯水で洗浄が可能となるとともに洗剤使用量も極めて少量で洗浄することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、洗濯水を溜めるとともに洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽内の洗濯物を撹拌するパルセータと、通水路を通してその上部に設けた吐出口から前記洗濯槽内の洗濯物上に洗濯水をかける循環ポンプと、前記循環ポンプを駆動する駆動部と、前記駆動部を回転させるモータとを備え、前記パルセータを上下動自在に構成するとともに、前記循環ポンプを前記パルセータの下部に設け、前記パルセータは、下方へ移動させて前記循環ポンプと一体で回転する連結状態と、前記パルセータを上方へ移動させて前記循環ポンプと非連結状態となるように切換可能に構成したから、洗濯物に作用する機械力極めて小さく、かつ、循環水流による衣類に優しい洗浄で高い洗浄効果を得ることができるとともに、衣類に機械力を加えて汚れを効率よく落とす通常の洗浄の両方を実現することができる。
【0041】
また、請求項2に記載の発明によれば、パルセータは、循環ポンプと非連結状態としたときに前記循環ポンプに対して回転摺動自在となるように構成したから、パルセータを穏やかに回転させることができ、衣類に優しい洗浄を行うことができる
【0042】
また、請求項3に記載の発明によれば、洗濯水を溜めるとともに洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽内の洗濯物を撹拌する上下動自在なパルセータと、前記パルセータを上方へ付勢するバネと、前記洗濯槽内の洗濯水に回転水流をつくる流体羽根と、前記流体羽根を駆動する駆動部と、前記駆動部を回転させるモータとを備え、前記流体羽根を前記パルセータの下部に設けるとともに、前記パルセータは、前記流体羽根の間欠駆動により駆動時の回転水流による下方への吸引力と、停止時の前記バネの上方への付勢力により上下動する構成としたから、回転水流と上下水流による衣類に優しい洗浄で高い洗浄効果を得ることができるとともに、衣類に機械力を加えて汚れを効率よく落とす通常の洗浄の両方を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す全自動洗濯機の側面断面図
【図2】 本発明の第2の実施例を示す全自動洗濯機の側面断面図
【図3】 同実施例の要部側面断面図
【図4】 同実施例の要部側面断面図
【図5】 本発明の第3の実施例を示す全自動洗濯機の側面断面図
【図6】 同実施例の要部側面断面図
【図7】 同実施例の要部側面断面図
【図8】 本発明の第4の実施例を示す全自動洗濯機の側面断面図
【図9】 同実施例の要部側面断面図
【図10】 同実施例の要部側面断面図
【図11】 同実施例の平面断面図
【図12】 本発明の第5の実施例を示す全自動洗濯機の側面断面図
【図13】 同実施例の要部側面断面図
【図14】 同実施例の要部側面断面図
【図15】 本発明の第6の実施例を示す全自動洗濯機の側面断面図
【図16】 同実施例の要部側面断面図
【図17】 同実施例の要部側面断面図
【図18】 本発明の第7の実施例を示す全自動洗濯機の側面断面図
【図19】 同実施例の要部側面断面図
【図20】 同実施例の要部側面断面図
【図21】 本発明の第8の実施例を示す全自動洗濯機の側面断面図
【図22】 同実施例の要部側面断面図
【図23】 同実施例の要部側面断面図
【図24】 本発明の第9の実施例を示す全自動洗濯機の側面断面図
【図25】 同実施例の要部側面断面図
【図26】 同実施例の要部側面断面図
【図27】 同実施例の平面断面図
【図28】 従来の全自動洗濯機の側面断面図
【符号の説明】
1 本体
2 洗濯槽
3 脱水槽
8 モータ
12 給水弁
13 洗剤入れ
14 パルセータ
15 駆動軸路
16 嵌合凸部
17 嵌合ナット
18 嵌合凹部
19 摺動部

Claims (3)

  1. 洗濯水を溜めるとともに洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽内洗濯物を撹拌するパルセータと、通水路を通してその上部に設けた吐出口から前記洗濯槽内の洗濯物上に洗濯水をかける循環ポンプと、前記循環ポンプを駆動する駆動部と、前記駆動部を回転させるモータとを備え、前記パルセータを上下動自在に構成するとともに、前記循環ポンプを前記パルセータの下部に設け、前記パルセータは、下方へ移動させて前記循環ポンプと一体で回転する連結状態と、前記パルセータを上方へ移動させて前記循環ポンプと非連結状態となるように切換可能に構成した洗濯機。
  2. パルセータは、循環ポンプと非連結状態としたときに前記循環ポンプに対して回転摺動自在となるように構成した請求項1記載の洗濯機。
  3. 洗濯水を溜めるとともに洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽内の洗濯物を撹拌する上下動自在なパルセータと、前記パルセータを上方へ付勢するバネと、前記洗濯槽内の洗濯水に回転水流をつくる流体羽根と、前記流体羽根を駆動する駆動部と、前記駆動部を回転させるモータとを備え、前記流体羽根を前記パルセータの下部に設けるとともに、前記パルセータは、前記流体羽根の間欠駆動により駆動時の回転水流による下方への吸引力と、停止時の前記バネの上方への付勢力により上下動する構成とした洗濯機。
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