JP3712905B2 - 振動溶着機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は振動溶着機、特に、振動溶着される2つの合成樹脂部材のうち、振動を加えられる一方の合成樹脂部材を設置する振動治具と、その振動治具に対し進退自在に構成され、且つ他方の合成樹脂部材を前記一方の合成樹脂部材に押圧する押圧治具とを有する振動溶着機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の振動溶着機においては、溶着部の硬化を両治具への熱放散に依存し、また振動溶着中に生じたばり、塵埃等の異物が付着した押圧治具の押圧面の清掃は手作業に頼っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の状況においては、溶着部の硬化時間を比較的長くとる必要があり、また押圧面の清掃も生産時間に含まれることから、生産能率が悪い、という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は溶着部の硬化時間を短縮し、また押圧面の清掃を1生産サイクル内に組込んで、生産能率を向上させることを可能にした前記振動溶着機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明によれば、振動溶着される2つの合成樹脂部材のうち、振動を加えられる一方の合成樹脂部材を設置する振動治具と、その振動治具に対し進退自在に構成され、且つ他方の合成樹脂部材を前記一方の合成樹脂部材に押圧する押圧治具とを有する振動溶着機において、押圧治具には、該押圧治具と一体的に進退する空気吹出ノズルを備えた空気吹出し装置が設けられ、その空気吹出し装置は、両合成樹脂部材相互の振動溶着が終了した後、押圧治具が後退位置に達するまでの間に、先ず両合成樹脂部材の溶着部空気を吹付けて該溶着部を冷却し、更に該押圧治具が他方の合成樹脂部材より離間したときに該押圧治具と他方の合成樹脂部材との間の空間を通して該押圧治具の押圧面空気を吹付けて該押圧面を清掃すことを特徴とする振動溶着機が提供される。
【0005】
前記のように構成すると、溶着部の冷却を振動溶着直後より開始して、その硬化時間を短縮し、また押圧面側の清掃を、押圧治具の離間移動中に行うことが可能であり、これにより1生産サイクルタイムを短縮して生産能率を向上させることができる。
【0006】
また押圧面を自動的に清掃することによって、その押圧面側の合成樹脂部材表面が塗装等による加飾面であっても、それを異物によって傷付ける、といったような不具合の発生を回避することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1において、合成樹脂部材としての車両用インストルメントパネル1の裏面側には、同様に合成樹脂部材である空調用ダクト2が配置されている。インストルメントパネル1と空調用ダクト2とは、振動溶着法の適用下で部分的に溶着されている。その溶着部には、空調用ダクト2において、前縁、つまりデフロスタの長い2本の空気吹出し口3前縁に沿った複数(2本)の前部溶着部分aと、複数(2本)の側部溶着部分bと、複数(5本)の後部溶着部分cと、複数(3本)の中間部溶着部分dとが含まれる。
【0008】
図2において、前記振動溶着法を実施するための振動溶着機4は、機台上に設置された振動源5と、その振動源5上面に設けられて図1の矢示方向、つまり図2においては紙面と直交する方向に振動させられる振動治具6と、その振動治具6に対して進退自在、実施例では昇降自在の押圧治具7と、その押圧治具7を昇降させる作動シリンダ8とを有する。
【0009】
振動治具6は、振動源5上に固定された平板状治具本体9と、その治具本体9に上面に設けられて各溶着部分a〜dに対応する複数の支持部材10とを有する。押圧治具7における押圧面11は、所定の逃げ12を有する外、インストルメントパネル1表面に倣った形状を有する。
【0010】
前記構成において、空調用ダクト2は、その凸条p(図3参照)を有する各被溶着部分eを振動治具6の各支持部材10に支持させた状態で振動治具6上面に位置決め設置される。その空調用ダクト2にインストルメントパネル1が重ね合せられて位置決めされ、これによりインストルメントパネル1の各被溶着部分fが空調用ダクト2の各被溶着部分eと対向する。押圧治具7を下降させて、その押圧面11によりインストルメントパネル1を空調用ダクト2に押圧し、各支持部材10および押圧面11間に空調用ダクト2およびインストルメントパネル1の両被溶着部分e、fを密着させる。
【0011】
この状態で振動治具6を振動させると、各対をなす両被溶着部分e、fが摩擦熱により部分的に溶融して、前記のように各溶着部分a〜dが形成される。
【0012】
この場合、図1に示すように両前部溶着部分aが長いため、その硬化時間を他の溶着部分b〜dよりも長くとる必要がある。一方、図3に明示するように、デフロスタ用空気吹出し口3の下部周縁部に、空調用ダクト2のデフロスタ用分配管13の開口縁部が近接しているため、振動溶着過程で前記下部周縁部に前記開口縁部が摺擦して細かなばりが生じ、そのばりが空気吹出し口3から上方に飛散して押圧面11に付着すると、次の溶着過程でそのばりによってインストルメントパネル1表面が傷付けられるおそれがある。
【0013】
そこで、振動溶着機4に空気吹出し装置14を備えたもので、その空気吹出し装置14は、両前部溶着部分aを、それに空気を吹付けて冷却する機能と、押圧治具7がインストルメントパネル1より離間したとき、その押圧治具7の押圧面11、特にデフロスタ用空気吹出し口3との対向部gおよびその周辺を、そこに空気を吹付けて清掃する機能とを有する。
【0014】
実施例における空気吹出し装置14は、コンプレッサ15と、押圧治具7に、その側面に沿うように吊持された導管16と、その導管16の下端に連設されて、押圧面11の両前部溶着部分aを形成する部分hに仰角を以て臨むノズル17と、コンプレッサ15および導管16を接続する送気管路18と、その送気管路18に装置された冷却器19と、その冷却器19および導管16間において送気管路18に装置されたソレノイドバルブ20とを有する。
【0015】
ソレノイドバルブ20は、振動終了と同時に「開」となるので、図2に示すように、ノズル17より両前部溶着部分aに斜め下方から空気が吹付けられてそれら両部分aが冷却される。これにより両部分aの硬化が促進され、その硬化時間は、従来の5秒間から3秒間に短縮された。外気温が高い場合には冷却器19が作動して降温空気がノズル17より噴出される。
【0016】
図4に示すように、押圧治具7が上昇してインストルメントパネル1から離間すると、ノズル17からの空気が押圧面11、特にデフロスタ用空気吹出し口3との対向部gおよびその周辺に吹付けられて、そこに在るバリ、塵埃等の異物を吹飛ばして押圧面11の清掃が自動的に行われる。押圧治具7が上昇位置に達すると、ソレノイドバルブ20が「閉」となる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、振動溶着機において、押圧治具には、該押圧治具と一体的に進退する空気吹出ノズルを備えた空気吹出し装置が設けられ、その空気吹出し装置は、両合成樹脂部材相互の振動溶着が終了した後、押圧治具が後退位置に達するまでの間に、先ず両合成樹脂部材の溶着部に空気を吹付けて該溶着部を冷却し、更に該押圧治具が他方の合成樹脂部材より離間したときに該押圧治具と他方の合成樹脂部材との間の空間を通して該押圧治具の押圧面に空気を吹付けて該押圧面を清掃するので、溶着部の冷却を振動溶着直後より開始して、その硬化時間を短縮し、また押圧面側の清掃を、押圧治具の離間移動中に行うことが可能であり、これにより1生産サイクルタイムを短縮して生産能率を向上させることができる。また押圧面を自動的に清掃することによって、その押圧面側の合成樹脂部材表面が塗装等による加飾面であっても、それを異物によって傷付ける、といったような不具合の発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インストルメントパネルおよび空調用ダクトよりなる製品の概略平面図である。
【図2】 振動溶着機の縦断側面図で、図1の2−2線断面図に相当する。
【図3】 図2の要部拡大図である。
【図4】 押圧治具の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル(合成樹脂部材)
2 空調用ダクト(合成樹脂部材)
4 振動溶着機
6 振動治具
7 押圧治具
11 押圧面
14 空気吹出し装置
17 ノズル
a 前部溶着部分

Claims (1)

  1. 振動溶着される2つの合成樹脂部材(1,2)のうち、振動を加えられる一方の合成樹脂部材(2)を設置する振動治具(6)と、その振動治具(6)に対し進退自在に構成され、且つ他方の合成樹脂部材(1)を前記一方の合成樹脂部材(2)に押圧する押圧治具(7)とを有する振動溶着機において、
    押圧治具(7)には、該押圧治具(7)と一体的に進退する空気吹出ノズル(17)を備えた空気吹出し装置(14)が設けられ、
    その空気吹出し装置(14)は、両合成樹脂部材(1,2)相互の振動溶着が終了した後、押圧治具(7)が後退位置に達するまでの間に、先ず両合成樹脂部材(1,2)の溶着部(a)空気を吹付けて該溶着部(a)を冷却し、更に該押圧治具(7)が他方の合成樹脂部材(1)より離間したときに該押圧治具(7)と他方の合成樹脂部材(1)との間の空間を通して該押圧治具(7)の押圧面(11)空気を吹付けて該押圧面(11)を清掃すことを特徴とする、振動溶着機。
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