JP2001225387A - 振動溶着機 - Google Patents
振動溶着機Info
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Abstract
掃を1生産サイクル内に組込んで,生産能率を向上させ
る。 【解決手段】 振動溶着機3は,振動溶着される2つの
合成樹脂部材1,2のうち,振動を加えられる一方の合
成樹脂部材2を設置する振動治具6と,その振動治具6
に対し進退自在に構成され,且つ他方の合成樹脂部材1
を前記一方の合成樹脂部材2に押圧する押圧治具7と,
空気吹出し装置14とを有する。その空気吹出し装置1
4は,両合成樹脂部材1,2の溶着部aを,それに空気
を吹付けて冷却する機能と,押圧治具7が他方の合成樹
脂部材1より離間したとき,その押圧治具7の押圧面1
1側を,そこに空気を吹付けて清掃する機能とを有す
る。
Description
振動溶着される2つの合成樹脂部材のうち,振動を加え
られる一方の合成樹脂部材を設置する振動治具と,その
振動治具に対し進退自在に構成され,且つ他方の合成樹
脂部材を前記一方の合成樹脂部材に押圧する押圧治具と
を有する振動溶着機に関する。
溶着部の硬化を両治具への熱放散に依存し,また振動溶
着中に生じたばり,塵埃等の異物が付着した押圧治具の
押圧面の清掃は手作業に頼っている。
ては,溶着部の硬化時間を比較的長くとる必要があり,
また押圧面の清掃も生産時間に含まれることから,生産
能率が悪い,という問題があった。
間を短縮し,また押圧面の清掃を1生産サイクル内に組
込んで,生産能率を向上させることを可能にした前記振
動溶着機を提供することを目的とする。
振動溶着される2つの合成樹脂部材のうち,振動を加え
られる一方の合成樹脂部材を設置する振動治具と,その
振動治具に対し進退自在に構成され,且つ他方の合成樹
脂部材を前記一方の合成樹脂部材に押圧する押圧治具と
を有する振動溶着機において,空気吹出し装置を備え,
その空気吹出し装置は,両合成樹脂部材の溶着部を,そ
れに空気を吹付けて冷却する機能と,前記押圧治具が他
方の合成樹脂部材より離間したとき,その押圧治具の押
圧面を,そこに空気を吹付けて清掃する機能とを有する
振動溶着機が提供される。
振動溶着直後より開始して,その硬化時間を短縮し,ま
た押圧面側の清掃を,押圧治具の離間移動中に行うこと
が可能であり,これにより1生産サイクルタイムを短縮
して生産能率を向上させることができる。
て,その押圧面側の合成樹脂部材表面が塗装等による加
飾面であっても,それを異物によって傷付ける,といっ
たような不具合の発生を回避することができる。
ての車両用インストルメントパネル1の裏面側には,同
様に合成樹脂部材である空調用ダクト2が配置されてい
る。インストルメントパネル1と空調用ダクト2とは,
振動溶着法の適用下で部分的に溶着されている。その溶
着部には,空調用ダクト2において,前縁,つまりデフ
ロスタの長い2本の空気吹出し口3前縁に沿った複数
(2本)の前部溶着部分aと,複数(2本)の側部溶着
部分bと,複数(5本)の後部溶着部分cと,複数(3
本)の中間部溶着部分dとが含まれる。
ための振動溶着機4は,機台上に設置された振動源5
と,その振動源5上面に設けられて図1の矢示方向,つ
まり図2においては紙面と直交する方向に振動させられ
る振動治具6と,その振動治具6に対して進退自在,実
施例では昇降自在の押圧治具7と,その押圧治具7を昇
降させる作動シリンダ8とを有する。
板状治具本体9と,その治具本体9に上面に設けられて
各溶着部分a〜dに対応する複数の支持部材10とを有
する。押圧治具7における押圧面11は,所定の逃げ1
2を有する外,インストルメントパネル1表面に倣った
形状を有する。
の凸条p(図3参照)を有する各被溶着部分eを振動治
具6の各支持部材10に支持させた状態で振動治具6上
面に位置決め設置される。その空調用ダクト2にインス
トルメントパネル1が重ね合せられて位置決めされ,こ
れによりインストルメントパネル1の各被溶着部分fが
空調用ダクト2の各被溶着部分eと対向する。押圧治具
7を下降させて,その押圧面11によりインストルメン
トパネル1を空調用ダクト2に押圧し,各支持部材10
および押圧面11間に空調用ダクト2およびインストル
メントパネル1の両被溶着部分e,fを密着させる。
対をなす両被溶着部分e,fが摩擦熱により部分的に溶
融して,前記のように各溶着部分a〜dが形成される。
分aが長いため,その硬化時間を他の溶着部分b〜dよ
りも長くとる必要がある。一方,図3に明示するよう
に,デフロスタ用空気吹出し口3の下部周縁部に,空調
用ダクト2のデフロスタ用分配管13の開口縁部が近接
しているため,振動溶着過程で前記下部周縁部に前記開
口縁部が摺擦して細かなばりが生じ,そのばりが空気吹
出し口3から上方に飛散して押圧面11に付着すると,
次の溶着過程でそのばりによってインストルメントパネ
ル1表面が傷付けられるおそれがある。
4を備えたもので,その空気吹出し装置14は,両前部
溶着部分aを,それに空気を吹付けて冷却する機能と,
押圧治具7がインストルメントパネル1より離間したと
き,その押圧治具7の押圧面11,特にデフロスタ用空
気吹出し口3との対向部gおよびその周辺を,そこに空
気を吹付けて清掃する機能とを有する。
ンプレッサ15と,押圧治具7に,その側面に沿うよう
に吊持された導管16と,その導管16の下端に連設さ
れて,押圧面11の両前部溶着部分aを形成する部分h
に仰角を以て臨むノズル17と,コンプレッサ15およ
び導管16を接続する送気管路18と,その送気管路1
8に装置された冷却器19と,その冷却器19および導
管16間において送気管路18に装置されたソレノイド
バルブ20とを有する。
に「開」となるので,図2に示すように,ノズル17よ
り両前部溶着部分aに斜め下方から空気が吹付けられて
それら両部分aが冷却される。これにより両部分aの硬
化が促進され,その硬化時間は,従来の5秒間から3秒
間に短縮された。外気温が高い場合には冷却器19が作
動して降温空気がノズル17より噴出される。
インストルメントパネル1から離間すると,ノズル17
からの空気が押圧面11,特にデフロスタ用空気吹出し
口3との対向部gおよびその周辺に吹付けられて,そこ
に在るバリ,塵埃等の異物を吹飛ばして押圧面11の清
掃が自動的に行われる。押圧治具7が上昇位置に達する
と,ソレノイドバルブ20が「閉」となる。
とによって,2つの合成樹脂部材を溶着してなる製品の
生産能率を向上させることが可能な振動溶着機を提供す
ることができる。
りなる製品の概略平面図である。
面図に相当する。
Claims (1)
- 【請求項1】 振動溶着される2つの合成樹脂部材
(1,2)のうち,振動を加えられる一方の合成樹脂部
材(2)を設置する振動治具(6)と,その振動治具
(6)に対し進退自在に構成され,且つ他方の合成樹脂
部材(1)を前記一方の合成樹脂部材(2)に押圧する
押圧治具(7)とを有する振動溶着機において,空気吹
出し装置(14)を備え,その空気吹出し装置(14)
は,両合成樹脂部材(1,2)の溶着部(a)を,それ
に空気を吹付けて冷却する機能と,前記押圧治具(7)
が他方の合成樹脂部材(1)より離間したとき,その押
圧治具(7)の押圧面(11)を,そこに空気を吹付け
て清掃する機能とを有することを特徴とする振動溶着
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000043590A JP3712905B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 振動溶着機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000043590A JP3712905B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 振動溶着機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001225387A true JP2001225387A (ja) | 2001-08-21 |
JP3712905B2 JP3712905B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=18566485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000043590A Expired - Fee Related JP3712905B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 振動溶着機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3712905B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8343409B2 (en) | 2007-06-22 | 2013-01-01 | Ford Global Technologies, Llc | Molding system and molded-in-color panel |
US9090003B2 (en) | 2007-02-12 | 2015-07-28 | Ford Global Technologies, Llc | Molded-in-color vehicle panel and mold |
JP2022110948A (ja) * | 2021-01-19 | 2022-07-29 | 本田技研工業株式会社 | 振動溶着装置 |
-
2000
- 2000-02-16 JP JP2000043590A patent/JP3712905B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9090003B2 (en) | 2007-02-12 | 2015-07-28 | Ford Global Technologies, Llc | Molded-in-color vehicle panel and mold |
US8343409B2 (en) | 2007-06-22 | 2013-01-01 | Ford Global Technologies, Llc | Molding system and molded-in-color panel |
JP2022110948A (ja) * | 2021-01-19 | 2022-07-29 | 本田技研工業株式会社 | 振動溶着装置 |
JP7177867B2 (ja) | 2021-01-19 | 2022-11-24 | 本田技研工業株式会社 | 振動溶着装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3712905B2 (ja) | 2005-11-02 |
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