JP3711630B2 - 記録データ送信装置、再生データ受信装置、記録再生データ伝送装置、記録データ送信方法及び再生データ受信方法 - Google Patents
記録データ送信装置、再生データ受信装置、記録再生データ伝送装置、記録データ送信方法及び再生データ受信方法 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録データ送信装置、再生データ受信装置、記録再生データ伝送装置、記録データ送信方法及び再生データ受信方法に関し、更に詳しくいうと、従来、ディスクを用いた記録再生システムにおいて、情報データの長さがセクターの終端に満たない場合には、残りはダミーデータで埋められていることに着目し、このダミーデータの領域を規則を持たせたデータにすることで、過去に記録されたデータとの互換性を保ちながら、伝送系及びディスク記録再生装置を含む記録再生システムのエラー検出を行うことに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
ビデオ信号、オーディオ信号、コンピュータデータ信号等の情報データをディスク上に記録する場合、ディスク上に記録される情報データは、ディスク上の各セクターを単位として、記録される。
【0003】
他方、記録する情報データは、所定の長さに区切られ、パケット信号として伝送系に送出される。従って、パケットの長さ、換言すると、情報データの長さが丁度セクターの長さ又はその整数倍になっていない時には、通常、そのセクター又は最後のセクターの未記録部分はパッディングデータで埋められる。このパッディングデータは通常ダミーデータであって、何の意味も持たず、いわゆるディスク上のゴミとなる。
【0004】
従来、システムコンピュータから伝送系の回路を通して記録再生装置にデータを伝送するシステムがあるが、その種のシステムにおいては、プロセッサーの入出力から記録再生装置までの伝送系(例えば、SCSI)で発生するエラーと、記録再生装置内で発生するエラーは別々に検出され、システムコンピュータ経由で処理されるためにリアルタイムで信号を処理するような用途には不向きである。
【0005】
また、現在既に稼働しているシステムに対して、従来の方法によるエラー検出を途中から追加導入すると、既に記録されているデータフォーマットとの互換性の確保が困難である。
【0006】
本発明は、上記従来の装置の欠点を克服し、従来装置によって記録されたデータに対する互換性を保ちながらより高い誤り検出率を持ち、かつ、リアルタイム処理のできる記録再生システムを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明によれば、パケットデータを受信し、該パケットデータを情報データとして、記録するディスク上のセクター長に対応する1又はそれ以上のセクターに詰め込み、ディスク記録再生装置に送信する記録データ送信装置であって、上記情報データとして上記パケットデータを受信して上記1又はそれ以上のセクターに詰め込む手段と、その情報データのエラー訂正信号を作る手段と、上記情報データの末尾に上記エラー訂正信号を付加し、セクター内の残余の部分を該エラー訂正信号のインクレメント信号で埋める手段と、を備えた記録データ送信装置を提供する。
【0008】
また、本発明によれば、ディスク記録再生装置によって再生され送信されたデータを受信し、該データ中の情報データに基いてエラー訂正信号を生成する手段と、そのエラー訂正信号を初期値として、ワード毎に順次増分したインクレメント信号を作り、受信データの対応するワードの値と比較することにより、上記エラー訂正信号の有効性を判断する手段と、上記有効性判断の結果が有効である場合に、上記生成したエラー訂正信号と再生データに含まれるエラー訂正信号を比較して、その判定結果を出力する手段と、その判定の結果、エラーがあると判定された場合にはエラー処理を行った後、デパッキングしてパケットデータを出力する手段と、を備えた再生データ受信装置を提供する。
【0009】
上記の記録データ信号送信装置および再生データ信号受信装置において、上記エラー訂正信号が、情報データを構成する全ワードを加算することによって作られた信号とするのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、図1〜図3を参照して、本発明をAVサーバーシステムのオーディオ信号記録再生に導入した場合について説明する。
図1は、本発明の記録再生システム全体のブロック図である。
【0011】
同図に示すとおり、本システムは、データ入力100、ディスクパッキング手段101、チェックサム演算手段102、エラー検出用データ付加手段103、ディスクインターフェース104、伝送系105、ディスク記録再生装置106、チェックサム演算手段107、チェックサムの有効性確認手段108、チェックサム照合手段109、デパッキング手段110、データ出力111を含む。
【0012】
外部から送られて来たオーディオパケット信号は、データ入力100からディスクパッキング手段101に入力し、そこで、ディスクフォーマットに変換され、次段のチェックサム演算手段102に送られる。チェックサム演算手段102で各パケット毎に情報データの部分のチェックサムを演算し、次段のエラー検出用データ付加手段103でダミーデータの部分にチェックサムデータとそのチェックサムデータのインクレメントされたデータを付加する。
【0013】
上記において、チェックサムという用語が使われているが、これは後述するとおり、一種の誤り訂正信号であり、データ信号を構成するワードの合計値を得ることを意味する。このチェックサムの代わりに他の適正なエラー訂正信号を使用することもできる。
こうして作られたデータはディスクインターフェース104から、伝送系105を通って、ディスク記録再生装置106に送られ、そこに記録される。
【0014】
データの再生に際しては、ディスク記録再生装置106から再生されたデータはディスクインターフェース104を介して再生系に送られ、チェックサム演算手段107で再生データのチェックサムを計算する。そして、ディスクから再生されて伝送線上に送られてきた信号のチェックサムに続くダミーデータ部分がチェックサム有効性確認手段108に送られ、そこで、ダミーデータ領域のデータを調べて、再生データ内に付加されているチェックサムが有効か否かを判断する。
【0015】
チェックサムの有効性判断は、例えば、ダミーデータの規則性を見て判断するようにする。従って、ダミーデータの作成に際しては、先頭にチェックサムを付け、その次のワードはチェックサムを所定値だけインクレメントした値とし、更にその次のワードはその前の値を上記所定値だけインクレメントした値とし、この方法でそのセクターの最後のワードまで、各ワード毎に所定値づつインクレメント(増分)した値を記録するようにする。再生にあたっては、これらのダミーデータを読み取り、上記所定値(例えば1)づつインクレメントされた値が検出されれば有効であると判断する。
【0016】
この方法は、ダミーデータの長さが任意に選べるという利点を有している。もし、このダミーデータの部分に固定長の有効/無効表示信号を記録するようにすると、ダミーデータ部分の長さがその表示信号の長さよりも短いとき正確な表示ができなくなる。
【0017】
上記チェックサム有効性確認テストの結果、チェックサムが有効であると判定されたならば、その旨をチェックサム照合手段109に伝達し、チェックサム照合手段109で再生されたチェックサムと演算によって得られたチェックサムを照合し、データに誤りがないか否かを判定する。判定結果はデパッキング部110に送られ、誤りがあれば、エラー処理が行われる。このエラー処理は、それぞれのシステムに応じたエラー処理にすることができる。誤りがなければ、パッディングデータを除いたパケットデータを作って、このシステムの外に送り出す。
【0018】
図2は、オーディオパケットデータのデータブロックを示す。同図(a)に図示されたCH−1〜CH4で示す4つのセクターには夫々1パケットのデータが割り当てられ、陰影を付けたダミーデータ領域にはエラー検出用のデータを付加する。
【0019】
各セクターは、同図(b)に示すとおり、情報データ領域と、その後に続くダミーデータ領域で成り、ダミーデータの先頭にチェックサムデータを付加し、2番目以降はこのチェックサムデータを順次インクレメントしたデータでセクターの最後まで埋めてある。
【0020】
ダミーデータ領域の長さは、情報データ領域の長さに対して相補的に変わるが、その場合ダミーデータ領域が短すぎて有効/無効コードが書けない場合も起こり得るので、そういう場合にも対応できるようにするために、コード化した固定データとするよりも、データ長が変化しても常に全てのデータが比較できるインクレメント信号にした方が適している。
【0021】
チェックサムの有効性確認手段108では、チェックサム等のエラーチェックコードを初期値として、各ワード毎に所定値ずつ増分計数した値と、再生データに含まれている、対応するワードの値がワード毎に一致すれば有効、一致しなければ無効とする判断が行われる。このような有効性確認動作を行うことにより、本発明を導入する以前の記録フォーマットとの互換性が保たれる。
【0022】
図3は、再生側でのエラー検出について説明するための再生側システムの一例を示すブロック図である。
同図に示すとおり、このシステムは、データ入力301、データ位置検出手段302、システム制御信号入力303、チェックサム演算及び抽出手段304、インクレメントカウンタ305、チェックサム有効性確認手段306、エラー処理手段307、チェックサム照合手段308、データ出力309を含む。
【0023】
図1のディスク再生装置106から供給された再生データは、伝送系105を通ってディスクインターフェース104に送られ、そこで再生系に向けられたデータが、本システムのデータ入力に供給される。このデータは、データ位置検出手段302に送られ、そこで、オーディオパケット内の情報データの先頭位置と終わり位置の検出を行うとともに、パケットのエンド(終わり位置)を検出する。
【0024】
データ位置検出手段302の出力はチェックサム演算及び抽出手段304に送られる。このチェックサム演算及び抽出手段304では、受信した情報データのチェックサムを計算するとともに、前記記録の際に付加されたチェックサムデータの抽出を行う。
【0025】
ここで、チェックサム演算とは、情報データをワード単位で最初から最後まで加算する処理であって、加算結果は誤り検出信号を構成している。従って、このチェックサム演算に代えて、他の誤り検出信号を使って誤り検出を行うようにすることもできることは勿論である。
【0026】
このチェックサム演算及び抽出手段304で抽出された、記録の際に付加されたチェックサムデータは、インクレメントカウンタ305に送られ、その内部に設けられたカウンタにプリセットされる。このカウンタは受信したチェックサムデータを初期値としてインクレメント計数を開始する。計数出力は、インクレメント計数が行われる毎にチェックサム有効性確認手段306に送られる。
【0027】
上記チェックサム有効性確認手段306は、チェックサム演算及び抽出手段304から再生データ信号を受信するとともに、インクレメントカウンタ手段305から計数によって得られたインクレメント信号を受信して、そのインクレメント信号と再生データに含まれているダミーデータの2番目以降のデータとをパケットの最後まで比較する。
【0028】
比較の結果、ダミーデータの2番目以降に再生されたインクレメント信号と計数によって得たインクレメント信号の間に相違がなければ抽出したチェックサムデータは有効であると判断し、相違があれば無効と判断して有効性フラッグを立て(即ち、例えば有効を1、無効を0とする信号を作って)、これをチェックサム照合手段308に送る。また、このチェックサム有効性確認手段306の出力はエラー処理手段307に送られる。
【0029】
チェックサム照合手段308は、有効であればチェックサムの照合を行う。即ち、チェックサム有効性確認手段306から有効のフラッグ信号が送られてくると、チェックサム照合手段308は、チェックサム演算及び抽出手段304から送られて来る演算によって得たチェックサムと、抽出によって得たチェックサムを照合して誤りがあるか否かを検出する。
【0030】
もし、誤りが検出されれば、その結果をエラー処理手段307に送る。エラー処理手段307では使われているシステムに応じたエラー処理を行う。もし、エラーが検出されなければ何もしない。
【0031】
チェックサム有効性確認手段306からの有効性フラッグが無効を示している時は、そのデータのダミーデータ領域に詰め込まれたデータが誤りチェックのために使えない従来型のデータフォーマットによるものであると判断して、チェックサム照合手段308でチェックサムの照合は行わない。従って、チェックサム有効性確認手段306からエラー処理手段307に送られたデータについて、エラー処理手段307でエラー処理を行うことはない。
【0032】
以上の説明から明らかなとおり、本発明の記録再生データ伝送装置におけるエラー検出方法は、従来の記録再生装置によって記録されたデータに対しても互換性のあるエラー検出方法になっている。換言すると、従来の記録データに対しては有効性フラッグが無効を示すのでエラー処理は行わず、本発明による記録データに対しては有効性フラッグが有効を示すのでエラーチェックを行うが、チェックサム照合手段におけるチェックサムの照合結果が不一致の場合は、上記と同様にエラー処理手段に対してエラー処理の指示を与えないので、エラー処理手段307はチェックサム有効性確認手段306からのデータをそのまま出力に出す。
【0033】
チェックサム有効性確認手段306で有効性フラッグ出力に有効を示す出力を出した場合のみ、チェックサム照合手段308でチェックサムの照合を行って、その照合結果が一致したときだけ、エラー処理手段307にエラー処理をするように指示するので、本発明による記録データに対する誤り検出確率が高くなることを除いて従来の記録データと全く同様に扱うことができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明のディスク記録再生システムによれば、下記の効果が得られる。
1.エラー処理がリアルタイムに行える。
2.エラー処理がセクター単位で行える。但し、パケットサイズがセクター以内にあること。
3.既に稼働されているシステムにも本発明を導入可能である。換言すると、既に記録済みの記録フォーマットとの互換性を考慮してある。また、既に導入されているエラー検出及び処理にも影響を与えていない。
4.本発明を導入しても記録容量に一切影響を与えない。
5.ディスク記録再生装置及び伝送系のシステムに依存しない。
6.プロセッサーの出口(記録OUT)から記録再生装置を経由してプロセッサーの入力(再生IN)までの全ての系で発生したエラーの検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生データ伝送装置の一例のシステム構成図である。
【図2】本発明の記録再生データ伝送装置の一例において扱われるオーディオパケット信号の信号配列図である。
【図3】本発明の記録再生データ伝送装置の受信系システムの一例のブロック図である。
【符号の説明】
100 データ入力、101 ディスクパッキング手段、102 チェックサム演算手段、103 エラー検出用データ付加手段、104 ディスクインターフェース、105 伝送系、106 ディスク記録再生装置、107 チェックサム演算手段、108 チェックサムの有効性確認手段、109 チェックサム照合手段、110 デパッキング手段、111 データ出力
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録データ送信装置、再生データ受信装置、記録再生データ伝送装置、記録データ送信方法及び再生データ受信方法に関し、更に詳しくいうと、従来、ディスクを用いた記録再生システムにおいて、情報データの長さがセクターの終端に満たない場合には、残りはダミーデータで埋められていることに着目し、このダミーデータの領域を規則を持たせたデータにすることで、過去に記録されたデータとの互換性を保ちながら、伝送系及びディスク記録再生装置を含む記録再生システムのエラー検出を行うことに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
ビデオ信号、オーディオ信号、コンピュータデータ信号等の情報データをディスク上に記録する場合、ディスク上に記録される情報データは、ディスク上の各セクターを単位として、記録される。
【0003】
他方、記録する情報データは、所定の長さに区切られ、パケット信号として伝送系に送出される。従って、パケットの長さ、換言すると、情報データの長さが丁度セクターの長さ又はその整数倍になっていない時には、通常、そのセクター又は最後のセクターの未記録部分はパッディングデータで埋められる。このパッディングデータは通常ダミーデータであって、何の意味も持たず、いわゆるディスク上のゴミとなる。
【0004】
従来、システムコンピュータから伝送系の回路を通して記録再生装置にデータを伝送するシステムがあるが、その種のシステムにおいては、プロセッサーの入出力から記録再生装置までの伝送系(例えば、SCSI)で発生するエラーと、記録再生装置内で発生するエラーは別々に検出され、システムコンピュータ経由で処理されるためにリアルタイムで信号を処理するような用途には不向きである。
【0005】
また、現在既に稼働しているシステムに対して、従来の方法によるエラー検出を途中から追加導入すると、既に記録されているデータフォーマットとの互換性の確保が困難である。
【0006】
本発明は、上記従来の装置の欠点を克服し、従来装置によって記録されたデータに対する互換性を保ちながらより高い誤り検出率を持ち、かつ、リアルタイム処理のできる記録再生システムを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明によれば、パケットデータを受信し、該パケットデータを情報データとして、記録するディスク上のセクター長に対応する1又はそれ以上のセクターに詰め込み、ディスク記録再生装置に送信する記録データ送信装置であって、上記情報データとして上記パケットデータを受信して上記1又はそれ以上のセクターに詰め込む手段と、その情報データのエラー訂正信号を作る手段と、上記情報データの末尾に上記エラー訂正信号を付加し、セクター内の残余の部分を該エラー訂正信号のインクレメント信号で埋める手段と、を備えた記録データ送信装置を提供する。
【0008】
また、本発明によれば、ディスク記録再生装置によって再生され送信されたデータを受信し、該データ中の情報データに基いてエラー訂正信号を生成する手段と、そのエラー訂正信号を初期値として、ワード毎に順次増分したインクレメント信号を作り、受信データの対応するワードの値と比較することにより、上記エラー訂正信号の有効性を判断する手段と、上記有効性判断の結果が有効である場合に、上記生成したエラー訂正信号と再生データに含まれるエラー訂正信号を比較して、その判定結果を出力する手段と、その判定の結果、エラーがあると判定された場合にはエラー処理を行った後、デパッキングしてパケットデータを出力する手段と、を備えた再生データ受信装置を提供する。
【0009】
上記の記録データ信号送信装置および再生データ信号受信装置において、上記エラー訂正信号が、情報データを構成する全ワードを加算することによって作られた信号とするのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、図1〜図3を参照して、本発明をAVサーバーシステムのオーディオ信号記録再生に導入した場合について説明する。
図1は、本発明の記録再生システム全体のブロック図である。
【0011】
同図に示すとおり、本システムは、データ入力100、ディスクパッキング手段101、チェックサム演算手段102、エラー検出用データ付加手段103、ディスクインターフェース104、伝送系105、ディスク記録再生装置106、チェックサム演算手段107、チェックサムの有効性確認手段108、チェックサム照合手段109、デパッキング手段110、データ出力111を含む。
【0012】
外部から送られて来たオーディオパケット信号は、データ入力100からディスクパッキング手段101に入力し、そこで、ディスクフォーマットに変換され、次段のチェックサム演算手段102に送られる。チェックサム演算手段102で各パケット毎に情報データの部分のチェックサムを演算し、次段のエラー検出用データ付加手段103でダミーデータの部分にチェックサムデータとそのチェックサムデータのインクレメントされたデータを付加する。
【0013】
上記において、チェックサムという用語が使われているが、これは後述するとおり、一種の誤り訂正信号であり、データ信号を構成するワードの合計値を得ることを意味する。このチェックサムの代わりに他の適正なエラー訂正信号を使用することもできる。
こうして作られたデータはディスクインターフェース104から、伝送系105を通って、ディスク記録再生装置106に送られ、そこに記録される。
【0014】
データの再生に際しては、ディスク記録再生装置106から再生されたデータはディスクインターフェース104を介して再生系に送られ、チェックサム演算手段107で再生データのチェックサムを計算する。そして、ディスクから再生されて伝送線上に送られてきた信号のチェックサムに続くダミーデータ部分がチェックサム有効性確認手段108に送られ、そこで、ダミーデータ領域のデータを調べて、再生データ内に付加されているチェックサムが有効か否かを判断する。
【0015】
チェックサムの有効性判断は、例えば、ダミーデータの規則性を見て判断するようにする。従って、ダミーデータの作成に際しては、先頭にチェックサムを付け、その次のワードはチェックサムを所定値だけインクレメントした値とし、更にその次のワードはその前の値を上記所定値だけインクレメントした値とし、この方法でそのセクターの最後のワードまで、各ワード毎に所定値づつインクレメント(増分)した値を記録するようにする。再生にあたっては、これらのダミーデータを読み取り、上記所定値(例えば1)づつインクレメントされた値が検出されれば有効であると判断する。
【0016】
この方法は、ダミーデータの長さが任意に選べるという利点を有している。もし、このダミーデータの部分に固定長の有効/無効表示信号を記録するようにすると、ダミーデータ部分の長さがその表示信号の長さよりも短いとき正確な表示ができなくなる。
【0017】
上記チェックサム有効性確認テストの結果、チェックサムが有効であると判定されたならば、その旨をチェックサム照合手段109に伝達し、チェックサム照合手段109で再生されたチェックサムと演算によって得られたチェックサムを照合し、データに誤りがないか否かを判定する。判定結果はデパッキング部110に送られ、誤りがあれば、エラー処理が行われる。このエラー処理は、それぞれのシステムに応じたエラー処理にすることができる。誤りがなければ、パッディングデータを除いたパケットデータを作って、このシステムの外に送り出す。
【0018】
図2は、オーディオパケットデータのデータブロックを示す。同図(a)に図示されたCH−1〜CH4で示す4つのセクターには夫々1パケットのデータが割り当てられ、陰影を付けたダミーデータ領域にはエラー検出用のデータを付加する。
【0019】
各セクターは、同図(b)に示すとおり、情報データ領域と、その後に続くダミーデータ領域で成り、ダミーデータの先頭にチェックサムデータを付加し、2番目以降はこのチェックサムデータを順次インクレメントしたデータでセクターの最後まで埋めてある。
【0020】
ダミーデータ領域の長さは、情報データ領域の長さに対して相補的に変わるが、その場合ダミーデータ領域が短すぎて有効/無効コードが書けない場合も起こり得るので、そういう場合にも対応できるようにするために、コード化した固定データとするよりも、データ長が変化しても常に全てのデータが比較できるインクレメント信号にした方が適している。
【0021】
チェックサムの有効性確認手段108では、チェックサム等のエラーチェックコードを初期値として、各ワード毎に所定値ずつ増分計数した値と、再生データに含まれている、対応するワードの値がワード毎に一致すれば有効、一致しなければ無効とする判断が行われる。このような有効性確認動作を行うことにより、本発明を導入する以前の記録フォーマットとの互換性が保たれる。
【0022】
図3は、再生側でのエラー検出について説明するための再生側システムの一例を示すブロック図である。
同図に示すとおり、このシステムは、データ入力301、データ位置検出手段302、システム制御信号入力303、チェックサム演算及び抽出手段304、インクレメントカウンタ305、チェックサム有効性確認手段306、エラー処理手段307、チェックサム照合手段308、データ出力309を含む。
【0023】
図1のディスク再生装置106から供給された再生データは、伝送系105を通ってディスクインターフェース104に送られ、そこで再生系に向けられたデータが、本システムのデータ入力に供給される。このデータは、データ位置検出手段302に送られ、そこで、オーディオパケット内の情報データの先頭位置と終わり位置の検出を行うとともに、パケットのエンド(終わり位置)を検出する。
【0024】
データ位置検出手段302の出力はチェックサム演算及び抽出手段304に送られる。このチェックサム演算及び抽出手段304では、受信した情報データのチェックサムを計算するとともに、前記記録の際に付加されたチェックサムデータの抽出を行う。
【0025】
ここで、チェックサム演算とは、情報データをワード単位で最初から最後まで加算する処理であって、加算結果は誤り検出信号を構成している。従って、このチェックサム演算に代えて、他の誤り検出信号を使って誤り検出を行うようにすることもできることは勿論である。
【0026】
このチェックサム演算及び抽出手段304で抽出された、記録の際に付加されたチェックサムデータは、インクレメントカウンタ305に送られ、その内部に設けられたカウンタにプリセットされる。このカウンタは受信したチェックサムデータを初期値としてインクレメント計数を開始する。計数出力は、インクレメント計数が行われる毎にチェックサム有効性確認手段306に送られる。
【0027】
上記チェックサム有効性確認手段306は、チェックサム演算及び抽出手段304から再生データ信号を受信するとともに、インクレメントカウンタ手段305から計数によって得られたインクレメント信号を受信して、そのインクレメント信号と再生データに含まれているダミーデータの2番目以降のデータとをパケットの最後まで比較する。
【0028】
比較の結果、ダミーデータの2番目以降に再生されたインクレメント信号と計数によって得たインクレメント信号の間に相違がなければ抽出したチェックサムデータは有効であると判断し、相違があれば無効と判断して有効性フラッグを立て(即ち、例えば有効を1、無効を0とする信号を作って)、これをチェックサム照合手段308に送る。また、このチェックサム有効性確認手段306の出力はエラー処理手段307に送られる。
【0029】
チェックサム照合手段308は、有効であればチェックサムの照合を行う。即ち、チェックサム有効性確認手段306から有効のフラッグ信号が送られてくると、チェックサム照合手段308は、チェックサム演算及び抽出手段304から送られて来る演算によって得たチェックサムと、抽出によって得たチェックサムを照合して誤りがあるか否かを検出する。
【0030】
もし、誤りが検出されれば、その結果をエラー処理手段307に送る。エラー処理手段307では使われているシステムに応じたエラー処理を行う。もし、エラーが検出されなければ何もしない。
【0031】
チェックサム有効性確認手段306からの有効性フラッグが無効を示している時は、そのデータのダミーデータ領域に詰め込まれたデータが誤りチェックのために使えない従来型のデータフォーマットによるものであると判断して、チェックサム照合手段308でチェックサムの照合は行わない。従って、チェックサム有効性確認手段306からエラー処理手段307に送られたデータについて、エラー処理手段307でエラー処理を行うことはない。
【0032】
以上の説明から明らかなとおり、本発明の記録再生データ伝送装置におけるエラー検出方法は、従来の記録再生装置によって記録されたデータに対しても互換性のあるエラー検出方法になっている。換言すると、従来の記録データに対しては有効性フラッグが無効を示すのでエラー処理は行わず、本発明による記録データに対しては有効性フラッグが有効を示すのでエラーチェックを行うが、チェックサム照合手段におけるチェックサムの照合結果が不一致の場合は、上記と同様にエラー処理手段に対してエラー処理の指示を与えないので、エラー処理手段307はチェックサム有効性確認手段306からのデータをそのまま出力に出す。
【0033】
チェックサム有効性確認手段306で有効性フラッグ出力に有効を示す出力を出した場合のみ、チェックサム照合手段308でチェックサムの照合を行って、その照合結果が一致したときだけ、エラー処理手段307にエラー処理をするように指示するので、本発明による記録データに対する誤り検出確率が高くなることを除いて従来の記録データと全く同様に扱うことができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明のディスク記録再生システムによれば、下記の効果が得られる。
1.エラー処理がリアルタイムに行える。
2.エラー処理がセクター単位で行える。但し、パケットサイズがセクター以内にあること。
3.既に稼働されているシステムにも本発明を導入可能である。換言すると、既に記録済みの記録フォーマットとの互換性を考慮してある。また、既に導入されているエラー検出及び処理にも影響を与えていない。
4.本発明を導入しても記録容量に一切影響を与えない。
5.ディスク記録再生装置及び伝送系のシステムに依存しない。
6.プロセッサーの出口(記録OUT)から記録再生装置を経由してプロセッサーの入力(再生IN)までの全ての系で発生したエラーの検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生データ伝送装置の一例のシステム構成図である。
【図2】本発明の記録再生データ伝送装置の一例において扱われるオーディオパケット信号の信号配列図である。
【図3】本発明の記録再生データ伝送装置の受信系システムの一例のブロック図である。
【符号の説明】
100 データ入力、101 ディスクパッキング手段、102 チェックサム演算手段、103 エラー検出用データ付加手段、104 ディスクインターフェース、105 伝送系、106 ディスク記録再生装置、107 チェックサム演算手段、108 チェックサムの有効性確認手段、109 チェックサム照合手段、110 デパッキング手段、111 データ出力
Claims (9)
- パケットデータを受信し、該パケットデータを情報データとして、記録するディスク上のセクター長に対応する1又はそれ以上のセクターに詰め込む手段と、
該情報データのエラー訂正信号を作る手段と、
上記情報データの末尾に上記エラー訂正信号を付加し、セクター内の残余の部分を該エラー訂正信号を順次増分したインクレメント信号で埋める手段と、
を備えた記録データ送信装置。 - 請求項1に記載の記録データ送信装置において、上記エラー訂正信号が、情報データを構成する全ワードを加算することによって作られる記録データ送信装置。
- ディスク記録再生装置によって再生され送信されたデータを受信し、該データ中の情報データに基いてエラー訂正信号を生成する手段と、
該エラー訂正信号を初期値として、ワード毎に順次増分するインクレメント信号を作り、受信データの対応するワードの値と比較することにより、上記エラー訂正信号の有効性を判断する手段と、
上記有効性判断の結果が有効である場合に、上記生成したエラー訂正信号と再生データに含まれるエラー訂正信号を比較して、その判定結果を出力する手段と、
該判定の結果、エラーがあると判定された場合にはエラー処理を行った後、デパッキングしてパケットデータを出力する手段と、
を備えた再生データ受信装置。 - 請求項3に記載の再生データ受信装置において、上記エラー訂正信号が、情報データを構成する全ワードを加算することによって作られる再生データ受信装置。
- パケットデータを受信し、該パケットデータを情報データとして、記録するディスク上のセクター長に対応する1又はそれ以上のセクターに詰め込む手段と、
該情報データのエラー訂正信号を作る手段と、
上記情報データの末尾に上記エラー訂正信号を付加し、セクター内の残余の部分を該エラー訂正信号を順次増分したインクレメント信号で埋める手段と、
を備えた記録データ送信系と、
ディスク記録再生装置によって再生され送信されたデータを受信し、該データ中の情報データに基いてエラー訂正信号を生成する手段と、
該エラー訂正信号を初期値として、ワード毎に順次増分したインクレメント信号を作り、受信データの対応するワードの値と比較することにより、上記エラー訂正信号の有効性を判断する手段と、
上記有効性判断の結果が有効である場合に、上記生成したエラー訂正信号と再生データに含まれるエラー訂正信号を比較して、その判定結果を出力する手段と、
該判定の結果、エラーがあると判定された場合にはエラー処理を行った後、デパッキングしてパケットデータを出力する手段と、
を備えた再生データ受信系と、
を備えた記録再生データ伝送装置。 - パケットデータを受信し、該パケットデータを情報データとして、記録するディスク上のセクター長に対応する1又はそれ以上のセクターに詰め込むステップと、
該情報データのエラー訂正信号を作るステップと、
上記情報データの末尾に上記エラー訂正信号を付加し、セクター内の残余の部分を該エラー訂正信号を順次増分したインクレメント信号で埋めるステップと、
を含む記録データ送信方法。 - 請求項6に記載の記録データ送信方法において、上記エラー訂正信号を作るステップが、情報データを構成する全ワードを加算することによってエラー訂正信号を作るステップである記録データ送信方法。
- ディスク記録再生装置によって再生され送信されたデータを受信し、該データ中の情報データに基いてエラー訂正信号を生成するステップと、
該エラー訂正信号を初期値として、ワード毎に順次増分したインクレメント信号を作り、受信データの対応するワードの値と比較することにより、上記エラー訂正信号の有効性を判断するステップと、
上記有効性判断の結果が有効である場合に、上記生成したエラー訂正信号と再生データに含まれるエラー訂正信号を比較して、その判定結果を出力するステップと、
該判定の結果、エラーがあると判定された場合にはエラー処理を行った後、デパッキングしてパケットデータを出力するステップと、
を含む再生データ受信方法。 - 請求項8に記載の再生データ受信方法において、上記エラー訂正信号が、情報データを構成する全ワードを加算することによって作られる再生データ受信方法。
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