JP3711564B2 - 種子用発現プラスミド - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、種子用発現プラスミドに関する。
さらに詳細には、ダイズ種子貯蔵タンパク質グリシニン遺伝子(以下、GYと略する。)プロモーターおよびGYターミネーターから構築された発現プラスミドに関する。
【0002】
【従来の技術】
多くの植物種において、種子での外来遺伝子の発現目的として、種子貯蔵タンパク質遺伝子プロモーターを用いた発現プラスミドの開発が進められている。
グリシニンはダイズの全種子タンパク質の20% 以上を占める主要な貯蔵タンパク質の1つであり、主に5種類のものが存在する。その遺伝子は各々GY1,GY2,GY3,GY3,GY4,GY5と命名されており、その性質についてはThe Plant Cell ,Vol.1,p313-328(1989)に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現状では、種子における外来遺伝子の発現量は充分ではなく、より高い発現量を示すための種子用発現プラスミド、プロモーターおよびターミネーターが必要であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の状況を鑑み、より優れた種子用発現プラスミドを見出すべく鋭意検討を重ねた結果、ある種の種子貯蔵タンパク質遺伝子から得られるプロモーターおよびターミネーターから構築される発現プラスミドが従来のものと比べて高い発現量を示すことを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明はGYプロモーターおよびGYターミネーターを含有する発現プラスミドを提供するものである。
さらに、本発明者らは、プロモーターの下流に複数個のクローニングサイトを保持した種子用発現プラスミドの構築にも成功し、あらゆる外来遺伝子を容易に挿入することを可能にした。
【0005】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
発現プラスミドには、RNAポリメラーゼが結合し、転写を開始させるためのプロモーター配列が含まれる。
本発明の発現プラスミドは、プロモーターとしてGYプロモーターを含む。
GYプロモーターとしては、例えばNucleic Acids Research,Vol.17,4386(1989)等に記載される式化4の塩基配列( 配列番号3) で表される690塩基対からなる公知な遺伝子
【化4】
配列番号3
または式化5の塩基配列( 配列番号1) で表される1116塩基対からなる新規な遺伝子
【化5】
配列番号1
等をあげることができる。
【0006】
また、発現プラスミドには、3’末端に転写を終止させるためのターミネーター配列が含まれる。一般に有用な遺伝子の発現にはターミネーターよりもプロモーターの方が重要な働きをする。このため、植物に外来遺伝子を導入する場合、ターミネーターとしては、外来遺伝子またはプロモーターと同じ起源である遺伝子あるいは同じ分類上の起源(例えば、植物、動物、細菌、酵母、糸状菌、ウイルス等)である遺伝子に関係なく、通常、公知なターミネーター、たとえば、ノパリンシンターゼ(NOS)等が用いられる。
本発明の発現プラスミドは、ターミネーターとしてプロモーターと同じ起源である遺伝子、すなわち、GYのターミネーターを含む。
GYのターミネーターとしては、たとえば、式化6の塩基配列(配列番号2)により表される744塩基対からなる新規な遺伝子
【化6】
配列番号2
等をあげることができる。なお、該ターミネーターは、植物の種子内での発現において特に有用なものである。
【0007】
さらに、本発明の発現プラスミドは、あらゆる外来遺伝子を容易に挿入するためにプロモーターの下流に1つ以上のクローニングサイトを保持させることができる。好ましくは、複数個のクローニングサイトである。ここでクローニングサイトとは、通常の遺伝子操作で用いられる制限酵素によって認識切断可能な部位のことである。たとえば、式化7の塩基配列(配列番号4)で表される遺伝子
【化7】
配列番号4
がクローニングサイトの配列としてあげられる(図2参照)。
【0008】
このようなクローニングサイトを保持した発現プラスミドとして式化8で表されるプラスミドpSUM-GY1
【化8】
Figure 0003711564
をあげることができる(図1参照)。
【0009】
本発明の発現プラスミドにより、植物に導入する有用な遺伝子としては、例えば、ダイズのグリシニン遺伝子、βーコングリシニン遺伝子等の種子で発現させることにより種子における蛋白含量を改良させることができる(植物)貯蔵蛋白質遺伝子、ブラジルナッツの2S−アルブミン遺伝子、トウモロコシの10kDaまたは15kDa蛋白質遺伝子、イネの10kDa蛋白質遺伝子、ヒマワリの10kDa蛋白質遺伝子等の種子で発現させることにより高メチオニン含量あるいは高リジン含量の種子に改良させることができる(植物)蛋白質遺伝子、大腸菌をはじめとする微生物のbioA、bioB、bioC、bioD、bioF、bioH、酵素、転写制御因子birAまたは植物の該ホモログ酵素等の種子で発現させることにより、高ビオチン含量の種子に改良させることができるビオチン生合成関連酵素遺伝子、ステアロイル−ACPデサチュラーゼ(Stearoyl-ACP desaurase) 、アシル-ACPチオエステラーゼ(acyl-ACP thioesterase) 、3-ホスフェイトアシルトランスフェラーゼ(3-phosphate acyl transferase)等の種子で発現させることにより種子における脂質の酸化安定性の増大、リン脂質の減少またはオレイン酸もしくはリノレン酸の増大等による種子脂質の改良を可能にする関連酵素遺伝子等をあげることができる。
【0010】
上記のような有用な外来遺伝子を発現する本発明の発現プラスミドは、例えば、カナマイシンまたはハイグロマイシン等の薬剤耐性遺伝子等の選択マーカーを付加し、パーティクルガン法、ポリエチレングリコール(以下、PEGと略する。)の存在下でプラスミドDNAをプロトプラストに取り込ませるPEG法、電気パルスを与えてプラスミドDNAをプロトプラストに取り込ませるエレクトロポーレーション法、微小針によりプラスミドDNAを植物細胞に注入するマイクロインジェクション法等の通常の直接導入法を用いて、または、本発明の発現プラスミドをアグロバクテリウムのTiプラスミドもしくはRiプラスミドのT−DNA領域に一度組み込ませてから、植物ゲノムDNA中に導入する方法を用いて、ダイズ、タバコ、アラビドプシス、イネ、トウモロコシ、コムギ、ナタネ、アルファルファ等の双子葉および単子葉植物細胞に導入する。
【0011】
本発明の発現プラスミドの植物細胞への導入量としては、例えば、パーティクルガン法では、例えば圧縮空気圧式銃パーティクルガン装置(レーボック商工社)を用いて、細胞あたり約1〜約10ng、PEG法では細胞当たり約10〜約100pg、エレクトロポーレーション法では、約0.5〜約1KV/cmの電気パルスを与えて細胞当たり約10〜約100pg、マイクロインジェクション法では、細胞当たり約1pg程度が好ましい。
【0012】
このようにして本発明の発現プラスミドを導入した植物細胞を、該発現プラスミドの選択マーカーである薬剤およびオーキシン等の植物ホルモンを含む培地で約1〜2ヵ月間培養し、さらに固体再生用の培地で約2〜3ヵ月培養し、植物体に再生する。
このときの培地として、例えば、MS培地、White培地、B5培地、N6培地、NN培地等の通常の植物培養に用いる公知の培地を用いることが可能である。
前述のように、本発明の発現プラスミドにより、外来遺伝子を導入・発現させた形質転換植物の育成により種子内において有用成分の含量を向上、あるいはその組成の改良、植物種子の形質の改良、あるいは植物種子における有用物質の生産等が可能となる。
【0013】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は本実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
実施例1 発現プラスミドpSUM-GY1の構築
GY1より単離したプロモーター領域、ターミネーター領域を、プラスミドpUC19 のクローニングサイトの両側に接続した発現プラスミドpSUM-GY1を以下のように構築した。
まずNucleic Acids Research,Vol. 17 No.11,p4386 (1989)に記載されるGY1の塩基配列をもとに約700bp のプロモーター領域の遺伝子断片をPCR法を用いて増幅・単離した。この遺伝子断片をプローブとしてダイズゲノミックライブラリー(CLONTECH社)をスクリーニングし、完全なGY1を含むと考えられる約4.4kb の遺伝子断片GY1-#4をサブクローン化し、プラスミドpGY1-#4 と命名した。次にプラスミドpGY1-#4 よりプロモーター領域、ターミネーター領域を単離し、プラスミドpUC19 のクローニングサイトの両側に接続して発現プラスミドpSUM-GY1を構築した(図3から図5参照)。
【0014】
以下に、3つのステップに分け、その構築方法を述べる。
ステップ1:GY1ターミネーターを含むプラスミドpSUM-GY1-Bの構築
1 μg のプラスミドpGY1-#4 に10ユニットの制限酵素HindIII およびSphIを加えた反応液を37℃1時間反応させた。次に反応液を0.1 μg/mlの臭化エチジウムを含む0.8%アガロースゲルに供し、電気泳動を行った。泳動後、紫外線照射下で、1.2kb のHindIII ーSphIDNA 断片に相当するゲル部分を切り出し、DNA 回収用フィルター付き遠心チューブ(宝酒造)を用いてDNA 断片を精製した。一方、1 μg のプラスミドpUC19 に10ユニットの制限酵素HindIII およびSphIを加えた反応液を37℃で1時間反応させた。プラスミドpUC19 のHindIII ーSphIDNA 断片およびプラスミドpGY1-#4 の1.2kb のHindIII ーSphIDNA 断片をそれぞれ0.2 μg ずつ混合し、5 ユニットのT4DNA リガーゼを加えた反応液を16℃で2時間反応させ、ライゲーションを行った。その後、Cohen らの方法(Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A. 69,p2110-2114 )に従い、反応液で大腸菌HB101 株(宝酒造)を形質転換し、100 μg/mlのアンピシリンを含むLBプレートに形質転換体を広げ、耐性コロニーを単離した。次に、Birnboimらの方法(Nucl.Acids.Res. 7 p1513-1523 )に従い、コロニーよりプラスミドを調製し、1 μg のプラスミドに対し5 ユニットの制限酵素NheIを加えた反応液を37℃で1時間反応させた。アガロースゲル電気泳動し、制限酵素NheIで1カ所切断を受けたプラスミドを選択し、プラスミドpSUM-GY1-Aと命名した。1 μg のプラスミドpSUM-GY1-Aに10ユニットの制限酵素SphIおよびNheIを加えた反応液を37℃で1時間反応させた。DNA をエタノール沈澱により精製後、約0.1 μg の該DNA についてT4DNA ポリメラーゼを用いて末端を平滑化し、T4リガーゼを用いてライゲーションを行った(DNA Blunting Kit (宝酒造) を使用)。Cohen らの方法に従い、反応液で大腸菌HB101 株を形質転換してアンピシリン耐性コロニーを単離し、Birnboimらの方法に従い、コロニーよりプラスミドを調製した。1 μg のプラスミドDNA に対し5 ユニットの制限酵素SphIあるいはNheIを加えた反応液を37℃で1時間反応させた。アガロースゲル電気泳動により、制限酵素NheIで1カ所切断を受け、かつ制限酵素SphIにより切断を受けないプラスミドを選択し、プラスミドpSUM-GY1-Bと命名した。プラスミドpSUM-GY1-BはプラスミドpUC19 由来のクローニングサイトおよび約0.7kb のGY1ターミネーターを有していた(図3参照)。
【0015】
ステップ2:GY1プロモーターを含むDNA 断片の調製
1 μg のプラスミドpGY1-#4 に10ユニットの制限酵素NcoIおよびSmaIを加えた反応液を37℃で1時間反応させた。DNA をエタノール沈澱により精製後、約0.1 μg の該DNA についてT4DNA ポリメラーゼを用いて末端を平滑化し、T4リガーゼを用いてライゲーションを行った。Cohen らの方法に従い、反応液で大腸菌HB101 株を形質転換してアンピシリン耐性コロニーを単離し、Birnboimらの方法に従い、コロニーよりプラスミドを調製した。1 μg のプラスミドに対し5 ユニットの制限酵素NcoIあるいはSmaIを加えた反応液を37℃で1時間反応させた。アガロースゲル電気泳動により、制限酵素NcoIで1カ所切断を受け、かつ制限酵素SmaIにより切断を受けないプラスミドを選択し、プラスミドpSUM-GY1-Cと命名した。さらに1 μg のプラスミドpGpSUM-GY1-Cに10ユニットの制限酵素EcoRI およびKpnIを加えた反応液を37℃で1時間反応させ、反応液を電気泳動後、1.1kb のEcoRI ーKpnIDNA 断片に相当するゲル部分を切り出し、DNA 回収用フィルター付き遠心チューブ(宝酒造)を用いてDNA 断片を精製した(図4参照)。
【0016】
ステップ3:プラスミドpSUM-GY1の構築
ステップ1で得られたプラスミドpSUM-GY1-Bに10ユニットの制限酵素EcoRI およびKpnIを加えた反応液を37℃で1時間反応させた。プラスミドpSUM-GY1-BのEcoRI ーKpnIDNA 断片およびGY1プロモーターを含む約1.1kb のEcoRI ーKpnIDNA 断片をそれぞれ0.2 μg ずつ混合し、5 ユニットのT4DNA リガーゼを加えた反応液を16℃2時間反応させ、ライゲーションを行った。Cohen らの方法に従い、反応液で大腸菌HB101 株を形質転換してアンピシリン耐性コロニーを単離し、Birnboimらの方法に従い、コロニーよりプラスミドを調製した。1 μg のプラスミドに対し5 ユニットの制限酵素EcoRI およびHindIII を加えた反応液を37℃で1時間反応させた。アガロースゲル電気泳動により、約1.8kb および約2.7kb の2つのDNA断片が検出されるプラスミドを選択し、プラスミドpSUM-GY1と命名した(図5参照)。
構築した発現プラスミドpSUM-GY1は、Escherichia coli HB101/pSUM-GY1 として平成4 年3 月26日に書留引受番号161 38 785294 で工業技術院微生物工業技術研究所、特許微生物寄託センターに送付された。現在、ブダペスト条約に従って微工研条寄第4131号として同所に寄託・保管されている。
【0017】
実施例2 構築した発現プラスミドpSUM-GY1のプロモーター/ターミネーター活性の測定
構築した発現プラスミドpSUM-GY1のクローニングサイトにレポーター遺伝子であるGUS遺伝子を挿入し、ダイズ未熟種子における発現を調べ、GY1プロモーター/ターミネーター活性を確認した。以下にその詳細な方法を述べる。
プラスミドpSUM-GY1のマルチクローニングサイト内のNcoIとNheIの間にプラスミドpRAJ225 (CLONTECH社)由来の1.87kbのGUS遺伝子断片を挿入し、GUS発現プラスミドpSUM-GY1-001を構築した。
プラスミドpSUM-GY1-001を、対照としてのカリフラワーモザイクウイルス(CaMV)35S プロモーター下流にホタルのルシフェラーゼ(LUC) 遺伝子を接続した内部標準プラスミドpDO432(Science , 234 ,856-859 ,1986)と共に、パーティクルガン法(植物細胞工学, 2,631-637 ,1990)により開花1〜2カ月後のダイズ未熟種子に導入した。また、プラスミドpSUM-GY1-001のGY1ターミネーターをノパリン合成酵素遺伝子(NOS) ターミネーターに置き換えたGUS発現プラスミドpGY1100 を上述と同様に導入した。プラスミドを導入して24〜48時間後に、Morikawaらの方法(Appl. Microbiol. Biotechnol. 31, p320-322 ,1989 )に従いGUS/LUC活性を測定した。結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
Figure 0003711564
【0019】
プラスミドpSUM-GY1-001を導入した場合、プラスミドpGY1100 を導入した場合の約3倍のGUS/LUC活性が認められた。以上のことから、GY1プロモーター/ターミネーターが未熟種子組織内で活性を持つこと、また組織において新規なGY1ターミネーターは、従来植物で広く用いられている公知のNOS ターミネーターよりも高い発現量を与えることが確認された。
【0020】
【発明の効果】
本発明の発現プラスミドは、種子においての植物遺伝子発現の解明に役立ち、有用植物遺伝子の導入、発現による植物育種および有用物質生産といった産業技術の発展を可能とする。
【配列表】
配列番号:1
配列の長さ:1116
配列の型:核酸
鎖の数:二本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の特徴
特徴を表す記号:promoter
存在位置:1..1116
特徴を決定した方法:E
配列
GAATTCTCTC TTATAAAACA CAAACACAAT TTTTAGATTT TATTTAAATA ATCATCAATC 60
GATTATAATT ATTTATATAT TTTTCTATTT TCAAAGAAGT AAATCATGAG CTTTTCCAAC 120
TCAACATCTA TTTTTTTTCT CTCAACCTTT TTCACATCTT AAGTAGTCTC ACCCTTTATA 180
TATATAACTT ATTTCTTACC TTTTACATTA TGTAACTTTT ATCACCAAAA CCAACAACTT 240
TAAAATTTTA TTAAATAGAC TCCACAAGTA ACTTGACACT CTTACATTCA TCGACATTAA 300
CTTTTATCTG TTTTATAAAT ATTATTGTGA TATAATTTAA TCAAAATAAC CACAAACTTT 360
CATAAAAGGT TCTTATTAAG CATGGCATTT AATAAGCAAA AACAACTCAA TCACTTTCAT 420
ATAGGAGGTA GCCTAAGTAC GTACTCAAAA TGCCAACAAA TAAAAAAAAA GTTGCTTTAA 480
TAATGCCAAA ACAAATTAAT AAAACACTTA CAACACCGGA TTTTTTTTAA TTAAAATGTG 540
CCATTTAGGA TAAATAGTTA ATATTTTTAA TAATTATTTA AAAAGCCGTA TCTACTAAAA 600
TGATTTTTAT TTGGTTGAAA ATATTAATAT GTTTAAATCA ACACAATCTA TCAAAATTAA 660
ACTAAAAAAA AAATAAGTGT ACGTGGTTAA CATTAGTACA GTAATATAAG AGGAAAATGA 720
GAAATTAAGA AATTGAAAGC GAGTCTAATT TTTAAATTAT GAACCTGCAT ATATAAAAGG 780
AAAGAAAGAA TCCAGGAAGA AAAGAAATGA AACCATGCAT GGTCCCCTCG TCATCACGAG 840
TTTCTGCCAT TTGCAATAGA AACACTGAAA CACCTTTCTC TTTGTCACTT AATTGAGATG 900
CCGAAGCCAC CTCACACCAT GAACTTCATG AGGTGTAGCA CCCAAGGCTT CCATAGCCAT 960
GCATACTGAA GAATGTCTCA AGCTCAGCAC CCTACTTCTG TGACGTGTCC CTCATTCACC 1020
TTCCTCTCTT CCCTATAAAT AACCACGCCT CAGGTTCTCC GCTTCACAAC TCAAACATTC 1080
TCTCCATTGG TCCTTAAACA CTCATCAGTC ATCACC 1116
配列番号:2
配列の長さ:744
配列の型:核酸
鎖の数:二本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の特徴
特徴を表す記号:terminator
存在位置:1..744
特徴を決定した方法:E
配列
CTAGCAACCA ATAAATAATA ATAATAATAA TGAATAAGAA AACAAAGGCT TTAGCTTGCC 60
TTTTGTTCAC TGTAAAATAA TAATGTAAGT ACTCTCTATA ATGAGTCACG AAACTTTTGC 120
GGGAATAAAA GGAGAAATTC CAATGAGTTT TCTGTCAAAT CTTCTTTTGT CTCTCTCTCT 180
CTCTCTTTTT TTTTTCTTTC TTCTGAGCTT CTTGCAAAAC AAAAGGCAAA CAATAACGAT 240
TGGTCCAATG ATAGTTAGCT TGATCGATGA TATCTTTAGG AAGTGTTGGC AGGACAGGAC 300
ATGATGTAGA AGACTAAAAT TGAAAGTATT GCAGACCCAA TAGTTGAAGA TTAACTTTAA 360
GAATGAAGAC GTCTTATCAG GTTCTTCATG ACTTGGAGCT CAACCCAACT TGGAAAGTTC 420
GAGAGTATTT GGACCATTGT GCTTTGTGTC TTCAAACATA AAACATCGCT CCAAATTTAA 480
CATGGGAGCT AAAAAATGTG TTTTTCTGGG ATTTTAATTT TCAACAGAGT CAAGGATGGT 540
GTTGCATATG ATGTCTTGAT GTCCATTGTC CACACTAAAT AGATATTGGT TTCAAGAAAT 600
ATTAATTTCA TTTTCATGAC TTTCAATTCA TAAACCTTAA ACGAATATTA ATTTAAAATC 660
TATCCTCAAA TGATAAATTT TAAAAAAAAT TACCCCCAAT CGGTAATTTG ACTCACAAGT 720
TAGTTAGTTG ATATTTTGAA GCTT 744
配列番号:3
配列の長さ:690
配列の型:核酸
鎖の数:二本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の特徴
特徴を表す記号:promoter
存在位置:1..690
特徴を決定した方法:E
配列
TAGCCTAAGT ACGTACTCAA AATGCCAACA AATAAAAAAA AAGTTGCTTT AATAATGCCA 60
AAACAAATTA ATAAAACACT TACAACACCG GATTTTTTTT AATTAAAATG TGCCATTTAG 120
GATAAATAGT TAATATTTTT AATAATTATT TAAAAAGCCG TATCTACTAA AATGATTTTT 180
ATTTGGTTGA AAATATTAAT ATGTTTAAAT CAACACAATC TATCAAAATT AAACTAAAAA 240
AAAAATAAGT GTACGTGGTT AACATTAGTA CAGTAATATA AGAGGAAAAT GAGAAATTAA 300
GAAATTGAAA GCGAGTCTAA TTTTTAAATT ATGAACCTGC ATATATAAAA GGAAAGAAAG 360
AATCCAGGAA GAAAAGAAAT GAAACCATGC ATGGTCCCCT CGTCATCACG AGTTTCTGCC 420
ATTTGCAATA GAAACACTGA AACACCTTTC TCTTTGTCAC TTAATTGAGA TGCCGAAGCC 480
ACCTCACACC ATGAACTTCA TGAGGTGTAG CACCCAAGGC TTCCATAGCC ATGCATACTG 540
AAGAATGTCT CAAGCTCAGC ACCCTACTTC TGTGACGTTG TCCCTCATTC ACCTTCCTCT 600
CTTCCCTATA AATAACCACG CCTCAGGTTC TCCGCTTCAC AACTCAAACA TTCTCCTCCA 660
TTGGTCCTTA AACACTCATC AGTCATCACC 690
配列番号:4
配列の長さ:35
配列の型:核酸
鎖の数:二本鎖
トポロジー:直鎖状
配列
CCATGGGGTA CCCGGGGATC CTCTAGAGTC GACCTGCAGG CTAGC 35
【図面の簡単な説明】
【図1】発現プラスミドpSUM-GY1の制限酵素地図を示す。斜線部分はダイズ種子貯蔵タンパク質グリシニン遺伝子プロモーター、鉛直線部分はダイズ種子貯蔵タンパク質グリシニン遺伝子ターミネーターを示す。
【図2】プラスミドpSUM-GY1に含まれるマルチクローニングサイトの塩基配列を示す。
【図3】プラスミドpSUM-GY1構築のステップ1を示す。
【図4】プラスミドpSUM-GY1構築のステップ2を示す。
【図5】プラスミドpSUM-GY1構築のステップ3を示す。

Claims (8)

  1. 配列番号1で示される塩基配列により表されるダイズ種子貯蔵タンパク質グリシニン遺伝子プロモーターと配列番号2で示される塩基配列により表されるダイズ種子貯蔵タンパク質グリシニン遺伝子ターミネーターとを含有することを特徴とする発現プラスミド。
  2. 微工研条寄第4131号としてブタペスト条約に従って寄託・保管されているEscherichia coli HB101/pSUM-GY1が保有する請求項1記載の発現プラスミド。
  3. 請求項1又は2記載の発現プラスミドを含有することを特徴とする植物細胞。
  4. 請求項3記載の植物細胞を、植物ホルモンを含む培地で約1〜2ヶ月培養し、さらに個体再生用の培地で約2〜3ヶ月培養して再生された、双子葉植物体、イネの植物体又はトウモロコシの植物体。
  5. 請求項1又は2記載の発現プラスミドを含有することを特徴とする双子葉植物細胞、イネの植物細胞若しくはトウモロコシの植物細胞、又は、双子葉植物体、イネの植物体若しくはトウモロコシの植物体
  6. 請求項1又は2記載の発現プラスミドを含有することを特徴とするダイズ、タバコ、アラビドプシス、イネ、トウモロコシ、ナタネ、アルファルファの植物細胞又は植物体。
  7. 有用な遺伝子の発現方法であって、請求項1又は2記載の発現プラスミドにより有用な遺伝子を導入し、当該遺伝子を種子において特異的に発現させることを特徴とする方法。
  8. 配列番号1で示される塩基配列により表されるダイズ種子貯蔵タンパク質グリシニン遺伝子プロモーター。
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