JPS63276492A - オクトピンシンターゼ遺伝子エンハンサー - Google Patents

オクトピンシンターゼ遺伝子エンハンサー

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JPS63276492A
JPS63276492A JP63026413A JP2641388A JPS63276492A JP S63276492 A JPS63276492 A JP S63276492A JP 63026413 A JP63026413 A JP 63026413A JP 2641388 A JP2641388 A JP 2641388A JP S63276492 A JPS63276492 A JP S63276492A
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JP
Japan
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recombinant dna
gene
sequence
dna molecule
plant
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JP63026413A
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ジェフ ジー.エリス
ダニエル ジェイ.レウェリン
ダブリュ.ジェイムズ ピーコック
エリザベス デニス
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Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization CSIRO
Original Assignee
Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization CSIRO
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Publication date
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    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/67General methods for enhancing the expression
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    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
    • C12N15/82Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for plant cells, e.g. plant artificial chromosomes (PACs)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の分野は植物の分子生物学の領域に属し。
組換えDNA技術による植物の遺伝子工学に関する。
本発明は植物発現遺伝子(T−DNAのオクトピンシン
ターゼ遺伝子)の上流側非転写領域に由来するDNA配
列の同定と特徴付けについて述べている。
このヌクレオチド配列は、単子葉植物および双子葉植物
の両方に対し1組換えDNAを含むその組織において、
近傍に、好ましくは下流に存在する植物発現遺伝子の転
写を活性化または増大させ得る。
転写活性化因子は植物においてその近傍に存在する遺伝
子の発現レベルを増大させるのに有用である。これは、
特に該遺伝子と該遺伝子に関連するプロモーターとが異
種の植物種から誘導されている場合に有用である。従っ
て2本発明は植物の遺伝子工学によって経済的または研
究的に価値のある新規な表現型を発現させることを容易
にする。
(従来の技術) 真核細胞の遺伝子については、転写の開始を支配し、遺
伝子の発現を調節または調整するDN^配列因子に関す
る理解が増大している。以下の考察はRNAポリメラー
ゼ■によって転写される遺伝子に適用される。プロモー
ターは、  RNAポリメラーゼが転写を開始し1次い
でタンパク合成が進行し得るシグナルを含む遺伝子の始
点にあるDNA配列部分である。真核細胞のプロモータ
ーは複雑であり、転写開始部位に対して約30bp上流
付近にあるTATAボックス共通配列と、しばしば約7
5bp上流にあるCAATボックス共通配列、または+
1として定義されるキャップ部位を包含する成分から構
成されている(R,BreathnachおよびP、C
hambon (1981)。
Ann、Rev、Biochem、50:349−38
3; J、Messingら(1983) 。
「植物の遺伝子工学J 、 T、Kosuge、 C,
P、Meredith。
およびA、Hollaenderm、pp、211−2
27) 、植物では。
Messingら(1983)がAGGAボックスと名
付け、キャップ部位から同様の距離に位置する共通配列
によって、このCAMTボックスを置き換えることがで
きる。5゛非転写領域にある別のDNA配列は、遺伝子
発現の調整に影響すると考えられている。環境の刺激(
例えば、照明または栄養源の利用性あるいは不利な条件
(熱シ式ツク、嫌気生活、または重金属の存在を含む)
)に応答して遺伝子発現に影響を与えるDNA配列が存
在する。発生の間に遺伝子発現を制御するかまたは組織
特異的に遺伝子発現を制御するDN^配列も存在する。
他のDNA配列は近傍に存在する遺伝子の全発現レベル
を上昇させることが見い出されている;このような配列
は。
動物の系では“エンハンサ−゛と名付けられている。酵
母では、“上流活性化配列゛と呼ばれる類億の刺激配列
が知られており、この配列もしばしば調節情報を有する
ようである。プロモーターは。
通常、対応する遺伝子のコード領域の始点に対して、5
゛側すなわち上流に位置している。転写の調節または絶
対的なレベルに影響を及ぼすすべての補助的因子を包含
する領域は、 100bpより少ないかまたは1 kb
p程度の塩基から構成されている。
KhouryおよびGruss(1983)、 Ce1
l 33:313−314によって定義されているよう
に、エンハンサ−は真核細胞における1組のプロモータ
ー因子の1つであり、近傍の遺伝子に対する位置および
方向に比較的依存せずに転写効率を増大させる。プロト
タイプのエンハンサ−は、 SV40における72bp
の繰り返し配列内に見い出される。このエンハンサ−は
転写開始部位から100bpを越える下流に位置し。
eTe司μスGという共通コア配列を有する。一般に、
動物または動物ウィルスのエンハンサ−は。
いずれの方向に1 kbp程度離れていても機能し。
しかも遺伝子の5゛側または3゛側のいずれに位置して
も機能し得る。この配列の特色は、一般的に数回繰り返
して述べられている。エンハンサ−は弱いプロモーター
を有する遺伝子を研究するために動物ウィルス系で用い
られている(F、Leeら(1981)。
Nature 294:228−232; A、Hua
ngら(1981)、 Ce1l 21:245−25
5)。動物のエンハンサ−における共通コア配列と相同
性を有する植物遺伝子由来の配列が存在する。しかしな
がら、これら配列の機能的役割は明らかにされていない
。このような相同性が見い出されている1例はエンドウ
マメのレグミン遺伝子の場合である。この遺伝子の5゛
側には配列5”−CCACCTCC−3′が転写開始部
位に対して約−180位に見られる。この配列は動物の
場合の配列全体に対して約80%の相同性を示す(G、
Lycettら(1984) 。
Nucleic Ac1ds Res、12:4493
−4506) 6同様の配列が見られる他の2例は、ト
ウモロコシのAdh1遺伝子および担垣2遺伝子の5゛
側隣接領域に存在する。
これらの場合には、注目すべき配列はCACCTCCで
あり、担庸2に対しては約−170位、そしてル功1に
対しては一200位に見られる(E、Dennisら(
1985) 。
Nucleic Ac1ds Res、13ニア27−
743;およびり、Llewellynら(1985)
、  r植物ゲノムの分子形態と機能J 、 Vanν
loten−Doting、 L、Groot+ およ
びT、H,Halll、プレナムプレス、ニューヨーク
)。
酵母の上流活性化配列(UAS)は動物のエンハンサ−
とは少し異なった性質を有する。動物のエンハンサ−と
同様に、酵母のUASは、いずれの方向で挿入された場
合にも機能するが、転写開始部位に対して3゛側に配置
された場合には転写を活性化することはできない(L、
GuarenteおよびE、1Ioar(1984)、
 Proc、 Natl、Acad、 Sci、 US
A  81ニア860−7864 ;およびに、5tr
uhl (1984)、 Proc、Natl、八ca
d。
Sci、 USA  81ニア865−7869) 、
いくつかの酵母のプロモーター因子に対する活性化領域
の配列が知られており、少なくとも2つの場合には、 
SV40エンハンサ−共通コア配列に対して相同性を有
することが示されているCB、 Erredeら(19
85)、 Proc、 Natl。
Acad、 Sci、 USA  82:5423−5
427.およびG、Roederら(1985)、 P
roc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA
 82:5428−5432 )。これらの配列に関連
して、細胞が特定のUASに依存して刺激(例えば、栄
養状態または交配型)に応答し得るという情報も存在す
る。
上流配列の特色が下流の転写活性を調節する別の場合は
、熱シラツク因子の場合である。熱シヨツク因子は酵母
からヒトおよび植物の生物体において温度上昇によるス
トレスに対する応答を制御する。ショウジヨウバエでは
、この特色に対する共通配列は5’ −CTGGAAT
−TTCTAGA−3’ (H,PelhamおよびM
、Bienz (1982)、  ’細菌からヒトまで
に対する熱ショック」、コールドスプリングハーバ−ラ
ボラトリ−、pp、43−48) o D、Roche
ster ら(1986)EMBOJ、 5 :451
−458.はトウモロコシの炉頭70熱ショック遺伝子
の5′側に依存する2つの配列を同定しており、これら
配列は共通配列に対して部分的な相同性を有する: 5
’−CCAGAGCCTTCCAGAA−3’および5
’−CCCGAATCTTCTGGA−3’。
最近、植物の調節因子に関心が寄せられている;組織特
異性、および光と嫌気的条件に対する応答性を伴うと提
案されている配列が存在し、いくつかの高度に発現され
る遺伝子の5゛側にエンハンサ一様の配列が存在すると
仮定されている。エンハンサ一様の配列に関する1つの
報告は、 J、0dellら(1985)、 Natu
re  313:810−812であり、カリフラワー
モヂイクウィルス(CaMV)の35S遺伝子の5゜非
転写領域の範囲について記載されている。該領域はリポ
ータ−遺伝子の発現を促進するのに必要である。−10
5〜−46位の領域にある配列を調べることによって、
 CAATボックス様の配列、逆反復領域、および動物
におけるエンハンサ−のコア配列に類似した配列が明ら
かになった。この動物のエンハンサ一様配列が活性の原
因であることは示されていない。CaMVの宿主範囲は
アブラナ科の植物に限定されるが、35Sプロモ一ター
全体がタバコで機能することが知られている(J、0d
ellら(1985)(前出) 、 M、Bevanら
(1985)EMBOJ、 4 :192L1926)
交差発現の研究に関する文献が増加しているが。
これら文献では、ある植物種の遺伝子の異種における発
現について調べられている。交差発現に関する初期の報
告は、  N、Muraiら(1983)、 5cie
nce222 : 476−482 )の報告である。
彼らはヒマワリ(11elianthus)の組織にお
けるPhaseolus  烈n肛旦り、のコアゼオワ
ンタンパクの発現を報告した。このタンパクはT−DN
Aプロモーターとそれ自身のプロモーターの制御下にあ
る融合タンパクである。
Sengupta−Gopalanらは続いて、コアゼ
オリンプロモーターと構造遺伝子がタバコで機能するこ
と。
および異種の宿主における組繊特異的な発現が天然のエ
ンドウマメの宿主における発現と同様であることを報告
した(C,Sengupta−Gopalanら(19
85)Proc、Natl、Acad、Sci、 US
A 82: 3320−3324 )。
W、Gurleyら (1986)、Mo1.Ce1l
 Biol、 6 :559−565;およびKeyら
、  EPO特許出願番号No、85302593.0
 (1985年4月12日出願)には、ヒマワリの腫瘍
細胞におけるダイズの熱シヨツク遺伝子の発現について
記載されている;この遺伝子は、熱による誘導に正確に
応答して強く転写された。この遺伝子は3゜2kbの上
流DNAを有するので、おそらくそれ自身のプロモータ
ーによって伝えられるシグナルに応答して転写されたの
であろう。
別の例は、 J、Jonesら(1985)、 EMB
OJ、 4 :2411−2418の場合である。ペチ
ュニアのクロロフィルa/b結合タンパク由来のプロモ
ーターがオクトピンシンターゼ遺伝子(部組)に融合さ
れた。このプロモーターは、ノーザンおよびサザーンハ
イプリダイゼーションの実験における検出に対して唯一
の配列を与えた。これらの研究者たちは、再生した同種
(ペチュニア)および異種(タバコ)の形質転換植物体
の両方において転写が起こることを見い出した。振リポ
ーター遺伝子活性は検出されなかったが、これはおそら
くこの構築物がocsポリペプチドのアミノ末端におい
て3つのアミノ酸置換を有する翻訳産物を与えるからで
ある。
双子葉宿主植物において単子葉植物のプロモーターから
開始される転写に関して最初に報告された証拠は、 M
、MaLzkeら(1984)、 EMBOJ、 3 
:1525−1531から得られる。トウモロコシのゼ
インZ4遺伝子がクローン化され、Tiプラスミド由来
のベクターによってヒマワリの茎の小片(stemle
t )に導入された。ゼインmRNAは小麦の胚芽系に
おいて翻訳され得るが、形質転換されたヒマワリのカル
スの抽出物中にゼインタンパクを検出することはできな
かった。
単子葉植物と双子葉植物の境界を越えた発現に関する第
2のこのような報告は、 G、Lamppaら(198
5) 。
Na ture担ニア50−752の報告である。主要
なりロロフィルa/b結合タンパクをコードする小麦の
遺伝子whA81.6がT−DNA含有ベクターにクロ
ーン化され、そしてペチ工ニアとタバコの両方に導入さ
れた。転写レベルでの発現は、小麦におけるように。
双子葉植物宿主において光誘導性でありかつ組織特異的
であると決定された。実際の外来タンパクの合成に関す
るデータは与えられなかった。
D、Rochester ら (1986)、 EMP
IOJ、 5 :451−458も双子葉植物における
トウモロコシのプロモーターの発現を検出した。用いら
れたトウモロコシのプロモーターはハイブリッド加注7
0遺伝子のものであった。樽170は、細菌からヒトま
での生物体におけるように、トウモロコシにおいて熱シ
ョックに応答して誘導される1組のタンパクの1つであ
る。遺伝子を導入されたペチュニアでは、トウモロコシ
のAdh70 mRNAは熱ストレスに応答してのみ合
成された。
実際の植物調節配列に関する1つの研究は1M。
Timkoら(1985)、 Nature 318:
579−582の研究である。エンドウマメのml)C
3553,6(リブロース1.5ビス−ホスフェートカ
ルボキシラーゼの小サブユニット)の転写開始部位に対
して、5′側における−973〜−90位のDNAの広
がりが、遺伝子を導入されたタバコ植物を光照射した後
に、リポータ−遺伝子の誘導レベルを増大させることが
見い出された。刺激効果は、 −973〜−90位の部
分をいずれの方向で挿入した場合にも観察されたが; 
リポータ−遺伝子の3゛側に挿入した場合には、高いレ
ベルの遺伝子発現は促進されなかった。 J、Simp
sonら(1985)、 EMBOJ、土: 2723
−2729は、酵素のリポータ−を用いて、エンドウマ
メのクロロフィルa/b結合タンパクAB80遺伝子の
上流配列の効果を研究した。彼らは、 400bpの上
流配列が光誘導性と組織特異性の両方に対して必要な情
報を有すること、およびさらに上流の配列が遺伝子発現
の絶対的レベルを決定する際に含まれることを見い出し
た。配列データを示す図には、動物のエンハンサ−のコ
ア共通配列に対して多少の相同性を有する6bpの強調
して表示された部分、 TGGATAがあり。
転写開始部位に対して約−230位に存在する。いずれ
の報告にも1機能的な活性を有する特定のヌクレオチド
配列に関する決定的なデータは示されていない。
HJaulenら(1986)、 EMBOJ、 5 
:L8は、カルコンシンターゼの光誘導性について、こ
の遺伝子の5゛側非転写領域をリポータ−遺伝子と融合
させることによって研究した。1.2kbpの5”DN
Aは光誘導性と最大の発現とを与えたが、 −1200
〜−357位の欠失体は低い発現を与えた。しかし、光
誘導応答は報告されなかった。これらの著者は、この配
列ヲ調べて、−661位と一564位との間の領域に4
7bpの反復配列を見い出した;この領域には、動物の
エンハンサ−の共通コア配列5’ −GTGGTTAG
−3’に対して良く一致する配列が含まれる。植物にお
ケルコの配列のエンハンサ−活性は示されていない。
光誘導および組織特異性に関連したシス活性配列に関す
るかなり詳細な考察は、 R,Fluhrら(1986
) 。
5cience 232:1106−1112に与えら
れた。彼らは。
エンドウマメのrbcS−E9遺伝子の5゛側の−10
59〜−2位領域が光誘導性と組織特異的発現を与える
こと、および−352〜−2位領域が遺伝子を導入され
たペチュニアでは正常な発現を与えるが、カルスではか
なり低レベルの発現しか与えないことを示した。光応答
は5”DNAの−37〜−2位領域が存在する場合にの
み誘導された。関連するrbcS−3A遺伝子由来の5
゛側−410〜+15位領域は組織特異性と光誘導とを
与えた。配列の機能をさらに詳細に吟味する試みにおい
て、彼らは、 −327〜−48位の断片を、エンハン
サ−のないCaMV 35Sプロモーター−リポータ−
遺伝子系に融合した;この断片はいずれの方向で挿入さ
れた場合にも光誘導と組織特異性とを与えた。rbcS
−E9由来の−317〜−82位の断片も同様の結果を
与えた。また、配列分析によって、 SV40のエンハ
ンサ−に類似した領域が示された。この著者°らはDN
Aのこれら上流領域が光誘導性の転写エンハンサ−の性
質を有すると主張している;これら領域内の特定のDN
A配列は同定されなかった。著者らは、7つの配列決定
されたrbcS上流領域の分析に関する考察を続けた。
この領域には、 SV40のエンハンサ−のコア共通配
列と酵母のTVエンハンサ−とに類似した配列が見い出
された。これらの配列決定された遺伝子には。
エンドウマメだけでなく N1cotianaおよびダ
イズに由来するものも含まれた。G、Morelliら
(1985) 。
Nature 315:200−204には、双子葉植
物の光調節遺伝子に対する調節配列が報告された。この
配列は:5”−CATTATATATAGC(またはA
)−3゜である。
A robacterius+  tu+wefaci
ensの2つのT−DNA遺伝子は充分に特徴付けられ
ている。ocs遺伝子はオクトピンシンターゼをコード
し、オクトピン型Tiプラスミド(例えば、 pTiA
ch5 基よびpTi15559)によって運ばれる。
ツバリンシンターゼに対する遺伝子は」匹であり、ツバ
リン型Tiプラスミド上に存在する。ocsと那但の両
方、およびその5゛側隣接領域は配列決定されている(
11.DeGreveら(19B2) 。
J、Mo1.Appl、Genet、土:499−51
1; M、Bevanら(1983) 。
Nucleic Ac1ds Res、11:369−
385; A、Depickerら(1982)、J、
Mo1.Appl、Genet、上:561−573)
 、これら遺伝子の両方が植物組繊で発現することは構
成的であり9組織特異性は存在しないようである(L。
Ot ten ら(1981)、Mo1.Gen、Ge
net、 183:209−213) 。
T−DNAの5゛非転写領域におけるエンハンサ一様活
性に関するデータは公表されていない。しかし。
C,Konczら(1983)、EMBOJ、 2 :
1597−1603は、  −294位と一170位と
の間の領域がocsの完全な発現に必要であることを示
した。」競に対する配列は、動物および動物ウィルスの
エンハンサ−が公知となった後に+ H,DeGrev
eら(1983)、 (前出)によって公表された。著
者らは、この遺伝子のTATAボックス様配列色配列側
におけるポリアデニル化シグナルの存在に注目したが、
調節に対して重要性を有する可能性のある配列について
は全(注目しなかった。彼らは、おそら(ocsプロモ
ーターがT−DNAの端部に近接しているために、玉の
転写レベルに影響を与える植物の隣接配列が存在し得る
と示唆している。
」匹遺伝子を最大限に発現させるのに必要な5゛配列の
範囲に関する文献には矛盾するデータが存在する。C0
Konczら(1983)、 (前出)は、ル硯遺伝子
を最大限に発現させるのに必要なすべてのシグナルが転
写開始部位の上流261bp内に存在するというデータ
を提出した。これとは対照的に、 C,Shawら(1
984)、 Nucleic Ac1ds Rea、 
12ニア831−7846は。
−88位よりさらに上流の配列がコランコニの葉および
茎の試験系における」匹の発現には必須ではないことを
示した。G、Anら(1986) + Mo1.Gen
、Genet。
別3 :245−250は、 TATAボックス(−2
6〜−19位)およびCAATボックス(−78〜−7
0位)を含む厖臣上流DNA領域が充分な転写に必要で
あること、および−130位と一101位との間の配列
がタバコにおける発現に絶対必要であることをご(最近
立証している。ダイレクトリピート配列およびインダイ
レクトリピート配列が、この出版物中に示されている:
欠失分析は、一対のダイレクトリピート配列<−171
〜−161位および−137〜−127位)と一対のイ
ンバーチイツトリピート配列(−148〜−141位お
よび−114〜−106位)とが下流の遺伝子の発現レ
ベルを調節し得ることを示唆している。
組換えDNAを植物組織に導入するのに利用し得るいく
つかの技術が存在する。これらの技術は。
組換えDNAを植物ゲノムへ安定に一体化するか。
あるいはゲノムへの取り込みを必要としない過渡的発現
系において操作された遺伝子の活性を測定するためのも
のである。細菌から植物へのT−DNAに依存した代表
的なりローニングベクター系は。
以下の文献に記載されている: G、An(1986)
、 PlantPhysiol、81:86−91; 
G、Anら(1985)、 EMBOJ、土:277−
284; L、H6rrera−Estrellaら(
1983)、 EMBOJ。
’l :937−995; 1,1errera−Es
trellaら(1983) Nature。
303:209−213;およびり、Herrera−
Estrel laら(1985) 。
「植物の遺伝子工学、、1 + J 、)I 、Dod
ds Q + 二:s−−ヨ一り:ケンブリッジ大学出
版会+ pp、63−93゜T−DNAベクターは細菌
から植物への移動に頼っているが。
こノ移動はハ9あ脛匡吐四 tumefaciensお
よびそれに存在するTiプラスミドによってトランスに
供給される機能を用いている。一般に、 T−DNAが
媒介する移入は、ゲノムへの安定な一体化がもたらされ
るように行われる。このような系は主として双子葉植物
において有用である。なぜなら、釦皿−bacteri
umの宿主範囲が双子葉植物(M、Van Monta
guおよびJ、5chell(1982) Curr、
Top、Microbiol、Immunol。
96:237−254; M、DeCleeneおよび
J、Deley (1976)。
Bot Rev、42:389−466)および少数の
非穀物類双子葉植物(J、−P、Hernalstee
nsら(1984)、 EMBOJ。
3 :3039−3041; G、tlooykaaa
−Van Slogterenら、 (1985) 。
Nature 31ユニ763−764)に限定される
と考えられているからである。組換えT−DNAの研究
に対して最も広範囲に用いられる植物の宿主モデルは、
双子葉植物のヒマワリ、ペチュニア、およびタバコであ
る。アグロインフエクションの技術は、 T−DNA含
有ベクターを導入し得る単子葉植物の範囲を拡張してい
る(N、Grimsleyら(1986)、 Proc
、Natl。
Acad、Sci、USA 83:3282−3286
) 。
A robacteriumが媒介するDNA移入シス
テムに代わるものが知られており、単子葉植物および双
子葉植物の両方のプロトプラストに対してDNAを組み
込むためのエレクトロポレーション(M、From+m
ら(1985)、 Proc、Natl、Acad、S
ci、USA 82:5824−5828) 。
およびポリエチレングリコール(J、Paszkows
kiら(1984)、 EMBOJ、  3 :271
?−2722)またはカルシウムイオンによって媒介さ
れるプロトプラストのDNA分子による直接的な形質転
換が含まれる。T−DNAに依存せずに組換えDNAを
導入する別の手段は。
植物の細胞核へのDNAのマイクロインジェクションで
ある(A、Crosswayら(1986)、Mo1.
Gen、Genet。
202 :179−185) 、これらの技術は最初の
DNA受容体として植物細胞のプロトプラスト(細胞壁
のない形)を用いる;プロトプラストに関する公知の操
作によって、細胞または組織培養物、あるいは最終的に
再生された形質転換植物体が得られる。
このような代替方法を用いることによって、異種の遺伝
子を導入することのできる植物の範囲が広がる。Pas
zkowskiら(前出)は、ゲノムへの一体化がT−
DNA配列が存在しなくても起こり得ることを示してい
る。
本特許出願の主題は、 T−DNAにおけるocs 遺
伝子の5”非転写隣接領域に由来するヌクレオチド配列
:5’ −ACGTAAGCGCTTACGT−3’の
同定である。この配列は植物発現プロモーターによって
進行する下流の遺伝子の発現を活性化する。この配列は
植物転写活性化因子の第1成分と名付けられている。植
物転写活性化因子は、この成分のみからなるか、あるい
はこの成分を含む大きなりNA分子であり得る。また、
該因子は以下に述べる第2成分をも含み得る。植物にお
いてエンハンサ一様活性を有するこの機能的な第1成分
は。
プロトタイプの動物エンハンサ−のコア共通配列に対し
て相同性を有する配列を持たない。組換えDNA構築物
は、上記の配列を含む合成オリゴヌクレオチド、あるい
は細菌のクロラムフェニコールアセチルトランスフェラ
ーゼ(二は)リポータ−遺伝子を有するトウモロコシの
嫌気的調節アルコールデヒドロゲナーゼ(Adhl)プ
ロモーターの5゛側に位置する屋上法領域の適当な断片
で遺伝子操作されている。これらの両方の場合に、圓酵
素活性の嫌気的誘導は形質転換されたタバコ植物におい
て得られた。転写活性化因子を有さない類似の構築物は
、與またはル埴1がリポータ−遺伝子として働く場合に
は、タバコにおいて検出し得る発現を与えなかった。転
写活性化因子の機能性は。
トウモロコシの培養細胞またはN1cotiana  
N憇−複vI互folia−の培養細胞における過渡的
発現分析によっても決定された。このようにして、転写
活性化因子が単子葉植物および双子葉植物の両方におい
て機能する能力が立証された。
(以下余白) (発明の要旨) 本発明は、植物において下流遺伝子の発現を増大または
活性化する転写活性化因子の単離および特徴付けを行う
ものである。この因子は、アグロバクテリウム ツメフ
ァシェンス(A robacteriumtumefa
ciens )由来のT−DNAのオクトピンシンター
ゼ(部1)遺伝子の上流非転写隣接領域内に1本来存在
する配列として見い出される。この植物で活性な転写活
性化因子の本質的な主要成分(第1成分)は、(5゛−
^CGTAAGCGCTTACGT−3’ )である同
定DNA配列を有する。この配列の逆配列も効果的であ
り、ここではこの逆配列も固定配列と呼ぶ。
この固定配列に対して約50%またはそれ以上の相同性
を有する配列、そして好ましくは約75%またはそれ以
上の相同性を有する配列も植物転写活性化因子として機
能し得る。下流の転写を活性化するのに必要かつ充分で
あるこのような配列は、これらの配列の天然源において
使用するか、またはこれらの配列の天然源から得られた
ものとして使用し得る。あるいは、 DNAオリゴヌク
レオチド化学合成についての公知技術を用いて上記DN
A配列を生成し得る。さらに転写活性化因子の天然源に
おいて第2の成分が見い出されており、該成分は固定配
列5”−GATGTTAACATC−3’を有する。こ
の配列の逆配列も効果的であり、ここではこの逆配列も
固定配列と呼ぶ。固定配列に対して約50%またはそれ
以上の相同性、そして好ましくは75%またはそれ以上
の相同性を有する配列は、同様の機能性を有する。この
第2の成分は植物の転写活性化に必要ではないが、下流
遺伝子の発現の増大レベルに効果を与え得る。
本発明の主な目的は、植物組織で作用する転写活性化因
子を提供することにある。この転写活性化因子は、植物
が発現し得る構造遺伝子の転写レベルを調節する。この
成分は転写開始部位の上流に配置されるのが好ましく、
その位置はプロモーター遺伝子のTATAボックスの5
゛側すぐ上流(例えば、約−40bp )から転写開始
部位の5゛側約1500bpまでのいずれの位置でもよ
い。理想的には、構造遺伝子の発現レベルが転写活性化
因子によって増大するように、転写活性化因子はプロモ
ーター配列の5”側約1oobpと約300bpとの間
に位置すべきである。転写活性化因子は、制御すべき遺
伝子の上流に配置するのが好ましいが、該遺伝子の下流
にも配置し得る。下流に配置した場合、効果の割合はよ
り小さくなる。
転写活性化因子は、配列(5’−ACGTAAGCGC
TTACGT−3’ )からなる本質的な第1の成分、
またはこの配列に約50%〜100%、好ましくは約7
5%〜100%の相同性を有する配列を含有する。この
相同性を有する配列は9本来存在する配列の成分として
用いられるか、または化学合成物質として用いられる。
このような配列は、与えられた方向およびその逆方向で
効果的である。
転写活性化因子には第2の任意の成分があり得る。この
成分は、 DNA配列5゛〜GATGTTAACATC
−3’と同一であるか、またはこの第2の成分に約50
%。
好ましくは約75%〜100%の相同性を有する配列で
ある。第2の成分は、好ましくは上記転写活性化因子の
第1の成分の約5oobp以内に配置され。
理想的には該第1の成分の約20bpから約100bp
以内に配置される。この成分は与えられた方向およびそ
の逆方向の両方で効果的である。第2の成分は第1の成
分の5゛側あるいは3′側のいずれにも配置し得るが、
与えられた方向では、第2の成分は第1の成分の3゛側
にあることが好ましい。
両方の成分からなる転写活性化因子は、第1の成分がこ
の第2の成分の5°側にあるという本来存在する方向と
同様に、その逆方向も効果的である。
この転写活性化因子は単子葉および双子葉植物で同様に
機能する。
本発明のさらなる目的は、植物の転写活性化因子、植物
で発現可能なプロモーター、および植物で発現可能な構
造遺伝子を有する組換えDNA分子を提供することであ
る。ここで、構造遺伝子は転写活性化因子およびプロモ
ーターの調節制御下に置かれている。
本発明の第3の目的は、特にプロモーターおよび構造遺
伝子が2発現させようとする植物組織以外の起源から得
られる場合に、植物で発現可能な遺伝子の植物組織にお
ける発現レベルを増大させる方法を提供することである
本発明の組換えDNA分子は、遺伝子の転写レベルを活
性化または促進し得る植物転写活性化因子を含み、該植
物転写活性化因子は、 5’−ACGTAAGCGCT
TACGT−3”およびその逆配列でなる群から選択さ
れる固定配列に対して約50〜100%の相同性を有す
る配列を含む。
本発明の他の組換えDNA分子は、上記配列と。
5°−GATGTTAACATC−3’およびその逆配
列でなる群から選択される第2の固定配列に対して約5
0〜100%の相同性を有する配列を包含する第2の成
分と。
を含む。
本発明のさらに他の組換えDNA分子は、上記DNA分
子を、(a)植物発現プロモーター;および(b)植物
発現構造遺伝子と組み合わせて含み、該遺伝子は上記転
写活性化配列と該植物発現プロモーターとの調節制御下
に配置されている。
植物組織において植物発現遺伝子の発現を促進させる本
発明の方法は、以下の工程を包含する:(a)5’−A
CGTAAGCGCTTACGT−3’およびその逆配
列でなる群から選択される固定配列に対して約50〜1
00%の相同性を有する配列を含む転写活性化因子を。
該転写活性化因子が該遺伝子の発現を調節するように挿
入すること;および(b)該組換えDNA分子を植物組
織に導入すること。
第1図は、アグロバクテリウム ツメファシェンス由来
T−DNAのオクトピンシンターゼ遺伝子5′側の非翻
訳領域からの176bp断片DNA配列を示す。
植物活性な転写活性化因子の第1の成分と同定される1
6bpの配列は、枠で囲みAで示す。転写活性化因子の
第2の成分と同定される12bpの配列は。
枠で囲みBで示す。
第2図は、植物活性な転写活性化因子の第1の成分を有
するオリゴヌクレオチドのDNA配列を示す。
第3図は、 pAdCATプラスミド1〜6系および該
プラスミドに含有される転写活性化因子/プロモーター
/構造遺伝子/ポリアデニル化シグナル複合体の成分を
示す。これらのプラスミドの構築は。
実施例に記述したようなりNA組換え技術により行った
。制限部位は以下の文字で表わす: B、  Ba’m
旧;E、  EcoRI; lip、 HgH’fJ:
 RV、 1EcoRV;  P、 Pstl。
括弧内の文字はPo1lのクレノー断片で充填した部位
である;部得=オクトピンシンターゼ;倶猜=ツバリン
シンターゼ;回エクロラムフエニコールアセチルトラン
スフェラーゼ。ocsDNAのヌクレオチド調製物はR
,Barkerら (1983) Plant Mo1
.Biol。
2 :335−350から、そしてCaMV355 D
NAのヌクレオチド調製物はA、Frankら (19
80)、Ce1l 21:285−294から調製した
(発明の構成) 本発明の明細書および特許請求の範囲における使用の趣
旨または範囲に関する曖昧さを取り除(ために、以下の
定義を提供する。
「発現」は、タンパク生産のための組換えDNA分子に
含まれる構造遺伝子の転写および翻訳を意味する。
「転写活性化因子(TAE) Jという用語は+ oc
s5’側の非転写領域で最初に発現され、下流遺伝子の
発現レベルを増大させる能力に関係があるDNA配列を
意味する。この機能性因子の本質的な第1の配列成分は
ヌクレオチド配列5’ −ACGTAAGCGCTTA
CGT−3゜と同定されており、該配列の逆配列、およ
び該配列または該配列の逆配列に約50%またはそれ以
上。
好ましくは75%またはそれ以上の相同性を有する配列
を包含する。これらのDNA配列は、植物において方向
に依存しない形で、’m<の遺伝子の転写を促進(増大
)または活性化し得る。 TABは、好ましくはプロモ
ーターTATAボックスのすぐ上流から転写開始部位5
′側約1500bpまで配置され、理想的には転写開始
部位5゛側約50bpと約500bpとの間に配置され
る。TABは任意である第2の成分として、 DNA配
列5’ −GATGTTAACATC−3’ 、該配列
の逆配列、あるいは該配列または該配列の逆配列の約5
0%またはそれ以上、そして好ましくは約75%または
それ以上の相同性を有する配列を含有し得る。
これらの成分は、第1成分の好ましくは約500bp以
内、より好ましくは約20〜IQObp以内に配置され
る。TABは、上記配列を含有する化学的に合成された
オリゴヌクレオチドとして、または該配列を含有する天
然由来のDNA断片として用いられ得る。
「プロモーター」は、転写の開始を指令する構造遺伝子
の5°末端の配列を意味する。プロモーター配列は下流
の構造遺伝子の発現を行うために必要であるが、いつも
充分であるとは限らない。プロモーターそれ自身は、天
然由来または合成といった2つ以上の起源から得られる
断片の合成物であり得る。真核生物のプロモーターは、
 mRNAの5゛末端の位置(cap部位、+1)から
°約10〜30bp  5’側の、標準的な形の5”−
TAT^^−3° (TATAボックス)に相同性を有
するDNA配列の存在により一般に認められる。TAT
Aボックスの約30bp 5’側に他のプロモーター成
分配列がしばしば見い出され、該配列は標準的な形の5
°−CCAAT−3°に相同性を有するDNA配列の存
在により確認される(R,Breathnachおよび
P、Chambon(1981) Ann、Rev、B
iochem、50:349−383)。植物において
は、 AGGAボックスとして知られている代わりの配
列が存在し得る。AGGAボックスは、GNGI−リプ
レットの周囲にアデノシン残基が対称的に配置している
ためにこう呼ばれる(J。
Messingら(1983)、 r植物の遺伝子操作
J 、 T、Kosuge。
C,Meredith、およびA、llollaend
er編、プレナムプレス、 pp、211−227)。
「ポリアデニル化シグナル」は、 mRNAのプロセッ
シングを行い得るいかなる核酸配列をも意味しており、
一般にmRNA前駆体の3゛末端にポリアデニル酸類を
付加することによって特徴付けられる。
ポリアデニル化シグナルDNA断片はそれ自身、天然由
来または合成のい(つかの起源から得られる断片の合成
物、およびゲノムDNAまたはaiRNAから得られた
cDNA由来であり得る。ポリアデニル化シグナルは1
通常、標準的な形である5’ −AATAA−3’に相
同性があることにより確認される。しかし。
距離の変動9部分的な“読み過し”、および多数の標準
的タンデム配列は珍しくない(J、Messingら、
(前出))。標準的な“ポリアデニル化シグナル°°は
、ポリアデニル化そのものではなく、実際には転写を終
結させるものであると認識すべきである(C,Mont
ell ら(1983) Nature 305 :6
00−605) 。
「構造遺伝子」は、タンパク、ポリペプチド。
またはこれらの一部をコードするDNA断片を含有する
遺伝子部分を意味しており、おそらくリポソーム結合部
位および/または翻訳開始コドンを含むが、少な(とも
転写開始を指令する配列の5“側の1つの成分を欠いて
いる。構造遺伝子は、植物細胞内、または該遺伝子が導
入される位置に通常は全く見い出されない遺伝子であり
得る。このような場合、この遺伝子は「異種構造遺伝子
」と呼ばれる。異種構造遺伝子は、細菌のゲノムまたは
エピソーム、真核生物の核DNAまたはプラスミドDN
A 、 cDNA、ウィルスDNA 、または化学合成
されたDNAを包含する。当該技術分野に公知のいずれ
の起源からでも全体または部分として得られうる。
さらに、構造遺伝子は、lまたはそれ以上の修飾を含み
得るということがさらに予期される。この修飾は、コー
ド断片において、あるいは発現生産物の生物学的活性ま
たは化学的構造1発現率または発現の制御方法に影響し
うる非翻訳領域においてのいずれかにおけるものである
。このような修飾は、1またはそれ以上のヌクレオチド
の変異。
挿入、欠失、および置換を包含するが、これに限定され
ない。構造遺伝子は、連続したコード配列を構成し得る
。または、適当な植物機能性のスプライス連結で結合し
ている1またはそれ以上のイントロンを含有し得る。構
造遺伝子は、天然由来または合成の多数の起源から得ら
れる断片の合成物であり得る。構造遺伝子は融合タンパ
クも生産し得る。TAR/プロモーター/構造遺伝子/
ポリアデニル化シグナル複合体を有する組換えDNA分
子の植物組織への導入は、  TAEli制御下にある
天然由来の遺伝子の追加されたコピーから得られた構築
物と同様に、構造遺伝子およびそのプロモーターが同じ
種類の植物から得られたものではないような構築物を含
むということが予期される。
「植物組織」は、植物の分化組織および未分化組織を包
含する。この組織は、根、シュート、葉。
花粉5種子、クラウンゴールのような腫瘍組織。
および胚やカルスのような培養されている植物細胞の凝
集物の種々の形態物を包含するが、これに限定されない
。植物組織は植物体または器官、あるいは細胞培養物で
あり得る。
「由来」は、ここでは“〜から採取した”または“°〜
から得た゛を意味する。
「化学的に合成した」は、 DNA配列に関して。
ヌクレオチド成分をインビトロで組み立てたということ
を意味する。DNAの用手法での化学合成は。
よく確立された方法を用いて達成し得る(すなわち、 
Caruthers (1983)+  ’DNAおよ
びRNA配列決定の方法論J 、 Weissman 
(W) + プラエガーパプリッシャーズにューヨーク
)第1章)。あるいは、自動化学合成は多くの市販され
ている入手可能な機械の1つを用いて達成し得る。
「11節制御」は、転写開始部位上流の配列因子により
遺伝子発現を調整することを意味する。調整は転写のオ
ン/オフスイッチとなるか、あるいは遺伝子の発現レベ
ルを変化させ得る。遺伝子を配列因子の調節制御下に置
くということは、遺伝子がスイッチをオンまたはオフに
されるように。
あるいは遺伝子の発現レベルが測定しうる程度変化する
ように、遺伝子を配列因子に充分に近づけて配置するこ
とを意味する。本発明においては。
エンハンサ−配列は構造遺伝子の約1500bp以内。
および該遺伝子の上流に配置されるのが好ましい。
(以下余白) 「相同性」とは、ここで用いられているように。
ヌクレオチド配列の同一性を意味する。
要約すると、転写活性化因子の同定および特徴付けは以
下の一般的な段階を包含する215部1遺伝子の上流側
隣接領域(−294〜−116)に由来の176bp 
DNA断片を、それがトウモロコシのアルコールデヒド
ロゲナーゼ1 (Adh 1 )プロモーターの上流側
に挿入される構成でクローニングする。遺伝子を導入さ
れたタバコ宿主におけるこのプロモーターからの発現は
、この」亜由来の断片の存在には依存しなかった。この
ことは、この断片が転写活性化能力を有することを示し
ている。
2、更胆由来のDNA断片の転写活性化能力が下流のプ
ロモーター配列に対する方向性に依存しないことを示す
3、部慢由来の断片のヌクレオチド配列を分析し。
次の2つのパリンドローム配列の存在を明らかにする:
 5’−ACGTAAGCGCTTACGT−3”およ
び5’ −GAGTTAACATC−3’ 。
4、四4由来の断片に対して欠失分析を行い、16bp
パリンドロ一ム配列の存在が下流のプロモーターの転写
を活性化するのに必要であることをf!認する。これに
より、配列5’ −ACGTAAGCGCTTACGT
−3’が転写活性化因子の第1成分として確立される。
12bpパリンドローム(第2成分)を除去しても転写
の活性化はそれほど減少しない。
5、合成オリゴヌクレオチドとして挿入された16bp
パリンドロ一ム配列(第1成分)が下流のプロモーター
からの転写を活性化するのに充分であり、従って構造遺
伝子の発現を促進することを示す。
6.16bp転写活性化因子が他のプロモーターの発現
を増大させ得ることを示す。
7.16bp転写活性化因子が双子葉植物だけでな(単
子葉植物においても活性を有することを示す。
遺伝子操作によって改変され、転写活性化因子および下
流のプロモーターの制御下で構造遺伝子を発現する植物
組織を生産するためには1本発明の開示に関する特定の
教示内容が当該分野で公知の様々な技術および手段と組
み合わされる。たいていの場合、全工程の各段階には別
の手段が存在する。これら手段の選択は、転写活性化因
子/プロモーター/構造遺伝子/ポリアデニル化シグナ
ルという組み合わせ(発現複合体)の導入および安定な
維持に対するベクター系の選択;改変されるべき植物種
および所望の再生計画;そして用いられるべき特定の構
造遺伝子のような可変因子に依存する。これらのすべて
の因子は当業者が所望の結果を得るために選択して使用
し得る別の工程段階を提供する。例えば、転写活性化因
子を得る出発点は1本発明の応用ではpTiAch5に
よって例証されるが、他のオクトピン型Tiプラスミド
の相同的1)NA配列または種々の起源に由来の相同的
DNA配列は、転写活性化因子を有するDN^を操作す
る手順に対して適当な改変がなされる限り2代用するこ
とができる。同様に、コ遺伝子由来のポリアデニル化シ
グナルは、他の起源に由来の機能性シグナルに、やはり
手順を適当に改変することによって置き換えることがで
きる。構造遺伝子または他の配列の相同性は、当該分野
でよく理解されているように、これら核酸が適度に厳密
な条件下でクロスハイブリダイゼーションするtm 力
比ヨって9通常の当業者が同定し得る。本発明の応用で
利用されるかまたは開示されている配列内にわずかな変
化が存在し得ることは理解される。これらの変化は9通
常の当業者が転写活性化配列、プロモーター因子、構造
遺伝子、およびポリアデニル化シグナルを使用し得る標
準的技術によって決定することができる。トウモロコシ
のAdhlから嫌気的に誘導されたプロモーターの使用
は、プロモーター因子を有する他のDNA部分によって
置き換え得る。外来遺伝子を植物細胞に安定に挿入し、
改変された細胞を取り扱う改良された手段が開発されて
いるので1通常の当業者はこれらの別の工程段階を選択
して所望の結果を得ることができる。
このような手段には、エレクトロポレーション。
マイクロインジェクション、およびDNA直接転移法が
含まれるが、これらの方法には限定されない。
これらの技術によってDNAを導入し得る植物細胞の範
囲が拡張される。遺伝子操作された植物を得るための好
ましい実施態様の残りの段階には、 TAE/プロモー
ター/構造遺伝子/ポリアデニル化シグナルの組み合わ
せを、 T−DNA含有ベクターに挿入すること、およ
び組換えDNAを植物細胞に転移させることが含まれる
。ここで、改変されたT−DNAは植物ゲノムの一部と
して安定に一体化される。
インビトロで培養し、結果的に全植物体に再生する技術
も包含されるが、これら技術には形質転換された植物細
胞を選択し、検出する段階が含まれる。導入された遺伝
子を最初に形質転換された株から商業的に受容され得る
品種に転移させる手順は当業者に公知である。
遺伝子の発現を調整する配列の多くの例が知られている
。いくつかの場合2例えば一般的なアミノ酸制御活性化
タンパクGCN4に対する認識配列の6bpコア配列の
場合には、配列が保存されていることが1機能を果たす
ためには重要である。他の系では、この要求は、それほ
ど厳密ではない。機能を維持しながら配列が拡散するよ
うな先例としては、6つのショウジ田つバエ熱ショック
遺伝子垣徂268および炉律27の5”末端に存在する
熱シヨツク因子(HSE)配列がある。ここで、14個
の塩基のうち、それぞれ7個および9個がHSE共通配
列と一致する。4つの他の熱シヨツク遺伝子を比較した
ところ、共通配列に対する相同性は、14個の塩基のう
ち11〜13個の塩基に及んでいる()1.Pelha
mおよびM、Bienz (1982)、  ’細菌か
らヒトまでに対する熱シ’ayりJ +M、Schle
singer、 M、Ashburner。
およびA、Ti5sieres l+  コールドスプ
リングハーバ−ラボラトリ−、pp、43−48)。ま
た、理想的な11sE配列はパリンドロームであるが、
対をなしてステム−ループ構造をとり得るこれら6つの
遺伝子の前部に存在する実際の)ISEに含まれる塩基
数は変化する。機能性は維持されるが、配列の拡散が存
在する別の場合は、環状−3’、5’−アデノシン−リ
ン酸(cAMP) −cAMPレセプタータンパク複合
体を結合するLcoltのDNA配列の場合である。D
NA結合部位が統計的に分析され、全長16bpにわた
って見い出された9bpの共通配列(5’−AA−TG
TGA−T−−−−C−3”)が得られている。研究さ
れた6つのプレ遺伝子部位においては、9個の塩基のう
ち8個が各々の場合の共通配列と一致した(R,Ebr
ight(1982)、  r分子構造と生物活性J 
、J、Griffinおよび−、Dauxl+ ニュー
ヨーク:エルセピア−サイエンスパブリッシングカンパ
ニー、 pp、9l−99)。バタテリオファージλの
リプレッサーが結合する11個の半部位の配列分析によ
ると、共通配列との一致は9個の塩基のうち9個から5
個程度の塩基に及んでいた(T、Maniatisら(
1975)、 Ce1l 5:109−113)。ここ
では、転写活性化因子内の第一機能成分として同定され
た16bp配列に対して、約50%またはそれ以上、好
ましくは約75%またはそれ以上の相同性を有するDN
A配列が、近傍の、好ましくは下流の構造遺伝子の発現
レベルを増大または活性化するように機能すると述べて
いる。当業者に明らかなように、上記第一成分に対して
所定の百分率の相同性を有する種々の構築物の有効性は
転写活性化因子の第一成分のt6bp固定配列内におけ
る所定の塩基の位置が変化するにつれて変動し得る。異
なる構築物の相対的な有効性は、当該分野に公知の部位
特異的変異処理技術を用いた実験を行うことなく容易に
確かめることができる。特定の異なる塩基を有するオリ
ゴヌクレオチドを合成して16bpパリンドロ一ム配列
と置き換えることができるので2個々の塩基に関する位
置の重要性を決定し得る。また、他の公知技術もより無
秩序な変異体に対して用いることができる(M、Sm1
th(1985)、 Ann、Rev、Genet、1
9:423−462に講評されている)。16bpパリ
ンドロ一ム配列の約半分が下流における転写を活性化す
るの充分であることは。
公知の分子生物学的技術9例えば適当な8bpオリゴヌ
クレオチドを合成して挿入することによって示し得る。
本発明の主要な特徴は、その好ましい実施B様では、挿
入された異種のプロモーターおよび異種の構造遺伝子を
有する組換えプラスミドである。
この構造遺伝子の転写発現は転写活性化因子によって促
進され、転写は下流のポリアデニル化シグナルに応答し
て終了する。この転写活性化因子はプロモーターの5゛
側にあると最も効果的であること、およびこの活性配列
は転写開始部位の約1500bp上流とプロモーターの
TATA配列のすぐ5゛側との間に位置すべきであるが
、その方向性は機能性に対しては重要ではないというこ
とが確定している。
転写活性化因子−プロモーター複合体によって最も強く
影響を受けるためには、構造遺伝子は該複合体の3′側
に挿入されなければならない。(少数の公知のプロモー
ターは双方向性の調節を行うが。
この場合には該プロモーターのいずれの側も下流と考え
得る。)タンパクのアミノ末端を最終的にコードする構
造遺伝子の部分は該遺伝子の5゛末端であるが、カルボ
キシル末端付近のアミノ酸をコードする末端部分は該遺
伝子の3”末端と呼ばれる。
構造遺伝子の5”末端はTAE−プロモーター複合体の
3′末端に近接して位置するのが最良である。ポリアデ
ニル化シグナルはコード配列の3゛末端の下流に正確な
方向で位置しなければならない。他に考慮すべきことは
1発現複合体の機能因子間の距離である。これらの距離
に関しては、実質的な変化が存在するようである1従っ
て、距離に関する必要条件は機能性によって最も良く記
述される。
第1近似として1機能因子間の距離が、該機能因子の誘
導された遺伝子における距離に類似している場合には2
合理的な作動可能性を得ることができる。融合タンパク
を導く構築物の場合における付加的な必要条件は、2つ
の遺伝子または断片の連結を、この2つのコード配列が
同じ読み取り枠内に存在するように行う必要があるとい
うことである。このような必要条件は当該分野でよく理
解されている。この必要条件の例外は、ある遺伝子から
誘導されたコード配列がイントロンによって他方の遺伝
子のコード配列から分離されている場合である。この場
合、コード配列は適合するスプライス部位によって境界
付けられていなければならない。イントロンのスプライ
ス部位は、このイントロンが転写後スプライシングによ
って除去された後の融合の際に両方の遺伝子に対して正
確な読み取り枠が確立されるような位置になければなら
ない。発現または発生の調節に関する割合の差は、所定
の遺伝子が種々の転写活性化因子−プロモーター複合体
の制御下で挿入される場合に観察され得る。
好ましい実施態様では、クロラムフェニコールアセチル
トランスフェラーゼ(9μ)リポータ−遺伝子が転写活
性化因子−プロモーター複合体の3゛側にあるBamH
1部位で発現プラスミドに挿入されている。通常の当業
者に明らかなように1発現複合体の成分は、インビトロ
における操作に便利な天然に存在するかまたは構築され
た制限部位で連結し得る。制限断片の適合し得えない末
端は連結するために平滑末端に変換するか、あるいはリ
ンカ−またはアダプターの付加によって修飾し得る。
主として考慮すべきことは、接合部における配列が転写
および翻訳の機能性を維持していることである。
(実施例) 以下の実施例は単に本発明を例証することを目的として
おり1本発明の範囲を限定することを意図したものでは
ない。
これら実施例では9分子生物学、植物組織における組換
えDNA操作、そして形質転換された植物の培養および
再生に関する当業者に公知であり。
利用し得る多くの技術を利用している。酵素については
、市販品が人手でき、業者の推奨する方法または当該分
野に公知の他の変法に従って用いられる。試薬、緩衝液
および培養条件も当該分野に公知である。標準的な分子
生物学的手法が記載されている文献には以下のものが含
まれるs Maniatisら(1982)  r分子
クローニング」、コールドスプリングハーバ−ラボラト
リ−、コールドスプリングハーバ−、ニューヨーク; 
We (m)(1979) Meth。
Enzymol、68HWuら (1) (1983)
 Meth、Enzysol、旧設および101 ; 
GrossmanおよびMo1dave ([) Me
th。
Enzy++o1.65: Miller (W) (
1972) ’分子遺伝学における実験」、コールドス
プリングハーバ−ラボラトリ−、コールドスプリングハ
ーバ−、ニューヨーク、 OldおよびPr1a+ro
se(1981) ’遺伝子操作の原理」、カリフォル
ニア大学出版会、バークレー: 5chleifおよび
Wensink (1982) ’分子生物学における
実際的方法」; Glover(&1iii) (19
85)  「DNAクローニング」、第1巻および第2
巻、 IRLプレス、オックスフォード、 UK; H
amesおよび旧ggins(&:) (1985) 
r核酸ハイブリダイゼーション」。
IRLプレス、オックスフォード、 UX; 5ell
o−およびHo1laender(1979) ’遺伝
子工学:原理と方法」。
第1巻〜第4巻、プレナムプレス、ニューヨーク。
これらの文献は特に参照文献としてここに採用する。使
用されている略語および命名法は、当該分野では標準的
であると思われ、ここに引用されたような専門雑誌で一
般的に用いられている。
(以下余白) 次層l江上 本実施例はトウモロコシのAdh1嫌気的誘導プロモー
ターの制御下でリポータ−遺伝子の発現を調べるための
クローニング、形質転換および分析方法について述べる
。単子葉および双子葉の宿主(例えば、トウモロコシお
よびタバコ)の両方でこの系を用いることにより、転写
を活性化する活性を有する挿入配列を検出し得る。
トウモロコシのAdh 1嫌気的誘導プロモーターは、
ゲノミッククローンpls、1 (E、 Dennis
ら(1984) 。
Nucleic Ac1ds Res、  12:39
83−4000)から」し!旧および)Iindl[[
で消化することによって調製された。
損壊1プロモーター断片は、  ATG翻訳開始コドン
の5゛側1200bpと3゛側205bpとを含んでい
る。この断片は、 BamHEおよび1(indI[で
同様に消化されているpBR322に連結した。このプ
ロモーター断片は。
ATGコドンの11bp3’側の唯一のSac ■部位
で切断することによって短< L、 T4 DNAポリ
メラーゼの3’−5’エキソヌクレアーゼ活性を用いて
欠失させた0次いで、 Slヌクレアーゼ消化を行い、
一本鎖末端を除去し、ポリメラーゼIのクレノー断片で
修復し、平滑末端にした。合成11indlI[リンカ
−を加えて、プラスミドを再環化させ、いくつかの無作
為に選択した標本を配列決定のためにM13にサブクロ
ーン化した。プラスミドpAdlは、  +106位。
翻訳開始コドンのへから2bp上流、およびキャップ部
位に対して5°方向に一1094位まで及ぶプロモータ
ー断片を欠失していた。
」 ボ1アデニル ジグ ルのクローニング植物のポリ
アデニル化シグナルはツバリンシンターゼ遺伝子の3゛
非翻訳領域から誘導された。このシグナルはpLGV2
382(7)1.7kbEcoRI−PstlIr片ト
して得られた(Herrera−Estrellaら(
1983)、 EMBOJ、 2 :987−995)
。この断片は、は辺R1およびカ匹■で切断したpAd
lに連結し、5゛勿旧位はポリメラーゼIのクレノー断
片で充填し、そしてHindI11部位は合成リンカ−
を用いてBam111部位に変換し。
プラスミドpAd2を得た。
1」 クロームフェニコールアセチルトランスフpNO
scAT4 (11,1lerrera−Estrel
la+私信)は、 pBR325のクロラムフェニコー
ルアセチルトランスフェラーゼ遺伝子を有する(F、 
Bolivar (1978)、 Gene4 :12
1−136)。(pNO3cAT4の構築では、胚匹遺
伝子の〕I末端がリンカ−を付加することによって勧口
II末端に変換された)。pNO3cAT4は膣旧で切
断し、」旦を含む断片を取り出した。この断片はBam
1llで切断されたpAd2に連結した。得られたプラ
スミドは唯一のSal 1部位で切断し;この部位は適
当なリンカ−を用いて3n部位に変換し。
pAdcat 1を得た。このpAdcat lでは、
担1hlプロモーター、リポータ−遺伝子、および下流
ポリアデニル化シグナルは互いに正しい配向性を有する
ように組み立てられている。発現複合体を含むPstl
断片をシルI切断pUc8に挿入することによって。
pAdca t2が構築された。
はり遺伝子の別の起源は、 5au3A切断pBR32
5である;房収遺伝子は56bpの5゛非翻訳配列を有
する断片上に存在し、  Bam1ll切断pAd2で
連結し得る。第3の別の起源は、 pBR325の適当
なm+断片を単離して影倶IIIリンカ−を付加したも
のである。
バイナリ−ベクターpGA472 (G 、^nら(1
985)、 EMBOJ、 4:277−284)は、
 E、 coliおよびA、 tun+efacien
sの両方で複製させることができ、かつ三組交雑交配に
より細菌細胞間を移動させ得るT−DNA含有ベクター
である(G、 Dittaら(1980)、Proc、
 Natl。
^cad、 Sci、 USA  77:7347−7
351) 、このベクターはTiプラスミドの作用によ
ってアグロバクテリウム宿主から植物中へトランス移動
し得る。Tiプラスミドは、そのT−DNAによってゲ
ノムへの安定な一体化を促進する。 pAdcatlは
各プラスミドの唯一のIn部位における同時一体化によ
ってpGA472に挿入された。pAdca t 2は
唯一のBindI11部位において2つのプラスミドを
接合させることによって同様に導入された。これら組換
えプラスミドは。
E、 coliにおいて選抜され1次いで植物組織へ転
移させるために、 A、 tumefaciens L
8A4404株に導入した。
MurashigeおよびSkoog (MS)培地(
T、 MurashigeおよびF、 Skoog(1
962)、 Physiol、 Plant、 15:
473−497)における組織培養で生育しているNi
cotianatabacum cv、Wiscons
in 38の葉を、乾燥を防ぐために液体MS培地中で
小片(lcla)に切断し、形質転換しているアグロバ
クテリウム株の懸濁液に加えた。この細菌はYM勾配(
J、Ellisら(1979) 。
Physiol、 Plant Pathol、15:
311−319)によって前培養し2次いで10 ml
の各MS液体培地に再懸濁させた。20分後、感染した
葉片をMS寒天培地に移し。
25°Cにて24時間インキュベートした。次いで、こ
れら葉片を滅菌水で洗浄し、MS9シュート誘導培地(
MS培地、1ffi中に0.5■のインドール酢酸。
1.0mgのベンジルアミノプリン、100■の硫酸カ
ナマイシン、500■のセホタキシムを含有する)に移
した。シュートが1〜2cmの大きさになれば。
同様の抗生物質を含tJ−MS培地に移した。根を形成
した植物はカナマイシン選抜によって維持した。
」」  ノ −  れた バコにおけるクロラムフ分析
に用いた植物組織は、遺伝子導入植物の若葉、または遺
伝子導入植物の葉片から培養を開始したカナマイシンを
含む培地上のシュート培養物のいずれかであった。植物
材料はアルゴン雰囲気下、28°CにてMS寒天培地上
でインキュベートすることによって嫌気的に作製した;
誘導には18時間で充分であることが見い出された。
分析は、抽出緩衝液が0.1%システィン−11cIお
よび0.1%アスコルビン酸を含有すること以外は、 
)lerrera−Estrellaら (1983)
、 Nature 303 :209〜213によって
述べられたように行った。組織の各1μgを1μ8の抽
出緩衝液で抽出し、遠心分離によって澄明にした。次い
で、 50μ!の上清に0,2μCiの14cmクロラ
ムフェニコール(アメルシ十ム)を添加し1次いで1m
MのアセチルCo^を加えて37°Cにて30分間イン
キュベートした。反応液の酢酸エチル抽出液をエバポレ
ーションによって濃縮し1次いでシリカゲルプレート上
でクロロホルム−メタノール(95: 5 )によりク
ロマトグラフした。ゲルプレートにはフルオア(flu
or ;1−メチル−ナフタレン中の0.4%ppo 
)を噴霧し、−80°Cにて16時間オートラジオグラ
フした。
Zea  sag c、v、 Black Mexic
an 5heet X ll−11の)U濁細胞系列(
p、(:houreyおよびり、 Zurawski(
1981)、 Theor、 Appl、 Genet
、 59:341−344)を26°Cにて修正MS培
地で培養した(C,GreenおよびR1Ph1lli
ps (1975)、 Crop Sci、15:41
7−421) 、プロトプラストをl、 p□tryk
usら(1979)、 Theor、 Appl。
Genet、 54:209−214のプロトコルに従
って単離し。
そして以前に述べられたように(E、 Howardら
、 (1987)Planta)、エレクトロポレーシ
ョン用に調製した。
エレクトロポレーションを行うために、  100μg
のプラスミドDNAは、0.2Nマンニトールを含有す
るHEPES緩衝食塩水(10mM HEPHS、 p
H7,2,150mMNaC1)中のldプロトプラス
ト(3X10’id)と混合した(M、Fromn+ら
(1985) 、 Proc、Nat、^cad、Sc
i。
USA録: 5822−5828 )。これら細胞に、
45°Cの熱シジックを5分間与え、氷上で5分間イン
キュベートし2次いで氷上でコンデンサ放電型エレクト
ロポレーション装置を用いて250vの単一5Qmse
cパルスによりエレクトロポレーションを行った。氷上
でさらに10分間インキュベートした後、これら細胞は
PCM (ChoureyおよびZurawski (
前出))で10倍に希釈した。
」j −九ヱニー’−’r  の゛パ ・八 \エレク
トロポレーションに続いて、プロトプラストの試料は2
つに分割され;一方は好気的(20%酸素、大気条件)
にインキュベートされ、他方は嫌気的(5%酸素/95
%窒素)にインキュベートされた。両方の場合、インキ
ュベーションは暗所で26°Cにて20時間行われた。
次いで、各りの細胞を遠心分離によって採取し、250
μ!の0.25 トリス−CI (pH7,5)に再懸
濁し、音波処理を施し。
そしてクロラムフェニコールアセチルトランスフェラー
ゼ酵素活性について分析した。基質と反応生成物を酢酸
エチルで抽出し、報告されているように薄層クロマトグ
ラフィーで分離した(C,Gorwanら(1982)
、 Mol、 Ce11. Biol、 2 :104
4−1051) 、クロマトグラムはフルオログラフィ
ーを行い、スポットは以前に述べられたように液体シン
チレーションカウンターで計数することによって定量化
した(Howardら、 1987 (前出))。
各プラスミド構築物は、2〜5回の独立したエレクトロ
ポレーション実験で分析した。プロトプラスト調製物と
エレクトロポレーションの効率とが変動するため、プラ
スミドpAdhCATを用いて測定される非特異的なバ
ックグラウンド生成物を減算した後、 pAdhCAT
の嫌気的発現に対して1という値を与えるように結果を
規格化した(llowardら。
1987 (前出))。
pAdcat 1はキャップ部位に対して一1094位
と+106位との間に見い出されるトウモロコシのプロ
モーター配列を含み、 pAdcat 2は−140〜
+106位にトウモロコシのプロモーターDNAを含ん
でいた。これら2つのプラスミドのいずれかが、タバコ
において嫌気的な遺伝子発現を促進し得るシス作用性の
調節配列を有すれば1回酵素活性は嫌気的誘導期間の後
に増大するはずである。pAdca tl−バイナリ−
ベクターで形質転換された14の植物はいずれも、タバ
コのバックグラウンドレベルを越える嫌気生活依存のc
at活性を示さなかった。
同様に、 pAdcat 2で形質転換された29の植
物はいずれも、嫌気的に誘導された圓活性を示さなかっ
た。トウモロコシのAdhlプロモーター活性は。
」Uリポータ−遺伝子系を用いて双子葉植物種のN1c
otiana  tabacumでは検出することがで
きないというのが結論であった。
これら構築物をトウモロコシのプロトプラストにおける
過渡的発現の実験で試験すると1匹I酵素活性が容易に
検出され、嫌気的に誘導されることが見い出された。従
って、担唐1プロモーター配列は同種系において転写開
始を行うのに充分であるようである。異種であるタバコ
の系においては活性が存在しないので、pAdcat 
1およびpAdcat 2ヘクターは、トウモロコシの
Adh 1プロモ一ター配列の5゛側に挿入された転写
活性化因子に対するプローブとして用いられ得る。
本実施例では、凹の5゛領域における転写活性化の活性
を発見するに至ったクローニング手順について詳しく述
べる。
2」 −F′     のクローニングTiプラスミド
pTiAch5 (G、 de Vos ら(1981
) 。
Plasmid 6 :249−253)をHcoRI
およびBag旧で消化し、」の5”非転写領域を有する
2、53kb断片を取り出した。影υt11部位はoc
s転写開始部位に対して一116位に存在し、この断片
はEco旧部位へ向かって5゛方向に伸びている。この
断片をEcoRI−Ba+sHI消化pUc8に挿入し
た。得られたキメラはPstlで直線状にし、カルI切
断p^dca t2に連結してpAdcat3ヲ得た。
OCSの5゛非転写領域はトウモロコシのAdh 1配
列の一140〜+106位の部分の5”側に挿入される
pAdcat3構築物はタバコの細胞に導入された;再
生した形質転換植物体の組繊を調製し、実施例1で述べ
たよっに分析した。試験した少なくとも6〜9の植物体
には、嫌気生活によって」1酵素活性を誘導した。Sl
マツピング法による実験によって、転写がAdhla域
内の正常なキャップ部位で開始されることを確認した。
従って、」遺伝子の5°側隣接領域内に見い出される1
またはそれ以上の配列が、タバコ宿主におけるトウモロ
コシの栖1プロモーターの転写を活性化し得ると結論さ
れた。
酵素活性の絶対的レベルがかなり変化すること。
およびサザーンハイブリダイゼーションによる実験によ
って組換え配列を有することが示された遺伝子導入植物
体には、活性が検出し得ないものが存在することは注目
すべきことである(本研究;J、 Jonesら(19
86)、 (前出))。従って、所望の組換え表現型に
ついていくつかの遺伝子導入植物体を分析することが重
要である;統計的に有効であるためには、20〜30の
標本数が推奨される。
」−1葱しエニー′        の   利コ1本
実施例は凹遺伝子の5′側隣接領域内に転写活性化因子
を位置付けする段階について述べる。
16bpのパリンドローム配列5’−ACGTAAGC
GCTTACGT−3′がタバコのモデル系においてA
dh 1に促進された転写を活性化するのに充分である
と同定された。
」ユ −2の176b   への館 ・し・pAdca
t 3をBag旧および街+311で切断し、 176
bp断片を取り出した。この断片は凹転写開始部位に対
して一292位から一116位にまで及んでいる。
この断片を精製し、 4狸111およびC1alで消化
されているpBR322と連結してpOcslを得た。
(pOcslは因子含有DNAの起源として役立ち、ま
た次の操作に対してプロモーター/外来構造遺伝子/ポ
リアデニル化シグナル複合体を挿入する受容ベクターと
して役立ち得る。)  pOcslの小さなEcoRl
 −Baa旧断片をpucaに挿入し2次いでpAdc
a tlのPstl断片を挿入してpAdcat 5を
得た。pAdcat 6は以下のように構築された: 
pOcsI DNAをPstlおよびBcoR[で切断
し2次いでクレノー断片で処理し。
そしてPstlリンカ−に連結した。Pstlで消化し
過剰のリンカ−を除去した後、 pAdcat 1の1
10断片を挿入した。この断片は」肚遺伝子の一部を有
しており、正しい方向で挿入された場合には。
最初のシルI  EcoRI消化によってpOcslの
■遺伝子に生じた欠失を補填した。この断片はAdh1
プロモーターの上流の工45゛領域に、 pAdcat
5に対して逆方向に配置された。このプラスミドの5a
l1部位にl罰dll[リンカ−を挿入してpAdca
t6を得た。
pAdcat6はバイナリ−ベクターに連結し得る。
pAdcat5誘導体およびpAdcat 6誘導体を
タバコに導入し、形質転換した植物体組織を嫌気的誘導
ユ旦酵素活性について分析した。pAdcat5で形質
転換された21の植物体のうちの10.およびpAdc
a t6で形質転換された17の植物体のうちの11が
誘導cat酵素活性を発現した。従って、 176bp
断片はトウモロコシのAdh1プロモーターからの転写
を活性化し得る。この活性化は鋤1プロモーター領域に
対するこの断片の方向性には依存しない。これらプラス
ミドがエレクトロポレーションによって導入されたトウ
モロコシのプロトプラストについても同様の結果が得ら
れた。
−あλ 調節令 の可  のある 1のゝ」遺伝子の5
′側非転写領域の公表されているヌクレオチド配列を、
調節機能の部位を示す二次構造を有する可能性のある領
域について分析した。
コンピュータ分析によって相補的な対称性(dyads
ymmetry)を有する2つの領域が示された。16
bpのパリンドローム(5’−ACGTAAGCGCT
TACGT−3’ )は−194位から一179位に、
そして12bpのパリンドローム(5’ −GATGT
TAACATC−3’ ”)は−149位から一138
位の領域に見い出された。次いで、これら2つの配列を
転写の活性化における役割について試験するための実験
を計画した。
■ゞ な−2大  西 し1習・番 るための176b   の 176bpの」皿II −Bam旧断片の5゛欠失およ
び3゛欠失は、 H5B If (5’欠失体の場合)
またはBamHI(3゛欠失の場合)のいずれかで切断
した後、 Ba131ヌクレアーゼで消化することによ
って作製した。
S1ヌクレアーゼ、 E、 coli DNAポリメラ
ーゼIのクレノー断片で処理し、連結し、そして形質転
換した後、」印から誘導された断片を上述のように切断
し、サブクローニングし、そして配列決定することによ
り欠失の終点を決定した。次いで1%型から誘導され適
切に欠失させた断片を機能分析のためにpAdhCAT
−100に連結した。pAdhCAT−100はpAd
hCAT−140から調製した。pAdhCAT−10
0はpUc19にAdhlプロモーターの一140位か
ら+106位、以1コード配列、および」並3゛ポリア
デニル化シグナルを含んでいる。pAdhCAT−14
0は」懸」で切断し2Ba131で消化し、 DNAポ
リメラーゼlのクレノー断片で充填・修復し、そして5
allリンカ−を付加す、ることによって修飾した。 
Sat I −HindI[Iで消化し、低融点アガロ
ースゲル電気泳動を行った後に断片を精製し、 pUc
19にサブクローニングし。
そして終点を決定するために配列決定を行った後。
続いて倶庚1領域プラスミドのサブクローニングを行う
ことによってpAdhCAT−100を構築した。転写
活性化因子を付加しなければ、 pAdhCAT−10
0はトウモロコシまたはタバコのいずれかのプロトプラ
ストにおいて、バックグラウンドレベルのリポータ−遺
伝子活性を有するだけである。」競の5°領域の176
bp 」凹11− Baa旧断片を挿入することによっ
て、トウモロコシのプロトプラストにおいてpAdhC
AT−140で観察された活性に匹敵する活性が回復さ
れる。
欠失させた一連のプラスミドをトウモロコシおよびタバ
コの両方のプロトプラストにエレクトロポレーションで
導入し、リポータ−遺伝子発現の活性化について過渡的
発現で分析した。−280位にまで及ぶ5゛欠失と一2
07位にまで及ぶ5゛欠失とは完全なエンハンサ一様活
性を有したが。
−168位にまで及ぶ5゛欠失は完全な活性のわずか一
部を有するだけであった。−159位で終了する5°欠
失体は活性を持たなかった。1組の3゛欠失も転写活性
化活性の喪失について分析した。シ復旧部位から一14
4位、−157位、および−178位に及。
ぶ3゛欠失は、すべて本質的に完全な活性を有した。−
203位までの3′欠失体はリポータ−遺伝子を発現さ
せなかった。従って、このような欠失変異体の組から一
207位と一178位との間のDNA領域が特定された
。このDNA領域は下流の遺伝子を発現させるのに必要
である。16bpのパリンドローム配列が存在するのは
この領域内である。−168位とBamH1部位との間
には転写活性化の低い活性が存在するようである: 1
2bpのパリンドローム配列が2%型から誘導された断
片のこの部分内にある。
U、i A 16bパ1ンドローム 1の八 と゛16
bpパリンドローム配列は自動DNAシンセサイザー、
モデル380A (アプライドバイオシステムズ。
フォスターシティ、カリフォルニア)を用いて化学的に
合成された。pAdhCAT−100に挿入されたオリ
ゴヌクレオチドの実際の配列は、 5’−GGATCC
ACGTAAGCGCTTACGTGGATCC−3’
である。(得られたパリンドロームが合計28bpに及
ぶことは注目すべきことである。)この構築物はエレク
トロポレーションによってトウモロコシとタバコの両方
のプロトプラストに導入し、過渡的発現系において転写
活性化について分析した。」活性の活性化の大きさは、
ユ競から誘導された塩υ■−現υH1断片で観察された
大きさとそれほど異ならなかった。影1旧末端とEco
RI末端とを有する合成オリゴヌクレオチドを用いても
同様の結果が得られた。この合成オリゴヌクレオチドの
構成中にはパリンドロームの延長はなかった。従って、
欠失分析の結果と合成オリゴヌクレオチドの結果とを考
慮すると、転写活性化因子の第1成分は、 16bpパ
リンドロ一ム配列5’−ACGTAAGCGCTTAC
GT−3’内に存在するようである。
」」 −2−の1 に  るm 16bpパリンドロームは、 pAdcat5の転写開
始部位の約200bp 5°側に位置するか、またはT
ATAボックスの約175bp 5’ 側に位置する。
転写活性化因子とキャップ部位との間隔を増大させる効
果を2つの新規な構築物を用いて試験した。 pBR3
22の小さな影υHI−呈吐I断片を一部胆から誘導さ
れた断片とル止1から誘導されたプロモーター断片との
間に挿入し、パリンドロームとキャップ部位との間隔を
約4T5bpに増大させた。転写の開始に対するシグナ
ルからの距離がこのような場合には、転写活性化能が約
25%減少した。第2の構築物は1部組から誘導された
断片とAdhlから誘導された断片との間に挿入された
。 Tn903の約1200bp断片を含んでいた;従
って、この場合の間隔は約1400bpであった。この
距離では転写活性化活性のわずか一部を検出することが
できただけである。
舶坊1プロモーターのキャップ部位に対してパリンドロ
ーム配列を近接させて配置することは9部1から誘導さ
れた断片を一連の5“欠失Adh1プロモ一ター断片に
融合させることによって達成された。
pAdhCAT−99(41bp欠失)の発現レベルは
、 pAdhCAT5の発現レベルに匹敵した。この場
合には、転写活性化因子とキャップ部位との間隔は約z
oobpから約160bpに減少した。凹から誘導され
た断片をAdhlプロモーターの5”欠失体の一35位
に融合させることによって、 pAdhCAT−35を
得た。この場合。
キャップ部位と転写活性化因子との間隔は約95bpに
減少した。転写活性化と調節は維持された。
復原1プロモーターのTATAボックスおよびキャップ
部位を欠失させた場合には、」から誘導された断片はc
atリポータ−遺伝子の発現を活性化しなかった。すな
わち、これらの実験で用いた。」並から誘導された断片
は、内因性のプロモーター活性を持たなかった。
(発明の要約) 植物における遺伝子の発現を増大または活性化するよう
に作用するDNA部分について述べられ。
そして特徴付けられている。これらの転写活性化因子は
、アグロバクテリウム ツメファシェンス(A rob
acterium  tuo+efaciens)のT
−DNAにおけるオクトピンシンターゼ遺伝子(部徂)
の上流側非転写隣接領域に由来するDNA配列を含む、
このOC3転写活性化因子は、固定配列5’ −ACG
TAAGCGTTACGT−3゜を有する第1の必須成
分を含む。固定配列5’ −GATGTTAACATC
−3’を有する第2の非本質的な成分は。
遺伝子発現のレベルに寄与する。本発明によれば。
植物転写活性化因子および植物においてその制御下で発
現可能な遺伝子を含む組換えDNA分子が提供される。
ここに記述されている転写活性化因子。
およびそれを含むDNA分子は、植物組織における遺伝
子発現のレベルを増大させる方法に有用である。
4、 ゛  の   な量 ■ 第1図はA robacterium  tumefa
ciensに由来のT−DNAにおけるオクトピンシン
ターゼ遺伝子の5′非転写領域から誘導された176b
p塩連■/脂狸旧断片のDNA配列を表す図;第2図は
植物活性な転写活性化因子の第1成分を有するBag旧
/貼υIH合成オリゴヌクレオチドのDNA配列を表す
図;第3図は一連のpAdca tプラスミド1〜6と
、転写活性化因子/プロモーター/構造遺伝子/ポリア
デニル化シグナル複合体に含まれる成分を表す図である
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、遺伝子の転写レベルを活性化または促進し得る植物
    転写活性化因子を含む組換えDNA分子であって、 該植物転写活性化因子が、5′−ACGTAAGCGC
    TTACGT−3′およびその逆配列でなる群から選択
    される同定配列に対して約50〜100%の相同性を有
    する配列を含む、組換えDNA分子。 2、前記同定配列に対して約75〜100%の相同性を
    有する配列を含む特許請求の範囲第1項に記載の組換え
    DNA分子。 3、前記同定配列に対して100%の相同性を有する配
    列を含む特許請求の範囲第1項に記載の組換えDNA分
    子。 4、特許請求の範囲第1項に記載の前記配列と、5′−
    GATGTTAACATC−3′およびその逆配列でな
    る群から選択される第2の固定配列に対して約50〜1
    00%の相同性を有する配列を包含する第2の成分と、
    を含む組換えDNA分子。 5、前記第2の成分が前記第2の同定配列に対して約7
    5〜100%の相同性を有する特許請求の範囲第4項に
    記載の組換えDNA分子。 6、前記第2の成分が前記第2の同定配列に対して10
    0%の相同性を有する特許請求の範囲第4項に記載の組
    換えDNA分子。 7、特許請求の範囲第1項に記載の前記配列に対して1
    00%の相同性を有する配列と、 5′−GATGTTAACATC−3′およびその逆配
    列でなる群から選択される配列に対して100%の相同
    性を有する第2の成分とを含む特許請求の範囲第4項に
    記載の組換えDNA分子。 8、前記植物転写活性化因子がT−DNAから誘導され
    る特許請求の範囲第1項に記載の組換えDNA分子。 9、前記転写活性化因子がT−DNAのオクトピンシン
    ターゼ遺伝子における5′非転写領域から誘導される特
    許請求の範囲第1項に記載の組換えDNA分子。 10、前記植物転写活性化因子が化学的に合成されてい
    る特許請求の範囲第1項に記載の組換えDNA分子。 11、特許請求の範囲第1項に記載のDNA分子を、(
    a)植物発現プロモーター;および (b)植物発現構造遺伝子 と組み合わせて含む組換えDNA分子であって、該遺伝
    子が前記転写活性化配列と該植物発現プロモーターとの
    調節制御下に配置されている組換えDNA分子。 12、前記プロモーターおよび前記構造遺伝子が同じ遺
    伝子から誘導される特許請求の範囲第11項に記載の組
    換えDNA分子。 13、前記プロモーターおよび前記構造遺伝子が異なる
    遺伝子から誘導される特許請求の範囲第11項に記載の
    組換えDNA分子。 14、前記植物転写活性化因子がT−DNAから誘導さ
    れる特許請求の範囲第11項に記載の組換えDNA分子
    。 15、前記植物転写活性化因子がオクトピンシンターゼ
    遺伝子から誘導される特許請求の範囲第14項に記載の
    組換えDNA分子。 16、前記植物転写活性化因子が化学的に合成されてい
    る特許請求の範囲第11項に記載の組換えDNA分子。 17、前記転写活性化因子が、前記プロモーターのTA
    TAボックスの5′末端と前記植物発現遺伝子の転写開
    始部位から約1500bp5′側との間に位置する特許
    請求の範囲第11項に記載の組換えDNA分子。 18、前記植物発現プロモーターおよび前記植物発現遺
    伝子が嫌気的調節遺伝子から誘導される特許請求の範囲
    第12項に記載の組換えDNA分子。 19、前記プロモーターおよび前記遺伝子がアルコール
    デヒドロゲナーゼ(¥Adh¥)遺伝子から誘導される
    特許請求の範囲第18項に記載の組換えDNA分子。 20、前記プロモーターおよび前記遺伝子がトウモロコ
    シの¥Adh¥1遺伝子から誘導される特許請求の範囲
    第18項に記載の組換えDNA分子。 21、前記プロモーターおよび前記構造遺伝子がエンド
    ウマメから誘導される特許請求の範囲第19項に記載の
    組換えDNA分子。 22、植物組織における転写に対して活性な前記プロモ
    ーターが¥Adh¥遺伝子から誘導され、前記構造遺伝
    子が酵素をコードし、そして該酵素の活性が植物組織に
    おいて定量化され得る特許請求の範囲第13項に記載の
    組換えDNA分子。 23、前記定量可能な酵素がクロラムフェニコールアセ
    チルトランスフェラーゼである特許請求の範囲第22項
    に記載の組換えDNA分子。 24、前記プロモーターがカリフラワーモザイクウィル
    スから誘導され、前記構造遺伝子が酵素をコードし、そ
    して該酵素の活性が植物組織において定量化され得る特
    許請求の範囲第13項に記載の組換えDNA分子。 25、前記定量可能な酵素がクロラムフェニコールアセ
    チルトランスフェラーゼである特許請求の範囲第24項
    に記載の組換えDNA分子。 26、前記構造遺伝子がバチルス スリンジェンシス(
    ¥Bacillus thuringiensis¥)
    の殺虫毒素をコードする特許請求の範囲第13項に記載
    の組換えDNA分子。 27、前記転写活性化因子が第2の成分をさらに含み、
    該第2の成分が、前記植物発現プロモーターの5′側に
    位置する5′−GATGTTAACATC−3′および
    その逆配列でなる群から選択される第2の同定配列に対
    して約50〜100%の相同性を有する配列から本質的
    になり、そして特許請求の範囲第1項に記載の前記DN
    A分子の同定配列の約1bpと約500bpとの間に位
    置する特許請求の範囲第11項に記載の組換えDNA分
    子。 28、前記両因子がT−DNAから誘導される特許請求
    の範囲第27項に記載の組換えDNA分子。 29、前記両因子がオクトピンシンターゼ遺伝子から誘
    導される特許請求の範囲第28項に記載の組換えDNA
    分子。 30、前記両因子が化学的に合成されている特許請求の
    範囲第27項に記載の組換えDNA分子。 31、前記転写活性化因子が前記プロモーターおよび前
    記構造遺伝子の3′側に位置する特許請求の範囲第11
    項に記載の組換えDNA分子。 32、植物組織において植物発現遺伝子の発現を促進さ
    せる方法であって、 (a)5′−ACGTAAGCGCTTACGT−3′
    およびその逆配列でなる群から選択される同定配列に対
    して約50〜100%の相同性を有する配列を含む転写
    活性化因子を、該転写活性化因子が該遺伝子の発現を調
    節するように挿入すること;および (b)該組換えDNA分子を植物組織に導入することを
    包含する方法。 33、前記植物組織が単子葉植物に由来する特許請求の
    範囲第32項に記載の方法。 34、前記植物組織がトウモロコシに由来する特許請求
    の範囲第33項に記載の方法。 35、前記植物組織が双子葉植物に由来する特許請求の
    範囲第32項に記載の方法。 36、前記植物組織がタバコに由来する特許請求の範囲
    第35項に記載の方法。 37、前記組換えDNA分子がエレクトロポレーション
    によって前記植物組織に導入される特許請求の範囲第3
    2項に記載の方法。 38、前記組換えDNA分子がマイクロインジェクショ
    ンによって前記植物組織に導入される特許請求の範囲第
    32項に記載の方法。 39、前記組換えDNA分子がT−DNAを媒介とする
    移入によって前記植物組織に導入される特許請求の範囲
    第32項に記載の方法。 40、前記転写活性化因子が、5′−GATGTTAA
    CATC−3′およびその逆配列でなる群から選択され
    る配列に対して約50〜100%の相同性を有する配列
    をも含む特許請求の範囲第37項に記載の方法。
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