JP3710700B2 - パチンコ遊技機における盤面部品の取付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンベヤラインにて搬送しパチンコ遊技機を量産する過程において、遊技盤に盤面部品を効率よく取り付ける方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にパチンコ遊技機を量産する場合は、コンベアラインを用いて行われており、該ライン上を搬送されるパチンコ遊技機に各ステーションにおいて部品の組み付けが行われるようになっている。
【0003】
一方、周知のようにパチンコ遊技機の遊技盤面には円形状の誘導レールが設けられており、該誘導レールで囲まれる遊技領域に各種の入賞口、図柄変動表示装置、該図柄変動表示装置の図柄を可変させるための始動入賞口或いはレール飾りランプ、戻り球防止部材等のいわゆる盤面部品が設けられている。そして、これら各種盤面部品を遊技盤に取り付けるには、先ずコンベアラインにおける孔明けステーションに配設されたプレス機械によって遊技盤の表面のあらかじめ設定された位置に位置固定孔(ダボ孔)が明けられ、次に取付ステーションにおいて遊技盤の位置固定孔(ダボ孔)に各種盤面部品に設けられているガイド突起(ダボ)をはめ込んで各種盤面部品を仮止めした後、さらにビス止めステーションに搬送してビス止めするようにされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来使用されている遊技盤の位置固定孔形成用のガイドピンは、その遊技盤に圧入する圧入部が円錐状に形成されたものであり、遊技盤に開けられる位置固定孔(ダボ孔)も当然に円錐状の形状であった。このように、位置固定孔(ダボ孔)が円錐状の形状であると位置固定孔(ダボ孔)に各種盤面部品のガイド突起(ダボ)をはめ込んで仮止めした場合、前後左右には固定されるが上下の振動に対しては充分に対処しきれなかった。このため、コンベアラインにおける取付ステーションにおいて各種盤面部品を仮止めした遊技盤をビス止めステーションに搬送する際に、コンベアラインの送りローラーとの接触による上下の振動によって盤面部品が位置固定孔(ダボ孔)から外れてしまいビス止めステーションにおけるビス打ち機のエラーを誘発するという問題があった。
【0005】
一方、このような問題は位置固定孔(ダボ孔)の孔径をガイド突起(ダボ)より小さくすることによって簡単に解決できるように考えられる。しかし、位置固定孔(ダボ孔)の孔径を小さくすると各種盤面部品のガイド突起(ダボ)をはめ込むのに時間と手間が掛かり、コンベアラインを用いたパチンコ遊技機の製造効率を著しく阻害することになって好ましいことではない。
【0006】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、パチンコ遊技機の製造ライン上において各種盤面部品を遊技盤に対して外れないようにしっかりと仮止めすることができるような位置固定孔を形成し、盤面部品を効率よく取り付けられるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明に係る盤面部品の取付方法は、コンベヤラインにより遊技盤を孔明けステーションから取付ステーションを経てビス止めステーションに搬送するものであって、孔明けステーションでは圧入部の外周面に基部から先端に向かう少なくとも一つの溝を直線状に設けたゲージピンを遊技盤に圧入することにより該遊技盤に該溝に対応する突状部が形成された位置固定孔を明け、取付ステーションでは盤面部品に形成されたガイド突起を前記位置固定孔にはめ込み該ガイド突起を前記突状部で挟着させることにより該盤面部品を遊技盤に仮止めし、ビス止めステーションでは該盤面部品を該遊技盤にビス止めすることを特徴としている。
【0008】
このように、ゲージピンの圧入部に溝を設けることにより、遊技盤に明けられた位置固定孔の内周面には溝に対応する突条部が形成されていることから、位置固定孔にはめ込まれた盤面部品のガイド突起が突条部によってしっかりと固定されることになり、パチンコ遊技機の製造ライン上において遊技盤が上下の振動を受けても盤面部品が外れるようなことが無くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明が適用される遊技盤の正面図を示したものである。遊技盤1の表面には、円形状の誘導レール2が設けられており、その誘導レール2で囲まれる遊技領域には各種の盤面部品3が設けられている。具体的には、遊技領域の略中央に図柄変動表示装置3aが配設され、該図柄変動表示装置3aの下方には可変始動口3bと大入賞口3cが配設されている。また、遊技領域には複数の一般入賞口3dおよび風車3eが設けられており、さらに誘導レール2に沿ってレール飾りランプ3fや戻り球防止部材3g等が設けられている。そして、これら各種盤面部品3(3a〜3g)であって、その遊技盤1の表面に取り付ける取付板4の裏側には後述する位置固定孔(ダボ孔)7にはめ込むガイド突起(ダボ)5がそれぞれ設けられている。
【0010】
図2は本発明に係るゲージピンの斜視図、図3はその拡大正面図、図4はコンベアラインにおける孔明けステーション部分の正面図である。本発明に係るゲージピン6は、前記遊技盤1の表面であって、各種盤面部品3のガイド突起(ダボ)5をはめ込む位置固定孔(ダボ孔)7を形成するために用いられるもので、円柱形状の支持部8と、円形フランジ9を介して支持部8と一体をなす圧入部10とを一体に備えて構成されている。前記ゲージピン6は、図5に示すようにゲージ板11に穿設された貫通孔12に支持部8を打ち込んで脱落しないように取り付けられるもので、遊技盤1の表面のあらかじめ設定された位置に位置固定孔(ダボ孔)7が明けられるようにそれぞれのゲージピン6の取り付け位置が選ばれる。また、ゲージ板11は図4に示すようにコンベアライン13における孔明けステーションに配設されたプレス機械14の可動側14aに固定されるものである。
【0011】
しかして、前記ゲージピン6の位置固定孔(ダボ孔)7を形成する圧入部10は、従来のゲージピンと同様に基部から先端に向かって先細りのテーパーを有し、その圧入部10の外周面に、3本の断面V字形の溝15が基部から先端に向かって直線状に設けられている。なお、前記溝15は三本に限定されることなく一本又は二本或いは三本以上であってもよい。また、溝15の形状は断面V字形に限定されるものではなく遊技盤1に圧入しやすい形状であればよい。
【0012】
このように構成された本発明に係るゲージピン6を用いて遊技盤1に位置固定孔(ダボ孔)7を明けるには、先ずコンベアライン13における孔明けステーションに配設されたプレス機械14の戴置台14b上に遊技盤1の表面を上にしてセットし、次にそのプレス機械14を作動させて可動側14aを下降させる。これによって、ゲージ板11が下降してゲージピン6の圧入部10が遊技盤1の表面に当接し、さらに可動側14aを下降させることにより圧入部10が遊技盤1に食い込んで正しく位置固定孔(ダボ孔)7を明けることができる。そして、遊技盤1の表面に明けられた位置固定孔(ダボ孔)7は、図6に示すようにその内周面にゲージピン6の圧入部10の溝15に対応する突条部16が形成されることになる。
【0013】
図7は本発明に係るゲージピン6によって明けられた位置固定孔(ダボ孔)7に盤面部品3のガイド突起(ダボ)5をはめ込んだ断面図を示すものである。このように、位置固定孔(ダボ孔)7の内周面に形成された突条部16によって位置固定孔(ダボ孔)7にはめ込まれた盤面部品3のガイド突起(ダボ)5が突条部16によってしっかりと固定されることになるため、コンベアライン13における取付ステーションにおいて各種盤面部品3を仮止めした遊技盤1をビス止めステーションに搬送する際に、遊技盤1がコンベアライン13の送りローラー13aとの接触により上下の振動を受けるようなことがあっても盤面部品3が位置固定孔(ダボ孔)7から外れるようなことが無くなる。
【0014】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明に係る盤面部品の取付方法は、コンベヤラインにより遊技盤を孔明けステーションから取付ステーションを経てビス止めステーションに搬送するものであって、孔明けステーションでは圧入部の外周面に基部から先端に向かう少なくとも一つの溝を直線状に設けたゲージピンを遊技盤に圧入することにより該遊技盤に該溝に対応する突状部が形成された位置固定孔を明け、取付ステーションでは盤面部品に形成されたガイド突起を前記位置固定孔にはめ込み該ガイド突起を前記突状部で挟着させることにより該盤面部品を遊技盤に仮止めし、ビス止めステーションでは該盤面部品を該遊技盤にビス止めするものであるから、位置固定孔(ダボ孔)にはめ込まれた盤面部品のガイド突起(ダボ)が突条部によってしっかりと固定されてパチンコ遊技機の製造ライン上において遊技盤1が上下の振動を受けても盤面部品が外れてしまうようなことが無くなり、しかも各種盤面部品のガイド突起(ダボ)を位置固定孔(ダボ孔)にスムーズにはめ込むことができ、コンベアラインを用いたパチンコ遊技機の製造効率を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】 本発明に係るゲージピンの斜視図である。
【図3】 図2のゲージピンの拡大正面図である。
【図4】 コンベアラインにおける孔明けステーション部分の正面図である。
【図5】 ゲージピンを取り付けるゲージ板の斜視図である。
【図6】 ゲージピンと該ゲージピンによって明けられた位置固定孔(ダボ孔)を示す斜視図である。
【図7】 盤面部品のガイド突起(ダボ)と位置固定孔(ダボ孔)とのはめ込み状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
3(3a〜3g) 盤面部品
5 ガイド突起
6 ゲージピン
7 位置固定孔(ダボ孔)
10 圧入部
15 溝
16 突条部
Claims (1)
- コンベヤラインにより遊技盤を孔明けステーションから取付ステーションを経てビス止めステーションに搬送するものであって、孔明けステーションでは圧入部の外周面に基部から先端に向かう少なくとも一つの溝を直線状に設けたゲージピンを遊技盤に圧入することにより該遊技盤に該溝に対応する突状部が形成された位置固定孔を明け、取付ステーションでは盤面部品に形成されたガイド突起を前記位置固定孔にはめ込み該ガイド突起を前記突状部で挟着させることにより該盤面部品を遊技盤に仮止めし、ビス止めステーションでは該盤面部品を該遊技盤にビス止めすることを特徴としたパチンコ遊技機における盤面部品の取付方法。
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