JP3708326B2 - スピードリミッタ制御装置 - Google Patents
スピードリミッタ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3708326B2 JP3708326B2 JP10476898A JP10476898A JP3708326B2 JP 3708326 B2 JP3708326 B2 JP 3708326B2 JP 10476898 A JP10476898 A JP 10476898A JP 10476898 A JP10476898 A JP 10476898A JP 3708326 B2 JP3708326 B2 JP 3708326B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle speed
- accelerator opening
- speed
- resistance value
- actual vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピードリミッタ制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、実車速が所定の制限車速を大きく超えないようにエンジンへの燃料噴射量を制御するものがある(特開平8−216729号公報、参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
高速道路での使用が多いトラックの場合、車両の運転状況を管理する者が制限車速を法規で規制される最高車速等に応じて切換えたいという要求があった。
【0004】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、制限車速を任意に切換えられるスピードリミッタ制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、実車速を制限するスピードリミッタ制御装置に適用する。
【0006】
そして、アクセル開度を検出する手段と、アクセル開度に応じてエンジンへの燃料噴射量を調節する燃料噴射量調節手段と、制限車速を設定する制限車速設定手段と、実車速を検出する実車速検出手段と、制限車速と実車速の差が小さくなるのにしたがってアクセル開度の最大値を小さくする実車速制限手段とを備え、制限車速設定手段は切替抵抗が交換可能に介装される回路を備え、この回路に選択的に介装されるこの切替抵抗の抵抗値を検出し、検出されるこの抵抗値が予め設定された制限車速に対応した所定範囲にあることを判定した場合に抵抗値に応じた制限車速を設定する一方、検出される抵抗値が予め設定された制限車速に対応した所定範囲にないことを判定した場合に抵抗値に応じた制限車速を設定しないものとした。
【0007】
請求項2に記載のスピードリミッタ制御装置は、請求項1に記載の実車速制限手段は、実車速が制限車速を含む所定の速度域に達すると実車速が上昇するのに応じてアクセル開度の最大値を漸次減少させる構成とした。
【0009】
【発明の作用および効果】
請求項1に記載のスピードリミッタ制御装置において、制限車速と実車速の差が小さくなるのに伴ってアクセル開度の最大値を小さくすることにより、実車速が制限車速を超えないようにエンジンへの燃料噴射量が制御される。制限車速設定手段を備えることにより、車両の運転状況を管理する者が制限車速を任意に切換えられる。
【0010】
請求項2に記載のスピードリミッタ制御装置において、実車速が制限車速を含む所定の速度域に達すると実車速が上昇するのに応じてアクセル開度の最大値を漸次減少させることにより、エンジンの発生出力が急に変動することが抑えられ、運転者に違和感を与えることを回避できる。
【0011】
そして、請求項1に記載のスピードリミッタ制御装置において、選択的に介装される切替抵抗の抵抗値を変えることにより、制限車速を容易に変更することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
図1に示すように、エンジンに備えられる燃料噴射ポンプ2は、コントロールユニット1からラック駆動信号を入力し、アクチュエータを介してエンジンへの燃料噴射量を調節する。
【0014】
コントロールユニット1は、燃料噴射ポンプ2の燃料噴射量を検出すラックセンサからの信号を入力するとともに、運転者によって踏み込まれるアクセルペタルの開度を検出するアクセルセンサ3からの信号を入力し、予め設定された運転マップに基づきエンジン回転数とアクセル開度に応じて要求噴射量を検索し、要求燃料噴射量が得られるようにラック駆動信号を出力する。
【0015】
制限車速を設定する制限車速設定手段として、コントロールユニット1の端子に通電する回路に選択的に介装される切替抵抗5が設けられる。コントロールユニット1は切替抵抗5の抵抗値を検出して、図3に示すように、切替抵抗5の抵抗値が3.74kΩ〜4.87kΩにある場合に制限車速を90km/hに設定する。切替抵抗5の抵抗値が4.87kΩ〜6.74kΩにある場合に制限車速を100km/hに設定する。また、切替抵抗5の抵抗値が6.74kΩ〜10.73kΩにある場合に制限車速を110km/hに設定する。コントロールユニット1は、図3〜図5に示すように実車速に対して最大アクセル開度を設定したマップを記憶し、切替抵抗5の抵抗値に応じてマップを切換えるようになっている。
【0016】
コントロールユニット1は、車速センサ5から実車速の検出信号を入力し、実車速制限手段として、マップに基づいて制限車速と実車速の差が小さくなるのに伴って、最大アクセル開度を漸次小さくして燃料噴射量を減少させる制御を行う。これにより、エンジンの発生出力が急に変動することを抑えながら、実車速が制限車速を大きく超えないように制御でき、運転者に違和感を与えることを回避できる。
【0017】
次に、コントロールユニット1で実行されるこれらの制御動作を図2のフローチャートに従って、さらに詳しく説明する。
【0018】
まずステップ1で切替抵抗5の抵抗値が3.74kΩ〜4.87kΩの範囲にあるかどうかを判定する。抵抗値がこの範囲にある場合に図4に示す制限車速を90km/hに設定したマップに基づいて、実車速に応じて最大アクセル開度を検索する。このマップは、実車速が87km/h以下の場合に最大アクセル開度を100%にし、実車速が87km/h〜93.5km/hの範囲にある場合に実車速が上昇するのに応じて最大アクセル開度を100%から0%へと漸次減少し、実車速が93.5km/hを超えると最大アクセル開度を0%にする設定となっている。
【0019】
ステップ1で切替抵抗5の抵抗値が3.74kΩ〜4.87kΩの範囲にないと判定された場合、ステップ2に進んで切替抵抗5の抵抗値が4.87kΩ〜6.74kΩの範囲にあるかどうかを判定する。抵抗値がこの範囲にある場合に図5に示す制限車速を100km/hに設定したマップに基づいて、実車速に応じて最大アクセル開度を検索する。このマップは、実車速が97km/h以下の場合に最大アクセル開度を100%にし、実車速が97km/h〜103.5km/hの範囲にある場合に実車速が上昇するのに応じて最大アクセル開度を100%から0%へと漸次減少し、実車速が103.5km/hを超えると最大アクセル開度を0%にする設定となっている。
【0020】
ステップ2で切替抵抗5の抵抗値が4.87kΩ〜6.74kΩの範囲にないと判定された場合、ステップ3に進んで切替抵抗5の抵抗値が6.74kΩ〜10.73の範囲にあるかどうかを判定する。抵抗値がこの範囲にある場合に図6に示す制限車速を110km/hに設定したマップに基づいて、実車速に応じて最大アクセル開度を検索する。このマップは、実車速が107km/h以下の場合に最大アクセル開度を100%にし、実車速が107km/h〜113.5km/hの範囲にある場合に実車速が上昇するのに応じて最大アクセル開度を100%から0%へと漸次減少し、実車速が113.5km/hを超えると最大アクセル開度を0%にする設定となっている。
【0021】
ステップ3で切替抵抗5の抵抗値が6.74kΩ〜10.73の範囲にないと判定された場合、ステップ7に進んで最大アクセル開度を100%にして、制限車速を設定しない。
【0022】
続いてステップ8に進んで、算出された最大アクセル開度とアクセルセンサ3によって検出される実際のアクセル開度の小さい方を選択し、ステップ9で最終的なアクセル開度を決定して、本ルーチンを終了する。
【0023】
このようにして、切替抵抗5によって制限車速が設定され、実車速が制限車速に近づくと算出される最大アクセル開度を漸次小さくして燃料噴射量を減らすことにより、エンジン出力が急に変動することを抑えながら実車速が制限車速を大きく超えないように制御できる。
【0024】
また、車両の運転状況を管理する者が、法規で規制される最大車速等に応じて回路に介装される切替抵抗5を交換することにより、制限車速を容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すスピードリミッタ制御装置のシステム図。
【図2】同じく制御内容を示すフローチャート。
【図3】同じく切替抵抗の抵抗値と制限車速の関係を示す図。
【図4】同じく制限車速を90km/hとした場合に実車速に応じて最大アクセル開度を設定したマップ。
【図5】同じく制限車速を100km/hとした場合に実車速に応じて最大アクセル開度を設定したマップ。
【図6】同じく制限車速を110km/hとした場合に実車速に応じて最大アクセル開度を設定したマップ。
【符号の説明】
1 コントロールユニット
2 燃料噴射ポンプ
3 アクセルセンサ
4 車速センサ
5 切替抵抗
Claims (2)
- アクセル開度を検出する手段と、前記アクセル開度に応じてエンジンへの燃料噴射量を調節する燃料噴射量調節手段と、制限車速を設定する制限車速設定手段と、実車速を検出する実車速検出手段と、前記制限車速と前記実車速の差が小さくなるのにしたがって前記アクセル開度の最大値を小さくする車速制限手段とを備え、前記制限車速設定手段は切替抵抗が交換可能に介装される回路を備え、この回路に選択的に介装されるこの切替抵抗の抵抗値を検出し、検出されるこの抵抗値が予め設定された前記制限車速に対応した所定範囲にあることを判定した場合に前記抵抗値に応じた前記制限車速を設定する一方、検出される前記抵抗値が予め設定された前記制限車速に対応した所定範囲にないことを判定した場合に前記抵抗値に応じた制限車速を設定しないことを特徴とするスピードリミッタ制御装置。
- 前記車速制限手段は、前記実車速が制限車速を含む所定の速度域に達すると前記実車速が上昇するのに応じて前記アクセル開度の最大値を漸次減少させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載のスピードリミッタ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10476898A JP3708326B2 (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | スピードリミッタ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10476898A JP3708326B2 (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | スピードリミッタ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11294215A JPH11294215A (ja) | 1999-10-26 |
JP3708326B2 true JP3708326B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=14389665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10476898A Expired - Fee Related JP3708326B2 (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | スピードリミッタ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3708326B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4865652B2 (ja) | 2007-08-03 | 2012-02-01 | 本田技研工業株式会社 | 走行速度制限装置 |
JP5218182B2 (ja) | 2008-08-28 | 2013-06-26 | 日産自動車株式会社 | 車速制限制御装置 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10476898A patent/JP3708326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11294215A (ja) | 1999-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007276542A (ja) | 車両用走行制御装置 | |
US9758175B2 (en) | Method and device for improved switching over between accelerator pedal characteristic curves | |
CA2921950A1 (en) | Accelerator pedal reaction force control device | |
US6901325B2 (en) | Method and arrangement for limiting the speed of a vehicle | |
KR920006168A (ko) | 차량용 제어시스템 | |
KR101902056B1 (ko) | 차량의 종방향 동적 특성을 자동적으로 조정하는 방법 및 장치 | |
US6006848A (en) | System for controlling and/or regulating the longitudinal speed of a motor vehicle | |
JPH0369021B2 (ja) | ||
JP3708326B2 (ja) | スピードリミッタ制御装置 | |
WO2000005093A1 (en) | Motor vehicle maximum speed control | |
US6915202B2 (en) | Method and arrangement for controlling the drive unit of a vehicle | |
JP3981174B2 (ja) | 車両速度の制御ないし制限方法および装置 | |
JP2021030823A (ja) | 車両の暴走防止装置 | |
JPH0670390B2 (ja) | 内燃機関の減速運転制御装置 | |
JP3525478B2 (ja) | アクセル制御装置 | |
US20040088098A1 (en) | Method and arrangement for controlling the speed of a vehicle | |
JP4008185B2 (ja) | 車両の速度制限装置 | |
JPH0211452B2 (ja) | ||
US20070197342A1 (en) | Device with a unit for actuating a continuously variable motor vehicle transmission | |
JP3237239B2 (ja) | アクセルセンサ異常処理装置 | |
JP3106968B2 (ja) | 車速制限装置 | |
KR100305817B1 (ko) | 전자제어스로틀밸브조정방법 | |
KR20010056456A (ko) | 차량의 정속주행장치 및 방법 | |
KR100748647B1 (ko) | 자동차 엔진의 공연비 및 점화 제어방법 | |
JPH0246782B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050426 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050624 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080812 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812 Year of fee payment: 6 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |