JP3707880B2 - インストルメントパネル表皮の成形型及びその製造方法 - Google Patents

インストルメントパネル表皮の成形型及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインストルメントパネル表皮の成形型及びその製造方法に係り、特にエアバッグドア部を一体に有するインストルメントパネル表皮の成形型及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、助手席用のエアバッグ装置のドア部をインストルメントパネルに一体としたインストルメントパネル表皮の製造方法の一例が、特開平7−309188号公報に示されている。
【0003】
図10に示される如く、このインストルメントパネル表皮の製造方法では、エアバッグドア170の表皮172はインストルメントパネル174の表皮176と一体であり、両者の境界部に車両急減速時に破断する破断部178が形成されている。この破断部178は、成形型に所定の突部を予め設けておき、この状態でパウダスラッシュ成形することにより、インストルメントパネル174の表皮176の成形と同時に形成される。従って、製造工程を増加させることなく精度良く破断部を形成することができると共に安定した破断荷重の設定を容易に確保することができるようになっている。
【0004】
このようなインストルメントパネル表皮の製造方法では、インストルメントパネル174の表皮176の見栄え、耐熱劣化性及び耐光劣化性の点から破断部178に形成する溝は、極力間口が狭く深い方が好ましい。
【0005】
従って、図11(A)〜(E)に示される製造方法で成形型を製造し、この成形型を使用してインストルメントパネルの表皮を成形する方法が考えられる。
【0006】
図11(A)に示される如く、電鋳型モデル180の溝182に、図11(B)に示される如く、金属板インサート184を立設して、図11(C)に示される第1反転モデル186を造形する。
【0007】
次に、第1反転モデル186により図11(D)に示される第2反転モデル188を造形し、図11(E)に示される如く、この第2反転モデル188に電着を施して電鋳型190を造形する。
【0008】
しかしながら、この場合には、図12に示される如く、第2反転モデル188の細い隙間192の奥まで金属イオンがきれいに電着せず、結果として電鋳型190に段差が発生することがあり、この電鋳型190で表皮を成形すると、溝の意匠R部に段差が生じ、見栄えを損ねることがある。このため、このような成形型の製造方法は溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝がある表皮を成形するための成形型には適用できない。
【0009】
また、図13(A)に示される如く、溝部194と型本体196を一体としたモデル198に、図13(B)に示される如く、電着を施して電鋳型200を造形し、この電鋳型200で表皮を成形することも考えられる。
【0010】
しかしながら、この場合には、図13(B)に示される如く、表皮破断部の先端部に該当する電鋳型200の細い隙間の奥まで金属イオンが電鋳せず、造形不良(ショート)202が生じたり、図13(C)に示される如く、巣204が生じるため、このような製造方法も溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝がある表皮を成形するための成形型には適用できない。
【0011】
本発明は上記事実を考慮し、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形可能なインストルメントパネル表皮の成形型及びその製造方法を得ることが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、前記U溝を成形するための凸部を、前記成形型の一般部から突出した根元部と、該根元部に挿入結合された薄肉部を有する金属インサートから成る先端部と、から構成し、前記金属板インサートを電鋳モデルの深溝部に前記薄肉部が露出するようにセットする工程と、これに電鋳を施して一般部を造形する工程と、を含むことを特徴としている。
【0015】
従って、成形型を製造する場合に、金属板インサートを電鋳モデル内の深溝部に前記薄肉部が露出するようにセットすることにより、金属板インサートの段差部により、狭すぎない適度な隙間が確保され、この隙間に金属イオンが電着され、成形型の一般部から突出した根元部が形成される。結果として段差の少ないスムーズな型形状を造形できる。この結果、U溝形状の意匠R部に段差が殆ど発生しない。このため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できる。
【0016】
請求項2記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型において、前記U溝を成形するための凸部を、成形型の一般部から連続して突出し前記凸部の表皮を構成する表皮部と、該表皮部の内部を構成する金属と、から構成したことを特徴としている。
【0017】
従って、U溝を形成する成形型の表皮部は、成形型の一般部から連続しているため、型の一般部と凸部との継ぎ目がない。このため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できる。
【0018】
請求項3記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、前記U溝を成形するための凸部を、成形型の一般部から連続して突出し前記凸部の表皮を構成する表皮部と、該表皮部の内部を構成する金属と、から構成し、電鋳モデルの深溝内壁に薄く金属イオンを電着し前記表皮部を造形する工程と、前記深溝の背面から前記表皮部内に溶融した金属を流し込み冷却固化する工程と、を含むことを特徴としている。
【0019】
従って、型の一般部と凸部との間に継ぎ目がない。このため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できる。
【0020】
請求項4記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、前記U溝を成形するための凸部を、電鋳モデルの深溝部の途中まで電着して先端部を造形する工程と、先端部を造形した後一般部を電着して一体電鋳化する工程と、を含むことを特徴としている。
【0021】
従って、成形型を製造する場合に型の一般部と凸部との継ぎ目に細い隙間が発生せず、この隙間に起因する段差ができない。このため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できる。また、製造が容易で耐久性のある型が得られる。
【0022】
請求項5記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、前記U溝を成形するための凸部を、電鋳モデルの深溝部の途中まで電着して一般部と根元部を造形する工程と、一般部と根元部を造形した後マスクを使用して先端部を電着して一体電鋳化する工程と、を含むことを特徴としている。
【0023】
従って、成形型を製造する場合に型の一般部と凸部との継ぎ目に細い隙間が発生せず、この隙間に起因する段差ができない。このため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できる。また、製造が容易で耐久性のある型が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0025】
図4に示される如く、車両の車室内に設けられているインストルメントパネル10には、助手席側(図4の紙面左側)の内方にエアバッグ装置12(図3に一部を図示)が配設されている。
【0026】
図3に示すように、エアバッグ装置12のエアバッグケース14は、図示を省略したインストルメントパネルリインフォースメントに固定されており、エアバッグケース14内には、インフレータ16及び折り畳んだ状態のエアバッグ袋体18が収納されている。
【0027】
インストルメントパネル10は、PVC(塩化ビニル樹脂)表皮20、PUR(ポリウレタン)発泡層22及び樹脂製の基材24を積層した構造となっている。基材24のエアバッグケース14と略対向する部位はエアバッグドア部28となっており、基材24のエアバッグドア部28以外は一般部30となっている。また、エアバッグドア部28と一般部30の境にはティアライン26が形成されており、エアバッグドア部28の車両前側端部28Aは一般部30に、ボルト31及びナット33で固定されている。なお、このボルト31及びナット33で固定された部位の近傍がヒンジ部28Bになっている。
【0028】
また、インストルメントパネル10の表皮20は、パウダスラッシュ成形により成形されており、表皮20には、表面20A側から、ティアライン26及びヒンジ部28Bと対向する部位に、深いU溝34が形成されている。U溝34は、基材24の近傍に達する深さとされており、エアバッグ袋体展開時には、U溝34のティアライン26と対向する部位(U溝底部)が破断すると共に、U溝34のヒンジ部28Bと対向する部位が屈曲するようになっている。
【0029】
なお、エアバッグ装置12は、図示しない機械的又は電気的な加速度センサ等によって車両の急減速を検出すると、エアバッグケース14内のインフレータ16が作動して、エアバッグケース14内に折り畳まれて収容されているエアバッグ袋体18を基材24のエアバッグドア部28へ向けて膨張させる。エアバッグ袋体18は、基材24のエアバッグドア部28を押圧してインストルメントパネル10を開裂させ車室内に展開するようになっている。なお、エアバッグ装置12としては、従来公知の一般的構成を適用できるため、本実施の形態ではエアバッグ装置12の詳細な説明は省略する。
【0030】
次に、本発明の第1実施形態のインストルメントパネル表皮の製造方法において使用される成形型の構成について説明する。
【0031】
図1に示される如く、インストルメントパネル10をパウダスラッシュ成形するための成形型40の内側面の所定部位(U溝34を形成する部位)には凸部42が形成されている。この凸部42は、成形型40の一般部40Aから突出した根元部44と、金属板インサート46から成る先端部47とで構成されており、金属板インサート46の段差部(一方の端面)46Aに形成された薄肉部46Bが、根元部44に穿設された取付穴48に挿入結合されている。
【0032】
次に、本発明の第1実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型の製造方法について説明する。
【0033】
図2に示される如く、成形型の製造するための電鋳モデル50の深溝部50Aに、薄肉部46Bを有する金属板インサート46を薄肉部46Bが露出するようにセットする。その後、これに電鋳を施して、図1に示される成形型40の一般部40Aを造形することによって、成形型40を製造する。
【0034】
従って、本発明の第1実施形態では、成形型40を製造する際に、図2に示される如く、金属板インサート46の段差部46Aにより、電鋳モデル50の深溝部50Aの開口部近傍に、狭すぎない適度な隙間52が確保される。このため、この隙間52に金属イオンが確実に電着される。この結果、段差の少ないスムーズな型形状を造形できるため、U溝形状の意匠R部に段差が殆ど発生しない。よって、この成形型40で成形したインストルメントパネル10の見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝34を有する表皮20を成形できる。
【0035】
次に、表皮20の製造方法を簡単に説明する。
まず、上記構成の成形型40が所定温度(約280°C)に加熱される。次いで、加熱された成形型40の内側面に粉末(パウダ)が投入される。これにより、粉末が溶融し成形型40の内側面に付着される。粉末が融着した状態では、成形成形型40の凸部42によって、溝状かつ枠状に連続したU溝34が形成される。その後、不要な粉末が回収されて成形型40が約70°Cに冷却される。
【0036】
以上の工程により、インストルメントパネル10の表皮20が成形され、この成形と同時に深いU溝34も成形されることになる。
【0037】
続いて、インストルメントパネル10を製造する場合には、表皮20との間に所定の隙間を開けて、基材24がセットされる。なお、このとき、基材24のエアバッグドア部28は既に基材24の一般部30に嵌着された状態にしておく。次いで、表皮20と基材24との間にウレタンが充填され発泡成形がなされる。これにより、両者の間に発泡層22が成形されると共に三者が一体化され、エアバッグドアを有するインストルメントパネル10が構成される。その後、エアバッグ装置12の本体が基材24のエアバッグドア28の裏面に組付けられる。
【0038】
なお、図3ではU溝34を隙間がある状態で示したが、実際には発泡成形時の発泡圧によってU溝34は隙間がない状態になっている。そして、インストルメントパネル10がエアバッグ装置12と共に車両に組み付けられ車両走行状態となった後、車両急減速状態になると、図示しないエアバッグセンサがこれを感知して雷管を発火させる。このため、インフレータ16から大量のガスが発生する。従って、袋体18が膨張し、基材24のエアバッグドア28をインストルメントパネル10の内方側から押圧する。その結果、最も剛性が低いティアライン26から破断し、ヒンジ部28Bを中心としてウインドシールドガラス側へ図3に二点鎖線で示されるように展開する。この結果、エアバッグ袋体18が助手席に着座する乗員側へ向けて膨出され乗員を保護する。
【0039】
次に、本発明の第2実施形態を図5に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0040】
図5に示される如く、本発明の第2実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型40は、U溝を成形するための凸部60が、成形型40の一般部40Aから連続して突出する表皮部62と、この表皮部62の背面62Aから内部に流し込んだ銀蝋等の金属64と、で構成されている。
【0041】
また、この成形型40を製造する場合には、電鋳モデル50の深溝部50A(図2参照)の内壁に薄く金属イオンを電着し、表皮部62を造形した後、深溝部50Aの背面から内部に溶融した金属64を流し込み冷却固化する。
【0042】
従って、本発明の第2実施形態では、型40の一般部40Aと凸部60との継ぎ目がなく、段差のないスムーズな型形状を造形できるため、U溝形状の意匠R部に段差が発生しない。よって、この成形型40で成形したインストルメントパネル10の見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝34を有する表皮20を成形できる。
【0043】
次に、本発明の第3実施形態を図6(A)〜図6(D)に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】
図6(D)に示される如く、本発明の第3実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型40には、成形型40の内側面の所定部位(U溝34を形成する部位)に凸部65が形成されている。この凸部65は、成形型40の一般部40Aから突出した根元部66と、この根元部66上に形成された先端部67とから構成されている。
【0045】
次に、本発明の第3実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型の製造方法について説明する。
【0046】
図6(A)に示される如く、この電鋳モデル50は、エアバッグドア部28(図3参照)側が分割されている。従って、この分割型部50Bは、図3に示すエアバッグドア部28の前後方向幅の全長にわたって分割されている。詳しくは、車両後方のU溝34から車両前方のU溝34にいたる部位で分割されている。このような分割構成を採ることにより、分割した電鋳モデル50の割り線50Cが成形型40に転写されたとしても、その転写された割り線が、成形された表皮におけるU溝34の側面に現れるようにして、見栄えの悪化を防止することができる。
【0047】
成形型の製造においては、図6(B)に示される如く、電鋳モデル50の分割型部50Bを分割した状態で、深溝部50Aの先端部67を除いた部位にマスク68を設け、これに電鋳を施して先端部67を造形する。
【0048】
図6(C)に示される如く、次に、マスクを外し、電鋳モデル50に分割型部50Bを装着し、これに電鋳を施して成形型40の一般部40A及び凸部65の根元部66を造形する。
【0049】
従って、本発明の第3実施形態では、成形型40を製造する場合に成形型40の一般部40Aと凸部65との継ぎ目がない。このため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝34を有するインストルメントパネル10の表皮20を成形できる。また、製造が容易で耐久性のある成形型が得られる。
【0050】
次に、本発明の第4実施形態を図7(A)〜図7(E)に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0051】
図7(E)に示される如く、本発明の第4実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型40は、成形型40の内側面の所定部位(U溝34を形成する部位)に凸部70が形成されている。この凸部70は、成形型40の一般部40Aから突出した根元部72と、この根元部72に下部が埋設された金属板インサート74と、根元部72上に形成され、金属板インサート74の上部が埋設された先端部76とから構成されている。
【0052】
次に、本発明の第4実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型の製造方法について説明する。
【0053】
図7(A)に示される如く、電鋳モデル50に形成された、根元部72(図7(E)参照)に対応する深溝部50Aの底部に形成された穴78に、金属板インサート74をセットする。
【0054】
次に、図7(B)に示される如く、これに電鋳を施して成形型40の一般部40Aを造形する。
【0055】
次に、図7(C)に示される如く、電鋳モデル50を取り除く。
次に、図7(D)に示される如く、先端部76(図7(E)参照)を形成するためのマスク80を取り付け、これに電鋳を施して、図7(E)に示される成形成形型40を造形する。
【0056】
従って、本発明の第4実施形態では、成形型40を製造する場合に成形型40の一般部40Aと凸部70との継ぎ目がない。このため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝34を有するインストルメントパネル10の表皮20を成形できる。また、製造が容易で耐久性のある成形型40が得られる。
【0057】
次に、本発明の第5実施形態を図8(A)〜図8(D)に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0058】
図8(D)に示される如く、本発明の第5実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型40は、成形型40の内側面の所定部位(U溝34を形成する部位)に凸部90が形成されている。この凸部90は、成形型40の一般部40Aから突出した根元部92と、この根元部92上に形成された先端部94とから構成されている。
【0059】
次に、本発明の第5実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型の製造方法について説明する。
【0060】
図8(A)に示される如く、電鋳モデル50に形成された、凸部90(図8(D)参照)に対応する深溝部50Aの底部には広幅部96が形成されており、この広幅部96内には、電極98が配設されている。
【0061】
次に、図8(B)に示される如く、これに電鋳を施して成形型40の一般部40Aと根元部92を造形する。
【0062】
次に、図8(C)に示される如く、電鋳モデル50を取り除き、マスク99を取り付け、これに電鋳を施して、図8(D)に示される成形型40の薄肉部94を造形する。
【0063】
従って、本発明の第5実施形態では、成形型40を製造する場合に成形型40の一般部40Aと凸部90との継ぎ目がない。このため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝34を有するインストルメントパネル10の表皮20を成形できる。また、製造が容易で耐久性のある成形型40が得られる。
【0064】
次に、本発明の第6実施形態を図9(A)〜図8(D)に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0065】
図9(D)に示される如く、本発明の第6実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型40は、成形型40の内側面の所定部位(U溝34を形成する部位)に凸部90が形成されている。この凸部90は、成形型40の一般部40Aから突出した根元部92と、この根元部92上に形成された先端部94とから構成されている。
【0066】
次に、本発明の第6実施形態のインストルメントパネル表皮の製造に使用される成形型の製造方法について説明する。
【0067】
図9(A)に示される如く、この電鋳モデル50は、根元部92(図9(D)3参照)を成形する部位が分割されている。従って、この分割型部50Dを有する構成を採ることにより、分割した電鋳モデル50の割り線50Cが成形型40に転写されたとしても、その転写された割り線が、成形された表皮におけるU溝34の側面に現れるようにして見栄えの悪化を防止することができる。
【0068】
成形型の製造においては、図9(B)に示される如く、電鋳モデル50の分割型部50Dを分割した状態で、深溝部50Aの先端部94を除いた部位にマスク68を設け、これに電鋳を施して先端部94を造形する。
【0069】
図9(C)に示される如く、次に、マスクを外し、電鋳モデル50に分割型部50Dを装着し、これに電鋳を施して成形型40の一般部40A及び凸部90の根元部92を造形する。
【0070】
従って、本発明の第6実施形態では、成形型40を製造する場合に、成形型40の一般部40Aと凸部90との継ぎ目がない。このため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝34を有するインストルメントパネル10の表皮20を成形できる。また、製造が容易で耐久性のある成形型が得られる。
【0071】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、U溝底部に局部的な薄肉部を形成してより破断し易くするために、成形型における先端部の先端面をV字状に尖らせた形状としても良い。
【0073】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、U溝を成形するための凸部を、成形型の一般部から突出した根元部と、根元部に挿入結合された薄肉部を有する金属インサートから成る先端部と、から構成し、金属板インサートを電鋳モデルの深溝部に薄肉部が露出するようにセットする工程と、これに電鋳を施して一般部を造形する工程と、を含むため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できる成形型が得られるという優れた効果を有する。
【0074】
請求項2記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型において、U溝を成形するための凸部を、成形型の一般部から連続して突出し凸部の表皮を構成する表皮部と、表皮部の内部を構成する金属と、から構成したため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できるという優れた効果を有する。
【0075】
請求項3記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、U溝を成形するための凸部を、成形型の一般部から連続して突出し凸部の表皮を構成する表皮部と、表皮部の内部を構成する金属と、から構成し、電鋳モデルの深溝内壁に薄く金属イオンを電着し表皮部を造形する工程と、深溝の背面から表皮部内に溶融した金属を流し込み冷却固化する工程と、を含むため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できる成形型が得られるという優れた効果を有する。
【0076】
請求項4記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、U溝を成形するための凸部を、電鋳モデルの深溝部の途中まで電着して先端部を造形する工程と、先端部を造形した後一般部を電着して一体電鋳化する工程と、を含むため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できる成形型が得られるという優れた効果を有する。また、製造が容易で耐久性のある型が得られるという優れた効果を有する。
【0077】
請求項5記載の本発明は、表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、U溝を成形するための凸部を、電鋳モデルの深溝部の途中まで電着して一般部と根元部を造形する工程と、一般部と根元部を造形した後マスクを使用して先端部を電着して一体電鋳化する工程と、を含むため、見栄えを改善でき、且つ溝幅が狭く根元Rが小さくて深い溝を有するインストルメントパネル表皮を成形できる成形型が得られるという優れた効果を有する。また、製造が容易で耐久性のある型が得られるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の一部を示す拡大断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の製造方法における一工程を示す拡大断面図である。
【図3】図4の3−3線に沿った断面図である。
【図4】インストルメントパネルを示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の一部を示す拡大断面図である。
【図6】(A)〜(C)は、本発明の第3実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の製造方法の各工程を示す断面図であり、(D)は本発明の第3実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の一部を示す断面図である。
【図7】(A)〜(D)は、本発明の第4実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の製造方法の各工程を示す断面図であり、(E)は本発明の第4実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の一部を示す断面図である。
【図8】(A)〜(C)は、本発明の第5実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の製造方法の各工程を示す断面図であり、(D)は本発明の第5実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の一部を示す断面図である。
【図9】(A)〜(C)は、本発明の第6実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の製造方法の各工程を示す断面図であり、(D)は本発明の第6実施形態に係るインストルメントパネル表皮の成形型の一部を示す断面図である。
【図10】従来の実施形態に係るインストルメントパネル表皮を示す断面図である。
【図11】(A)〜(E)は、インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図12】図11(E)の一部を示す拡大断面図である。
【図13】(A)〜(C)は、インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル
20 表皮
34 深いU溝
40 成形型(電鋳型)
40A 成形型の一般部
42 U溝を成形するための凸部
44 凸部の根元部
46 金属板インサート
46A 金属板インサートの段差部
46B 金属板インサートの薄肉部
47 凸部の先端部
50 電鋳モデル
50A 電鋳モデルの深溝部
50B 電鋳モデルの分割型部
60 U溝を成形するための凸部
62 表皮部
64 金属
65 U溝を成形するための凸部
66 凸部の根元部
67 凸部の先端部
68 マスク
70 U溝を成形するための凸部
72 凸部の根元部
76 凸部の先端部
80 マスク
90 U溝を成形するための凸部
92 凸部の根元部
94 凸部の先端部
99 マスク

Claims (5)

  1. 表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、前記U溝を成形するための凸部を、前記成形型の一般部から突出した根元部と、該根元部に挿入結合された薄肉部を有する金属インサートから成る先端部と、から構成し、前記金属板インサートを電鋳モデルの深溝部に前記薄肉部が露出するようにセットする工程と、これに電鋳を施して一般部を造形する工程と、を含むことを特徴とするインストルメントパネル表皮の成形型の製造方法。
  2. 表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型において、前記U溝を成形するための凸部を、成形型の一般部から連続して突出し前記凸部の表皮を構成する表皮部と、該表皮部の内部を構成する金属と、から構成したことを特徴とするインストルメントパネル表皮の成形型。
  3. 表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、前記U溝を成形するための凸部を、成形型の一般部から連続して突出し前記凸部の表皮を構成する表皮部と、該表皮部の内部を構成する金属と、から構成し、電鋳モデルの深溝内壁に薄く金属イオンを電着し前記表皮部を造形する工程と、前記深溝の背面から前記表皮部内に溶融した金属を流し込み冷却固化する工程と、を含むことを特徴とするインストルメントパネル表皮の成形型の製造方法。
  4. 表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、前記U溝を成形するための凸部を、電鋳モデルの深溝部の途中まで電着して先端部を造形する工程と、先端部を造形した後一般部を電着して一体電鋳化する工程と、を含むことを特徴とするインストルメントパネル表皮の成形型の製造方法。
  5. 表皮の表面に形成したU溝から破断されるエアバッグドア部を一体的に有するスラッシュ成形インストルメントパネル表皮の成形型の製造方法において、前記U溝を成形するための凸部を、電鋳モデルの深溝部の途中まで電着して一般部と根元部を造形する工程と、一般部と根元部を造形した後マスクを使用して先端部を電着して一体電鋳化する工程と、を含むことを特徴とするインストルメントパネル表皮の成形型の製造方法。
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