JP3705540B2 - スピードスプレーヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は薬液散布車の運転室構造に係わり、特に運転室から見た前方視界を高さ方向に改善し、かつフロントガラスに接触した作物等を傷つけるおそれの少ない薬液散布車の運転室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すようなスピードスプレーヤのキャビン10が知られている。スピードスプレーヤは、機体の前方に運転者が搭乗するキャビン10が配設されている。このキャビン10の後方には、薬液の貯留される薬液タンク20が配設されている。そして、この薬液は機体の後方に配設された噴頭部より放出される。放出された薬液は、機体の最後尾に配設された送風機より供給される風に飛ばされて機体に対し放射状に散布される。
【0003】
図5において、キャビン10のフロントガラス1は、上下、左右方向に曲率半径を有し、キャビン10の前面部3から水平より45度以下程度の傾斜をもって天井部5の前端部に取付けられる。天井部5には突起する部位はなく、水平かつ平坦な面で形成されている。図6には、キャビン10に搭乗した運転手7から見た前方視界の高さ方向の範囲を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スピードスプレーヤは棚造り圃場で作業が行われる等使用環境に高さ制限があり、キャビン10の全高を低くする必要がある。従って、上方視界を得るためにフロントガラス1の傾斜がきつくなる方向にあり、運転手7にフロントガラス1が近づき圧迫感を与えるおそれがあった。
【0005】
キャビン10の側部に配設されるドア開口部9は、フロントガラス1の傾斜と合わせて設計されるため、このフロントガラス1の傾斜がきつい程、ドア開口部9の開口は狭くなり、低車高とあいまって乗降性が悪くなる。
【0006】
また、運転手7が上方の視界を得るためには、フロントガラス1に顔を近づけなくてはならず、無理な姿勢での操作となり作業効率が低下するおそれがあった。
【0007】
更に、天井部5とフロントガラス1上部の連接部に枝等の接触物に対する案内となるような曲線部ないし、傾斜部がないので、走行中に作物を傷つける可能性があった。
【0008】
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、運転室から見た前方視界を高さ方向に改善し、かつフロントガラスに接触した作物等を傷つけるおそれの少ない薬液散布車の運転室構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため本発明(請求項1)は、運転室部分において、運転手(7)の前面を覆い第1の角度傾斜で後上がりに傾斜する前面傾斜部(31a)を有するフロントガラス(31)と、該フロントガラス(31)の前記前面傾斜部(31a)の上端部に連なり前記運転手(7)の頭上を覆う天井部(31b、35)とを備えるスピードスプレーヤであって、該天井部(31b、35)は、前記第1の角度傾斜よりも小さい第2の角度傾斜で後上がりに傾斜され、かつ前記フロントガラス(31)の前記前面傾斜部(31a)と前記天井部(31b、35)との交差部分は曲面にて形成されたことを特徴とする。
【0010】
前面傾斜部(31a)の第1の角度傾斜を従来より大きくした場合にも、天井部(35)を第1の角度傾斜よりもなだらかに傾斜させることにより前面傾斜部(31a)の上端高さを押さえることができる。
また、薬液散布車の走行中にフロントガラス(31)に接触する枝や作物は、第1の角度傾斜及び曲面により緩やかに案内されつつ後方に移動され、枝や作物を傷付けることがない。
【0011】
また、本発明(請求項2)は、前記フロントガラス(31)は、前記前面傾斜部(31a)と、該前面傾斜部(31a)に連なり前記第2の角度傾斜で傾斜されつつ前記天井部(35)の前端部を形成する上面傾斜部(31b)と、前記前面傾斜部(31a)及び前記上面傾斜部(31b)の交差部分で曲面にて形成された屈曲部(31c)とを備えて構成した。
【0012】
天井部(35)の一部(前端部)をフロントガラス(31)の上面傾斜部(31b)にて形成する。即ち、フロントガラス(31)は、前面傾斜部(31a)、上面傾斜部(31b)及び前面傾斜部(31a)と上面傾斜部(31b)の交差部分である屈曲部(31c)にて形成する。
フロントガラス(31)の上面傾斜部(31b)が天井部(35)に回り込んでいるため、上方の視界性が大幅に向上する。屈曲部(31c)は前方に突設され、その分運転手(7)とフロントガラス(31)間の距離が広がり、圧迫感が軽減する。また、運転室の居住空間を十分に確保出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態であるキャビンの側面図を図1に、またフロントガラスの斜視構成図を図2に示す。なお、図5及び図6と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
【0014】
図1及び図2において、キャビン30の前頭部33は、底部37の前端部より上方に向けて立設されている。そして、この前頭部33は、天井部35の前端部より所定長分前方に向けて突設されている。この底部37は、図示しない車体フレームの前部に防振部材を介して取り付けられている。
【0015】
一方、天井部35は後方より前方に向けて落下されるなだらかな傾斜を有している。天井部35、底部37及び前頭部33に連接されて側部39及び背部41が形成され、これらの各部により運転室周囲が覆設されている。
【0016】
側部39には、ドア開口部43が設けられている。前頭部33の立設端部、天井部35の前端部及び側部39の前端部にはほぼ角形状のフロントガラス取り付け枠45が形成されている。そして、このフロントガラス取り付け枠45にはフロントガラス31が嵌められている。
【0017】
フロントガラス31は、前頭部33の立設端部に接する前面傾斜部31aと、天井部35の前端部に接する上面傾斜部31bと、上面傾斜部31b及び前面傾斜部31a間の交差面である屈曲部31cとからなっている。そして、前面傾斜部31aは、前頭部33の立設端部より後方上部に向かい、水平より45度以上、望ましくは50度程度傾斜され、かつその曲面は第1の曲率半径を有している。
【0018】
上面傾斜部31bは、天井部35の前端部より前方下部に向かい、水平より5〜15度、望ましくは8〜10度程度傾斜され、かつその曲面は第1の曲率半径とほぼ同程度である第2の曲率半径を有している。
第1の曲率半径及び第2の曲率半径は無限大とすることも可能である。但し、フロントガラス31を全体としてゆるやかな曲面とするのが望ましく、この場合には第1の曲率半径及び第2の曲率半径とも無限大より小さく設定するのが好ましい。
【0019】
屈曲部31cの曲面は第3の曲率半径を有し、この第3の曲率半径は、第1の曲率半径及び第2の曲率半径より小さく設定されている。その結果、フロントガラス31は縦断面視、くの字状になるように屈曲部31cが前方に向けて突設された形状となっている。また、上面傾斜部31bは天井部35の傾斜と連続するように形成されている。
【0020】
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
図3に、キャビン30に搭乗した運転手7から見た前方視界の高さ方向の範囲を示す。また、図4に、従来との対比を明確とするための視界図を示す。図4において、従来のフロントガラス1を点線で示し、本発明の実施形態であるフロントガラス31を実線で示す。
【0021】
フロントガラス31の上面傾斜部31bが天井部35に回り込んでいるため、上方の視界性が大幅に向上する。視界性が向上したことにより、運転手7は無理な姿勢をとることなく着座姿勢のまま効率的な操作ができる。
【0022】
また、フロントガラス31の上面傾斜部31bは天井部35の傾斜と連続した傾斜部を有するため、走行中に接触する枝や作物は、この傾斜部により緩やかに案内され、枝や作物を傷付けることがない。
【0023】
更に、フロントガラス31の前面傾斜部31aの傾斜角度を50度程度にすることで、図4に示すように運転手7とフロントガラス31との距離が広がり、圧迫感が軽減する。また、ドア開口部43の開口面積も広がることで乗降性も改善される。
【0024】
なお、本発明の実施形態は、スピードスプレーヤについて説明したが、他のキャビン仕様の農業機械車両にも適用可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、天井部(31b、35)を第1の角度傾斜よりも小さい第2の角度傾斜で後上がりに傾斜し、かつフロントガラス(31)の前面傾斜部(31a)と天井部(31b、35)との交差部分を曲面にて形成したので、前面傾斜部(31a)の第1の角度傾斜を従来より大きくした場合にも、前面傾斜部(31a)の上端高さを押さえることができる。
【0026】
また、薬液散布車の走行中にフロントガラス(31)に接触する枝や作物は、第1の角度傾斜及び曲面により緩やかに案内されつつ後方に移動され、枝や作物を傷付けることがない。
【0027】
更に、天井部(35)の一部(前端部)をフロントガラス(31)の上面傾斜部(31b)とすることで、上方の視界性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態であるキャビンの側面図
【図2】 フロントガラスの斜視構成図
【図3】 前方視界の高さ方向の範囲を示す図
【図4】 従来との対比を明確とするための視界図
【図5】 従来のスピードスプレーヤのキャビンの側面図
【図6】 従来のキャビンの前方視界の高さ方向の範囲を示す図
【符号の説明】
7 運転手
20 薬液タンク
30 キャビン
31 フロントガラス
31a 前面傾斜部
31b 上面傾斜部
31c 屈曲部
33 前頭部
35 天井部
37 底部
39 側部
41 背部
43 ドア開口部

Claims (2)

  1. 運転室部分において、運転手(7)の前面を覆い第1の角度傾斜で後上がりに傾斜する前面傾斜部(31a)を有するフロントガラス(31)と、該フロントガラス(31)の前記前面傾斜部(31a)の上端部に連なり前記運転手(7)の頭上を覆う天井部(31b、35)とを備えるスピードスプレーヤであって、
    該天井部(31b、35)は、前記第1の角度傾斜よりも小さい第2の角度傾斜で後上がりに傾斜され、かつ前記フロントガラス(31)の前記前面傾斜部(31a)と前記天井部(31b、35)との交差部分は曲面にて形成されたこと特徴とするスピードスプレーヤ
  2. 前記フロントガラス(31)は、前記前面傾斜部(31a)と、該前面傾斜部(31a)に連なり前記第2の角度傾斜で傾斜されつつ前記天井部(35)の前端部を形成する上面傾斜部(31b)と、前記前面傾斜部(31a)及び前記上面傾斜部(31b)の交差部分で曲面にて形成された屈曲部(31c)とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスピードスプレーヤ
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