JP3703952B2 - ロックアップクラッチ制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットル開度で制御されるエンジンの出力をトルクコンバータと分配してトランスミッションの入力軸側に伝達させるロックアップクラッチの締結容量を制御するロックアップクラッチ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットル開度で制御されるエンジンの出力をトルクコンバータと分配してオートマチックトランスミッションの入力軸側に伝達させるロックアップクラッチの締結容量を制御するロックアップクラッチ制御装置として例えば特開平7−332479号公報に開示されたものがある。この種のロックアップクラッチ制御装置の従来のものは、トランスミッションの入力軸トルク(言い換えればトルクコンバータのタービントルク)を求める入力軸トルク割出手段を有しており、この入力軸トルク割出手段で求められた入力軸トルクに基づいてロックアップクラッチの締結容量を制御するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の入力軸トルクは、高い精度で割り出すことができるメリットがある一方、実際のエンジントルクが急激に立ち上がる場合等において割り出される入力軸トルクの立ち上がりが実際のエンジントルクの立ち上がりに対し遅れを生じるというデメリットがある。このため、この入力軸トルクに基づいてロックアップクラッチの締結容量を制御する従来のロックアップクラッチ制御装置では、実際のエンジントルクが急激に立ち上がる場合等においてロックアップクラッチの制御に遅れが生じることになり、さらにロックアップクラッチ自体のダイナミクスも合わさることでさらに制御が遅れてしまうという問題があった。
このような制御遅れが生じると、エンジンの回転数が不要に吹き上がってからロックアップクラッチの締結容量が増加してエンジンの回転数が下がる、いわゆるチップインという現象が生じてしまう。このようにエンジンの回転数が不要に吹き上がってから下がるという現象は、ドライバビリティおよび燃費の面で不利となってしまう。
したがって、本発明の目的は、ロックアップクラッチの制御遅れを防止することでエンジンの回転数が不要に吹き上がってからロックアップクラッチの締結容量が増加して前記回転数が下がるという現象の発生を防止することができ、ドライバビリティおよび燃費を向上させることができるロックアップクラッチ制御装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載した発明は、スロットル開度で制御されるエンジンの出力をトルクコンバータと分配してトランスミッションの入力軸側に伝達させるロックアップクラッチの締結容量を制御するロックアップクラッチ制御装置において、
前記入力軸のトルクを実負荷から求める入力軸トルク割出手段と、前記エンジンの回転数およびスロットル開度からなる予測負荷からエンジントルクを求めるエンジントルク割出手段と、該エンジントルク割出手段により求められたエンジントルクの変化量が予め定められた第1の所定値以上の時、またはスロットル開度の変化量が予め定められた第2の所定値以上の時に、前記エンジントルクの変化量または前記スロットル開度の変化量に基づいて割り出される重み係数に応じて前記入力軸トルク割出手段により求められた入力軸トルクおよび前記エンジントルク割出手段により求められたエンジントルクの加重平均値を求める加重平均値割出手段と、前記ロックアップクラッチの締結容量を前記加重平均値割出手段により求められた加重平均値に基づいて制御する制御手段と、を備えてなることを特徴としている。
これにより、入力軸のトルクを求める入力軸トルク割出手段に加えて、エンジンの回転数とスロットル開度とからエンジントルクを求めるエンジントルク割出手段を設けており、加重平均値割出手段により、エンジントルク割出手段により求められたエンジントルクの変化量またはスロットル開度の変化量が所定値以上の時に該変化量に基づいて求められる重み係数に応じて入力軸トルク割出手段により求められた入力軸トルクおよびエンジントルク割出手段により求められたエンジントルクの加重平均値を求めて、この加重平均値に基づいて制御手段がロックアップクラッチの締結容量を制御する。
請求項2に記載した発明は、前記重み係数は、前記エンジントルクの変化量または前記スロットル開度の変化量が増大すると、0から1までの範囲で増大する関係をなし、前記加重平均値における前記エンジントルクの比重が前記入力軸トルクの比重に対して高くなるように設定されることを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明のロックアップクラッチ制御装置の一の実施の形態を図面を参照して以下に説明する。
図1中符号11は図示せぬエンジンの出力軸であるクランクシャフトに連結されるカバー、符号12はカバー11に固定されて該カバー11と一体にエンジンの駆動力で回転させられるポンプインペラ、符号13はポンプインペラ12と対向配置されたタービンランナ、符号14はタービンランナ13に固定されたトランスミッションの入力軸、符号15はポンプインペラ12およびタービンランナ13の内側部分に配置されたステータをそれぞれ示している。なお、ポンプインペラ12、タービンランナ13およびステータ15でトルクコンバータ16が構成されている。
【0006】
そして、図1中符号18で示されるロックアップクラッチは、エンジンの出力をトルクコンバータ16と分配してトランスミッションの入力軸14側に伝達させるもので、カバー11とタービンランナ13との間に配置されるとともにトランスミッションの入力軸14に固定されており、そのカバー11側とタービンランナ13側との液圧差でカバー11に対し接触および離間する。
ここで、ロックアップクラッチ18は、カバー11に対し接触し固定状態となることでエンジンから入力される駆動力をトルクコンバータ16を介することなくトランスミッションの入力軸14に直接伝達させる。他方、ロックアップクラッチ18は、カバー11に対し完全に離間状態となることで、エンジンから入力される駆動力をすべてポンプインペラ12に伝達させ該ポンプインペラ12の回転によるフルードの移動でタービンランナ13を回転させて(すなわちトルクコンバータ16を介して)トランスミッションの入力軸14に伝達させる。
そして、ロックアップクラッチ18は、上記した液圧差が制御されカバー11に対する接触状態すなわち締結容量が制御されることでエンジンから入力される駆動力の入力軸14への該ロックアップクラッチ18を介しての直接の伝達量とトルクコンバータ16を介しての伝達量との配分を制御する。
【0007】
ロックアップクラッチ制御装置20は、上記した液圧差を制御してロックアップクラッチ18のカバー11に対する締結容量を制御するものであり、図2に示すように、入力軸トルク割出手段21とエンジントルク割出手段22と加重平均値割出手段23と制御手段24とを有している。
入力軸トルク割出手段21は、トランスミッションの入力軸14のトルクTT(推定値)を求めるもので、例えばその時点のエンジン回転数Neおよびエンジン吸気負圧Pbからなる実負荷から、予め設定されたマップに基づいて入力軸トルクTTを割り出す。なお、実負荷としては、上記以外にもトルクコンバータ16の滑り状態(エンジン回転と入力軸回転との関係)等を用いることができる。
【0008】
エンジントルク割出手段22は、エンジンの回転数Neおよびエンジンの出力を制御するスロットル開度THからなる予測負荷から、予め設定されたマップに基づいてエンジントルクTETH(推定値)を割り出す。
ここで、エンジンは、アクセルペダル開度を検出し該アクセルペダル開度と種々の走行条件等とから予め設定されたマップにしたがってスロットル開度THを求めこのスロットル開度THが得られるよう実際のスロットルの開度を電気的に制御する図示せぬスロットルバルブ制御装置で制御されるものであり、このスロットルバルブ制御装置で求められたスロットル開度THがエンジントルク割出手段22に入力される。
【0009】
加重平均値割出手段23は、エンジントルク割出手段22により割り出されたエンジントルクからその変化量DTETHを算出するとともに、該変化量DTETHが所定値DTETH1以上の時に、該変化量DTETHに基づいて重み係数RLCを割り出す。この重み係数RLCは、図3に示す特性のテーブルから検索する。
すなわち、テーブルは、変化量DTETHが予め設定された所定値DTETH1までの範囲では重み係数RLC=0の関係をなし、変化量DTETHが所定値DTETH1から予め設定された所定値DTETH2(DTETH1<DTETH2)までの範囲では変化量DTETHが増大すると重み係数RLCが0から比例的に増大する関係をなし、変化量DTETHが所定値DTETH2から予め設定された所定値DTETH3(DTETH2<DTETH3)までの範囲では変化量DTETHが増大すると重み係数RLCが1までの範囲で比例的(但しDTETH1〜DTETH2の範囲に対し比例定数は小)に増大する関係をなし、変化量DTETHがDTETH3より大ではすべてRLC=1の関係をなしている。
【0010】
そして、加重平均値割出手段23は、求められた重み係数RLCに応じて、入力軸トルク割出手段21により求められた入力軸トルクTTおよびエンジントルク割出手段22により求められたエンジントルクTETHの加重平均値TTLCを算出する。算出式は以下である。
TTLC=TETH*RLC+TT*(1−RLC)
この算出式と上記テーブルとから明らかなように、変化量DTETHが大である程、RLCが大となりトルクの加重平均値TTLCにおけるエンジントルクTETHの比重が入力軸トルクTTの比重に対し高くなるよう設定される。
制御手段24は、ロックアップクラッチ18の締結容量を加重平均値割出手段23により算出されたトルクの加重平均値TTLC等に基づいて制御するようになっており、加重平均値TTLC等の立ち上がりに合わせてロックアップクラッチ18の締結容量すなわち伝達トルクを増大させる。
【0011】
以上の構成のロックアップクラッチ制御装置20は、図4のフローチャートに示すように、まず入力軸トルク割出手段21が、エンジン回転数Neおよびエンジン吸気負圧Pbの実負荷から予め設定されたマップにしたがって入力軸トルクTTを割り出し(ステップS1)、次に、エンジントルク割出手段22が、エンジンの回転数Neおよびスロットル開度THの予測負荷から予め設定されたマップにしたがってエンジントルクTETHを割り出す(ステップS2)。
そして、加重平均値割出手段23が、エンジントルク割出手段22により求められたエンジントルクからその変化量DTETHを算出するとともに(ステップS3)、該変化量DTETHが所定値DTETH1以上であるか否かを判定し(ステップS4)、変化量DTETHが所定値DTETH1以上の時に、該変化量DTETHに基づいた図3に示すテーブルから重み係数RLCを割り出し(ステップS5)、該重み係数RLCに応じて入力軸トルクTTおよびエンジントルクTETHの加重平均値TTLCを算出し出力する(ステップS6)。他方、ステップS4で変化量DTETHが所定値DTETH1以上ではない時は、ステップS1で求めた入力軸トルクTT(ステップS7)を出力する。
このようにしてトルクの加重平均値TTLCおよび入力軸トルクTTのいずれか一方が出力されると、制御手段24は、ロックアップクラッチ18の締結容量を加重平均値TTLCおよび入力軸トルクTTの出力された一方に基づいて制御する。
【0012】
ここで、以上の制御によるスロットル開度TH、変化量DTETH、重み係数RLCおよびトルクTRQの時間の経過に対する関係を示すと、図5のようになる。この図5から明らかなように、スロットル開度THが急激に立ち上がるとその立ち上がりに対応して変化量DTETHが立ち上がり、RLC=1となって、トルクTRQは、加重平均値TTLCがエンジントルクTETHに一致する。そして、スロットル開度THの上昇の終末においては変化量DTETHが下降し、重み係数RLCも下降して、トルクTRQは、加重平均値TTLCがエンジントルクTETHから徐々に入力軸トルクTTの比重が高くなり、スロットル開度が立ち上がり切った後は、トルクTRQは入力軸トルクTTに一致することになる。
【0013】
このような制御により、実際のエンジントルクが急激に立ち上がる場合に、エンジントルク割出手段22により求められるエンジントルクの変化量DTETHが大きくなることからこれを検出して加重平均値割出手段23がエンジンの回転数Neとスロットル開度THとから求められるエンジントルクTETHの比重をトルクの加重平均値TTLCにおいて大きくする。すると、これらのエンジン回転数Neおよびスロットル開度THは検出し得る最も早い情報でありこれらから求められるエンジントルクTETHは入力軸トルク割出手段21により求められる入力軸トルクTTよりも早く立ち上がるため、このようなエンジントルクTETHの比重が高いトルクの加重平均値TTLCに基づいてロックアップクラッチ18の締結容量を制御することで、実際のエンジントルクの立ち上がりに即応してロックアップクラッチ18の締結容量を増大させることができ、制御遅れを防止できる。
なお、所定値DTETH1は、上記したようなロックアップクラッチ18の制御遅れに対し加重平均値TTLCを変化させることが有効と判断できるエンジントルクの変化量DTETHの最小値が設定される。
【0014】
したがって、エンジンの回転数が不要に吹き上がってからロックアップクラッチ18の締結容量が増加して前記回転数が下がるという現象の発生を防止することができ、ドライバビリティおよび燃費を向上させることができる。
また、実際のエンジントルクが急激に増大しない状態においては、精度の高い入力軸トルクTTの比重が高い加重平均値TTLCまたは入力軸トルクTTにしたがってロックアップクラッチ18の締結容量を制御することができる。
すなわち、入力軸トルク割出手段21により求められた入力軸トルクTTおよびエンジントルク割出手段22により求められたエンジントルクTETHの加重平均値TETHの中の重みを、実際のエンジントルクDTETHの変化量に基づいてかえて、高い精度を損わずかつ制御遅れの影響を受けないようにすることができるのである。
【0015】
なお、以上の実施の形態においては、エンジントルク割出手段22により求められたエンジントルクの変化量DTETHが所定値DTETH1以上である時に、該変化量DTETHに基づいて求められる重み係数RLCに応じて入力軸トルクTTおよびエンジントルクTETHの加重平均値TTLCを求める場合を例にとり説明したが、スロットル開度THの変化量DTHが予め設定された所定値以上の時に該変化量DTHに基づいて求められる重み係数RLCに応じて入力軸トルクTTおよびエンジントルクTETHの加重平均値TTLCを求めてもよい。この場合、変化量DTHと重み係数RLCとの関係のテーブルを作成することになる。
【0016】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のロックアップクラッチ制御装置は、入力軸のトルクを求める入力軸トルク割出手段に加えて、エンジンの回転数とスロットル開度とからエンジントルクを求めるエンジントルク割出手段を設けており、加重平均値割出手段により、エンジントルク割出手段により求められたエンジントルクの変化量またはスロットル開度の変化量が所定値以上の時に該変化量に基づいて求められる重み係数に応じて入力軸トルク割出手段により求められた入力軸トルクおよびエンジントルク割出手段により求められたエンジントルクの加重平均値を求めて、この加重平均値に基づいて制御手段がロックアップクラッチの締結容量を制御する。
よって、実際のエンジントルクが急激に立ち上がる場合に、エンジントルク割出手段により求められるエンジントルクの変化量(またはスロットル開度の変化量)が大きくなることからこれを検出して加重平均値割出手段がエンジンの回転数とスロットル開度とから求められるエンジントルクの比重を加重平均値において大きくする。すると、これらのエンジンの回転数およびスロットル開度は検出し得る最も早い情報でありこれらから求められるエンジントルクは入力軸トルク割出手段により求められる入力軸トルクよりも早く立ち上がるため、このようなエンジンの回転数とスロットル開度とから求められるエンジントルクの比重が大きくされた加重平均値に基づいてロックアップクラッチの締結容量を制御することで制御遅れを防止できる。
したがって、エンジンの回転数が不要に吹き上がってからロックアップクラッチの締結容量が増加して前記回転数が下がるという現象の発生を防止することができ、ドライバビリティおよび燃費を向上させることができる。
すなわち、入力軸トルク割出手段により求められた入力軸トルクおよびエンジントルク割出手段により求められたエンジントルクの加重平均値の重みを、実際のエンジントルクまたはスロットル開度の変化量に基づいてかえて、高い精度を損わずかつ制御遅れの影響を受けないようにすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のロックアップクラッチ制御装置の一の実施の形態により制御されるロックアップクラッチおよびトルクコンバータを示す断面図である。
【図2】 本発明のロックアップクラッチ制御装置の一の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】 本発明のロックアップクラッチ制御装置の一の実施の形態の加重平均値割出手段に用いられる変化量DTETHと重み係数RLCとの関係を示す特性のテーブルである。
【図4】 本発明のロックアップクラッチ制御装置の一の実施の形態の制御内容を示すフローチャートである。
【図5】 本発明のロックアップクラッチ制御装置の一の実施の形態の制御時におけるスロットル開度TH、変化量DTETH、重み係数RLCおよびトルクTRQの時間の経過に対する関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
14 入力軸
16 トルクコンバータ
18 ロックアップクラッチ
20 ロックアップクラッチ制御装置
21 入力軸トルク割出手段
22 エンジントルク割出手段
23 加重平均値割出手段
24 制御手段
TT 入力軸トルク
TH スロットル開度
TETH エンジントルク
DTETH 変化量
RLC 重み係数
TTLC 加重平均値
Claims (2)
- スロットル開度で制御されるエンジンの出力をトルクコンバータと分配してトランスミッションの入力軸側に伝達させるロックアップクラッチの締結容量を制御するロックアップクラッチ制御装置において、
前記入力軸のトルクを実負荷から求める入力軸トルク割出手段と、
前記エンジンの回転数およびスロットル開度からなる予測負荷からエンジントルクを求めるエンジントルク割出手段と、
該エンジントルク割出手段により求められたエンジントルクの変化量が予め定められた第1の所定値以上の時、またはスロットル開度の変化量が予め定められた第2の所定値以上の時に、前記エンジントルクの変化量または前記スロットル開度の変化量に基づいて割り出される重み係数に応じて前記入力軸トルク割出手段により求められた入力軸トルクおよび前記エンジントルク割出手段により求められたエンジントルクの加重平均値を求める加重平均値割出手段と、
前記ロックアップクラッチの締結容量を前記加重平均値割出手段により求められた加重平均値に基づいて制御する制御手段と、
を備えてなることを特徴とするロックアップクラッチ制御装置。 - 前記重み係数は、前記エンジントルクの変化量または前記スロットル開度の変化量が増大すると、0から1までの範囲で増大する関係をなし、前記加重平均値における前記エンジントルクの比重が前記入力軸トルクの比重に対して高くなるように設定されることを特徴とする請求項1に記載のロックアップクラッチ制御装置。
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