JP3702352B2 - 粉末化粧用コンパクト容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉末の化粧料を収容した携帯用コンパクト容器に関するものであり、特に、コンパクト容器の内部に設けられた中皿に収容した粉末化粧料の表面に接する網皿全体を平らに保ちつつ、化粧料を最後まで均一に使用することができるようにした粉末化粧用コンパクト容器に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている粉末化粧料を収容したコンパクト容器は、円形又は四角形のやや深皿状をした小型の蓋付き容器の内部に充填した粉末化粧料の上面には網皿が設けられ、該網皿の上には化粧パフが載置されたものが一般的であり、このようなコンパクト容器を用いて化粧をするには、容器の蓋部を開いて指先に取ったパフを、網皿の上から下方に押し付けて網皿の網目から化粧料を浮き出させて、パフに必要量だけ化粧料を付着させて使用していた。
【0003】
しかし、このような化粧料容器では、網皿は化粧料を充填した中皿の上部縁に固定されて張設されているので、使用時には網皿面がパフにより繰り返し化粧料面に強く押し付けられるので、網皿が粉末化粧料中に埋没して、特に、化粧料を入れた中皿の中央部分のみが窪んでしまい、化粧料を最後まで均一に使い切ることが困難なものであった。
また、このような化粧料容器は持ち歩いたり、運搬したりする最中の振動によって、中皿に収容する化粧料の粉末が流動して片寄ったり、網目から飛び散ったりして、網皿の機能が充分に果たせないことがあった。
【0004】
そこで、パフでの押圧により網皿の中央部のみが粉末化粧料中に埋没したり、粉末化粧料面は中央部分のみが窪むのを防止するために、パフによる押圧力で網皿の全面が下方へ移動するようにして、化粧料面に網皿及びパフが平坦に接触可能にした考案として、実公昭62−14973号公報に示すように、網皿を平らに保持した枠体の周縁下部に可撓性突片を設けて、網皿がパフで押圧されると網皿全体がそのまま下方へ移動するようにしたものや、実開昭57−161908号に示すように、網皿の外周部に設けた厚手縁部を中皿の周囲に配置した嵌着部に伸縮体により連結した網皿が上下に移動することができるようにしたもの等が知られている。
【0005】
しかし、これ等の考案の容器に設けられた網皿は、パフを化粧料面に押圧する度に網皿自体が全体的に押し下げられた後、再び引き上げるための弾性突片や伸縮体が設けられていて、使用の度毎に網皿は往復動するものであるから、網皿の構造が複雑になり、費用もかかるものである。
更に、網皿を押し下げるためにはパフを網皿にやや強く押し付けなければならず、網皿に負担がかかるので傷みやすく、また、パフへの粉末化粧料の付着量を調整するのがむづかしくなり、余分に粉末が付着した場合には払い落さねばならず、更には、パフの使用感が悪くなったり、損ねたりする等の問題があった。
【0006】
次に、使用により化粧料が減少すると、網皿が中皿の内周に沿って下降させてネット面が化粧料面に接触するように改良して、常時、化粧料が取り出せる位置に網皿を保持するようにしたものとして、図8に示すようなものが考えられているが、これはネット支持枠7aを中皿6の内周面に慴動可能に設けて、指先に持ったパフpにより網皿7表面を押圧している時には、ネット支持枠7aを下降させることはできるが、網皿面はパフpを介して指先で押圧されるので中央部近くが押圧されて、縁近くは押圧されにくいので、パフを離して蓋Bを閉じて持ち歩いている時には、化粧料k面が常に平らに保たれてネット7面と接触するとは限らないし、また、この考案は、粘稠性の化粧料を対象としたものであり、粉末化粧料に適用できるものではない。(実公平6−10902号公報参照)
【0007】
そこで、本発明者等は、図5に示すように、楕円形の深皿状をした容器本体A内に収容した化粧料kを充填した中皿6の内周面に環状の網皿受け体6aを慴動可能に嵌合して設け、該網皿受け体にメッシュ体7bを張設した網皿7を下降可能で着脱自在に嵌合して設けると共に、蓋体Bに設けた押圧部材8を弾性部材9により網皿7に対して押圧するように設けられており、蓋体Bが閉じられている時にも、網皿7は押圧部材8により常に化粧料k面に平坦に接するように押圧されていて、容器の運搬中に化粧料が流動攪拌して流出することがないようにした発明を提案している。
しかし、上記発明の容器に於ける中皿6の内周面と網皿受け体6a外周面との嵌合状態は、図6に示すように、網皿受け体6aの表面が中皿6の平滑な内周面に慴動し易いように互いに平面接触しているだけであるから、容器の運搬中に強い衝撃を受けた場合には、網皿7及び網皿受け体6aが移動し易く、化粧料kが流動攪拌されて流出する恐れが全くないとは言えず、特に、新品のコンパクト容器に品質保証のために網皿面に貼着されているバージンフィルム7cが剥がれる恐れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決すべく、パフへの粉末化粧料の付着量を一定にしたり、または、適量に調整できるようにするために、網皿の全面が常に粉末化粧料面に水平に接触したまま下降するようにして、パフを損ねることも無く、自然な使用感が得られる構造にすると共に、容器に対する不用意な衝撃等による網皿の移動を阻止するための簡単な網皿受け部材の保持構造を備えた化粧料容器を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
容器本体の粉末化粧料を収容した中皿の内周面には、網皿受け部材を上下動可能に嵌合支持すると共に、該網皿受け部材にメッシュ体を張設した網皿支持体を係合して設けて、且つ、前記容器本体にヒンジを介して開閉可能に取り付けた蓋体の内側には、前記中皿と対向する面に網皿支持体を押圧する押圧部材を移動可能に支持した内蓋を設けてなる化粧料容器に於いて、中皿と網皿受け部材との間の摩擦抵抗を大きくして網皿受け部材の滑り止めとするために、網皿受け部材に舌片を設けるか、または、中皿の壁面に突起を設けることにより、衝撃等により網皿が移動するのを制止するように構成する。
このような構成としたことにより粉末化粧料を充填した容器本体に連結してなる前記蓋体を閉じた場合には、前記網皿受け部材が押圧部材により押圧されて、メッシュ体が化粧料面に平らに均一に接して保持された状態で、網皿受け部材を前記中皿の縁部で制止させるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】
平面形状が小さな楕円形又は略長方形をして、やや深底の皿形状をした外殻体2の内部に、パフ4を収容するための概略D形をした有底の凹部3aと粉末化粧料5を収容した中皿6を固定するための無底の円筒部3bとを設けた中枠体3を嵌合固定してなる容器本体A(図2)の縁部に、ヒンジ部5eを介して開閉可能に蓋体Bを取り付けてなる粉末化粧用容器1に於いて、前記中皿6の上縁近くの壁面に適当な数の突起6cを形成して、該突起を含む内周面に環状の網皿受け部材6aを嵌合して、該網皿受け部材6aにメッシュ体7bを張設した網皿支持体7aを係合して設ける(図3)と共に、前記蓋体Bの外蓋4の内側には、前記パフ収容凹部3aと対向する面に鏡mを張設した平坦な天蓋部5aと、前記中皿6収容部と対向する面に円筒状のメッシュ体を押圧する押圧部材8を移動可能に係合せしめて保持する円筒部5bとを設けた内蓋5を嵌合して固定し、前記円筒部5bには、外蓋4と押圧部材8との間に弾性反発部材9を圧縮して付勢可能に設けて粉末化粧用コンパクト容器1を構成する。
【0011】
従って、前記網皿受け部材6aは中皿の壁面に設けられた突起6cにより下降するのが制止されているので、容器が少々強い衝撃を受けたとしても、網皿7及網皿受け体6aは摩擦保持されていて移動しにくい。
そして、上記のように構成した容器の蓋Bを閉じると前記弾性部材9が圧縮されて、押圧部材8に付勢力が作用して押圧面で前記網皿7及び支持体7aが押圧されて、網皿受け部材6aが下降してメッシュ体7bは化粧料面に平らに接した状態に保たれているので、蓋を開いて化粧をしようとする際には、網皿のどの部分の網目にも同じように化粧料が存在しているので、パフにはいつも同じ量の化粧量を付着させることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の化粧用コンパクト容器を、一つの実施例に基づいて図面を参照しつつ説明する。
本発明の粉末化粧用コンパクト容器は、図1乃至図4に示すように、合成樹脂を用いて射出成形等により成形した容器本体Aと蓋体Bとを、次のようにして構成されたものである。
本発明は図1及び2に示すように、容器本体Aを構成する外殻体2は、平面の形状が概略小楕円形又は略長方形で、深底の皿状に成形され、且つ、その開口端部には平坦な周縁部2aが、底面部には中枠体支持部2bが形成されている。
そして、前記外殻体2内には、右半分にパフpを収容するための略D形をした有底の凹部3aを、左半分に化粧料kを収容した中皿6を固定する無底の円筒部3bを形成した中枠体の周縁部に平坦な係合部3cと垂直な係合片3dとを形成して、前記周縁部に設けられた平坦な係合部3cと垂直な係合片3dとを前記外殻体2の開口周縁部2aに係合せしめ、且つ、中枠体3の中皿を収容する前記円筒部3bの下端係合部3bを、外殻体2底面に設けた中枠体支持部2bに係合せしめて、中枠体3を外殻体2に嵌合固定して容器本体Aを構成したことを基本形とする。
【0013】
上記のような構成をした容器本体に於いて、網皿受け部材6aの初期移動を制止するために、化粧料を収容する中皿6の縁部近くの壁面に複数の突起6cを形成して、該中皿6を前記中枠体3の円筒部3bに嵌合すると共にフランジ部6bを円筒部の周縁に係合して固定して、前記突起6cを形成した中皿の内周面に網皿受け部材6aを嵌合し、該網皿受け部材の係合凹部にメッシュ体を張設した網皿7の支持体7aの係合用突起部を係合せしめることにより本発明の容器本体Aを構成する。(図2)
【0014】
一方、前記容器本体Aに設けた中枠体3のパフ収納凹部3aと対向する面に形成した天蓋部5aには鏡mを張設すると共に、前記中枠体3の中皿6と対向する面には押圧部材を収容する円筒部5bを形成してなる内蓋5を、ヒンジ部5eに軸孔5fを設けた外蓋4内に嵌合して蓋体Bを構成する。
そして、前記中蓋の円筒部5b内に網皿7を押圧する円筒状をした押圧部材8を移動可能に係合せしめると共に、前記押圧部材8と外蓋4との間に弾性部材9を付勢可能に設けた蓋体Bを保持する円筒部5bを形成した内蓋5を、前記容器本体Aの縁部にヒンジ部5eを介して連結して粉末化粧用コンパクト容器1を構成する。(図1)
【0015】
更に、前記蓋体Bの円筒部5bの外周部の前記中皿6の平坦なフランジ部6bに対応する部分には、密閉用シール部材を保持するための凹溝5cが周設されていて、該凹溝内にはゴムその他の弾性材料からなるシール部材sが前記フランジ部6bに接して化粧料を密閉するように設けられている。
本発明の第1の実施例に於いては、押圧部材8を弾性部材9により付勢する構造は、図1に示すように、前記外蓋4と押圧部材8との間に、弾性部材としてスプリング9を円筒壁の保持溝8aに圧縮可能に設けて構成した蓋体Bを容器本体Aに開閉可能に連結したものである。
【0016】
本発明は、このような構成としたことにより、中皿6に粉末状をした化粧料を充填し終わったら、網皿受け部材6aを中皿内周面の突起6c面上に嵌合すると共に、該受け部材6aの係合凹部にメッシュ体を張設した網皿7の支持体7aの係合突起部を係合せしめて網皿を固定して、該網皿7上に品質保証のためのバージンフィルム7cを貼って密閉したら、パフ収容凹部3aにパフpを収容した後、蓋体Bを本体Aに対して閉じる方向へ回動すると、図7(A)に示すように容器の開口部に設けたロック機構が働いて、中蓋5に設けた突起部5dが中枠3に設けた係合突起3fに掛止してロック部材10により押圧されて、蓋体Bは容器本体Aに対して閉じた状態に保持されるが、この時、網皿受け部材6aは中皿6の内周面の突起部6c面で制止された状態にあるので、網皿体が下降することはない。
【0017】
上記した実施例に於いては、図3に示すように、網皿受け部材6aの不用意な下降を制止するのに、中皿6の内周面に突起部6cを設けておいて、該突起部面に網皿受け部材6a表面が引っ掛かるように構成したものであるが、突起部6は内周面に環状に設けてもよいし、また、適当な間隔を置いて複数の突起を円周状に設けてもよい。
また本発明の他の実施例としては図4に示すように、網皿受け部材6aの端部に外向きに開いた形状に舌片6dを設けて、該舌片部分が中皿のフランジ部6bで抵抗を受けるように嵌合せしめて、網皿受け部材6aが下降するのを制止するように保持する構造とすることも可能であり、また、中皿6の突起部6cと網皿受け部材6aの舌片6dとの両方を設けることも可能である。
【0018】
上記したような構造をした蓋体Bを容器本体Aに開閉自在に連結したコンパクト容器1にするには、図7(B)に示すように、蓋体の中蓋5の後端部に突出して形成されたヒンジ片5eを、容器本体の外殻体2の後縁部に形成したヒンジ受け凹部2cに係合せしめて、ヒンジ片に設けた軸孔5fにヒンジ受け凹部2cの壁面に形成した軸受け孔2eに軸ピン2dを挿通せしめると共に、前記軸孔5f内に該軸ピン2dを貫通せしめて両者はされる。
このようにしたコンパクト容器1は蓋が閉じられているときは、図7(A)に示すように、容器本体Aを構成する中枠3の開口縁部に形成したロック部材10を収容する凹部3eに掛止片10aを嵌合して設けられ、前記中枠の開口端部に形成した係合突起部3fの下面に、蓋体Bを構成する中蓋5の縁寄りに形成した係合突起部5dの上面が係合するように設けると共に、前記ロック部材10には、中枠の係合突起部3fの下方に設けた傾斜面3gと中蓋の係合突起部5dの下端面との間にロック解除片10bを係合してロックするようにロック機構が設けられている。
【0019】
そして、前記掛止片10aの下面には、前記ロック部材10が脱落しないように前記中枠の凹部3cに設けた溝部3hに係合せしめる抜止め突起10cが形成されており、且つ、前記ロック解除片10bの基部には可撓部分10dが形成されている。
そこで、化粧をする際に蓋を開くには、ロック部材10の前面を指先で押し込むと、ロック解除片10bが中枠の係合突起部3fの傾斜面3g上を滑って移動しながら中蓋5の係合突起部5dを上方へ押し上げられて、蓋体と容器本体との係合関係が開放されるので、バージンフィルム7cの端を指先で摘んで剥がすと網皿7が現れるので、指先で網皿受け部材6aを押し込むと、メッシュ部分7bが化粧料k面に接するので、パフpにつけて化粧を行うことができる。
【0020】
また、化粧を終えてから蓋を閉じる際には、蓋体Bを容器本体A側へ力強く押しつけると、中蓋5に設けられた係合突起部5dの上端面が中枠3に設けられた係合突起部3fの下面に係合してロックされて、蓋体Bは容器本体Aに密閉状態に掛止される。
このような開閉操作が行われると、弾性部材9は押圧部材8と外蓋Bとの間で圧縮されて付勢状態になる結果、押圧部材8の表面が網皿7の全面に接触して下方への押圧力が生じ、網皿受け部材6aは中皿6の内周面に沿って下降するので、網皿7のメッシュ部分7bの全面が化粧料面に水平に接した状態に常に保持されることとなる。
【0021】
上記した実施例に於いては、メッシュ体7bを支持体7aに張設した網皿7を下方へ押下げる押圧部材8に対する押圧手段として、図1に示すように、渦巻きバネからなる弾性発条9を用いたものについて説明したが、本発明はこのようなバネに限られるものではなく、先に提案しているように、スポンジのような復元力の大きな発泡体を円筒状に形成した弾性部材を押圧部材8の底面に圧縮可能に固定したり、また、ゴム硬度が20〜95度のゴムを逆杯形に形成したゴム弾性体を圧縮可能に固定して、押圧力を発生させるようにすることも可能である。
また、容器本体1は、外殻体2とパフ及び中皿を収容する中枠3とを一体成形したものとすることが可能である。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の容器は、楕円形の深皿状をした容器本体内に収容した化粧料を充填した中皿の壁面に制止用の突起部を形成して、突起内周面上にメッシュ体を張設した網皿を着脱自在に嵌合して設けたことにより、容器の運搬中にも不用意に網皿が下降することがなくなり、製品の品質保証が一段と向上させることができる。
そして、蓋体に設けた押圧部材を弾性部材により網皿に対して上下動可能に設けたので、蓋が閉じられている時には押圧部材により網皿は、常に化粧料面に平坦になるように押圧されているので、容器の運搬中に化粧料が流動攪拌して流出することもなく、使用時にはパフに何時も一定量の化粧料を付着させることができる。
更に、網皿が着脱自在に設けてあるので、化粧量を使い尽くした場合には、化粧量の補充を容易に行うことが可能であり、また、網皿は全面が平らに化粧料面に接触しているので、網皿の一部が窪むように押圧されることもなく、網皿は痛みにくく、例え網皿が傷んだ場合にも、網皿を交換することが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の図2のX−X断面を示した縦断面図である。
【図2】本発明の容器の本体部を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図1に於けるC部分の拡大図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す図1に於けるC部分の拡大図である。
【図5】本発明の先行発明を示す容器の断面図である。
【図6】先行発明を示す第5図に於けるD部分の拡大図である。
【図7(A)】本発明の容器の開口部のロック機構を示す断面図である。
【図7(B)】本発明の容器の蓋のヒンジ連結部を示す断面図である。
【図8】網皿が降下可能な従来例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 容器全体
2 外殻体
3 中枠体
4 外蓋
5 中蓋
6 中皿
6a 網皿受け部材
6b フランジ部
6c 突起部
6d 舌片
7 網皿
7a 網皿支持枠
7b メッシュ体
7c フィルム
8 押圧部材
9 弾性部材
10 ロック部材
11 可撓性突片
A 容器本体部
B 蓋体
k 化粧料
m 鏡
p パフ
s シール部材

Claims (8)

  1. パフを収容するの凹部と化粧料を充填した中皿を収容する筒状部とを設けた中枠体を外殻体内に嵌合して固定すると共に、前記中皿の内周面に網皿受け部材を慴動可能に嵌合して、該網皿受け部材にメッシュ体を張設した網皿を押圧降下が可能で着脱自在に係合して構成した容器本体に、前記中枠のパフ収容凹部と対向した面には鏡を備えた平坦な天蓋部を設け、中皿収容筒状部と対向した面には網皿面を押圧する押圧部材を慴動可能に設けてなる中蓋を外蓋内面に嵌合固定して構成した蓋体を、ヒンジを介して開閉可能に連結してなる化粧用容器にして、前記中皿と網皿受け部材との間の慴動を制止する手段を設けたことを特徴とする粉末化粧用コンパクト容器。
  2. 前記パフ収容凹部と中皿収容筒状部とを設けた中枠体と外殻体とを一体成形としたことを特徴とする請求項1に記載する粉末化粧用コンパクト容器。
  3. 前記網皿受け部材を制止する手段として、中皿の縁近傍の内周壁面に突状部を設けて、網皿受け部材を該突状面上に嵌合したことを特徴とする請求項1又は2に記載する粉末化粧用コンパクト容器。
  4. 前記突状部は、中皿の内面に複数の突起を適当な間隔で突出させて設けたことを特徴とする請求項3に記載する粉末化粧料容器。
  5. 前記網皿受け部材を制止する手段として、網皿受け部材の上面外隅角部に舌片を外開きに設けて、該網皿受け部材を中皿の内周面に嵌合したことを特徴とする請求項1に記載する粉末化粧用コンパクト容器。
  6. 前記容器本体は、パフを収容する凹部と中皿を嵌合する筒状部とが一体成形された中枠体の外周縁部に設けた平坦縁部と垂直係合片を深皿形状をした外殻体の周縁部に係合すると共に、筒状部の下端係合縁部を外殻体の底面に設けた支持片に係合せしめて固定してなることを特徴とする請求項1乃至5に記載する粉末化粧料容器。
  7. 前記蓋体に設けられた押圧部材は、中蓋の中皿収容部と対向した面に設けられた筒状部の内周面に複数の係合溝が形成され、該係合溝に押圧部材の外周面に形成された複数の係合凸部を係合すると共に、外蓋内面と押圧部材底面との間に弾性反発体を付勢可能に設けられて押圧部材が慴動可能に保持されてなることを特徴とする請求項1乃至6に記載する粉末化粧料容器。
  8. 前記蓋体に設けられた押圧部材を保持する筒状部の外周部に環状の凹溝が形成され、該凹溝内に設けられた弾性シール部材により、バージンフィルム及び中皿のフランジ面を密閉するように蓋体を構成したことを特徴とする請求項1乃至7に記載する粉末化粧料容器。
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