JP3701637B2 - 撚線緊張保持用治具 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボックスカルバート等のコンクリート構造物等を適度の圧縮力をもってPC撚線等により連結する際に、PC撚線等に適度の緊張力を保持するためにグリッパにてPC撚線等を固定するときに使用する撚線緊張保持用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ボックスカルバート等のコンクリート構造物等を適度の圧縮力をもってPC撚線等により連結する工事が広く採用されているが、コンクリート構造物等を連結するには、図11,12に示すように、先ず連結しようとする2以上のコンクリート構造物等1,2,3を設置し、コンクリート構造物等1,2,3に穿設された貫通孔(シース穴)4にPC撚線等5を挿通し、固定側コンクリート構造物1の中央部に設けたジョイントカップ(空間部)6においてPC撚線等5の一端に座金、コーン、グリッパを挿通し、コーンにグリッパをハンマーとタガネで叩き込んでコーンとグリッパ(両者で緊締具を構成している)とを固定するとともに、PC撚線等5をグリッパで押圧、固定する。
【0003】
次に、引張側コンクリート構造物等3の外部A部に油圧ジャッキを配設し、油圧ジャッキにPC撚線等5を固定し、PC撚線等5に規定の緊張力を加える。緊張力が継続している間に、引張側コンクリート構造物3のジョイントカップ(空間部)C部に予め挿通してあった座金、コーン、グリッパのうちのグリッパをハンマーとタガネを使用してたたき込み固定することにより、PC撚線等5に緊張力を保持した状態でコンクリート構造物等1,2,3を連結していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コンクリート構造物のジョイントカップ(空間部)6の狭い開口部において、1箇所で複数のグリッパを打ち込むことが必要となるが、狭いため、タガネの面とグリッパの頭部の面とを同一面とすることができず、グリッパの頭部の面に対してタガネを斜め方向からでは、うまく打ち込むことができないため、熟練と時間を要する手間のかかる作業であった。
【0005】
また、座金には、通常、グラウトもれ止め用のパッキンが貼られているので、コーンにグリッパを打ち込むとき、グリッパをハンマーでたたくと、パッキンがクッションの役目をしてしまい、コーンにグリッパを効率良く打ち込むことができなかった。
【0006】
本発明は、PC撚線の緊締具の結合に際してグリッパをコーンに効率良く均等に押圧、嵌入することができる撚線緊張保持用治具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる目的を達成するものであって、請求項1記載の発明は、第1縦部材と第2縦部材と第3縦部材と第1横部材と第2横部材とからなっていて、第1横部材は、その一端部では第1縦部材の下端部と軸支されており、他端部は他端部近傍で第3縦部材に穿設された貫通孔に挿通されており、他端部にはナットが設けられていて、このナットで第1縦部材と第3縦部材の下端部との間隔を調整可能に固定することにより、第1縦部材と第3縦部材との上端部の間隔を拡大して第1縦部材の上端部をコーンの外周面に密接可能となし、第2横部材は、その一端近傍では第2縦部材と軸支されており、他端部は他端部近傍で第3縦部材に穿設された貫通孔に挿通されており、他端部にはナットが設けられていて、このナットで第2縦部材と第3縦部材との上端部の間隔を拡大して第1縦部材の上端部に密着させたコーンの凹部に第2縦部材の上端部に密接させたグリッパを押し込むようになしたことを特徴とする撚線緊張保持用治具である。
【0008】
請求項2記載の発明は、第1縦部材と第2縦部材と第3縦部材の上端部は、下方から配装しやすいように略U字状をなしていることを特徴とする請求項1記載の撚線緊張保持用治具である。
【0009】
請求項3記載の発明は、第2横部材の一端部はハンマー等で叩き易く突出していることを特徴とする請求項1記載の撚線緊張保持用治具である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施例に従って詳細に説明する。
【0011】
図1〜図4において、10は本発明の撚線緊張保持用治具であり、該撚線緊張保持用治具10は、第1縦部材11と第2縦部材12と第3縦部材13と第1横部材21と第2横部材22とから主としてなるものである。
【0012】
第1縦部材11の上端部は、コーン32の外周に下方から嵌合し得る形状、例えばU字状をなしており、下端部は、第1横部材21の左端と軸支されている。さらに第1縦部材11は略中央部において第3縦部材13方向に突出する突出横部材121を備えていて、その一端が第3縦部材13の略中央部に軸支されている。
【0013】
第2縦部材12の上端部は、PC撚線5を下方から包囲し、かつグリッパ31に当接し得る形状であって、U字状をなしており、略中央部は第1縦部材11と軸支されており、下端部は第2横部材22の左端近傍に軸支されている。
【0014】
第3縦部材13の上端部は、PC撚線5を下方から包囲し、かつジョイントカップ6に当接し得る形状であって、U字状をなしており、略中央部は第1縦部材11の突出横部材121と軸支されており、下端部には第1横部材21と第2横部材22とを嵌挿し得る貫通孔が穿設され、第1横部材21と第2横部材22とが嵌挿されている。
【0015】
第1横部材21は、前述のように左端部で第1縦部材11と軸支されており、右端部近傍では第3縦部材13の貫通孔に挿通されており、他端部にはナットが設けられていて、このナット211で第1縦部材11と第3縦部材13との下端部の間隔を調整可能となされている。
【0016】
第2横部材22は、左端近傍で第2縦部材12と軸支されており、右端部近傍では第3縦部材13の貫通孔に挿通されており、他端部にはナットが設けられていて、このナット221で第2縦部材12と第3縦部材13との下端部の間隔を調整可能となされている。なお、第2横部材22の左端はハンマー等で叩き易いように突出部222が形成されている。
【0017】
本発明の撚線緊張保持用治具10は、上述の構造をしているので、図5に示すPC撚線5が挿通されたジョイントカップ6内に図6に示すように下方から挿入して第1縦部材11の上端部がコーン32の外周に嵌合し、第2縦部材12と第3縦部材13の上端部がPC撚線5の外周を包囲するように配置して、下記の操作手段によりコーン32の凹部にグリッパ31を押し込むことができる。
【0018】
以下、操作手段を説明する。
図7に示すように、第1横部材21のナット211を締めつけることにより、第1縦部材11と第3縦部材13の下端部の間隔は狭まり、中央部の間隔が固定されているため、上端部の間隔は広がり、第1縦部材11の上端部はコーン32に密着され、座金33、パッキン34とともにジョイントカップ6に押圧される一方、第3縦部材13の上端部はジョイントカップ6に押圧される。
【0019】
この状態で図11のAの位置に配設した油圧ジャッキにてPC撚線5を緊張させ、第2横部材22のナット221を締めつけることにより、第2縦部材12と第3縦部材13の下端部の間隔は狭まり、上端部の間隔が広がり、第2縦部材12の上端部はグリッパ31を押圧して、コーン32内に押入することができる。なお、コーン32は、グリッパ31との接触箇所において例えば円錐形状をなしており、グリッパ31も略同形をなしていて、コーン32に押入することにより、縮小することにより内部に挿通したPC撚線5を固定することができるものである。
【0020】
図8に示すように、第2横部材22の左端222をハンマー等で叩くと、グリッパ31の押入量を増大させることが可能である。この際、第2横部材22のナット221にゆるみが生じる場合には図9に示すように、ナット221を締めつけて叩く操作を繰り返すことにより、グリッパ31の押入量を最大限にすることができる。図10に示すように、グリッパ31の押入が終了すると、ナット211、221をゆるめ、本発明の撚線緊張保持用治具10を取り外す。
【0021】
【発明の効果】
本発明の撚線緊張保持用治具を用いることにより、PC撚線の緊締具の結合に際してグリッパをコーンに押圧力を偏ることなく中心軸に沿ってかけることが可能であり、効率良く均等に押圧、嵌入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の撚線緊張保持用治具の一例の使用状態を示す正面図であって、図11のC部の拡大図に相当する。
【図2】 図1の撚線緊張保持用治具の左側面図である。
【図3】 図1の撚線緊張保持用治具の右側面図である。
【図4】 図1の撚線緊張保持用治具の平面図である。
【図5】 図1の撚線緊張保持用治具の使用前の状態を示す説明図である。
【図6】 図1の撚線緊張保持用治具の使用状態を示す説明図である。
【図7】 図1の撚線緊張保持用治具の使用状態を示す説明図である。
【図8】 図1の撚線緊張保持用治具の使用状態を示す説明図である。
【図9】 図1の撚線緊張保持用治具の使用状態を示す説明図である。
【図10】 図1の撚線緊張保持用治具の使用状態を示す説明図である。
【図11】 本発明及び従来の施工法の説明図である。
【図12】 図11の説明図を側面から見た説明図である。
【符号の説明】
1,2,3:コンクリート構造物等
4:貫通孔(シース穴)
5:PC撚線等
6:ジョイントカップ(空間部)
10:撚線緊張保持用治具
11:第1縦部材
12:第2縦部材
121:突出横部材
13:第3縦部材
21:第1横部材
211:ナット
22:第2横部材
221:ナット
222:突出部
31:グリッパ
32:コーン
33:座金
34:パッキン

Claims (3)

  1. 第1縦部材と第2縦部材と第3縦部材と第1横部材と第2横部材とからなっていて、第1横部材は、その一端部では第1縦部材の下端部と軸支されており、他端部は他端部近傍で第3縦部材に穿設された貫通孔に挿通されており、他端部にはナットが設けられていて、このナットで第1縦部材と第3縦部材の下端部との間隔を調整可能に固定することにより、第1縦部材と第3縦部材との上端部の間隔を拡大して第1縦部材の上端部をコーンの外周面に密接可能となし、第2横部材は、その一端近傍では第2縦部材と軸支されており、他端部は他端部近傍で第3縦部材に穿設された貫通孔に挿通されており、他端部にはナットが設けられていて、このナットで第2縦部材と第3縦部材との下端部の間隔を縮小することにより、第2縦部材と第3縦部材との上端部の間隔を拡大して第1縦部材の上端部に密着させたコーンの凹部に第2縦部材の上端部に密接させたグリッパを押し込むようになしたことを特徴とする撚線緊張保持用治具。
  2. 第1縦部材と第2縦部材と第3縦部材の上端部は、下方から配装しやすいように略U字状をなしていることを特徴とする請求項1記載の撚線緊張保持用治具。
  3. 第2横部材の一端部はハンマー等で叩き易く突出していることを特徴とする請求項1記載の撚線緊張保持用治具。
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