JPS6120110Y2 - - Google Patents

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JPS6120110Y2
JPS6120110Y2 JP8593082U JP8593082U JPS6120110Y2 JP S6120110 Y2 JPS6120110 Y2 JP S6120110Y2 JP 8593082 U JP8593082 U JP 8593082U JP 8593082 U JP8593082 U JP 8593082U JP S6120110 Y2 JPS6120110 Y2 JP S6120110Y2
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JP
Japan
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rod
pair
wire
anchor
gripping
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JP8593082U
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JPS58189238U (ja
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、落葉果実用棚、茶園、防霜用ネツト
等においてワイヤーを張設するため地中に埋込ん
で用いられるワイヤー張設用アンカーに関するも
のである。
上記落葉果実用棚等においては一般に、地上に
配設した支柱にワイヤーを張りめぐらすと共に、
地中に打込んだアンカーにワイヤー端部を固着す
ることにより、ワイヤーの緊張状態を保持するよ
うにしている。この場合、ワイヤーに加わる果実
の自重や風圧等によつてアンカー引抜き方向に大
きな力が作用しても、これに耐えてワイヤー締張
状態を保持し、かつ、長期にわたつてワイヤー締
張状態を維持し得るように、上記アンカーを強固
に地中に打込み、固定する必要がある。このた
め、上記アンカーは地中に深く打込まれ、かつ、
打込みに伴つて下拡がりに地中に埋入し得得るよ
うな構造とすることが要求される。
従来、この種のワイヤー張設用アンカーとして
は、幅方向両側上部に下拡がりに傾斜もしくは湾
曲した案内面を有する鋼板製の基枠と、逆U字状
に形成して下端を上記基枠に溶接した適当な長さ
の鋼棒と、幅方向中央部で一対の半筒状板材を溶
接して上記鋼棒に外嵌し得る縦長扁平筒状に形成
し、かつ、幅方向両端部に多数の切込みを設けて
この部分を脆弱にした外嵌部材とからなるものが
知られている。このアンカーは、埋設に際し、ま
ず上記基枠及び鋼棒を地中に打込み、ついで上記
外嵌部材を、上方から鋼棒に被せた状態で鋼棒に
沿つて地中に打込むことにより、該外嵌部材の下
端が上記基枠の上端に達した後、打込み力に応じ
て該部材の下端部における溶接箇所が分離すると
共に幅方向両側部が基枠の案内面に沿つて変形
し、下拡がりに拡開しつつ地中に喰込むように
し、こうして基枠及び鋼棒と外嵌部材とを一体化
させて抜止め状態に地中に埋め込み、上記鋼棒の
上端にワイヤーを固着するようにしたものであ
る。ところが、この構造では、基枠及び鋼棒の打
込み後に外嵌部材を地中に打込む際、途中に石な
どが存在すると、ここで外嵌部材が変形してしま
つて正規の埋め込み状態が得られなくなる虞れが
あり、また、外嵌部材はその脆弱部分の変形によ
つて地中で下拡がりに拡開するので、引抜き力に
よつても変形し易く、抜止め、固定作用も不充分
であつた。
本考案はこれらの事情に鑑み、地中に埋め込
み、かつ、ワイヤーの一端を固着することによつ
て確固とワイヤー張設状態を維持し得、とくに、
引抜き方向の力に対する強度及び耐久性を格段に
高め、しかも、簡単に地中に打込むことのできる
ワイヤー張設用アンカーを提供せんとするもので
ある。
以下、本考案を図示せる実施例に基づいて説明
する。
第1図及び第2図はワイヤー張設状態の概略を
示すもので、例えば落葉果実棚を形成する場合、
第1図のように、地上に適当な間隔で所要数の支
柱A…を立設し、これらの支柱A…にわたつてワ
イヤーB…を張設する。この場合に、所定の数箇
所において予め地中に本考案のアンカーC…を埋
め込み、ワイヤーB…の各端部を支柱A…の上端
から地面に引きおろした状態でその末端をアンカ
ーC…に固着することにより、ワイヤーB…を緊
張させ、果実の荷重や風圧等に対抗して長期的に
ワイヤー張設状態を維持する。
このような用途に用いられるワイヤー張設用ア
ンカーCは、第3図乃至第7図に詳しく示すよう
に、アンカー本体1と、地中に打ち込んだ後アン
カー本体1に固着される2本の棒状部材とからな
る。図例では棒状部材として鋼パイプ2,2′を
用いているが、鋼棒を用いてもよい。
上記アンカー本体1は、2個の鋼棒部材把持体
3,3′と、把持体連結片4と、ワイヤー止着片
5と、3組のボルト6a,7a,8a、ナツト6
b,7b,8bとで構成されており、上記両把持
体3,3′、連結片4、ワイヤー止着片5はそれ
ぞれ鋼板にて形成されている。
上記各把持体3,3′はそれぞれ、内径が前記
鋼パイプ2,2′の外径より若干大きめの略半円
筒形に形成された把持体主部31,31′の長さ
方向両端部に、該主部31,31′の直径方向両
側部分から接線方向に突出した相対向する一対ず
つの突片32〜35,32′〜35′を連成してい
る。この各突片32〜35,32′〜35′にはそ
れぞれボルト挿通孔36…,36′…を設けると
共に、各突片32〜35,32′〜35′の巾方向
両側部から先端部にわたつて棒状部材把持用の内
向き屈曲縁部37…,37′…を連成している。
これら屈曲縁部37…,37′…の上端辺はほぼ
上記主部31,31′の内面と同一円周上に臨
み、該屈曲縁部37…,37′…の上端辺と上記
主部31,31′の内面とで囲まれた内部に棒状
部材挿通空間38,38′を形成している。ま
た、前記連結片4は適当な長さの細長板状に形成
し、その両端部にボルト挿通孔41,41′を設
けている。前記ワイヤー止着片5は、上端部にワ
イヤー止着孔51、下端部にボルト挿通孔52を
有し、図例では製作上の便宜のため連結片4と同
形状に形成してある。
上記両把持体3,3′は、その各一端部がボル
ト6a及びナツト6bにより互いに連結されると
共に、他端部が前記連結片4とボルト7a,8
a、ナツト7b,8bとを介して一定間隔に連結
されることにより、互いに所定間隔をもつて傾斜
した略逆V字形に結合されており、この両把持体
各一端側連結部に前記ワイヤー止着片5が起伏自
在に取付けられている。すなわち、両把持体3,
3′の一端側各一対の突片32,33及び32′,
33′を前後に対応させ、かつ、その間にワイヤ
ー止着片5の下端部を介在させた状態で、これら
の相対応するボルト挿通孔36,52,36′に
わたつてボルト6aを挿通し、その先端にナツト
6bを螺着している。一方、両把持体3,3′の
各他端部の一対の突片34,35及び34′,3
5′をそれぞれ前記連結片4の各端部と前後に対
応させた状態で、これらのボルト挿通孔にボルト
7a,8aを挿通し、該各ボルト7a,8aの先
端にナツト7b,8bを螺着している。こうし
て、両把持体3,3′と連結片4とを相互に連結
すると共に、各ボルト6a,7a,8a、ナツト
6b,7b,8bにより、前記各突片32〜3
5、32′〜35′の相対向するもの同志を互いに
近接する方向に締付け得るように構成している。
このように構成されたアンカーCは、次のよう
にして地中に埋め込まれる。
まず、第5図に示すように、アンカーCを埋設
すべき箇所の地面Dに、アンカー本体1を埋め込
むに足る適当な深さの凹部Eを掘削し、この凹部
Eに前記アンカー本体1を設置する。この場合
に、前記両把持体3,3′が互いに下拡がりに傾
斜し、前記連結片4が略水平となるように設置す
る。前記ボルト6a〜8a、ナツト6b〜8bは
予め緩めておく。ついで、前記2本の鋼パイプ
2,2′を、上記各把持体3,3′に対応する角度
に傾斜させて各把持体3,3′の棒状部材挿入空
間38,38′にそれぞれ挿入し、この状態で、
ハンマー等により、把持体3,3′に対してスラ
イドさせつつ地中に斜めに打ち込む。この際、両
パイプ2,2′を交叉させた状態で、各パイプ
2,2′を一定量ずつ交互に地中へ打ち込んでい
けばバランス良く作業を行い得る。また、前記ワ
イヤー止着片4は、パイプ打込作業中は略水平に
到伏させ、打込作業後に起立姿勢に回動させるよ
うにする。かくすることにより、ワイヤー止着片
4がパイプ打込み作業の邪魔になることがない。
このようにして各パイプ2,2′の大部分の地
中に打ち込んだ後、第6図及び第7図に示すよう
に、前記各ボルト6a〜8a、ナツト6b〜8b
を締めつけることにより、各パイプ2,2′の上
端部とアンカー本体1とを固着する。すなわち、
各ボルト6a〜8a、ナツト6b,8bを締めつ
けると、前記各突片32〜35,32′〜35′の
相対向するもの同志が押し窄められ、各把持体
3,3′が第7図に仮想線で示す非締着状態から
実線で示す状態に弾性変形してパイプ2,2′を
把持する。このとき、把持体3の長さ方向の異な
る4箇所においてそれぞれ、一対の突片32,3
3(または34,35)に連成した内向き屈曲縁
部37,37の上端と把持体主部31の内周面中
央部の3点がパイプ2の外周面に強く圧接するこ
とにより、パイプ2が把持体3に強力に把持さ
れ、同様にパイプ2′も把持体3′に強力に把持さ
れる。また、前記ワイヤー止着片5の上端部の止
着孔51には、前記ワイヤーBの先端部が止着さ
れる。然る後、アンカー本体1を設置した凹部E
を埋め、アンカー本体1も地中に没入させる。
かくして、当該アンカーCが地中に埋設され、
この状態で、前記両パイプ2,2′が互いに下拡
がりに傾斜して地中に深く喰い込み、かつ、該両
パイプ2,2′とアンカー本体1とが強力に固
着、連結されることにより、アンカー引抜き方向
の外力に対して大きな抵抗力を持ち、第1図及び
第2図に示す如きワイヤー張設状態を維持し得る
こととなる。
なお、本考案のワイヤー張設用アンカーは、図
例の落葉果実用棚に限らず、茶園、防霜用ネツ
ト、防風用ネツト等、ワイヤーを地上に充分な耐
荷重性をもつて張設する必要のある各種用途に用
い得るものである。
以上説明したように、本考案のアンカーによれ
ば、2本の棒状部材をアンカー本体の略逆V字形
に結合された両棒状部材把持体にそれぞれ挿通さ
せて地中に打ち込んだ後、アンカー本体に具備し
た3組のボルト、ナツトを締めつけることによ
り、簡単に地中に固定し得、この状態でアンカー
本体に装備したワイヤー止着片にワイヤーを止着
することによつて確固とワイヤーを張設すること
ができる。とくに、このように固定した状態で、
上記両棒状部材が互いに下拡がりに傾斜して地中
に深く喰込むと共に、上記両把持体の長さ方向両
端部においてそれぞれ相対向する突片の各両側部
に連成した内向き屈曲縁部の上端部と把持体主部
内面とにより各棒状部材が強く把持されて、両棒
状部材とアンカー本体とが強力に固着、連結され
るため、アンカー引抜き方向の外力に対して大き
な抵抗力が得られ、長期的にワイヤー張設状態を
維持し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図はワ
イヤー張設状態の斜視図、第2図は同断面図、第
3図はアンカー本体の斜視図、第4図は同平面
図、第5図及び第6図は埋込み作業の各段階での
状態をそれぞれ示す断面図、第7図は第6図の
−線に沿つた断面図である。 1……アンカー本体、2,2′……棒状部材、
3,3′……棒状部材把持体、31,31′……把
持体主部、32〜35,32′〜35′……突縁、
36……ボルト挿通孔、37……屈曲縁部、4…
…連結片、5……ワイヤー止着片、6a,7a,
8a……ボルト、6b,7b,8b……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンカー本体と、金属パイプまたは金属棒にて
    形成した2本の棒状部材とからなるもので、上記
    アンカー本体は、内径が上記棒状部材の外径より
    も若干大きめの略半円筒形の把持体主部の長さ方
    向両端部にそれぞれ該主部の直径方向両側から接
    線方向に突出した相対向する一対ずつの突片を連
    成し、これら突片の各両側部に把持体主部の内面
    に対応する棒状部材把持用の内向き屈曲縁部を連
    成し、かつ、上記各突片にボルト挿通孔を設けた
    2個の棒状部材把持体を備え、該両把持体の一端
    側各一対の突片を、これら突片の各ボルト挿通孔
    にわたつて挿通したボルト及びこれに螺着したナ
    ツトにて互いに連結し、該連結部に、上端部にワ
    イヤー止着孔を有するワイヤー止着片を起伏自在
    に取付けると共に、該両把持体の他端側各一対の
    突片を、それぞれのボルト挿通孔に挿通した各ボ
    ルト及びこれらに螺着した各ナツトと該各ボルト
    に両端を止着した連結片とを介して一定間隔に連
    結することにより、上記把持体を略逆V字形に結
    合してなり、上記各ボルト、ナツトにて両把持体
    の両端部各一対の突片をそれぞれ互いに近接する
    方向に締めつけ得るように構成したことを特徴と
    するワイヤー張設用アンカー。
JP8593082U 1982-06-08 1982-06-08 ワイヤ−張設用アンカ− Granted JPS58189238U (ja)

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JPS58189238U JPS58189238U (ja) 1983-12-15
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