JP3701274B2 - 釣糸用スプール - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプールに巻回された釣糸の使用をし易くする釣糸用スプールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、釣糸の販売形態として、所定長さの釣糸を、円筒形の巻芯の両端にフランジを備えた釣糸用スプールに巻回して市販することが行われている。
【0003】
こうしてスプールに巻回された釣糸が勝手にスプールから解れたりしないようにするために、スプールに巻回された釣糸上に、弾力的に釣糸面に当てられる薄板バンド状のプラスチック製の糸止め具を装着することが行われている。
【0004】
この糸止め具には、釣糸を交換したりする時に、スプールから繰り出される釣糸を必要長さにカットするためのカッターや、カット後の釣糸端部を保持させる糸止め手段を備えたものが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
この特許文献1に記載のものは、糸止め具の一側縁からの釣糸導入部と、これに連なる釣糸繰り出し孔とを設けるとともに、釣糸繰り出し孔から繰り出された釣糸を切断し、かつ残余の釣糸端部を保持するために、糸止め具の外周面にカッター部を設けたものである。
【0006】
このカッター部の具体的構成としては、糸止め具と一体成形されたカッター台に対し、カッター刃を備えたベースプレートを横方向から挿入・嵌着したもので、ベースプレートは、1枚の板状金属製材料を屈曲形成してなり、上面の略U字形の切り込み部分を斜め上方に持ち上げて舌状のカッター刃を形成している。
【0007】
このカッター刃は、上カッター台に対して、糸止め具の長さ方向に対して斜め方向に形成されているので、スプールに巻回された釣糸を使用する時は、釣糸繰り出し孔より必要長さ繰り出した釣糸をカッター刃とベースプレート間に挟み込んでから、釣糸繰り出し孔へ戻る方向に強く引くと、カッター刃の根元で釣糸が切断される一方、カッター刃の根元には残余の釣糸端部が保持されるものである。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−157134公報(請求項1、図6)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記する従来例の糸止め具では、釣糸は、ベースプレートの上面に、略U字形に切り起こし状に設けた舌状のカッター刃の根元まで引き込んで切断され、切断後の釣糸端部はそのままにカッター刃の根元に挟み込まれて保持されるので、次回に、スプールに巻回された釣糸を引き出すには、カッター刃の根元に保持されている釣糸端部を外してからでないと、釣糸端部を摘んでスプールから引き出すことはできないものである。
【0010】
また、一般的な市販品におけるスプールに巻回される釣糸は、所定長の釣糸を巻回した状態で、フランジ周縁部のところまで一杯には巻回されてはおらず、フランジの内面中間部付近までしか釣糸は巻回されず、フランジの上半部分を残すような巻き方になっているため、スプール内の釣糸上に装着される糸止め具は、両方のフランジ間の隙間に落ち込んで釣糸面に接している。
【0011】
そこで、スプールに巻回された釣糸を、道具を使用しないで指先だけでスプールから引き出すとなれば、両方のフランジ間の隙間に指先を挿入し、釣糸上に装着された糸止め具のカッター刃の根元に保持されている釣糸端部を外し、この釣糸端部を摘んで引き出さなければならない。しかし、汎用のスプールでは、両方のフランジ間の隙間に指先を深く挿入することはできないので、指先だけでカッター刃の根元から釣糸端部を外したり、その端部を摘んで釣糸を引き出したりする操作ができるのは、両方のフランジ間の間隔の大きな大型のスプールに限られてくる。
【0012】
また、このような大型のスプールにしても、スプール内の釣糸量が少なって両方のフランジ間の隙間内に糸止め具が深く落ち込んでしまうと、両方のフランジ間の隙間内に指先を挿入して釣糸を簡単に取り扱うことはできなくなる。
【0013】
さらに、ベースプレート上面に略U字形に切り起こしてたような舌状のカッター刃からすると、その根元に挟み込み状に保持されている釣糸端部を指先で外したりする時に、刃先に指先が触れて怪我をするおそれも多分にある。
【0014】
そこで、本発明に係る釣糸用スプールは、スプールの大きさやスプールに巻回される釣糸量に関係なく、常に同じ条件で、スプール内からの釣糸の引き出しと、その切断、また、切断後の釣糸端部の保持が簡単にでき、しかも、カッターの刃先には指先が触れるようなことがなく安全で、取り扱い易い釣糸用スプールを提供することを目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る釣糸用スプールは、巻芯両端にフランジを備え、巻芯は同心状に中心筒軸を有し、巻芯と中心筒軸間に巻芯下側空間を形成した釣糸用スプールにおいて、前記フランジから巻芯に掛けて切欠部を設け、該切欠部に板状の埋合せ部材を装着し、該埋合せ部材から巻芯下側空間向けに延びる延長板部に切込み凹部を形成し、該切込み凹部内に、刃先を中心筒軸向けに露出させて巻芯下側空間に釣糸を切断するカッターを取着し、前記埋合せ部材が弾性プラスチックで成型され、前記フランジに対応する主板部に対し、フランジの外周縁付近に設けた折り目を介して折返し片を連設し、該折返し片を主板部に折り重ねた状態で折り目部から主板部には糸掛け部を、折返し片には、糸掛け部に連続して吊り孔を形成したことを特徴とする
【0016】
このように構成した本発明の釣糸用スプールによれば、スプールに巻回された釣糸をスプール内から必要とする長さを引き出し、そのままスプールの外で釣糸の切断部分を巻芯下側空間内に引き入れてカッターの刃先に掛けて切断することができる。こうして、スプールのサイズやスプールに巻回された釣糸量に関係なく、常に同じ条件で、スプール内からの釣糸の引き出しと切断が簡単にできて便利なものである。しかも、釣糸を切断する時に、釣糸は、カッターの刃先から離れたところを持って取り扱われ、刃先には指先が触れるようなこともないので、安全性も高い。
【0017】
そして、切込み凹部内にあってカッター両側には、刃先前方に突出する棒状部が近接して形成されるので、釣糸を切断する時は、スプールの外で釣糸の切断部分を巻芯下側空間内に引き入れて一方の棒状部に内側から引っ掛けて軽く釣糸を引っ張るだけで釣糸の切断は簡単にできる。
【0018】
また、実用的なカッターの刃長は、せいぜい5 mm 程度のもので充分とされるので、カッター両側で刃先前方に突出する2つの棒状部の間隔が狭く、しかも、棒状部は厚みがあってカッター取着位置を内側に下げるので、両方の棒状部の存在が切込み凹部内にあるカッターの刃先に指先を触れないようにした指先保護手段として機能し、安全性は高いものである。
【0019】
そして、折返し片を主板部に対して展開した状態では、折返し片はスプールの外に突出するので、釣糸用スプールを店頭販売するに当たって、折返し片の吊り孔を使用し、各釣糸用スプールを吊り下げ状に陳列することができて便利なものである。また、釣糸用スプールが使用者に渡ってからは、使用者が折返し片を不要とする時は、折返し片を折り目から折除するか又は折返し片を主板部に折り重ねた状態に保持しておけば折返し片は邪魔にはならないものである。
【0020】
また、上記目的を達成するために、本発明に係る釣糸用スプールは、巻芯両端にフランジを備え、巻芯は同心状に中心筒軸を有し、巻芯と中心筒軸間に巻芯下側空間を形成した釣糸用スプールにおいて、巻芯下側空間に釣糸を切断するカッターを取着し、切欠部に対応して巻芯下面に、巻芯を横切る方向に垂壁を設け、該垂壁端部に刃先を中心筒軸向けに露出させてカッターを取着し、切欠部に装着した埋合せ部材の延長板部をカッターの外端縁上に覆着し、前記埋合せ部材が弾性プラスチックで成型され、前記フランジに対応する主板部に対し、フランジの外周縁付近に設けた折り目を介して折返し片を連設し、該折返し片を主板部に折り重ねた状態で折り目部から主板部には糸掛け部を、折返し片には、糸掛け部に連続して吊り孔を形成したことを特徴とする
このように構成した本発明の釣糸用スプールによれば、スプールに巻回された釣糸をスプール内から必要とする長さを引き出し、そのままスプールの外で釣糸の切断部分を巻芯下側空間内に引き入れてカッターの刃先に掛けて切断することができる。こうして、スプールのサイズやスプールに巻回された釣糸量に関係なく、常に同じ条件で、スプール内からの釣糸の引き出しと切断が簡単にできて便利なものである。しかも、釣糸を切断する時に、釣糸は、カッターの刃先から離れたところを持って取り扱われ、刃先には指先が触れるようなこともないので、安全性も高い。
【0021】
そして、垂壁端部に取着したカッターは、埋合せ部材の延長板部に対してT字状配置となり、カッターの刃先の一端が延長板部裏面に接し、延長板部はこの刃先端部より前方(中心筒軸向け)に突出するので、釣糸を切断する時は、スプールの外で釣糸の切断部分を巻芯下側空間内に引き入れて延長板部に内側から引っ掛けて軽く釣糸を引っ張るだけで釣糸の切断は簡単にできる。
【0022】
また、垂壁端部に取着したカッターは、埋合せ部材の延長板部の裏側中央部に位置するので、埋合せ部材の延長板部の存在が、刃先に指先を触れさせないようにした指先保護手段として機能し、安全性は高いものである。
【0023】
そして、折返し片を主板部に対して展開した状態では、折返し片はスプールの外に突出するので、釣糸用スプールを店頭販売するに当たって、折返し片の吊り孔を使用し、各釣糸用スプールを吊り下げ状に陳列することができて便利なものである。また、釣糸用スプールが使用者に渡ってからは、使用者が折返し片を不要とする時は、折返し片を折り目から折除するか又は折返し片を主板部に折り重ねた状態に保持しておけば折返し片は邪魔にはならないものである。
【0024】
前記構成において、切欠部に対応して巻芯下面に、巻芯を横切る方向に垂壁を設け、該垂壁端部に刃先を中心筒軸向けに露出させてカッターを取着し、切欠部に装着した埋合せ部材の延長板部をカッターの外端縁上に覆着した構成にすると、垂壁端部に取着したカッターは、埋合せ部材の延長板部に対してT字状配置となり、カッターの刃先の一端が延長板部裏面に接し、延長板部はこの刃先端部より前方(中心筒軸向け)に突出するので、釣糸を切断する時は、スプールの外で釣糸の切断部分を巻芯下側空間内に引き入れて延長板部に内側から引っ掛けて軽く釣糸を引っ張るだけで釣糸の切断は簡単にできる。
【0025】
また、垂壁端部に取着したカッターは、埋合せ部材の延長板部の裏側中央部に位置するので、埋合せ部材の延長板部の存在が、刃先に指先を触れさせないようにした指先保護手段として機能し、安全性は高いものである。
【0026】
前記構成において、フランジに対応する埋合せ部材の主板部に、切り込み状に糸掛け部を設けた構成にすると、釣糸を切断する際に、スプールから外に出てくる部分を糸掛け部に引き入れておくと、切断時に釣糸を引っ張って切断する操作がし易くなる。
【0027】
また、釣糸切断後には、釣糸端部がそのまま糸掛け部に挟持状に保持されるので、スプール内に残る釣糸が解れたりすることがなく、次回に釣糸を使用する時に釣糸を取り扱い易くする。
【0028】
前記構成において、埋合せ部材の基部裏側に、結合突片を設け、該結合突片が嵌着される結合凹部を、巻芯下側に設けた構成にすると、カッターの取着後に、スプール本体に対する埋合せ部材の装着作業がし易くなり、作業性を向上できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
【0030】
図1は本発明の実施の形態を示す釣糸用スプールから埋合わ部材を外した状態を示す斜視図、図2は釣糸の切断要領を説明するための要部の正面図である。
【0031】
図において、1はスプール本体、2は釣糸を示す。
【0032】
スプール本体1は、P.S樹脂等のプラスチック資材で成型され、巻芯3の両端にフランジ4を備え、巻芯3は同心状に中心筒軸5を有し、巻芯3と中心筒軸5を補強板又は端板等の結合板6で結合して巻芯3下側空間7を形成したもので、大きさは、使用上の便利さを考慮して適切な大きさに設定される。なお、スプール本体1の基本的形態は、汎用のこの種のスプールと同じである。
【0033】
スプール本体1のフランジ4から巻芯3に掛けて切欠部8を設け、この切欠部8に、巻芯下側空間7向けに延びる延長板部10を有する板状の埋合せ部材9を装着している。
【0034】
この埋合せ部材9は、ポリエチレン等の弾性プラスチック資材で成型され、スプール本体1との結合のために、埋合せ部材9の基部裏側に、結合突片11を設け、スプール本体1には、この結合突片11が嵌着される結合凹部12を巻芯3下側に設けている。
【0035】
また、フランジ4に対応する埋合せ部材9の主板部13には、フランジ4の外周縁付近に設けた折り目14を介して折返し片15を連設している。この折返し片15を主板部13に折り重ねた状態で折り目14部から主板部13には糸掛け部16を、折返し片15には、糸掛け部16に連続して吊り孔17を形成している。ここでの折返し片15は、主板部13に対して展開した状態では折返し片15がスプールの外に突出するので、釣糸用スプールを店頭販売するに当たって折返し片15の吊り孔17を使用し、各釣糸用スプールを吊り下げ状に陳列したりするのに使用される。また、釣糸用スプールが使用者に渡ってからは、使用者が折返し片15を不要とする時は、折り目14から折返し片15を折除するか又は折返し片15を主板部13に折り重ねた状態に保持しておかれる。
【0036】
埋合せ部材9の延長板部10の端部に、切込み凹部18を形成し、この切込み凹部18内に、刃先19aを中心筒軸5向けに露出させてカッター19を取着している。
【0037】
このカッター19の実用的な刃長は、せいぜい5mm程度のもので、カッター19は切込み凹部18内に刃先19aだけを露出させて埋設状に取着され、刃先19aは切込み凹部18内を傾斜して横切るようにしている。
【0038】
ここで、延長板部10に切込み凹部18を形成してカッター19両側には、刃先19a前方に向けにて棒状部20が近接して突出する。この2つの棒状部20は間隔が狭く、しかも、棒状部20は厚みがあって棒状部20の外面は、カッター19取着面より高くして刃先19aを棒状部20の外面より低い位置にあるので、切込み凹部18内のカッター19の取着部分では、2つの棒状部20の存在が、延長板部10の上面側からも切込み凹部18内のカッター19の刃先19aに指先を触れさせないようにする指先保護手段として機能する。
【0039】
上記構成において、釣糸を切断する時は、釣糸Aの端部を指先で持って必要とする長さをスプール内から引き出し、スプールから外に出てくる部分を、図2に示すように、切断前に糸掛け部16に引き入れてから釣糸の切断部分を巻芯下側空間7内に入れ、一方の棒状部20の内側から切込み凹部18に引っ掛けてから釣糸を引っ張ると、釣糸Aは刃先19aに掛けられて簡単に切断される。
【0040】
こうして、釣糸切断後には、釣糸端部がそのまま糸掛け部16に挟持状に保持されるので、スプール内に残る釣糸が解れたりすることがなく、次回に釣糸を使用する時に釣糸を取り扱い易くする。
【0041】
図3〜5は、他の実施の形態を示すもので、図3は釣糸用スプールの要部の正面図、図4は図3aーa線における断面図、図5は釣糸の切断要領を説明するための要部の正面図である。
【0042】
この実施の形態では、カッター19の取着のために、スプール本体1のフランジ4から巻芯3に掛けて設けた切欠部8に対応して巻芯下面に、巻芯3を横切る方向に垂壁21を設けている。この垂壁21端部は、巻芯3側からの垂壁21基部を、垂壁21の高さの半分程度を残す形で切欠によって形成され、この垂壁21基部に形成した溝孔22にカッター19を嵌挿して取着している。こうして垂壁21端部に取着されたカッター19は、垂壁21端部で巻芯3に接し、且つ、カッター19外端縁を垂壁21端部に臨ませて取着され、外部に露出する刃先19aは中心筒軸5に向けられてその外端より内端を中心筒軸5側から遠ざけるように傾斜が付けられている。また、垂壁端部を形成する垂壁21の切欠端面は、刃先19aの内端側に対応して釣糸を刃先19a側に誘導するための誘導面23を形成している。この状態で切欠部8に埋合せ部材9を装着すると、埋合せ部材9の延長板部10に対してカッター19はT字状配置となり、カッター19の刃先19aの外側縁には延長板部10裏面が接し、延長板部10はカッター19の刃先19a端部より前方(中心筒軸5向け)に突出する。こうしてカッター19の取着部分では、延長板部10によってカッター19は完全に覆われるので、延長板部10の存在がその裏側のカッター19の刃先19aに指先を触れさせないようにした指先保護手段として機能する。
【0043】
上記構成において、釣糸を切断する時は、スプールの外で釣糸の切断部分を巻芯下側空間7内に引き入れて延長板部10に内側から引っ掛けて軽く釣糸を外向きに引っ張るだけで釣糸の切断は簡単にできる。
【0044】
なお、図中24は、垂壁21の片側で埋合せ部材9の延長板部10の裏側に設けたガイド片で、このガイド片24にはカッター19の刃先19aに対応してガイド溝25が切り込み状に設けてあり、このガイド溝25からカッター19側に釣糸2を掛けて切断すると、切断がし易くなるようにしている。また、釣糸切断後には、釣糸端部は糸掛け部16に挟持状に保持される上に、釣糸末端部がガイド溝25に曲げられて保持させるので、次回に釣糸2を使用する時に摘み易くなって取り扱い易くする。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、本発明の釣糸用スプールによれば、巻芯と中心筒軸間に形成される巻芯下側空間を巧みに利用し、この空間内に釣糸を切断するカッターを取着し、スプール内から引き出した釣糸をスプールの外で切断するようにしたので、スプールの大きさやスプールに巻回された釣糸量に関係なく、常に同じ条件で、スプール内からの釣糸の引き出しと切断が簡単にできる。また、カッターの刃先には、指先を触れさせないように保護手段を講じているので、安全性も高く取り扱い易いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す釣糸用スプールから埋合わ部材を外した状態を示す斜視図である。
【図2】 釣糸の切断要領を説明するための要部の正面図である。
【図3】 本発明の他の実施の形態を示す釣糸用スプールの要部の正面図である。
【図4】 図3AーA線における断面図である。
【図5】 釣糸の切断要領を説明するための要部の正面図である。
【符号の説明】
1 スプール本体
2 釣糸
3 巻芯
4 フランジ
5 中心筒軸
6 結合板
7 巻芯下側空間
8 切欠部
9 埋合せ部材
10 延長板部
11 結合突片
12 結合凹部
13 主板部
14 折り目
15 折り返し片
16 糸掛け部
17 吊り孔
18 切込み凹部
19 カッター
19a 刃先
20 棒状部
21 垂壁
22 溝孔
23 誘導面
24 ガイド片
25 ガイド溝

Claims (5)

  1. 巻芯両端にフランジを備え、巻芯は同心状に中心筒軸を有し、巻芯と中心筒軸間に巻芯下側空間を形成した釣糸用スプールにおいて、前記フランジから巻芯に掛けて切欠部を設け、該切欠部に板状の埋合せ部材を装着し、該埋合せ部材から巻芯下側空間向けに延びる延長板部に切込み凹部を形成し、該切込み凹部内に、刃先を中心筒軸向けに露出させて巻芯下側空間に釣糸を切断するカッターを取着し、前記埋合せ部材が弾性プラスチックで成型され、前記フランジに対応する主板部に対し、フランジの外周縁付近に設けた折り目を介して折返し片を連設し、該折返し片を主板部に折り重ねた状態で折り目部から主板部には糸掛け部を、折返し片には、糸掛け部に連続して吊り孔を形成したことを特徴とする釣糸用スプール。
  2. 巻芯両端にフランジを備え、巻芯は同心状に中心筒軸を有し、巻芯と中心筒軸間に巻芯下側空間を形成した釣糸用スプールにおいて、巻芯下側空間に釣糸を切断するカッターを取着し、切欠部に対応して巻芯下面に、巻芯を横切る方向に垂壁を設け、該垂壁端部に刃先を中心筒軸向けに露出させてカッターを取着し、切欠部に装着した埋合せ部材の延長板部をカッターの外端縁上に覆着し、前記埋合せ部材が弾性プラスチックで成型され、前記フランジに対応する主板部に対し、フランジの外周縁付近に設けた折り目を介して折返し片を連設し、該折返し片を主板部に折り重ねた状態で折り目部から主板部には糸掛け部を、折返し片には、糸掛け部に連続して吊り孔を形成したことを特徴とする釣糸用スプール。
  3. 切欠部に対応して巻芯下面に、巻芯を横切る方向に垂壁を設け、該垂壁端部に刃先を中心筒軸向けに露出させてカッターを取着し、切欠部に装着した埋合せ部材の延長板部をカッターの外端縁上に覆着したことを特徴とする請求項1に記載の記載の釣糸用スプール。
  4. フランジに対応する埋合せ部材の主板部に、切り込み状に糸掛け部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の釣糸用スプール。
  5. 埋合せ部材の基部裏側に、結合突片を設け、該結合突片が嵌着される結合凹部を、巻芯下側に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の釣糸用スプール。
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