JP3700631B2 - 車体部品の仮組み装置および車体部品の組立方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車体構成部品であるボディサイドパネルとフロアパネルとを溶接接合するのに先立ってその両者を仮組みする仮組み装置と、その仮組み装置を用いた組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
自動車の車体組立工程において、フロアメイン(フロアパネル)と左右のボディサイド(ボディサイドパネル)とを溶接接合するのに先立って、それらを仮組みした状態で搬送するために、例えば図13に示すボディサイドパネルBのうちサイドシルSのa部やb部あるいはフロントピラーPのc部に相当する部分に図14に示すように予め爪片Gを部分的に形成しておき、この爪片Gを折り曲げていわゆるヘミング結合状態とすることでボディサイドパネルBとフロアパネルFとを仮組みすることが行われている(なお、図14はサイドシルSのa部およびb部の詳細を示している)。
【0003】
この方式では、爪片Gを完全に押し潰してしまうために仮組み保持性能には優れるものの、例えば仮打ち工程にて多自由度のロケータ治具等を用いて各パネルB,F相互の相対位置精度出し(相対位置決め)を行おうとすると、上記ヘミング結合部での自由度が乏しいために正確な相対位置決めを行えなくおそれがある。
【0004】
そこで、上記ヘミング結合部に所定の自由度を持たせるべく爪片Gによるヘミング結合部を遊嵌ヘミング状態もしくは不完全ヘミング状態とするために、図15に示すようにダイ101と揺動式の折り曲げ刃102とからなる折り曲げ装置103にストッパー104を設けて爪片Gの折り曲げ量を規制することにより、アウタ側となるボディサイドパネルパネルBとインナ側となるフロアパネルFとの間に所定の隙間Cを持たせるようにしている。
【0005】
しかしながら、特に複数の車種の車体を共通のラインで組み立てるいわゆる混流生産形態では、図16に示すように遊嵌ヘミング状態もしくは不完全ヘミング状態をもってヘミング結合されるインナ側のフロアパネルFの板厚あるいは重ね枚数が車種あるいは部位によって異なると、必然的に上記隙間Cの大きさも異なってくることになり、全体としてバランスのよい自由度をもった仮組み状態を維持することができなくなるほか、上記ヘミング結合部での隙間Cが相対的に大きくなった部位では、仮組み状態でのパネルの搬送時に特定のパネルが脱落してしまう等の二次的不具合が発生し、所期の目的を達成できなくなる。例えば、図16の(A),(B)を比較例した場合に、ヘミング結合部の高さHが一定であるとした場合に、フロアパネルFの板厚が異なれば必然的にヘミング結合部の隙間C1とC2とはC1<C2となって互いに異なったものとなる。
【0006】
本発明は以上のような課題に着目してなされたもので、特に遊嵌ヘミング結合部に挟み込まれることになるインナ側のパネルの板厚にかかわらず常に一定した隙間の自由度を持たせることができるようにした仮組み装置と組立方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、自動車の車体構成部品であるボディサイドパネルとフロアパネルとを溶接接合するのに先立って、いずれか一方のパネルに予め形成された爪片を折り曲げて他方のパネルを遊嵌ヘミング状態にて挟み込むことにより、双方のパネルに相対位置決めのための自由度を持たせた状態で仮組みする装置であることを前提としている。
【0008】
そして、一方のパネルのうち遊嵌ヘミング結合部となるべき領域の背面側に当接するダイと、このダイに対し接近離反動作して一方のパネルに予め形成された爪片を遊嵌ヘミング状態になるまで折り曲げる本曲げ刃と、を備えているとともに、上記本曲げ刃には、爪片の折り曲げ時に他方のパネルのうち爪片側の面に当接してその本曲げ刃の移動量を規制するアジャスト式ストッパーが設けられていて、このアジャスト式ストッパーのアジャスト操作により上記本曲げ刃の移動量が無段階調整可能となっていることを特徴としている。
【0010】
したがって、請求項1に記載の発明では、爪片の折り曲げ量が一方のパネルとその一部の爪片とで挟み込まれることになる他方のパネルのうち爪片側の面に当接するアジャスト式ストッパーにて機械的に定められていることにより、その他方のパネルの板厚の違いにかかわらずその他方のパネルと爪片との間に確保される隙間すなわち双方のパネル同士の相対自由度は常に一定したものとなる。
【0011】
そして、上記隙間の大きさはアジャスト式ストッパーのアジャスト操作にて任意の大きさに調整することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、ボディサイドパネルとフロアパネルとの組立方法として、自動車の車体構成部品であるボディサイドパネルとフロアパネルとを溶接接合するのに先立って、請求項1に記載の仮組み装置によりいずれか一方のパネルに予め形成された爪片を折り曲げて他方のパネルを遊嵌ヘミング状態にて挟み込むことにより、双方のパネルに相対位置決めのための自由度を持たせた状態で仮組みする工程と、仮組みされたボディサイドパネルとフロアパネルとの相対位置決めを行った上で、双方のパネル同士をサーボ式スポット溶接ガンを用いて溶接接合する工程と、上記サーボ式スポット溶接ガンを用いて遊嵌ヘミング結合部をヘミング結合状態となるまで押し潰す工程と、を含んでいることを特徴としている。
【0013】
上記サーボ式スポット溶接ガンとは、例えばC型ガンの電極チップによる加圧動作がサーボモータによって行われるタイプのものである。
【0014】
この場合において、請求項3に記載のように、上記サーボ式スポット溶接ガンは加圧量補正機能を有していることが望ましい。この補正機能による補正量は、加圧力によるガンアームの撓み量に遊嵌ヘミング結合部の隙間寸法を加えたものとする。
【0015】
したがって、請求項2に記載の発明では、上記遊嵌ヘミング結合部での隙間に基づく自由度を使ってボディサイドパネルとフロアパネルとの相対位置決めを行った後に、例えばスポット溶接による仮打ち等を施して溶接接合を行い、双方のパネルの相対位置関係を確定させる。そして、双方のパネルの相対位置関係が確定してしまえば上記遊嵌ヘミング結合部はその機能を失うことになるので、先にスポット溶接に関与したサーボ式スポット溶接ガンを使って遊嵌ヘミング結合部を完全に押し潰す。その結果として、上記遊嵌ヘミング結合部をそのまま存置させた場合のように例えば内装部品の装着に際しての障害となるようなことはなくなる。
【0016】
そして、請求項3に記載の発明では、サーボ式スポット溶接ガンの加圧量補正機能を使って、加圧力によるガンアームの撓み量に遊嵌ヘミング結合部の隙間寸法を加えた分だけ加圧量を補正することにより、遊嵌ヘミング結合部を過度に変形させることなく確実に押し潰すことができることになる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、車種あるいは部位に応じて遊嵌ヘミング結合部に挟み込まれるパネルの板厚に差があったとしても、一台の装置をもってその遊嵌ヘミング結合部に確保される隙間ひいてはその隙間に基づくパネル相互の相対自由度を一定したものとすることができるため、仮組み搬送状態が安定化するとともに、全体としてバランスのよい仮組み状態となり、したがって仮組み状態の各パネルをロケータ治具等を使って最終的な相対位置決めを行う場合に、その相対位置決めをスムーズに且つ正確に行える効果がある。
【0018】
また、爪片の折り曲げ量すなわち遊嵌ヘミング結合部に確保される隙間の大きさをアジャスト式ストッパーのアジャスト操作にて任意のものに調整できることから、折り曲げ装置としての汎用性が高くなるのに加えて、例えば爪片を折り曲げた際にスプリングバックで戻される量を容易に調整できる利点がある。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、上記遊嵌ヘミング結合部の自由度を使ってパネル相互の最終的な相対位置決めを行った上で溶接接合を行い、その時点で不要となった遊嵌ヘミング結合部の自由度をなくすべく、先に溶接に関与したサーボ式スポット溶接ガンを使ってその遊嵌ヘミング結合部を押し潰すようにしたことから、その押し潰しのための特別な装置が不要であり、また遊嵌ヘミング結合部を存置させた場合のような違和感を解消できるとともに、同時に後工程での内装部品の装着等の際に障害となるのを未然に防止できる効果がある。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、上記サーボ式スポット溶接ガンとして加圧量補正機能付きのものを使用したことにより、その柔軟性のために爪片を過度に変形させることなく確実に押し潰すことができる利点がある。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1〜7は本発明の好ましい実施の形態を示す図で、仮組み装置として使用されるヘミング加工方式の折り曲げ装置の構造を示している。
【0022】
最初に、本実施の形態では、図13,14と同様にボディサイドパネルBのサイドシルSおよびフロントピラーPに予め斜めに且つ局部的に曲折形成された爪片Gをヘミング加工方式にて折り曲げて、それによって形成される遊嵌ヘミング結合部にフロアパネルを遊嵌的に挟み込みことを想定している。その場合に、図7に示すように、遊嵌ヘミング結合部1に挟み込まれることになるフロアパネルFにパネル自体の板厚差もしくは重ね枚数の違いによる板厚差があったとしても、フロアパネルFのうち爪片G側の面を基準としてその爪片Gの折り曲げ量を決定すれば、上記の板厚差にかかわらず上記フロアパネルFの爪片G側の面と爪片Gとのなす距離(隙間)C1,C2はC1=C2となって共に一定のものとなるという原理に基づいている。
【0023】
すなわち、同図の(A)と(B)を比較した場合に、フロアパネルFの板厚が同図(A)のものより小さい同図(B)の場合であっても、上記フロアパネルFの爪片G側の面と爪片Gの先端とのなす距離が同図(A)のものと同等のものとなるように追い込んでやれば、少なくとも爪片Gの先端での隙間C2ひいてはその隙間C2に基づく双方のパネルB,F同士の相対自由度は同図(A)のものと同じになる。
【0024】
図1に示すように、折り曲げ装置2は産業用ロボット3のロボットアーム4の先端にブラケット5を介して支持されており、その折り曲げ装置2の主体となるベースフレーム6がブラケット5に固定されている。ベースフレーム6にはダイ7が固定されているほか、大小二つのスイングアーム8,9がヒンジピン10,11を介してそれぞれに揺動可能に支持されていて、一方のスイングアーム8の先端には図2のほか図3,4に示すようなバー状の本曲げ刃12が、他方のスイングアーム9の先端には予備曲げ刃13がそれぞれ一体的に固定されている。
【0025】
また、ベースフレーム6にはアクチュエータとして揺動可能なトラニオン型の駆動シリンダ14(油圧シリンダまたはエアシリンダ)が支持されており、その駆動シリンダ14のピストンロッド15は上記本曲げ刃12側のスイングアーム8に連結されている。したがって、駆動シリンダ14の伸縮作動に応じて、スイングアーム8が本曲げ刃12とともにヒンジピン10を回転中心として本曲げ退避位置Q1と本曲げ加工位置Q2との間で揺動動作するようになっている。
【0026】
上記本曲げ刃12側のスイングアーム8には補助アーム16が突設されており、この補助アーム16と予備曲げ刃13側のスイングアーム9とがリンク17およびヒンジピン18,19を介して相互に連結されていて、本曲げ刃12側のスイングアーム8の動きに連動して予備曲げ刃13側のスイングアーム9がヒンジピン11を回転中心として揺動動作するようになっている。
【0027】
より詳しくは、本曲げ刃12側のスイングアーム8が本曲げ退避位置Q1と本曲げ加工位置Q2との間で揺動動作する過程で、予備曲げ刃13側のスイングアーム9は図2に示す予備曲げ退避位置Q11と予備曲げ加工位置Q12との間で上下方向に変位するようになっていて、その変位ストロークの中間位置では三つのヒンジピン10,18,19が共通の直線上に並ぶように設定されている。そして、三つのヒンジピン10,18,19が共通の直線上に並んだ状態で予備曲げ刃13が最も下降した位置となるように設定されている。
【0028】
すなわち、本曲げ加工を行うべく本曲げ刃12側のスイングアーム8が本曲げ退避位置Q1から本曲げ加工位置Q2に向かって揺動動作する過程では、それに連動しつつ先行して予備曲げを行うべく、予備曲げ刃13側のスイングアーム9が予備曲げ退避位置Q11から予備曲げ加工位置Q12に移動し、さらには本曲げ刃12が本曲げ加工位置Q2に到達する前に予備曲げ刃13が上記予備曲げ退避位置Q11にほぼ等しい位置まで退避するように設定されている。なお、以上の構成は本出願人の出願による特開2000−312935号公報に記載されている。
【0029】
図3,4に示すように、上記本曲げ刃12側のスイングアーム8の先端には本曲げ刃12をはさんでその両側にアジャスト式の一対のストッパー20が配置されている。このストッパー20はストッパー本体として機能することになるアジャストボルト21をアジャストナット22を介してスイングアーム8の先端に位置調整可能に装着したもので、先に述べた爪片Gを遊嵌ヘミング結合部1とするべく本曲げ刃12にて折り曲げた時には、図5にも示すようにボディサイドパネルBとその一部である爪片Gとで挟み込まれることになるフロアパネルFのうち上記爪片G側の面に当接することになる。そして、本曲げ刃12の先端面とそれよりも突出するかたちとなるアジャストボルト21の先端とのなす距離に応じて、図7に基づいて先に説明した遊嵌ヘミング結合部1における隙間C1,C2が決定されるようになっている。
【0030】
したがって、本実施の形態によれば、仮組みすべきボディサイドパネルBとフロアパネルFとを図示しない治具等を用いて相互に一時的な位置決めを行った上で、図1に示すように折り曲げ装置2を支持している産業用ロボット3の三次元的な動作自由度を使って折り曲げ装置2を所定の折り曲げ加工対象位置に位置決めした上で折り曲げ加工を行う。すなわち、図2に示した駆動シリンダ14を伸長動作させて、本曲げ刃側12のスイングアーム8を本曲げ退避位置Q1から本曲げ加工位置Q2に向けてスイング動作させると、図3のほか図6の(A)に示すように最初に予備曲げ刃13が予備曲げ加工位置Q12まで下降して、ボディサイドパネルB側に予め曲折形成されている爪片Gを予備曲げ位置まで折り曲げる。
【0031】
この予備曲げ加工を終えると、予備曲げ刃13は直ちに予備曲げ退避位置Q11にほぼ等しい位置まで退避し、代わって本曲げ刃12がダイ7に向かって接近して、図6の(B)に示すようにそのダイ7と協働して爪片Gを本曲げ位置まで折り曲げることにより、断面コ字状の遊嵌ヘミング結合部1が形成され、これをもってボディサイドパネルBとその一部である爪片Gとの間にフロアパネルFを挟み込む。この時、図4,5に示したように本曲げ刃12の先端面よりもアジャストボルト21の先端の方が突出しているため、そのアジャストボルト21の先端がフロアパネルFのうち爪片G側の面に当接した時点でそれ以上の爪片Gの折り曲げが不能となって、折り曲げ加工が完了する。つまり、爪片Gの折り曲げ量は、予め設定した本曲げ刃12の先端面とアジャストボルト21の先端との距離に依存するかたちとなる。
【0032】
この場合において、例えば図7の(A)に示すように遊嵌ヘミング結合部1に挟み込まれるフロアパネルFが2枚構成であって且つその遊嵌ヘミング結合部1に確保される隙間がC1であるとすると、同図(B)に示すように遊嵌ヘミング結合部1に挟み込まれるフロアパネルFが1枚構成である時つまりは同図(A)のものより板厚が小さい時には、先に述べたようにフロアパネルFのうち爪片G側の面にアジャストボルト21が当接するまで本曲げ刃12が爪片Gを追い込むかたちとなるために(図6の(B)の状態)、爪片Gの先端がその根元側よりフロアパネルF側に近付いて爪片G全体が傾斜姿勢となるまで折り曲げられる。そして、少なくとも爪片Gの先端とフロアパネルFのうちその爪片G側の面との間に確保される隙間C2は同図(A)の場合と同等のものとなってC1=C2となる。
【0033】
すなわち、上記C1=C2の値を予め折り曲げ装置2側の本曲げ刃12の先端面とアジャストボルト21の先端とのなす距離として予め機械的に設定しておくことによって、図6,7に示すように爪片Gを折り曲げて遊嵌ヘミング結合部1として加工する際には、その遊嵌ヘミング結合部1に挟み込まれることになるフロアパネルFのうち爪片G側の面を基準として予め設定された隙間C1,C2が確保されるため、遊嵌ヘミング結合部1に挟み込まれることになるフロアパネルFの板厚の大小にかかわらす上記隙間C1,C2はC1=C2となって、ひいてはその隙間C1,C2に基づく双方のパネルB,F同士の相対自由度は常に一定したものとなる。
【0034】
このような折り曲げ加工は、共通の折り曲げ装置2をもって図13に示したフロントピラーPについても同様に行われる。
【0035】
以上のようにして、左右のボディサイドパネルBについて複数の爪片Gの折り曲げ加工を順次行うことにより、左右のボディサイドパネルBとフロアパネルFが仮組みされて、その仮組み状態のまま所定の搬送手段にて次工程の仮打ち工程に搬送される。
【0036】
仮打ち工程では、例えば直交座標型のマニピュレータもしくはロボットの形態をなす多軸ロケータ治具等を用いて上記仮組み状態のボディサイドパネルBとフロアパネルFとの最終的な相対位置決めがなされる。この際に、先に述べた遊嵌ヘミング結合部1に確保された隙間C1,C2が有効に作用し、ボディサイドパネルBとフロアパネルFとの間の微妙な三次元的な相対位置誤差が吸収されることになる。
【0037】
こうしてボディサイドパネルBとフロアパネルFとの最終的な相対位置決めがなされると、その仮打ち工程で待機している溶接ロボットが起動して双方のパネルB,F同士の接合部に所要打点数のスポット溶接を施す。ここで用いるスポット溶接ガンは例えば図8に示すようなサーボ式のものとする。
【0038】
このサーボ式のスポット溶接ガン25とは、電極チップ26,27同士の加圧駆動手段としてサーボモータ28とボールねじ29とを組み合わせたもので、サーボモータ28の起動により一方の電極チップ26に対して他方の電極チップ27が直動的に進退移動してその加圧動作を行うものである。同時に、上記加圧動作に伴ってそのガンアーム30での撓みの発生が不可避であることから、予め設定した加圧力とアーム撓み量との関係からその撓み量を自動補正する機能を有している。このようなサーボ式のスポット溶接ガン25は、例えば特開平6−31462号公報に記載されている。
【0039】
上記のようにして所要打点数のスポット溶接が完了すると、これをもってボディサイドパネルBとフロアパネルFの相対位置精度が確定し、先に説明した遊嵌ヘミング結合部1はその機能を失うことになる。この遊嵌ヘミング結合部1はボディサイドパネルBとフロアパネルFとの溶接接合部において部分的に膨出していることから、そのまま存置させた場合には後工程における内装部品等の装着の際に支障をきたす可能性があり、各遊嵌ヘミング結合部1に確保されている隙間(図7参照)をなくすべく遊嵌ヘミング結合部1を一般的なヘミング結合部の形態となるようにこれを押し潰すことが望ましい。
【0040】
そこで、上記スポット溶接ガン25による溶接を終えたならば、その撓み自動補正機能付きのスポット溶接ガン25の加圧機能を使って各遊嵌ヘミング結合部1を押し潰す。より具体的には、最初に図9の(A)に示すように、ガンアーム30側の電極チップ26を遊嵌的ヘミング結合部1に対し室内側からアプローチ動作させて当接させ、次いで加圧側電極チップ27をサーボモータ28にて前進させて同じく遊嵌ヘミング結合部1に当接させ、双方の電極チップ26,27にて遊嵌ヘミング結合部1を挟んだ状態でサーボモータ28に予め設定された加圧電流を流して加圧動作させる。
【0041】
その際、加圧用電流(設定加圧力)に応じた撓み補正機能により、スポット溶接ガン25のガンアーム30の撓み量aに遊嵌ヘミング結合部1の隙間寸法C1を加えたものすなわちa+C1を補正するように、そのスポット溶接ガン25を持つロボットの制御系に各遊嵌ヘミング結合部1の位置データ等とともに上記補正量を予めティーチングしておく。その結果、スポット溶接ガン25を持つロボットは双方の電極チップ26,27にて遊嵌ヘミング結合部1を挟んだ状態で、上記の補正量a+C1を見込んだ上で電極チップ26を矢印a方向に移動させて、スポット溶接時のように通電することなくあくまで加圧動作のみをもって、同図(B)に示すように遊嵌ヘミング結合部1の隙間(例えば隙間C1)がなくなるまでその遊嵌ヘミング結合部1を押し潰す。なお、上記加圧動作は一つの遊嵌ヘミング結合部1について2〜3点行うものとする。
【0042】
こうすることにより、本来の機能を失った各遊嵌ヘミング結合部1について特別な装置を付帯させることなく確実に押し潰すことが可能となる。特に、上記スポット溶接ガン25の加圧動作に基づく遊嵌ヘミング結合部1の押し潰しの際に、先に述べた撓み自動補正機能を活用することにより、加圧力の過不足が生じることがなくなり、フロアパネルFを押し曲げてしまったり歪みを発生させることなく確実にヘミング結合部1の形態となるまで遊嵌ヘミング結合部1を押し潰すことができる。よって、後工程にて当該部位にトリム部品等が組み付けられる際に問題となることはない。
【0043】
図10〜12は本発明の第2の実施の形態を示す図で、図1,2に示した折り曲げ装置2にバックアップ装置30を付帯させたものである。
【0044】
図2,6に示したように、折り曲げ装置2にて爪片Gを折り曲げて遊嵌ヘミング結合部1の加工を行う際には、加工反力のために例えばボディサイドパネルB側が逃げを生じ、それに伴い上記爪片Gの折り曲げ状態に過不足が生じることがある。
【0045】
そこで、図10,11に示すように、複数のバックアップブロック31〜34を備えたバックアップ装置30を折り曲げ装置2に付加し、複数のバックアップブロック31〜34のうちのいずれかを車種あるいは部位ごとに選択して、ボディサイドパネルBのサイドシルアウタもしくはフロントピラーアウタをバックアップして上記爪片Gの折り曲げ加工に伴うボディサイドパネルB側の逃げを抑制する。
【0046】
より具体的には、上記バックアップ装置30は、折り曲げ装置2側のベースフレーム6に複数のブラケット35,36,37が固定されていて、各ブラケット35〜37には単一もしくは複数のスイング式のバックアップブロック31〜34が駆動シリンダ38〜40とともに装着されている。バックアップブロック31は駆動シリンダ38の伸長動作に応じて揺動動作して、例えばフロントピラーアウタP1をバックアップする。また、バックアップブロック32と33とは共通の駆動シリンダ39の伸長動作により同時に揺動動作するようになっていて、いずれも車種あるいは部位が異なるサイドシルアウタS1またはS2をバックアップする。ただし、双方のバックアップブロック32,33が同時使用されることはない。
【0047】
さらに、残されたもう一つのバックアップブロック34は駆動シリンダ40の伸長動作により揺動動作して、図12に示すようにフロントピラーアウタP2をバックアップすることになる。
【0048】
このように、上記折り曲げ装置2による爪片Gの折り曲げ加工の際にバックアップ装置30を併用することで、先に述べたようなボディサイドパネルB側の逃げが抑制されて、爪片Gの折り曲げ加工品質ひいては遊嵌ヘミング結合部1の成形品質が一段と向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として、仮組み装置として用いられる折り曲げ装置の構成を示す説明図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図2の要部拡大図。
【図4】図3の下面図。
【図5】図4の右側面図。
【図6】(A),(B)ともに図1,2の折り曲げ装置での加工手順を示す要部拡大説明図。
【図7】(A),(B)ともに折り曲げ加工後の遊嵌ヘミング結合部の詳細を示す断面図。
【図8】サーボ式スポット溶接ガンの構成を示す説明図。
【図9】(A),(B)ともに図8のスポット溶接ガンによる潰し加工状態を示す拡大断面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態として、バックアップ装置を備えた折り曲げ装置の構成説明図。
【図11】図10の左側面図。
【図12】図11のA−A線に沿う断面図。
【図13】自動車のボディサイドパネルの一例を示す側面図。
【図14】(A),(B)ともに図13のa部およびb部での爪片の折り曲げ状態を示す拡大説明図。
【図15】従来の折り曲げ装置の一例を示す説明図。
【図16】(A),(B)ともに図15に示した折り曲げ装置でのヘミング結合状態を示す要部断面図。
【符号の説明】
1…遊嵌ヘミング結合部
2…折り曲げ装置(仮組み装置)
7…ダイ
12…本曲げ刃
13…予備曲げ刃
20…アジャスト式のストッパー
21…アジャストボルト
25…サーボ式のスポット溶接ガン
26,27…電極チップ
28…サーボモータ
29…ボールねじ
30…ガンアーム
B…ボディサイドパネル
F…フロアパネル
G…爪片
Claims (3)
- 自動車の車体構成部品であるボディサイドパネルとフロアパネルとを溶接接合するのに先立って、いずれか一方のパネルに予め形成された爪片を折り曲げて他方のパネルを遊嵌ヘミング状態にて挟み込むことにより、双方のパネルに相対位置決めのための自由度を持たせた状態で仮組みする装置であって、
一方のパネルのうち遊嵌ヘミング結合部となるべき領域の背面側に当接するダイと、このダイに対し接近離反動作して一方のパネルに予め形成された爪片を遊嵌ヘミング状態になるまで折り曲げる本曲げ刃と、を備えているとともに、
上記本曲げ刃には、爪片の折り曲げ時に他方のパネルのうち爪片側の面に当接してその本曲げ刃の移動量を規制するアジャスト式ストッパーが設けられていて、このアジャスト式ストッパーのアジャスト操作により上記本曲げ刃の移動量が無段階調整可能となっていることを特徴とする車体部品の仮組み装置。 - 自動車の車体構成部品であるボディサイドパネルとフロアパネルとを溶接接合するのに先立って、請求項1に記載の仮組み装置によりいずれか一方のパネルに予め形成された爪片を折り曲げて他方のパネルを遊嵌ヘミング状態にて挟み込むことにより、双方のパネルに相対位置決めのための自由度を持たせた状態で仮組みする工程と、
仮組みされたボディサイドパネルとフロアパネルとの相対位置決めを行った上で、双方のパネル同士をサーボ式スポット溶接ガンを用いて溶接接合する工程と、
上記サーボ式スポット溶接ガンを用いて遊嵌ヘミング結合部をヘミング結合状態となるまで押し潰す工程と、
を含むことを特徴とする車体部品の組立方法。 - 上記サーボ式スポット溶接ガンは加圧量補正機能を有していて、その補正機能による補正量は、加圧力によるガンアームの撓み量に遊嵌ヘミング結合部の隙間寸法を加えたものであることを特徴とする請求項2に記載の車体部品の組立方法。
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