JP3700369B2 - 光量制御装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光量制御装置及び方法に係り、特に互いに独立可能な複数の発光部を有するレーザーアレイが備えられたプリンタや複写機等のビーム走査装置に用いられ、発光部の点灯数(点灯した発光部の個数)に応じて変化するレーザーアレイの出力光量を補正する光量制御装置及びこの光量制御装置を用いた光量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザビームプリンタ等のビーム走査装置では、画像走査処理の効率化を図るために複数の発光部を有するレーザーアレイが備えられている。これによれば、レーザーアレイから複数の光ビームが同時に射出されるので、記録媒体の回転方向に対して同時に複数のラインを走査することができ、記録速度を向上させることができる。
【0003】
上記構成のビーム走査装置には、原画像データに応じてレーザーアレイに備えられた複数の発光部の点灯を制御する点灯制御装置100が設けられている。図8に示されるように、点灯制御装置100は制御回路102、バイアス電流制御回路104、自動電流調整回路(以下、APC(Automatic Power Control )回路と称す)106、及びレーザー内蔵光量モニター108を内蔵したレーザーアレイ110を含んで構成される点灯制御部112と、レーザーアレイ110のフロントビームの光量を検出する外部受光部114及び複数ラインを同時に走査するための同期センサ(CLK)116等から構成されている。なお、制御回路102、バイアス電流制御回路104及びAPC回路106は、レーザーアレイ110に備えられた複数の発光部のそれぞれに対応している。すなわち、発光部と同一数(n個)の制御回路102、バイアス電流制御回路104及びAPC回路106が設けられている。これにより、レーザーアレイ102に備えられた複数の発光部を原画像データに応じて個別に駆動することができ、複数ラインを同時に走査することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、原画像データに応じてレーザーアレイ110に備えられた複数の発光部が同時に点灯することがある。この場合には、近隣の発光部からエネルギー(発熱、電気的、光学的な漏れこみ等)が伝搬される。例えば、図8(A)に示されるように3個の発光部118A、118B、118Cが配設されているレーザーアレイ110では、それぞれの発光部間で矢印に示す伝搬α、β、γのエネルギーの伝搬が発生する。このため、発光部の点灯数に応じてレーザーアレイ110の出力光量が変動し、原画像を正確に走査することができない、という問題がある。例えば、原画素データを読み取って記録媒体に記録した際に、濃度むら等の画質劣化が生じた画像が記録されることがある。
【0005】
なお、エネルギーの伝搬によってレーザーアレイ110の各発光部118A、118B、118Cに与える影響は、発熱>電気的≒光学的な漏れこみの順序になるのが一般的である。すなわち、熱によって受ける影響が最も大きい。
【0006】
ここで、図8(A)及び(B)を参照し、レーザーアレイ110に配設された3個の発光部118A、118B、118Cの点灯数に応じた出力光量の変動について説明する。
【0007】
レーザーアレイ110に備えられた発光部118A、118B、118Cが発光部118B、118A、118Cの順で点灯するとき、時間t0 のタイミングで最初に点灯する発光部118Bは、隣接する他の発光部118A、118Cからエネルギーが伝搬されることがない。従って、発光部118Bは予め定められた所定光量で点灯するのでレーザーアレイ110の出力光量は初期光量P0 となる。
【0008】
発光部118Bの点灯中に時間t1 のタイミングで発光部118Aが点灯すると、発光部118B、118Aは互いに伝搬αによるエネルギーの影響を受ける。このため、発光部118A、118Bの光量は低下し、レーザーアレイ110の出力光量は初期光量P0 よりも低い光量P1 となる。
【0009】
また、発光部118B、118Aに引き続いて発光部118Cが時間t2 のタイミングで点灯すると、発光部118Aは発光部118Bから伝搬α及び発光部118Cから伝搬γによるエネルギーの影響を受け、発光部118Bは発光部118Aから伝搬α及び発光部118Cから伝搬βによるエネルギーの影響を受け、かつ発光部118Cは発光部118Aから伝搬γ及び発光部118Bから伝搬βによるエネルギーの影響を受ける。このため、3個の発光部118A、118B、118Cが点灯した場合のレーザーアレイ110の出力光量は、2個の発光部118B、118Aが点灯したときの光量P1 よりも低い光量P2 となり、所定時間経過後(時間t3 のタイミング)には光量P3 に収束して安定する。
【0010】
ここで、レーザーアレイ110に配設された複数の発光部の点灯数x(x=1、2、・・・、nであり、前述した3個の発光部118A、118B、118Cが備えられたレーザーアレイ110ではx=1、2、3)とし、出力光量の変動量(例えば、前述した初期光量P0 とP3 の差)は、自己発熱による出力光量の変動量をP自、近隣の発光部から伝搬されるエネルギーによる光量の変動量をP隣、レーザー特性温度をT0 、熱抵抗をそれぞれRth自、Rth隣、所定温度におけるスレッショルド電流をIth(℃)、バイアス電流をIb 、光量に依存する係数をY、光量に依存しない係数をZと仮定すると、以下に示される式(1)乃至(4)によって求めることができる。
【0011】
【数1】
P自=Rth自/T0 ×(X+Y(Ith(℃)−Ib ))・・・(1)
【0012】
【数2】
P隣=Rth隣/T0 ×(X+Y(Ith(℃)−Ib ))・・・(2)
【0013】
【数3】
Rth隣≒Rth自×0.5・・・(3)
【0014】
熱抵抗Rth隣は、エネルギー伝搬方向が両側にあるため、熱抵抗Rth自の約1/2になる。
【0015】
従って、出力光量の変動量は、以下の式(4)に示されるように近似できる。
【0016】
【数4】
P自+P隣(x)=(0.5×(x−1)+1)×P自・・・(4)
【0017】
以上のように、レーザーアレイに配設された複数の発光部が同時に点灯した場合には、他の発光部から伝搬されるエネルギーの影響及び自己発熱の影響を受けるため、発光部の点灯数に応じてレーザーアレイの出力光量が変動することになる。
【0018】
この種の光量変動に対する対策として、予めバイアス電流を流して余熱を与える方法が提案されている。この方法には、一定電流を流す固定バイアス電流方式と、環境変化(温度)に応じて電流を変化させる変動バイアス電流方式の2種類がある。
【0019】
この種の方法によれば、例えば外部環境温度が60℃であるときに変動バイアス電流制御方式を採用し、レーザーアレイに備えられた複数の発光部のうち2個の発光部が点灯した場合には、図9(A)に示されるように、600線画質テスト(ハーフトーン画質とソリッド画質の交互パターン)により実験的に求められた画像むらの目視許容限界の10%以下の光量変動に抑えることができる。
【0020】
しかしながら、発光部の点灯数が増加した場合(図9(A)参照)、固定バイアス電流制御方式(図9(B)参照)や変動バイアス電流方式(図9(C)参照)を採用しても、点灯本数分の隣接する発光部からのエネルギーにより画像むらの目視許容限界の10%を越える場合が発生してくる。
【0021】
この対応には、レーザーアレイの出力光量を制限する方法が考えられるが、新規光学設計、メカ設計が必要になり、開発コストや期間を大幅に増大させる、という問題がある。
【0022】
また、レーザーアレイに配設された複数の発光部の全てが点灯したときの出力光量と、1個の発光部が点灯したときの出力光量との比に基づき、レーザーアレイの出力光量を補正し、変動量を抑制するレーザのパワー制御装置(特開平3−203821号公報参照)が提案されている。しかしながら、このパワー制御装置でも1個の発光部を点灯する場合、または全発光部を同時に点灯する場合の2通りの補正のみを対象としている。従って、中間の点灯数(3個、・・・、(n−1)個:特開平3−203821号では2個)以上の点灯本数に応じた出力光量の補正を行うことができない、という問題がある。
【0023】
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、自己発熱の影響及び近隣の発光部から伝搬されるエネルギーの影響による画質劣化を抑えることができる光量制御装置及び方法を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、互いに独立駆動可能な複数の発光部を備えたレーザーアレイの出力光量を補正する光量制御装置であって、前記複数の発光部をそれぞれ順に点灯させて点灯した発光部の個数毎の前記レーザーアレイの出力光量を検出する光量検出手段と、前記光量検出手段で検出された前記レーザーアレイの出力光量を点灯した発光部の個数で除算して発光部単位の出力光量を求め、当該発光部単位の出力光量が1個の発光部を点灯させた際の出力光量と等しくなるように点灯した発光部の個数に応じた光量補正量を算出する補正量算出手段と、前記補正量算出手段で算出された光量補正量を前記レーザーアレイの点灯した発光部の個数に応じて記憶する記憶手段と、原画像データに基づき、光ビームを同時に照射する走査エリアにおける総画素数と当該総画素数に含まれる前記発光部が点灯するべき画素数とをカウントするカウント手段と、前記カウント手段によりカウントされた前記発光部が点灯するべき画素数を前記総画素数で除算して前記走査エリアにおける点灯率を算出する点灯率算出手段と、前記点灯率算出手段により算出された点灯率に基づいて前記光量補正量を前記記憶手段から選択する選択手段と、前記選択手段で選択された光量補正量に基づいて前記複数の発光部に供給する駆動電流を制御して該発光部の点灯を指示する発光部駆動手段と、を有している。
【0030】
請求項2に記載の発明は、互いに独立駆動可能な複数の発光部を備えたレーザーアレイの出力光量を補正する光量制御装置を用いた光量制御方法であって、前記複数の発光部をそれぞれ順に点灯させて点灯した発光部の個数毎の前記レーザーアレイの出力光量を検出し、前記レーザーアレイの出力光量を点灯した発光部の個数で除算して発光部単位の出力光量を求め、当該発光部単位の出力光量が1個の発光部を点灯させた際の出力光量と等しくなるように点灯した発光部の個数に応じた光量補正量をそれぞれ算出し、算出された光量補正量を前記レーザーアレイの点灯した発光部の個数に応じて記憶手段に記憶し、原画像データに基づき、光ビームを同時に照射する走査エリアにおける総画素数と当該総画素数に含まれる前記発光部が点灯するべき画素数とをカウントし、カウントした前記発光部が点灯するべき画素数を前記総画素数で除算して前記走査エリアにおける点灯率を算出し、算出した前記点灯率に基づいて光量補正量を前記記憶手段から選択し、選択された光量補正量に基づいて前記複数の発光部に供給する駆動電流を制御して該発光部の点灯を指示する、ことを特徴としている。
【0031】
請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、光量制御装置には、レーザーアレイに備えられた複数の発光部が順次点灯したときの出力光量を検出する光量検出手段が設けられている。このとき、複数の発光部を1個、2個、・・・、n個の順に点灯させてそれぞれの点灯した発光部の個数におけるレーザーアレイの出力光量を検出する。光量検出手段としては、例えばレーザーアレイに内蔵した内蔵光量モニターやレーザーアレイの外部に備えた光量モニターを用いることができる。また、光量検出手段で検出されたレーザーアレイの出力光量を点灯した発光部の個数で除算して発光部単位の出力光量を求め、当該発光部単位の出力光量が1個の発光部を点灯させた際の出力光量と等しくなるように点灯した発光部の個数に応じた光量補正量を算出する補正量算出手段が設けられている。この補正量検出手段では、複数の発光部の点灯数に応じた光量補正量が算出されるため、レーザーアレイに備えられた発光部の個数分の光量補正量データが算出される。補正量算出手段で算出された光量補正量は、複数の発光部の点灯数に応じて記憶手段に記憶される。
【0032】
さらに、光量制御装置には、原画像データに基づき、光ビームを同時に照射する走査エリアにおける総画素数と当該総画素数に含まれる発光部が点灯するべき画素数とをカウントするカウント手段と、カウントした発光部が点灯するべき画素数を前記総画素数で除算して光ビームを同時に照射する走査エリアにおける点灯率を算出する点灯率算出手段と、算出した点灯率に基づいて前記光量補正量を記憶手段から選択する選択手段と、が設けられている。また、光量制御装置には、点灯が指示された発光部を駆動する発光部駆動手段が設けられている。発光部駆動手段は、走査エリアの点灯率に基づいて選択された光量補正量に基づいて複数の発光部への駆動電流の供給量を制御する。
【0033】
これにより、走査エリアの点灯率に応じて自己発熱の影響及び近隣の発光部から伝搬されるエネルギーの影響によるレーザーアレイの出力光量の変動を補正することができ、画質劣化を抑えることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1に示されるように、画像記録装置10には光源としてのレーザーアレイ12が設けられている。レーザーアレイ12としては、例えばモノリシックエッジエミッタータイプのマルチビームレーザーが用いられる。レーザーアレイ12は、図2に示されるように、レーザーチップ14、N型半導体層16、P型半導体層18、電極20、及び3個のレーザーダイオード発光部(以下、発光部と称す)22A、22B、22Cから構成されている。本実施の形態のレーザーアレイ12には、3個の発光部22A、22B、22Cが各々100μm以下の間隔で配設されている。また、レーザーアレイ12には発光部22A、22B、22Cから射出される光ビームの光量の合計、すなわちレーザーアレイ12の出力光量を検出する内蔵光量モニター46(図3参照)が内蔵されている。
【0035】
レーザーアレイ12の配設位置に対して光ビームBmの射出側には、正多角柱状の回転多面鏡24が配設されている。回転多面鏡24は、側面に複数の反射面24Aを有する正多角柱(本実施の形態では正八角柱)であり、モーター26が駆動することによって回転軸28を中心に矢印B方向に高速回転する。これにより、各反射面24Aへの光ビームBmの入射角は連続的に変化し、偏向されるようになっている。
【0036】
回転多面鏡24によって偏向された光ビームBmの進行方向には、fθレンズ30が配置されている。fθレンズ30は、感光体32に光ビームBmを照射するときの走査速度を等速度とするためのものである。fθレンズ30を透過した光ビームBmは、感光体32の長さ方向における画像走査エリアMに照射される。
【0037】
感光体32の周囲近傍には、感光体32の長さ方向に沿って帯電器34が配設されており、感光体32を帯電させることができるようになっている。帯電器34の配設位置よりも感光体32の回転方向(図1の矢印Aで示される方向)下流側には現像器36が配設されており、感光体32の表面にトナーを付着させる。トナーは、光ビームBmが照射された部分にのみ付着するようになっている。
【0038】
また、現像器36の配設位置よりも感光体32の回転方向下流側には、トナーを感光体32の表面から図示しない転写体へ転写する転写用帯電器38が配設されている。転写体に転写されたトナーは、図示しない定着器によって転写体に融解固定される。
【0039】
さらに、fθレンズ30と感光体32の間にはミラー40が配設され、ミラー40によって反射された光ビームBmの進行方向にはSOS光センサ42が配設されている。SOS光センサ42は光量制御装置44に接続され、光量制御装置44におけるレーザーアレイ12の出力光量の補正タイミングを指示するSOS信号を出力する。SOS信号の出力タイミング、すなわち出力光量の補正タイミングは画像記録装置10のスタンバイ時または記録媒体を供給する合間のいずれかである。光量制御装置44はレーザーアレイ12に接続されており、レーザーアレイ12に備えられた複数の発光部22の点灯数、すなわち原画像の画像情報に基づいてレーザーアレイ12の出力光量を補正する。
【0040】
図3に示されるように、光量制御装置44はレーザーアレイ12の発光部22A、22B、22Cのそれぞれに対して制御回路62、バイアス電流制御回路66及びAPC回路64から構成されるコントローラ回路が形成されている。なお、制御回路62、バイアス電流制御回路66及びAPC回路64は、発光部22の符号の末尾に付されたアルファベットと同一のアルファベットを付して説明する。例えば、レーザーアレイ12に備えられた発光部22Aには、制御回路62A、バイアス電流制御回路66A及びAPC回路64Aから構成されるコントローラ回路が形成されている。
【0041】
制御回路62には、原画像のラスターデータ、基準電圧及び後述する光量補正セレクタ60によって選択された光量補正データDx が入力されるようになっている。ラスターデータとは、光ビームBmを同時に照射して走査する画素列の原画像データをいう。制御回路62では、入力された光量補正データDx に基づいて基準電圧を補正する。すなわち、レーザーアレイ12の出力光量が予め定められた所定光量とするために必要とされる電圧値に修正する。
【0042】
バイアス電流制御回路66では、補正された基準電圧に基づいてレーザーアレイ12に備えられた各発光部22A、22B、22Cに供給するバイアス電流(駆動電流)を決定し、APC回路64は決定された駆動電流を各発光部22A、22B、22Cに供給する。
【0043】
レーザーアレイ12に内蔵された内蔵光量モニター46には、A/Dコンバータ48が接続されている。A/Dコンバータは、内蔵光量モニター46で検出されたレーザーアレイ12の出力光量をアナログデータからデジタルデータに変換する。
【0044】
A/Dコンバータ48には、レーザーアレイ12に備えられた発光部22A、22B、22Cの個数に対応した数のレジスタ50が接続されている。すなわち、本実施の形態では3個のレジスタ50A、50B、50Cが設けられている。
レジスタ50には、発光部22A、22B、22Cの点灯数に応じたレーザーアレイ12の出力光量としての光量データPx が保管される。例えば、レーザーアレイ12に備えられた複数の発光部22A、22B、22Cのうち任意の1個の発光部が点灯したときの光量データP1 はレジスタ50Aに保管され、2個の発光部が点灯したときの光量データP2 はレジスタ50B、3個の発光部が点灯したときの光量データP3 はレジスタ50Cに保管される。
【0045】
レジスタ50は、CPU52を介して補正レジスタ54に接続されている。CPU52はレジスタ50に保管された光量データPx のそれぞれに対し、レーザーアレイ12の出力光量を所定光量とするために必要な光量補正データDx を算出し、算出した光量補正データDx を複数の発光部22A、22B、22Cの点灯数に応じてそれぞれ別の補正レジスタ54に保管する。すなわち、補正レジスタ54の数はレジスタ50と同様にレーザーアレイ12に備えられた発光部22A、22B、22Cの個数と同一である。すなわち、例えばレーザーアレイ12に備えられた発光部22A、22B、22Cのうち任意の1個が点灯したときのレーザーアレイ12の光量データP1 に対する光量補正データD1 は補正レジスタ54Aに保管される。
【0046】
CPU52には、第1カウンタ56及び第2カウンタ58が接続されている。第1カウンタ56は、原画像のラスターデータにおける総画素数Naをカウントする。また、第2カウンタ58はラスターデータに含まれる黒画素数Nbをカウントする。黒画素数Nbとは、総画素数Naに含まれるレーザーアレイ12に備えられた発光部22A、22B、22Cが点灯するべき画素数に対応する。
【0047】
補正レジスタ54は光量補正セレクタ60に接続されており、ラスターデータによって指示される発光部22A、22B、22Cの点灯数に応じた光量補正データDx を選択するようになっている。例えば、レーザーアレイ12に備えられた発光部22A、22B、22Cの全て(3個)の点灯が指示された場合には、補正レジスタ54Cに保管された光量補正データD3 を選択し、制御回路62ACに出力する。
【0048】
次に、本発明の実施の形態を図4乃至図6を参照して説明する。
図4に示される光量補正制御ルーチンの実行が指示されると、ステップ100では光量補正データ算出ルーチンを実行する。
【0049】
ここで、図5を参照して光量補正データ算出ルーチンを説明する。
ステップ200ではレーザーアレイ12に備えられた発光部22A、22B、22Cのうちの点灯数を表す変数xに1を代入し、ステップ202において変数xによって指示された個数の発光部が点灯したか否かを判定する。ここでは、変数xが1である場合を例として説明する。従って、ステップ202ではレーザーアレイ12に備えられた3個の発光部22A、22B、22Cのうち1個の発光部が点灯したか否かを判定する。これは、レーザーアレイ12に内蔵された内蔵光量モニター46によって光量が検出されたか否かによって判定することができる。
【0050】
ステップ202においてステップ200で指示された個数(x個)の発光部が点灯したと判定された場合には、ステップ204に移行する。ステップ204では、点灯した発光部に供給される電流値を内蔵光量モニター46によって測定する。次のステップ206では、ステップ204で測定された電流値を電圧値に変換し(電流−電圧変換)、ステップ208ではA/Dコンバータ48によって8bitのデジタルデータに変換する。こうして変換されたデジタルデータとしてのレーザーアレイ12の光量データPx は、ステップ210において所定のレジスタ50に一時的に保管される。例えば、1個の発光部が点灯したときの光量データP1 はレジスタ50Aに保管される。
【0051】
次のステップ212では、レジスタ50に保管された光量データPx 及びレーザーアレイ12に備えられた発光部22A、22B、22Cの点灯数xに基づき、光量補正データDx を算出する。光量補正データDx を算出するにあたり、まず以下に示される式(5)を用いて点灯した発光部単位の光量データPを求める。これは、レーザーアレイ12の内蔵光量モニター46では、複数の発光部が同時に点灯した場合に点灯した発光部の合計光量が検出され、点灯した発光部単位の光量データを検出することができないことを考慮している。従って、以下の式(5)により点灯した発光部単位の光量データPを求める。
【0052】
【数5】
Px /x=Px ・・・(5)
【0053】
さらに、以下に示される式(6)を用いて光量補正データDx を算出する。本実施の形態では、光量補正データDx を算出するときの基準値として1個の発光部が点灯したときの光量データP1 を採用している。すなわち、発光部が1個点灯したときのレーザーアレイ12の出力光量と等価になるように各発光部を点灯させてレーザーアレイ12の出力光量を補正することを意味している。
【0054】
【数6】
Px /P1 =Dx ・・・(6)
【0055】
ステップ212において算出された光量補正データDx は、ステップ214で所定の補正レジスタ54に保管される。例えば、1個の発光部が点灯したときの光量補正データD1 は補正レジスタ54Aに保管される。
【0056】
次のステップ216では、レーザーアレイ12に備えられた複数の発光部22A、22B、22Cの全てが点灯したか否かを判定する。すなわち、本実施の形態では3個の発光部22A、22B、22Cが全て点灯したか否かを判定する。このステップ214において、未点灯の発光部が存在すると判定された場合には、ステップ218で変数xをインクリメントした後にステップ202に移行し、前述と同様の処理を繰り返し実行する。
【0057】
一方、ステップ216においてレーザーアレイ12に備えられた複数の発光部22A、22B、22Cの全てが点灯していると判定された場合、すなわち本実施の形態では3個の発光部22A、22B、22Cが点灯していると判定された場合には、ステップ220で変数xをリセットする。続いてステップ222では、点灯している発光部22を消灯して本光量補正データ算出ルーチンを終了し、図4に示される光量補正制御ルーチンのステップ102に移行する。
【0058】
光量補正制御ルーチンのステップ102では、光量補正データ選択ルーチンを実行する。光量補正データ選択ルーチンは、前述したステップ100(図5に示される光量補正データ算出ルーチン)により複数の発光部22A、22B、22Cの点灯数xに応じて算出された光量補正データDx のいずれのデータを用いるかを選択する。
【0059】
ここで、図6を参照して光量補正データ選択ルーチンを説明する。
ステップ302では、L段のラスターデータが光量制御装置44に入力されたか否かを判定する。なお、この変数Lは原画像のラスターデータをカウントするためのものであり、光量補正制御ルーチンが実行された際に1に初期化されている。このステップ302においてL段のラスターデータが入力されたと判定された場合には、次のステップ304に移行する。
【0060】
ステップ304では、ラスターデータの総画素数Naを第1カウンタ56によってカウントする。すなわち、光ビームBmが同時に照射される画像走査エリアMにおける画素数がカウントされる。次のステップ306では、ラスターデータの黒画素数Nbを第2カウンタ58によってカウントする。この黒画素数Nbは、総画素数Naに含まれるレーザーアレイ12に備えられた複数の発光部22A、22B、22Cが点灯するべき画素数に対応する。
【0061】
次のステップ308では、ラスターデータにおける点灯率Qを以下に示される式(7)に基づいて算出する。これは、前述したステップ304及びステップ306においてカウントされたラスターデータの総画素数Naと黒画素数Nbに基づいて算出することができる。
【0062】
【数7】
Nb/Na→Q ・・・(7)
【0063】
ステップ310乃至ステップ328では、ステップ308において算出された点灯率Qに基づいて所定の光量補正データDx を選択する。例えば、ステップ310において点灯率Qが40%を越えていると判定された場合には、レーザーアレイ12に備えられた発光部の全てを点灯させる場合であると判断し、ステップ312において光量補正データDx を選択する。すなわち、光量補正セレクタ60によって光量補正データDx が保管されている補正レジスタ54からデータを読み取ることが指示される。本実施の形態のレーザーアレイ12では、3個の発光部22A、22B、22Cが備えられているため、点灯率Qが40%を越えた場合には補正レジスタ54Cから光量補正データD3 を選択する。
【0064】
以上のように光量補正データDx を選択し、光量補正データ選択ルーチンが終了すると、図4に示される光量補正制御ルーチンのステップ104に移行する。
【0065】
ステップ104では、光量補正データDx が決定しているか否かを判定し、次のステップ106ではSOS信号を受信したか否かを判定する。SOS信号は、SOS光センサ42から出力され、光量制御装置44に入力される。すなわち、レーザーアレイ12の出力光量の補正タイミングが指示される。
【0066】
ステップ106においてSOS信号を受信したと判定されると、次のステップ108では基準電圧を修正する。すなわち、ステップ102の光量補正データ選択ルーチンを実行することによって決定された光量補正データDx と予め定められた基準電圧を比較し、光量補正データDx に基づいて基準電圧を修正する。
【0067】
次のステップ110では、制御回路62、バイアス電流制御回路66、及びAPC回路64によってAPCコントロールを行う。APCコントロールとは、前述したステップ108において修正された基準電圧に基づいてレーザーアレイ12に備えられた発光部22A、22B、22Cに供給するバイアス電流(駆動電流)の大きさを制御する。こうしてステップ110において発光部22A、22B、22Cに供給するべき駆動電流が制御されると、ステップ112では点灯が指示された発光部に駆動電流を供給して点灯する。これにより、レーザーアレイ12の出力光量は発光部の点灯数xに拘らず、1個の発光部が点灯したときの出力光量と同一光量となる。
【0068】
次のステップ114では、原画像の最終段のラスターデータが光量制御装置44に入力されたか否かを判定する。このステップ114において最終段のラスターデータが入力されていないと判定された場合には、ステップ116でラスターデータの段数をカウントする変数Lをインクリメントした後にステップ102に移行して同様の処理を繰り返し実行する。一方、ステップ114において最終段のラスターデータが入力されたと判定された場合には、ステップ118で変数Lをリセットして本光量補正制御ルーチンを終了する。
【0069】
以上のようにしてレーザーアレイ12に備えられた発光部22の点灯数xに応じて光量補正データDx を算出して走査エリア毎の発光率に応じてレーザーアレイ12の出力光量を補正するので、自己発熱の影響及び近隣の発光部から伝搬されるエネルギーの影響によって複数の発光部の点灯数に応じて異なるレーザーアレイの出力光量の変動を補正することができる。
【0070】
なお、本実施の形態では、レーザーアレイ12に3個の発光部22が備えられている場合を例として説明したが、発光部22の個数はこれに限るものではない。例えば、4個、5個、・・・、n個と増加させた場合にでも適用することができる。
【0071】
また、レーザーアレイ12の出力光量を検出するために内蔵光量モニター46を配設したが、光量制御装置44の外部に出力光量を検出する外部光量モニターを設けるようにしてもよい。
【0072】
さらに、本実施の形態では、ラスターデータの点灯率Qの上限が40%である場合を例として説明したが、数値はこれに限定されるものではない。但し、原画像がフルカラー画像である場合には、点灯率Qの上限を40%にすることが好ましい。
【0073】
なお、本実施の形態においては、レーザーアレイ12に備えられた複数の発光部22A、22B、22Cの点灯数に応じた光量補正データDx を予め算出して補正レジスタ54に保管し、原画像データに基づく発光部22A、22B、22Cの点灯数に応じて該当する光量補正データDx を光量補正セレクタ60によって選択して駆動電流を制御し、レーザーアレイ12の出力光量を補正する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、レーザーアレイ12を点灯する毎、すなわち原画像データ(ラスターデータ)が光量制御装置44に入力される毎に原画像データに基づく発光部22A、22B、22Cの点灯数に応じて光量補正データDx を算出し、算出された光量補正データDx に基づいて駆動電流を制御してレーザーアレイ12の出力光量を補正するようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、レーザーアレイに備えられた発光部の点灯数に応じた光量補正量を算出してレーザーアレイの出力光量を補正するので、自己発熱の影響及び近隣の発光部から伝搬されるエネルギーの影響による画質劣化を抑えることができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る光量制御装置を備えた画像記録装置を示す概略構成図である。
【図2】レーザーアレイの詳細構成を示す概略斜視図である。
【図3】光量制御装置の構成を示す構成図である。
【図4】光量制御装置における光量補正制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】光量補正データ算出ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】光量補正データ選択ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】従来の点灯制御装置を示す概略構成図である。
【図8】(A)はレーザーアレイにおけるエネルギーの伝搬関係を示す説明図であり、(B)は各発光部における光量の変動状態を示す概略図である。
【図9】(A)は変動バイアス電流制御方式を採用した場合の光出力−光量変動を示し、(B)は固定バイアス電流制御方式を採用した場合の光出力−光量変動、(C)はバイアス電流を供給しない場合の光出力−光量変動を示す特性図である。
【符号の説明】
12 レーザーアレイ
44 光量制御装置
46 内蔵光量モニター(光量検出手段)
52 CPU(補正量算出手段)
54 補正レジスタ(記憶手段)
60 光量補正セレクタ(選択手段)
64 APC回路(発光部駆動手段)
Claims (2)
- 互いに独立駆動可能な複数の発光部を備えたレーザーアレイの出力光量を補正する光量制御装置であって、
前記複数の発光部をそれぞれ順に点灯させて点灯した発光部の個数毎の前記レーザーアレイの出力光量を検出する光量検出手段と、
前記光量検出手段で検出された前記レーザーアレイの出力光量を点灯した発光部の個数で除算して発光部単位の出力光量を求め、当該発光部単位の出力光量が1個の発光部を点灯させた際の出力光量と等しくなるように点灯した発光部の個数に応じた光量補正量を算出する補正量算出手段と、
前記補正量算出手段で算出された光量補正量を前記レーザーアレイの点灯した発光部の個数に応じて記憶する記憶手段と、
原画像データに基づき、光ビームを同時に照射する走査エリアにおける総画素数と当該総画素数に含まれる前記発光部が点灯するべき画素数とをカウントするカウント手段と、
前記カウント手段によりカウントされた前記発光部が点灯するべき画素数を前記総画素数で除算して前記走査エリアにおける点灯率を算出する点灯率算出手段と、
前記点灯率算出手段により算出された点灯率に基づいて前記光量補正量を前記記憶手段から選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された光量補正量に基づいて前記複数の発光部に供給する駆動電流を制御して該発光部の点灯を指示する発光部駆動手段と、
を有する光量制御装置。 - 互いに独立駆動可能な複数の発光部を備えたレーザーアレイの出力光量を補正する光量制御装置を用いた光量制御方法であって、
前記複数の発光部をそれぞれ順に点灯させて点灯した発光部の個数毎の前記レーザーアレイの出力光量を検出し、
前記レーザーアレイの出力光量を点灯した発光部の個数で除算して発光部単位の出力光量を求め、当該発光部単位の出力光量が1個の発光部を点灯させた際の出力光量と等しくなるように点灯した発光部の個数に応じた光量補正量をそれぞれ算出し、
算出された光量補正量を前記レーザーアレイの点灯した発光部の個数に応じて記憶手段に記憶し、
原画像データに基づき、光ビームを同時に照射する走査エリアにおける総画素数と当該総画素数に含まれる前記発光部が点灯するべき画素数とをカウントし、
カウントした前記発光部が点灯するべき画素数を前記総画素数で除算して前記走査エリアにおける点灯率を算出し、
算出した前記点灯率に基づいて光量補正量を前記記憶手段から選択し、
選択された光量補正量に基づいて前記複数の発光部に供給する駆動電流を制御して該発光部の点灯を指示する、
ことを特徴とする光量制御方法。
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-
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