JP3699433B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、本体キャビネットの上部に配置した部品と、本体キャビネットの中央に配置した部品と、本体キャビネットの下部に配置した部品とのそれぞれが、容易に交換可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機、具体的には、スロットマシンは、正面側に開口する正面開口部を有する箱状の本体キャビネットと、この本体キャビネットの正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リールを回転させるための駆動モータを有するリールユニットと、遊技メダルを払い出すためのホッパーユニットと、前記回転リール等の作動を制御するための主基板(主制御装置)と、スロットマシンの各部品に電力を供給する電源ユニットとを少なくとも備えている。
【0003】
そして、従来のスロットマシンは、遊技ホールにおける台交換、いわゆる新台入れ替えの際、本体キャビネットも含めて、スロットマシンの全部をまるごと交換し、遊技内容に直接影響しないホッパーユニット等も同時に交換され、交換に要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄になっていた。
そこで、近年、遊技内容に直接、影響するリールユニット及びこのリールユニットの回転リールの回転駆動等を制御する主基板(主制御装置)を、前扉に固定して、前扉ごと一体に本体キャビネットから着脱自在に形成して、交換可能とする発明がなされている(例えば、特許文献1、図1及び図3参照。)。
【0004】
さらに、リールユニット及び主基板(主制御装置)を固定した前扉に、ホッパーユニット(メダル排出装置)や電源ユニット(電源装置)を固定して、前扉ごと一体に本体キャビネットから着脱自在に形成して交換可能にする発明がなされている(例えば、特許文献1、図4参照。)。
一方、近年では、枠体等の構造用部材に前記リールユニット及び主基板(主制御装置)を設置した交換ユニットを、本体キャビネット内部に着脱自在に形成して、新旧の交換作業を容易にしたスロットマシンに関する技術もある(例えば、特願2001−163570号。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−52525号公報(第1図、第3図、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の遊技機では、新台入れ替えの際、遊技機全部をまるごと交換するのは、本体キャビネットや、ホッパーユニット等の遊技内容の変更に直接影響しない部品も同時に交換され、資源の無駄になる。また、前扉にリールユニットや主基板(主制御装置)を固定して、前扉ごと、一体に本体キャビネットから取り外して交換するようなものは、前扉をそのまま使用することができるような場合は、かかる前扉も同時に交換され、資源の無駄になってしまうという第一の問題点があった。
【0007】
また、遊技機の交換作業において、かかる部品の工場からの積み卸し作業や、遊技ホール内の複数の遊技台を並べた、いわゆる島の間の狭いスペース内で、部品を持ち運び、交換を行う作業は、通常、人力によるものである。その際、上述したような前扉に、リールユニット及び主基板(主制御装置)を取り付けると、持ち運ぶ部品単位の重量が大きく、その状態のもとで交換作業を行うのは、交換作業者の負担が大きく、大変であるという第二の問題点があった。
また、従来の遊技機では、前扉に、リールユニットや、主基板(主制御装置)を取り付けてあり、また、リールユニット及び主基板(主制御装置)は、分離されていないため、新台入れ替えの部品交換の組み合わせパターンを種々設定するようなことができず、それらのうちから選択するようなことができず、新台入れ替えの部品交換のパターンが、限定されてしまうという第三の問題点があった。
【0008】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第一乃至第三の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不必要な部品交換を回避して、部品の有効利用を図ることができ、持ち運ぶ部品単位の重量を小さくすることができて、交換作業を容易にし、交換の組み合わせパターンを自由に選択可能な遊技機を提供しようとするものである。
【0009】
更に、請求項1記載の発明は、各領域に、他の領域からワイヤ等の異物が差し込まれることを防ぐことができて、不正操作の発生を抑えることができ、いわゆるゴト対策を図ることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
更に、請求項1記載の発明は、本体キャビネットの内部空間を3つの領域に独立した状態で分断することができて、作業中に、他の領域への不正操作や、不正部品の交換等の不正行為、いわゆるゴト行為の発生を抑えることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0010】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項記載の発明は、三分割上扉だけを、別個独立に施錠して、管理することができ、不正操作や、部品の不正交換を、防止することができるようした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0011】
すなわち、請求項記載の発明は、上部ユニット及び中央ユニットを、確実に本体キャビネットに固定することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
【0013】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、正面側に開口する正面開口部(21)を有する箱状の本体キャビネット(20)と、前記本体キャビネット(20)の正面開口部(21)を開閉自在に塞ぐ前扉(30)と、前記本体キャビネット(20)内部の上部に着脱自在な上部ユニット(50)と、前記本体キャビネット(20)内部の下部に着脱自在な下部ユニット(60)と、前記本体キャビネット(20)内部の前記上部ユニット(50)及び前記下部ユニット(60)の間に着脱自在な中央ユニット(55)とを少なくとも備えている。
【0014】
そして、前記中央ユニット(55)は、前記本体キャビネット(20)内部の前記上部ユニット(50)及び前記下部ユニット(60)の間に固定した枠状の中央構造用部材(56)と、前記中央構造用部材(56)の内部に固定して、複数の図柄が表示された回転リール(71)及びこの回転リール(71)を回転させるための駆動モータを有するリールユニット(70)とを備えている。
そして、前記上部ユニット(50)は、前記本体キャビネット(20)内部の上部に固定した枠状の上部構造用部材(51)と、前記上部構造用部材(51)の内部に固定して、前記リールユニット(70)の作動を制御するための主制御装置(80)とを備えている。
【0015】
そして、前記下部ユニット(60)は、遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット(90)を少なくとも備えている。
そして、前記本体キャビネット (20) は、前記上部ユニット (50) を収納する領域及び前記中央ユニット (55) を収納する領域の間を仕切るための上部ユニット用仕切板 (52) と、前記中央ユニット (55) を収納する領域及び前記下部ユニット (60) を収納する領域の間を仕切るための中央ユニット用仕切板 (57) とを備えている。
そして、前記前扉 (30) は、前記本体キャビネット (20) の正面開口部 (21) の前記上部ユニット (50) の正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割上扉 (37) と、前記本体キャビネット (20) の正面開口部 (21) の前記中央ユニット (55) の正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割中央扉 (38) と、前記本体キャビネット (20) の正面開口部 (21) の前記下部ユニット (60) の正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割下扉 (39) とを備え、前記三分割上扉 (37) 、前記三分割中央扉 (38) 、前記三分割下扉 (39) はそれぞれ別個に開閉可能かつ施錠可能に形成されていることを特徴とする。
【0016】
なお、ここで、「中央構造用部材(56)」は、「枠状」であって、本体キャビネット(20)内部の上部ユニット(50)と、下部ユニット(60)との間に固定可能なものであればよいものである。例えば、中央構造用部材(56)は、図1に示すような枠状部材を組み合わせた骨組み構造からなる立方体状のフレーム枠のようなものを含むものである。この中央構造用部材(56)は、その内部に回転リール(71)や駆動モータを有するリールユニット(70)を、本体キャビネット(20)内部の上部ユニット(50)と、下部ユニット(60)との間に、固定するためのものである。
また、ここで、「上部構造用部材(51)」も、上述した中央構造用部材(56)と同様に、「枠状」であって、本体キャビネット(20)内部の上部に固定可能なものであればよいものである。例えば、上部構造用部材(51)は、図1に示すような枠状部材を組み合わせた骨組み構造からなる立方体状のフレーム枠のようなものを含むものである。この上部構造用部材(51)は、その内部にリールユニット(70)の作動を制御するための主制御装置(80)を、本体キャビネット(20)内部の上部に、固定するためのものである。
【0017】
また、下部ユニット(60)は、少なくともホッパーユニット(90)を有すればよいものであり、特に、構造用の部材を構成要件とするものではない。もちろん、上述した上部ユニット(50)や中央ユニット(55)のように、ホッパーユニット(90)を固定するための枠状の下部構造用部材(61)を有しても良い。具体的には、例えば、図9に示すように、下部ユニット(60)は、本体キャビネット(20)内部の下部に固定した枠状の下部構造用部材(61)と、この下部構造用部材(61)の内部に固定して、遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット(90)とを備えているようなものを含むものである。
【0018】
なお、ここで、「前記本体キャビネット (20) は、前記上部ユニット (50) を収納する領域 及び前記中央ユニット (55) を収納する領域の間を仕切る」の「仕切る」とは、二つの領域の間を仕切板等により区画して遮断することを意味する。
本発明は、前扉 (30) を、三分割上扉 (37) と、三分割中央扉 (38) と、三分割下扉 (39) との三つに分割しているものである。
(作用)
本発明は、本体キャビネット(20)内部の上部に着脱自在な上部ユニット(50)と、本体キャビネット(20)内部の下部に着脱自在な下部ユニット(60)と、本体キャビネット(20)内部の上部ユニット(50)及び下部ユニット(60)の間に着脱自在な中央ユニット(55)とを備えている。このため、前扉(30)や、本体キャビネット(20)を交換することなく、上部ユニット(50)や、下部ユニット(60)や、中央ユニット(55)を交換することができる。これにより、新台入れ替えの際、前扉(30)や本体キャビネット(20)の交換が必要ないときには、それらを交換することなく、上部ユニット(50)や、下部ユニット(60)や、中央ユニット(55)だけの交換ですみ、不必要な部品交換を回避することができ、それらの部品が無駄になることなく、有効に繰り返し利用することができる。
【0019】
本発明は、リールユニット(70)を有する中央ユニット(55)と、主制御装置(80)を有する上部ユニット(50)と、ホッパーユニット(90)を有する下部ユニット(60)とが、それぞれ分離した状態で、別個独立に、本体キャビネット(20)の内部に、固定することができ、また、それぞれ、分離した状態で、別個独立に、本体キャビネット(20)内部から取り外すことができる。
したがって、リールユニット(70)を有する中央ユニット(55)と、主制御装置(80)を有する上部ユニット(50)と、ホッパーユニット(90)を有する下部ユニット(60)とを、それぞれ分離して持ち上げて運び、交換作業を進めることができる。このため、それらの部品を分離していないものを一度に交換するような場合(例えば、主制御装置(80)とリールユニット(70)とが一つにまとめられているようなもの)と比較して、交換作業者が、持ち運ぶ部品単位の重量を小さくすることができ、交換作業を容易なものにすることができる。
【0020】
本発明は、上部ユニット(50)と、下部ユニット(60)と、中央ユニット(55)とが、本体キャビネット(20)内部に着脱自在に形成されている。このため、上部ユニット(50)の部品だけの交換が必要な場合は、上部ユニット(40)の交換だけを行うことができ、下部ユニット(60)の部品だけの交換が必要な場合は、下部ユニット(60)の交換だけを行うことができ、中央ユニット(55)の部品だけの交換が必要な場合は、中央ユニット(55)の交換だけを行うことができる。また、上部ユニット(50)及び中央ユニット(55)の両方の交換が必要なときは、上部ユニット(50)及び下部ユニット(60)の二つを交換することができ、また、上部ユニット(50)、下部ユニット(60)及び中央ユニット(55)のうち、所定の二つの交換が必要なときは、かかる二つのユニットだけを交換することができる。また、上部ユニット(50)、中央ユニット(55)及び下部ユニット(60)の全ての交換が必要なときは、本体キャビネット(20)を残して、上部ユニット(50)、中央ユニット(55)及び下部ユニット(60)の3つを交換することができる。このように、上部ユニット(50)、中央ユニット(55)及び下部ユニット(60)の交換の組み合わせパターンを種々設定することができ、それらのうちから自由に選択することができる。これにより、新台入れ替え等の種々の部品交換にも、対応することができる。
【0021】
本発明は、上部ユニット用仕切板 (52) を備えたことにより、主制御装置 (80) を有する上部ユニット (50) を収納する領域を、隣接する中央ユニット (55) を収納する領域から、独立させることができる。
また、中央ユニット用仕切板 (57) を備えたことにより、ホッパーユニット (90) を有する下部ユニット (60) を収納する領域を、隣接する中央ユニット (55) を収納する領域から独立させることができる。
また、上部ユニット用仕切板 (52) 及び中央ユニット用仕切板 (57) を備えたことにより、 リールユニット (70) を有する中央ユニット (55) を収納する領域を、隣接する上部ユニット (50) を収納する領域及び下部ユニット (60) を収納する領域から独立させることができる。
【0022】
これにより、上部ユニット (50) 、中央ユニット (55) 及び下部ユニット (60) を、それぞれ収納する各領域に、他の領域からワイヤ等の異物が差し込まれることを防ぐことができて、不正な部品交換や、不正操作の発生を抑えることができ、いわゆるゴト対策を図ることができる。
本発明は、上部ユニット (50) 、中央ユニット (55) 及び下部ユニット (60) のそれぞれの正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割上扉 (37) 、三分割中央扉 (38) 及び三分割下扉 (39) をそれぞれ有し、それぞれ別個に開閉可能かつ施錠可能に形成されている。このため、本体キャビネット (20) の内部空間を上部ユニット用仕切板 (52) 及び中央ユニット用仕切板 (57) と相まって、3つの領域に独立した状態で分断することができる。そして、それらの3つの領域のうち、それぞれ交換や、修理が必要な箇所の領域の扉だけを、開放して、作業等を必要としていない残りの二つの領域の扉は、閉じた状態や施錠した状態を維持することができる。これにより、作業中に、他の領域への不正操作や、不正部品の交換等の不正行為、いわゆるゴト行為の発生を抑えることができる。
【0023】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記三分割上扉(37)、前記三分割中央扉(38)及び前記三分割下扉(39)は、前記本体キャビネット(20)に閉じた状態で施錠可能な施錠手段(62)と、前記施錠手段(62)の施錠状態を解除可能な鍵とをそれぞれ有している。
そして、前記三分割上扉(37)の前記施錠手段(62)及び前記鍵は、前記三分割中央扉(38)及び前記三分割下扉(39)の前記施錠手段(62)及び前記鍵とは、別個に形成されている。
【0024】
そして、前記三分割中央扉(38)及び前記三分割下扉(39)の前記鍵では、前記三分割上扉(37)の前記施錠手段(62)の施錠状態を解除できないようにするために、前記三分割上扉(37)の前記鍵は、前記三分割中央扉(38)及び前記三分割下扉(39)の前記鍵とは、異なる形状に形成されていることを特徴とする。
(作用)
本発明は、三分割上扉(37)の施錠手段(62)及び鍵は、三分割中央扉(38)及び三分割下扉(39)の施錠手段(62)及び鍵とは、別個に形成され、その鍵の形状も異なる。このため、三分割中央扉(38)及び三分割下扉(39)の施錠手段(62)を解除するための鍵では、三分割上扉(37)の施錠手段(62)を解除することができないようにすることができる。すなわち、三分割上扉(37)の施錠手段(62)のための鍵と、三分割中央扉(38)及び三分割下扉(39)の施錠手段(62)のための鍵とを、別のものにすることができる。これにより、ゴト対策として最も重要な部品である主制御装置(80)を有する上部ユニット(50)の正面領域を塞ぐ三分割上扉(37)だけを、他の三分割中央扉(38)及び三分割下扉(39)とは、別個独立に施錠して、管理することができ、不正操作や、部品の不正交換を、防止することができる。
【0025】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記遊技機(10)は、前記上部ユニット(50)の左右側面と、それに対応する前記本体キャビネット(20)の左右の側面内側との間に、前記上部ユニット(50)を固定するための上部ロック手段(101)と、前記中央ユニット(55)の左右側面と、それに対応する前記本体キャビネット(20)の左右の側面内側との間に、前記中央ユニット(55)を固定するための中央ロック手段(102)とを備えている。
【0026】
そして、前記上部ロック手段(101)及び前記中央ロック手段(102)は、前記上部ユニット(50)及び前記中央ユニット(55)のそれぞれの左右に設けたフック部(130)と、前記本体キャビネット(20)の左右の側面内側に位置して、前記フック部(130)を引っかけて両者を固定可能な固定装置(110)とを備えていることを特徴とする。
ここで、「両者を固定可能」とは、上部ユニット(50)と、本体キャビネット(20)とを固定可能なこと、或いは、中央ユニット(55)と、本体キャビネット(20)とを固定可能なことを意味するものである。
【0027】
(作用)
本発明は、上部ユニット(50)及び中央ユニット(55)の左右に設けたフック部(130)を、本体キャビネット(20)の左右の側面内側に位置する固定装置(110)に引っかけることにより、フック部(130)と固定装置(110)とを固定することができ、結果として、上部ユニット(50)と本体キャビネット(20)とを、或いは、中央ユニット(55)と本体キャビネット(20)とを固定することができる。
また、本発明は、上部ロック手段(101)を、上部ユニット(50)の左右側面と、それに対応する本体キャビネット(20)の左右の側面内側との間に設けている。このため、上部ロック手段(101)を介して、上部ユニット(50)の左側面と、それに対応する本体キャビネット(20)の左の側面内側とを固定し、上部ユニット(50)の右側面と、それに対応する本体キャビネット(20)の右の側面内側とを固定することができ、上部ユニット(50)の左右を本体キャビネット(20)の左右の側面内側に固定することができる。このように、上部ユニット(50)の左右側面を、本体キャビネット(20)の左右の側面内側にそれぞれ固定しているため、上部ユニット(50)の所定の一面だけで固定するようなものと比較して、上部ユニット(50)を確実に本体キャビネット(20)に固定することができる。
【0028】
また、同様に、本発明は、中央ロック手段(102)を、中央ユニット(55)の左右側面と、それに対応する本体キャビネット(20)の左右の側面内側との間に設けている。このため、中央ロック手段(102)を介して、中央ユニット(55)の左側面と、それに対応する本体キャビネット(20)の左の側面内側とを固定し、中央ユニット(55)の右側面と、それに対応する本体キャビネット(20)の右の側面内側とを固定することができ、中央ユニット(55)の左右を本体キャビネット(20)の左右の側面内側に固定することができる。このように、中央ユニット(55)の左右側面を、本体キャビネット(20)の左右の側面内側にそれぞれ固定しているため、中央ユニット(55)の所定の一面だけで固定するようなものと比較して、中央ユニット(55)を確実に本体キャビネット(20)に固定することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1乃至図7は、本発明の理解を助けるための第一の形態であって、図1及び図2は遊技機の分解組立図、図3はロック手段の固定装置の分解組立図、図4は固定装置の正面図、図5はロック手段を取り付けている途中の状態の外観斜視図、図6はロック手段を取り付けた状態の外観斜視図、図7は封印手段の一部断面図をそれぞれ示すものである。
本形態における遊技機10は、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口する正面開口部21を有する箱状の本体キャビネット20と、この本体キャビネット20の正面開口部21を開閉自在に塞ぐ前扉30と、本体キャビネット20内部の上部に着脱自在な上部ユニット50と、本体キャビネット20内部の下部に着脱自在な下部ユニット60と、本体キャビネット20内部の上部ユニット50及び下部ユニット60の間に着脱自在な中央ユニット55とを備えている。
【0030】
前記本体キャビネット20は、本体キャビネット20内部の空間を三つに仕切るための仕切板を有している。この仕切板は、上から順に、上部ユニット用仕切板52及び中央ユニット用仕切板57である。
具体的には、上部ユニット用仕切板52は、上部ユニット50を収納する領域と、中央ユニット55を収納する領域との間を仕切るためのものであって、本体キャビネット20の上部にねじにより固定されるものである。
また、中央ユニット用仕切板57は、中央ユニット55を収納する領域と、下部ユニット60を収納する領域との間を仕切るためのものであって、本体キャビネット20の下部にねじにより固定されるものである。
【0031】
また、遊技機10は、上部ユニット50や中央ユニット55を固定するためのロック手段100を有している。具体的には、ロック手段100は、上部ユニット50の左右側面と、それに対応する本体キャビネット20の左右の側面内側との間に、上部ユニット50を固定するための上部ロック手段101を備えている。また、ロック手段100は、中央ユニット55の左右側面と、それに対応する本体キャビネット20の左右の側面内側との間に、中央ユニット55を固定するための中央ロック手段102とを備えているものである。
なお、本形態では、前扉30は、本体キャビネット20に回転可能に軸支され、上部ユニット50、中央ユニット55及び下部ユニット60は、本体キャビネット20に固定されている。
【0032】
前記前扉30は、本体キャビネット20の正面開口部21の上部を開閉可能に塞ぐ二分割上扉31と、本体キャビネット20の正面開口部21の下部を開閉可能に塞ぐ二分割下扉32とを備えている。
(本体キャビネット20)
上記本体キャビネット20は、底板23、側板24、天板25及び裏板26からなる正面側に開口する正面開口部21を有する筺体である。そして、本体キャビネット20の高さ方向略中央の少し下の位置には、二つの側板24の間に水平方向に中央ユニット用仕切板57が渡してある。この中央ユニット用仕切板57の上面には、中央ユニット55が固定されている。また、本体キャビネット20の高さ方向の上部の位置には、二つの側板24の間に水平方向に上部ユニット用仕切板52が渡してある。そして、この上部ユニット用仕切板52の上面には、上部ユニット50が固定されている。そして、底板23の上には、下部ユニット60が固定されている。
【0033】
上記本体キャビネット20の向かって左側の側板24の上部には、上扉31を回転可能な状態で軸支することができる二分割上扉用係合部40が2個、形成されている。この二分割上扉用係合部40は、金属からなり、上方に向かって突出する円柱棒状のものである。特に図示していないが、二分割上扉31の向かって左側の裏面側には、かかる上扉用係合部41の上方から被さるように差し込み可能な円筒状の二分割上扉用円筒係合部を有しているものである。その二分割上扉用円筒係合部が二分割上扉用係合部40の回りを回転することにより、二分割上扉31が、二分割上扉用係合部40を回転の軸の中心として、開閉可能な状態となるものである。
【0034】
同様に、本体キャビネット20の向かって左側の側板24の下部には、二分割下扉32を回転可能な状態で軸支することができる二分割下扉用係合部42が2個、形成されている。この二分割下扉用係合部42は、金属からなり、上方に向かって突出する円柱棒状のものである。特に図示していないが、二分割下扉32の向かって左側の裏面側には、かかる二分割下扉用係合部42の上方から被さるように差し込み可能な円筒状の二分割下扉用円筒係合部を有しているものである。その二分割下扉用円筒係合部が二分割下扉用係合部42の回りを回転することにより、二分割下扉32が、二分割下扉用係合部42を回転の軸の中心として、開閉可能な状態となるものである。
【0035】
本体キャビネット20の向かって右側の側板24の上部には、二分割上扉31を閉じた状態でロックするための二分割上扉用突出片41が、2個形成されている。この二分割上扉用突出片41は、板状の金属からなり、板状の面を手前側に向けた状態で正面開口部21の内側に向かって突出しているものである。そして、二分割上扉31の向かって右側の裏面側には、本体キャビネット20の二分割上扉用突出片41に係合可能な施錠手段62である二分割上扉施錠手段63が形成されている。この二分割上扉施錠手段63は、特に図示していないが、常時、ばねにより上方向に付勢されるとともに上下方向に摺動可能な可動部を有している。この可動部には、本体キャビネット20側に向かって突出するとともに、二分割上扉用突出片41に係合可能な二つの係止片が、二分割上扉31の上下方向の離れた位置に形成されている。そして、この係止片は、先端側の上面側に下り傾斜の斜辺と、この係止片の基端側に位置する溝状の溝部とを有する。そして、二分割上扉31を閉める際には、係止片の斜辺の上端面が、二分割上扉用突出片41の下端面に当接しながら滑って押し下げられる。これにより、前記ばねの弾性復元力に逆らいながら、可動部とともに係止片は下方に向かって押し下げられる。そして、係止片の溝部に二分割上扉用突出片41が入り込むと、ばねの弾性復元力により可動部とともに係止片が上方へ移動し、溝部に二分割上扉用突出片41が引っかかる。これにより、二分割上扉31を本体キャビネット20側にロックすることができるものである。
【0036】
同様に、本体キャビネット20の向かって右側の側板24の下部には、二分割下扉32を閉じた状態でロックするための二分割下扉用突出片43が、2個形成されている。この二分割下扉用突出片43は、板状の金属からなり、板状の面を手前側に向けた状態で正面開口部21の内側に向かって突出しているものである。特に図示していないが、二分割下扉32の向かって右側の裏面側には、かかる二分割下扉用突出片43にロック可能な施錠手段62である二分割下扉施錠手段64が形成されているものである。この二分割下扉施錠手段64は、特に図示していないが、常時、ばねにより上方向に付勢されるとともに上下方向に摺動可能な可動部を有している。この可動部には、本体キャビネット20側に向かって突出するとともに、二分割下扉用突出片43に係合可能な二つの係止片が、二分割下扉32の上下方向の離れた位置に形成されている。そして、この係止片は、先端側の上面側に下り傾斜の斜辺と、この係止片の基端側に位置する溝状の溝部とを有する。そして、二分割下扉32を閉める際には、係止片の斜辺の上端面が、二分割下扉用突出片43の下端面に当接しながら滑って押し下げられる。これにより、前記ばねの弾性復元力に逆らいながら、可動部とともに係止片は下方に向かって押し下げられる。そして、係止片の溝部に二分割下扉用突出片43が入り込むと、ばねの弾性復元力により可動部とともに係止片が上方へ移動し、溝部に二分割下扉用突出片43が引っかかる。これにより、二分割下扉32を本体キャビネット20側にロックすることができるものである。
【0037】
また、上記本体キャビネット20の左右の側板24の上部には、上部ユニット50を固定するための上部ロック手段101の固定装置110が形成され、同様に、本体キャビネット20の左右の側板24の略中央付近には、中央ユニット55を固定するための中央ロック手段102の固定装置110が形成されている。
また、上記本体キャビネット20の底板23には、図1に示すように、底板23の上面から上方に立設して、互いに内側方向に90度、折り曲げられた縦断面形状が略L字状の2本のスライドレール93が形成されている。このスライドレール93は、下部ユニット60のホッパーユニット90の下端の左右のスライド片92が前面側から入り込んで、奥側に向かってスライド片92をスライド可能に形成されているものである。そして、スライド片92が、一旦、スライドレール93の内部に入り込むと、その前後方向以外、すなわち上下方向、左右方向への移動が制限される。そして、二分割下扉32を閉じることにより、スライド片92の前後方向への移動も制限され、事実上、ロックされた状態にすることができる。このスライド片92及びスライドレール93により、ホッパーユニット90を本体キャビネット20に着脱自在に固定可能なスライド手段91を構成する。
【0038】
また、本体キャビネット20の底板23の向かって左側には、電源ユニット95が、ねじ等により、予め固定されているものである。この電源ユニット95は、いわゆる新台入れ替えにおける部品交換に関係なく、本体キャビネット20の設置と同時に固定した同一のものを繰り返し使用するものである。
(二分割上扉31)
上記二分割上扉31は、本体キャビネット20の正面開口部21の上部ユニット50及び中央ユニット55の正面領域を開閉自在に塞ぐ扉である。
前記二分割上扉31は、本体キャビネット20の向かって左側の二分割上扉用係合部40に回転自在かつ閉じた状態でロック可能に形成されている略板状の扉であり、略中央部に前記回転リール71の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓33を有し、周囲に飾り部34を設けてある。そして、種々の表示を行うための表示装置が設けられているものである。
【0039】
さらに、特に図示していないが、上述したように、二分割上扉31の向かって左側の裏面には、前記二分割上扉用係合部40に係合可能な二分割上扉用円筒係合部が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、二分割上扉31の向かって右側の裏面には、二分割上扉用突出片41に係合可能な二分割上扉施錠手段63が形成されている。
(二分割下扉32)
上記二分割下扉32は、本体キャビネット20の正面開口部21の下部ユニット60の正面領域を開閉自在に塞ぐための扉である。
【0040】
前記二分割下扉32は、本体キャビネット20の向かって左側の二分割下扉用係合部42に回転自在かつ閉じた状態でロック可能に形成されている板状の扉である。
前記二分割下扉32の上部は、遊技機10を作動させるための操作部となっており、二分割下扉32の上面は、閉扉時においては、二分割上扉31よりも前側に突出するようになっている。また、下部には払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け35が形成されており、二分割下扉32の略中央部には、遊技内容その他の表示をするための前パネル36が嵌め込まれている。
前記操作部としては、メダル投入口、ベットスイッチ、スタートスイッチ、ストップスイッチ及び鍵穴が形成されている。
【0041】
さらに、特に図示していないが、上述したように、二分割下扉32の向かって左側の裏面には、前記二分割下扉用係合部42に係合可能な二分割下扉用円筒係合部が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、二分割下扉32の向かって右側の裏面には、二分割下扉用突出片43に係合可能な二分割下扉施錠手段64が形成されている。
(中央ユニット55)
上記中央ユニット55は、前記本体キャビネット20内部の上部ユニット50及び下部ユニット60の間に着脱自在なものである。そして、この中央ユニット55は、中央ユニット用仕切板57の上面に載置されて、ロック手段100の中央ロック手段102により固定可能なものである。
【0042】
具体的には、中央ユニット55は、本体キャビネット20内部の上部ユニット50及び下部ユニット60の間に固定した枠状の中央構造用部材56と、この中央構造用部材56の内部に固定したリールユニット70とを備えている。
前記中央構造用部材56は、本体キャビネット20の中央付近に左右の側板24間に横に渡した中央ユニット用仕切板57の上に載置されている。そして、中央構造用部材56の前面側の左右の縦枠には、後方に向かって延びて、その横断面形状がレ字状のフック形状からなるフック部130が形成されている。この中央構造用部材56のフック部130を、本体キャビネット20の中央ユニット55を収納する領域の左右の側板24内面に固定した固定装置110に引っかけて中央構造用部材56を本体キャビネット20に固定している。かかる中央構造用部材56のフック部130と、中央ユニット55を収納する領域の左右の側板24に設けた固定装置110とにより、中央ロック手段102を形成している。
【0043】
前記リールユニット70は、複数の図柄が表示された3個の回転リール71と、この回転リール71を回転させるための駆動モータとを有している。
(上部ユニット50)
上記上部ユニット50は、本体キャビネット20内部の上部に着脱自在なものである。そして、この上部ユニット50は、上部ユニット用仕切板52の上面に載置されて、ロック手段100の上部ロック手段101により固定可能なものである。
具体的には、上部ユニット50は、本体キャビネット20内部の上部に固定した枠状の上部構造用部材51と、この上部構造用部材51の内部に固定して、前記リールユニット70やホッパーユニット90の作動を制御するための主制御装置80と、前記上部構造用部材51の内部に固定して、飾り部34やランプ等の表示装置による各種の演出を行うためのサブ制御装置81とを備えている。このサブ制御装置81は、その内部に各種演出内容を記憶する記憶手段を有し、かかる記憶手段の内容に沿って、飾り部34やランプ等の表示装置の点灯等を制御するためのものである。
【0044】
前記上部構造用部材51は、図1に示すように、四角枠を組み合わせたもので、全体として略直方体状の枠体からなるものである。この上部構造用部材51の手前側の左右の縦枠には、後方に向かって延びて、その横断面形状がレ字状のフック形状からなるフック部130が形成されている。この上部構造用部材51のフック部130を、本体キャビネット20の上部ユニット50を収納する領域の左右の側板24内面に固定した固定装置110に引っかけて上部構造用部材51を本体キャビネット20に固定している。かかる上部構造用部材51のフック部130と、上部ユニット50を収納する領域の左右の側板24内面に設けた固定装置110とにより、上部ロック手段101を形成している。
【0045】
(下部ユニット60)
上記下部ユニット60は、本体キャビネット20の内部の下部に着脱自在なものである。この下部ユニット60は、遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット90を備えている。そして、このホッパーユニット90は、本体キャビネット20の底板23の上に、スライド手段91を介して、固定可能なものである。具体的には、ホッパーユニット90の下部側面には、左右の横方向に向かって延びて、長尺方向を前後方向に有する薄板長方形状のスライド片92が形成されている。そして、このスライド片92が、本体キャビネット20のスライドレール93の内部に入り込むと、上下方向や、左右方向への移動が制限された状態で、スライド片92は、スライドレール93の内部を、前後方向に移動することができる。そして、二分割下扉32を閉じることにより、スライド片92の前後方向への移動も制限されて、ホッパーユニット90が、本体キャビネット20の底板23に固定される。このスライドレール93及びスライド片92からなるスライド手段91により、ホッパーユニット90を本体キャビネット20の底板23に着脱自在に固定可能なものである。
【0046】
なお、本形態では、機械的可動部がなく、長期間使用可能な電源ユニット95を、遊技機10の設置と同時に本体キャビネット20に固定して、部品交換が容易に行える着脱自在な下部ユニット60としては、ホッパーユニット90だけをとりあつかっているが、特に、下部ユニット60としてホッパーユニット90だけに限定されるものではない。下部ユニット60として、ホッパーユニット90と、電源ユニット95とを組み合わせたものでも良いものである。例えば、本形態に係るホッパーユニット90の側面に、電源ユニット95を固定して、ホッパーユニット90と、電源ユニット95とが一体となって、下部ユニット60を構成するようなものでも良いものである。
【0047】
(ロック手段100(上部ロック手段101、中央ロック手段102))
上記ロック手段100は、上述したように上部ユニット50や、中央ユニット55を、本体キャビネット20に固定するためのものである。ロック手段100は、上部ユニット50の左右側面を、本体キャビネット20の左右の側板24に固定するための上部ロック手段101と、中央ユニット55の左右側面を、本体キャビネット20の左右の側板24に固定するための中央ロック手段102とを備えている。
上記上部ロック手段101は、上部ユニット50の左右に設けたフック部130と、本体キャビネット20の上部ユニット50を収納する領域の左右の側板24の内側側面に位置して、かかるフック部130を引っかけて両者を固定可能な固定装置110とを備えている。
【0048】
同様に、中央ロック手段102は、中央ユニット55の左右に設けたフック部130と、本体キャビネット20の中央ユニット55を収納する領域の左右の側板24の内側側面に位置して、かかるフック部130を引っかけて両者を固定可能な固定装置110とを備えている。
なお、上部ロック手段101及び下部ロック手段103のフック部130と、固定装置110とは、それらの取り付け位置が側板24の上部と下部とで異なるだけで、それらの形状や、構造は、同一であるため、同一部品番号を付与して、中央ユニット55の中央ロック手段102に関して、以下に説明し、上部ロック手段101の説明は省略する。
【0049】
上述した中央ロック手段102の固定装置110は、中央ユニット55の両側面を固定するためのものである。
そして、中央ユニット55のフック部130は、中央ユニット55の中央構造用部材56の前面側の左右の縦枠にそれぞれ固定されている。このフック部130は、背面側に向かって横断面形状が鉤状に延びる金属薄板細片からなるものである。
前記中央ロック手段102の固定装置110は、本体キャビネット20の中央ユニット55を収納する領域の左右の側板24の内側にそれぞれ固定されて、前記フック部130の先端を引っかけて固定可能なものである。具体的には、固定装置110は、本体キャビネット20の内部の左右の側板24の下部にねじにより固定される縦断面形状が略コ字状の固定部材191と、この固定部材191の略コ字状間にわたされた円柱状の回転軸136と、この回転軸136に軸支されて回動可能である断面形状がコ字状の摺動レバー132とを備えている。そして、固定装置110は、摺動レバー132の途中にわたされた基端側ピン138を回転の中心として回転可能なピン移動体139を備えている。そして、このピン移動体139は、上述した基端側ピン138と、この基端側ピン138の両端からそれぞれ伸びるピン連結部133と、このピン連結部133の先端間に位置する先端側ピン131とからなるものである。そして、それぞれのピン連結部133は、固定装置110の内側に位置するとともに一端が基端側ピン138に回動可能に連結されている内側ピン連結部140と、固定装置110の外側に位置するとともに一端が先端側ピン131に回動可能に連結されている外側ピン連結部141とを備えている。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141の連結されていない端部は、横方向に伸びたT字状に形成されている。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141は、互いに重ねられて、ばね135の中を通っている。すなわち、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141は、連結されている端部と、T字状の端部との間には、ばね135が挟み込まれているものである。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141を、それらの長手方向に互いに逆方向に引っ張ると、それらのT字状頭部の間に挟まれたばね135が、弾性変形して縮むように形成されているものである。
【0050】
前記固定部材191の回転軸136と反対側の端部には、表裏に貫通する固定側貫通孔192が形成されている。そして、摺動レバー132にも、その回転軸136と反対側の端部に、固定側貫通孔192と同一の直径からなり、表裏に貫通する摺動側貫通孔193が形成されている。この固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193は、摺動レバー132を固定部材191に重ねた状態で、それらの孔の中心軸が同一方向に揃うように配置されている。そして、摺動レバー132には、その回転軸136と反対方向の端部近傍に、表裏に貫通する摺動側ねじ孔194が形成されている。そして、固定部材191にも、図3に示すように、回転軸136と反対方向の端部近傍に、表裏に貫通する固定側ねじ孔195が形成されている。この摺動側ねじ孔194及び固定側ねじ孔195も、摺動レバー132を固定部材191に重ねた状態で、それらの孔の中心軸が同一方向に揃うように配置されている。
【0051】
上記中央ロック手段102の固定装置110の取り扱い手順を以下に示す。
先ず、中央ユニット55を中央ロック手段102を介して本体キャビネット20に固定する場合、図5に示すように、摺動レバー132を手前側に開いた状態でピン移動体139の先端側ピン131を、中央ユニット55の中央構造用部材56のフック部130に引っかける。そして、先端側ピン131にフック部130を引っかけた状態のまま、摺動レバー132を本体キャビネット20の裏板26側に向かって閉じることにより、ばね135の付勢力によりフック部130を裏板26側に引っ張った状態を維持することができるものである。これにより、フック部130及び固定装置110を介して、中央ユニット55の中央構造用部材56を、本体キャビネット20の背面側に向かって引っ張りながら固定することができる。一方、中央ユニット55を固定装置110を介して本体キャビネット20から取り外す場合、上記手順を逆に行うことにより可能なものである。すなわち、摺動レバー132が閉じた状態から、摺動レバー132を前面側に向かって開く。そして、摺動レバー132が開いた状態において、フック部130から先端側ピン131を取り外すことにより、かかるロックが解除されるものである。
【0052】
本形態に係る固定装置110は、先端側ピン131をフック部130に引っかけて、摺動レバー132を閉じるだけで、簡単にフック部130を固定装置110に固定することができ、ロック状態にすることができるものである。また、逆に、摺動レバー132を開いて、先端側ピン131をフック部130から取り外すだけで、簡単にフック部130を固定装置110から外すことができ、ロック状態を解除することができるものである。これにより、中央ユニット55を、本体キャビネット20の中央に着脱自在且つ固定することができ、中央ユニット55の本体キャビネット20への取り付け作業や、取り外し作業を、簡単なものにすることができるものである。
【0053】
そして、中央ロック手段102の固定装置110は、中央ユニット55を収納する領域の左右の側板24に2個形成されているが、向かって右側の固定装置110は、摺動レバー132を閉じた状態で、固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193の両方に封印手段160となる封印具161を通して、環状に閉じることにより、封印具161を切断することなく、固定装置110の固定状態を解除することができないように設定している。これにより、固定装置110の固定状態を解除して中央ユニット55を本体キャビネット20から取り外すには、封印具161の切断を要することとなり、中央ユニット55を本体キャビネット20内部に封印することができるものである。
【0054】
また、特に図示していないが、中央ロック手段102の向かって左側の固定装置110は、摺動レバー132を閉じた状態で、摺動側ねじ孔194及び固定側ねじ孔195の両者を貫通するように、本体キャビネット20の側板24に固定ねじをねじ込んでいる。これにより、中央ユニット55を本体キャビネット20から取り外す場合、摺動レバー132を引くだけで、固定装置110の固定状態を解除することができず、摺動レバー132を引く前に、固定ねじを取り外す作業が必要となる。これにより、ワンタッチで簡単に中央ユニット55を取り外すことができず、中央ユニット55の取り外しによる不正行為を抑えることができるものである。
【0055】
もちろん、固定ねじと封印具161との使用の組合せは、特にこれに限定されるものではなく、左右両方の固定装置110に、固定ねじ、或いは、封印具161を使用してもよく、容易に取り付けて、取り外しすることができるように、左右両方、或いは、一方に、かかる固定ねじや、封印具161を使用しなくても良いものである。
なお、上述した中央ロック手段102の固定装置110及びフック部130の説明は、上部ロック手段101の固定装置110及びフック部130でも同様の内容を有するものである。
【0056】
(封印手段160)
上記封印手段160は、上部ユニット50や中央ユニット55を、本体キャビネット20に固定した際に両者の間を封印し、上部ユニット50や、中央ユニット55を取り外す際には封印を解かれるものである。
前記封印手段160は、上部ユニット50や中央ユニット55を本体キャビネット20に固定した状態の固定装置110に通して、環状に閉じることができる封印具161を備えているものである。この封印具161は、一旦、環状に閉じると、その途中を切断しない限り、環状に閉じた状態を開くことができないものである。すなわち、固定装置110の固定状態を解除して上部ユニット50や中央ユニット55を本体キャビネット20から取り外すには、封印具161の切断が必ず必要となるものである。
【0057】
前記封印具161は、全体が曲折可能な長尺状であって、その一方の端部に表面から突出する爪175を有する封印係合部172と、封印係合部172から伸びる中間部174と、この中間部174の他方側の端部に封印係合部172が、差し込み可能な筒状の封印被係合部173と、表面に情報を表示可能な表示部176とを備えている。
前記封印具161は、封印係合部172を封印被係合部173に一旦差し込むと爪175が引っかかって、環状を形成し、中間部174を切断しない限り、環状を維持するものである。このように、封印係合部172を封印被係合部173に差し込むだけで、爪175が封印被係合部173に引っかかって、環状を形成することができ、簡単に封印状態を形成することができるものである。そして、封印具161の封印係合部172と中間部174との間には、直径が大きくなった極太部177が形成されている。この極太部177の直径は、封印被係合部173の筒状の内径よりも大きくなるように設定されている。この極太部177を設けたことにより、封印被係合部173の筒状内部に封印係合部172が、さらに奥深く挿入されることを防止して、封印係合部172を封印被係合部173の内部の所定位置にしっかりと固定することができ、封印係合部172と封印被係合部173との結合を確実なものにすることができるものである。
【0058】
なお、極太部177は、二個形成されているが、先端から二個目の極太部177は、一個目の極太部177と二個目の極太部177との間を指先で摘んだ際、極太部177が指先表面に引っかかって、指先と封印具161との間の摩擦抵抗を大きくして、滑らないようにするためのものである。
そして、この封印具161は、封印係合部172を封印被係合部173に差し込む前、すなわち環状を形成する前、上部ユニット50及び中央ユニット55のフック部130に先端側ピン131を引っかけて、摺動レバー132を閉じた状態の固定装置110の固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193に、その一端を通すものである。そして、この封印具161は、かかる状態の後、封印係合部172を封印被係合部173に差し込んで、環状を維持し、封印状態を形成するものである。
【0059】
(第一の形態の作用及び効果)
本形態に係る遊技機10は、遊技ホールにおいて、一旦、固定すると、いわゆる新台入れ替えの交換の際、前扉30や、本体キャビネット20を交換することなく、上部ユニット50や、下部ユニット60や、中央ユニット55を交換することができる。これにより、新台入れ替えの際、前扉30や本体キャビネット20の交換が必要ないときには、それらを交換することなく、上部ユニット50や、下部ユニット60や、中央ユニット55だけの交換ですみ、不必要な部品交換を回避することができ、それらの部品が無駄になることなく、有効に繰り返し利用することができる。
【0060】
また、新台入れ替えの際、本体キャビネット20を、常に固定した状態で、取り外す必要がないため、遊技ホールの集中管理室から各本体キャビネット20への配線作業を、再度、新たに行う必要がない。例えば、遊技ホールの集中管理室のホールコンピュータから本体キャビネット20の集中端子板(図示せず)等への接続作業を、再度、行う必要がなく、新台入れ替えの交換作業を容易なものにすることができるものである。
そして、リールユニット70を有する中央ユニット55と、主制御装置80を有する上部ユニット50と、ホッパーユニット90を有する下部ユニット60とが、それぞれ分離した状態で、別個独立に、本体キャビネット20の内部に、固定することができ、また、それぞれ、分離した状態で、別個独立に、本体キャビネット20内部から取り外すことができる。したがって、リールユニット70を有する中央ユニット55と、主制御装置80を有する上部ユニット50と、ホッパーユニット90を有する下部ユニット60とを、それぞれ分離して持ち上げて運び、交換作業を進めることができる。このため、それらの部品を分離していないものを一度に交換するような場合(例えば、主制御装置80とリールユニット70とが一つにまとめられているようなもの)と比較して、交換作業者が、持ち運ぶ部品単位の重量を小さくすることができ、交換作業を容易なものにすることができる。
【0061】
そして、本形態では、上部ユニット50と、下部ユニット60と、中央ユニット55とが、本体キャビネット20内部に着脱自在に形成されている。このため、上部ユニット50の部品だけの交換が必要な場合は、上部ユニット40の交換だけを行うことができ、下部ユニット60の部品だけの交換が必要な場合は、下部ユニット60の交換だけを行うことができ、中央ユニット55の部品だけの交換が必要な場合は、中央ユニット55の交換だけを行うことができる。また、上部ユニット50及び中央ユニット55の両方の交換が必要なときは、上部ユニット50及び下部ユニット60の二つを交換することができ、また、上部ユニット50、下部ユニット60及び中央ユニット55のうち、所定の二つの交換が必要なときは、かかる二つのユニットだけを交換することができる。また、上部ユニット50、中央ユニット55及び下部ユニット60の全ての交換が必要なときは、本体キャビネット20を残して、上部ユニット50、中央ユニット55及び下部ユニット60の3つを交換することができる。このように、上部ユニット50、中央ユニット55及び下部ユニット60の交換の組み合わせパターンを種々設定することができ、それらのうちから自由に選択することができる。
【0062】
具体的には、新台入れ替えの遊技内容の変更において、主制御装置80の内部プログラムだけの変更の場合、上部ユニット50だけの交換により、対応することができる。また、遊技内容の変更において、主制御装置80の内部プログラムの変更に伴い、回転リール71の図柄内容も変更するような場合、リールユニット70の変更も必要となり、上部ユニット50及び中央ユニット55を交換することにより、対応することができる。また、かかる遊技内容の変更にともない、ホッパーユニット90の損耗が激しく、かかるホッパーユニット90も、変更を必要とするような場合には、上部ユニット50、中央ユニット55及び下部ユニット60を交換することにより、対応することができる。
【0063】
第二の形態
図8は、本発明の実施に係る第二の形態であって、遊技機の分解組立図を示すものである。
本実施の形態は、前扉30を、上部ユニット50、中央ユニット55及び下部ユニット60のそれぞれの正面領域を、開閉自在な3つの扉に分割したものである。すなわち、前扉30は、本体キャビネット20の正面開口部21の上部ユニット50の正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割上扉37と、本体キャビネット20の正面開口部21の中央ユニット55の正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割中央扉38と、本体キャビネット20の正面開口部21の下部ユニット60の正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割下扉39とを備えていることに特徴を有するものである。
【0064】
前記三分割上扉37は、上述した第一の形態の二分割上扉31の上部であって、その前面側に飾り部34の上部が形成されているものである。
前記三分割中央扉38は、上述した第一の形態の二分割上扉31の下部であって、その前面側には、図柄表示窓33や、各種表示装置等が形成されているものである。
前記三分割下扉39は、前扉30の下部であって、上述した第一の形態の二分割下扉32と同一形状のものである。すなわち、本実施の形態に係る遊技機10は、第一の形態の二分割上扉31を、上下に二つに分けて、前扉30としては、合計3つに分割しているものである。
【0065】
本体キャビネット20の上部ユニット50を収納する領域の向かって左側の前面側には、三分割上扉37を回動可能に軸支するための三分割上扉用係合部44が、その領域の上下に形成されている。この三分割上扉用係合部44は、金属からなり、上方に向かって突出する円柱棒状のものである。特に図示していないが、三分割上扉37の向かって左側の裏面側には、かかる三分割上扉用係合部44の上方から被さるように差し込み可能な円筒状の三分割上扉用円筒係合部を有しているものである。その三分割上扉用円筒係合部が三分割上扉用係合部44の回りを回転することにより、三分割上扉37が、三分割上扉用係合部44を回転の軸の中心として、開閉可能な状態となるものである。
【0066】
同様に、本体キャビネット20の中央ユニット55を収納する領域の向かって左側の前面側には、三分割中央扉38を回動可能に軸支するための三分割中央扉用係合部46が、その領域の上下に形成されている。この三分割中央扉用係合部46は、金属からなり、上方に向かって突出する円柱棒状のものである。特に図示していないが、三分割中央扉38の向かって左側の裏面側には、かかる三分割中央扉用係合部46の上方から被さるように差し込み可能な円筒状の三分割中央扉用円筒係合部を有しているものである。その三分割中央扉用円筒係合部が三分割中央扉用係合部46の回りを回転することにより、三分割中央扉38が、三分割中央扉用係合部46を回転の軸の中心として、開閉可能な状態となるものである。
【0067】
同様に、本体キャビネット20の下部ユニット60を収納する領域の向かって左側の前面側には、三分割下扉39を回動可能に軸支するための三分割下扉用係合部48が、その領域の上下に形成されている。この三分割下扉用係合部48は、金属からなり、上方に向かって突出する円柱棒状のものである。特に図示していないが、三分割下扉39の向かって左側の裏面側には、かかる三分割下扉用係合部48の上方から被さるように差し込み可能な円筒状の三分割下扉用円筒係合部を有しているものである。その三分割下扉用円筒係合部が三分割下扉用係合部48の回りを回転することにより、三分割下扉39が、三分割下扉用係合部48を回転の軸の中心として、開閉可能な状態となるものである。
【0068】
本体キャビネット20の上部ユニット50を収納する領域の向かって右側の側板24には、三分割上扉37を閉じた状態でロックするための三分割上扉用突出片45が、2個形成されている。この三分割上扉用突出片45は、板状の金属からなり、板状の面を手前側に向けた状態で正面開口部21の内側に向かって突出しているものである。そして、三分割上扉37の向かって右側の裏面側には、本体キャビネット20の三分割上扉用突出片45に係合可能な施錠手段62である三分割上扉施錠手段65が形成されている。この三分割上扉施錠手段65は、特に図示していないが、常時、ばねにより上方向に付勢されるとともに上下方向に摺動可能な可動部を有している。この可動部には、本体キャビネット20側に向かって突出するとともに、三分割上扉用突出片45に係合可能な二つの係止片が、三分割上扉37の上下方向の離れた位置に形成されている。そして、この係止片は、特に図示していないが、先端側の上面側に下り傾斜の斜辺と、この係止片の基端側に位置する溝状の溝部とを有する。そして、三分割上扉37を閉める際には、係止片の斜辺の上端面が、三分割上扉用突出片45の下端面に当接しながら滑ることにより、前記ばねの弾性復元力に逆らいながら、可動部とともに係止片を下方に向かって押し下げる。そして、係止片の溝部に三分割上扉用突出片45が入り込むと、ばねの弾性復元力により可動部とともに係止片が上方へ移動し、溝部に三分割上扉用突出片45が引っかかる。これにより、三分割上扉37を本体キャビネット20側にロックすることができるものである。そして、三分割上扉37の右側には、三分割上扉施錠手段65の施錠状態を解除可能な上部鍵を差込可能な上部鍵穴72が形成されている。この上部鍵穴72に、上部鍵を差し込んで、回転させることにより、特に図示しないが、この上部鍵穴72に連動するアームを介して、前記可動部が前記ばねの弾性復元力に逆らいながら、下方に向かって移動する。これにより、三分割上扉用突出片45が係止片の溝部から外れて、三分割上扉施錠手段65の施錠状態が解除されて、三分割上扉37を手前側に向かって開くことができる。
【0069】
同様に、本体キャビネット20の中央ユニット55を収納する領域の向かって右側の側板24には、三分割中央扉38を閉じた状態でロックするための三分割中央扉用突出片47が、2個形成されている。この三分割中央扉用突出片47は、板状の金属からなり、板状の面を手前側に向けた状態で正面開口部21の内側に向かって突出しているものである。特に図示していないが、三分割中央扉38の向かって右側の裏面側には、かかる三分割中央扉用突出片47にロック可能な施錠手段62である三分割中央扉施錠手段66が形成されているものである。この三分割中央扉施錠手段66は、上述した三分割上扉施錠手段65と同様の構成からなるものであるため、説明を省略するが、三分割中央扉38を本体キャビネット20側にロックすることができるものである。そして、三分割中央扉38の右側には、三分割中央扉施錠手段66の施錠状態を解除可能な中央鍵を差込可能な中央鍵穴73が形成されている。この中央鍵穴73に、前記中央鍵を差し込んで、回転させることにより、特に図示しないが、この中央鍵穴73に連動するアームを介して、前記可動部が前記ばねの弾性復元力に逆らいながら、下方に向かって移動する。これにより、三分割中央扉用突出片47が係止片の溝部から外れて、三分割中央扉施錠手段66の施錠状態が解除されて、三分割中央扉38を手前側に向かって開くことができる。
【0070】
同様に、本体キャビネット20の下部ユニット60を収納する領域の向かって右側の側板24には、三分割下扉39を閉じた状態でロックするための三分割下扉用突出片49が、2個形成されている。この三分割下扉用突出片49は、板状の金属からなり、板状の面を手前側に向けた状態で正面開口部21の内側に向かって突出しているものである。特に図示していないが、三分割下扉39の向かって右側の裏面側には、かかる三分割下扉用突出片49にロック可能な施錠手段62である三分割下扉施錠手段67が形成されているものである。この三分割下扉施錠手段67は、上述した三分割上扉施錠手段65と同様の構成からなるものであるため、説明を省略するが、三分割下扉39を本体キャビネット20側にロックすることができるものである。そして、三分割下扉39の右側には、三分割下扉施錠手段67の施錠状態を解除可能な下部鍵を差込可能な下部鍵穴74が形成されている。この下部鍵穴74に、前記下部鍵を差し込んで、回転させることにより、特に図示しないが、この下部鍵穴74に連動するアームを介して、前記可動部が前記ばねの弾性復元力に逆らいながら、下方に向かって移動する。これにより、三分割下扉用突出片49が係止片の溝部から外れて、三分割下扉施錠手段67の施錠状態が解除されて、三分割下扉39を手前側に向かって開くことができる。
【0071】
上述したように、三分割上扉37、三分割中央扉38及び三分割下扉39は、本体キャビネット20に閉じた状態で施錠可能な施錠手段62と、この施錠手段62の施錠状態を解除可能な鍵とをそれぞれ有している。すなわち、施錠手段62は、三分割上扉37を施錠可能な三分割上扉施錠手段65と、三分割中央扉38を施錠可能な三分割中央扉施錠手段66と、三分割下扉39を施錠可能な三分割下扉施錠手段67とを備えている。そして、前記施錠手段62の鍵は、特に図示していないが、三分割上扉施錠手段65の施錠状態を解除可能な上部鍵と、三分割中央扉施錠手段66の施錠状態を解除可能な中央鍵と、三分割下扉施錠手段67の施錠状態を解除可能な下部鍵とを備えている。
【0072】
そして、三分割上扉37の施錠手段62及び鍵は、三分割中央扉38及び三分割下扉39の施錠手段62及び鍵とは、別個に形成されている。すなわち、三分割上扉施錠手段65及び上部鍵は、三分割中央扉施錠手段66及び中央鍵と、その形状や寸法等が異なる別個のものとして形成されている。そして、三分割上扉施錠手段65及び上部鍵は、三分割下扉施錠手段67及び下部鍵と、その形状や寸法等が異なる別個のものとして形成されている。具体的には、上部鍵と、中央鍵及び下部鍵とは、異なる寸法形状に形成されているものである。これは、中央鍵及び下部鍵は、三分割上扉施錠手段65の上部鍵穴72に差し込んで回転させても、三分割上扉施錠手段65の施錠状態を解除することができないように設定されているものである。これにより、ゴト対策として最も重要な部品である主制御装置80を有する上部ユニット50の正面領域を塞ぐ三分割上扉37の三分割上扉施錠手段65の上部鍵だけを、他の三分割中央扉施錠手段66及び三分割下扉施錠手段67の中央鍵や下部鍵と、別個独立に管理することができ、不正操作や、部品の不正交換を、防止することができる。
【0073】
具体的には、遊技ホールの日常の営業形態において、下部ユニット60及び中央ユニット55の正面領域を開閉するための扉である三分割下扉39及び三分割中央扉38は、それらの内部の部品であるホッパーユニット90への遊技メダルの追加や、リールユニット70の回転リール71の停止位置の修正等により、頻繁に開く機会が多くなる。したがって、遊技ホール内に多数常駐する一般スタッフには、中央鍵及び下部鍵だけを持たせれば、遊技メダルの追加等の作業に対応させることができる。一方、上部鍵は、一般スタッフには持たせず、遊技ホールの店長や、一般スタッフを管理するマネージャーだけに、かかる上部鍵を持たせることにより、三分割上扉37の開閉を特別に、三分割中央扉38や三分割下扉39の開閉とは別個に管理することができるものである。これにより、遊技機10において、最も重要な主制御装置80のROM等が交換されるような、いわゆるゴト行為の発生を抑えることができる。
【0074】
本実施の形態は、上部ユニット50、中央ユニット55及び下部ユニット60のそれぞれの正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割上扉37、三分割中央扉38及び三分割下扉39をそれぞれ有している。上部ユニット50は、本体キャビネット20内部と、上部ユニット用仕切板52と、三分割上扉37とで、他の領域から独立して、密閉可能な空間に収納される。中央ユニット55は、本体キャビネット20内部と、上部ユニット用仕切板52と、中央ユニット用仕切板57と、三分割中央扉38とで、他の領域から独立して、密閉可能な空間に収納される。下部ユニット60は、本体キャビネット20内部と、中央ユニット用仕切板57と、三分割下扉39とで、他の領域から独立して、密閉可能な空間に収納される。このように、本体キャビネット20の内部空間を上部ユニット用仕切板52及び中央ユニット用仕切板57と相まって、3つの領域に独立した状態で分断することができる。そして、それらの3つの領域のうち、それぞれ交換や、修理が必要な箇所の領域の扉だけを、開放して、作業等を必要としていない残りの二つの領域の扉は、閉じた状態を維持することができる。これにより、作業中に、他の領域への不正操作や、不正部品の交換等の不正行為、いわゆるゴト行為の発生を抑えることができる。
【0075】
なお、その他の構成は、第一の形態と同様であり、それらの作用及び効果も同様である。
第三の形態
図9は、本発明の実施に係る第三の形態であって、遊技機の分解斜視図を示すものである。
本実施の形態は、第一の形態と比較して、下部ユニット60が、本体キャビネット20内部の下部に固定した枠状の下部構造用部材61と、この下部構造用部材61の内部に固定して、遊技メダルを遊技者に向かって払い出すためのホッパーユニット90と、前記下部構造用部材61の内部に固定して、遊技内部の各部品に電力を供給するための電源ユニット95とを備えていることに特徴を有するものである。
【0076】
そして、遊技機10は、下部ユニット60の左右側面と、それに対応する本体キャビネット20の左右の側面内側との間に、下部ユニット60を固定するための下部ロック手段103とを備えているものである。その他の構成は、第一の形態と同一であって、それらの説明を省略する。
(下部ユニット60)
上記下部ユニット60は、上述したように枠状の下部構造用部材61と、ホッパーユニット90と、電源ユニット95とを備えているものである。
前記下部構造用部材61は、本体キャビネット20の下部ユニット60を収納する領域に底板23の上に載置されている。そして、下部構造用部材61の前面側の左右の縦枠には、後方に向かって延びて、その横断面形状がレ字状のフック形状からなるフック部130が形成されている。この下部構造用部材61のフック部130を、本体キャビネット20の下部ユニット60を収納する領域の左右の側板24内面に固定した固定装置110に引っかけて下部構造用部材61を本体キャビネット20に固定している。かかる下部構造用部材61のフック部130と、下部ユニット60を収納する領域の左右の側板24に設けた固定装置110とにより、下部ロック手段103を形成している。なお、この下部ロック手段103は、第一の形態で説明した上部ロック手段101及び中央ロック手段102と、フック部130の取り付け箇所や、固定装置110の取り付け位置が、高さ方向で異なるだけで、その形状や、構成は、同一であるため、説明を省略する。
【0077】
本実施の形態では、第一の形態で説明したホッパーユニット90のスライド片92と、本体キャビネット20の底板23のスライドレール93とからなるスライド手段91は、設けておらず、その代わりに、下部構造用部材61のフック部130と、本体キャビネット20の側板24の固定装置110とからなる下部ロック手段103を設けているものである。
本実施の形態では、上部ユニット50や、中央ユニット55だけではなく、下部ユニット60も、枠状の下部構造用部材61からなり、下部ロック手段103により、簡単に本体キャビネット20に着脱自在なものとなるものである。ホッパーユニット90や、電源ユニット95は、新台入れ替えにおいて、遊技内容の変更に関係の無い部品であるため、特に、交換する必要がなく、通常は、取り替え不要な部品である。しかし、特に、ホッパーユニット90等は、機械的動作を繰り返し行う部品であるため、繰り返し、長期間使用していると、摩耗等や、油ぎれ等により、新台入れ替えの交換サイクルとは、異なる長期間の交換サイクルで、交換が必要となるものである。このため、下部ユニット60の交換が必要なときは、下部ロック手段103を取り外すだけで、簡単に下部ユニット60全体を取り外し、また、下部ロック手段103をロック状態とすることで、新たな下部ユニット60を簡単に取り付けることができる。これにより、遊技機10の新台入れ替え等の部品交換を、更に、容易なものにすることができる。
【0078】
なお、本実施の形態で、前扉30は、第一の実施の形態と同様に、二分割上扉31及び二分割下扉32の二つに分割され、本体キャビネット20の二分割上扉用係合部40及び二分割下扉用係合部42に回動可能に軸支されて、開閉可能に形成されているが、必ずしも、これに限定されるものではない。例えば、第二の実施の形態で説明したように、前扉30を、三分割上扉37と、三分割中央扉38と、三分割下扉39との三つに分割しても良いものである。その際、三分割上扉37は、本体キャビネット20の三分割上扉用係合部44に、また、三分割中央扉38は、本体キャビネット20の三分割中央扉用係合部46に、また、三分割下扉39は、本体キャビネット20の三分割下扉用係合部48に、回動可能に軸支されて、開閉可能に形成されるものである。さらに、かかる場合、本体キャビネット20に形成した三種類の係合部と、突出片とを、本体キャビネット20ではなく、枠状の各構造部材に形成しても良いものである。これにより、各扉と、各ユニットとが一体となった状態で、部品交換をすることができるものである。
【0079】
具体的には、三分割上扉用係合部44が上部構造用部材51の前面側の向かって左側の縦枠に形成され、三分割上扉用突出片45が、上部構造用部材51の前面側の向かって右側の縦枠に形成されるものである。これにより、上部ユニット50と三分割上扉37とを一体となった状態で、交換作業をすることができる。
そして、三分割中央扉用係合部46が中央構造用部材56の前面側の向かって左側の縦枠に形成され、三分割上扉用突出片45が、中央構造用部材56の前面側の向かって右側の縦枠に形成されるものである。これにより、中央ユニット55と三分割中央扉38とを一体となった状態で、交換作業をすることができる。
【0080】
そして、三分割下扉用係合部48が下部構造用部材61の前面側の向かって左側の縦枠に形成され、三分割下扉用突出片49が、下部構造用部材61の前面側の向かって右側の縦枠に形成されるものである。これにより、下部ユニット60と三分割下扉39とを一体となった状態で、交換作業をすることができる。
【0081】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、不必要な部品交換を回避して、部品の有効利用を図ることができ、持ち運ぶ部品単位の重量を小さくすることができて、交換作業を容易にし、交換の組み合わせパターンを自由に選択可能な遊技機を提供することができる。
【0082】
更に、請求項1記載の発明によれば、各領域に、他の領域からワイヤ等の異物が差し込まれることを防ぐことができて、不正操作の発生を抑えることができ、いわゆるゴト対策を図ることができるようにした遊技機を提供することができる。
更に、請求項1記載の発明によれば、本体キャビネットの内部空間を3つの領域に独立した状態で分断することができて、作業中に、他の領域への不正操作や、不正部品の交換等の不正行為、いわゆるゴト行為の発生を抑えることができるようにした遊技機を提供することができる。
【0083】
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、三分割上扉だけを、別個独立に施錠して、管理することができ、不正操作や、部品の不正交換を、防止することができるようした遊技機を提供することができる。
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0084】
すなわち、請求項記載の発明によれば、上部ユニット及び中央ユニットを、確実に本体キャビネットに固定することができるようにした遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の理解を助けるための第一の形態であって、遊技機を示す分解組立図である。
【図2】 本発明の理解を助けるための第一の形態であって、遊遊技機を示す分解組立図である。
【図3】 本発明の理解を助けるための第一の形態であって、ロック手段の固定装置を示す分解組立図である。
【図4】 本発明の理解を助けるための第一の形態であって、固定装置を示す正面図である。
【図5】 本発明の理解を助けるための第一の形態であって、ロック手段を取り付けている途中の状態を示す外観斜視図である。
【図6】 本発明の理解を助けるための第一の形態であって、ロック手段を取り付けた状態を示す外観斜視図である。
【図7】 本発明の理解を助けるための第一の形態であって、封印手段を示す一部断面図である。
【図8】 本発明の実施に係る第二の形態であって、遊技機を示す分解組立図である。
【図9】 本発明の実施に係る第三の形態であって、遊技機を示す分解組立図である。
【符号の説明】
10 遊技機 20 本体キャビネット
21 正面開口部 23 底板
24 側板 25 天板
26 裏板 30 前扉
31 二分割上扉 32 二分割下扉
33 図柄表示窓 34 飾り部
35 メダル受け 36 前パネル
37 三分割上扉 38 三分割中央扉
39 三分割下扉 40 二分割上扉用係合部
41 二分割上扉用突出片 42 二分割下扉用係合部
43 二分割下扉用突出片 44 三分割上扉用係合部
45 三分割上扉用突出片 46 三分割中央扉用係合部
47 三分割中央扉用突出片 48 三分割下扉用係合部
49 三分割下扉用突出片 50 上部ユニット
51 上部構造用部材 52 上部ユニット用仕切板
55 中央ユニット 56 中央構造用部材
57 中央ユニット用仕切板 60 下部ユニット
61 下部構造用部材 62 施錠手段
63 二分割上扉施錠手段 64 二分割下扉施錠手段
65 三分割上扉施錠手段 66 三分割中央扉施錠手段
67 三分割下扉施錠手段 70 リールユニット
71 回転リール 72 上部鍵穴
73 中央鍵穴 74 下部鍵穴
80 主制御装置 81 サブ制御装置
90 ホッパーユニット 91 スライド手段
92 スライド片 93 スライドレール
95 電源ユニット 100 ロック手段
101 上部ロック手段 102 中央ロック手段
103 下部ロック手段 110 固定装置
130 フック部 131 先端側ピン
132 摺動レバー 133 ピン連結部
135 ばね 136 回転軸
138 基端側ピン 139 ピン移動体
140 内側ピン連結部 141 外側ピン連結部
160 封印手段 161 封印具
172 封印係合部 173 封印被係合部
174 中間部 175 爪
176 表示部

Claims (3)

  1. 正面側に開口する正面開口部を有する箱状の本体キャビネットと、
    前記本体キャビネットの正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、
    前記本体キャビネット内部の上部に着脱自在な上部ユニットと、
    前記本体キャビネット内部の下部に着脱自在な下部ユニットと、
    前記本体キャビネット内部の前記上部ユニット及び前記下部ユニットの間に着脱自在な中央ユニットとを少なくとも備えた遊技機であって、
    前記中央ユニットは、前記本体キャビネット内部の前記上部ユニット及び前記下部ユニットの間に固定した枠状の中央構造用部材と、
    前記中央構造用部材の内部に固定して、複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リールを回転させるための駆動モータを有するリールユニットとを備え、
    前記上部ユニットは、前記本体キャビネット内部の上部に固定した枠状の上部構造用部材と、
    前記上部構造用部材の内部に固定して、前記リールユニットの作動を制御するための主制御装置とを備え、
    前記下部ユニットは、遊技メダルを払い出すためのホッパーユニットを少なくとも備え、
    前記本体キャビネットは、前記上部ユニットを収納する領域及び前記中央ユニットを収納する領域の間を仕切るための上部ユニット用仕切板と、
    前記中央ユニットを収納する領域及び前記下部ユニットを収納する領域の間を仕切るための中央ユニット用仕切板とを備え、
    前記前扉は、
    前記本体キャビネットの正面開口部の前記上部ユニットの正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割上扉と、
    前記本体キャビネットの正面開口部の前記中央ユニットの正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割中央扉と、
    前記本体キャビネットの正面開口部の前記下部ユニットの正面領域を開閉自在に塞ぐ三分割下扉とを備え、
    前記三分割上扉、前記三分割中央扉、前記三分割下扉はそれぞれ別個に開閉可能かつ施錠可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記三分割上扉、前記三分割中央扉及び前記三分割下扉は、前記本体キャビネットに閉じた状態で施錠可能な施錠手段と、前記施錠手段の施錠状態を解除可能な鍵とをそれぞれ有し、
    前記三分割上扉の前記施錠手段及び前記鍵は、前記三分割中央扉及び前記三分割下扉の前記施錠手段及び前記鍵とは、別個に形成され、
    前記三分割中央扉及び前記三分割下扉の前記鍵では、前記三分割上扉の前記施錠手段の施錠状態を解除できないようにするために、前記三分割上扉の前記鍵は、前記三分割中央扉及び前記三分割下扉の前記鍵とは、異なる形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技機は、前記上部ユニットの左右側面と、それに対応する前記本体キャビネットの左右の側面内側との間に、前記上部ユニットを固定するための上部ロック手段と、
    前記中央ユニットの左右側面と、それに対応する前記本体キャビネットの左右の側面内側との間に、前記中央ユニットを固定するための中央ロック手段とを備え、
    前記上部ロック手段及び前記中央ロック手段は、
    前記上部ユニット及び前記中央ユニットのそれぞれの左右に設けたフック部と、
    前記本体キャビネットの左右の側面内側に位置して、前記フック部を引っかけて両者を固定可能な固定装置とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技 機。
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