JP3698547B2 - エアワッシャ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体工場等における空気調和装置に係り、空気中の塵埃や有害ガスを除去するとともに、飽和効率の高い加湿を行なうエアワッシャに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエアワッシャとしては、例えば特開平7−96122号公報に開示するものがあり、その概要を図6に示す。図6において、エアワッシャlは、空気が上流側から下流側に向けて通過する水噴霧室2を備え、水噴霧室2のほぼ中央に空気の流れ方向(図中に矢印で示す)に延びる仕切板3を設け、仕切板3に対向して水噴霧装置4のノズル4aを配置している。
【0003】
このエアワッシャ1において、仕切板3に衝突するように、水噴霧装置4のノズル4aから清浄水を噴霧水として噴霧すると、水噴霧室2を通過する空気中の塵埃が噴霧水に衝突し、塵埃は噴霧水とともに仕切板3に達して仕切板3の表面に形成する水膜に補えられて、水膜の落下とともに仕切板3に沿って流下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したエアワッシャ1は、空気中の塵埃の除去を目的としたものであり、このエアワッシャlで空気を飽和状態付近まで加湿するには、水噴霧室2における空気の流量に対する噴霧水量の割合を、塵埃を除去するための通常の割合より高く設定する必要があり、水噴霧装置4のノズル4aに清浄水を圧送するためのポンプに大きな出力のものを要することになり、空気に効率よく加湿することができなかった。
【0005】
ところで、水噴霧室2を通過する空気中の有害ガス成分を噴霧水によって吸収除去しようとする場合には、有害ガスの除去性能を維持するために、噴霧水の清浄度を所定値以上に保つ必要があり、噴霧水を循環利用する場合には、噴霧水に取り込んだ有害ガス成分の濃度が所定値以下を保つように、新たに清浄水を補給する必要がある。
【0006】
しかし、系内を循環する循環水に対して清浄水を供給するに際し、循環水を一時的に貯留する水槽へ清浄水を供給する場合には、水槽内に滞留する循環水中の有害ガス成分の濃度を希釈することになり、言い換えると補給水として供給する清浄水が水槽中の有害ガス成分によって汚濁されるので、補給する清浄水の清浄性を十分に活用することができなかった。しかも、補給水の全量に純水を使用する場合には多量の純水を要し、純水製造装置に容量の大きなものが必要となり、コストが高くなる問題があった。
【0007】
本発明は上記した課題を解決するものであり、空気中の塵埃や有害ガスを確実に除去するとともに、清浄水として使用する純水の供給量を低減し、かつ飽和効率の高い加湿を行なうエアワッシャを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1に係る本発明のエアワッシャは、空気入口と空気出口とを有し、空気入口から空気出口に向かって空気流が生じる水噴霧室と、水噴霧室の空気入口に配置する第1ワッシャメディアと、水噴霧室の空気出口に配置する第2ワッシャメディアと、第1ワッシャメディアの下流側に設ける第1段ノズルと、第1段ノズルとほぼ同じ位置に設ける第2段ノズルと、水噴霧室内に位置して流下する噴霧水を受け止める貯水槽と、貯水槽内の循環水を第1段ノズルに循環供給する循環水供給系と、補給水を第2段ノズルに供給する補給水供給系とを備え、
第1および第2ワッシャメディアは繊維または細線で網状に形成されたマット状部材とし、第1段ノズルは空気流とは逆方向に向けて、一部が第1ワッシャメディア全面に達するように、また他の一部が天井面、壁面または貯水面に達するように、残りが空気流に押し流され第2ワッシャメディアに達するように噴霧水を噴霧して水噴霧室内の湿度の飽和度を高め、第2段ノズルは空気流の順方向に向けて第2ワッシャメディアに達するように噴霧水を噴霧し、オーバーフロー配管により貯水槽の水位を保ちつつ、第2段ノズルに補給水を供給する補給水供給系は、空気の加湿に伴って減少する循環水の減少量を補うとともに、循環水中の有害ガス濃度を一定値以下に維持するために補給水として純水を供給するようにしてガス除去効果を高めた構成としたものである。
【0009】
上記した構成により、エアワッシャにおいて、水噴霧室の空気入口から第1ワッシャメディアを通して流入する空気流に対し、その流れに対向するように貯水槽からの水を第1段ノズルから噴霧すると、噴霧水が空気中の塵埃や有害ガスに衝突し、衝突した空気中の塵埃や有害ガスが噴霧水とともに第1ワッシャメディアに達し、第1ワッシャメディアが塵埃や有害ガスを伴った噴霧水を捕捉する。
【0010】
第1ワッシャメディアに達した噴霧水は、第1ワッシャメディアに付着した塵埃を洗い流して流下するとともに有害ガスを取り込んで貯水槽へ流入し、流下する過程において蒸発して空気を加湿する。
【0011】
第lワッシャメディアに衝突しなかった噴霧水は、一部が水噴霧室の天井面、壁面または貯水面に衝突するが、それ以外は空気流に乗って移動し、その過程において蒸発して空気を加湿するとともに、空気中の塵埃や有害ガスを取り込んで第2ワッシャメディアに達し、第2ワッシャメディアが塵埃や有害ガスを伴った噴霧水を捕捉する。
【0012】
そして、清浄な補給水を第2段ノズルから第2ワッシャメディアに向けて広く噴霧すると、清浄な水の噴霧水が空気中に残存する塵埃や有害ガスを捕捉して第2ワッシャメディアに達し、第2ワッシャメディアが塵埃や有害ガスを伴った噴霧水を捕捉する。
【0013】
第2ワッシャメディアに達した噴霧水は、第2ワッシャメディアに付着した塵埃を洗い流して流下するとともに有害ガスを取り込んで貯水槽へ流入し、流下する過程において蒸発して空気を加湿する。貯水槽に滞留する循環水は、循環水供給系を通って循環し、再び第1段ノズルから噴霧する。
【0014】
このように、第1段ノズルから噴霧水を空気流に対向するように噴射し、折り返すように空気を加湿するので、空気の流量に対する噴霧水の量の割合を低く設定しても、第lおよび第2ワッシャメディアによって空気中の塵埃や有害ガスを十分に除去するとともに効率よく空気を加湿でき、循環水供給系におけるポンプ等のアクチュエータの出力を低減することができる。
【0015】
しかも、第2段ノズルから噴霧する清浄な水は、初期清浄度を保った状態で噴霧水となるので、第1ワッシャメディアを通過した有害ガスに対して、その清浄性を有効に活かして高い除去性能を発揮することができる。
【0016】
つまり、第1ワッシャメディアと第2ワッシャメディアの間の一定距離間に、清浄度の異なる噴霧水を、噴霧位置および方向を変えて段階的に噴霧することにより、噴霧水の清浄度を有効に活用することができる。
【0017】
貯水槽へ流入した清浄な水は補給水として循環水に合流し、循環水供給系を通って第1段ノズルから循環水として噴霧する。第2ワッシャメディアを通過した空気は、浄化して十分に加湿した清浄な空気として空気出口から流出する。
【0018】
補給水は、空気の加湿に伴って減少する循環水の減少量を補うとともに、循環水中の有害ガス濃度を一定値以下に維持するために必要な量を第2段ノズルと貯水槽へ供給し、貯水槽の水位を保つ位置に設けるオーバーフロー管から余分となる水を排出する。
【0019】
請求項2に係る本発明のエアワッシャは、空気入口と空気出口とを有し、空気入口から空気出口に向かって空気流が生じる水噴霧室と、水噴霧室の空気入口に配置する第1ワッシャメディアと、水噴霧室の空気出口に配置する第2ワッシャメディアと、第1ワッシャメディアより下流側に設ける第1段ノズルと、水噴霧室内に位置して流下する噴霧水を受け止める貯水槽と、貯水槽内の循環水を第1段ノズルに循環供給する循環水供給系とを備えたエアワッシャ部を空気流に沿って二連に設け、下流側のエアワッシャ部には、第1段ノズルとほぼ同じ位置に配置する第2段ノズルと、補給水を第2段ノズルに供給する補給水供給系とを設け、上流側のエアワッシャ部の貯水槽と下流側のエアワッシャ部の貯水槽とを連通する連絡管を設け、上流側のエアワッシャ部の貯水槽にオーバーフロー配管を設けたエアワッシャであって、
各エアワッシャ部の第1および第2ワッシャメディアは繊維または細線で網状に形成されたマット状部材とし、各エアワッシャ部の第1段ノズルは空気流とは逆方向に向けて、一部が第1ワッシャメディア全面に達するように、また他の一部が天井面、壁面または貯水面に達するように、残りが空気流に押し流され第2ワッシャメディアに達するように噴霧水を噴霧して水噴霧室内の湿度の飽和度を高め、下流側のエアワッシャ部の第2段ノズルは空気流の順方向に向けて第2ワッシャメディアに達するように噴霧水を噴霧し、オーバーフロー配管により貯水槽の水位を保ちつつ、第2段ノズルに補給水を供給する補給水供給系は、空気の加湿に伴って減少する循環水の減少量を補うとともに、循環水中の有害ガス濃度を一定値以下に維持するために補給水として純水を供給するようにしてガス除去効果を高めた構成としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
実施形態1
図1〜図3に示すように、エアワッシャ11は、矩形の流路断面を有する本体ケーシング12の内部に、所定長さの水噴霧室13を有している。水噴霧室13は、その一端に形成した空気入口13aにおいてダクト(図示せず)に接続しており、このダクトから流入する空気Aが水噴霧室13の流路を通って他端に形成した空気出口13bから流出する。
【0021】
水噴霧室13には、空気入口13aに位置して第1ワッシャメディア14を配置し、空気出口13bに位置して第2ワッシャメディア15を配置しており、各ワッシャメディア14、15は、空気流の流路断面とほぼ等しい形状を有し、ポリ塩化ビニルデン系繊維やステンレスの線材等からなり、たとえば25mm〜50mm程度の厚みを有するマット状のものである。
【0022】
水噴霧室13の内部には、後述する循環水供給系に連通する複数の第1段ノズル16を第1ワッシャメディア14より下流側に位置して配置するとともに、後述する補給水供給系に連通する複数の第2段ノズル17を第1段ノズル16とほぼ同じ位置に配置している。第1段ノズル16は、空気流とは逆方向に向けて第1ワッシャメディア14に達する噴霧水を噴霧するものであり、第2段ノズル17は、空気流と順方向に向けて第2ワッシャメディア15に噴霧水を噴霧するものである。
【0023】
第1段ノズル16からの噴霧水の圧力と、第1段ノズル16と第1ワッシャメディア14の距離は、所定の噴霧角度(60度〜70度)程度が確保され、水噴霧室13内に所定流量の空気を流しているときに噴霧水の一部(1/3程度)が第1ワッシャメディア14に衝突する程度に設定する。また、残りの水の一部(1/3程度、全水量の2/9)が、水噴霧室13内において天井面、壁面等に衝突し、その残りの水(全水量の5/9)が空気の流れに乗って移動し、第2ワッシャメディア15に衝突するように設定する。
【0024】
第2段ノズル17の噴霧水の圧力や設置位置および噴霧方向は、水噴霧室13内に所定流量の空気を流しているときに、噴霧水が第2ワッシャメディア15に広く拡散して衝突するように、例えば噴霧角度60度〜70度程度、ノズル位置上部、斜め下向噴霧に設定する。
【0025】
水噴霧室13の下部には、流下する噴霧水を受け止める貯水槽18が設けてあり、貯水槽18に滞留する循環水を第1段ノズル16に循環供給する循環水供給系19が水噴霧室13の下部に連通して設けてある。
【0026】
循環水供給系19は、貯水槽18の下部に開口する吸込管20と、吸込管20に接続した循環ポンプ21と、循環ポンプ21を駆動するモータ22と、循環ポンプ21の吐出口に接続して水噴霧室13の上方に配置した第1段吐出管23と、第1段吐出管23から分岐して水噴霧室12の第1段エアワッシャ部12cに垂直方向に配設した複数の第1段分岐管24とからなり、各第1段分岐管24に前述した複数の第1段ノズル16を設けている。
【0027】
第2段ノズル17に補給水として純水を供給する補給水供給系25は、清浄水供給装置(図示せず)もしくは純水供給装置(図示せず)に接続して水噴霧室13の上方に配置した給水管26を有し、給水管26に前述した複数の第2段ノズル17を設けている。
【0028】
貯水槽18には、オバーフロー管28と、補給水として清浄水を供給する第2補給水供給管29が連通し、第2補給水供給管29は清浄水供給装置(図示せず)に連通している。
【0029】
水噴霧室13の下流側には、水噴霧室13を通過した空気に含まれる水滴等を除去するエリミネータ30が配置してあり、水噴霧室13の空気出口13bには、水噴霧室13と同様の流路断面形状を有する所定長さの冷却室31が接続してある。冷却室31の内部には冷却器として冷却コイル32が設けてあり、冷却室31の下方にはドレンパン33が形成したある。このドレンパン33の凹みには冷却室31の外部へ通じるドレンパイプ34が接続してある。水噴霧室13の下流側には送風機(図示せず)が配置してあり、この送風機を作動することによって水噴霧室13の流路に空気を導く。
【0030】
上記した構成における作用を説明する。空気Aは空気入口13aから第1ワッシャメディア14を通して水噴霧室13に流入する。この空気流に対し、その流れに対向するように貯水槽18からの循環水を第1段ノズル16から噴霧する。噴霧水は空気中の塵埃や有害ガスに衝突し、衝突した空気中の塵埃や有害ガスが噴霧水とともに第1ワッシャメディア14に達し、第1ワッシャメディア14が塵埃や有害ガスを伴った噴霧水を捕捉する。第1ワッシャメディア14では、噴霧水が第1ワッシャメディア14に付着した塵埃を洗い流して流下するとともに、有害ガスを取り込んで貯水槽18へ流入する。噴霧水は流下する過程において蒸発して空気を加湿する。
【0031】
第lワッシャメディア14に衝突しなかった噴霧水は、一部が水噴霧室13の天井面、壁面または貯水面に衝突するが、それ以外は空気流に乗って移動し、その過程において蒸発して空気を加湿するとともに、空気中の塵埃や有害ガスを取り込んで第2ワッシャメディア14に達し、第2ワッシャメディア14が塵埃や有害ガスを伴った噴霧水を捕捉する。
【0032】
そして、水噴霧室13の空気流に対して、清浄水もしくは純水を第2段ノズル17から噴霧すると、清浄水もしくは純水の噴霧水が空気中に残存する塵埃や有害ガスとともに第2ワッシャメディア15に達し、第2ワッシャメディア15が塵埃や有害ガスを伴った噴霧水を捕捉する。
【0033】
第2ワッシャメディア15では、噴霧水が第2ワッシャメディア15に付着した塵埃を洗い流して流下するとともに、有害ガスを取り込んで貯水槽18へ流入する。噴霧水は流下する過程において蒸発して空気を加湿する。貯水槽18へ流入した清浄水もしくは純水は、補給水として循環水に合流し、循環水供給系19を通って第1段ノズル16から循環水として噴霧する。
【0034】
第2ワッシャメディア15を通過した空気は、浄化して十分に加湿した清浄な空気として空気出口からエリミネータ30に流入し、エリミネータ30において空気中の水滴を除去する。エリミネータ30から流出する空気は冷却室31に導き、冷却コイル32によって冷却する。
【0035】
上述した過程において、循環水は空気の加湿に伴って減少するので、この循環水の減少量を補うとともに、循環水中の有害ガス濃度を一定値以下に維持するために必要な必要補給水量の補給水を循環水の循環系に補給する。第2段ノズル17において清浄水もしくは純水が貯水槽18へ補給水として流入するので、この水量を必要補給水量から減じ、その量を補給水として第2補給水供給管29から貯水槽18に供給する。第2補給水供給管29から供給する補給水は、純水でなく、適度に浄化した水道水等の清浄水(塩素を除去したもの)を使用する。
【0036】
第2段ノズル17に供給する補給水供給系25より、必要補給水量の全てを清浄水もしくは純水を供給するようにし、第2補給水供給管からは非常時のみ供給するようにしても良い。
【0037】
実施形態2
図4〜図5は、本発明の他の実施形態を示すものであり、先の実施形態と同様の作用を行なう部材は同一番号を付して説明を省略する。図4〜図5において、エアワッシャ41は、空気流に沿って二連のエアワッシャ部42、43を有しており、各エアワッシャ部42、43には、水噴霧室13と、第1ワッシャメディア14と、第2ワッシャメディア15と、第1段ノズル16と、貯水槽18と、循環水供給系19とを設けており、下流側のエアワッシャ部43に第2段ノズル17と、補給水供給系25とを設けている。上流側のエアワッシャ部42の貯水槽18と下流側のエアワッシャ部43の貯水槽18とは連絡管44を介して連通しており、上流側のエアワッシャ部42の貯水槽18にオーバーフロー管28を設けている。
【0038】
上記した構成により、流入する空気を多段に浄化でき、しかも空気流の下流になる程、清浄度の高い水を噴霧するので、ガス除去効果が高まり、大気の有害ガス濃度が高濃度である地域においても使用することができる。
【0039】
因みに、表1は本発明の効果を示すものであり、表から明らかなように、単独のエアワッシャ部を有する先の実施形態を一般的なガス濃度の大気に適用した場合にも、二連式の本実施形態をガス濃度が高濃度である大気に適用した場合においても、優れた浄化効果を得ることができる。
【0040】
【表1】
Figure 0003698547
【0041】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、第1段ノズルから噴霧水を空気流に対向するように噴射し、折り返すように空気を加湿するので、空気の流量に対する噴霧水の量の割合を低く設定しても、第lおよび第2ワッシャメディアによって空気中の塵埃を十分に除去するとともに効率よく空気を加湿でき、循環水供給系におけるポンプ等のアクチュエータの出力を低減することができる。
【0042】
しかも、第2段ノズルから噴霧する清浄な水は、初期清浄度を保った状態で噴霧水となるので、第1ワッシャメディアを通過した有害ガスに対して、その清浄性を有効に活かして高い除去性能を発揮することができ、第1ワッシャメディアと第2ワッシャメディアの間の一定距離間に、清浄度の異なる噴霧水を、噴霧位置および方向を変えて段階的に噴霧することにより、噴霧水の清浄度を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すエアワッシャの平断面図である。
【図2】同エアワッシャの縦断面図である。
【図3】同エアワッシャの横断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示すエアワッシャの平断面図である。
【図5】同エアワッシャの縦断面図である。
【図6】従来のエアワッシャの構成を示す模式図である。
【符号の説明】
11 エアワッシャ
12 本体ケーシング
13 水噴霧室
13a 空気入口
13b 空気出口
14 第1ワッシャメディア
15 第2ワッシャメディア
16 第1段ノズル
17 第2段ノズル
18 貯水槽
19 循環水供給系
20 吸込管
21 循環ポンプ
22 モータ
23 第1段吐出管
24 第1段分岐管
25 純水供給系
26 第2段吐出管
27 各第2段分岐管
28 オバーフロー管
29 補給水供給管
30 エリミネータ
31 冷却室
32 冷却コイル
33 ドレンパン
34 ドレンパイプ

Claims (2)

  1. 空気入口と空気出口とを有し、空気入口から空気出口に向かって空気流が生じる水噴霧室と、水噴霧室の空気入口に配置する第1ワッシャメディアと、水噴霧室の空気出口に配置する第2ワッシャメディアと、第1ワッシャメディアの下流側に設ける第1段ノズルと、第1段ノズルとほぼ同じ位置に設ける第2段ノズルと、水噴霧室内に位置して流下する噴霧水を受け止める貯水槽と、貯水槽内の循環水を第1段ノズルに循環供給する循環水供給系と、補給水を第2段ノズルに供給する補給水供給系と、貯水槽に設けるオーバーフロー配管を備え、
    第1および第2ワッシャメディアは繊維または細線で網状に形成されたマット状部材とし、第1段ノズルは空気流とは逆方向に向けて、一部が第1ワッシャメディア全面に達するように、また他の一部が天井面、壁面または貯水面に達するように、残りが空気流に押し流され第2ワッシャメディアに達するように噴霧水を噴霧して水噴霧室内の湿度の飽和度を高め、第2段ノズルは空気流の順方向に向けて第2ワッシャメディアに達するように噴霧水を噴霧し、オーバーフロー配管により貯水槽の水位を保ちつつ、第2段ノズルに補給水を供給する補給水供給系は、空気の加湿に伴って減少する循環水の減少量を補うとともに、循環水中の有害ガス濃度を一定値以下に維持するために補給水として純水を供給するようにしてガス除去効果を高めたことを特徴とするエアワッシャ。
  2. 空気入口と空気出口とを有し、空気入口から空気出口に向かって空気流が生じる水噴霧室と、水噴霧室の空気入口に配置する第1ワッシャメディアと、水噴霧室の空気出口に配置する第2ワッシャメディアと、第1ワッシャメディアより下流側に設ける第1段ノズルと、水噴霧室内に位置して流下する噴霧水を受け止める貯水槽と、貯水槽内の循環水を第1段ノズルに循環供給する循環水供給系とを備えたエアワッシャ部を空気流に沿って二連に設け、下流側のエアワッシャ部には、第1段ノズルとほぼ同じ位置に配置する第2段ノズルと、補給水を第2段ノズルに供給する補給水供給系とを設け、上流側のエアワッシャ部の貯水槽と下流側のエアワッシャ部の貯水槽とを連通する連絡管を設け、上流側のエアワッシャ部の貯水槽にオーバーフロー配管を設けたエアワッシャであって、
    各エアワッシャ部の第1および第2ワッシャメディアは繊維または細線で網状に形成されたマット状部材とし、各エアワッシャ部の第1段ノズルは空気流とは逆方向に向けて、一部が第1ワッシャメディア全面に達するように、また他の一部が天井面、壁面または貯水面に達するように、残りが空気流に押し流され第2ワッシャメディアに達するように噴霧水を噴霧して水噴霧室内の湿度の飽和度を高め、下流側のエアワッシャ部の第2段ノズルは空気流の順方向に向けて第2ワッシャメディアに達するように噴霧水を噴霧し、オーバーフロー配管により貯水槽の水位を保ちつつ、第2段ノズルに補給水を供給する補給水供給系は、空気の加湿に伴って減少する循環水の減少量を補うとともに、循環水中の有害ガス濃度を一定値以下に維持するために補給水として純水を供給するようにしてガス除去効果を高めたことを特徴とするエアワッシャ。
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