JP3697196B2 - 記録ヘッド用基体、記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents

記録ヘッド用基体、記録ヘッド及び記録装置 Download PDF

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    • B41J2202/03Specific materials used

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙、プラスティック、シート、布、物品等の被記録部材に文字等の画像を形成する記録装置、それに用いられる記録ヘッド、記録ヘッド用基体及び発熱抵抗体に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置は、インクを微小な液滴として吐出口から被記録部材に吐出することにより高精細な画像を記録する。その際、インクジェット記録装置は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換し、熱エネルギーでインクに気泡させる。気泡の作用力によりインクジェット記録ヘッドの先端部にある吐出口から液滴が噴出する。吐出口から噴出した液滴が被記録部材に付着して画像が記録される。一般に、このようなインクジェット記録装置に用いられるインクジェット記録ヘッドは、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する発熱抵抗体を有している。
【0003】
発熱抵抗体は電気エネルギーを変換して熱エネルギーを発生させる熱変換体である。発熱抵抗体は上部保護層によってインクと接触しないように保護されている。
【0004】
図5は、インクジェット記録ヘッド用基体の断面図である。図5を参照すると、Siの基板51上にSiO2の層間膜52があり、層間膜52の上にTaSiNの発熱抵抗体53が形成されている。発熱抵抗体53上にはAlの配線54があるが、一部には発熱抵抗体53上に配線54の無い部分がある。ここが、熱作用部57となる。更に、発熱抵抗体53や配線54をインクから保護する保護層55があり、熱作用部57では、発熱に伴う科学的、物理的なダメージから保護層55を保護するTaの耐キャビテーション膜56が保護膜55の上にある。
【0005】
配線54を流れる電流が熱作用部57で発熱抵抗体53に流れて電気エネルギーが熱エネルギーに変換され、その熱エネルギーにより記録ヘッドはインクを被記録部材に吐出する。所望の画像を被記録部材に記録するために、発熱抵抗体53に流れる電流をオンオフすることでインクの吐出が制御される。したがって、発熱抵抗体53にはパルス電流が繰り返し流される。
【0006】
記録装置における当然の要求である高速で画像を記録しようとすると、パルス電流の周波数、即ち発熱抵抗体53の駆動周波数を高くする必要がある。また、高画質化のためには1ドット当りのインク吐出量を少なくする必要があり、発熱抵抗体53の小型化と共に、記録速度を維持しようとすれば駆動周波数を高くする必要がある。
【0007】
パルス電流を繰り返し印加すると、発熱抵抗体53は抵抗値が変化し、更に、最終的には断線が生じる。発熱抵抗体53の抵抗値の変化は、結晶化や表面酸化反応によるものと想定される。発熱抵抗体53の抵抗値が変化すると、発生する熱エネルギーが変化する。インク吐出のための熱エネルギーが低くなると、吐出口からインクが吐出されなくなる。また、熱エネルギーが高くなると、インクが被記録部材の広範囲に飛び散り、正常な画像を記録することができなくなる。これが、いわゆる霜降り印字である。したがって、発熱抵抗体53には、パルス通電の繰り返しに対する耐久性が要求される。
【0008】
また、従来の発熱抵抗体として、シート抵抗が25Ω/□〜50Ω/□程度の比較的抵抗値の低いものが用いられてきた。また、発生する熱エネルギーを低下させずに記録装置の低消費電力化のために、200Ω/□〜400Ω/□程度と抵抗値の高い発熱抵抗体を用いることが検討されている。
【0009】
例えば、特開平10−114071号公報に、比抵抗値が4000μΩ・cm以下TaSiN、TaSiOまたはTaSiCからなる発熱抵抗体を用いたインクジェット記録ヘッドが開示されている。そして、例えば、シート抵抗が270Ω/□で、膜厚が100nmのTaSiNを反応性スパッタリングにより形成する方法が記載されている。
【0010】
特開平10−114071号公報に記載された従来の発熱抵抗体は、繰り返しパルス通電の耐久性試験において、パルス通電の繰り返し回数を3.0×108回とした場合に抵抗値変化率が1.0〜3.0%程度であり、5.0×109回とした場合に断線が生じない程度の耐久性を有している。なお、抵抗変化率とは、繰り返しパルス通電前の抵抗値に対する、繰り返しパルス通電後の抵抗値の変化の割合をいう。パルス通電前の抵抗値をAとし、パルス通電後の抵抗値をA′とすると、抵抗変化率は(A′−A)/Aで表わされる。
【0011】
ところで、発熱抵抗体はインクジェット記録ヘッドのみでなく、感熱紙やインクリボンに直接接触させて画像の記録を行なうサーマルヘッドにも用いられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
発熱抵抗体の耐久性に対する要求はますます高まっており、今日では、パルス通電の繰り返し回数として1.0×109回程度の耐久性が要求されている。インクが吐出されなくなったり、霜降り印字が発生したりしないためには、抵抗変化率が5.0%以内であることが要求される。したがって、200Ω/□〜400Ω/□程度と抵抗値の高い発熱抵抗体において、上記の要求を満足することが必要である。
【0013】
本発明の目的は、パルス通電の繰り返しに対する耐久性が十分に高い発熱抵抗体、それを用いた記録ヘッド用基体、記録ヘッド及び記録装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の記録ヘッド用基体は、
被記録部材に画像を記録するための熱エネルギーを発生する、シート抵抗が200Ω/□以上400Ω/□以下でタンタル,シリコン,窒素を主成分とする発熱抵抗体膜を含む積層構造の記録ヘッド用基体において、
前記発熱抵抗体膜は非晶質であり、前記タンタルが25原子%〜35原子%の範囲から選択され、前記シリコンが18原子%〜25原子%の範囲から選択され、前記窒素が40原子%〜50原子%の範囲から選択された範囲で、酸素含有量が3原子%より少なく、前記発熱抵抗体膜の膜厚が30nm以上80nm以下であり、酸化物絶縁体に接していることを特徴としている。
【0018】
本発明の記録ヘッド用基体の一態様によれば、前記発熱抵抗体膜の発生する熱エネルギーが、インクを前記被記録部材に吐出するために利用されることを特徴としている。
【0019】
これによれば、記録ヘッド用基体は、発熱抵抗体膜が1×109回の繰り返しパルス通電の前後で抵抗変化率が5%以内と、インクを吐出する方式の記録装置に十分な耐久性を有する。
【0023】
本発明の記録ヘッドは、
金属珪化窒化物を主成分とし、シート抵抗が200Ω/□以上400Ω/□以下でタンタル,シリコン,窒素を主成分とする発熱抵抗体膜で発生する熱エネルギーにより被記録部材に画像を記録する記録ヘッドにおいて、
前記発熱抵抗体膜は非晶質であり、前記タンタルが25原子%〜35原子%の範囲から選択され、前記シリコンが18原子%〜25原子%の範囲から選択され、前記窒素が40原子%〜50原子%の範囲から選択された範囲で、酸素含有量が3原子%より少なく、前記発熱抵抗体膜の膜厚が30nm以上80nm以下であり、酸化物絶縁体に接していることを特徴としている。
【0024】
本発明の記録ヘッドの一態様によれば、内部にインクが流れるインク流路と、該インク流路に連通する吐出口を有し、前記発熱抵抗体膜の発生する熱エネルギーにより前記インク流路内のインクを前記吐出口から前記被記録部材に吐出することを特徴としている。
【0027】
本発明の記録装置は、被記録部材を搬送する手段を備え、金属珪化窒化物を主成分とし、シート抵抗が200Ω/□以上400Ω/□以下でタンタル,シリコン,窒素を主成分とする発熱抵抗体膜で発生する熱エネルギーにより前記被記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを搭載する記録装置において、
前記発熱抵抗体膜は非晶質であり、前記タンタルが25原子%〜35原子%の範囲から選択され、前記シリコンが18原子%〜25原子%の範囲から選択され、前記窒素が40原子%〜50原子%の範囲から選択され、酸素含有量が3原子%より少なく、前記発熱抵抗体膜の膜厚が30nm以上80nm以下であり、酸化物絶縁体に接していることを特徴としている。
【0028】
本発明の記録装置の一態様によれば、前記記録ヘッドは、内部にインクが流れるインク流路と、該インク流路に連通する吐出口を有し、前記発熱抵抗体膜の発生する熱エネルギーにより前記インク流路内のインクを前記吐出口から前記被記録部材に吐出することを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0033】
図1は、本発明の一実施形態のインクジェット記録ヘッド用基体の断面図である。本実施形態のインクジェット記録ヘッド用基体が用いられる記録ヘッドは、一例として、発熱抵抗体膜を含むインクジェット記録ヘッド用基体と、発熱抵抗体膜で生じる熱エネルギーによりインクが熱せられるインク流路と、インク流路に連通する吐出口を有し、発熱抵抗体膜からの熱エネルギーでインク流路内のインクに膜沸騰を生じさせて吐出口から吐出するものである。
【0034】
図1を参照すると、Siの基板11上にSiO2などの酸化物絶縁体からなる層間膜12がある。この層間膜は適度に熱を蓄積するための蓄熱層として機能する。層間膜12の上に非晶質TaSiNのような金属珪化窒化物を主成分とする発熱抵抗体13が形成されている。層間膜12の膜厚は、例えば、280nmであり、発熱抵抗体13の膜厚は30nm〜80nmの範囲から選択される厚さである。発熱抵抗体13は、Ta、Si及びNの元素が所定の比率であり、シート抵抗が200Ω/□〜400Ω/□の材料である。上記シート抵抗を得るためには、例えば非晶質TaSiNの場合、Taが25原子%〜35原子%の範囲から選択され、Siが18原子%〜25原子%の範囲から選択され、Nが40原子%〜50原子%の範囲から選択される所定の組成比とすればよい。
【0035】
例えば、Siを約20原子%程度とし、TaとNの比を制御することにより、シート抵抗を所望の値とした。Taを32原子%とし、Siを21原子%とし、Nを44原子%とした非晶質TaSiNとしたところ、発熱抵抗体13のシート抵抗は300Ω/□であった。(100原子%に満たない部分は、炭素など不本意に導入乃至検出されてしまう原子であるが、酸素原子は3原子%未満又は検出限界以下である。)
また、Taを34原子%とし、Siを23原子%とし、Nを42原子%とした非晶質TaSiNをしたところ、発熱抵抗体13のシート抵抗は200Ωであった。
【0036】
更にまた、Taを29原子%とし、Siを20原子%とし、Nを46原子%とした非晶質TaSiNとしたところ、発熱抵抗体13のシート抵抗は400Ω/□であった。
【0037】
発熱抵抗体13上にはAlの配線14があるが、一部には発熱抵抗体13上に配線14の無い部分がある。ここが、熱作用部17となる。配線14の膜厚は200nm〜600nmである。
【0038】
更に、発熱抵抗体13や配線14をインクから保護するための、プラズマCVDにより形成された窒化シリコン(P−SiN)等の保護層15があり、熱作用部17では、発熱に伴う科学的、物理的なダメージから保護層15を保護するTa等の耐キャビテーション膜16が保護膜15の上にある。保護層15の膜厚は例えば300nm〜800nmであり、耐キャビテーション膜16の膜厚は例えば230nmである。
【0039】
図2は、本実施形態の発熱抵抗体の形成方法の一例を説明するための図である。図2に示すように、先ず、排気ポンプ21により成膜室22内を排気した後、アルゴンガスと窒素ガスの混合ガスをガス導入口23から成膜室22に導入する。このとき、内部ヒータ24及び外部ヒータ25により、基板温度及び雰囲気温度を所定の温度に調整する。次に、Ta−Siの合金からなるターゲット26と基板27の間に、電源28により電圧を印加してスパッタリング放電を起させ、シャッター29で調整しながら、基板27上にTaSiNの薄膜を形成する。ターゲット26は、例えばTaとSiの比が60対40である。
【0040】
ここでは、合金ターゲットを用いた反応性スパッタリング法により発熱抵抗体を成膜する方法について説明したが、TaとSiの別個の2つのターゲットを用いて、2元同時反応性スパッタリング法により発熱抵抗体を形成してもよい。その場合、各ターゲットに印加する電圧を別個に制御することが可能である。
【0041】
更に、熱作用部を形成するには、発熱抵抗体の上にAl膜をスパッタリング法により形成し、フォトリソグラフィーによりパターニングし、一部のAl膜を取り除く。そして、その上にプラズマCVD法によりSiNの保護層を形成し、熱作用部にはスパッタリング法でTaの耐キャビテーション層を形成する。
【0042】
上述した各層の形成方法は一例であり、本発明はそれらに限定されるものではなく、他の方法によっても同様に形成可能であることは言うまでもない。
【0043】
図3は、膜厚を変化させた複数の実施例の耐久性試験における抵抗変化率の測定値を示すグラフである。
【0044】
本発明の実施例として、先ず、シート抵抗が200Ω/□の発熱抵抗体を有する記録ヘッド用基体を、発熱抵抗体の膜厚が20nm〜120nmの範囲内で複数形成し、耐久性試験を行った。耐久性試験の条件としては、駆動周波数を10KHzとし、パルス幅を2μmとし、駆動電圧を発泡電圧の1.3倍とし、パルス通電繰り返し回数を1.0×109回とした。発泡電圧とは、各実施例のインクジェット記録ヘッド用基体によりインクの発泡が始まる駆動電圧である。
【0045】
そして、各実施例における繰り返しパルス通電の前後の抵抗値を測定し、抵抗変化率を算出した。
【0046】
同様にして、シート抵抗が300Ω/□及び400Ω/□の発熱抵抗体を有する記録ヘッド用基体を、発熱抵抗体の膜厚が20nm〜120nmの範囲内で複数形成し、耐久性試験を行った。耐久性試験の条件としては、シート抵抗が200Ω/□の場合と同じである。
【0047】
図3を参照すると、シート抵抗が200〜400Ω/□の範囲の何れの値の発熱抵抗体においても、1.0×109回の繰り返しパルス通電による耐久性試験で抵抗変化率が±5%以内の範囲に入るのは、膜厚が30nm〜80nmの範囲のものであることが分かる。
【0048】
膜厚が30nmより小さくなると、金属珪化窒化物の酸化により、抵抗が急激に上昇する。グラフから変曲点が30nmに見られる。酸化は発熱抵抗体膜の下に接している層間膜(酸化シリコン)が原因と思われる。
【0049】
厚さが80nmより大きくなると、非晶質金属珪化窒化物の結晶化により、抵抗が急激に低下する。グラフから変曲点が80nmに見られる。膜厚が増えるとある厚さから結晶粒が成長しやすいものと思われる。
【0050】
その範囲のインクジェット記録ヘッド用基体を用いれば、低消費電力で長期間にわたり高画質の画像を高速で記録することができる。
【0051】
図4は、本発明の一実施形態のインクジェト記録ヘッドを搭載する記録装置の外観図である。図4を参照すると、インクジェット記録ヘッド41はインクジェット記録装置42のキャリッジ43上に搭載される。正逆回転する駆動モータ44の駆動力は駆動力伝達ギア45,46により伝達され、リードスクリュー47を正逆回転させる。キャリッジ43は、リードスクリュー47の螺旋溝48に係合しており、駆動モータ44の正逆回転に連動してガイド49に沿って矢印a、bの方向に往復移動する。
【0052】
不図示の被記録部材給送装置によりプラテン410上に搬送された記録用紙Pはキャリッジ43の移動範囲において紙押さえ板411でプラテン410に押圧される。
【0053】
ホームポジション検出手段は発光部と受光部を有するホトカプラ412、413を有し、キャリッジ43が突出したレバー414がホトカプラに入ったことでホームポジションを検出する。ホームポジションは、駆動モータ44の回転方向の切り替え等に利用される。
【0054】
キャップ部材415はインクジェット記録ヘッド41をキャップし、吸引手段416はキャップ部材415内を吸引することにより、インクジェット記録ヘッド41の吸引回復を行う。
【0055】
クリーニングブレード417は、移動部材418により前後方向に移動される。クリーニングブレード417及び移動部材418は、本体支持板419に支持されている。
【0056】
吸引回復を開始するためのレバー420は、キャリッジ43と係合するカム421の移動に伴って移動し、それにより駆動モータ44からの駆動力がクラッチ切り替え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0057】
不図示の記録制御部がインクジェット記録ヘッド41の発熱抵抗体へ電流を流し、また上述した各機構を駆動制御することにより、記録用紙Pに画像が記録される。不図示の被記録部材給送装置がプラテン410上に記録用紙Pを搬送し、記録ヘッド41が記録用紙Pの全幅にわたって往復運動しながらインクを吐出して画像を記録する。
【0058】
記録ヘッド41には図1に示したインクジェット記録ヘッド用基体が用いられているので、インクジェット記録装置42は長期間にわたって高画質の画像を高速で記録することができる。
【0059】
以上の説明では、非晶質窒化珪素タンタルを例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、非晶質窒化珪素チタン、非晶質窒化珪素タングステンのような他の金属窒化珪化物の非晶質材料であってもよい。
【0060】
また、本発明の基体は、高速の駆動が要求されるインクジェット記録ヘッドにおいて特に有効であるため、以上の説明においてはインクジェット記録ヘッドに用いた例について説明したが、本発明の基体はサーマルヘッドに用いることもできる。
【0061】
(実施例)
シリコン基板の表面を熱酸化して、厚さが280nm程度の酸化シリコン膜を形成した。
【0062】
その上に、上述した反応性スパッタリングにより非晶質窒化珪素タンタルの膜を約50nmの厚さで形成した。この時の条件は以下のとおりである。
【0063】
ターゲット:Ta/Si=60/40のTaSiターゲット、圧力:0.5Pa、電極の直径:約200mm、投入電力:1KW、アルゴン流量:63sccm、窒素流量:19sccm。
【0064】
形成された非晶質窒化珪素タンタルの組成はTaが32.0原子%、Siが21.2原子%、Nが43.8原子%、酸素が1.5原子%(残部は分析せず)の非晶質TaSiNであり、シート抵抗は約300Ω/□であった。
【0065】
その上に、アルミニウム銅からなる金属をスパッタリングにより約600nm厚ほど形成した。
【0066】
非晶質TaSiNと、アルミニウム銅の膜をスパッタエッチングによって発熱抵抗体形状のパターニングをした後、熱作用部となる位置にあるアルミニウム銅をウエットエッチングにより除去した。
【0067】
そして、プラズマCVD法により窒化シリコン膜を約600nm厚ほど形成した。更にその上にタンタルをスパッタリングにより230nm厚ほど形成し、それをパターニングした。
【0068】
こうして得られた発熱抵抗体の試料に、上述した耐久性試験を施したところ、抵抗変化率はほぼ0%であった。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、発熱抵抗体は1×109回の繰り返しパルス通電の前後で抵抗変化率が5%以内となり、繰り返しパルス通電に対する耐久性が高いので、記録装置に用いた場合に長期間安定して画像の記録を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のインクジェット記録ヘッド用基体の断面図である。
【図2】本実施形態の発熱抵抗体の形成方法の一例を説明するための図である。
【図3】膜厚を変化させた複数の実施例の耐久性試験における抵抗変化率の測定値を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施形態のインクジェト記録ヘッドを搭載する記録装置の外観図である。
【図5】インクジェット記録ヘッド用基体の断面図である。
【符号の説明】
11 基板
12 層間膜
13 発熱抵抗体
14 配線
15 保護層
16 耐キャビテーション膜
17 熱作用部
21 排気ポンプ
22 成膜室
23 ガス導入口
24 内部ヒータ
25 外部ヒータ
26 ターゲット
27 基板
28 電源
29 シャッター
41 インクジェット記録ヘッド
42 インクジェット記録装置
43 キャリッジ
44 駆動モータ
45,46 駆動力伝達ギア
47 リードスクリュー
48 螺旋溝
49 ガイド
410 プラテン
411 紙押さえ板
412 発光部
413 受光部
414 レバー
415 キャップ部材
416 吸引手段
417 クリーニングブレード
418 移動部材
419 本体支持板
420 レバー
421 カム
P 記録用紙

Claims (6)

  1. 被記録部材に画像を記録するための熱エネルギーを発生する、シート抵抗が200Ω/□以上400Ω/□以下でタンタル,シリコン,窒素を主成分とする発熱抵抗体膜を含む積層構造の記録ヘッド用基体において、
    前記発熱抵抗体膜は非晶質であり、前記タンタルが25原子%〜35原子%の範囲から選択され、前記シリコンが18原子%〜25原子%の範囲から選択され、前記窒素が40原子%〜50原子%の範囲から選択された範囲で、酸素含有量が3原子%より少なく、前記発熱抵抗体膜の膜厚が30nm以上80nm以下であり、酸化物絶縁体に接していることを特徴とする記録ヘッド用基体。
  2. 前記発熱抵抗体膜の発生する熱エネルギーが、インクを前記被記録部材に吐出するために利用されることを特徴とする、請求項記載の記録ヘッド用基体。
  3. 金属珪化窒化物を主成分とし、シート抵抗が200Ω/□以上400Ω/□以下でタンタル,シリコン,窒素を主成分とする発熱抵抗体膜で発生する熱エネルギーにより被記録部材に画像を記録する記録ヘッドにおいて、
    前記発熱抵抗体膜は非晶質であり、前記タンタルが25原子%〜35原子%の範囲から選択され、前記シリコンが18原子%〜25原子%の範囲から選択され、前記窒素が40原子%〜50原子%の範囲から選択された範囲で、酸素含有量が3原子%より少なく、前記発熱抵抗体膜の膜厚が30nm以上80nm以下であり、酸化物絶縁体に接していることを特徴とする記録ヘッド。
  4. 内部にインクが流れるインク流路と、該インク流路に連通する吐出口を有し、前記発熱抵抗体膜の発生する熱エネルギーにより前記インク流路内のインクを前記吐出口から前記被記録部材に吐出することを特徴とする、請求項記載の記録ヘッド。
  5. 被記録部材を搬送する手段を備え、金属珪化窒化物を主成分とし、シート抵抗が200Ω/□以上400Ω/□以下でタンタル,シリコン,窒素を主成分とする発熱抵抗体膜で発生する熱エネルギーにより前記被記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを搭載する記録装置において、
    前記発熱抵抗体膜は非晶質であり、前記タンタルが25原子%〜35原子%の範囲から選択され、前記シリコンが18原子%〜25原子%の範囲から選択され、前記窒素が40原子%〜50原子%の範囲から選択され、酸素含有量が3原子%より少なく、前記発熱抵抗体膜の膜厚が30nm以上80nm以下であり、酸化物絶縁体に接していることを特徴とする記録装置。
  6. 前記記録ヘッドは、内部にインクが流れるインク流路と、該インク流路に連通する吐出口を有し、前記発熱抵抗体膜の発生する熱エネルギーにより前記インク流路内のインクを前記吐出口から前記被記録部材に吐出することを特徴とする、請求項記載の記録装置。
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