JP3695681B2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、折り畳みコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図13に示すように、矩形状の底板2と、底板2の上方に配置した矩形枠状の口枠3と、底板2と口枠3との間の両側に配置した長側板4と、底板2と口枠3との間の両端に配置した短側板9とを具備し、短側板9の上端を口枠3に回転自在に連結して短側板9を起倒自在にし、長側板4を上半分の上長側板5と下半分の下長側板6とで構成して上長側板5の上端を口枠3に回転自在に連結すると共に下長側板6の下端を底板2に回転自在に連結し、上長側板5の下端と下長側板6の上端をヒンジ部材51を介して回転自在に連結した折り畳みコンテナ1′が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、折り畳みコンテナ1′の側面には、通常、運搬先、物品名等を表示するためのカード或いはラベル等(以下、カード11」という。)を貼り付けているが、長側板4の外面に貼った場合、カード11によって上長側板5と下長側板6の外面同士が重なり合わず、特にカード11に厚みのある場合は完全に折り畳むことができなくなるという不都合がある。
【0004】
そこで、従来では、図13のように短側板9の外面にカード11を貼るようにしているが、この場合、集配センター或いは工場内等でコンテナ1に物を収納して移送する際に、コンベア13の側方から短側板9が見えにくく、特に多数のコンテナ1が同時進行するときなどには、間隔Dが詰まって短側板9に貼ったカード11が隠れてしまい、作業者の目視によるチェック、或いは光電発信装置50等による自動読み取りができなくなるという不都合があった。
【0005】
本発明は、上記従来例に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、カードを長側板の外面に取り付けることにより、カードのチェックを容易とし、しかも、カードを長側板の外面に取り付けた構造でありながら、上下の長側板を完全に折り畳むことができるようにした折り畳みコンテナを提供するにあり、また、下長側板と底板との回動連結部分のスペースを有効に利用してカードを簡単に且つ確実に取り付けることができるようにした折り畳みコンテナを提供するにある。
【0006】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するために、本発明は、矩形状の底板2と、底板2の上方に配した矩形枠状の口枠3と、底板2と口枠3との間の両側に配置した長側板4と、底板2と口枠3との間の両端に配置した短側板9とを具備し、短側板9の上端を口枠3に回転自在に連結して短側板9を起倒自在にし、長側板4を上半分の上側板5と下半分の下長側板6とで構成して上長側板5の上端を口枠3に回転自在に連結すると共に下長側板6の下端を底板2に回転自在に連結し、上長側5の下端と下長側板6の上端を回転自在に連結した折り畳みコンテナにおいて、下長側板6の外面に凹所10を設け、運搬先、物品名等を表示するカード11はカードホルダー12で保持され、該カードホルダー12は、下長側板6の凹所10内に収納されるカード保持部14と、カード保持部14の下端から下方に突出した脚部15と、脚部15の先端から横方向に突出した差込部16とが一体に構成されており、下長側板6の下端部6aから下方に向けて底板2に回動自在に連結される連結片20が突設されていると共に、連結片20の側方のスペースSには連結片20と同方向に突出したカード支持片17が突設され、このカード支持片17にカードホルダー12の差込部16が差込まれる差込孔18が形成されており、下長側板6の下端部6aにはカードホルダー12の脚部15を上記凹所10内からカード支持片17内に向けて通すことができる通し部19が形成されていることを特徴としており、このように構成することで、集配センター或いは工場内等でコンテナ1に物を収納して移送する際には、下長側板6の外面に配置されたカード11が見やすくなり、たとえコンベア13上を多数のコンテナ1が同時進行する場合であっても、作業者の目視によるチェック、或いは光電発信装置等による自動読み取りがそれぞれ容易となる。一方、コンテナ1の折り畳み時には、凹所10内にカード11を保持したカードホルダー12が収納されているので、カード11を長側板4の外面に取付けた構造でありながら、上長側板5と下長側板6とを完全に折り畳むことができるようになる。ここで、カード11とは、運搬先、物品名等を表示するカード類以外に、ラベルやその他の表示シートを広く含む概念である。また下長側板6の底板2に回動自在に連結される連結片20の側方のスペースSを有効に利用してカードホルダー12を支持できるようになり、また、カードホルダー12の差込部16を凹所10とは別の位置に設けたカード支持片17の差込孔18に差し込むだけでよいので、カード11を貼着したりする場合と比較して、カードホルダー12の取り付けを簡単に行うことができる。また、カードホルダー12のカード保持部14を凹所10内に収納し、脚部15を通し部19に通し、差込部16をカード支持片17の差込孔18に差し込むことによって、カードホルダー12を長側板4の外面に取り付けた状態でも、上長側板5と下長側板6との折り畳みを完全に行うことができるようになる。
【0008】
また上記カードホルダー12のカード保持部14の裏面に嵌合凸部23が設けられ、下長側板6の凹所10内に上記嵌合凸部23が嵌合する嵌合凹部24が設けられ、嵌合凸部23と嵌合凹部24との嵌合面に小突起25が設けられているのが好ましく、このように構成することで、カードホルダー12のカード保持部14を下長側板6に凹凸嵌合によって簡単に取り付けることができると共に、小突起25によってカードホルダー12の外れを確実に防止できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の一例を説明する。
【0010】
本実施形態の折り畳みコンテナ1(以下、「コンテナ1」という。)は、矩形状の底板2と、底板2の上方に配置した矩形枠状の口枠3と、底板2と口枠3との間の両側に配置した長側板4と、底板2と口枠3との間の両端に配置した短側板9とを具備しており、短側板9の上端を口枠3に回転自在に連結して短側板9を起倒自在とし、長側板4を上半分の上長側板5と下半分の下長側板6とで構成して上長側板5の上端を口枠3に回転自在に連結すると共に下長側板6の下端を底板2に回転自在に連結し、上長側板5の下端と下長側板6の上端は連結部8を介して回転自在に連結されている。
【0011】
口枠3は、図1、図4に示すように、平面視長方形枠状に形成されており、その上面に開口部を開閉する合成樹脂製の2枚の蓋板7が回動自在に取付けられている。2枚の蓋板7の各先端には、互いに噛み合って係合する凹凸係合部7dがそれぞれ設けられている。図4中の3eは口枠3と上長側板5とを回動自在に連結するヒンジ片である。
【0012】
長側板4は、図2に示すように、下長側板6と上長側板5とに分割されていると共に、上長側板5の下端と下長側板6の上端とが連結軸部8a及び軸受け部8b等によって回動自在に連結されている。ここでは、上長側板5の下端(又は下長側板6の上端)に、連結軸部8aとこの連結軸部8aの両端に連設されて連結軸部8aから遠去かる方向に先細状となるように傾斜したテーパー状凸部8c,8dとが一体成形されており、下長側板6の上端(又は上長側板5の下端)に、断面C字状の軸受け部8bとこの軸受け部8bの両端に連設されて上記テーパー状凸部8c,8dと同方向に傾斜したテーパー状凹部8e,8fとが一体成形されている。そして、連結軸部8aを軸受け部8bの開口部に押し込むことによって連結軸部8aが回転自在に嵌め込まれると共に、テーパ状凸部8c,8dがテーパ状凹部8e,8fに嵌め込まれることにより、全体がくさび状をした連結部8が複数個形成されると共に、テーパ状凸部8c,8dがテーパ状凹部8e,8fに隙間なく嵌め込まれることによってがたつきが発生するのを防止できるようになる。なお、下長側板6と上長側板5は後述の短側板9を起こすことによって起立状態で保持され、また、短側板9を倒すことによって折り畳み可能な状態となる。
【0013】
上長側板5の外面及び下長側板6の外面には、内側に凹んだ凹所10がそれぞれ設けられている。本実施形態では、下長側板6の外面の凹所10内に、運搬先、物品名を表示するためのカード或いはラベル等(以下、「カード11」という。)が配置されている。このカード11に表示されるのは、運搬先、物品名に限られず、例えば商品のバーコードやキャッチフレーズ、さらには品質、産地、販売会社名、効能、賞味期限等のような商品に関連するあらゆる情報を広く含めることができるものである。
【0014】
上記カード11は、下長側板6に取り付けられるカードホルダー12にて保持されている。このカードホルダー12は、図2に示すように、カード11を保持するカード保持部14と、カード保持部14の下端両側からそれぞれ突設された複数本(例えば3本)の脚部15と、差込部16,16とが一体に構成されている。カード保持部14は、クリップ形状の基板30と略く字状のカード押さえ片31とで構成され、基板30とカード押さえ片31との間にカード11を挟んで保持できるようになっている。カード保持部14の厚みは下長側板6の凹所10の深さよりも薄く形成されている。また、カード保持部14の下端部から垂下した複数の脚部15の下端部間には水平バー35が架け渡されており、この水平バー35の両先端部がそれぞれ横方向に突出した差込部16となっている。
【0015】
一方、下長側板6の下端部6aには、図5、図6に示すように、下方に向かって複数の連結片20とカード支持片17とがそれぞれ突設されている。図5は下長側板6の正面図、図6は背面図を示している。連結片20は幅広の連結片20aと幅狭の連結片20bとからなり、各連結片20の幅方向の両端部には、底板2側に設けられたピン孔部(図示せず)に回転自在に挿入される連結ピン36がそれぞれ突設されている。このように連結片20a,20bを複数突設させたことで、連結片20a,20bにかかる荷重を軽減できるようになっている。また、カード支持片17は、下長側板6の下端部6aの中央部から、連結片20と同一方向に向かって突設されている。このカード支持片17は、横方向に幅広に形成されていると共に、図7(a)に示すように、断面略C字状に形成され、幅方向の両端部には同(b)に示すように、横方向に開口した差込孔18がそれぞれ形成されており、各差込孔18内に、前記カードホルダー12の差込部16が差込み可能となっている。ここで図7(a)は図5のイーイ線断面図、同(b)は図5のローロ線断面図、同(c)は図5のハーハ線断面図をそれぞれ示している。
【0016】
さらに、下長側板6の下端部6aには、カードホルダー12の脚部15を通すことができる複数(例えば3つ)の通し部19が凹状に形成されている。通し部19は脚部15を収納する役割と、脚部15を位置決めする役割とを果たすものであり、本実施形態では、通し部19は、下長側板6の下端部6aの一部を凹状に凹ませた形状となっているが、切り欠きによって形成されてもよい。なお、通し部19の数はカードホルダー12の脚部15の数に応じて増減可能である。
【0017】
しかして、下長側板6の外面に設けた凹所10内にカード11を配設するにあたっては、カードホルダー12の基板30とカード押さえ片31の間にカード11を挟んで保持すると共に、カードホルダー12の下端の差込部16を下長側板6のカード支持片17の両端部に設けた差込孔18にそれぞれ差し込み、カードホルダー12の脚部15を下長側板6の通し部19に挿入し、カード保持部14を下長側板6の凹所10内に収納することにより、カードホルダー12を下長側板6に対して簡単に取り付けることができる。なおカードホルダー12へのカード11の取り付けは、カードホルダー12を下長側板6に取り付ける前、或いは取り付けた後のいずれであってもよい。
【0018】
このように、コンテナ1の下長側板6の外面に凹所10を設け、この凹所10内にカード11を収納配置したことにより、図1に示すように、集配センター或いは工場内等でコンベア13上にコンテナ1に物を収納して移送する際に、コンベア13の側方位置からでもカード11が見えやすくなり、たとえ多数のコンテナ1が同時進行する場合であっても、作業者の目視によるチェック、或いは光電発信装置50等による自動読み取りがそれぞれ容易となり、搬送先や商品名等を間違いなくチェックすることができる。また、カードホルダー12のカード保持部14を凹所10内に収納し、脚部15を通し部19に通し、差込部16をカード支持片17の差込孔18に差し込むことによって、カードホルダー12を長側板4の外面に取り付けたままの状態で、上長側板5と下長側板6とを完全に折り畳むことができるようになり、カードホルダー12が折り畳みの支障になることはない。
【0019】
また、下長側板6の連結片20の側方のスペースS内に、カード支持片17を突設させたことにより、カードホルダー12を該スペースSを有効に利用して支持できると共に、カード支持片17は幅広に形成されているので、スペースSをカード支持片17で塞ぐことができ、連結片20と共に下長側板6と底板2との回動連結部分に隙間が生じないようにすることができる。しかも、連結片20とカード支持片17は略同じ断面形状を有しているので、コンテナ1の成形金型の構造を大きく修正する必要もなくなる。また、下長側板6及び上長側板5の外面に凹所10をそれぞれ設けると共に、各凹所10の外周部をテーパー面10aとすることにより、長側板4及び短側板9の外面が滑らかとなり、これにより雨水等が溜まるのを防止でき、さらにテーパー面10aによって補強リブを突出させた場合と同様な補強効果が得られるようになり、コンテナ1全体の強度を確保できるようになる。
【0020】
なお、下長側板6と上長側板5とは同じ成形金型で成形されるので、上長側板5にも同様な凹所10と通し部19と差込孔18を有するカード支持片17とがそれぞれ形成されているので、カードホルダー12を上長側板5の凹所10側に取付けることも可能であるが、カードホルダー12の取付けの安定性を考慮すれば、下長側板6に取付ける方が好ましい。
【0021】
また、カードホルダー12の他の実施形態として、図10〜図12に示すように、カード保持部14の基板30の裏面から、ボス状の嵌合凸部23を突設させ、一方、下長側板6の凹所10内に上記嵌合凸部23が嵌合する嵌合凹部24を凹設し、嵌合凸部23を嵌合凹部24内に嵌合させるようにしてもよいものである。また、嵌合凸部23の外周面には、周方向に小突起25が複数条設けられており、これにより嵌合凸部23が嵌合凹部24から容易に抜けないようになり、カードホルダー12を下長側板6に外れ難い状態で取り付け可能となっている。ここで、例えば下長側板6の厚みは2mm、嵌合凹部24の深さは1.2mm〜1.8mm、嵌合凸部23の外径はφ4、小突起25の外径はφ4 .2程度にそれぞれ設定される。図12(a)中の30aは略く字状のカード押さえ片31に対向して設けられた開口部であり、これにより、カード押さえ片31によるカードの挟み力を高めるようにしてある。尚、小突起25を嵌合凸部23の外周面に設けずに、嵌合凹部24の内周面に設けることも可能である。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、矩形状の底板と、底板の上方に配置した矩形枠状の口枠と、底板と口枠との間の両側に配置した長側板と、底板と口枠との間の両端に配置した短側板とを具備し、短側板の上端を口枠に回転自在に連結して短側板を起倒自在とし、長側板を上半分の上長側板と下半分の下長側板とで構成して上長側板の上端を口枠に回転自在に連結すると共に下長側板の下端を底板に回転自在に連結し、上長側板の下端と下長側板の上端を回転自在に連結した折り畳みコンテナにおいて、下長側板の外面に凹所を設け、この凹所内に運搬先、物品名等を表示するカードを保持したカードホルダーを収納配置して成るから、カードを長側板の外面に取り付けたことにより、集配センター或いは工場内等でコンテナに物を収納して移送する際には、カードが見やすくなり、たとえコンベア上を多数のコンテナが同時進行する場合であっても、作業者の目視によるチェック、或いは光電発信装置等による自動読み取りがそれぞれ容易となり、搬送先や商品名等を間違いなくチェックすることができる。しかも、コンテナの折り畳み時には、長側板の外面に設けた凹所内にカードを保持したカードホルダーが収納されているので、仮りに厚みのあるカードであっても、上長側板と下長側板との折り畳みを完全に行うことができるものである。またカードはカードホルダーで保持され、該カードホルダーは、下長側板の凹所内に収納されるカード保持部と、カード保持部の下端から下方に突出した脚部と、脚部の先端から横方向に突出した差込部とが一体に構成されており、下長側板の下端部から下方に向けて底板に回動自在に連結される連結片が突設されていると共に、連結片の側方の空きスペースには連結片と同方向に突出したカード支持片が突設され、このカード支持片にカードホルダーの差込部が差込まれる差込孔が形成されており、下長側板の下端部にはカードホルダーの脚部を上記凹所内からカード支持片内に向けて通すことができる通し部が形成されているから、下長側板の底板に回動自在に連結される連結片の側方の空きスペースを有効に利用してカードホルダーを支持できるようになる。また、カードホルダーの差込部を凹所とは別の位置に設けたカード支持片の差込孔に差し込むだけでよいので,カードを貼着したりする場合と比較して、カードホルダーの取り付けを簡単に行うことができる。また、カードホルダーのカード保持部を凹所内に収納し、脚部を通し部に通し、差込部をカード支持片の差込孔に差し込むことによって、カードホルダーを長側板の外面に取り付けた状態でも、上長側板と下長側板との折り畳みを完全に行うことができ、カード及びカードホルダーが折り畳みの支障になることはないものである。
【0025】
また請求項2記載の発明、請求項1記載の効果に加えて、カードホルダーのカード保持部の裏面に嵌合凸部が設けられ、下長側板の凹所内に上記嵌合凸部が嵌合する嵌合凹部が設けられ、嵌合凸部と嵌合凹部との嵌合面に小突起が設けられているから、カードホルダーのカード保持部を下長側板に凹凸嵌合によって簡単に取り付けることができると共に、小突起状の凸状部によって嵌合面でのがたつきの発生や、カードホルダーの外れを防止でき、カードホルダーを安定的に保持できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図2】同上の長側板の正面図である。
【図3】(a)は同上のコンテナの側面図、(b)は底面図、(c)は折り畳み状態の側面図である。
【図4】同上のコンテナの折り畳み状態の斜視図である。
【図5】同上の下長側板の正面図である。
【図6】同上の下長側板の背面図である。
【図7】(a)は図5のイ−イ線断面図、(b)は図5のロ−ロ線断面図、(c)は図5のハ−ハ線断面図である。
【図8】同上のカードホルダーの取り付け状態を説明する斜視図である。
【図9】図8のニーニ線断面図である。
【図10】他の実施形態のカードホルダーを下長側板に取付けた状態の断面図である。
【図11】(a)は同上のカードホルダーの正面図、(b)は下面図、(c)は側面図である。
【図12】(a)は図11(a)のC−C線断面図、(b)は図11(a)のD−D線断面図、(c)は図11(a)のE−E線断面図である。
【図13】従来のコンテナの短側板にカードを貼着した場合の説明図である。
【符号の説明】
1 折り畳みコンテナ
2 底板
3 口枠
4 長側板
5 上長側板
6 下長側板
9 短側板
10 凹所
11 カード
12 カードホルダー
14 カード保持部
15 脚部
16 差込部
17 カード支持片
18 差込孔
19 通し部
20 連結片
23 嵌合凸部
24 嵌合凹部
25 小突起
Claims (2)
- 矩形状の底板と、底板の上方に配置した矩形枠状の口枠と、底板と口枠との間の両側に配置した長側板と、底板と口枠との間の両端に配置した短側板とを具備し、短側板の上端を口枠に回転自在に連結して短側板を起倒自在とし、長側板を上半分の上長側板と下半分の下長側板とで構成して上長側板の上端を口枠に回転自在に連結すると共に下長側板の下端を底板に回転自在に連結し、上長側板の下端と下長側板の上端を回転自在に連結した折り畳みコンテナにおいて、下長側板の外面に凹所を設け、運搬先、物品名等を表示するカードはカードホルダーで保持され、該カードホルダーは、下長側板の凹所内に収納されるカード保持部と、カード保持部の下端から下方に突出した脚部と、脚部の先端から横方向に突出した差込部とが一体に構成されており、下長側板の下端部から下方に向けて底板に回動自在に連結される連結片が突設されていると共に、連結片の側方のスペースには連結片と同方向に突出したカード支持片が突設され、このカード支持片にカードホルダーの差込部が差込まれる差込孔が形成されており、下長側板の下端部にはカードホルダーの脚部を上記凹所内からカード支持片内に向けて通すことができる通し部が形成されていることを特徴とする折り畳みコンテナ。
- カードホルダーのカード保持部の裏面から嵌合凸部が突設され、下長側板の凹所内に上記嵌合凸部が嵌合する嵌合凹部が設けられ、嵌合凸部と嵌合凹部との嵌合面に小突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載の折り畳みコンテナ。
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