JP3695370B2 - 超伝導論理集積回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の超伝導回路ブロックから成る超伝導論理集積回路に関し、特に大規模で構成される超伝導論理集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、基本的な論理演算を行う超伝導回路ブロックと、それらを相互に接続する超伝導配線と、から構成され、任意の論理演算を実現する超伝導論理集積回路が知られている。
【0003】
任意の論理演算を実現するために十分な超伝導回路ブロックの構成並びに超伝導配線による接続方法としては、例えば、1991年3月、アイ・イー・イー・イー・トランザクションズ・オン・アプライド・スーパーコンダクティビティ、第1巻、第1号、第3頁〜第28頁(IEEE TRANSACTIONS ON APPLIED SUPERCONDUCTIVITY,VOL.1,NO.1,P.3-28,MARCH 1991)に開示されるものがある。
【0004】
従来の超伝導回路ブロックの相互接続時に生じる問題を図9に基づいて説明する。図9は、従来の超伝導回路ブロックの相互接続例を示す回路図である。図9(a)において、超伝導回路ブロック91と超伝導回路ブロック92とは、超伝導配線93により接続されている。また、図9(b)において、超伝導回路ブロック95と超伝導回路ブロック96とは、超伝導配線97により接続されている。図9(a)、(b)において、超伝導回路ブロック91及び超伝導回路ブロック95は同じ機能を備える超伝導回路ブロックであり、同一の回路構成を具備するものとする。一方、超伝導回路ブロック92と超伝導回路ブロック96とは異なる回路構成を備える超伝導回路ブロックとするが、同じ回路構成であってもよい。
【0005】
図9(a)において、例えば、超伝導配線93を伝わって、超伝導回路ブロック92から超伝導回路ブロック91の向きに静的電流94が流れ込む。その結果、超伝導回路ブロック91は、超伝導回路ブロック92との接続により、超伝導回路ブロック91単体の場合と比較して過剰な電流が静的に供給される。
【0006】
一方、図9(b)において、例えば、超伝導配線97を伝わって、超伝導回路ブロック95から超伝導回路ブロック96の向きに静的電流98が流れ込む。その結果、超伝回路ブロック95は、超伝導回路ブロック96との接続により、超伝導回路ブロック95単体の場合と比較して過少な電流が静的に供給される。
【0007】
図9(c)に、超伝導回路ブロック91と超伝導回路ブロック95とに供給される電流量の模式図を示す。超伝導回路ブロック91または超伝導回路ブロック95単体の場合における動作可能な電流供給量は、動作可能領域Aの範囲であり、その中心を動作中心点A1 とする。超伝導回路ブロックの動作マージンを最大にするために、超伝導回路ブロック91または超伝導回路ブロック95単体の電流供給量が動作中心点A1 と一致するように設計される。
【0008】
しかし、超伝導回路ブロック91は、超伝導回路ブロック92と接続することによって過剰な電流が供給されるため、超伝導回路ブロック91への供給電流量は動作中心点A1 の上方へ移動し、供給電流量A2 となる。
【0009】
一方、超伝導回路ブロック95は、超伝導回路ブロック96と接続することによって過少な電流供給されるため、超伝導回路ブロック95への供給電流量は動作中心点A1 の下方へ移動し、供給電流量A3 となる。
【0010】
供給電流量A2 のように、供給電流量が超伝導回路ブロック単体の動作可能領域端に移動することによって、超伝導回路ブロックの動作マージンの低下を引き起こす。あるいは、供給電流量A3 のように、供給電流量が超伝導回路ブロック単体の動作可能領域から外れることによって、超伝導回路ブロックは動作しなくなる。
【0011】
このような不具合を起こさないように、超伝導論理集積回路内で相互に接続された超伝導回路ブロックへの供給電流量を超伝導回路ブロック単体の動作中心点に一致させるため、超伝導回路ブロックに含まれる素子パラメータを変更する必要がある。但し、前述のように、例え同一の回路構成を備える超伝導回路ブロック同士であっても、被接続回路ブロック毎に動作中心点からの供給電流量の移動方向と移動量とが異なるため、個々の超伝導回路ブロック毎に素子パラメータの調整を行わなければならなかった。
【0012】
しかし、実現する回路規模が大きくなるにつれて調整すべき素子パラメータ数が増加し、最適な素子パラメータの組を求めるのに時間がかかるため、大規模な超伝導論理集積回路の設計は困難であることが、1991年12月、アイ・イー・イー・イー・トランザクションズ・オン・アプライド・スーパーコンダクティビティ、第1巻、第4号、第157頁〜第163頁(IEEE TRANSACTIONS ON APPLIED SUPERCONDUCTIVITY,VOL.1,NO.4,P.157-163,DECEMBER,1991)に記載されている。
【0013】
このような問題は、一般に出力信号から入力信号を分離するのが難しい超伝導回路において特有なものである。例えば、半導体回路では、入力信号と出力信号との分離が容易であるため、大規模な集積回路を設計する際に上述するような問題は起こらない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の回路構成方法では、論理集積回路の規模が大きくなるにつれ、相互接続によって超伝導回路ブロックへの供給電流量が変化しないように調整すべき超伝導回路ブロックの素子パラメータ数が増加し、最適な素子パラメータの組を求めるのに時間を要するため、大規模な超伝導論理集積回路を構成することが困難であるという問題点があった。
【0015】
本発明は、以上の問題点に鑑みて成されたものであり、相互接続しても超伝導回路ブロックへの供給電流量の変化を実質上ゼロにする超伝導回路ブロックを予め設計しておくことにより、それらを単に接続するだけで、論理集積回路を構成する個々の超伝導回路ブロックの素子パラメータの調整を必要としない大規模な超伝導論理集積回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
【0017】
本発明にかかる超伝導論理集積回路は、入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにする標準入力部と、出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにする標準出力部と、を有する超伝導論理集積回路であって、標準出力部は、該標準出力部の入力端と出力端との間を、インダクタンス部を介して接続し、インダクタンス部の入力端側でジョセフソン接合を介してグランドに接続し、インダクタンス部の出力端側に電流供給源を接続して構成し、標準入力部は、該標準入力部の入力端と出力端との間を、インダクタンス部を介して接続し、インダクタンス部の出力端側でジョセフソン接合を介してグランドに接続し、インダクタンス部の入力端側に電流供給源を接続して構成し、標準出力部に、該標準出力部の出力端における電流の静的な流入または流出の量を評価する出力部電流評価回路を接続し、標準出力部の出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにし、標準入力部に、該標準入力部の入力端における電流の静的な流入または流出の量を評価する入力部電流評価回路を接続し、標準入力部の入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにすることを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明にかかる超伝導論理集積回路は、超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、標準入力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を大きくすること、ジョセフソン接合の臨界電流値を小さくすること、の少なくとも1つを行うことで、標準入力部の入力端における電流の静的な流入を実質上ゼロにし、超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、標準入力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を小さくすること、ジョセフソン接合の臨界電流値を大きくすること、の少なくとも1つを行うことで、標準入力部の入力端における電流の静的な流出を実質上ゼロにすることを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明にかかる超伝導論理集積回路は、超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、標準出力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を大きくすること、ジョセフ ソン接合の臨界電流値を小さくすること、の少なくとも1つを行うことで、標準出力部の出力端における電流の静的な流入を実質上ゼロにし、超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、標準出力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を小さくすること、ジョセフソン接合の臨界電流値を大きくすること、の少なくとも1つを行うことで、標準出力部の出力端における電流の静的な流出を実質上ゼロにすることを特徴とするものである。
【0020】
また、本発明にかかる超伝導論理集積回路は、入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにする標準入力部と、出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにする標準出力部と、を有する超伝導論理集積回路であって、標準出力部は、該標準出力部の入力端と出力端との間を、インダクタンス部を介して接続して構成し、標準入力部は、該標準入力部の入力端と出力端との間を、インダクタンス部を介して接続して構成し、標準出力部に、該標準出力部の出力端における電流の静的な流入または流出の量を評価する出力部電流評価回路を接続し、標準出力部の出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにし、標準入力部に、該標準入力部の入力端における電流の静的な流入または流出の量を評価する入力部電流評価回路を接続し、標準入力部の入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにすることを特徴とするものである。
【0021】
また、本発明にかかる超伝導論理集積回路は、超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、標準入力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を大きくすることで、標準入力部の入力端における電流の静的な流入を実質上ゼロにし、超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、標準入力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を小さくすることで、標準入力部の入力端における電流の静的な流出を実質上ゼロにすることを特徴とするものである。
【0022】
また、本発明にかかる超伝導論理集積回路は、超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、標準出力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を大きくすることで、標準出力部の出力端における電流の静的な流入を実質上ゼロにし、超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、標準出力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を小さくすることで、標準出力部の出力端における電流の静的な流出を実質上ゼロにすることを特徴とするものである。
【0023】
また、本発明にかかる超伝導論理集積回路は、入力部電流評価回路の出力端と出力部電流評価回路の入力端とを接続し、入力部電流評価回路のインダクタンス部と出力部電流評価回路のインダクタンス部とを流れる電流が0となるように、入力部電流評価回路に含まれる素子パラメータと、出力部電流評価回路に含まれる素子パラメータと、を決定し、入力部電流評価回路を標準入力部に接続し、出力部電流評価回路を標準出力部に接続することを特徴とするものである。
【0024】
また、本発明にかかる超伝導論理集積回路において、出力部電流評価回路は、該出力部電流評価回路の入力端と出力端との間に、出力部電流評価用の第1のインダクタンス部と第2のインダクタンス部とを直列に接続し、出力部電流評価回路の出力端と第2のインダクタンス部との間にジョセフソン接合を介してグランドに接続し、第1のインダクタンス部と第2のインダクタンス部との間に電流供給源を接続して構成し、出力部電流評価回路に含まれる素子パラメータは、第1のインダクタンス部と第2のインダクタンス部とのインダクタンス値、ジョセフソン接合の臨界電流値、電流供給源の電流値であることを特徴とするものである。
【0025】
また、本発明にかかる超伝導論理集積回路において、入力部電流評価回路は、該入力部電流評価回路の出力端と入力端との間に、入力部電流評価用の第1のインダクタンス部と第2のインダクタンス部とを直列に接続し、入力部電流評価回路の入力端と第2のインダ クタンス部との間にジョセフソン接合を介してグランドに接続し、第1のインダクタンス部と第2のインダクタンス部との間に電流供給源を接続して構成し、入力部電流評価回路に含まれる素子パラメータは、第1のインダクタンス部と第2のインダクタンス部とのインダクタンス値、ジョセフソン接合の臨界電流値、電流供給源の電流値であることを特徴とするものである。
【0026】
〈作用〉
本発明によれば、入力端と出力端とにおける電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにした超伝導論理集積回路を相互接続することによって、相互接続された超伝導論理集積回路への供給電流量は超伝導論理集積回路単体の場合とほぼ等しくなり、相互接続された個々の超伝導論理集積回路の素子パラメータの調整を必要とすることなく大規模な論理集積回路を構成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の実施形態である超伝導論理集積回路を詳細に説明する。図1から図8に、本発明に係る超伝導論理集積回路の実施の形態を示す。
【0028】
図1は、本発明に係る超伝導論理集積回路の実施形態として、超伝導回路ブロック数を4で相互接続した構成を示すブロック図である。入力端と出力端とにおける電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにした超伝導回路ブロック1〜4のそれぞれを相互に接続する。このように、入力端と出力端とにおける電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにした超伝導回路ブロックを接続することで、個々の超伝導回路ブロックの素子パラメータの調整を必要とすることなく、規模のより大きな論理集積回路を構成することができる。超伝導回路ブロック間の接続関係、及び、超伝導回路ブロックの数と種類、超伝導回路ブロックの入力数及び出力数は任意である。
【0029】
図2は、本発明の実施形態である超伝導論理集積回路における超伝導ブロックの接続状況を示すブロック図である。図2において、第1の超伝導回路ブロック21の出力端と第2の超伝導回路ブロック22の入力端との接続において、第1の超伝導回路ブロック21の出力端に標準出力部23を接続し、第2の超伝導回路ブロック22の入力端に標準入力部24を接続する。このことにより、標準出力部23の出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにし、且つ、標準入力部24の入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにすることができる。なお、図2に示した、第1の超伝導回路ブロック21の出力数と第2の超伝導回路ブロック22の入力数とはどちらも1つの場合であるが、一般に、入力数と出力数は共に任意である。
【0030】
図3(a)は、本発明の実施形態における第1の超伝導回路ブロックの出力端における電流の静的な流入/流出を評価するための回路接続を示すブロック図である。図3(a)に示すように、標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロック31の出力端に出力部電流評価回路33を接続する。
【0031】
図3(b)は、本発明の実施形態における第2の超伝導回路ブロックの入力端における電流の静的な流入/流出を評価するための回路接続を示すブロック図である。標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロック32の入力端に入力部電流評価回路34を接続する。
【0032】
出力部電流評価回路33によって、標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロック31の出力端における電流の静的な流入または流出の量を評価することがき、電流の静的な流入/流出の量を実質上ゼロとするように標準出力部を構成する素子のパラメータを調整する。同様に、入力部電流評価回路34によって、標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロック32の入力端における電流の静的な流入または流出の量を評価することができ、電流の静的な流入/流出の量を実質上ゼロとするように標準入力部を構成する素子のパラメータを調整する。
【0033】
図4(a)は、本発明における標準出力部の第1の実施形態を示す回路図である。標準出力部41は、その入力端と出力端との間がインダクタンス411で接続され、そのインダクタンス411の標準出力部入力端側でジョセフソン接合412を介してグランド413に接続し、インダクタンス411の標準出力部出力端側に電流供給源414を接続する。
【0034】
標準出力部41を構成する素子パラメータの1つ以上を調整することにより、標準出力部41の出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにすこるとが可能である。以下、その具体的な方法を説明する。
【0035】
標準出力部41の出力端における電流の静的な流入を小さくするためには、当該標準出力部41に接続した第1の超伝導回路ブロックが動作する範囲内で、インダクタンス411のインダクタンス値を大きくすること、または、ジョセフソン接合412の臨界電流値を小さくすること、の両方もしくは一方を行う。逆に、標準出力部41の出力端における電流の静的な流出を小さくするためには、当該標準出力部41に接続した第1の超伝導回路ブロックが動作する範囲内で、インダクタンス411のインダクタンス値を小さくすること、または、ジョセフソン接合412の臨界電流値を大きくすること、の両方もしくは一方を行う。
【0036】
図4(b)は、本発明における標準入力部の第1の実施形態を示す回路図である。標準入力部42は、その入力端と出力端との間がインダクタンス421で接続され、そのインダクタンス421の標準入力部出力端側でジョセフソン接合422を介してグランド423に接続し、インダクタンス421の標準出力部入力端側に電流供給源424を接続する。
【0037】
標準入力部42を構成する素子パラメータの1つ以上を調整することにより、当該標準入力部42の入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにすることが可能である。以下、その具体的な方法を説明する。
【0038】
標準入力部42の入力端における電流の静的な流入を小さくするためには、当該標準入力部42に接続した第2の超伝導回路ブロックが動作する範囲内で、インダクタンス421のインダクタンス値を大きくすること、または、ジョセフソン接合422の臨界電流値を小さくすること、の両方もしくは一方を行う。逆に、標準入力部42の入力端における電流の静的な流出を小さくするためには、当該標準入力部42に接続した第2の超伝導回路ブロックが動作する範囲内で、インダクタンス421のインダクタンス値を小さくすること、または、ジョセフソン接合422の臨界電流値を大きくすること、の両方もしくは一方を行う。
【0039】
図5(a)は、本発明における標準出力部の第2の実施形態を示す回路図である。標準出力部51の入力端と出力端との間をインダクタンス511を介して接続する。標準出力部51の出力端における電流の静的な流入を小さくするためには、当該標準出力部51に接続した第1の超伝導回路ブロックが動作する範囲内で、インダクタンス511のインダクタンス値を大きくする。逆に、標準出力部51の出力端における電流静的な流出を小さくするためには、当該標準出力部51に接続した第1の超伝導回ブロックが動作する範囲内で、インダクタンス511のインダクタンス値を小さくする。
【0040】
本実施形態は、特に図4(a)に示した標準出力部41と同等の回路が第1の超伝導回路ブロックの中に既に存在する場合に特に有効である。
【0041】
図5(b)は、本発明における標準入力部の第2の実施形態を示す回路図である。標準入力部52の入力端と出力端との間をインダクタンス521を介して接続する。標準入力部52の入力端における電流の静的な流入を小さくするためには、当該標準入力部52に接続した第2の超伝導回路ブロックが動作する範囲内で、インダクタンス521のインダクタンス値を大きくする。逆に、標準入力部52の入力端における電流静的な流出を小さくするためには、当該標準入力部52に接続した第2の超伝導回ブロックが動作する範囲内で、インダクタンス521のインダクタンス値を小さくする。
【0042】
本実施形態は、特に図4(b)に示した標準入力部42と同等の回路が第2の回路ブロックの中に既に存在する場合に特に有効である。
【0043】
図4(a)、図5(a)に示した標準出力部に含まれる回路の一部または全てを、図4(a)及び図5(a)に示した標準入力部に移して新たな標準出力部と標準入力部とを構成する、または、図4(b)、図5(b)に示した標準入力部に含まれる回路の一部または全てを、図4(a)、図5(a)に示した標準出力部に移して新たな標準出力部と標準入力部とを構成することが可能である。
【0044】
図6(a)は、本発明における出力部電流評価回路の概略構成を示す回路図である。出力部電流評価回路61は、その入力端と出力端との間に、第1の(出力部電流評価用)インダクタンス611と第2のインダクタンス612とをこの順序で直列に接続し、出力部電流評価回路61の出力端と第2のインダクタンス612との間をジョセフソン接合613を介してグランド614に接続し、第1のインダクタンス611と第2のインダクタンス612との間に電流供給源615を接続する。
【0045】
図6(b)は、本発明における入力部電流評価回路の概略構成を示す回路図である。出力部電流評価回路62は、その出力端と入力端との間に、第1の(入力部電流評価用)インダクタンス621と第2のインダクタンス622とをこの順序で直列に接続し、入力部電流評価回路62の入力端と第2のインダクタンス622との間をジョセフソン接合623を介してグランド624に接続し、第1のインダクタンス621と第2のインダクタンス622との間に電流供給源625を接続する。
【0046】
以下に、出力部電流評価回路61と入力部電流評価回路62とを用いて、超伝導回路ブロックの出力端と入力端とにおける電流の静的な流入または流出を評価する方法を説明する。
【0047】
まず、出力部電流評価回路61の入力端616と入力部電流評価回路62の出力端626とを接続し、出力部電流評価用のインダクタンス611と入力部電流評価用のインタンス621とを流れる電流が0になるように、出力部電流評価回路61及び/または入力部電流評価回路62に含まれる素子パラメータ、すなわち、出力電流評価回路用の第1のインダクタンス611及び第2のインダクタンス612のインダクタンス値、入力部電流評価回路用の第1のインダクタンス621及び第2のインダクタンス622のインダクタンス値、ジョセフソン接合613、623の臨界電流値、電流供給源615、625の電流値を決める。ここで決めた出力部電流評価回路61および入力部電流評価回路62の素子パラメータは変化させない。
【0048】
この素子パラメータを使うことにより、出力部電流評価回路61の入力端616と入力部電流評価回路62の出力端626とを接続したときに、出力部電流評価用の第1のインダクタンス611と入力部電流評価用の第1のインダクタンス621とを流れる電流が0に、出力部電流評価回路61の入力端616および入力部電流評価回路62の出力端626の電圧値は等しいことが保証される。この電圧値をV0とする。
【0049】
次に、既に図3(a)に示したように、標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロックの出力端に、出力部電流評価回路61を接続する。
【0050】
出力部電流評価回路61内の第1のインダクタンス611に静的に流れる電流値を観測することにより、標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロックの出力端における電流の静的な流入または流出を評価することができる。上述した方法で、標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロックに含まれる標準出力部の素子パラメータ値を調整することにより、第1の超伝導回路ブロックの出力端における電流の静的な流入また流出を実質上ゼロにすることができる。
【0051】
標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロックと出力部電流評価回路との間に流れる静的な電流が実質上ゼロであることより、標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロックの出力端と出力部電流評価回路の入力端との電圧はほぼ等しいと言える。すなわち、標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロックの出力端の電圧はほぼV0である。
【0052】
同様に、既に図3(b)に示したように、標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロックの入力端に、入力部電流評価回路62を接続する。
【0053】
入力部電流評価回路62内の第1のインダクタンス621に静的に流れる電流値を観測することにより、標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロックの入力端における電流の静的な流入または流出を評価することができる。上述した方法で、標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロックに含まれる標準入力部の素子パラメータ値を調整することにより、第2の超伝導回路ブロックの入力端における電流の静的な流入また流出を実質上ゼロにすることができる。
【0054】
標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロックと入力部電流評価回路との間に流れる静的な電流が実質上ゼロであることより、標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロックの入力端と入力部電流評価回路の出力端との電圧はほぼ等しいと言える。すなわち、標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロックの入力端の電圧はほぼV0である。
【0055】
このようにして、本発明の出力部電流評価回路を用いることにより、標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロックの出力端の電圧がほぼV0であるような超伝導回路ブロックを構成することができる。また、本発明の入力部電流評価回路を用いることにより、標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロックの入力端の電圧がほぼV0であるような超伝導回路ブロックを構成することができる。従って、このように設計された超伝導回路ブロックの出力端と入力端とを接続しても、両者の電圧値がほぼ等しいことから、電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにすることが可能である。
【0056】
比較例として、図7に、従来のRSフリップフロップの回路構成の一例を示す。これは、アイ・イー・イー・イー・トランザクションズ・オン・アプライド・スーパーコンダクティビティ、第1巻、第1号、第7頁、図7(IEEE TRANSACTIONS ON APPLIED SUPERCONDUCTIVITY,VOL.1,NO.1,P.7,MARCH 1991) に示されるものである。
【0057】
インダクタンスL1、L2、L3の値は、すべて5.2pHであり、インダクタンスLの値は13pHである。また、ジョセフソン接合J1、J2の臨界電流値は共に142μAであり、ジョセフソン接合J3、J4の臨界電流値は共に200μAである。電流供給源Iの値は140μAである。このパラメータを用いてアナログシミュレーションを行うと、従来のRSフリップフロップ71の入力端R、Sにおける静的な電流の流入はそれぞれ17.9μA、2.03μAである。また、従来のRSフリップフロップ71の出力端Fにおける静的な電流の流出は−24.2μAである。すなわち、24.2μAが流入していることとなる。つまり、ジョセフソン接合J4には、その臨界電流値の1割強の電流が余剰に静的に加わっている。
【0058】
図8に、本発明によるRSフリップフロップの回路構成の一例を示す。従来のRSフリップフロップ71の出力端Fに標準出力部83を接続し、従来のRSフリップフロップ71の入力端Rと入力端Sに、それぞれ標準入力部81,82を接続する。
【0059】
新たなRSフリップフロップ84の入力端と出力端とにおける電流の静的な流入または流出の量を評価するために、図6(a)に示した出力部電流評価回路61と、図6(b)に示した入力部電流評価回路62と、を用いる。
【0060】
図6(a)、(b)において、上述した方法により、出力部電流評価回路61の入力端と入力部電流評価回路62の出力端とを接続する。出力部電流評価回路61と入力部電流評価回路62は、接続された部分に関してその回路構造が対称であるので、対応する素子パラメータを同一にすることにより、出力部電流評価用のインダクタンス部と入力部電流評価用のインダクタンス部とを流れる電流を0とすることができる。すなわち、出力部電流評価用の第1のインダクタンス611及び入力部電流評価用の第2のインダクタンス621の値は共に2.6pH、出力部電流評価用の第2のインダクタンス612及び入力部電流評価用の第2のインダクタンス622の値は共に0.0001pH、ジョセフソン結合613,623における臨界電流値は共に200μA、電流供給源615,625の値は共に140μAとする。
【0061】
出力部電流評価回路61を新たなRSフリップフロップ84の出力端Fに接続し、入力部電流評価回路62を新たなRSフリップフロップ84の入力端RとSとにそれぞれ接続する。この状態で、出力部電流評価用のインダクタンス部と入力部電流評価用のインダクタンス部とを流れる電流を実質上ゼロにするように、標準入力部81,82と標準出力部83との素子パラメータを決める。ジョセフソン接合812,822,832の臨界電流値は全て200μAとし、電流供給源814,824,834の値は全て140μAとし、インダクタンス811,821,831の値は、それぞれ2.82pH、2.58pH、2.95pHとする。
【0062】
これらの素子パラメータを用いてアナログシミュレーションを行うと、新たなRフリップフロップ84の入力端RとSとにおける静的な電流の流入はそれぞれ−0.0089μA、0.037μA、新たなRSフリップフロップ84の出力端Fにおける電流の流出は−0.054μAであり、素子パラメータの調整により、入力端と出力端とにおける静的な電流の流入または流出を実質上ゼロとすることができる。このような素子パラメータを持つ標準出力部及び標準入力部を接続しても、RSフリップフロップの動作そのものに変化はない。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、入力端及び出力端における電流の静的な流入または流出が実質上ゼロである超伝導回路ブロックを作成することができ、その超伝導回路ブロックを単に相互に接続するだけで、個々の超伝導回路ブロックのパラメータを調整することなく大規模な論理集積回路を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る超伝導論理集積回路の実施形態として、超伝導回路ブロック数を4で相互接続した構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態である超伝導論理集積回路における超伝導ブロックの接続状況を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施形態における超伝導回路ブロックの出力端/入力端における電流の静的なまたは流出を評価するための回路接続を示すブロック図である。
【図4】 本発明における標準出力部/標準入力部の第1の実施形態を示す回路図である。
【図5】 本発明における標準出力部/標準入力部の第2の実施形態を示す回路図である。
【図6】 本発明における出力部電流評価回路/入力部電流評価回路の概略構成を示す回路図である。
【図7】 従来のRSフリップフロップの構成を示す回路図である。
【図8】 本発明によるRSフリップフロップの構成を示す回路図である。
【図9】 従来の超伝導回路ブロックの相互接続例を示す回路図である。
【符号の説明】
1〜4 超伝導回路ブロック
21 第1の超伝導回路ブロック
22 第2の超伝導回路ブロック
23 標準出力部
24 標準入力部
31 標準出力部を搭載した第1の超伝導回路ブロック
32 標準入力部を搭載した第2の超伝導回路ブロック
33 出力部電流評価回路
34 入力部電流評価回路
41、51 標準出力部
42、52 標準入力部
61 出力部電流評価回路
62 入力部電流評価回路
611、621 第1のインダクタンス
621、622 第2のインダクタンス
613、623 ジョセフソン接合
614、624 グランド
615、625 電流供給源
616 入力端
626 出力端

Claims (9)

  1. 入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにする標準入力部と、出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにする標準出力部と、を有する超伝導論理集積回路であって、
    前記標準出力部は、該標準出力部の入力端と出力端との間を、インダクタンス部を介して接続し、前記インダクタンス部の入力端側でジョセフソン接合を介してグランドに接続し、前記インダクタンス部の出力端側に電流供給源を接続して構成し、
    前記標準入力部は、該標準入力部の入力端と出力端との間を、インダクタンス部を介して接続し、前記インダクタンス部の出力端側でジョセフソン接合を介してグランドに接続し、前記インダクタンス部の入力端側に電流供給源を接続して構成し、
    前記標準出力部に、該標準出力部の出力端における電流の静的な流入または流出の量を評価する出力部電流評価回路を接続し、前記標準出力部の出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにし、
    前記標準入力部に、該標準入力部の入力端における電流の静的な流入または流出の量を評価する入力部電流評価回路を接続し、前記標準入力部の入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにすることを特徴とする超伝導論理集積回路。
  2. 前記超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、前記標準入力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を大きくすること、前記ジョセフソン接合の臨界電流値を小さくすること、の少なくとも1つを行うことで、前記標準入力部の入力端における電流の静的な流入を実質上ゼロにし、
    前記超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、前記標準入力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を小さくすること、前記ジョセフソン接合の臨界電流値を大きくすること、の少なくとも1つを行うことで、前記標準入力部の入力端における電流の静的な流出を実質上ゼロにすることを特徴とする請求項1記載の超伝導論理集積回路。
  3. 前記超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、前記標準出力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を大きくすること、前記ジョセフソン接合の臨界電流値を小さくすること、の少なくとも1つを行うことで、前記標準出力部の出力端における電流の静的な流入を実質上ゼロにし、
    前記超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、前記標準出力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を小さくすること、前記ジョセフソン接合の臨界電流値を大きくすること、の少なくとも1つを行うことで、前記標準出力部の出力端における電流の静的な流出を実質上ゼロにすることを特徴とする請求項1記載の超伝導論理集積回路。
  4. 入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにする標準入力部と、出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにする標準出力部と、を有する超伝導論理集積回路であって、
    前記標準出力部は、該標準出力部の入力端と出力端との間を、インダクタンス部を介して接続して構成し、
    前記標準入力部は、該標準入力部の入力端と出力端との間を、インダクタンス部を介して接続して構成し、
    前記標準出力部に、該標準出力部の出力端における電流の静的な流入または流出の量を評価する出力部電流評価回路を接続し、前記標準出力部の出力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにし、
    前記標準入力部に、該標準入力部の入力端における電流の静的な流入または流出の量を評価する入力部電流評価回路を接続し、前記標準入力部の入力端における電流の静的な流入または流出を実質上ゼロにすることを特徴とする超伝導論理集積回路。
  5. 前記超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、前記標準入力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を大きくすることで、前記標準入力部の入力端における電流の静的な流入を実質上ゼロにし、
    前記超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、前記標準入力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を小さくすることで、前記標準入力部の入力端における電流の静的な流出を実質上ゼロにすることを特徴とする請求項4記載の超伝導論理集積回路。
  6. 前記超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、前記標準出力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を大きくすることで、前記標準出力部の出力端における電流の静的な流入を実質上ゼロにし、
    前記超伝導論理集積回路が動作する範囲内で、前記標準出力部のインダクタンス部におけるインダクタンス値を小さくすることで、前記標準出力部の出力端における電流の静的な流出を実質上ゼロにすることを特徴とする請求項4記載の超伝導論理集積回路。
  7. 前記入力部電流評価回路の出力端と前記出力部電流評価回路の入力端とを接続し、
    前記入力部電流評価回路のインダクタンス部と前記出力部電流評価回路のインダクタンス部とを流れる電流が0となるように、前記入力部電流評価回路に含まれる素子パラメータと、前記出力部電流評価回路に含まれる素子パラメータと、を決定し、
    前記入力部電流評価回路を前記標準入力部に接続し、前記出力部電流評価回路を前記標準出力部に接続することを特徴とする請求項1または4記載の超伝導論理集積回路。
  8. 前記出力部電流評価回路は、該出力部電流評価回路の入力端と出力端との間に、出力部電流評価用の第1のインダクタンス部と第2のインダクタンス部とを直列に接続し、
    前記出力部電流評価回路の出力端と前記第2のインダクタンス部との間にジョセフソン接合を介してグランドに接続し、
    前記第1のインダクタンス部と前記第2のインダクタンス部との間に電流供給源を接続して構成し、
    前記出力部電流評価回路に含まれる素子パラメータは、前記第1のインダクタンス部と前記第2のインダクタンス部とのインダクタンス値、前記ジョセフソン接合の臨界電流値、前記電流供給源の電流値であることを特徴とする請求項記載の超伝導論理集積回路。
  9. 前記入力部電流評価回路は、該入力部電流評価回路の出力端と入力端との間に、入力部電流評価用の第1のインダクタンス部と第2のインダクタンス部とを直列に接続し、
    前記入力部電流評価回路の入力端と前記第2のインダクタンス部との間にジョセフソン接合を介してグランドに接続し、
    前記第1のインダクタンス部と前記第2のインダクタンス部との間に電流供給源を接続して構成し、
    前記入力部電流評価回路に含まれる素子パラメータは、前記第1のインダクタンス部と前記第2のインダクタンス部とのインダクタンス値、前記ジョセフソン接合の臨界電流値、前記電流供給源の電流値であることを特徴とする請求項記載の超伝導論理集積回路。
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