JP3693309B2 - 面光源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置等に適用される面光源装置に関し、導光板に光源を埋め込んだ構成の面光源装置に適用するものである。本発明は、この面光源装置において、例えば光源として屈曲管でなる蛍光ランプを使用する場合に、光源を保持する溝を横切るように、この光源の形状に応じて板状部材に局所的に斜面を形成し、この斜面により、この局所的な領域では光源から直接入射する照明光の全部又は一部に代えて、板状部材の内部を伝搬する照明光を出射することにより、出射光の輝度ムラを低減する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば液晶表示装置においては、一次光源でなる蛍光ランプを液晶表示パネルの背面側方に配置したサイドライト型面光源装置と、この蛍光ランプを液晶表示パネルの背面に直接配置したタイプの面光源装置とがある。この後者の面光源装置においては、サイドライト型面光源装置に比して、蛍光ランプより出射した照明光が再び蛍光ランプに入射して蛍光体を再励起する程度が小さいことなどにより、照明光の利用効率が高い特徴があり、その分サイドライト型面光源装置に比して出射光の輝度レベルを向上できると考えられている。また光源を背面に配置できることにより、サイドライト型面光源装置に比して、光源を配置するためのスペースの分だけ側方への突出部分を低減して、全体形状を小型化できると考えられている。
【0003】
すなわち図12は、特開平2−62585号公報に開示の面光源装置を示す分解斜視図である。この面光源装置1は、導光板2に蛍光ランプ3A及び3Bを埋め込んだ後、この導光板2の背面に反射板4を配置し、また導光板2の出射面に透過光量補正シート5、光拡散板6を積層して形成される。
【0004】
ここで導光板2は、例えば透明のアクリルにより略長方形形状に形成され、平坦な上面が出射面に割り当てられる。さらに導光板2は、背面に蛍光ランプ3A及び3Bを埋め込む断面U字形状の溝が形成され、またこれらの溝の両側において、板厚が徐々に低減して斜面が形成される。これにより導光板2は、蛍光ランプ3A及び3Bより出射されて出射面に入射する照明光のうち、臨界角以下の成分については、直接、出射面より出射する。また臨界角以上の成分については、出射面と斜面との間で反射して出射面に対する入射角を臨界角以下に低減し、これにより主に、蛍光ランプ3A及び3Bの側方、導光板2の両端部近傍の出射面よりこれらの照明光を出射する。
【0005】
反射板4は、背面より漏れ出す照明光を反射して導光板2の内部に戻し、これにより照明光の利用効率を向上する。透過光量補正シート5は、導光板2より出射される照明光を部分的に反射して導光板2の内部に戻すことにより、透過光の光量分布を均一化する。すなわち図13において符号a1で示すように、導光板2より出射される照明光の光量分布は、蛍光ランプ3A及び3Bのほぼ真上で最も大きくなる。透過光量補正シート5は、透明シート材にドットパターンを形成して作成される。ここでこのドットパターンは、蒸着により部分的に微小な金属膜を付着して形成され、入射光の光量分布に対応して、蛍光ランプ3A及び3Bのほぼ真上で最も密に、かつ蛍光ランプ3A及び3Bの真上より遠ざかると密度が低下するように形成される。これにより透過光量補正シー5は、矢印Aで示すように、照明光の光量分布を補正する(図中符号a2)。
【0006】
光拡散板6は、半透明乳白色の板材により形成され、透過光量補正シート5のドットパターンが視認されないようにすると共に、出射光を拡散させて、所望の光量分布により出射する。これにより面光源装置1においては、サイドライト型面光源装置に比して、効率良く照明光を出射できるようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの種の面光源装置において、いわゆる屈曲管でなる蛍光ランプを使用すれば、その分部品点数を低減して全体構成を簡略化できると考えられる。すなわち面光源装置1においては、図14に示すように、2本の蛍光ランプ3A及び3Bに代えてコの字状の蛍光ランプ8を適用すれば、その分部品点数を低減することができる。
【0008】
さらにこのとき蛍光ランプ8の全体を導光板9に埋め込むようにすれば、導光板9に対して面光源装置全体の形状を小型化できると考えられ、また蛍光ランプ8の破損等の事故も低減できると考えられる。
【0009】
ところがこのようにすると、出射光に輝度ムラが発生する問題がある。すなわち単に螢光ランプ8を埋め込んだだけでは、蛍光ランプ8の屈曲部(すなわち折れ曲がった蛍光ランプ8の、直線部分間を結ぶ短い直線部分でなる)近傍の外側に、輝度レベルの高い明部が発生するようになる。また蛍光ランプ8のコーナーに対応する導光板9の隅部には、輝度レベルの低い暗部が発生する。
【0010】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、蛍光ランプとして屈曲管等を使用する場合に、出射光の輝度ムラを低減することができる面光源装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、線状の発光源より照明光を出射する光源と、この光源の照明光を入射して、この照明光を出射面より出射する板状部材とを有する面光源装置に適用する。ここで光源は、離間して略平行に延長する直線部分を屈曲部により接続した屈曲した形状により形成され、この板状部材が、前記光源を埋め込んで保持する溝を背面側に有し、前記背面側の、前記光源の直線部分の端部に対応する部位が、前記溝を横切って斜めに切り欠かれて前記出射面に対して傾いた斜面が形成され、当該部位で前記溝より前記光源が露出されると共に、前記斜面が反射面又は遮光面とされてなるようにする。
【0014】
また請求項2の発明においては、請求項1の構成において、先の斜面を板状部材の周辺部に形成する。
【0015】
また請求項3の発明においては、請求項1の構成において、先の光源が、第1の直線部分がほぼ直線的に延長した後、この第1の直線部分の端部においてほぼ直角に折れ曲がって第2の直線部分が直線的に延長し、この第2の直線部分の端部においてほぼ直角に折れ曲がって第3の直線部分が直線的に延長することにより、線状の発光源を形成する場合に、前記板状部材のこの第1及び第3の直線部分の端部を含めて、第2の直線部分と対向する部分に先の斜面を形成する。
【0017】
また請求項4の発明においては、請求項1、請求項2又は請求項3の構成において、斜面と対向する位置にある光源が、背面側及び又は側面側より目視困難となるように、照明光を反射する反射部材を板状部材に配置する。
【0018】
請求項1の構成により、線状の発光源より照明光を出射する光源を溝に埋め込んで保持するようにして、この光源が、離間して略平行に延長する直線部分を屈曲部により接続した屈曲した形状により形成されている場合に、光源を埋め込む溝を横切る斜面により、部分的に、出射面に対して傾いた斜面を形成するようにすれば、板状部材の内部を伝搬する照明光が斜面により反射されて出射面より出射されることになる。これによりこの斜面の形成位置を適宜選定して、出射光の輝度レベルを補正することができ、輝度ムラを低減することができる。
【0021】
また請求項2の構成により、先の斜面を板状部材の周辺部に形成すれば、例えばコの字状の屈曲管であって、板状部材の長さとほぼ等しい蛍光ランプを使用する場合に、屈曲部の外側における輝度レベルの増大を低減することができる。
【0022】
また請求項3の構成により、先の光源が、第1の直線部分の端部においてほぼ直角に折れ曲がって第2の直線部分が直線的に延長し、この第2の直線部分の端部においてほぼ直角に折れ曲がって第3の直線部分が直線的に延長するような場合に、前記板状部材のこの第1及び第3の直線部分の端部を含めて、第2の直線部分と対向する部分に先の斜面を形成すれば、この第2の直線部分、直角に折れ曲がる部分に対応する輝度ムラを低減することができる。
【0024】
また請求項4の構成により、斜面と対向する位置にある光源が、背面側及び又は側面側より目視困難となるように、照明光を反射する反射部材を板状部材に配置すれば、これらの部分より射出される照明光を他の部分に振り分けて、照明光を有効に利用することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0026】
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る面光源装置を背面側より見て示す分解斜視図である。この面光源装置11は、導光板でなる光散乱導光板12に蛍光ランプ8を埋め込んだ後、この光散乱導光板12の背面に反射シート14を配置し、また光散乱導光板12の出射面に透過光量補正シート15、光拡散板16、光制御部材としてのプリズムシート17を積層して形成される。
【0027】
ここで光散乱導光板12は、所定の樹脂を射出成形して形成され、この実施の形態では、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)からなるマトリックス中に、照明光を拡散する微粒子を分散混入した樹脂が適用される。この微粒子は、マトリックスと屈折率の異なる透光性の微粒子(シリコーン樹脂系の微粒子、東芝シリコーン社製、トスパール120)であり、例えば0.2〜1.0〔wt%〕の割合で分散混入される。これにより光散乱導光板12は、蛍光ランプ8より出射された照明光を効率良く散乱して光量分布の偏りを補正するようになされている。
【0028】
さらに光散乱導光板12は、透過光量補正シート15側から見て略長方形形状に、従来の導光板2(図12)に比して薄型に形成される。さらに光散乱導光板12は、透過光量補正シート15側の出射面がほぼ平面に形成され、背面に蛍光ランプ8を埋め込む断面U字状の溝12A及び12Bがほぼ平行に形成される。またA−A線で切り取って図2に断面を示すように、これらの溝12A及び12Bの両側において、板厚が緩やかに低減して曲面により斜面が形成される。これにより光散乱導光板12は、蛍光ランプ8より出射される照明光を内部にて散乱させながら出射面より出射し、このとき出射面に対して入射角の大きな成分については、出射面及び斜面間における反射及び又は散乱効果により出射面に対する入射角を臨界角以下に低減して出射面より出射する。
【0029】
さらに光散乱導光板12は、この平行に延長する溝12A及び12Bのほぼ中間領域、出射面側に、照明光の出射を促す光量補正面M1が形成される。ここでこの光量補正面M1は、溝12A及び12Bが延長する方向と直交する方向に、斜面を有する同一の繰り返し形状を繰り返して形成される。この実施の形態では、この繰り返し形状として、溝12A及び12Bと平行に、断面三角形形状の溝が形成される。これにより光量補正面M1は、出射面に対して臨界角以上の角度で入射する照明光を出射面より出射し、この光量補正面M1における輝度レベルの低下を補正する。
【0030】
さらに図3に側面図を示すように、光散乱導光板12は、出射面側より見て蛍光ランプ8の屈曲部8C、電極8A及び8Bが光散乱導光板12の端面より突出しないように、蛍光ランプ8を保持する。このとき光散乱導光板12は、電極8A及び8B側に斜面M2を形成し、これにより輝度ムラの発生を有効に回避する。
【0031】
すなわちB−B線(図1)により切り取って図4に断面を示すように、光散乱導光板12において、電極8A及び8Bの端面側は、出射面側よりほぼ垂直に高さt2で立ち上がった後、内側に折れ曲がって斜面M2を形成した後、再び背面に向かってほぼ垂直に立ち上がるように形成される。ここでこの出射面より立ち上がる垂直面、斜面M2等は、光散乱導光板12の背面でなる斜面に突き当たるように一様な平坦面により形成される。
【0032】
さらにこの電極8A及び8Bの端面側は、白色のインクが付着され、これにより光反射面19が形成されて、光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光を効率良く散乱反射する。これにより光散乱導光板12は、電極8A及び8Bにおいて、光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光L1を斜面M2により反射して出射面より出射する。すなわち光散乱導光板12は、これらの照明光L1を電極8A及び8B側端部において外側に広げて射出する。これにより面光源装置11では、光源の端部が光散乱導光板12より露出するように斜面M2を形成し、出射面側より見て、電極8A及び8Bが光散乱導光板12の側面より突出しないように保持した状態で、この電極8A及び8Bによる輝度ムラを有効に回避するようになされている。
【0033】
すなわち蛍光ランプ8は、電極8A及び8Bの近傍に、照明光を出射しない無発光の領域が存在し、実際に照明光を射出するのは、電極8A及び8Bより内側に入った有効発光領域ARである。これにより出射面側より見て、電極8A及び8Bが光散乱導光板12の側面より突出しないように、単に溝を延長して保持した場合、電極8A及び8Bの近傍では他の部分に比して輝度レベルが低下して輝度ムラが発生するようになる。
【0034】
このため光散乱導光板12は、無発光領域が斜面M2の外側に配置されるように、またこのように外側に広げて射出する照明光L1に輝度ムラが発生しないように、垂直面の高さt2、斜面M2の傾きθ2及び幅W2が選定されるようになされている。
【0035】
なお光散乱導光板12は、この電極8A及び8Bにおいて、反射シート14の外側に配置したフレーム20により、この電極8A及び8B側における蛍光ランプの破損事故等を有効に回避するようになされている。
【0036】
これに対してC−C線(図1)により切り取って図5に断面を示すように、光散乱導光板12は、屈曲部8C側においては、溝12A及び12B間に、同様に斜面M3を形成する。ここで屈曲部8C側においては、この斜面M3の先端が溝12A及び12Bの先端を結ぶように、出射面より垂直に側面が立ち上がった後、平面により斜面M3が形成される。また斜面M3及びこの斜面M3より背面に立ち上がる垂直面には、白色のインクが付着され、このインクにより光反射面21が形成される。
【0037】
これにより光散乱導光板12においては、平行に延長する直線部分の端部を含めて、この屈曲部8Cが板状部材より露出するように斜面M3を形成し、この露出した部分より光散乱導光板12に直接照明光が入射しないように、さらに光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光を屈曲部8C側に広げて射出し、これらのことから出射面側より見て、屈曲部8Cが光散乱導光板12の側面より突出しないように保持した状態で、この屈曲部8C側の輝度ムラを有効に回避するようになされている。
【0038】
さらに溝12A及び12B間にこの斜面M3を形成することにより、屈曲部8Cの外側においては、溝12A及び12Bの壁面12AEを残し、この壁面12AEを介して、斜面M3により露出した屈曲部8C等の照明光を光散乱導光板12に導き、これにより照明光の利用効率を増大する。
【0039】
かくするにつき、この屈曲部8C側においても、光散乱導光板12は、このように外側に広げて射出する照明光L1に輝度ムラが発生しないように、垂直面の高さt3、斜面M3の傾きθ3及び幅W3が選定されるようになされている。
【0040】
さらに光散乱導光板12は、この屈曲部8C側端面に反射シート22が張り付けられ、これにより斜面M3により光散乱導光板12より露出する蛍光ランプ8を、側面側より目視確認されないようにし、照明光の利用効率を増大し、さらには光漏れを防止する。ここで反射シート22は、金属箔等でなるシート状の正反射部材により形成される。尚、この反射シート22は、白色PETフィルム等の拡散反射性の部材を用いることも可能である。
【0041】
反射シート14は、金属箔等でなるシート状の正反射部材、又は白色PETフィルム等でなるシート状の乱反射部材により形成され、両面テープにより光散乱導光板12の背面に配置される。これにより反射シート14は、この背面より漏れ出す照明光を反射して光散乱導光板12に入射し、照明光の利用効率を向上する。このとき反射シート14は、電極8A及び8B側、屈曲部8C側において、斜面M2及びM3により光散乱導光板12より露出する蛍光ランプ8が目視確認されないように、光散乱導光板12の背面全体を覆うように配置され、これにより照明光の利用効率を増大し、さらには光漏れを防止する。なお、この反射シート14を用いることに代えて、光散乱導光板12を収容するケース(シャーシ)の内面に反射面を形成することも可能である。
【0042】
透過光量補正シート15は、透明のポリエステルフィルム上にドットパターンを形成して作成される。ここでこのドットパターンは、アルミニウムを部分的に蒸着した微小な金属膜により形成され、この金属膜の形成密度が蛍光ランプ8の真上で最も密に、蛍光ランプ8の真上より遠ざかるに従って低減するように形成される。これにより透過光量補正シート15は、光散乱導光板12より出射された照明光を部分的に反射して光散乱導光板12の内部に戻し、透過光の光量分布を均一化する。
【0043】
光拡散板16は、半透明乳白色のアクリル板により形成され、透過光量補正シート15の出射光を拡散させて、所望の光量分布により出射する。また、この光拡散板16は透過光量補正シート15に形成されたドットパターンが視認されないようにするという機能も併せて有している。プリズムシート17は、出射光の指向性を補正する光制御部材であり、ポリカーボネート等の透光性のシート材で形成され、光散乱導光板12と逆側面にプリズム面が形成される。このプリズム面は、一方向にほぼ平行に延長する断面三角形形状の突起が繰り返されて形成される。これによりプリズムシート17は、この三角形形状の突起の斜面で、出射光の主たる出射方向を出射面の正面方向に補正する。
【0044】
以上の構成において、蛍光ランプ8より出射された照明光は、光散乱導光板12の内部に入射した後、出射面に到達し、ここで出射面に対して臨界角以下の成分が出射面より出射される。これに対して臨界角以上の成分は、出射面で反射された後、斜面にて反射され、ここで出射面に対する入射角が低減する。これにより蛍光ランプ8より出射された照明光は、直接に、又は斜面を反射した後、出射面より出射される。
【0045】
また上記の作用に加えてさらに、光散乱導光板12の内部に入射した照明光は、出射面より出射されるまでの間に、光散乱導光板12の内部に分散混入された透光性の微粒子により散乱作用(多重散乱)を受け、これにより出射面に対して臨界角以下で入射する成分が増大し、出射面から効率良く出射されることになり、その結果として出射面より観察される光量分布の偏りが低減される。
【0046】
また出射面に到達する照明光のうち、溝12A及び12B間の光量補正面M1に入射する照明光は、出射面に対しては臨界角以上の成分が、光量補正面M1に形成された繰り返し形状の斜面に対しては臨界角以下の角度で入射することにより、何ら光量補正面M1を形成していない部分に比して光散乱導光板12からの出射が促され、これにより溝12A及び12B間で光散乱導光板12からの出射光量が増大する。
【0047】
このようにして光散乱導光板12より出射された照明光は、透過光量補正シート15に入射し、ここで部分的に反射されて光散乱導光板12の内部に戻され、光量分布が均一化された後、続く光拡散板16を透過する際に、さらに拡散を受けて均一化される。
【0048】
このような主たる照明光の出射動作の中で、電極8A及び8B側において(図4)、光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光は、斜面M2により反射されて出射面に対する入射角が低減された後、出射面に到達して、又は直接に出射面に到達して、この出射面より出射することになり、これにより電極8A及び8B側端部に広げられて射出される。これにより出射面側より見て、電極8A及び8Bが光散乱導光板12の側面より突出しないように保持された状態で、この電極8A及び8B側の輝度ムラが有効に回避される。
【0049】
また屈曲部8C側において(図5)、この屈曲部8C及び近傍より射出される照明光は、斜面M3に形成された光反射面21における反射により、光散乱導光板12への直接入射が防止され、端面に配置された反射シート22等との間で反射して、又は直接に、斜面M3の両側に取り残された溝12A及び12Bの壁面より光散乱導光板12の内部に入射し、これにより照明光L1の利用効率が増大する。
【0050】
またこの屈曲部8C側において(図5)、光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光は、斜面M3により反射されて出射面に対する入射角が低減された後、又は直接に、出射面に到達して、この出射面より出射することになり、これにより屈曲部8C側端部に広げられて射出される。これにより出射面側より見て、屈曲部8Cが光散乱導光板12の側面より突出しないように保持された状態で、この屈曲部8C側の輝度ムラが有効に回避される。
【0051】
以上の構成によれば、電極8A及び8B、屈曲部8C及びその近傍が光散乱導光板12より露出するように斜面M2及びM3を形成し、光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光を広げて射出したことにより、出射面側より見て、これら電極部8A及び8B、屈曲部8Cが光散乱導光板12より突出しないように保持して、これら電極部8A及び8B、屈曲部8Cによる輝度ムラを有効に回避することができる。これにより出射光の輝度ムラを低減して全体形状を小型化することができる。
【0052】
(2)第2の実施の形態
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る面光源装置31を示す背面図である。この図6においては反射シート等を省略して示す。この面光源装置31において、光散乱導光板32は、第1の実施の形態に係る面光源装置11と同様の斜面M3が屈曲部8C側にのみ形成され、電極8A及び8B側においては、出射面より垂直に側面が形成され、電極8A及び8Bを光散乱導光板32より突出して保持する。
【0053】
図6に示す構成によれば、出射面側より見て、電極8A及び8Bだけが光散乱導光板32より突出するように保持して、屈曲部8Cによる輝度ムラを有効に回避することができる。
【0054】
(3)参考例
図7は、本発明に含まれない参考例に係る面光源装置41を、図1との対比により示す斜視図である。この面光源装置41においては、棒状の蛍光ランプ3A及び3Bにより光源を形成し、また第1の実施の形態に係る面光源装置11と同様の斜面M2を、この光源に対応して光散乱導光板12の両端面に形成する。
【0055】
図7に示す構成によれば、棒状の蛍光ランプ3A及び3Bにより光源を形成し、出射面側より見て、この棒状の蛍光ランプ3A及び3Bの端部が光散乱導光板42より突出しないように保持して、この蛍光ランプ3A及び3Bの端部による輝度ムラを有効に回避することができる。
【0056】
(4)第3の実施の形態
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る面光源装置51を、図6との対比により示す背面図である。この面光源装置51においては、W字型でなる屈曲型の蛍光ランプ53により光源を形成する。光散乱導光板52は、この蛍光ランプ53の形状に対応して断面Uの字状の溝が形成され、また第1の実施の形態に係る面光源装置11と同様の斜面M2及びM3を、各屈曲部53C及び電極53A、53B側に形成する。
【0057】
図8に示す構成によれば、W字型でなる屈曲型の蛍光ランプ53により光源を形成する場合でも、出射光の輝度ムラを低減して全体形状を小型化することができる。
【0058】
(5)第4の実施の形態
図9は、本発明の第4の実施の形態に係る面光源装置61を、図6との対比により示す背面図である。この面光源装置61においては、コの字型でなる2本の蛍光ランプ8により光源を形成する。すなわち光散乱導光板62は、屈曲部8Cにおいて対抗するように蛍光ランプ8を保持する。さらに光散乱導光板62は、第1の実施の形態に係る面光源装置11と同様の斜面M2を、各電極8A、8B側に形成する。
【0059】
さらに光散乱導光板62は、D−D線により断面を取って図10に示すように、屈曲部8Cにおいて、第1の実施の形態に係る面光源装置11と同様の斜面M3が、それぞれ両側の蛍光ランプ8に対応して形成され、この2つの斜面M3が中央で突き当って連結されるようになされている。
【0060】
図9に示す構成によれば、コの字型でなる2本の蛍光ランプ8により大面積の面光源装置を形成する場合でも、部分的に斜面を形成することにより、出射光の輝度ムラを低減して全体形状を小型化することができる。
【0061】
(6)第5の実施の形態
図11は、本発明の第5の実施の形態に係る面光源装置71を示す斜視図である。この面光源装置71においては、第1の実施の形態について上述した光散乱導光板12にそれぞれ蛍光ランプ8、反射シート14(図1)等を配置して光散乱導光板のブロックを形成し、この光散乱導光板のブロックを4枚組み合わせて大面積の光散乱導光板を形成する。またこの大面積の光散乱導光板に対して、出射面側に透過光量補正シート15、光拡散板16、プリズムシート17を配置する。尚、この光散乱導光板のブロックを組合せて大型化する際には、各ブロックの側面を単に接触するように配置する構成としてもよいし、各ブロックの側面を光学的に透明な接着剤により接着するような構成あるいは側面同士を溶着することにより接合するような構成としてもよい。
【0062】
図11に示す構成によれば、斜面を形成して蛍光ランプが突出しないように光散乱導光板のブロックを形成することができることにより、これらのブロックを組み合わせて大面積の面光源装置を簡易に作成することができる。
【0063】
(7)他の実施の形態
なお上述の実施の形態では、屈曲部及び電極に対応して斜面M2及びM3を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば屈曲部の両端コーナーの部分についてだけ斜面を形成して輝度ムラを補正する場合、さらには直線部分の一部に部分的に斜面を形成して輝度レベルの分布を補正する場合等、必要に応じて種々の箇所に溝を横切るように斜面を形成して、出射光の輝度分布を種々に制御することができる。
【0064】
また上述の実施の形態では、斜面M2及びM3を平面により形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光散乱導光板のコーナー側に先端が近づくように、曲面により斜面を形成してもよい。
【0065】
また上述の実施の形態では、斜面M2及びM3及び隣接する平面に白色のインクを付着して反射面を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば灰色等のインクを付着して反射面を形成する場合、さらには金属膜を蒸着して反射面を形成する場合、シート状の部材を貼り付けて反射面を形成する場合等、種々の反射面形成手法を広く適用することができる。
【0066】
さらに上述の実施の形態では、斜面M3及び隣接する平面に照明光を全反射する反射面を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光反射面に代えて光を一部透過する反射面を形成してもよい。このようにすれば、この反射面の透過率を選定して出射光量を部分的に制御することもできる。
【0067】
また上述の実施の形態においては、シリコーン樹脂からなる微粒子を分散混入して光散乱導光板を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この微粒子に代えて、シリカ等の微粒子あるいは酸化チタン等の白色顔料等を透明樹脂に分散混入して、さらにはシリコンオイルを透明樹脂に分散混入して半透明に導光板を作成する場合にも広く適用することができる。
【0068】
さらに上述の実施の形態では、光散乱導光板を適用して面光源装置を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、透明部材による導光板により面光源装置を形成する場合にも広く適用することができる。
【0069】
さらに上述の実施の形態においては、透明シートに金属膜を部分的に蒸着した透過光量補正シートにより、光散乱導光板から出射された照明光を一部、光散乱導光板の内部に戻す場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光散乱導光板の出射面に直接金属膜等を付着することにより、この透過光量補正シートの機能を光散乱導光板の出射面に直接付与してもよい。またある程度の光量の損失が許容されるような面光源装置であれば、透過光量補正シートとして、例えば透明シートに光吸収性の材料からなるインク層、樹脂層、金属膜等を部分的に形成したものを用いることも可能である。また、光拡散板に、これらの金属膜を部分的に蒸着すること等により、光拡散板自体に透過光量補正シートの機能を持たせて補正シートを不要とした構成を採用することも可能である。
【0070】
また上述の実施の形態においては、一面にプリズム面を形成したいわゆる片面のプリズムシートを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、両面にプリズム面を形成したいわゆる両面プリズムシートを配置する場合にも適用することができ、さらにはプリズムシートを省略する場合にも広く適用することができる。
【0071】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、例えば光源として屈曲管でなる蛍光ランプ等を使用する場合に、光源を保持する溝を横切るように、この光源の形状に応じて板状部材に局所的に斜面を形成し、この斜面により、この局所的な領域では光源から直接入射する照明光の全部又は一部に代えて、板状部材の内部を伝搬する照明光を出射することにより、出射光の輝度ムラを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る面光源装置を示す分解斜視図である。
【図2】 図1の面光源装置をA−A線により切り取って示す断面図である。
【図3】 図1の面光源装置の側面図である。
【図4】 図1の面光源装置をB−B線により切り取って拡大して示す断面図である。
【図5】 図1の面光源装置をC−C線により切り取って拡大して示す断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係る面光源装置を示す背面図である。
【図7】 本発明に含まれない参考例に係る面光源装置を示す斜視図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態に係る面光源装置を示す背面図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態に係る面光源装置を示す背面図である。
【図10】 図9の面光源装置をC−C線により取って示す断面図である。
【図11】 本発明の第5の実施の形態に係る面光源装置を示す斜視図である。
【図12】 従来の面光源装置を示す分解斜視図である。
【図13】 図12の透過光量補正シートの説明に供する特性曲線図である。
【図14】 図12の構成において、コ字状の蛍光ランプを適用した場合の出射面を示す平面図である。
【符号の説明】
1、11、31、41、51、61、71 面光源装置
2、9 導光板
12、32、42、52、62 光散乱導光板
3A、3B、8、53 蛍光ランプ
5、15 透過光量補正シート
6、16 光拡散板
14、22 反射シート
17 プリズムシート
19、21 光反射面
M2、M3 斜面
Claims (4)
- 線状の発光源より照明光を出射する光源と、
前記光源の前記照明光を入射して、前記照明光を出射面より出射する板状部材とを有し、
前記光源は、
離間して略平行に延長する直線部分を屈曲部により接続した屈曲した形状により形成され、
前記板状部材は、
前記光源を埋め込んで保持する溝を背面側に有し、
前記背面側の、前記光源の直線部分の端部に対応する部位を、前記溝を横切って斜めに切り欠いて当該部位で前記溝より前記光源を露出させる斜面が形成され、
前記斜面が反射面又は遮光面とされた
ことを特徴とする面光源装置。 - 前記板状部材は、
前記斜面を前記板状部材の周辺部に有する
ことを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。 - 前記光源は、
第1の直線部分がほぼ直線的に延長した後、前記第1の直線部分の端部においてほぼ直角に折れ曲がって第2の直線部分が直線的に延長し、前記第2の直線部分の端部においてほぼ直角に折れ曲がって第3の直線部分が直線的に延長することにより、前記線状の発光源が形成され、
前記斜面は、前記板状部材の前記第1及び第3の前記直線部分の前記端部を含めて、前記第2の直線部分と対向する部分に形成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の面光源装置。 - 前記面光源装置は、
前記斜面と対向する位置にある前記光源が、前記背面側及び又は前記側面側より目視困難となるように、前記照明光を反射する反射部材を前記板状部材に配置した
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の面光源装置。
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-
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- 1996-05-31 JP JP16058096A patent/JP3693309B2/ja not_active Expired - Lifetime
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