JP3693096B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真法を用いる複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置における中間転写ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
上記画像形成装置には、感光体等の像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によりトナー像に現像した後、トナー像を中間転写媒体上に転写し、この中間転写媒体上に転写されたトナー像を転写材に転写した後、定着する方式がある。
【0003】
上記中間転写媒体のタイプとしては、ドラムとベルトの2つに分けられる。ドラムの場合には、回転慣性(イナーシャ)が大きいため負荷変動に対して鈍感でレジスト(色重ね)性能が高いが、反面、形状が円筒に限定されるためレイアウト的な自由度が低い。ベルトの場合は、ドラムと逆で、慣性成分が殆どないため負荷変動に敏感に反応し速度変動を起こすため、現実的にはフライホイールマスを追加する必要がある。反面、正面から見た形状を自由に設定でき、省スペースのレイアウトが可能である。
【0004】
本発明は、上記の中間転写ドラムを用いるシステムの欠点である省スペースを実現することにある。中間転写ドラムにレターサイズ(8.5×11インチ)2枚分の画像を形成する場合、プロセス速度V、紙間時間Tの条件で、ドラム径Dは、
D=(2×25.4×8.5+2×V×T)/π
で決定される。例えば、V=200(mm/sec)、T=0.3(sec)のシステムにおいては、D=176(mm)となり、スペース的にシステム全体に対して非常に大きなウエイトを占める。しかし、中間転写媒体として本質的に必要なのは、そのドラム表層部分であり、ドラム内部は実質的にデッドスペースである。
【0005】
本発明は、上記従来の問題および課題を解決するものであって、中間転写ドラムを用いる場合でもその内部スペースを有効利用し省スペースを実現することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によりトナー像に現像した後、トナー像を中間転写ドラム上に転写する方式の画像形成装置において、ケース本体のリヤフレームに固定軸を設け、該固定軸の外周に固定軸先端が突出するようにベアリングを取付け、ケース本体のフロントフレームに開口部を形成し、該開口部の周囲に3個の回動ローラと係合穴を設け、一方に開口部を有し中空状の前記中間転写ドラムは、ケース本体のリヤフレームと開口部を有するフロントフレームの間に脱着自在及び回動自在に装着し、該中間転写ドラムの開口部側の外周は、フロントフレームの開口部の周囲に設けた3個の回動ローラにより支持し、該中間転写ドラムの他方側の中心は、リヤフレームに設けた固定軸の外周に取り付けたベアリングで支持し、該中間転写ドラム内に配設される部材は、リヤフレームに設けた固定軸とフロントフレームに設けた係合穴で支持し、該中間転写ドラムに対して固定状態で装着されることを特徴とする。
以上
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の画像形成装置の1実施形態を示す全体構成図である。なお、この画像形成装置は、4色のトナーによりフルカラー画像を形成することができるカラー電子写真プリンタであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子写真法を用いる全ての画像形成装置に適用可能である。
【0008】
画像形成装置1のケース本体2内には、感光体3が配設されている。感光体3は、ドラム状の導電性基材とその表面に形成された感光層とを有し、図示しない駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動される。この感光体3の周囲には、その回転方向に沿って、感光体3を一様に帯電するための帯電装置4、感光体3上に静電潜像を形成するための露光装置5、静電潜像を現像するための回転式現像装置6、感光体1上に形成された単色のトナー像を転写するための中間転写ドラム7および感光体クリーナ8が配設され、また中間転写ドラム7の周囲には、中間転写ドラム7に形成された4色フルカラー像を記録媒体(紙等)上に転写するための二次転写ローラ9、記録媒体上に転写されたトナー像を定着するための定着装置10および転写ドラムクリーナ11が配設されている。なお、12は記録媒体を収納する給紙トレイ、13は記録媒体搬送路である。
【0009】
回転式現像装置6は、イエロー用現像器6Y、シアン用現像器6C、マゼンタ用現像器6Mおよびブラック用現像器6Kが回転可能に構成されており、これらの現像器6Y、6C、6M、6Kは、感光体3の1回転毎に選択的に一つの現像器の現像ローラのみが感光体3に当接可能にされている。なお、各現像器にはそれぞれのトナーが収納されたトナーカートリッジ14が接続され、トナーの補給を行うようにしている。
【0010】
上記構成からなる画像形成装置の作用について説明する。図示しないコンピュータからの画像形成信号が入力されると、感光体3、現像装置6の現像ローラおよび中間転写ドラム7が回転駆動し、先ず、感光体3の外周面が帯電装置4によって一様に帯電され、一様に帯電された感光体3の外周面に、露光装置5によって第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光がなされ、イエローの静電潜像が形成される。
【0011】
感光体3には、イエロー用現像器6Yが回動してその現像ローラが接触し、これによってイエローの静電潜像のトナー像が感光体3上に形成される。感光体3上に形成されたトナー像が中間転写ドラム7上に転写される。このとき、二次転写ローラ9は中間転写ドラム7から離間されている。感光体3上に残留しているトナーは感光体クリーナ8によって除去された後、感光体3の表面は除電手段8Aにより除電される。
【0012】
上記の処理が画像形成信号の第2色目、第3色目、第4色目に対応して、感光体3と中間転写ドラム7の1回転による潜像形成、現像、転写が繰り返され、前記画像形成信号の内容に応じた4色のトナー像が中間転写ドラム7上において重ねられて転写される。そして、このフルカラー画像が二次転写ローラ9に達するタイミングで、記録媒体(転写紙)が搬送路13から二次転写ローラ9に供給され、このとき、二次転写ローラ9が中間転写ドラム7に押圧されるとともに二次転写電圧が印加され、中間転写ドラム7上のフルカラートナー像が記録媒体上に転写される。そして、この記録媒体上に転写されたトナー像は定着装置10により加熱加圧され定着される。中間転写ドラム7上に残留しているトナーは転写ドラムクリーナ11によって除去される。
【0013】
次に、本発明の特徴を図1および図2により説明する。図2(A)は図1の中間転写ドラム7周りの分解斜視図、図2(B)は同組立斜視図である。
【0014】
図1において、ケース本体2内に配設された各部品は、フロント側(図1の紙面手前側)から脱着可能にされている。図2に示すように、中間転写ドラム7は、フロントフレーム15とリヤフレーム16間に回転自在に装着されている。リヤフレーム16には固定軸17が突設され、固定軸17にベアリング19が取り付けられている。フロントフレーム15には開口部20が形成され、開口部20の周囲に3個の回動ローラ21が設けられている。中間転写ドラム7は、フロントフレーム15の開口部20から挿入され、中間転写ドラム7のリヤ側はベアリング19(中心軸)に嵌合、支持され、中間転写ドラム7のフロント側は、その外周面が少なくとも3個の回動ローラ21により支持されている。
【0015】
中間転写ドラム7のフロント側には開口部20が形成され、この開口部20から中間転写ドラム7の内部に廃トナータンク22が挿入される。廃トナータンク22のリヤ側には、固定軸17に嵌合する嵌合凹部23が形成され、フロント側の外周面には把手24が取り付けられ、把手24には係合突起25が設けられている。廃トナータンク22のリヤ側は嵌合凹部23が固定軸17に嵌合され、フロント側は、係合突起25がフロントフレーム15の係合穴26に係合され、これにより廃トナータンク22はフロントフレーム15とリヤフレーム16間に固定され、廃トナータンク22の周囲を中間転写ドラム7が回転する構成になる。
【0016】
転写ドラムクリーナ11内の廃トナーは、廃トナー管27(図1)により感光体クリーナ8内に搬送される。感光体クリーナ8の下部には、駆動ギヤ29、トナー搬送オーガ30、廃トナー管31からなるトナー搬送機構32が装着され、廃トナー管31は廃トナータンク22の内部のトナー排出管33に接続されている。トナー排出管33は、取付金具34により廃トナータンク22の内壁に固定されている。
【0017】
廃トナータンク22の容量は、予め設定された中間転写ドラム7の交換枚数に対して十分余裕を持たせており、転写ドラム7と同時に廃トナータンク22の廃棄を行えば良いように設定されている。むろん、廃トナータンク22内に満杯検知センサを設け、廃トナータンク22を単独で廃棄の旨を報知するようにしてもよい。
【0018】
本実施形態によれば、中間転写ドラム7のリヤ側はベアリング19に嵌合、支持され、中間転写ドラム7のフロント側は、その外周面が3個の回動ローラ21により支持される構成のため、中間転写ドラム7内にそのフロント側から大容量の廃トナータンク22を収容することができ、その分だけ省スペース化を図ることができる。また、廃トナーを直接、中間転写ドラム7内に収容する場合には、ドラム内でトナー抵抗、片寄り等によりドラムの速度変動がおきてしまうが、本実施形態によれば、廃トナータンク22は固定状態のためこれを防止することができる。また、廃トナーを直接、中間転写ドラム7内に収容する場合には、ドラム交換前にトナーが満杯になった場合に、使用可能なドラムまでも交換しなければならないということになるが、本実施形態によれば、廃トナータンク22のみを交換することができる。
【0019】
図3は、本発明の他の実施形態を示す分解斜視図である。なお、前記実施形態と同一の構成については同一番号を付して説明を省略する。
【0020】
本実施形態は、廃トナータンクの代わりに制御装置37を中間転写ドラム7に配設例である。すなわち、電源回路基板、制御回路基板等のプリント基板36を支持プレート35に取り付け、支持プレート35に係合突起25を有する把手24を設け、プリント基板36を中間転写ドラム7内に収納するようにしている。
【0021】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、中間転写ドラム7内に廃トナータンク22または制御装置37を収納するようにしているが、図1に示す現像用のトナーカートリッジ14を収納するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、中間転写ドラムの内部スペースを有効利用可能にする構造になるため、中間転写ドラムを用いる場合でも省スペースを実現することができる。また、このスペースに廃トナータンクを収納した場合には、廃トナータンク交換作業の削減を図り、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の1実施形態を示す全体構成図である。
【図2】図2(A)は図1の中間転写ドラム周りの分解斜視図、図2(B)は同組立斜視図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
3…感光体
6…現像装置
7…中間転写ドラム
19…中心軸(ベアリング)
20…開口部
21…回動ローラ
22…廃トナータンク
37…制御装置
Claims (3)
- 像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によりトナー像に現像した後、トナー像を中間転写ドラム上に転写する方式の画像形成装置において、ケース本体のリヤフレームに固定軸を設け、該固定軸の外周に固定軸先端が突出するようにベアリングを取付け、ケース本体のフロントフレームに開口部を形成し、該開口部の周囲に3個の回動ローラと係合穴を設け、一方に開口部を有し中空状の前記中間転写ドラムは、ケース本体のリヤフレームと開口部を有するフロントフレームの間に脱着自在及び回動自在に装着し、該中間転写ドラムの開口部側の外周は、フロントフレームの開口部の周囲に設けた3個の回動ローラにより支持し、該中間転写ドラムの他方側の中心は、リヤフレームに設けた固定軸の外周に取り付けたベアリングで支持し、該中間転写ドラム内に配設される部材は、リヤフレームに設けた固定軸とフロントフレームに設けた係合穴で支持し、該中間転写ドラムに対して固定状態で装着されることを特徴とする画像形成装置。
- 前記転写ドラム内に廃トナータンクを固定状態で配設することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記転写ドラム内に制御装置を固定状態で配設することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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