JP3693078B2 - 触媒燃焼加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体や気体のような被加熱流体の加熱装置として、特に触媒付熱交換器内に於いて可燃ガスを触媒によって酸化させて、その酸化反応熱によって被加熱流体を加熱する触媒燃焼加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
可燃ガス(燃料ガス)の触媒による酸化反応によって発生する熱を利用して被加熱流体を加熱する所謂触媒燃焼加熱装置は既に知られており、家庭用や自動車用など、色々な用途への使用が考えられている。触媒付熱交換器を用いた触媒燃焼加熱装置においては、触媒付熱交換器の被加熱流体が流れるチューブに接合されることによって一体的に形成された多数のフィンに、例えば白金やパラジウムの様な酸化触媒を担持させておくことによって、可燃ガスが触媒担持フィンに接触したときにフィンの表面において酸化反応を起こし、その際に発生する酸化反応熱がフィンからチューブ内に伝えられて、被加熱流体を加熱するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の触媒燃焼加熱装置では、未反応で比較的低温の可燃ガスと、酸化反応熱によって温度が上昇した触媒担持フィンができる限り熱交換しないように、フィンの間隔やフィン形状を決定している。しかしながら、可燃ガスと被加熱流体の方向が対向する場合は、被加熱流体の出口付近、つまり可燃ガスの上流付近では濃度の高い可燃ガスが供給され続けて酸化反応熱が多くなる上に、チューブ内を流れる被加熱流体の気化や温度上昇によって、チューブ内への伝熱抵抗が増大しているために、触媒を担持したフィンや被加熱流体の流れるチューブが異常に高温となり、触媒燃焼加熱装置へ悪影響を与えるという問題があった。
【0004】
また、可燃ガスと被加熱流体の流れる方向が平行となる場合には、可燃ガスの上流側では低温の被加熱流体が供給され続けるので、フィンに担持された酸化触媒の活性が低く、可燃ガスの酸化が十分行われない。その結果、システムの立ち上げ時に酸化されないで放出される可燃ガスの量が多くなるので、十分な低エミッション運転を実現するためには装置の体格を大きくする必要があったり、立ち上げ時間が長くなるという問題があった。さらに、液流体を加熱して高温のガスを得る触媒燃焼加熱装置では、液流体が気化するドライアウト点直後のフィンやチューブが異常昇温するという問題があった。
【0005】
本発明は上記のような問題に鑑み、フィンやチューブが異常昇温することがなく、安全で熱交換効率の高い触媒付熱交換器を備えている触媒燃焼加熱装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載された触媒燃焼加熱装置を提供する。
【0007】
本発明の触媒燃焼加熱装置においては、内部を被加熱流体が流れるチューブの外表面に複数枚のフィンを接合し、そのフィンに可燃ガスと接触して酸化反応を起こさせる酸化触媒を担持させた触媒付熱交換器を備えていると共に、そのチューブの各部位における伝熱抵抗の大きさに応じて、それら各部位の触媒担持フィンの表面における酸化反応熱量が異なるようにした点に特徴がある。各部位において有効な酸化反応熱量を異ならせるための典型的な手段として、触媒担持フィンの面積及びフィンの間隔を、チューブの各部位の伝熱抵抗の大きさに応じて変化させることができる。
【0008】
具体的に、チューブのなかでも伝熱抵抗の高い部位では酸化反応熱量を少なくするための手段として、特に、供給する可燃ガスと被加熱流体の流れの方向が対向している熱交換器においては、可燃ガスの濃度が高く、且つ被加熱流体の温度が高い可燃ガスの流れの上流側の部位において、それよりも可燃ガスの濃度が低く、被加熱流体の温度が低い下流側の部位に比べて、触媒担持フィンの面積を小さくするので、可燃ガスの上流側では下流側よりも発熱量が小さくなる。さらに、上流側のフィンの間隔を狭くすることによって、フィンから可燃ガスへの余剰の熱量の熱伝達が増加し、フィンやチューブが異常に昇温することが防止される。
【0009】
また、可燃ガスの濃度が高い上流側のチューブに触媒を担持しない伝熱フィンを付加したときには、可燃ガスの上流部ではフィンから未反応で比較的低温の可燃ガスや燃焼用空気への熱伝達が増加し、フィンやチューブが異常に昇温することがない上に、加熱された可燃ガスや燃焼用空気によって下流側の触媒を早期に活性化させることができる。
【0010】
さらに、本発明の触媒燃焼加熱装置でも、触媒付熱交換器において供給される可燃ガスと被加熱流体の流れの方向が平行となっている場合には、可燃ガスの濃度が高い上流側では濃度の低い下流側よりもフィンの間隔を小さくするので、可燃ガスの上流部ではフィンから可燃ガスへの熱伝達が増加し、フィンやチューブが異常に昇温することが防止される上に、下流側の触媒を早期に活性化させることができる。
【0011】
また、本発明の触媒燃焼加熱装置においては、触媒付熱交換器がドライアウト点を有する場合に、ドライアウト点近傍のチューブに酸化触媒を担持しない伝熱フィンを付加することができるので、ドライアウト点近傍ではフィンから可燃ガスへの熱伝達が増加し、フィンやチューブが異常に昇温することがない上に、下流側の触媒を早期に活性化させることができる。さらに、ドライアウト点近傍のフィンにルーバを形成することもできるので、それによって前述の作用が強められる。
【0012】
可燃ガスとして水素を使用する場合には、触媒付熱交換器のチューブの各部位において必要な熱量に応じて水素の供給量を調整したり、分割供給することができるので、反応速度の高い水素をシステム全体において反応させることができ、伝熱効率が向上する上に部分的な過熱を防止することができる。
【0013】
このように本発明によれば、必要以上の発熱を抑制してフィンやチューブが異常に昇温することを防止するので、安全で、立ち上げ時にも低エミッションの運転が可能な、熱交換効率の高い触媒燃焼加熱装置が得られる。また、低温の液流体を高温のガス流体まで加熱する触媒燃焼加熱装置においても、ドライアウト点近傍ではフィンから可燃ガスへの熱伝達量が増加し、フィンやチューブが異常に昇温することがない上に、下流側の触媒を早期に活性化させることができる信頼性の高い触媒燃焼加熱装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1及び図2によって本発明の触媒燃焼加熱装置の一実施形態を説明する。この触媒燃焼加熱装置において、酸化触媒に可燃ガスを供給するための燃料供給部100の一端が触媒付熱交換器200に接続されている。触媒付熱交換器200は、白金やパラジウムのような酸化触媒を担持した多数のフィン201が、内部を被加熱流体が流れるチューブ202にロウ付けなどの方法によって接合されている。燃料供給部100から触媒付熱交換器200へ供給された可燃ガスは、触媒付フィン201上の触媒に接触することによって、触媒付フィン201の表面において酸化反応を起こし、酸化反応熱を触媒担持フィン201に与えて、排気ガスとなって排気ガス口300から放出される。触媒担持フィン201に与えられた酸化反応熱は、フィン201からチューブ202に伝達し、その内部を流れる被加熱流体を加熱する。
【0015】
触媒付熱交換器200において、触媒付フィン201が接合されているチューブ202の両端は、それぞれ管寄せ203(203A,203B)に接続されており、被加熱流体は被加熱流体導入管209から管寄せ203とチューブ202内を通過して被加熱流体流出管207へ到達する。上下の管寄せ203A及び203Bをそれぞれ隔壁によって幾つかの部分に区画することにより、平行な複数本のチューブ202内にある被加熱流体の温度が互いに異なったものとなる。つまり、被加熱流体は燃料供給部100に近づくにつれて高温に加熱される。
【0016】
そしてこの場合は、排気ガス口300から放出される排気ガスを、排気ガス口300寄りの比較的低温の被加熱流体が流れるチューブ202Aに接触させるので、その部位における被加熱流体と排気ガスとの比較的大きな温度差により、排気ガス中の熱を被加熱流体中へ効率よく回収することができ、高い熱交換効率が得られる。
【0017】
この場合は、燃料供給部100側の可燃ガスの濃度が高い部位のチューブ202B内を流れる被加熱流体が高温となるため、図1及び図2における触媒担持フィン201B及びチューブ202Bの温度が高温になりやすい。そこでこの場合は、可燃ガスの流れの下流側にある触媒担持フィン201Aに対して、上流側にある触媒担持フィン201Bの面積を、チューブ202B内の流体に必要な熱量に応じて比較的に小さくしてある。また、高温となるフィン201Bの余剰熱が可燃ガスを含む燃焼用空気に伝達しやすいように、フィン201Bのフィンの間隔を狭くしてある。
【0018】
そのため、従来のように、可燃ガスの濃度が高い部位のフィン201Bやチューブ202Bが異常な高温まで昇温することがなく、安定した触媒燃焼と熱交換が可能となる。さらに、高温部のフィンを小型化する結果、フィン201Bの半径方向の熱応力による変形も少なくなり、触媒の剥離などの問題を回避することができる。
【0019】
また、触媒付熱交換器200において例えばチューブ202Cの付近に、被加熱流体の液体が気体に変化するドライアウト点が存在する場合には、被加熱流体の流れのドライアウト点に対応する部位の直後のチューブ202C及びフィン201Cでは、チューブ内を流れる被加熱流体の吸収する熱量が急に減少するために、伝熱抵抗が急増して、図6に示すようにドライアウト点の直後において異常に昇温するので、この部分には触媒を担持しないフィン204を付加しており、触媒による酸化反応を抑えると共に、ドライアウト点付近の余剰熱を比較的低温の可燃ガスに伝達して、その部位の異常昇温防止と、余剰熱による下流側の触媒の早期活性化を図っている。
【0020】
次に、図3及び図4によって本発明の触媒燃焼加熱装置の別の実施形態を説明する。この例では前述の例とは異なって、可燃ガスと被加熱流体の流れの方向が同じ向きになっており、酸化触媒に可燃ガスを供給する燃料供給部100が、チューブ202の上流側の部位に対応して設けられている。この場合も前述の場合と同様に、触媒付熱交換器200における触媒を担持した多数のフィン201が、内部を被加熱流体が流れるチューブ202にロウ付けなどの方法により接合されている。
【0021】
燃料供給部100から供給された可燃ガスは、触媒担持フィン201の表面において、それに担持された触媒によって酸化反応を起こし、酸化反応熱を触媒担持フィン201に与えた後に排気ガス口300から放出される。可燃ガスの酸化反応によって発生した熱は、フィン201からチューブ202に伝達し、その中を流れる被加熱流体を加熱する。また、触媒付フィン201が接合されたチューブ202の両端は、内部の空間を隔壁によって幾つかの部分に区画された管寄せ203(203A,203B)に連結されており、被加熱流体は、被加熱流体導入管209から管寄せ203とチューブ202内を通過して被加熱流体流出管207の方へ流れる。従って、被加熱流体と燃料の流れ方向は同一の軸方向である。
【0022】
このように構成することによって、濃度の高い可燃ガスに接触して最も高温になりやすいフィン201A及びチューブ202Aは、その内部を流れる低温の被加熱流体によって異常に昇温することを免れることができる。しかし、システムの立ち上げ時には、可燃ガスの流れの下流側の温度が活性化温度に達する時までは触媒燃焼が十分に行われないために、排気ガス口300から未燃ガスが放出されてエミッションが悪化する懸念がある。そこで、図3及び図4に示す実施形態においては上流側のフィン201Aのフィンの間隔を狭くして、酸化反応熱の一部の余剰熱を可燃ガス及び燃焼用空気に与えて、下流側のフィン201Bを昇温させることにより、早期立ち上げ可能なシステムとしている。
【0023】
また、図3及び図4に示す触媒付熱交換器200において、例えば、チューブ202Cの付近に被加熱流体の液体が気体に変化するドライアウト点が存在するものとすれば、被加熱流体の流れ方向に見てドライアウト点直後のチューブ202C及びフィン201Cが伝熱抵抗の急増によって異常に昇温しやすいため、その部位のフィン201Cとして触媒を担持しないフィン204を付加しており、それによって触媒による酸化反応熱の発生を抑えると共に、ドライアウト点付近の余剰熱を比較的低温の可燃ガス及び燃焼用空気に与えることにより、その部位の異常昇温を防止すると共に、その可燃ガス及び燃焼用空気によって下流側にある触媒を加熱して活性化を促進している。
【0024】
図5に、可燃ガスとして触媒反応速度が非常に高い水素を使用した場合の本発明の別の実施形態を示す。この例では、触媒付熱交換器200の伝熱抵抗が急増するドライアウト点までの上流側において、可燃ガスの大半を反応させて、下流側のフィンでは上流側からの未燃ガスの浄化と排熱回収を行っている。この場合は水素を分割して導入することにより、水素の流れ方向の最上流側における異常昇温の問題や、図6に示すようなドライアウト点付近における大きな温度ギャップ発生の問題を解消している。図5に示す実施形態の基本的な構成は前述のものと同様であって、燃料供給部100は触媒付熱交換器200の右側に、排気ガス口300が左側に設けられている。
【0025】
この場合に燃料供給部100から供給されるガスは、可燃ガスである水素の一部を含んでいてもよいが、この場合の燃料供給部100は基本的には空気のような酸化用のガスを供給するためのものであって、可燃ガスとしての水素は、図示しない外部の水素タンクから、燃料供給部100と触媒付熱交換器200の部分に跨がって、図示しない被加熱流体のための管寄せの部分を避けて設けられた、相互に連通している水素導入ジャケット400(400A,400B)の中へ入口401から供給されると共に、水素導入ジャケット400から触媒付熱交換器200の壁面の広い範囲にわたって設けられた複数個の開口402によって分割して導入される。この場合も、水素を予め適量の空気と混合したものを水素導入ジャケット400から導入してもよい。
【0026】
水素は酸化反応の速度が非常に高いので、水素を例えば燃料供給部100のみから集中的に供給すると、触媒付熱交換器200の比較的上流側の部分だけで酸化反応が完了するためにその部分の温度が極端に上昇し、上流側部分の触媒担持フィン201やチューブ202が異常昇温することになるが、この実施形態のように、水素を複数個の開口402から分割して比較的広い範囲にわたって導入することにより、局部的な異常昇温を避けることができ、図6に示すような温度ギャップを緩やかなものとすることができる。
【0027】
また、水素を分割して導入する複数個の開口402の口径を相互に異ならせるとか、開口402にそれぞれバルブや絞りのような流量調整手段を設けることによって、各開口402の個々の水素供給量を調整して、チューブ202の各部位における伝熱抵抗や必要な熱供給量に応じた、きめ細かな水素供給の制御を行うことができる。このようにして、触媒担持フィン201の温度や発熱量を容易に制御することができ、局所的な過昇温に起因する水素の逆火を防止することも可能になる。
【0028】
図7は、前述のような触媒を担持していない伝熱フィン204を、具体的にどのように設けるかという例を示したもので、この例では、被加熱流体のチューブ202に設けられた隣接する二つの触媒付フィン201に対して跨がるように、触媒を担持していない伝熱フィン204を付加的に取り付けている。もっとも、触媒を担持していない伝熱フィン204を、触媒担持フィン201の代わりに直接にチューブ202に接合してもよいことは言うまでもない。
【0029】
更に図8は、被加熱流体が流れるチューブ202の触媒付フィン201に対して、切り起こしのような方法によって小さな羽根、即ちルーバ205を設けることにより、部分的に触媒担持フィン201の熱放散を増加させて、部分的なフィンの異常昇温を防止する例を示したものである。触媒担持フィン201に設けられたルーバ205は、フィン201から可燃ガスや燃焼用空気に対して酸化反応熱を与えることによって異常昇温を防止するので、触媒付熱交換器200の中でも特に被加熱流体の気化によって伝熱抵抗が急増するドライアウト点付近のチューブ202に設けると効果的である。なお、ルーバ205は触媒担持フィン201に限らず、触媒を担持しないフィン204に設けられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の触媒燃焼加熱装置についての第1の実施形態を示すもので、図2におけるI−I断面における正面図である。
【図2】図1のII−II断面における平面図である。
【図3】本発明の触媒燃焼加熱装置についての第2の実施形態を示すもので、図4におけるIII −III 断面における正面図である。
【図4】図3のIV−IV断面における平面図である。
【図5】本発明の触媒燃焼加熱装置の第3の実施形態を示す縦断正面図である。
【図6】横軸に触媒付熱交換器のチューブの軸方向位置(部位)をとり、縦軸に対応するフィン又はチューブの温度をとって示す温度特性図である。
【図7】触媒を担持しないフィンの取り付け方を例示する断面図である。
【図8】ルーバを形成されたフィンを示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【符号の説明】
100…燃料供給部
200…触媒付熱交換器
201…触媒担持フィン
202…内部を被加熱流体が流れるチューブ
202C…ドライアウト点付近のチューブ
203…管寄せ
204…触媒を担持しないフィン
205…ルーバ
207…被加熱流体流出管
209…被加熱流体導入管
300…排気ガス口
400…水素導入ジャケット
402…水素を導入する開口

Claims (8)

  1. 内部を被加熱流体が流れるチューブと、前記チューブの外表面に接合されると共に可燃ガスと接触して酸化反応を起こさせる酸化触媒を担持している複数枚の触媒担持フィンを有する触媒付熱交換器を備えており、内部を流れる被加熱流体の状態によって異なる前記チューブの各部位における前記チューブ内への伝熱抵抗の大きさに応じて、前記チューブの各部位の前記触媒担持フィンにおいて発生する触媒による酸化反応熱量を変化させることにより、前記チューブのうちでも伝熱抵抗の高い部位では、それよりも伝熱抵抗が低い部位に比べて触媒による酸化反応熱量が小さくなるようにしたことを特徴とする触媒燃焼加熱装置。
  2. 前記触媒付熱交換器において、前記触媒担持フィンの面積及びフィンの間隔を、前記チューブの各部位の伝熱抵抗の大きさに応じて変化させたことを特徴とする請求項1に記載された触媒燃焼加熱装置。
  3. 前記触媒付熱交換器において供給される可燃ガスと被加熱流体の流れの方向が対向していると共に、可燃ガスの濃度が高い可燃ガスの流れの上流側では、可燃ガスの濃度が低い下流側よりも前記触媒担持フィンの面積を小さく、且つフィンの間隔を小さくしたことを特徴とする請求項2に記載された触媒燃焼加熱装置。
  4. 前記触媒付熱交換器において供給される可燃ガスと被加熱流体の流れの方向が平行になっていると共に、可燃ガスの濃度が高い可燃ガスの流れの上流側では、可燃ガスの濃度が低い下流側よりも前記触媒担持フィンの間隔を狭くしたことを特徴とする請求項2に記載された触媒燃焼加熱装置。
    可燃ガスの濃度が高い上流側では下流側よりもフィンの間隔が小さいことを特徴とする請求項2に記載された触媒燃焼加熱装置。
  5. 前記触媒付熱交換器における前記チューブの一部に被加熱流体が気化するドライアウト点が存在する場合に、前記ドライアウト点近傍のチューブには酸化触媒を担持しない伝熱フィンを付加したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載された触媒燃焼加熱装置。
  6. 前記触媒付熱交換器における前記チューブの一部に被加熱流体が気化するドライアウト点が存在する場合に、前記ドライアウト点近傍のチューブには、ルーバを有するフィンを接合したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載された触媒燃焼加熱装置。
  7. 可燃ガスとして水素を使用する場合に、前記触媒付熱交換器において、前記チューブの部位によって異なる必要な供給熱量に応じて水素の供給量を調整可能としたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載された触媒燃焼加熱装置。
  8. 前記触媒付熱交換器において、チューブ上で温度が異常に高くなる部位に、触媒を担持しない伝熱フィンを付加したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載された触媒燃焼加熱装置。
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