JP3692574B2 - 中空樹脂基材の製造方法 - Google Patents

中空樹脂基材の製造方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空樹脂基材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックダンボールを製造する方法として、図13〜図15に示すものがある(特公昭42−24062号公報参照)。
【0003】
この製造方法では、押出成形機100から溶融樹脂を押し出してプラスチックダンボール102を成形する。ダイス本体104には、押出成形機100と連通する通路106と、さらにこの通路106と連通する幅拡の通路108とが形成されている。通路108には案内板110が設けられ、案内板110と通路108との間に、細い板状の通路112が形成されている。案内板110には、通路112と直交する複数の吐出口114が形成されている。案内板110はダイス本体104の幅方向(矢印イ方向)に周期的に往復動するようになっている。
【0004】
上記の構成によって押出成形機100から押し出された溶融樹脂は、通路112から、図15に示すような2枚の平行な板116となって押し出される。また、吐出口114からは、これら2枚の板116に融着する隔壁118が押し出される。案内板110の往復動によって隔壁118が波形状になり、プラスチックダンボール102の強度を向上させている。
【0005】
しかし、この製造方法では、案内板110を往復させる機構が複雑になるほか、ダイスの可動部分から樹脂が漏れることがあった。また、溶融樹脂を通路112から板116として押し出しつつ隔壁118をこの延出方向に沿って押し出しているため、この方法によって製造されたプラスチックダンボール102は、押し出し方向に対しては大きな強度が得られる構造となっているが、幅方向、すなわち押し出し方向と直交する方向の強度を自由に制御することができず、幅方向の強度は弱くなっていた。
【0006】
そこで、プラスチックダンボールを製造する別の方法が提案されている(特公昭52−34660号公報参照)。
【0007】
図16〜図18に示すように、このプラスチックダンボール120の製造方法では、ダイス本体122の通路124に設けられた案内板126によって、通路124の内壁との間に上下2本の細い板状の通路128が形成されるとともに、案内板126に、この通路と直交する複数の吐出口130が形成されている。案内板126の先端には、互いに異なる通気路132、134に通じた気体吸引口136、138が設けられており、交互に気体を吸引することができる。
【0008】
押出成形機から押し出された溶融樹脂は、上下の通路128から2枚の平行な板140となって押し出される。吐出口130からは、これら2枚の板140に融着する隔壁142が押し出される。ここで、図18(A)に示すように、気体吸引口136から気体を吸引すると、気体吸引口136の両側の隔壁142が吸い寄せられ、図18(B)に示すように融着する。次に、プラスチックダンボール120をダイス本体122から所定量押し出し、吸引回路の切替えにより、図18(C)に示すように、気体吸引口136からの吸引を止めて気体吸引口138から吸引する。これにより、今度は図18(D)に示すように、気体吸引口138の両側の隔壁142が吸い寄せられて融着する。この繰り返しにより、図19に示すダイヤ形状の隔壁142が成形される。
【0009】
この製造方法では、案内板を往復させる機構が不要で構造が簡単になり、可動部分がないため樹脂漏れが生じることもない。しかし、板140の延出方向に沿って隔壁142を延出しているため、やはり幅方向の強度を自由に制御することはできなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、中空樹脂基材の隔壁を自由に形成して、押し出し方向及び幅方向の強度を自由に調整できる中空樹脂基材の製造方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の中空樹脂基材の製造方法は、対面する上層と下層との間に一方向へリブが複数並設され各リブ間に複数の中空路が併設された中空樹脂体を押出成形する第1工程と、前記中空樹脂体の温度が軟化点以下の温度に下がるまでに中空樹脂体の上層を前記リブと角度をなして線状に押圧して下層に融着させ上層と下層の間に密閉された複数の中空部を形成する第2工程と、 前記上層のへこみ部を吸引して下層との間に隔壁を形成すると共に前記中空部を負圧状態とする第3工程と、を有することを特徴とする。
【0012】
第1工程によって押出成形された直後の中空樹脂体は、軟化点以上の温度になっている。このとき、第2工程で、上層を中空樹脂体のリブと角度をなして直線状に押圧すれば、押圧した部分の近傍の上層が、下層に向かって引き延ばされ、先端が下層に融着する。また、上層と下層の間には密閉された複数の中空部が形成される。
【0013】
第3工程で、へこみ部を吸引して、へこみ部を形成していた上層の部分が互いに引っ張られて融着し、上層と下層との間に隔壁が形成される。
【0014】
なお、へこみ部はリブと任意の角度でつくることができるため、隔壁もリブと任意の角度をなす方向に形成できる。また、互いに交差する複数の隔壁を形成することも可能である。従って、強度が求められる方向に、間隔及び角度を自由に調整して隔壁を形成することができ、所望の強度を有する中空樹脂基材が得られる。
【0015】
さらに、吸引によってへこみ部が引っ張られるため、上層、下層、リブ及びへこみ部で構成される中空部の容積が増大し、隔壁が成形されるに伴って中空部は負圧状態になる。このため、断熱特性に優れる。
【0016】
請求項2の中空樹脂基材の製造方法は、対面する上層と下層との間に一方向へリブが複数並設され各リブ間に複数の中空路が併設された中空樹脂体を、軟化点以上の温度に加熱する第1工程と、前記中空樹脂体の上層を前記リブと角度をなして線状に押圧して下層に融着させ上層と下層の間に密閉された複数の中空部を形成する第2工程と、前記上層のへこみ部を吸引して下層との間に隔壁を形成すると共に前記中空部を負圧状態とする第3工程と、を有することを特徴とする。
【0017】
第1工程で、中空樹脂体を加熱して軟化点以上の温度とする。第2工程では、中空樹脂体の上層を中空樹脂体に併設されたリブと角度をなして直線状に押圧して引き延ばし、先端を下層に融着させる。また、上層と下層の間には密閉された複数の中空部が形成される。第3工程で、へこみ部を吸引すると、上層と下層との間に隔壁が形成される。さらに、吸引によってへこみ部が引っ張られるため、上層、下層、リブ及びへこみ部で構成される中空部の容積が増大し、隔壁が成形されるに伴って中空部は負圧状態になる。このため、断熱特性に優れる。
【0018】
このように、加熱によって中空樹脂体を軟化点以上の温度とするため、例えば市販されている中空樹脂体を用いて、中空樹脂基材を形成することができる。
【0019】
請求項3の中空樹脂基材の製造方法では、前記第3工程において、上層のへこみ部を吸引して下層との間に隔壁を形成すると同時に、中空樹脂体を所望の形状に成形することを特徴としている。
【0020】
すなわち、上層と下層との間に隔壁を形成する作業と、中空樹脂体を所望の形状に成形する作業とが同時に行えるため、製造時間が短縮され、製造コストを下げることもできる。
【0021】
この第3工程で用いる成形方法としては、例えば真空成形が考えられる。真空成形では、上層のみを吸引してもよいが、上層と下層の両面を吸引した方が、隔壁の形状を正確に成形できるので、好ましい。
【0022】
請求項4の中空樹脂基材の製造方法では、前記第3工程の後に、前記中空樹脂体を金型に投入し所望の形状に成形することを特徴としている。
【0023】
このため、一旦中空樹脂体に隔壁を形成した後、金型に投入して、所望の形状に成形できる。
【0024】
所望の形状に成形する成形方法としては、中空樹脂体の温度が軟化点以上である場合には、例えば真空成形が考えられる。真空成形では、片面のみを吸引してもよいが、既に形成されている隔壁の形状を維持して、所望の形状に成形するには、両面を吸引する方が好ましい。
【0025】
一方、中空樹脂体の温度が軟化点以下に下がっている場合には、例えばプレス成形を用いることができる。
【0026】
請求項5の中空樹脂基材の製造方法では、前記中空樹脂体を成形する樹脂材料に、収縮を抑制する充填材が混合されたことを特徴としている。
【0027】
このため、成形時の収縮や加熱老化後の収縮を抑制することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造方法が示されている。
【0029】
この製造方法によって製造される中空樹脂基材10(図8参照)は、例えば自動車用ヘッドライニング等に使用される。ヘッドライニングは、天井外板であるルーフパネルの内側に取り付けられる内装材である。
【0030】
図1(A)に示すように、まず、押出成形機12によってダイ14に押し出された熱可塑性樹脂が、熱可塑性中空樹脂体16に成形される。なお、熱可塑性樹脂には、成形収縮や加熱老化後の収縮を抑制するタルクが予め混合されている。
【0031】
下層20には、押出成形の直後に、内装材としての見栄えを向上させるため、表皮材26が貼着される。
【0032】
この熱可塑性中空樹脂体16は、図2に示すように、上層18と下層20とが対面し、これらの上層18と下層20との間に、押出成形の押し出し方向へ延びるリブ22が等間隔に複数並設され、リブ22間に複数の中空路24が併設されている。
【0033】
熱可塑性中空樹脂体16は、ダイ14から押し出された時には軟化点以上の温度になっており、軟化点以下に下がる前に、図1(B)、図3及び図4に示すように、上層18に、刀状の治具28をリブ22と直角に押し当てる。上層18は軟化点以上の温度なので、治具28によって押圧された部分の付近が引き延ばされ、その先端が、下層20に融着する。このとき上層18の押圧側にはへこみ部30が形成される。
【0034】
治具28を、リブ22の延出方向に移動して、同様の作業を繰り返す。これによって、リブ22と直角に複数のへこみ部30ができる。下層20と上層18との間には、へこみ部30とリブ22とによって囲まれて密閉された複数の中空部32が形成される。
【0035】
次に、この熱可塑性中空樹脂体16を、図1(C)に示すように、加熱灯36によって、上下両面から加熱する。なお、この加熱は、熱可塑性中空樹脂体16の温度が軟化点以下に下がってしまった場合を考慮して、念のために行うものであり、熱可塑性中空樹脂体16の温度が軟化点以上であれば必要ない。
【0036】
次に、この熱可塑性中空樹脂体16を真空成形型38に投入して、所望の形状に成形する。
【0037】
ここでは、図5に示すように、下層20を真空成形型38の吸引孔39によって吸引して熱可塑性中空樹脂体16を真空成形型38に固定し、次いで、上層18を吸引孔39によって吸引する。
【0038】
上層18の吸引によって、図1(D)及び図6に示すように、へこみ部30が互いに引っ張られ、図7に示すように融着する。融着した部分が、上層18と下層20との間の隔壁40となる。
【0039】
また、へこみ部30が吸引されることによって、上層18、下層20及びリブ22で囲まれた複数の中空部32の容積が増え、隔壁40が形成されるに伴って負圧状態となる。従って、完成した中空樹脂基材10は、断熱効果に優れたものとなる。さらに、真空成型時に、例えば真空成形型38の上側の面と上層18との間に所定の隙間を開けておき、その後、吸引孔39から吸引して上層18を真空成形型38の上側の面に密着させることによって、成形クリアランス、すなわち、上層18と下層20との間隔を大きくすることもできる。これによって、中空部32の負圧をさらに大きくし、断熱効果にいっそう優れた熱可塑性中空樹脂基材を得ることもできる。
【0040】
その後、真空成形型38から取り出せば、図1(E)及び図8に示すような熱可塑性中空樹脂基材10が完成する。熱可塑性中空樹脂基材10の内部には、図9に示すように、リブ22と直交する複数の互いに平行な隔壁40が形成されている。
【0041】
なお、治具28による押圧は、熱可塑性中空樹脂体16の押し出し方向に関係なく、任意の方向に行うことができ、押圧する方向を変えこともできる。このため、熱可塑性中空樹脂基材10に対して求められる強度の方向及び大きさを考慮して治具28で押圧すれば、所望の強度を有する熱可塑性中空樹脂基材10が得られる。
【0042】
また、この製造方法によれば、真空成形型38に投入することで、熱可塑性中空樹脂体16を所望の形状に成形し、同時に隔壁40を形成できるので、従来の製造方法と比較して、より少ない工数、人員で熱可塑性中空樹脂基材10が得られる。
【0043】
なお、熱可塑性中空樹脂体16は、軟化点以上の温度であれば成形が可能であるが、さらに熱可塑性中空樹脂体16を融点以上の温度で成形すれば、残留ひずみが小さくなり、熱的に安定する。
【0044】
さらに、中空樹脂にはタルクが混合されている。このため、成形収縮や加熱老化後の収縮を抑制することができる。
【0045】
上記の方法によって製造された熱可塑性中空樹脂基材10は、例えば天井基材として用いる場合、トリムレス構造の天井基材とすることができる。
【0046】
また、表皮材26はどのような材質であってもよいが、特に熱可塑性中空樹脂体16と同じ材質とすれば、材料リサイクルが可能になる。表皮材26の貼着は押出成形の直後でなくともよく、例えば、加熱灯36によって加熱したときに貼着してもよい。さらに、表皮材26が貼着されていなくてもよい。
【0047】
なお、上層18を押圧する治具としては、刀状の治具28に限定されない。例えば図10に示すように、外周に交差する複数の刃69が形成されたローレット状のローラ68を用いてもよい。ローラ68は、上層18の上を、リブ22の延出方向に沿って回転される。これにより、図11に示すように、リブ22と斜めに交差する複数の隔壁82、84が形成された熱可塑性中空樹脂基材42が得られる。
【0048】
また、ローラ68の外周に形成される刃の形状も、上記のものに限定されず、任意の形状にすることができる。このため、隔壁を任意の数、間隔、向き及び形状に形成することができ、所望の強度を備えた熱可塑性中空樹脂基材が得られる。
【0049】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る熱可塑性中空樹脂基材の製造方法を説明する。
【0050】
図12(A)に示すように、対面する上層58、下層60、及び下層60に貼着された表皮材66によって構成される熱可塑性中空樹脂体56を、図12(B)に示すように、加熱灯36によって、上下から加熱し、軟化点以上の温度とする。
【0051】
次に図12(C)に示すように、この熱可塑性中空樹脂体56の上層58に治具28を押し当てて上層58を引き延ばし、その先端を下層60に融着させ、へこみ部70を形成する。
【0052】
この作業を、治具28をリブ62の延出方向に移動して繰り返す。
次に、図12(D)に示すように、熱可塑性中空樹脂基材56を真空成形型38に投入し成形するとともに、上層58を吸引して、へこみ部70を形成していた部分を融着させ、上層58と下層60との間に隔壁80を形成する。
【0053】
このようにして、一般に市販されている熱可塑性中空樹脂体56を使用しても、熱可塑性中空樹脂基材50を製造することができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、中空樹脂基材の隔壁を自由に形成して、押し出し方向及び幅方向の強度を自由に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の一連の製造工程を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造に用いる中空樹脂体の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造に用いる中空樹脂体を治具で押圧している状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造に用いる中空樹脂体を治具で押圧している状態を示す拡大断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造に用いる中空樹脂体を真空成形型に投入した状態を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造に用いる中空樹脂体を真空成形型に投入して吸引した状態を示す拡大断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造方法によって製造された中空樹脂基材の拡大断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造方法によって製造された中空樹脂基材の斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造方法によって製造された中空樹脂基材の一部を取り出した斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る中空樹脂基材の製造方法に用いる治具の別の例を示す斜視図である。
【図11】図10に示す治具を用いて製造した中空樹脂基材の一部を取り出した斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る中空樹脂基材の一連の製造工程を示す説明図である。
【図13】従来の中空樹脂基材の製造に用いられるダイス本体の一部を切り欠いた平面図である。
【図14】従来の中空樹脂基材の製造に用いられるダイス本体の正面図である。
【図15】従来の製造方法によって製造された中空樹脂基材の一部を切り欠いた斜視図である。
【図16】従来の中空樹脂基材の製造に用いられるダイス本体の一部を切り欠いた斜視図である。
【図17】従来の中空樹脂基材の製造に用いられるダイス本体の正面図である。
【図18】従来の中空樹脂基材の製造方法を示す説明図である。
【図19】従来の製造方法によって製造された中空樹脂基材の一部を切り欠いた斜視図である。
【符号の説明】
10 中空樹脂基材
16 中空樹脂体
18 上層
20 下層
22 リブ
28 治具
30 へこみ部
32 中空部
36 加熱灯
38 真空成形型
40 隔壁
50 中空樹脂基材
56 中空樹脂体
58 上層
60 下層
62 リブ
68 ローラ(治具)
70 へこみ部
72 中空部
80 隔壁
82 隔壁
84 隔壁

Claims (5)

  1. 対面する上層と下層との間に一方向へリブが複数並設され各リブ間に複数の中空路が併設された中空樹脂体を押出成形する第1工程と、
    前記中空樹脂体の温度が軟化点以下の温度に下がるまでに中空樹脂体の上層を前記リブと角度をなして線状に押圧して下層に融着させ上層と下層の間に密閉された複数の中空部を形成する第2工程と、
    前記上層のへこみ部を吸引して下層との間に隔壁を形成すると共に前記中空部を負圧状態とする第3工程と、
    を有することを特徴とする中空樹脂基材の製造方法。
  2. 対面する上層と下層との間に一方向へリブが複数並設され各リブ間に複数の中空路が併設された中空樹脂体を、軟化点以上の温度に加熱する第1工程と、
    前記中空樹脂体の上層を前記リブと角度をなして線状に押圧して下層に融着させ上層と下層の間に密閉された複数の中空部を形成する第2工程と、
    前記上層のへこみ部を吸引して下層との間に隔壁を形成すると共に前記中空部を負圧状態とする第3工程と、
    を有することを特徴とする中空樹脂基材の製造方法。
  3. 前記第3工程において、上層のへこみ部を吸引して下層との間に隔壁を形成すると同時に、中空樹脂体を所望の形状に成形することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中空樹脂基材の製造方法。
  4. 前記第3工程の後に、前記中空樹脂体を金型に投入し所望の形状に成形することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中空樹脂基材の製造方法。
  5. 前記中空樹脂体を成形する樹脂材料に、収縮を抑制する充填材が混合されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の中空樹脂基材の製造方法。
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