JP3691938B2 - データ放送方法,及び放送受信装置 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
この発明は、1又は2以上の番組の番組本体のデータである2種類以上の放送方式の番組信号,及び放送される番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを放送するデータ放送方法、およびかかるデータ放送方法により放送された放送信号を受信する放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14は放送衛星を用いた放送システムの構成を示す図であり、図において201はそれぞれ1または複数のチャンネルの放送信号を放送するテレビジョン放送局等の放送業者、202は複数の放送業者201からの放送信号を受け、この放送信号を処理し視聴者端末(放送受信装置)に対し送信する放送衛星から構成される放送事業者である。
【0003】
従来の放送システムは、全ての放送業者が全てのチャンネルについて、番組制作,放送送出を例えばMPEG等の共通の放送方式(映像伝送方式、映像符号化方式など)で行ない、視聴者側においてこの共通の放送方式に対応した専用のハードウェアを用いて放送を受信,再生するものであった。すなわち、従来の放送システムにおいては、放送業者201から放送され、放送事業者202を経由したMPEG等のデータを放送受信装置の専用ハードウェアで受信してTV等にフルスクリーン表示が行われていた。
【0004】
一方、コンピュータの性能向上により、従来は専用ハードウェアでしか処理できなかった映像信号処理も、汎用ハードウェアを用いたソフトウェア処理により実現できる。すなわち、このようなソフトウェアによる信号処理を用いれば、汎用ハードウェアにそれぞれの放送データをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムをロードすることにより、放送方式の異なる複数の放送データをデコードすることが可能である。このように受信側で放送方式の異なる複数の放送データをデコードすることが可能となれば、CG放送やアニメーション放送など従来の映像/ 音声放送とは異なる形態のデータ放送等、各種放送方式が混在した放送が可能となる。このような放送システムでは、従来の映像だけの放送に加えて、テキストデータやCG等のデータ等を関連付けて配信できることになり、制作側も凝ったコンテンツを作成することが可能であるし、ユーザも従来の見るだけのサービスから、インタラクティブなサービスを含め多種多様なコンテンツを受信することができるメリットがある。たとえば、1チャンネルの番組中に放送方式の異なる複数のデータを混在させて放送し、受信側において一画面上に異なる放送方式による複数のコンテンツを表示すること等も可能である。
【0005】
さらに、放送データをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを放送により配信するようにすれば、ある放送データをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを放送受信装置側が保持していない場合でも、このデコードソフトウェアプログラムを放送からダウンロードして放送データをデコードすることができるので、受信装置側が多種類のデコードソフトウェアプログラムを常に保持している必要がなく、受信装置側に大容量の記憶手段を設ける必要がないという利点があり、また、番組提供者側で新たな放送方式を使用した場合にも適応できる利点がある。
【0006】
このような放送データをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを配信する放送システムで用いられる放送受信装置は、デコードソフトウェアプログラムを保持する記憶手段を備え、この記憶手段に蓄積されたデコードソフトウェアプログラムを用いて放送データのデコードを行ない、受信した放送データをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段に保持されていない場合は、放送されるデコードソフトウェアプログラムを必要に応じてダウンロードして用いるという構成が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来から視聴者がチャンネルを短時間の間にランダムに切り替えて同一時刻に放送されている番組内容を確認する「ザッピング」という操作が行われる。この「ザッピング」において、従来の放送のように、全ての放送業者が全てのチャンネルについて単一の放送方式をしている場合は、視聴者が放送のチャンネルを切り替えても瞬時に番組映像を切り替えることが可能であるが、上述したソフトウェアによる信号処理を利用した放送システムの場合は、ザッピングの際にあらかじめ放送受信装置にチャンネルを切り換えた先の放送データをデコードするためのソフトウェアプログラムが保持されていない場合には、プログラムをダウンロードするための遅延時間が必要になり、その間は画面上に映像が表示されない状態となるため、視聴者が不快感を感じるという問題がある。
【0008】
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたもので、ソフトウェアによる信号処理を利用した放送システムで用いられる放送受信装置において、ザッピング時に画面上に映像が表示されない状態を回避し、視聴者にサービス(映像)を与え続けることのできるデータ放送方法、及びこのデータ放送方法により放送される放送信号を受信する放送受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明(請求項1)は、1又は2以上の番組の番組本体のデータである2種類以上の放送方式の番組信号,及び放送される番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを放送するデータ放送方法において、上記番組信号を送信するトランスポートとは異なるインデックストランスポートに、放送番組本体のデータを送信するトランスポートで送信される番組本体の映像のコンテンツを簡易的に表示する簡易データであって他の番組本体の簡易データと共通の放送方式によるデータ及び前記放送番組本体のデコードソフトウェアプログラムを複数番組分多重して送出するようにしたものである。
【0010】
また、本発明(請求項2)は、複数の放送方式からなる番組信号を含むトランスポートと、前記番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラム及び同一の放送方式により送信される複数の前記番組信号の内容を簡易的に表示する簡易データとからなるインデックストランスポートとを受信可能な放送受信装置であって、前記デコードソフトウェアを記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されたデコードソフトウェアにより前記番組信号をデコードするデコード手段と、前記簡易データの出力を制御する制御手段とを備え、番組を切り替え、選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記制御手段は、前記インデックストランスポートストリームを選択し、前記選択された番組をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムをダウンロード中に、選択された番組及び選択された番組以外の簡易データを表示可能にしたものである。
【0011】
また、本発明(請求項3)は、請求項2に記載の放送受信装置において、番組を切り替えた場合には、選択された番組の簡易データを表示し、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが前記記憶手段に記憶されているか否かを調べ、選択された番組をデコードするためのデコードソフトウェアが前記記憶手段に記憶されている場合には、前記制御手段が、前記簡易データの表示が所定時間n経過したことを条件として、前記選択された番組の番組信号を出力するものである。
【0012】
また、本発明(請求項4)は、複数の放送方式からなる番組信号、前記番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラム及び同一の放送方式により送信される複数の前記番組信号の内容を簡易的に表示する簡易データとを受信するデータ放送受信方法であって、選択された番組信号に対応する前記簡易データを出力する第1の出力工程と、前記簡易データを出力してから時間mが経過したか否かを判定する第1の判定工程と、前記第1の判定工程により、前記簡易データを出力してから時間mを経過したことを判定した場合には、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムのダウンロードを開始した後、前記ダウンロードされたデコードソフトウェアプログラムにより前記選択された番組信号をデコードして出力する第2の出力工程とからなるものである。
【0013】
また、本発明(請求項5)は、請求項4記載に記載のデータ放送受信方法において、さらに、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段に記憶されているか否かを判定する第2の判定工程とを備え、前記第2の判定工程により、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが前記記憶手段に記憶されていないと判断した場合には、前記簡易データを出力してから時間mが経過した後、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムのダウンロードを開始するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態1によるデータ放送方法において放送局より放送されるトランスポートストリームデータの一例を示す図である。図に示すように、本実施の形態1によるデータ放送方法では、放送局から、各トランスポートに、放送番組本体のデータ(コンテンツデータ),このコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラム(以下放送方式プログラムとも記す),番組本体の映像等のコンテンツを簡易的に表示する簡易データ,及び番組のコンテンツに関する情報(タイトル/出演者/ジャンル等)を多重して送出する。
【0019】
図2は本発明の実施の形態1によるデータ放送方法により放送された放送信号を受信,再生する放送受信装置の構成を示す図である。図において、11は衛星または地上波による放送もしくは通信を受信するアンテナ、12はアンテナ11が受けた放送信号のデータを復調しエラー訂正等を行うフロントエンド部、13は多重されているストリームデータをデマルチプレックスするトランスポートデコーダ部、14はプログラマブルな演算素子で構成される放送方式をデコードするコンテンツデコーダ部、15は例えばSIMD型のプロセッサ等のプログラマブルな演算素子で構成され、コンテンツデコーダ部の出力を後段の表示装置に合わせたデータに変換するディスプレイプロセッサ部である。また、16はシステム全体の制御や番組情報処理等を行うCPU、17は少なくとも簡易データデコード用のソフトウェアプログラムを含む放送方式プログラムや映像データや制御プログラムを格納するHDDやRAM等からなる記憶手段である。
【0020】
図4は図2に示す放送受信装置の電源ON時やチャンネル切り替え時の動作アルゴリズムの一例を示すフローチャート図である。
次に、本実施の形態1における放送受信装置の動作を図4に沿って説明する。電源ONやチャンネル切り替え等の動作が生じると(S1)、まずCPU16が記憶手段17に記憶している簡易データデコード用のソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし、また、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の、チャンネル切り替え等により選択されたコンテンツデータについての簡易データを選択させ、選択された番組の簡易データをデコードする。この時同時にストリーム中に多重されている番組情報もCPU16でデコードし、デコードされた番組情報とコンテンツデコーダ14でデコードされた簡易データとをディスプレイプロセッサ15で重ねあわせて同一画面に表示する(S2)。この時の表示画面20の一例を図3(a) に示す。この例では、画面センターに簡易映像信号を表示し(映像a)、その上に番組情報を、映像信号の横に広告等の情報を表示している。また音声信号は、独自に番組案内の音声を流してもよい。
【0021】
次にステップS1においてチャンネル切り替え等により選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているか否かを調べ(S3)、これが記憶手段17の中に保持されているときは、CPU16が、このデコードソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし(S6)、また、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の上記選択されたコンテンツデータを選択させ、正式なコンテンツデータ(完全映像)をデコードし画面上に表示する(S7)。コンテンツを完全に表示する場合は、図3(b)の映像Aのように画面20いっぱいに表示する。
【0022】
一方,ステップS3において、選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されていないときは、CPU16は、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中に多重されている、上記選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを選択させ、このデコードソフトウェアプログラムを一旦記憶手段17に記憶する(S4)。その後、CPU16で、前記記憶したデコードソフトウェアプログラムを実行形態に変換して再度記憶手段17に記憶する(S5)。この後、CPU16は、ステップS5で記憶手段17に記憶したデコードソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし(S6)、また、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の上記選択されたコンテンツデータを選択させ、正式なコンテンツデータ(完全映像)をデコードし画面上に表示する(S7)。
【0023】
ここで、コンテンツデコーダ14にロードする時間に表示画面が乱れないようにディスプレイプロセッサ15で簡易映像信号をスチル(静止して)表示させることも可能である。
【0024】
このように、本実施の形態1によるデータ放送方法によれば、放送局から、各トランスポートに、放送番組本体のデータ(コンテンツデータ)とともに番組本体の映像等のコンテンツを簡易的に表示する簡易データであって他の番組本体の簡易データと共通の放送方式(映像伝送方式、映像符号化方式など)によるデータを多重して送出するようにしたから、放送受信装置側においてザッピング操作を行なった際に、放送受信装置にチャンネルを切り換えた先の放送データをデコードするためのソフトウェアプログラムが保持されていない場合にも、放送受信装置が上記共通の放送方式のデータをデコードするためのプログラム又は専用ハードウェアを備えていれば、簡易データを再生,表示することができ、放送受信装置側において、放送受信装置が放送データをデコードするためのソフトウェアプログラムを保持していない番組が選択された場合に画面上に映像が表示されない状態となることを回避できる。
【0025】
また、本実施の形態1による放送受信装置によれば、放送局から、各トランスポートに、放送番組本体のデータ(コンテンツデータ)とともに番組本体の映像等のコンテンツを簡易的に表示する簡易データであって他の番組本体の簡易データと共通の放送方式(映像伝送方式、映像符号化方式など)によるデータを多重して送出するデータ放送方法により放送された放送信号を受信する装置において、少なくとも上記共通の放送方式のデータをデコードするためのプログラム又は専用ハードウェアを備え、放送受信装置が放送データをデコードするためのソフトウェアプログラムを保持していない番組が選択された場合に、当該選択された番組のコンテンツを表示する上記簡易データを再生し、これを画面表示する制御手段を備えた構成としたから、放送受信装置が放送データをデコードするためのソフトウェアプログラムを保持していない番組が選択された場合にも当該選択番組の簡易データを即座に表示でき、番組の内容を確認できる。
【0026】
なお、図4の動作アルゴリズムでは、選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているときには、選択された番組本体の正式な再生画面を即座に表示するようにしているが、ステップS2において簡易データの画面を、選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているか否かにかかわらず必ずある一定時間以上表示するようにすれば、ユーザが表示された番組情報を十分に認識することができる。例えばコンテンツがCM中で簡易データの画像がCMの画像を表示している状態であっても、ユーザは番組情報の内容を読むことで番組の内容を知ることができる。また、図3(a) に示すように付加情報としてCMを表示する場合には、このように簡易データの画面を必ずある一定時間以上表示するようにすれば、CMの内容が一定時間以上は必ず視聴者の目に入ることが約束され、CMの視聴者への印象付けを高めることができる。
【0027】
図5は上述のように簡易データの画面を必ずある一定時間以上表示する場合の放送受信装置の動作アルゴリズムの一例を示すフローチャート図である。
図5に沿って簡易データの画面を必ずある一定時間以上表示する場合の放送受信装置の動作を説明する。ステップS1,S2の動作は図4の場合の動作と同じである。ステップS2で簡易データの画面を表示した後、CPU16は内部の時間を数えるカウンターをリセットして時間を数え始める(S3)。ステップS1においてチャンネル切り替え等により選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているか否かを調べ(S4)、これが記憶手段17の中に保持されているときは、ある一定時間nの経過を条件として(S7)、CPU16が、このデコードソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし(S8)、また、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の上記選択されたコンテンツデータを選択させ、正式なコンテンツデータをデコードし画面上に表示する(S9)。
【0028】
一方,ステップS4において、選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されていないときは、CPU16は、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中に多重されている、上記選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを選択させ、このデコードソフトウェアプログラムを一旦記憶手段17に記憶する(S5)。その後、CPU16で、前記記憶したデコードソフトウェアプログラムを実行形態に変換して再度記憶手段17に記憶する(S6)。この後、CPU16は、ある一定時間nの経過を条件として(S7)、ステップS5で記憶手段17に記憶したデコードソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし(S8)、また、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の上記選択されたコンテンツデータを選択させ、正式なコンテンツデータをデコードし画面上に表示する(S9)。
【0029】
ここで、一定時間nは放送受信装置のハードウェアで決まったものとしても良いし、ストリームデータに多重され、放送局側から送信されるデータにより設定されるものとしても良い。あるいは、視聴者が適当な時間に定めるようにしても良い。
【0030】
ところで、上述した2つの動作アルゴリズムにおいては、チャンネル選択動作で選択したコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されていないときは常にこのデコードソフトウェアプログラムをダウンロードするものであるので、視聴者が短時間でランダムのチャンネル切り替え動作を行なうザッピング時には、頻繁にデコードソフトウェアプログラムのダウンローディングとその中止が繰り返されることとなることが考えられる。
【0031】
そこで、図6に示すアルゴリズムのように、選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段の中に存在しない場合(S4)は、待ち時間m後にプログラムのダウンロードを開始するようにする(S5)。
【0032】
たとえば、図7に示すように、簡易映像a〜簡易映像xまでは時間m以内のチャンネル切り替えによりザッピングが行なわれ、そして、簡易映像xが示すコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段の中に存在しない場合は、簡易映像xの表示状態でm時間以上経過したときに、簡易映像xが示すコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムをダウンロードした後、コンテンツデータの再生画像を画面20いっぱいに表示する。
【0033】
このようなアルゴリズムにする事により、視聴者の時間m以内のチャンネル切り替えではデコードプログラムのダウンロードが行われないようになり、ザッピング時に頻繁にデコードソフトウェアプログラムのダウンローディングとその中止が繰り返されることを回避できる。
【0034】
ところで、選択したチャンネルが有料チャンネルである場合、放送受信装置は、番組を視聴するか否かのユーザによる選択に応じて受信動作を行なうこととなる。図8は選択可能なチャンネルの中に有料チャンネルを含む場合の放送受信装置の動作アルゴリズムの一例を示す図である。
【0035】
以下、選択可能なチャンネルの中に有料チャンネルを含む場合の本実施の形態による放送受信装置の動作について説明する。
電源ONやチャンネル切り替え等の動作が生じると(S1)、CPU16は、まず、選択された番組が有料番組であるか否かを判定し(S2)、有料番組でないときは、図4,図5,あるいは図6に示すような通常の番組切り替えのアルゴリズムに移行する。一方、選択された番組が有料番組であるときは、CPU16は、記憶手段17に記憶している簡易データデコード用のソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし、また、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の、チャンネル切り替え等により選択されたコンテンツデータについての簡易データを選択させ、選択された番組の簡易データをデコードする。この時同時にストリーム中に多重されている番組情報もCPU16でデコードし、デコードされた番組情報とコンテンツデコーダ14でデコードされた簡易データとをディスプレイプロセッサ15で重ねあわせて同一画面に表示する(S3)。この時の表示画面20の一例を図3(c) に示す。この画面にはユーザが「視聴する」/「視聴しない」を選択する選択肢が表示され、ユーザはそれによって選択を行う。ステップS3で簡易データの画面を表示した後、CPU16は内部の時間を数えるカウンターをリセットして時間を数え始め(S4)、ステップS5において、視聴者がある一定時間(n秒)以内に「視聴する」を選択した場合は、デコードプログラムの取り込み(S6),実行形態への変換(S7)を行い、その後、番組のコンテンツデータをデコードし、図9の下段左側に示すように画面20に表示する(S8)。また、視聴者が「視聴しない」を選択した場合又は選択入力がされないままある一定時間(n秒)が過ぎた場合は、簡易映像aを消去し(S9)、図9の下段右側に示すように視聴を催促する表示を行う(S10)。視聴者が「視聴しない」を選択した場合又はある一定時間が過ぎた場合には、映像aの表示が時間とともに小さくなる等の表示上の工夫をするようにしてもよい。
【0036】
このように、本実施の形態1による放送受信装置によれば、図8に示すような動作アルゴリズムで動作することにより、選択可能なチャンネルの中に有料チャンネルを含む場合に、放送受信装置が放送データをデコードするためのソフトウェアプログラムを保持していない番組が選択された場合にも当該選択番組の簡易データを即座に表示でき、番組の内容を確認でき、また、有料番組を視聴するか否かの選択を簡易データの表示画面上で行なうことができる放送受信装置を実現できる。
【0037】
実施の形態2.
図10は本発明の実施の形態2によるデータ放送方法において放送局より放送されるトランスポートストリームデータの一例を示す図である。図に示すように、本実施の形態2によるデータ放送方法では、放送番組本体のデータ(コンテンツデータ)を送信するトランスポート(トラポン1〜トラポンn)とは異なるトランスポート(トラポンx)に、放送番組本体のデータを送信するトランスポート(トラポン1〜トラポンn)で送信されるコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラム,番組本体の映像等のコンテンツを簡易的に表示する簡易データ,及び番組のコンテンツに関する情報(タイトル/出演者/ジャンル等)を多重して送出する。
【0038】
本実施の形態2によるデータ放送方法により放送された放送信号を受信,再生する放送受信装置の構成は図2に示す実施の形態1によるデータ放送方法により放送された放送信号を受信,再生する放送受信装置の構成と同じである。
【0039】
図12は本実施の形態2における放送受信装置の電源ON時やチャンネル切り替え時の動作アルゴリズムの一例を示すフローチャート図である。
【0040】
次に、本実施の形態2における放送受信装置の動作を図12に沿って説明する。電源ONやチャンネル切り替え等の動作が生じると(S1)、CPU16は、ステップS1においてチャンネル切り替え等により選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているか否かを調べ(S2)、これが記憶手段17の中に保持されているときは、CPU16が、このデコードソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし(S3)、選択されたコンテンツデータ(完全映像)をデコードし画面上に表示する(S4)。
【0041】
一方,ステップS2において、選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されていないときは、CPU16は、フロントエンド部12のチューナを制御してインデックストランスポート、即ち、図10に示すトラポンxを選択する(S5)。次にCPU16は記憶手段17に記憶している簡易データデコード用のソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし、また、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の、チャンネル切り替え等により選択されたコンテンツデータについての簡易データを選択させ、選択された番組の簡易データをデコードする。この時同時にストリーム中に多重されている番組情報もCPU16でデコードし、デコードされた番組情報とコンテンツデコーダ14でデコードされた簡易データとをディスプレイプロセッサ15で重ねあわせて同一画面に表示する(S6)。この時の表示画面の一例を図11(a) に示す。この例では、画面センターに簡易映像信号(映像a)を表示し、その上に番組情報を、映像信号の横に広告等の情報を表示している。また音声信号は、独自に番組案内の音声を流してもよい。
【0042】
次にCPU16は、トランスポートデコーダ部13に同じくインデックストランスポートのストリームデータ中に多重されている、上記選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを選択させ、このデコードソフトウェアプログラムを一旦記憶手段17に記憶する(S7)。その後、CPU16で、前記記憶したデコードソフトウェアプログラムを実行形態に変換して再度記憶手段17に記憶する(S8)。この後、CPU16は、ステップS8で記憶手段17に記憶したデコードソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし(S9)、また、チューナーを制御して選択したコンテンツデータが存在するトランスポートを選択し(S10)、さらにトランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の上記選択されたコンテンツデータを選択させ、正式なコンテンツデータをデコードし画面上に表示する(S4)。コンテンツを完全に表示する場合は、図11(b)の映像Aのように画面いっぱいに表示する。
【0043】
ここで、コンテンツデコーダ14にロードする時間や、チューナを切り換える時間に、表示画面が乱れないようにディスプレイプロセッサ15で簡易映像信号をスチル(静止して)表示させることも可能である。
【0044】
放送受信装置が上記のようなアルゴリズムで動作することにより、放送受信装置の記憶手段が選択したコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを保持しているときは直ちに正式なコンテンツを表示でき、また、記憶手段が選択したコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを保持していないとき、デコードソフトウェアプログラムをダウンロードする期間は簡易データが表示されることとなる。
【0045】
また、本実施の形態2では、インデックストランスポート(トラポンx)に、他のトランスポートで送信される複数の番組の簡易データ,及び複数の番組のコンテンツに関する番組情報を多重しているので、放送受信装置側において、インデックストランスポート(トラポンx)のストリームデータ中にある簡易データを数個選出してデコードし、ディスプレイプロセッサで図11(d) に示すように並び替えて表示することも可能である。さらに、例えばユーザの操作により番組情報に多重されているジャンルからスポーツを選択して、スポーツ関連の画像のみ表示することもできる。また、図11(e) に示すように複数個の簡易映像と番組情報を同時に表示することも可能である。さらに図11(e) に示す例では、選択したコンテンツを右から左へ順に動かしながら全てを順番に表示することも可能である。
【0046】
このように、本実施の形態2によるデータ放送方法によれば、放送局から、放送番組本体のデータ(コンテンツデータ)を送信するトランスポート(トラポン1〜トラポンn)とは異なるトランスポート(トラポンx)に、放送番組本体のデータを送信するトランスポート(トラポン1〜トラポンn)で送信される番組本体の映像等のコンテンツを簡易的に表示する簡易データであって他の番組本体の簡易データと共通の放送方式(映像伝送方式、映像符号化方式など)によるデータを複数番組分多重して送出するようにしたから、放送受信装置側においてザッピング操作を行なった際に、放送受信装置にチャンネルを切り換えた先の放送データをデコードするためのソフトウェアプログラムが保持されていない場合にも、放送受信装置が上記共通の放送方式のデータをデコードするためのプログラム又は専用ハードウェアを備えていれば、簡易データを再生,表示することができ、放送受信装置側において、放送受信装置が放送データをデコードするためのソフトウェアプログラムを保持していない番組が選択された場合に画面上に映像が表示されない状態となることを回避でき、さらに、放送受信装置側において、インデックストランスポート(トラポンx)のストリームデータ中にある簡易データを数個選出してデコードし、画面上に複数の番組の簡易データを表示することができ、複数の番組の内容を一覧することを可能とできる。
【0047】
なお、図12の動作アルゴリズムでは、まず、選択した番組のトランスポートストリリームデータを見て、選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているかを検出し、保持されていないときに簡易データを表示するようにしているが、選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているかを検出する前にインデックストランスポート(トラポンx)のストリームデータ中の当該選択された番組の簡易データを取得して、まず、この簡易データの映像を表示し、所定時間経過後に正式な番組の映像を表示するようにしてもよい。図13は上述のように選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているか否かに係わらず、簡易データの画面を必ずある一定時間以上表示する場合の放送受信装置の動作アルゴリズムの一例を示すフローチャート図である。
【0048】
図13に沿って簡易データの画面を必ずある一定時間以上表示する場合の放送受信装置の動作を説明する。電源ONやチャンネル切り替え等の動作が生じると(S1)、CPU16はまずインデックストランスポート(トラポンx)を選択し(S2)、CPU16は記憶手段17に記憶している簡易データデコード用のソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし、また、トランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の、チャンネル切り替え等により選択されたコンテンツデータについての簡易データを選択させ、選択された番組の簡易データをデコードして画面表示を行なう(S3)。ステップS3で簡易データの画面を表示した後、CPU16は内部の時間を数えるカウンターをリセットして時間を数え始める(S4)。次に、CPU16は、ステップS1においてチャンネル切り替え等により選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているか否かを調べ(S5)、これが記憶手段17の中に保持されているときは、ある一定時間nの経過を条件として(S8)、CPU16が、このデコードソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし(S9)、また、チューナーを制御して選択したコンテンツデータが存在するトランスポートを選択し(S10)、さらにトランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の上記選択されたコンテンツデータを選択させ、正式なコンテンツデータをデコードし画面上に表示する(S11)。一方、ステップS5において、CPU16は、トランスポートデコーダ部13にインデックストランスポートのストリームデータ中に多重されている、上記選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを選択させ、このデコードソフトウェアプログラムを一旦記憶手段17に記憶する(S6)。その後、CPU16で、前記記憶したデコードソフトウェアプログラムを実行形態に変換して再度記憶手段17に記憶する(S7)。その後、ある一定時間nの経過を条件として(S8)、CPU16が、このデコードソフトウェアプログラムをコンテンツデコーダ14にロードし(S9)、また、チューナーを制御して選択したコンテンツデータが存在するトランスポートを選択し(S10)、さらにトランスポートデコーダ部13にトランスポートストリームデータ中の上記選択されたコンテンツデータを選択させ、正式なコンテンツデータをデコードし画面上に表示する(S11)。
【0049】
このような動作アルゴリズムとすれば、選択されたコンテンツデータをデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段17に保持されているか否かによって表示画面が全く異なるものとなることがなくなり、ユーザにとって視聴しやすいものとできるとともに、ユーザが表示された番組情報を十分に認識することができる。例えばコンテンツがCM中で簡易データの画像がCMの画像を表示している状態であっても、ユーザは番組情報の内容を読むことで番組の内容を知ることができる。また、付加情報としてCMを表示する場合には、このように簡易データの画面を必ずある一定時間以上表示するようにすれば、CMの内容が一定時間以上は必ず視聴者の目に入ることが約束され、CMの視聴者への印象付けを高めることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明(請求項1)によれば、1又は2以上の番組の番組本体のデータである2種類以上の放送方式の番組信号,及び放送される番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを放送するデータ放送方法において、上記番組信号を送信するトランスポートとは異なるインデックストランスポートに、放送番組本体のデータを送信するトランスポートで送信される番組本体の映像のコンテンツを簡易的に表示する簡易データであって他の番組本体の簡易データと共通の放送方式によるデータ及び前記放送番組本体のデコードソフトウェアプログラムを複数番組分多重して送出するようにしたから、視聴者側において選択された番組の番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムがない場合に、インデックストランスポートを選択し、インデックストランスポートに含まれる簡易データを表示し、その簡易データを表示した状態で、放送信号中から選択された番組の番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムをダウンロードすることができる効果がある。
【0051】
また、本発明(請求項2)によれば、複数の放送方式からなる番組信号を含むトランスポートと、前記番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラム及び同一の放送方式により送信される複数の前記番組信号の内容を簡易的に表示する簡易データとからなるインデックストランスポートとを受信可能な放送受信装置であって、前記デコードソフトウェアを記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されたデコードソフトウェアにより前記番組信号をデコードするデコード手段と、前記簡易データの出力を制御する制御手段とを備え、番組を切り替え、選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記制御手段は、前記インデックストランスポートストリームを選択し、前記選択された番組をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムをダウンロード中に、選択された番組及び選択された番組以外の簡易データを表示可能としたから、記憶手段にデコードソフトウェアプログラムが保持されていない場合であっても、インデックストランスポートに含まれる選択された番組のデコードソフトウェアをダウンロードすることにより、選択された番組信号のデコードが可能になり、さらに、選択された番組信号をデコードするデコードソフトウェアプログラムのダウンロード中であっても、インデックストランスポート中に含まれる選択された番組のみならず他の番組信号を簡易的に表示する簡易データを表示することを可能とできる効果がある。
【0052】
また、本発明(請求項4)によれば、複数の放送方式からなる番組信号、前記番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラム及び同一の放送方式により送信される複数の前記番組信号の内容を簡易的に表示する簡易データとを受信するデータ放送受信方法であって、選択された番組信号に対応する前記簡易データを出力する第1の出力工程と、前記簡易データを出力してから時間mが経過したか否かを判定する第1の判定工程と、前記第1の判定工程により、前記簡易データを出力してから時間mを経過したことを判定した場合には、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムのダウンロードを開始した後、前記ダウンロードされたデコードソフトウェアプログラムにより前記選択された番組信号をデコードして出力する第2の出力工程とからなるものとしたから、視聴しない番組についてはプログラムのダウンロードを行わないため、プログラムのダウンロードの効率を向上することを可能とできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるデータ放送方法において放送局より放送されるトランスポートストリームデータの一例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置が表示画面上に表示する画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置の電源ON時やチャンネル切り替え時の動作アルゴリズムの一例を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の実施の形態1によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置の電源ON時やチャンネル切り替え時の動作アルゴリズムの他の例を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の実施の形態1によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置の電源ON時やチャンネル切り替え時の動作アルゴリズムの他の例を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の実施の形態1によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置の動作を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態1によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置の電源ON時やチャンネル切り替え時の動作アルゴリズムの他の例を示すフローチャート図である。
【図9】本発明の実施の形態1によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置の動作を説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態2によるデータ放送方法において放送局より放送されるトランスポートストリームデータの一例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態2によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置が表示画面上に表示する画面の一例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態2によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置の電源ON時やチャンネル切り替え時の動作アルゴリズムの一例を示すフローチャート図である。
【図13】本発明の実施の形態2によるデータ放送方法で放送される放送信号を受信する放送受信装置の電源ON時やチャンネル切り替え時の動作アルゴリズムの他の例を示すフローチャート図である。
【図14】放送衛星を用いた放送システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
11 アンテナ
12 フロントエンド部
13 トランスポートデコーダ部
14 コンテンツデコーダ部
15 ディスプレイプロセッサ部
16 CPU
17 記憶手段
201 放送業者(放送局)
202 放送事業者(放送衛星)
Claims (5)
- 1又は2以上の番組の番組本体のデータである2種類以上の放送方式の番組信号,及び放送される番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムを放送するデータ放送方法において、
上記番組信号を送信するトランスポートとは異なるインデックストランスポートに、放送番組本体のデータを送信するトランスポートで送信される番組本体の映像のコンテンツを簡易的に表示する簡易データであって他の番組本体の簡易データと共通の放送方式によるデータ及び前記放送番組本体のデコードソフトウェアプログラムを複数番組分多重して送出することを特徴とするデータ放送方法。 - 複数の放送方式からなる番組信号を含むトランスポートと、前記番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラム及び同一の放送方式により送信される複数の前記番組信号の内容を簡易的に表示する簡易データとからなるインデックストランスポートとを受信可能な放送受信装置であって、
前記デコードソフトウェアを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶されたデコードソフトウェアにより前記番組信号をデコードするデコード手段と、
前記簡易データの出力を制御する制御手段とを備え、
番組を切り替え、選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記制御手段は、前記インデックストランスポートストリームを選択し、前記選択された番組をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムをダウンロード中に、選択された番組及び選択された番組以外の簡易データを表示可能であることを特徴とする放送受信装置。 - 請求項2に記載の放送受信装置において、
番組を切り替えた場合には、選択された番組の簡易データを表示し、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが前記記憶手段に記憶されているか否かを調べ、選択された番組をデコードするためのデコードソフトウェアが前記記憶手段に記憶されている場合には、前記制御手段は、前記簡易データの表示が所定時間n経過したことを条件として、前記選択された番組の番組信号を出力することを特徴とする放送受信装置。 - 複数の放送方式からなる番組信号、前記番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラム及び同一の放送方式により送信される複数の前記番組信号の内容を簡易的に表示する簡易データとを受信するデータ放送受信方法であって、
選択された番組信号に対応する前記簡易データを出力する第1の出力工程と、
前記簡易データを出力してから時間mが経過したか否かを判定する第1の判定工程と、
前記第1の判定工程により、前記簡易データを出力してから時間mを経過したことを判定した場合には、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムのダウンロードを開始した後、前記ダウンロードされたデコードソフトウェアプログラムにより前記選択された番組信号をデコードして出力する第2の出力工程とからなるデータ放送受信方法。 - 請求項4記載に記載のデータ放送受信方法において、
さらに、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが記憶手段に記憶されているか否かを判定する第2の判定工程とを備え、
前記第2の判定工程により、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムが前記記憶手段に記憶されていないと判断した場合には、前記簡易データを出力してから時間mが経過した後、前記選択された番組信号をデコードするためのデコードソフトウェアプログラムのダウンロードを開始することを特徴とするデータ放送受信方法。
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