JP3690172B2 - 電子機器の構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、押釦の押圧操作によって導電部が昇降するように弾性変形するラバーシートと、このラバーシートの導電部によって開閉される接点部を有するプリント配線板とからなるキーボードスイッチが設けられた電子機器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2および図3は従来の電子機器の構造を示したものであって、図2は平面図、図3(a)は図2におけるIII(a)-III(a)線断面図、同図(b)は図2におけるIII(b)-III(b)線断面図である。
これらの図において、全体を符号1で示す電子機器の筺体は、筺体本体2とこの筺体本体2の一端側に枢着され、筺体本体2の操作面7を開閉する蓋3とによって構成されている。
【0003】
筺体本体2は、アッパーケース5とロアーケース6とによって密閉された箱状に形成され、アッパーケース5の上面は平坦状に形成され、操作面7が形成されている。この操作面7には、多数の摺動孔8と2個の表示窓9,9と、嵌合孔10が穿設され、摺動孔8には、押釦11が操作面7から頭部を露呈させるようにして摺動自在に支持されている。
【0004】
図3において、12はラバーシートであって、上述した摺動孔8の下方に位置付けられるように、平面視において長方形に形成されている。このラバーシート12の摺動孔8に対応した部位は、厚みの大きい押圧部13が形成され、この押圧部13の下端には、図示を省略した導電部が形成されており、この押圧部13は厚みの小さい連結部14によって連結され、この連結部14が弾性変形することにより、昇降自在に支持されている。
【0005】
15はラバーシート12が載置されたプリント配線板、16は制御基板であって、共に図示を省略したブラケットを介してロアーケース6にそれぞれ固定されている。プリント配線板15の上述したラバーシート12の押圧部13に対応した部位には、図示を省略した接点部が設けられ、この接点部は押圧部13の導電部によって開閉されるように構成されている。
【0006】
アッパーケース5の嵌合孔10の開口端の一端側には、この嵌合孔10の一部に臨むように、係合片18が水平方向に突設され、嵌合孔10の開口端縁には、この嵌合孔10を囲む囲い壁19が下方に突設されている。20は囲い壁19の下端に設けられ係合片18の型を抜くための型抜き孔であって、制御基板16によって遮蔽されている。
【0007】
図3(a)において、21は発光素子としてのLEDであって、上述したアッパーケース5の表示窓9に対応するようにプリント配線板15に搭載されている。22は透明部材によって形成されたカバーであって、断面が略コ字状に形成され、上端中央には、表示窓9に嵌合する突部が設けられ、LED21を覆っている。
【0008】
上述した蓋3は枢支部3aを回動中心としてアッパーケース5の一端側に回動自在に支持され、枢支部3aと反対側の他端には、係合部としてのフック23が図中矢印A−B方向に揺動自在に支持されている。このフック23は、蓋3によってアッパーケース5の操作面7を閉じたときに、上述した嵌合孔10に嵌合するように位置付けられ、嵌合することにより係合片18に係合し、蓋3によって操作面7が閉じられた状態を保持する。24は摘みであって、蓋3にA−B方向に摺動自在に支持され、この摘み24を図中矢印A方向に摺動させると、フック23がA方向に揺動してフック23と係合片18との係合が解除され、蓋3を開くことができるように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電子機器の構造においては、LED21とアッパーケース5の表示窓9との間にカバー22を設ける構造としていることにより、部品点数が増加するだけではなく、プリント配線板15とアッパーケース5との狭い空間に外形寸法の小さいカバー22を組み付ける作業が煩雑であった。また、嵌合孔10に型抜き孔20を設けなければならず、このため、制御基板16と囲い壁19の下端との間の密閉状態が必ずしも完全ではなく、この間から塵埃等が侵入するという問題もあった。
【0010】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、第1の目的は部品点数を削減するとともに、組立を容易にすることにある。第2の目的は筺体内への塵埃等の侵入を阻止することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数の押釦を摺動自在に支持するとともに嵌合孔が設けられた筺体と、この筺体に開閉自在で閉じることにより前記押釦を覆うとともに前記嵌合孔に係合する係合部を設けた蓋と、前記押釦の押圧操作によって導電部を昇降自在とするように弾性変形するラバーシートと、このラバーシートが載置されラバーシートの導電部によって開閉される接点部を有するプリント配線板とを備えた電子機器の構造において、前記ラバーシートに前記嵌合孔を覆い嵌合孔と前記筺体との間を遮断する凹部を一体に形成し、このラバーシートによって前記係合部を覆うものである。
したがって、嵌合孔から侵入する塵埃等はラバーシートによって筺体内への侵入が阻止される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る電子機器の構造を示したものであって、同図(a)は図2におけるIII(a)-III(a)線断面図、同図(b)は図2におけるIII(b)-III(b)線断面図である。図1において、上述した図2および図3に示す従来技術において説明した同一の部材または同等の部材は、同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0014】
本発明の第1の特徴は、ラバーシート12を乳白色の光透過性のゴム材によって形成した点にある。また、第2の特徴は、同図(a)に示すように、ラバーシート12に、LED21を覆うカバー部12aと、このカバー部12aの上端中央にアッパーケース5の表示窓9に嵌合する突部12bとを一体に形成した点にある。さらに、第3の特徴は、同図(b)に示すように、嵌合孔10に対応して、この嵌合孔10を覆い嵌合孔10と筺体2内との間を遮断する凹部12cを一体に形成した点にある。
【0015】
このように、ラバーシート12を透光性を有する材料によって形成するとともに、カバー部12aおよび突部12bを一体に形成したことにより、このラバーシート12がLED21のカバーとして機能する。したがって、従来必要としていたカバー22が不要になり部品点数が削減されるばかりか、外形寸法の小さいカバー22の組付け作業が不要になるので、組立作業が容易になる。
【0016】
また、ラバーシート12に、嵌合孔10を覆い嵌合孔10と筺体2内との間を遮断する凹部12cを一体に形成したことにより、嵌合孔10内が密閉状態になり、嵌合孔10内に侵入する塵埃等の筺体2内への侵入が阻止される。したがって、ラバーシート12の導電部とプリント配線板15の接点部との間に塵埃等が侵入するのを防止でき、接触不良を防止することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、密閉状態が良好になり、塵埃が筺体内に侵入するのが阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子機器の構造を示したものであって、同図(a)は図2におけるIII(a)-III(a)線断面図、同図(b)は図2におけるIII(b)-III(b)線断面図である。
【図2】 従来の電子機器の構造の平面図である。
【図3】 同図(a)は図2におけるIII(a)-III(a)線断面図、同図(b)は図2におけるIII(b)-III(b)線断面図である。
【符号の説明】
1…電子機器、2…筺体、3…蓋、5…アッパーケース、6…ロアーケース、8…摺動孔、9…表示窓、10…嵌合孔、11…押釦、12…ラバーシート、12a…カバー部、12b…突部、12c…凹部、15…プリント配線板、23…フック。
Claims (1)
- 複数の押釦を摺動自在に支持するとともに嵌合孔が設けられた筺体と、
この筺体に開閉自在で閉じることにより前記押釦を覆うとともに前記嵌合孔に係合する係合部を設けた蓋と、
前記押釦の押圧操作によって導電部を昇降自在とするように弾性変形するラバーシートと、
このラバーシートが載置されラバーシートの導電部によって開閉される接点部を有するプリント配線板とを備えた電子機器の構造において、
前記ラバーシートに前記嵌合孔を覆い嵌合孔と前記筺体との間を遮断する凹部を一体に形成し、このラバーシートによって前記係合部を覆うことを特徴とする電子機器の構造。
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JP07177599A JP3690172B2 (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 電子機器の構造 |
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JP07177599A Expired - Fee Related JP3690172B2 (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 電子機器の構造 |
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1999
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