JP3688808B2 - ドアウェザーストリップ - Google Patents
ドアウェザーストリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3688808B2 JP3688808B2 JP15300296A JP15300296A JP3688808B2 JP 3688808 B2 JP3688808 B2 JP 3688808B2 JP 15300296 A JP15300296 A JP 15300296A JP 15300296 A JP15300296 A JP 15300296A JP 3688808 B2 JP3688808 B2 JP 3688808B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- vehicle
- weather strip
- attached
- horizontal groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアウェザーストリップに関する。より詳しくは、例えば救急車などのように観音開きドアを有する車両において、その観音開きドアを構成する左右ドアの見切り合わせ部をシールするドアウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3及び図4に示すように、例えば救急車などの車両のバックドアは観音開きドアとなっており、観音開きドアを構成する左ドア1には環状のドアウェザーストリップ3が取り付けられ、右ドア2には左ドア1側に開口部を有する略コ字状のドアウェザーストリップ4が取り付けられている。そして、左ドア1及び右ドア2が閉められるとドアウェザーストリップ3,4がボディパネル(図示しない)に弾接して車内外がシールされるとともに、ドアウェザーストリップ3が右ドア2の左側端部に弾接して両ドア間の見切り合わせ部をシールするようになっている。ドアウェザーストリップ3,4のそれぞれ3箇所のコーナー部3A,3B,3C,4A,4B,4Cは型成形部であり、その他の部分は押出成形部である。
なお、左ドア1及び右ドア2にはガラス窓5,6および取っ手7,8が取り付られている。また、ボディパネルの上端のルーフ部分にはドア閉時に左右ドア1,2の上端部が弾接するルーフウェザーストリップ9が取り付けられている。
【0003】
図5にドアウェザーストリップ4のコーナー部4Aの拡大斜視図を示し、図6にそのA−A線断面図を示す。このコーナー部4Aの略中央部には右側面部11aに右ドア2の一部を構成するサイドパネルへ取り付けられる板状ゴム材11が立設され、板状ゴム材11の左側面部11b及び車内側の支持リップ面12によって左ドア1に取り付けられたドアウェザーストリップ3のコーナー部3Aが支持され見切り合わせ部の下側がシールされるようになっている。
【0004】
またシール部13はボディパネルに弾接する中空形状であり、シール部13の上面,板状ゴム材11の右側面部11a,及びシール部13の車内IN側端部に立設されたリップ部14に当接するようにシール部13は、下部が曲げられた右ドア2へ取付けられている。更に板状ゴム材11の右側面部11aがシール部13に接する位置のシール部13の上部にはドアの鉛直方向(車内から車外方向)に水平溝15が形成されている。これにより例えば高圧洗車などで見切り合わせ部から板状ゴム材11及びリップ部14を越えてドアの取付面にくぐり水Wが浸入した場合、くぐり水Wは水平溝15に流れて車外OUTに排出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、くぐり水Wの一部Waはリップ部14と右ドア2との間をリップ部の延びる方向(右ドア2の面)に沿って流れるため、水Waがリップ部14の端部14aから車内INに浸入するという問題がある。これに対し、スポンジのテープなどをドアの取付面に貼着して水Waの流れを遮断することもできるが、コスト高になってしまう。
【0006】
そこで本発明の目的は、特にコスト高になることなく、車内側へのくぐり水の浸入を簡易に防止することのできる観音開きドアに取り付けられたドアウェザーストリップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のドアウェザーストリップは、車両のバックドア又はサイドドアが観音開きドア(1,2)であって、その観音開きドアを構成する左右いずれかのドア(2)に取り付けられドア閉時に左右ドア(1,2)の見切り合わせ部をシールし、ドアの取付面に進入したくぐり水(W)を車外(OUT)に排出するための水平溝(15)が、見切り合わせ部の下側でドア(2)の鉛直方向に形成されたドアウェザーストリップにおいて、前記ドアウェザーストリップは、前記左右いずれかのドア(2)に取り付けられた板状ゴム材(11)と、その板状ゴム材(11)の側面(11b)で車内側に設けられた支持リップ面(12)と、ボディパネルに弾接する中空形状のシール部(13)と、シール部(13)の上面でかつ車内側端部に立設されたリップ部(14)と、からなり、水平溝(15)の車内側位置から略直角の水平方向にドア(2)に沿って延び、かつ水平溝(15)側に向かって徐々に下降するくぐり水(W)の誘導用傾斜溝(20)を形成し、前記くぐり水(W)の一部が、前記リップ部(14)と、前記板状ゴム材(11)が取り付られた側のドア(2)との間をリップ部(14)の延びる方向に沿って流れリップ部(14)の端部(14a)から車内に浸入することを防止したものである(請求項1)。
【0008】
なお、カッコ内の記号は図面に示し後述する発明の実施の形態の対応要素又は対応事項を示す。
【0009】
本発明のドアウェザーストリップによれば、水平溝の車内側位置から略直角の水平方向にドアに沿って延び、かつ水平溝側に向かって徐々に下降する傾斜溝が形成されているので、くぐり水は、傾斜溝を流れて水平溝に誘導され、水平溝から車外に流れる。したがって、くぐり水の一部が、車内に浸入することは防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップについて説明する。図1は本実施形態に係る、図4のドアウェザーストリップ4のコーナー部4Aを示す拡大斜視図であり、図2はそのB−B線断面図である。なお、従来例と同一部分には同一符号を記しその説明を省略した。
【0011】
このドアウェザーストリップは、従来例で示したドアウェザーストリップと同様に板状ゴム材11,支持リップ面12,中空のシール部13,リップ部14からなり、例えば救急車などのバックドアが観音開きドアの車両の、その観音開きドア1,2を構成する右ドア2に取り付けられドア閉時に左右ドア1,2の見切り合わせ部をシールするようになっている。また、ドアの取付面に進入したくぐり水Wを車外OUTに排出するための水平溝15が、見切り合わせ部の下側で右ドア2の鉛直方向に形成されている。
【0012】
それに加えてこのドアウェザーストリップには、水平溝15の車内側位置から略直角の水平方向に右ドア2に沿って延び、かつ水平溝15側に向かって徐々に下降する傾斜溝20が形成されている。
これにより、くぐり水Wは傾斜溝20を流れて水平溝15に誘導され、水平溝15から車外OUTに流れるので、くぐり水Wの一部が、リップ部14と右ドア2との間をリップ部の延びる方向に沿って流れリップ部14の端部14aから車内INに浸入することは防止される。
【0013】
なお、観音開きドアを有する車両であれば本実施形態に係るドアウェザーストリップを取り付けることができるので、バックドアが観音開きドアの車両に限らず、サイドドアが観音開きドアの車両であってもよい。また、水平溝15及び傾斜溝20が形成されたドアウェザーストリップのコーナー部の取り付けは左ドア1でも右ドア2でもよい。
【0014】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明のドアウェザーストリップによれば、水平溝側に向かって徐々に下降する傾斜溝を形成することによって、くぐり水は、傾斜溝を流れて水平溝に誘導され、水平溝から車外に流れるので、くぐり水の一部が、車内に浸入することは防止される。つまり、従来例で示したような、くぐり水を遮断するためのスポンジテープなどを使用することなく傾斜溝を形成するだけでよいのでコスト高となることなく、簡易な方法によって車内側へのくぐり水の浸入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る、図4のドアウェザーストリップ4のコーナー部4Aを示す拡大斜視図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】観音開きドア1,2を有する車両を示す外観斜視図である。
【図4】観音開きドア1,2に取り付けられるドアウェザーストリップ3,4を及びルーフウェザーストリップ9を示す正面図である。
【図5】従来例に係る、図4のドアウェザーストリップ4のコーナー部4Aを示す拡大斜視図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 左ドア
2 右ドア
3 ドアウェザーストリップ
3A,3B,3C コーナー部
4 ドアウェザーストリップ
4A,4B,4C コーナー部
5,6 ガラス窓
7,8 取っ手
9 ルーフウェザーストリップ
11 板状ゴム材
11a 右側面部
11b 左側面部
12 支持リップ面
13 シール部
14 リップ部
14a 端部
15 水平溝
20 傾斜溝
IN 車内
OUT 車外
W,Wa くぐり水
Claims (1)
- 車両のバックドア又はサイドドアが観音開きドアであって、その観音開きドアを構成する左右いずれかのドアに取り付けられドア閉時に左右ドアの見切り合わせ部をシールし、ドアの取付面に進入したくぐり水を車外に排出するための水平溝が、見切り合わせ部の下側でドアの鉛直方向に形成されたドアウェザーストリップにおいて、
前記ドアウェザーストリップは、前記左右いずれかのドアに取り付けられた板状ゴム材と、その板状ゴム材の側面で車内側に設けられた支持リップ面と、ボディパネルに弾接する中空形状のシール部と、シール部の上面でかつ車内側端部に立設されたリップ部と、からなり、
前記水平溝の車内側位置から略直角の水平方向にドアに沿って延び、かつ水平溝側に向かって徐々に下降する前記くぐり水の誘導用傾斜溝を形成し、
前記くぐり水の一部が、前記リップ部と、前記板状ゴム材が取り付られた側のドアとの間をリップ部の延びる方向に沿って流れリップ部の端部から車内に浸入することを防止したことを特徴とするドアウェザーストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15300296A JP3688808B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | ドアウェザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15300296A JP3688808B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | ドアウェザーストリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09309335A JPH09309335A (ja) | 1997-12-02 |
JP3688808B2 true JP3688808B2 (ja) | 2005-08-31 |
Family
ID=15552807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15300296A Expired - Lifetime JP3688808B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | ドアウェザーストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3688808B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP15300296A patent/JP3688808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09309335A (ja) | 1997-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0102556B1 (en) | Sealing structure for an automotive vehicle | |
JPH059215Y2 (ja) | ||
EP0788913B1 (en) | Sealing arrangements | |
US4951418A (en) | Glass run molding | |
US5791088A (en) | Weatherstrip apparatus for vehicle door window | |
JPH05213119A (ja) | ウエザーストリップ | |
EP0436298B1 (en) | A door glass weather-stripping for motor vehicle | |
US4187642A (en) | Weather-tight seal structures for automobile windows | |
JP3688808B2 (ja) | ドアウェザーストリップ | |
JPS61163017A (ja) | ドアウエザ−ストリツプ | |
JP3216866B2 (ja) | ドアウエザーストリップ | |
JP2574832Y2 (ja) | サンルーフ装置のシール構造 | |
JPH10324159A (ja) | 型成形ウェザストリップ | |
JP3666718B2 (ja) | ウェザストリップ構造 | |
JP3600410B2 (ja) | ウェザストリップ | |
JP3081948B2 (ja) | ウエザーストリップ | |
JPH0612980Y2 (ja) | ウエザ−ストリツプ | |
JP2603063Y2 (ja) | ドアウエザーストリップ | |
JPS6076420A (ja) | 自動車用グラスランの取付構造 | |
JPH111125A (ja) | ウェザーストリップ | |
JPS6119925Y2 (ja) | ||
JPH01237218A (ja) | サッシュレスドア用ウエザーストリップ | |
JP2590912Y2 (ja) | 自動車用ドアの排水構造 | |
JPS62143714A (ja) | サツシユレスドア車のセンタ−シ−ル部構造 | |
JPH106779A (ja) | 自動車の観音開き後扉のシール部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050607 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050609 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |