JP3687944B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電潜像の形成される像担持体と、該担持体に静電潜像を形成すべく、当該担持体を帯電する帯電部材と、像担持体に形成された静電潜像を、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤を用いてトナー像として可視像化する現像装置と、像担持体に形成されたトナー像を転写材に転写するための転写部材と、トナー像の転写された転写材を像担持体表面から剥離するための転写材除電部材と、トナー像転写後の像担持体表面に残留するトナーを当該表面から除去するクリーニング部材を備えたクリーニング装置とを具備する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ又はその複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は、像担持体、帯電部材、クリーニング部材などの多数の作像要素を有し、また現像装置には二成分系現像剤が収容されている。このような各要素は経時的に劣化し、遂には使用に耐え得ない状態となる。このため、通常は、これらの要素が使用し得なくなったとき、又はその直前の時期に、その要素が寿命となったものとして、当該要素が新たなものと交換される。
【0003】
このように、この種の画像形成装置においては、その各要素が寿命となったときに、これを交換する必要があるが、個々の要素が寿命となるごとにその要素を交換するとすれば、その交換作業を頻繁に行わなければならず、大変煩しい。
【0004】
そこで、画像形成装置を構成する複数の要素が同時に寿命となるようにその寿命を設定し、これらを同時に新たなものと交換できるように構成された画像形成装置が提案されている。ところが、従来は、トナー像の転写された転写材を像担持体表面から剥離するための転写材除電部材の寿命と、キャリアを含めたその他の要素の寿命との関連については特に考慮がなされておらず、これによって作像要素の交換作業が煩雑なものとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであり、その目的とするところは、各作像要素の交換作業をより一層効率化できる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記像担持体の寿命と、前記帯電部材の寿命と、前記二成分系現像剤のキャリアの寿命と、前記クリーニング部材の寿命を全て一致させると共に、金属板より成り、かつ像担持体を向いた側の部分が鋸歯状に形成された前記転写材除電部材の各歯の先端の初期の曲率半径の大きさを、当該転写材除電部材の寿命が前記像担持体、帯電部材、キャリア、及びクリーニング部材の寿命と一致する大きさとしたことを特徴とする画像形成装置を提案する。
【0007】
また本発明は、同じ目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記像担持体の寿命と、前記帯電部材の寿命と、前記二成分系現像剤のキャリアの寿命と、前記クリーニング部材の寿命とを全て一致させると共に、金属板より成り、かつ像担持体を向いた側の部分が鋸歯状に形成された前記転写材除電部材の各歯の先端の初期の曲率半径の大きさを、当該転写材除電部材の寿命が前記像担持体、帯電部材、キャリア、及びクリーニング部材の寿命の整数倍となる大きさとしたことを特徴とする画像形成装置を提案する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0009】
図1は、図示していない画像形成装置本体に装着された作像ユニット1の垂直断面図であり、図2はその作像ユニットの外観斜視図である。この作像ユニット1は、画像形成装置本体に着脱可能に装着され、本例では作像ユニット1を図2に矢印Aで示す方向に画像形成装置本体に対して押し込むことによって、その作像ユニット1を図1に示した画像形成装置本体内の所定の位置に装填セットし、矢印Aと反対方向に作像ユニット1を引き出すことによって、その作像ユニット1を画像形成装置本体から取り出すことができる。画像形成装置は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ又はその複合機などとして構成される。
【0010】
図1及び図2に示すように、作像ユニット1は、ユニットケース2を有し、このユニットケース2には、その内部に、静電潜像の形成される像担持体の一例であるドラム状の感光体3と、帯電部材の一例である帯電ローラ4がそれぞれ回転自在に組付けられ、帯電ローラ4は感光体3に対して平行に延びている。帯電ローラ4の表面には、帯電動作時以外の適時にクリーニングパッド24が当接し、これによって帯電ローラ4の表面が清掃される。
【0011】
画像形成動作時に、感光体3は図示していない駆動装置によって図1における時計方向に回転駆動され、このとき、画像形成装置本体に支持された図示していない除電ランプからの除電光L1が、ユニットケース2に形成された開口5を通してユニットケース2内に入射し、感光体3の表面を照射する。これにより、感光体3は、その表面電位が例えば0乃至−150Vの基準電位に平均化される。一方、帯電ローラ4には、図示していない電源によって所定の電圧が印加され、かかる帯電ローラ4は、感光体3の表面に圧接し、その感光体3の回転によって従動回転しながら、感光体3を、その表面電位が例えば−900V前後となるように一様に帯電する。
【0012】
上述のように所定の極性に帯電された感光体3の表面部分には、露光部6において、光変調されたレーザ光L2が照射される。このレーザ光L2は、画像形成装置本体に支持された図示していない露光光学系から出射し、ユニットケース2に形成された開口7を通してユニットケース2に入射する。かかる露光によって、感光体3上に所定の静電潜像が形成される。例えば、レーザ光L2の照射された感光体部分(画像部)は、その表面電位が0乃至−290Vとなり、レーザ光L2の照射されない感光体部分(地肌部)の表面電位は、前述の−900V前後をほぼ維持する。図示していない原稿を照明し、その反射光像を感光体3に結像して静電潜像を形成することもできる。
【0013】
一方、ユニットケース2には、現像装置10の現像スリーブ11が回転自在に支持され、このスリーブ11は画像形成動作時に図1における反時計方向に回転駆動される。また、ユニットケース2の一部によって現像装置10の現像ケース12が構成され、その内部の現像剤室9には、トナーとキャリアを有する粉体状の二成分系現像剤Dが収容され、現像スリーブ11の内部には、全体を符号13で示した複数の磁石が不動に配置されている。現像ケース12の上部に形成された開口12Aはカバー12B(図2には示さず)によって覆われている。
【0014】
現像ケース12内の現像剤Dは、回転駆動される撹拌部材8,8Aによって混合撹拌され、これによってトナーとキャリアは互いに逆極性に摩擦帯電される。この例ではトナーがマイナスに、キャリアがプラスに帯電される。
【0015】
現像スリーブ11が前述のように回転することによって、現像ケース12内の現像剤Dは、磁石13の磁力で現像スリーブ11上に担持されつつ搬送され、ドクタブレード14より成る剤規制部材によって、搬送される現像剤の量が規制される。規制後の現像剤は、現像スリーブ11と感光体3との間の現像領域へ運ばれ、このとき、現像スリーブ11には例えば−600V前後の現像バイアス電圧が印加されているため、現像領域に搬送された現像剤中のマイナス極性のトナーが、感光体3上の画像部に静電的に移行して付着し、感光体3上に所定のトナー像が形成される。感光体3に形成された静電潜像がトナー像として可視像化されるのである。
【0016】
上述のように、帯電部材の一例である帯電ローラ4は、感光体3より成る像担持体に静電潜像を形成すべく、該像担持体を帯電する用をなし、現像装置10は、像担持体に形成された静電潜像を、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤Dを用いてトナー像として可視像化する用をなす。現像スリーブ11は、現像に供される二成分系現像剤Dを担持して搬送する現像剤担持搬送部材の一例を構成する。
【0017】
一方、画像形成装置本体には、図1に示すように、転写部材の一例である転写ローラ15が感光体3に対向して回転自在に支持されている。この転写ローラ15は、作像ユニット1に対向配置された支持部材17に回転自在に支持され、図示していない駆動装置によって図1における反時計方向に回転駆動される。支持部材17は、図示していない枢ピンを介して、画像形成装置本体に矢印B方向に回動可能に枢支され、転写ローラ15及び後述する除電針16と共に、図1に鎖線で示した位置に回動することができる。
【0018】
また画像形成装置本体には図示していない給紙装置が設けられ、この給紙装置から、転写材の一例である転写紙Pが図1に矢印Cで示すように感光体3と転写ローラ15との間の転写部18へ向けて搬送される。かかる転写紙Pは、その先端と感光体3上に形成されたトナー像の先端とが合致した状態で、感光体3と転写ローラ15との間の転写部18を通過する。このとき、転写ローラ15は、転写紙Pを介して感光体3に当接しながら図1における反時計方向に回転し、しかもこの転写ローラ15には、感光体3上のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、これによって感光体3上のトナー像が転写紙Pに転写される。このように、転写部材の一例である転写ローラ15は、感光体3より成る像担持体の表面に形成されたトナー像を転写材、例えば転写紙Pに転写する用をなす。
【0019】
感光体3を離れた転写紙Pは、図1に矢印C1で示したように、図示していない定着装置へと搬送され、ここで熱と圧力の作用により、トナー像が転写紙P上に融着されて定着される。
【0020】
転写紙Pの搬送方向における転写部18の下流側には、前述の除電針16が配置されている。この除電針16は、図3及び図4に示すように、感光体3と平行に延びる導電性の板材、例えば薄い金属板より成り、感光体3を向いた側の除電針16の部分は鋸歯状に形成され、その各歯16Aの先端は鋭角にとがっている。このように多数の歯16Aを有する除電針16は、その基端側が絶縁性のホルダ19に保持され、該ホルダ19が支持部材17に着脱可能に支持されている。また、この除電針16には、図示していない電源により、トナーの帯電極性と同極性の電圧が印加され、これによって生じる各歯16Aの先端からの放電により、転写紙Pの電荷を除去、ないしはその電荷量を少なくし、転写紙Pを感光体3から分離しやすくしている。このように、除電針16は、トナー像の転写された転写材を像担持体表面から剥離するための転写材除電部材の一例を構成する。
【0021】
転写材として中間転写部材を用い、感光体上のトナー像をその中間転写部材に一次転写し、しかる後、そのトナー像を最終転写材である転写紙に二次転写するように構成することもできる。
【0022】
トナー像転写後の感光体3上に付着している残留トナーは、図1に示したクリーニング装置20のクリーニングブレード21によって感光体3の表面から掻き落される。このようにして感光体3の表面が清掃され、再び次の画像形成動作に移る。クリーニング装置20は、ユニットケース2の一部によって構成されたクリーニングケース22を有し、クリーニングブレード21は、クリーニングケース22に固定され、かかるクリーニングブレード21によって掻き取られたトナーは、クリーニングケース22内に配置されたトナー搬送部材23の回転によってクリーニングケース22外に排出され、図示していないトナー搬送装置によって現像装置10に戻され、ここで再使用される。クリーニングブレード21は、例えばポリウレタンゴムなどの弾性体より成り、かかるクリーニングブレード21は、感光体3より成る像担持体の表面に残留するトナーを当該表面から除去してその表面を清掃するクリーニング部材の一例を構成し、本例の画像形成装置は、かかるクリーニング部材を有するクリーニング装置20を具備している。
【0023】
ここで参考のために帯電ローラ4による帯電メカニズムについて説明すると、図5は感光体3と帯電ローラ4を模式的に示す帯電モデル図であり、図6はその帯電モデルの等価回路を示している。図5に示すように、感光体3は、導電性基板25と、その表面に積層された感光層26とを有している。ここで、帯電ローラ4の中心の芯金に印加する電圧をVaとし、帯電ローラ4にかかる電圧をVr、帯電ローラ4と感光体3の当接部近傍の空隙Gにおける放電開始電圧をVg、感光体3の表面電位をVdとすると、これらの関係は、
Va=Vr+Vg+Vd (1)
と表わされる。ここで、帯電ローラ4にかかる電圧Vrは、帯電ローラ4の抵抗値をR、流れる電流値をIとすると、
Vr=I・R (2)
となり、上記空隙における放電開始電圧Vgは、感光体3の感光層26の膜厚をd、感光層26の比誘電率をKdとすると、
Vg=312+6.2×d/Kd+√(7737.6×d/Kd) (3)
で表わされる。感光体3の表面電位Vdは、感光体3に供給される電荷をQ、その感光層の静電容量をCとすると、
Vd=Q/C (4)
となる。ここで、感光体3の周速をVp、帯電ローラ4の長さをL、その誘電定数をK0とすると、
Q=I/L・Vp C=(K0・Kd)/d となり、
Vd=(I・d)/(K0・Kd・L・Vp) (5) となる。
よって(1)式は、
Va=I・R+312+6.2×d/Kd+√(7737.6×d/Kd)
+(I・d)/(K0・Kd・L・Vp) (6)
となる。以上が帯電モデル式である。
【0024】
以上のように、本例の画像形成装置は、感光体3より成る像担持体、帯電ローラ4より成る帯電部材、現像装置10、転写ローラ15より成る転写部材、除電針16より成る転写材除電部材、クリーニングブレード21より成るクリーニング部材を備えたクリーニング装置20を有し、現像装置10では、二成分系現像剤Dによって静電潜像をトナー像として可視像化する。このような各要素は経時的に劣化し、遂には使用に耐えない状態となる。通常、これらの要素はこれを使用し得なくなったとき、又はその直前の時期に新たなものと交換される。各要素の使用開始時から、その交換時期までの基間が、その各要素の寿命である。その際、その各要素が、全く別々に寿命がつきるように構成されていると、個々の要素が寿命となるごとに、その要素を交換しなければならず、その交換作業が大変煩雑となる。
【0025】
そこで、本例の画像形成装置においては、感光体3より成る像担持体の寿命と、帯電ローラ15より成る帯電部材の寿命と、二成分系現像剤Dのキャリアの寿命と、クリーニングブレード21より成るクリーニング部材の寿命と、除電針16より成る転写材除電部材の寿命を全て一致させ、これらを同時に交換できるように構成されている。これにより、1回の交換作業で、交換の必要となった上記各要素を全て交換することができ、その作業効率を高めることができる。このようにして、ユーザ又は専門のサービスマンの負担を軽減することができる。
【0026】
また、感光体3より成る像担持体の寿命と、帯電ローラ4より成る帯電部材の寿命と、二成分系現像剤Dのキャリアの寿命と、クリーニングブレード21より成るクリーニング部材の寿命とを全て一致させると共に、除電針16より成る転写材除電部材の寿命を、像担持体、帯電部材、キャリア、及びクリーニング部材の寿命の整数倍に設定してもよい。これによっても除電針16の交換時に、感光体3、帯電ローラ4、キャリア及びクリーニングブレード21を同時に交換することができ、交換作業を能率よく遂行できる。
【0027】
また、図示した画像形成装置においては、感光体3、帯電ローラ4、キャリア、及びクリーニングブレード21が、ユニットケース2と共に作像ユニット1として構成されているので、この作像ユニット1の全体を新たなユニットを交換するだけで、その各構成要素を同時に交換でき、交換作業を一層効率よく行うことができる。
【0028】
除電針16の交換は、支持部材17を図1に鎖線で示すように回動した上で、除電針16をホルダ19ごと鎖線矢印Eで示すように持ち上げることにより、その除電針16を支持部材17から外し、逆の操作によって新たな除電針16を支持部材17に装着し、次いで支持部材17を実線で示す位置に回動させることにより、簡単に遂行できる。同様にして帯電ローラ15の交換を行うこともできる。
【0029】
ここで、上記各要素の寿命は、例えば次のようにして設定することできる。ここでは各要素が使用に耐え得なくなる直前の状態となったとき、その要素が寿命となったものとしている。
【0030】
先ず現像剤の寿命、より正確にはそのキャリアの寿命は、その現像剤の撹拌及び循環などにより、キャリア表面のコーティング層が経時的に剥がされ、キャリアの摩擦帯電特性が劣化していくことにより決定される。すなわち、キャリアのコーティング層厚と、現像装置10の現像剤室9に収容される現像剤Dの全量を選定することによって、現像剤Dの大略の寿命を決定することができるのである。
【0031】
感光体3の寿命は、主にその感光層が、クリーニングブレード21によって経時的に削られ、その膜厚が減少し、適正帯電電位が得られなくなることにより決定される。すなわち、感光体3の感光層の膜厚を選定することによって感光体3の大略の寿命を設定できる。
【0032】
クリーニングブレード21の寿命は、その感光体3に対する当接圧と、感光体3に当接しているブレードエッジの摩耗量とによって決定される。一般に、その摩耗量が大きくなると、感光体上の残留トナーに対するクリーニング性が劣化する。ところが、クリーニングブレード21の感光体3に対する当接圧が高い方が、クリーニングブレード21の摩耗量が大きくなるものの、そのクリーニング性が高まるので、クリーニングブレード21の寿命は延びる。但し、その当接圧が高いと、感光体3の負荷トルクが増大する不具合がある。このようなことから、クリーニングブレード21の材質とそのサイズ及び感光体3に対するクリーニングブレード21の当接圧を選定することによって、クリーニングブレード21の大略の寿命を設定することができる。
【0033】
帯電ローラ4の寿命は、帯電ローラ表面に付着した微小トナーをクリーニングするクリーニングパッド24を帯電ローラ4に対して押し付ける圧力に左右され、その押し付け圧が大きいと帯電ローラ4に対するクリーニング性は良いが、経時で帯電ローラ表面に傷が発生し、画像むらとなる。また、押し付け圧が小さいと帯電ローラ4に対するクリーニング性が悪くなる。このようなことから、帯電ローラ4に対するクリーニングパッド24の押圧力を選定することによって、帯電ローラ4の大略の寿命を設定できる。
【0034】
以上が作像ユニット1を構成する各要素の寿命を決定する要因であるが、次に感光体3と現像剤Dのキャリアの寿命を一致させるときのより具体的な例を示す。
【0035】
先ず、新たな作像ユニット1を使用し始めてから、S枚の転写紙に画像を形成したとき、すなわちコピー枚数がS枚となったときに感光体3と現像剤10が寿命となり、このとき作像ユニット1の全体を交換するものとする。
【0036】
現像剤Dについては、これが劣化して使用し得ない状態となるまで使用するとしたとき、上記S枚の画像形成を終えた直後に、キャリアの摩擦帯電特性が劣化するように、キャリアのコーティング層厚とその現像剤の量を決定する。キャリアの摩擦帯電極性は、トナー比電荷(単位重量当りの電荷量Q/M)で表わすことができ、図7にそのトナー比電荷とコピー枚数との関係を示す。トナー比電荷(Q/M)が許容範囲よりも低下すると、地肌汚れや画像濃度低下を起こすので、このような状態となる直前に、コピー枚数がS枚となるようにキャリアのコーティング層厚とその現像剤の量を設定するのである。
【0037】
例えば、上述のS枚を30K枚、40K枚、又は50K枚(K=1000)とした場合、現像剤の寿命は、上述のようにキャリアの摩擦帯電特性の代用値であるトナー比電荷(Q/M)の値で決定されるが、この値が30K、40K、又は50K枚の各枚数通紙後でも10〜40μc/gの範囲内にあるように、しかもこの各コピー枚数に達した直後にトナー比電荷がこの値よりも低下するように、キャリアのコーティング層厚と現像剤の量を選択すれば、現像剤の寿命を正しく設定できる。具体的には、コーティング層厚を、例えば0.5μm〜1.5μmの範囲の中から選択し、かつ現像剤量(重量)を2.45N〜4.41Nの範囲の中から選択する。なお、現像剤Dの量は少なければそれだけコストを低減できるので、寿命コピー枚数が30K枚のときは、50K枚のときより現像剤量を少なくする方向で、キャリアのコーティング層厚との組合せを設定することが望ましい。
【0038】
次に、感光体3についても、これが劣化するまで使用し続けると仮定したとき、コピー枚数がS枚となった直後に適正帯電電流が得られなくなるように、その感光層26の膜厚を設定する。その一例として、経時による感光層26の膜厚変化によって、その帯電電位が変化する幅を20V以下にする場合を考えると、先に帯電ローラ8の帯電メカニズムのところで示した式の中で、感光体3の感光層26の膜厚の影響を受ける放電開始電圧(帯電開始電圧)Vgの項の変動が20V以下となるように、感光層26の膜厚を選定すればよい。S枚のコピー後の感光層摩耗量は予め判るので、これをlとする。初期の感光層の膜厚をd、その比誘電率をKdとし、初期の帯電開始電圧をVgs、S枚のコピー後の帯電開始電圧をVgeとすると、
Vgs=312+6.2×d/Kd+√(7737.6×d/Kd)
Vge=312+6.2×(d−l)/Kd+√{7737.6×(d−l)/Kd}
Vgs−Vge=1.931+49.17{√d−√(d−l)}
ここで、lが3μmとすると、
Vgs−Vge=5.79+49.17{√d−√(d−3)}
となり、変化幅20V以下とすると、
Vgs−Vge=5.79+49.17{√d−√(d−3)}≦20
√d−√(d−3)≦0.289
となる。ここで、√d=D、d−3=D2−3とすると、
D−√(D2−3)≦0.289
√(D2−3)≦D−0.289
となり、その両辺を2乗すると、
2−3≦D2−0.578D+0.0835
0.578D≦3.0835
∴D≦5.33
√d=Dより、d=D2
∴d=5.332=28.4μm
【0039】
よって、S枚コピー後に感光体3の感光層26が仮に3μm摩耗するとした場合、28.4μmの膜厚の感光層を選定することで、変動幅を20V以下とすることが可能となる。
【0040】
例えば感光体3が30K枚のコピー枚数で寿命となるようにするには、30K枚の通紙後の感光層の膜厚変化による電位低下が20V以下となるように、しかもその感光体をさらにそのまま使用し続けたとしたとき、その直後に電位低下が20Vよりも大きくなるように、感光層26の膜厚を設定する。30K枚のコピー後の感光層26の摩耗量が2μmであるとすると、前述の計算式より、その初期の膜厚は13μm近傍となる。
【0041】
同様に、40K枚で感光体3が寿命となるようにするときは、その感光層26の摩耗量は2.5μmとなるから、その初期の膜厚を20μm近傍とすればよい。
【0042】
さらに、50K枚で感光体3が寿命となるときは、感光層26の摩耗量は3μmとなるから、その初期の膜厚を28.4μm近傍とする。
【0043】
上述のようにして、現像剤と感光体の寿命を一致させることが可能となり、感光体と現像装置を一体化した作像ユニット1を一括で交換できる。
【0044】
また、クリーニングブレード21がS枚のコピーで寿命となるようにするには、そのブレード21の感光体表面への当接圧とクリーニングブレード21の摩耗量の関係を示した図8のグラフから判るように、例えばクリーニングブレード21の当接圧が小なるとき、S枚のコピー終了時に未だクリーニング不良が発生せず、しかもこのクリーニングブレード21をさらにそのまま使用し続けたときに、S枚のコピー直後に、クリーニング不良が発生するように、その当接圧を設定する。クリーニングブレード21の当接圧が大なるときも同様である。
【0045】
当接圧を高目に設定すると、クリーニングブレード21の摩耗量が多くなるが、クリーニングブレード21がクリーニング良好な状態で感光体を清掃できるコピー枚数が増大し、クリーニングブレード21の寿命を延ばせることは、図8からよく理解できる。但し、その当接圧が大きいと、前述のように感光体の負荷トルクが増大し、その分、駆動モータに大きな負荷がかかり、駆動モータの容量を大きくしなければならず、画像形成装置のコストが上昇する。従って、クリーニングブレード21の感光体3に対する当接圧をあまり高く設定しない方が経済的である。
【0046】
上述のようにして、クリーニングブレード21の寿命を設定でき、その寿命を感光体3と現像剤の寿命に一致させることにより、これらを同時に交換できる。
【0047】
例えば、前述のように、現像剤と感光体3の寿命を30Kのコピー枚数としたとき、感光体3に対するクリーニングブレード21の当接圧を0.1176N/cm近傍とし、また寿命を40Kのコピー枚数に相当する時間としたときは、感光体3に対するクリーニングブレード21の当接圧を0.1568N/cm近傍に設定する。また寿命に相当するコピー枚数が50Kのときは、クリーニングブレード21の当接圧を0.196N/cm近傍に設定することによって、各要素の寿命をほぼ一致させることができる。
【0048】
また、S枚のコピー枚数で帯電ローラ4が寿命となり、このときこれを交換するように当該ローラ8を構成するには次のようにすればよい。
【0049】
図9及び図10は、帯電ローラ4の表面上に付着した微小トナーを清掃するクリーニングパッド24が帯電ローラ4の表面に当接する圧接力(パッド圧)と、そのパッド24によるクリーニング性と、帯電ローラ4の表面に発生する傷による画像むらの関係を示している。これらの図中に「OK」で示した範囲がクリーニングパッド24による帯電ローラ4のクリーニング性が良好で、画像むらが少ない範囲である。
【0050】
図9及び図10より、S枚コピー後でも、クリーニングパッド24によるクリーニング性が良好で、かつ画像むらの発生がなく、しかもその帯電ローラ4をそのまま使用し続けた場合に、S枚のコピー直後に、クリーニング性と画像むらが不良となるように、パッド圧を選定する。このようにして、現像剤D、感光体3、クリーニングブレード21及び帯電ローラ4の寿命を全て一致させることができる。
【0051】
例えば、その寿命までのコピー枚数Sを30Kとするときは、帯電ローラ4に対するパッド24の圧接力(パッド圧)を5.88N近傍に設定し、寿命コピー枚数Sが40Kのときは、パッド圧を7.84N近傍に設定する。同様に、寿命コピー枚数Sが50Kのときは、パッド圧を9.8N近傍に設定する。
【0052】
なお、このパッド圧も、そのパッド24による帯電ローラ4のクリーニング性を満足できれば、低目の設定することが好ましく、これにより感光体3の駆動負荷を低減できるので、その駆動モータとして小容量のものを使用でき、コストを低減できる。
【0053】
また、図4に示した除電針16の各歯の先端は、放電時の高熱によって溶け、その先端の曲率半径は経時で大きくなり、放電効率が落ちると、除電針16を交換する必要がある。よって、各歯の先端の初期の曲率半径の大きさを適宜設定することにより、除電針16の寿命を設定でき、その寿命を、上述した各要素の寿命に一致させるか、又は当該各要素の寿命の整数倍に設定する。具体的に示すと、除電針16より成る転写材除電部材の各歯の先端の初期曲率半径の大きさを、当該転写材除電部材の寿命が像担持体、帯電部材、キャリア、及びクリーニング部材の寿命と一致するか、又はその寿命の整数倍となる大きさに設定するのである。なお、除電針16を製造する際、その各歯の先端の曲率半径を小さくする程、そのコストが高くなり、コストとのバランスで、除電針の寿命を他の要素、例えば感光体3の寿命と一致させるか、又は他の要素の整数倍に設定するとよい。
【0054】
以上の通り、ユニットケース2に組付けられる交換要素、すなわち感光体3、現像剤D、クリーニングブレード21、帯電ローラ4と、除電針16を一定枚数コピーした後、これらが同時に寿命となるように、その各要素の材料を選び、かつ特性値を設定することで、今まで以上に経済的で無駄のない画像形成装置を構成でき、その部品交換時に、一つの作像ユニットだけ、又は一つの作像ユニットと除電針16を共に交換することで交換作業を終了し、メンテナンス性を大幅に向上させ、メンテナンス費用を大幅に削減可能となる。
【0055】
本発明は、複数の作像要素を組付けて作像ユニットを構成しない画像形成装置にも適用できるものである。
【0056】
【発明の効果】
請求項1に記載の画像形成装置によれば、像担持体と、帯電部材と、現像剤のキャリアと、クリーニング部材と、転写材除電部材を一括して交換できるので、その作業を簡素化でき、メインテナンス費用を大幅に低減できる。
【0057】
請求項2に記載の画像形成装置によれば、像担持体と、帯電部材と、現像剤のキャリアと、クリーニング部材とを一括して交換でき、しかもその交換を何度が行うごとに、転写材除電部材も一括して交換できるので、その作業を簡素化でき、メインテナンス費用を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置本体に装着された作像ユニットの垂直断面図である。
【図2】一部の要素を省略した作像ユニットの概略外観斜視図である。
【図3】ホルダに保持された除電針の斜視図であって、ホルダの一部を破断して示す図である。
【図4】除電針の拡大図である。
【図5】感光体と帯電ローラの模式図である。
【図6】帯電ローラと感光体と電源の等価回路を示す図である。
【図7】コピー枚数とトナー比電荷との関係の一例を示すグラフである。
【図8】コピー枚数とクリーニングブレードの摩耗量との関係の一例を示すグラフである。
【図9】コピー枚数と帯電ローラのクリーニング性との関係の一例を示すグラフである。
【図10】コピー枚数と画像むらとの関係の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
10 現像装置
20 クリーニング装置
D 二成分系現像剤

Claims (2)

  1. 静電潜像の形成される像担持体と、該担持体に静電潜像を形成すべく、当該担持体を帯電する帯電部材と、像担持体に形成された静電潜像を、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤を用いてトナー像として可視像化する現像装置と、像担持体に形成されたトナー像を転写材に転写するための転写部材と、トナー像の転写された転写材を像担持体表面から剥離するための転写材除電部材と、トナー像転写後の像担持体表面に残留するトナーを当該表面から除去するクリーニング部材を備えたクリーニング装置とを具備する画像形成装置において、
    前記像担持体の寿命と、前記帯電部材の寿命と、前記二成分系現像剤のキャリアの寿命と、前記クリーニング部材の寿命を全て一致させると共に、金属板より成り、かつ像担持体を向いた側の部分が鋸歯状に形成された前記転写材除電部材の各歯の先端の初期の曲率半径の大きさを、当該転写材除電部材の寿命が前記像担持体、帯電部材、キャリア、及びクリーニング部材の寿命と一致する大きさとしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 静電潜像の形成される像担持体と、該担持体に静電潜像を形成すべく、当該担持体を帯電する帯電部材と、像担持体に形成された静電潜像を、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤を用いてトナー像として可視像化する現像装置と、像担持体に形成されたトナー像を転写材に転写するための転写部材と、トナー像の転写された転写材を像担持体表面から剥離するための転写材除電部材と、トナー像転写後の像担持体表面に残留するトナーを当該表面から除去するクリーニング部材を備えたクリーニング装置とを具備する画像形成装置において、
    前記像担持体の寿命と、前記帯電部材の寿命と、前記二成分系現像剤のキャリアの寿命と、前記クリーニング部材の寿命とを全て一致させると共に、金属板より成り、かつ像担持体を向いた側の部分が鋸歯状に形成された前記転写材除電部材の各歯の先端の初期の曲率半径の大きさを、当該転写材除電部材の寿命が前記像担持体、帯電部材、キャリア、及びクリーニング部材の寿命の整数倍となる大きさとしたことを特徴とする画像形成装置。
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