JP3687937B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スチールコードでベルト層が補強された空気入りラジアルタイヤ、特に普通乗用車に好適な空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のタイヤでは、ベルト層を補強するスチールコードの構造として、例えば1×4構造や1×5構造のほか、ルーズオープンタイプの1×4構造や1×5構造、更には2+2構造、2+1構造が提供されている(例えば特開平5−239781号公報及び特開平8−226085号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし1×4構造や1×5構造のスチールコードは、構造上、コード断面の真ん中に空隙ができるため、外傷やクラックから入る水分がこのスチールコード内の空隙を伝播して腐食し錆を発生させる。従って、ゴムとコード間の接着が低下し、セパレーションを起こしたり、コードが錆により消失しタイヤが変形する等の故障原因となり、耐久性が悪化する。
【0004】
ルーズオープンタイプの1×4構造や1×5構造のコードは、ゴム侵入を良好にし錆によるセパレーションを防止するため、素線の型付け率を大きくし、素線間に隙間を持たせて作られている。従って、当該コードは低荷重で伸びやすく、コードのゴム引き圧延加工時にコードにかかる張力を低くして素線間の隙間を維持してゴム引きすることが必要となり、コード張力管理が難しく加工性に問題がある。
【0005】
この点、2+1構造のスチールコードは、コード断面の真ん中に空隙ができ難いため1×4構造等に比してゴム侵入が良好であるので、製造時、素線をルーズオープンさせる必要もなく、タイヤ製造時の工程管理上好ましい。しかし、2+1構造のスチールコードは、曲げ剛性、特にベルト層の縦方向の曲げ剛性が大きく、またその中でも、芯素線に撚りのない2+1構造のスチールコードは、断面形状をランダムな配置でベルト層に使用すると、ゴムシートの剛性が高くなることから、走行中、ベルト層内のコード折れやベルト端部のエッジセパレーションが生じ易く、また柔軟性に欠けることから衝撃吸収不良による乗り心地の悪さにつながる。2+2構造のスチールコードも曲げ剛性、特にベルト層の縦方向の曲げ剛性が大きく、コード折れやエッジセパレーション、乗り心地の点で好ましくない。またゴム侵入性も、構造上、良好であるとは言い難く、錆発生によるセパレーションも生起し易い。
【0006】
本発明の課題は、ゴム侵入性を確保して錆によるセパレーションを防止すると共に、乗り心地が向上し、しかもベルト層内のコード折れやベルト端部のエッジセパレーションに対する耐久性の優れた空気入りラジアルタイヤを提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明者は鋭意検討した結果、請求項1記載の発明は、ベルト部がスチールコードで補強された空気入りラジアルタイヤにおいて、上記スチールコードが2本の芯素線と1本の側素線とからなり、該コードの上記芯素線が実質的に無撚りで、上記側素線が上記芯素線の回りに所定の撚りピッチで螺旋状に巻き付けられ、上記芯素線が上記側素線の撚りピッチに等しいうねりを持ち、且つ上記芯素線断面の中心点を結ぶ直線の70%〜80%がベルト幅方向に略平行に配置したことを特徴とする空気入りラジアルタイヤである。
【0008】
従って、実質的に無撚りの2本の芯素線の回りに1本の側素線が所定の撚りピッチで螺旋状に巻き付けられ、かつ当該芯素線が上記1本の側素線の撚りピッチに等しいうねりを持つ2+1構造のスチールコードでベルト層が補強されているので、ゴム侵入性を良好に保つことができる。因って、既述の様な水分による錆の発生を防止することができ、腐食の伝播や、ゴムとコード間の接着性低下によるセパレーションやコードの消失等の故障を防ぐことができる。しかも、上記ゴムシートに埋設されたスチールコードは、前記2本の芯素線のコード断面の中心点を結ぶ直線の70%〜80%がベルト幅方向に略平行に配置されているので、タイヤ径方向、すなわちベルトの縦方向の曲げ剛性は従来タイヤに比して緩和される。因って、操縦安定性が良く、同時に走行時の上下加速度を吸収し、高速での路面の継ぎ目等を拾わずに乗り心地がソフトである。また、ベルト層の幅方向の剛性は高く、ベルトの縦方向の曲げ剛性は適度な柔軟性を有しているため、走行時における上下方向の繰り返し曲げ圧縮疲労性に優れており、コード折れを発生し難い。しかも、ベルト端部のベルトモジュラスが抑えられ、いわばゴムに近づくため、タイヤ回転に伴う繰り返しの変形にベルト端部が追従しやすくベルト端部のセパレーションが発生しにくい。
【0009】
また、本発明は、実質的に無撚りの2本の芯素線の回りに1本の側素線が所定の撚りピッチで螺旋状に巻き付けられ、かつ当該芯素線が上記1本の側素線の撚りピッチに等しいうねりを持つ2+1構造のスチールコードを用いて上記の割合で略平行となる部分をつくっているので、偏平状態にある2本の芯素線に起因して1本の側素線にかかる張力はそれ程大きくないため、強度低下を起こして、コード折れを促進することはない。また、例えば2+2構造のスチールコードを同じく略平行にした場合は、2本の側素線が芯素線の偏平状態を不安定にするおそれがある。しかし、本発明では側素線が1本であるのでそのようなおそれがなく有利である。
【0010】
従って、本発明のタイヤは、ゴム侵入性を確保して錆によるセパレーションを防止すると共に、乗り心地が向上し、しかもベルト層内のコード折れやベルト端部のエッジセパレーションを含め総合的な耐久性の向上を図ることができる。
【0011】
なお、本発明でいう「芯素線断面の中心点を結ぶ直線の70%〜80%がベルト幅方向に略平行に配置した」とは、本発明タイヤのベルト層をベルトコード長さ方向に沿って、タイヤ径方向に数多く裁断して、そのコードを構成する芯素線2本の断面中心同士を結ぶ直線を観察する。例えば後述する図2に示す如く、 (i)の断面、(ii)の断面、 (iii)の断面、(iv)の断面、 (v)の断面、(vi)の断面などの数多くの断面を観察し、そのコードを構成する芯素線121、122の2本の断面中心同士を結ぶ直線Lを観察する。そして、どのコードにおいても、上記直線Lの観察数の70%〜80%が上記ベルト層を構成するゴムシートの平面に対して略平行に配置していることをいう。ここで、略平行とは、上記ベルト層を構成するゴムシートの平面と上記直線との交差角度が−30°〜+30°の範囲に入るものをいう。
【0012】
芯素線断面の中心点を結ぶ直線の70%未満がベルト幅方向に略平行に配置されている場合は、ベルトの縦方向の曲げ剛性が従来タイヤと左程変わらず、操縦安定性及び乗り心地の向上が得られない。また走行時における上下方向の繰り返し曲げ圧縮疲労性の点でも充分でなく、コード折れや、ベルト端部でのセパレーションが発生し易い。一方、芯素線断面の中心点を結ぶ直線の80%を超えてベルト幅方向に略平行に配置されている場合は、走行時における上下方向の耐繰り返し曲げ圧縮疲労性は充分であるが、ベルトの縦方向の曲げ剛性が低下し過ぎるため、操縦安定性及び乗り心地の向上が得られない。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る空気入りラジアルタイヤのベルト層で使用する2+1構造のスチールコードの概略平面図を示す。また図2は図1におけるA方向からみたi−i線断面図(i)、ii−ii線断面図(ii)、iii−iii線断面図(iii)、iv−iv線断面図(iv)、v−v線断面図(v)、vi−vi線断面図(vi)である。図3は同スチールコードが埋設されたゴムシートの概略断面図である。
【0014】
図において、1はスチールコードで、実質的に無撚りの2本の芯素線121、122の回りに1本の側素線11が所定の撚りピッチで螺旋状に巻き付けられており、当該2本の芯素線121、122が上記1本の側素線11の撚りピッチに等しいうねりを持つ2+1構造で構成されている。なお図中の2は上記スチールコード1が埋め込まれたゴムシートである。
【0015】
このスチールコード1は、図示の様に、2本の芯素線121、122のコード断面の中心点を結ぶ直線Lの70%〜80%がベルト幅方向に略平行となる様に配置されている。なお、本実施形態において、略平行とは、既述の様に、芯素線121、122の断面においてその中心点同士を結んだ直線Lがゴムシート2の平面2aと平行であるほか、この中心点同士を結んだ直線Lが前記ゴムシート2の平面2aと交差する角度θが−30°〜+30°の範囲に入る場合も含まれる。
【0016】
従って、このスチールコードが埋め込まれたゴムシートでベルト層を構成した本実施形態のタイヤは、ゴム侵入性が良好で、錆に起因するゴムとコード間のセパレーションやコードの消失等の故障を防ぐことができる。しかも、ベルトの縦方向の曲げ剛性が従来タイヤに比して低く抑えられているので、操縦安定性が良く、乗り心地がソフトである。また、走行時における上下方向の繰り返し曲げ圧縮疲労性に優れており、コード折れを発生し難い。更に、ベルト端部のベルトモジュラスが抑えられ、タイヤ回転に伴う繰り返しの変形にベルト端部が追従しやすくベルト端部のセパレーションが発生しにくい。
【0017】
本発明で使用するスチールコードは、実質的に無撚りの2本の芯素線の回りに1本の側素線が所定の撚りピッチで螺旋状に巻き付けられ、かつ当該芯素線が上記1本の側素線の撚りピッチに等しいうねりを持つ2+1構造のスチールコードであれば格別限定されない。従って、2本の芯素線及び1本の側素線の径も限定されず、また各素線が同径及び異径を問わないが、2本の芯素線の安定した偏平状態を確保するには同径の2本の芯素線及び芯素線と同径以下の1本の側素線が好適であるが、通常は芯素線と側素線は全て同径とする。
【0018】
また、2本の芯素線の回りに螺旋状に巻き付ける1本の側素線の所定の撚りピッチは、20mm以下であることが望ましい。これは、上記の撚りピッチが20mmを越えると、コード折れが相当数生じるためである。これは、偏平状態にある2本の芯素線に起因して1本の側素線にかかる張力が大きすぎ、金属疲労が起こりやすくしているものと思われる。従って、2本の芯素線の回りに螺旋状に巻き付ける1本の側素線の撚りピッチは20mm以下の場合が好ましい。但し、加工技術面、コスト面及びタイヤ軽量化の点で考慮すると、1本の側素線の撚りピッチを10mm未満とすることは好ましくない。因って、2本の芯素線の回りに螺旋状に巻き付ける1本の側素線の撚りピッチは、10mm以上20mm以下が好適範囲である。
【0019】
本発明の様に、2本の芯素線121、122のコード断面の中心点を結ぶ直線の70%〜80%がベルト幅方向に略平行に配置される様にするには、例えば前記2+1構造のスチールコードにローラー等で偏平加工を施すことで得られる。
【0020】
スチールコードを構成する素線材料は、特に限定されないが、炭素含有量が0.75〜0.95%の強力線材とすることが好ましい。
【0021】
【実施例】
以下に、本発明の好ましい実施例を比較例とともに示す。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0022】
次の表1に示す構成でベルト層を構成し本実施例及び比較例のタイヤを試作した。いずれもタイヤサイズは235/80R15であり、スチールコードはJIS G3502に定めるピアノ線材SWRS82Aを用いている。
【0023】
なお、表1中、ゴム侵入性、タイヤ横剛性及びタイヤ縦剛性は以下の方法で測定した。また表1中、芯素線平行率(%)は、前記2本の芯素線断面の中心点を結ぶ直線がベルト層においてベルト幅方向に略平行に配置されている割合で示される。なお、略平行の範囲には、前記2本の芯素線断面の中心点を結ぶ直線がベルト幅方向に平行である以外にも、この中心点同士を結んだ直線が前記ゴムシート2の平面2aと交差する角度において−30°〜+30°の範囲に入る場合も含まれる。
【0024】
タイヤ横(縦)剛性:タイヤに500kgの荷重を付加し、横および縦方向にたわませた時の単位長さ当たりの力を、比較例5をコントロール100として換算した値である。値が大きいほど剛性が高いことを示す。
ゴム侵入性:加硫後のコードをフィラメントにほぐして、スチールコード内部のメッキの露出状況を目視で観察する感応評価により10点満点法で判定した。完全にメッキが見えないときを10点とする。
【0025】
次に、これらのタイヤについて、操縦安定性および乗り心地のほか、悪路走行時におけるコード折れ、錆によるゴム・コード間のセパレーション及びベルト端部におけるセパレーションについてそれぞれ評価した。評価方法については以下の通りである。なお悪路走行は、平均3cm角の砕石を敷設した1周が2kmの周回路コースを、上記タイヤを装着した乗用車で走行したときのものである。
【0026】
操縦安定性:10名のパネラーによるアスファルト舗装路面走行時における 運転時の操作性を感応評価により10点満点法でおこなった。10点を良好とする。
【0027】
乗り心地: 10名のパネラーによる感応評価を10点満点でおこない、平均をとったものである。
【0028】
コード折れ発生本数:各タイヤごとにおいて25台に装着した乗用車で、上記の悪路面上をタイヤが完全摩耗するまで実走後、乗用車25台分の合計100本のタイヤをすべて解体した結果の、スチールコードのコード折れを起こしているタイヤの本数を示す。
【0029】
錆によるセパレーション発生本数:上記解体作業で、タイヤ100本中の錆によるセパレーションの発生が認められたタイヤの本数を示す。
【0030】
エッジセパレーション:上記分解作業でタイヤ100本中に認められたベルト端部におけるエッジセパレーションの長さの平均量を示す。
【0031】
【表1】
【0032】
表1からもわかるように、比較例5の従来タイヤは、1×4構造のスチールコードを用いているため、錆の発生によるセパレーションやコード折れ及びエッジセパレーションが多数生じていることが認められる。比較例4の従来タイヤは、2+2構造のスチールコードを用いているため、比較例5のタイヤと比較すると錆の発生によるセパレーションにつき改善されているものの、依然として当該セパレーションは発生しており、またコード折れ及びエッジセパレーションの改善効果は乏しい。
【0033】
これに対して、実施例は、悪路走行時におけるコード折れ、錆によるセパレーション、エッジセパレーションのいずれについても改善効果が認められている。また実施例は比較例に比べ、操縦安定性や乗り心地が総合的に改善されている。
【0034】
一方、芯素線平行率(%)が70%未満の比較例1では、タイヤ縦剛性が未だ大きく、操縦安定性は改善されていない。また乗り心地もゴツゴツ感があり改善効果は乏しい。さらにコード折れの発生を抑止する効果も必ずしも充分ではない。一方、芯素線平行率(%)が80%を超える比較例2は、タイヤ縦剛性の低下が過剰であるため、かえって操縦安定性は改善されていない。また乗り心地もソフト過ぎる感があった。従って、芯素線平行率(%)、すなわちスチールコードの芯素線断面の中心点を結ぶ直線の70%〜80%がベルト幅方向に略平行に配置したベルト層とすることが重要である。
【0035】
また、2本の芯素線の回りに螺旋状に巻き付ける1本の側素線の撚りピッチが20mmを越えている比較例3は、コード折れ発生本数にかなりの悪影響があらわれている。これは、偏平状態にある2本の芯素線に起因して1本の側素線にかかる張力が大きすぎ、強度低下を起こしているものと思われる。従って、2本の芯素線の回りに螺旋状に巻き付ける1本の側素線の撚りピッチは20mm以下の場合が好ましい。但し、加工技術面、コスト面及びタイヤ軽量化の点で考慮すると、1本の側素線の撚りピッチを10mm未満とすることは好ましくない。因って、2本の芯素線の回りに螺旋状に巻き付ける1本の側素線の撚りピッチは、10mm以上20mm以下が好適範囲である。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、ベルト部がスチールコードで補強された空気入りラジアルタイヤにおいて、上記スチールコードが2本の芯素線と1本の側素線とからなり、該コードの上記芯素線が実質的に無撚りで、上記側素線が上記芯素線の回りに所定の撚りピッチで螺旋状に巻き付けられ、上記芯素線が上記側素線の撚りピッチに等しいうねりを持ち、且つ上記芯素線断面の中心点を結ぶ直線の70%〜80%がベルト幅方向に略平行に配置した空気入りラジアルタイヤであるので、ゴム侵入性を確保して錆によるゴム・コード間のセパレーションが防止されると共に、操縦安定性及び乗り心地が向上し、しかもコード折れやベルト端部のエッジセパレーションに対する耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気入りラジアルタイヤのベルト層で使用する2+1構造のスチールコードの概略平面図である。
【図2】図1におけるA方向からみたi−i線断面図(i)、ii−ii線断面図(ii)、iii−iii線断面図(iii)、iv−iv線断面図(iv)、v−v線断面図(v)、vi−vi線断面図(vi)である。
【図3】同スチールコードが埋設されたゴムシートの概略断面図である。
【符号の説明】
1 スチールコード
11 素線
121 芯素線
122 芯素線
2 ゴムシート
L 直線
Claims (2)
- ベルト部がスチールコードで補強された空気入りラジアルタイヤにおいて、上記スチールコードが2本の芯素線と1本の側素線とからなり、該コードの上記芯素線が実質的に無撚りで、上記側素線が上記芯素線の回りに所定の撚りピッチで螺旋状に巻き付けられ、上記芯素線が上記側素線の撚りピッチに等しいうねりを持ち、且つ上記芯素線断面の中心点を結ぶ直線の70%〜80%が上記ベルト層を構成するゴムシートの平面との交差角度が−30°〜+30°の範囲にあるように配置したことを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
- 請求項1の側素線の撚りピッチが10mm以上20mm以下である請求項1記載の空気入りラジアルタイヤ。
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