JP3687882B2 - ハマキガ科ハマキガ亜科害虫の交信攪乱方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はハマキガ科ハマキガ亜科害虫を交信攪乱法によって防除する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハマキガ科ハマキガ亜科に属し、Z−11−テトラデセニルアセテート(以下ではZ−11−TDAと略すこともある)を性フェロモン成分としている種は現在 129種知られている。この成分だけをフェロモン成分としている種は僅かで、多くはこの成分以外の他の成分をも含有する。交信攪乱は性フェロモン成分を天然組成比で行うのが一般的である。しかしハマキガ科ハマキガ亜科に属しZ−11−テトラデセニルアセテートを性フェロモン成分としている害虫に対する交信攪乱は、性フェロモンの組成や組成比の如何に拘わらず、Z−11−テトラデセニルアセテートのみが使用されており、その他の成分を加えても有効性は向上しないと云われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしZ−11−テトラデセニルアセテートのみを有効成分とした交信攪乱剤を5〜10年と継続的に使用すると、有効性が低下する現象が認められてきた。これに対する対応策として、前記各害虫の性フェロモン成分のうちZ−11−テトラデセニルアセテート及びこれ以外でフェロモン組成中最大含有率の成分を利用する交信攪乱剤が提案されている(特願平9-240939号公報参照)。
ハマキガ科ハマキガ亜科に属する重要害虫では、E−11−テトラデセニルアセテート(以下ではE−11−TDAと略すこともある)をその性フェロモン成分とする種群(グループ)と、Z−9−テトラデセニルアセテート(以下ではZ−9−TDAと略すこともある)をその性フェロモン成分とする種群(グループ)とに大別できる。特願平9-240939号による交信攪乱剤は、各グループ内の害虫を防除する場合は非常に有効な剤であるが、グループ外の害虫には不活性成分が増加するため効果が低かった。
また果樹では前記両グループの害虫が同時に加害するケースが多いため、これらのグループを同時に防除できる交信攪乱法の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはこのような課題を解決するために、種々の組成の交信攪乱剤について検討した結果、下記(A)、(B)からなる組成物を原体主成分とする交信攪乱剤を用いることを特徴とするZ−11−テトラデセニルアセテートを性フェロモン成分として有するリンゴコカクモンハマキ及びリンゴモンハマキの交信攪乱法がこのような課題を解決するために極めて有効なことを見出した。即ちその組成は、
(A)Z−11−テトラデセニルアセテート 40〜97重量%
(B)E−11−テトラデセニルアセテートとZ−9−テトラデセニルアセテートの5:95〜95:5の範囲内の混合比の混合物 3〜60重量%である。
また上記(A),(B)からなる組成物90〜99重量%とZ−9−ドデセニルアセテート1〜10重量%とからなる組成物、上記(A),(B)からなる組成物90〜99重量%と10−メチル−ドデシルアセテート1〜10重量%とからなる組成物を原体主成分とする交信攪乱剤がそれぞれチャハマキ、チャノコカクモンハマキに対し同様に極めて有効なことを見出した。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明において使用されるZ−11−テトラデセニルアセテート、Z−9−テトラデセニルアセテート、E−11−テトラデセニルアセテート、Z−9−ドデセニルアセテート(以下ではZ−9−DDAと略すこともある)などの各幾何異性体の合成は公知の方法により行うことができる。
【0006】
また本発明においては、使用するフェロモン原体の酸化、分解を防止するため酸化防止剤が添加使用されるが、酸化防止剤としてはジ−t−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)が例示され、合成フェロモン原体重量に対して約2%添加するが、本発明の交信攪乱剤の機能を妨げない限りその他一般の酸化防止剤も使用可能である。
【0007】
本発明の交信攪乱剤用には除放性のフェロモン放出細管に関する技術(特開昭57-9705 号公報)及び賦形性に関する技術(特開昭57-156403 号公報)により公知のポリエチレンチューブを用い、これに所定の比率で混合した所定量の合成フェロモン原体を充填して交信攪乱剤とする。
【0008】
本発明の交信攪乱剤は害虫を防除する圃場に必要量のフェロモン物質が放出されるように予め概略計算して等間隔に点在させて設置するが、リンゴ、モモ、ナシ畑、茶畑のハマキガ科ハマキガ亜科害虫のリンゴコカクモンハマキ、リンゴモンハマキ及びチャハマキ、チャノコカクモンハマキに対して好適な施用量は 50 〜 500本/10aであり、この範囲は施用面積、気象条件、畑の地形などの立地条件、交信攪乱剤の形状によって異なり、たとえば面積がha単位以上と大きく、風速が弱い畑であれば施用本数を若干減らしてもよい。
リンゴコカクモンハマキはリンゴ、ナシ、モモ、ウメ、オウトウを、リンゴモンハマキは、リンゴ、ナシ等を、チャハマキ、チャノコカクモンハマキは茶葉を加害するので、本発明の交信攪乱剤はこれらの果樹、茶樹類のハマキガ科害虫の交信攪乱に有効である。
【0009】
本発明における性フェロモン原体組成の限定理由を以下に記す。本発明における原体組成中の(A)のZ−11−テトラデセニルアセテートの配合量は40〜97重量%の範囲内にあることが好ましい。40重量%未満では効果が低下し、97重量%を超えると効果が変わらないかまたは極端に低下する。
本発明における性フェロモン原体組成中の(B)のE−11−テトラデセニルアセテートとZ−9−テトラデセニルアセテートとの混合比率は5:95〜95:5の範囲内にあることが好ましい。この範囲内にあるときは高い防除効果が得られ、範囲外では防除効果が低下する。またこの混合物の配合量は3〜60重量%の範囲内が好ましい。3重量%未満では効果が変わらないか、または効果が極端に低下し、60重量%を超えても効果が低下する。
本発明における原体組成中の(C),(D)のZ−9−ドデセニルアセテート、10−メチル−ドデシルアセテート(以下では10−Me −DDAと略すこともある)の配合量は1〜10重量%の範囲内が好ましい。1重量%未満では効果が小さく、10重量%を超えると(A),(B)の量が少なくなり、交信攪乱効果と防除効果がともに低下する。
【0010】
本発明における交信攪乱剤のポリエチレンチューブ中に充填されているフェロモン原体は管壁を透過し、管外壁表面から蒸発して畑の雰囲気(空気)中に緩やかに持続的に放出される。
【0011】
【実施例】
以下実施例を挙げ本発明を詳細に説明する。
なお実施例1〜30及び全ての比較例で使用される原体に対してその重量の約2%の酸化防止剤BHTを添加した。なお原体組成は全て重量%である。
(実施例1〜12及び比較例1〜10)
(リンゴコカクモハマキの交信攪乱)
リンゴコカクモンハマキは、Z−9−テトラデセニルアセテートをその性フェロモン成分として有する代表的な重要害虫である。
本発明における(A)、(B)の各々を(表1)に示す配合比で混合した組成物のそれぞれ80mgを長さ20センチのポリエチレンチューブに封じ込んで交信攪乱剤のディスペンサーとした(実施例1〜12)。これを市販のZ−11−テトラデセニルアセテート剤をリンゴコカクモンハマキ防除を目的として過去5年〜10年連続使用しているリンゴ園各1haに 1,500本/haの割合で設置した。
さらに、比較のためにリンゴコカクモンハマキの天然成分を有効成分とした同様のディスペンサーを設置した前記と同面積同使用歴の試験区(比較例9)を設けた。
各圃場の中心部に各々2個のフェロモントラップを5m間隔で設置し、世代を通してリンゴコカクモンハマキの捕獲数を比較した。他方300 m離れたリンゴ園を無処理対照区(比較例10)として設け、そこにフェロモン処理圃場と同様にフェロモントラップを設置した。交信攪乱率は以下の計算式により算出した。
交信攪乱率(%)= 100−(処理圃場のトラップ数)× 100/(無処理圃場のトラップ数)
また、防除効果は被害新梢率により表した。それぞれの結果を(表1)にしめした。
【0012】
【表1】
【0013】
(表1)において
*1 Z-11→Z−11−テトラデセニルアセテート
Z9&E11→Z−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの混合物
Z9→Z−9−テトラデセニルアセテート
*2 Z−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの5:95の混合物
*3 Z−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの50:50の混合物
*4 Z−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの95:5の混合物
*5 天然組成比(Z−11TDA:Z−9−TDA=1:9
【0014】
市販のZ−11−テトラデセニルアセテート剤を5〜10年連続使用した圃場において、市販のZ−11−テトラデセニルアセテート剤のみ処理(比較例9)では攪乱効果と防除効果は低下していた。また特願平9-240939号で報告された交信攪乱剤を用いた場合(比較例4、5)は、比較例9に比べ効果は改善されている。しかし本発明における交信攪乱剤を使用した場合の実施例1〜4(Z−9−TDA:E−11−TDA=5:95の混合物を用いた場合)は、いずれも99%以上の交信攪乱率が得られ、さらに新梢被害率も 0.2%以下と高い防除効果が得られた。また、実施例5〜8(Z−9−TDA:E−11−TDA=50:50混合物を用いた場合)、実施例9〜12(Z−9−TDA:E−11−TDA=95:5混合物を用いた場合)も同様の交信攪乱効果と防除効果が得られた。また比較例1〜3からZ−11−テトラデセニルアセテートの比率を30重量%に落とすと交信攪乱効果と防除効果がともに低下することがわかる。
【0015】
(実施例13〜24及び比較例11〜19)
(リンゴモンハマキの交信攪乱)
リンゴモンハマキはE−11−テトラデセニルアセテートをその性フェロモン成分として有する代表的な重要害虫である。
本発明における(A)、(B)の各々を(表2)に示す配合比で混合した組成物のそれぞれ80mgを長さ20cmのポリエチレンチューブに封じ込んで交信攪乱剤のディスペンサーとした(実施例13〜24)。これを、市販のZ−11−テトラデセニルアセテート剤を過去5〜10年連続使用しているリンゴ園各1haに 1,500本/haの割合で均等に設置した。
またZ−11−テトラデセニルアセテート40〜90重量%に対して、10〜60重量%のE−11−テトラデセニルアセテートを添加した同様のディスペンサーを作製し(比較例14〜17)、同様のフェロモン製剤使用歴のあるリンゴ園各1haに 1,500本/haの割合で設置した。
さらに、比較のために、リンゴモンハマキの天然組成を有効成分とした同様のディスペンサーを設置した区(比較例18)を設けた。
各圃場の中心部におのおの2個のフェロモントラップを5m間隔で設置し、世代を通して捕獲数を比較した。約 300m離れたリンゴ園を無処理対照区(比較例19)として設け、そこにディスペンサー処理圃場と同様にフェロモントラップを設置した。交信攪乱率を前記の方法で算出し、防除効果として新梢被害率を測定した。その結果を(表2)に示した。
【0016】
【表2】
【0017】
*1 Z-11→Z−11−テトラデセニルアセテート
Z9&E11→Z−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの混合物
Z9→Z−9−テトラデセニルアセテート
*2 Z−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの5:95の混合物
*3 Z−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの50:50の混合物
*4 Z−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの95:5の混合物
*5 天然組成比(Z−11−TDA:E−11−TDA=3:7)
【0018】
Z−11−テトラデセニルアセテート40〜90重量%に対し、Z−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの混合物即ち実施例13〜16(Z−9−TDA:E−11−TDA=5:95の混合物を用いた場合)、実施例17〜20(Z−9−TDA:E−11−TDA=50:50の混合物を用いた場合)、実施例21〜24(Z−9−TDA:E−11−TDA=95:5の混合物を用いた場合)の各混合物を10〜60重量%添加した場合、いずれも99%以上の交信攪乱率が得られ、さらに新梢被害率も 0.1%と高い防除効果が得られることが分かる。一方、天然組成比の原体を攪乱剤として用いた場合や、特願平9-240939号の組成を用いた場合(比較例14〜16)は、比較例19と比べ効果は改善されているが、本発明のいずれの実施例に比べても効果が劣ることが分かる。また比較例11〜13からZ−11−テトラデセニルアセテートの比率を30重量%に落とすと交信攪乱効果と防除効果がともに低下することがわかる。
【0019】
(実施例25〜27及び比較例20〜24)
(チャハマキの交信攪乱)
チャハマキはZ−9−ドデセニルアセテートをフェロモン成分として有する茶の主要害虫である。
(表3)のように実施例6と実施例18に使用した交信攪乱剤(Z−11−TDA:Z−9−TDA:E−11−TDAの8:1:1混合液)に、Z−9−DDAを添加混合した液中のZ−9−DDAの比率が1重量%、5重量%、10重量%となるようにこれを添加し、それぞれの 160mgを長さ20cmのポリエチレンチューブに封じ込んで交信攪乱剤のディスペンサーとした。これを市販のZ−11−テトラデセニルアセテート剤を過去5年〜15年連続使用している茶園各1haに 5,000本/haの割合で均等に設置した(実施例25〜27)。
比較のために、Z−9−テトラデセニルアセテートを添加しない攪乱剤(比較例20)や、市販のZ−11−テトラデセニルアセテート剤(比較例21)や、天然組成の原体を攪乱剤としたもの(比較例 23 )を同様に設置した。各圃場の中心部に2個のチャハマキのフェロモントラップと1個のプランクトラップを5m間隔で設置し、世代を通してトラップ数を比較した。約 100m離れた茶園を無処理対照区(比較例 24 )として設け、そこにディスペンサー処理圃場と同様にフェロモントラップを設置した。交信攪乱率をフェロモントラップの捕獲数より算出し、防除効果は1m2 あたりのチャハマキの幼虫数で示した。結果を(表3)に示した。
【0020】
【表3】
【0021】
▲1▼ Z−11−テトラデセニルアセテートとZ−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの8:1:1混合物
*1 Z9→Z−9−ドデセニルアセテート
*2 Z−11−テトラデセニルアセテート剤 市販品
*3 天然組成比(Z−11−TDA:Z−9−DDA:11- DDA=88:8:4)
【0022】
Z−11−テトラデセニルアセテートを5〜15年連続使用した圃場において、Z−11−テトラデセニルアセテートのみ処理(比較例21)では攪乱効果と防除効果も非常に低くかった。しかし、Z−9−ドデセニルアセテートを1%〜10重量%添加した実施例25〜27では顕著な防除効果が認められた。またZ−9−ドデセニルアセテートを添加しない場合(比較例20)は効果が低いことがわかる。また比較例22からはZ−9−ドデセニルアセテートの比率を15%にまで上げると原体中の(A),(B)の比率が低下して、攪乱効果と防除効果が低下することがわかる。
【0023】
(実施例28〜30及び比較例 25 〜29)
(チャノコカクモンハマキの交信攪乱)
チャノコカクモンハマキは10−メチル−ドデシルアセテート(以下では10−Me−DDAと略す)をフェロモン成分として有する茶の主要害虫である。
実施例6と実施例18に使用した交信攪乱剤(Z−11−テトラデセニルアセテート:Z−9−テトラデセニルアセテート:E−11−テトラデセニルアセテート重量の8:1:1混合液)に、10−Me−DDAを添加混合した液中の10- Me−DDAの比率が1重量%、5重量%、10重量%となるようにこれを添加し、それぞれの 160mgを長さ20cmのポリエチレンチューブに封じ込んで交信攪乱剤のディスペンサーとした。これを市販のZ−11−テトラデセニルアセテート剤を過去5年〜15年連続使用している茶園各1haに 5,000本/haの割合で均等に設置した(実施例28〜30)。
比較のために、10−Me−DDAを添加しない攪乱剤(比較例25)や、市販のZ−11−テトラデセニルアセテート剤(比較例27)や、天然組成の原体を攪乱剤としたもの(比較例28)を同様に設置した。各圃場の中心部に2個のチャハマキのフェロモントラップと1個のプランクトラップを5m間隔で設置し、世代を通してトラップ数を比較した。約 100m離れた茶園を無処理対照区(比較例29)として設け、そこにディスペンサー処理圃場と同様にフェロモントラップを設置した。交信攪乱率をフェロモントラップの捕獲数より算出し、防除効果は1m2 あたりのチャノコカクモンハマキの幼虫数で示した。結果を(表4)に示した。
【0024】
【表4】
【0025】
▲1▼ Z−11−テトラデセニルアセテートとZ−9−テトラデセニルアセテートとE−11−テトラデセニルアセテートの8:1:1混合物
*1 10Me:10−Me−DDA
*2 Z−11−テトラデセニルアセテート剤 市販品
*3 天然組成比(Z−11−TDA:Z−9−TDA:E−11- TDA:10−Me−DDA=31: 63:4:2)
【0026】
Z−11−テトラデセニルアセテートを5〜15年連続使用した圃場において、Z−11−テトラデセニルアセテートのみ処理(比較例27)では攪乱効果と防除効果も非常に低くかった。しかし、10−Me−DDAを1〜10重量%添加した実施例28〜30では顕著な防除効果が認められた。また10−Me−DDAを添加しない場合(比較例25)は効果が低かった。比較例26からは10−メチル−ドデシルアセテートの比率を15%にまで上げると原体中の(A),(B)の比率が低下して、攪乱効果と防除効果が低下することがわかる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のハマキガ科ハマキガ亜科害虫の交信攪乱法を用いれば、Z−11−テトラデセニルアセテートをそのフェロモン成分として有するハマキガ科ハマキガ亜科害虫に対し長期的に高い攪乱効果および防除効果を示すので、難防除であるハマキガ科ハマキガ亜科害虫防除に資するところが大きい。
Claims (3)
- 下記(A)、(B)からなる組成物を原体主成分とする交信攪乱剤を用いることを特徴とするZ−11−テトラデセニルアセテートを性フェロモン成分として有するリンゴコカクモンハマキ及びリンゴモンハマキの交信攪乱方法。
(A)Z−11−テトラデセニルアセテート 40〜97重量%
(B)E−11−テトラデセニルアセテートとZ−9−テトラデセニルアセテートの5:95〜95:5の範囲内の混合比の混合物 3〜60重量% - 下記(A),(B),(C)からなる組成物を原体主成分とする交信攪乱剤を用いることを特徴とするZ−11−テトラデセニルアセテートを性フェロモン成分として有するチャハマキの交信攪乱方法。
(A)Z−11−テトラデセニルアセテート 40〜97重量%と
(B)E−11−テトラデセニルアセテートとZ−9−テトラデセニルアセテートの5:95〜95:5の範囲内の混合比の組成物 3〜60重量%とからなる組成物 90〜99重量%、
(C)Z−9−ドデセニルアセテート 1〜10重量%。 - 下記(A),(B),(D)からなる組成物を原体主成分とする交信攪乱剤を用いることを特徴とするZ−11−テトラデセニルアセテートを性フェロモン成分として有するチャノコカクモンハマキの交信攪乱方法。
(A)Z−11−テトラデセニルアセテート 40〜97重量%と
(B)E−11−テトラデセニルアセテートとZ−9−テトラデセニルアセテートの5:95〜95:5の範囲内の混合比の組成物 3〜60重量%とからなる組成物 90〜99重量%、
(D)10−メチル−ドデシルアセテート 1〜10重量%。
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