JP3687006B2 - フラッシュ型スプリンクラヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、動作時にデフレクタが所定の位置まで降下して散水するフラッシュ型スプリンクラヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のフラッシュ型スプリンクラヘッドの一例として実公平5−38758号公報に開示された考案がある。この考案は、ヘッド本体の中心部に圧力水を放水する放水口を有し、ヘッド本体のつば部に円筒フレームを螺着し、また、キャップを放水口に押圧して圧力水を封止する感熱分解部と、上部にストッパリングが取付けられたガイドロッドの下端部に装着されているデフレクタとを円筒フレーム内に設けたもので、特に、環状のストッパリングにばね性を有する舌片を設けてアームガイドを常時下方に付勢するようにしたものである。
【0003】
そして、火災が発生すると感熱分解部に設けた可溶合金が溶融して感熱分解部が分解し、デフレクタに設けた長孔から外部に落下する。これによりキャップ及びアームガイドは自重及び消火水の圧力によって落下し、同時にストッパリングも落下して円筒フレームの底部に着座するので、ガイドロッドによりストッパリングに連結されたデフレクタも下降し、アームガイド及びキャップはこのデフレクタ上に着座する。これにより放水口が開放され、消火水は放水口を経てデフレクタの散水口から散水する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなフラッシュ型スプリンクラヘッドは、火災時の動作が確実なため信頼性が高く、好評を博している。
ところで、このようなフラッシュ型のスプリンクラヘッドにおいては、デフレクタに溶接その他の手段によりガイドロッドの下端部を固定し、ついで、円筒フレームの上部開口部から円筒フレーム内にストッパリングを挿入し(円筒フレームの底部からは挿入できない)、円筒フレームの底部に設けた長穴からデフレクタに固定されたガイドロッドを挿入して、円筒フレーム内においてガイドロッドの上端部にストッパリングを取付けなければならない。このため、特殊な治具などを用いているが、ガイドロッドの上端部へのストッパリングの取付けはきわめて面倒であり、多くの工数を要していた。なお、デフレクタの外径をフレームの底部の長穴より小さく形成すれば、デフレクタとストッパリングをガイドロッドにより結合した状態でフレームの上部開口部から挿入することができるが、デフレクタを小さくすると散水分布が悪くなるという問題があり、好ましくない。
【0005】
また、ストッパリングはきわめて薄いばね材で構成されているため、放水時に放水口から高圧の消火水が放水されると、ストッパリングに大きな力が加えられて変形し、十分な散水ができなくなるおそれがある。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、デフレクタ、ガイドロッド及びストッパリングからなるデフレクタアッセンブリの組立てが容易で、かつ剛性の大きいストッパリングを備えたフラッシュ型スプリンクラヘッドを得ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、デフレクタに複数本のガイドロッドを立設し、このガイドロッドの上部にストッパリングを取付けてなるデフレクタアッセンブリを備えたフラッシュ型スプリンクラヘッドにおいて、次の通り構成したものである。
(1)ストッパリングにガイドロッドに対応して中心部側が円弧部状に形成されて外縁又は内縁に開口する切欠き部を設けると共に、ガイドロッドの上部に嵌合溝を設け、ガイドロッドの弾性を利用してストッパリングの切欠き部をガイドロッドの嵌合溝に嵌合するように構成したものである。
また、上記(1)のガイドロッドの中心部を結ぶ円の半径をストッパリングの切欠き部の半円状部の中心部を結ぶ円の半径に対して、切欠き部下が外縁に開口する場合は小さく、内縁に開口する場合は大きく形成したものである。
【0008】
)また、上記(1),(2)のフラッシュ型スプリンクラヘッドにおいて、ストッパリングに高さ方向の厚さを増加させるための折曲げ部を設けたものである。
)さらに、上記()のフラッシュ型スプリンクラヘッドにおいて、折曲げ部を、ストッパリングの内周部を上方に折曲げて形成し、機械的強度を増したものである。
)また、上記(1),(2)のフラッシュ型スプリンクラヘッドにおいて、ガイドロッドの下部又はデフレクタのガイドロッドの取付穴に複数の縦溝を設けたものである。
【0010】
【作用】
(1)デフレクタに立設されたガイドロッドを円筒フレームの底部に設けた開口部から円筒フレーム内に挿入すると共に、ストッパリングを円筒フレームの上部開口部から円筒フレーム内に傾斜させて挿入し、上方に位置する切欠き部をこれに対応するガイドロッドの嵌合溝に嵌合し、ついで、下方に位置する切欠き部をこれに対応したガイドロッドに沿って上昇させ、ストッパリングをほぼ水平にしてその切欠き部をガイドロッドの嵌合溝にその弾性を利用して円筒フレーム内で嵌合する。
【0011】
(2)ガイドロッドの中心部を結ぶ円の半径と、ストッパリングの切欠き部の半円状部の中心を結ぶ円の半径の何れか一方を他方より大きく形成することによりストッパリングの切欠き部にガイドロッドの嵌合溝を嵌合する際に、ガイドロッドに弾性を付与することができる。
(3)ストッパリングに折曲げ部を設けて高さ方向の厚さを増加することにより剛性を増し、放水時に高圧の消火水が放水されてもストッパリングが変形するおそれがない。
【0012】
(4)ガイドロッドの下部又はデフレクタのガイドロッドの取付穴に複数の縦溝を設けたので、ガイドロッドの下部をデフレクタのガイドロッドの取付穴に圧入することにより、ガイドロッドを容易かつ確実にデフレクタに取付けることができる。
【0013】
【実施例】
図1は本発明実施例の縦断面図、図2は一部を断面で示した図1の側面図、図3は図1の分解斜視図である。
図において、1はヘッド本体で、給水管に接続されるねじ部2、その下部にねじ部2と一体に設けられめねじ4を有するつば部3、ねじ部2とつば部3の中心部に貫設した放水口5及び放水口5の下端部に設けた弁座6からなっている。
【0014】
10は円筒フレームで、その詳細を図4に示す。この円筒フレーム10はほぼ円筒状に形成されて上部にヘッド本体1のめねじ4に螺入されるおねじ11を有し、側壁のほぼ中央部には後述のリンク機構のアームが係止するスリット12a,12bが設けられており、下端部には対向して内壁より小径の底板13a,13bが設けられてほぼ小槌状の開口部14が形成されている。15a,15b,15cは底板13a,13bに設けられ開口部14に開口して後述のガイドロッドを案内するガイド穴、16は下端部外周に設けた段部である。
【0015】
20はヘッド本体1の放水口5を閉塞する断面ほぼ凸字状の弁体で、下面中央部には突出部21が設けられており、また突出部21と同心的にかしめ片22が突設されている。23は弁体20の上部を覆うパッキンである。なお、弁体20は後述するデフレクタの開口部の短軸側より大きく形成されている。
25はアームガイドで、長方形の天板26と、その長辺側の縁部から下方に折曲げられた側壁27a,27bとによりコ字状に形成されており、天板26に設けた穴28には弁体20のかしめ片22が嵌入されてかしめられ、両者は一体に結合されている。なお、このアームガイド25は上記の側板27a,27bに代えて、天板26の四隅から垂下する脚部を設けてもよい。
【0016】
30はアームガイド25の側壁27a,27bの間に挿入されたバランサで、長方形の天板31とその長辺側の縁部から下方に折曲げて形成された脚部32a,32b、32c,32dと、脚部32a〜32dの間にそれぞれ形成された逆三角形状の側壁33a,33bとからなっており、天板31の中央部に設けた凹部34は弁体20の突出部21に当接する。なお、このバランサ30も上記構造に限定するものではなく、例えば、脚部32a〜32dと逆三角形状の側壁33a,33bとに代えて板状の側壁を設けるなど、適宜変更することができる。
【0017】
40はアームガイド25の側壁27a,27bの間に挿入されたリンク機構で、上部が外方に折曲げられて先端部に係止部42を有し、対向配置された一対のアーム41a,41bと、両端部が二股に形成されて斜め下方に折曲げられ、二股部がアーム41a,41bに遊嵌されて段部43の上面に係止するアーム支持板45と、このアーム支持板45に載置されたシリンダ46と、例えば、コンプレッション半田からなり、シリンダ46内に挿入されたリング状の可溶合金47と、ほぼ中央部に円板状のピストン49を有し、上下端部にねじ部50,51に設けられたピストン柱48と、両端部が二股に形成され、中央部に設けたねじ穴53にピストン柱48のねじ部50が螺入されて二股部がアーム41a,41bに遊嵌され、肩部44の下面に当接するリンク押え板52とかなり、ピストン柱48の下部はシリンダ46とアーム支持板45に設けた穴46a,45aに遊嵌されて下方に突出している。なお、このリンク機構40も、常時は弁体20をヘッド本体1の弁座6に押圧し、火災の発生によって分解する構造のものであれば、他のものを使用してもよい。
【0018】
60はデフレクタ61、ガイドロッド70a,70b,70c及びストッパリング80からなるデフレクタアッセンブリで、その詳細を図5〜図7に示す。デフレクタ61は図5に示すように、円板の外周を上方に折曲げて複数の羽根62を形成したもので、底部63にはほぼ小判状の開口部64が設けられており、この開口部64の長軸側はアームカイド25の天板26の長さとほぼ等しいか又は僅かに長く形成され、短軸側は天板26の幅より僅かに長く形成されている。65a,65b,65cは底部63に設けた後述のガイドロッドの取付穴で、各取付穴65a〜65cの中心部を結ぶ円の半径はr1 に選ばれている。なお、デフレクタ61の外径は、フレーム10の外径とほぼ同じ大きさに形成されている。
【0019】
ガイドロッド70a〜70cは、図6に示すように、デフレクタ61の底部に設けた取付穴65a〜65cの内径とほぼ等しいか又は僅かに小さい外径の頭部72、この頭部72の外径とほぼ等しいか又は僅かに小径の本体71及びデフレクタ61の取付穴65a〜65cの内径より大径の基台73からなり、本体71と頭部72との間には、本体71より小径の嵌合溝74が設けられている。なお、嵌合溝74の幅は、後述のストッパリングの厚さとほぼ等しいか又は僅かに広く形成されている。
75は基台73の上面に連続して本体71の下部外周に設けられた複数の縦溝で、例えば、ローレット加工により形成され、この部分の外径は、デフレクタ61の取付穴65a〜65cの内径より大きく形成されている。
【0020】
ストッパリング80は薄いばね材で形成されており、図7に示すように、その外径は円筒フレーム10の内径より若干小さく、かつ、円筒フレーム10の下端部に設けた底板13a,13bの内径より大きく形成され、また内径は、弁体20の外径より僅かに大きく形成されている。81a,81bは外周に設けられて弾性が付与された舌片、82a,82b,82cはデフレクタ61に立設されたガイドロッド70a,70b,70cに対応して設けられた切欠き部で、中心部側はほぼ半円状に形成され、外縁に開口している。
【0021】
この切欠き部82a〜82cの半円状部の内径はガイドロッド70a〜70cの嵌合溝74の外径とほぼ等しく形成されており、また、各半円状部の中心を結ぶ円の半径r2 は、デフレクタ61に設けた取付穴65a〜65cの中心を結ぶ円、したがって、ガイドロッド70a〜70cの中心を結ぶ円の半径r1 より僅かに大きく、r1 <r2 に選ばれている。83は内縁部を上方に折曲げて形成した折曲げ部である。なお、85は受熱板を兼ねたリンク機構40の保護カバー、86は中心部にねじ部87を有する受熱板である。
【0022】
次に、上記のような各部からなる本実施例の組立順序の一例を説明する。なお、リンク機構40はあらかじめ組立てられているものとする。先ず、デフレクタ61の下から各取付穴65a〜65cにそれぞれガイドロッド70a〜70cを頭部72から挿入し、縦溝75の部分を取付穴65a〜65cに圧入して固定する。この場合、ガイドロッド70a〜70cに縦溝75を設ける代りに、デフレクタ61の取付穴65a〜65cの内壁に縦溝を設けてもよい。
【0023】
ついで、デフレクタ61の上面からその開口部64に弁体20が取付けられたアームガイド25の側壁27a,27bを挿入してその弁体20をデフレクタ61の底部63に着座させる。そして、デフレクタ61に固定したガイドロッド70a〜70cを円筒フレーム10のガイド穴15a〜15cに沿って円筒フレーム10内に挿入すると共に、円筒フレーム10の上部開口部から円筒フレーム10内に、折曲げ部83を上にして、かつ、例えば、切欠き部82aを下方にして傾斜させてストッパリング80を挿入し、他方の切欠き部82b,82cをガイドロッド70b,70cの嵌合溝74に嵌合する。このときの状態を図8に示す。
【0024】
ついで、ストッパリング80の切欠き部82aをガイドロッド70aに沿って上昇させれば、切欠き部82aがガイドロッド70aの嵌合溝74に嵌合してストッパリング80はほぼ水平になり、図9に示すように、ストッパリング80はガイドロッド70a〜70cの弾性により円筒フレーム10内において、ガイドロッド70a〜70cに装着され、デフレクタ61、ガイドロッド70a〜70c及びストッパリング80からなるデフレクタアッセンブリの組立は終了する。デフレクタアッセンブリの組立にあたっては、ストッパリング80は、ガイドロッド70a〜70cにその弾性を利用して装着されるので、特別な治具等を必要とせず、容易かつ確実に所定の位置に装着することができる。
【0025】
次に、円筒フレーム10のねじ部11をヘッド本体1のめねじ4に緩く螺合してアームガイド25の側壁27a,27bの間にバランサ30を挿入し、ついでリンク機構40を挿入してアーム41a,41bの頂部をバランサ30に当接させると共に、係止部42を円筒フレーム10のスリット12a,12bにそれぞれ係止させ、円筒フレーム10をヘッド本体1に強く螺入して固定する。
【0026】
このとき、アーム41a,41bはその頂部を支点として外方に向う回転力を受けており、この回転力はアーム支持板45によって阻止されている。また、デフレクタ61の羽根62の上端部は円筒フレーム10の段部16に当接しており、アームガイド25の側壁27a,27bはデフレクタ61の開口部64の縁部に沿って下方に突出している。
最後に保護カバー85の中央部に設けた穴をリンク機構40のピストン柱48のねじ部51に嵌入し、受熱板86のねじ部87をピストン柱48のねじ部51に螺入して固定すれば、本発明に係るフラッシュ型スプリンクラヘッドの組立を完了する。
【0027】
上記のように構成したフラッシュ型スプリンクラヘッドは、天井に設けた穴から挿入され、そのねじ部2を天井裏に設置した給水管に螺入することにより天井面に装着され、その一部が天井から露出する。そして、天井の穴はシーリングプレートで閉塞される。
【0028】
火災が発生するとその熱気流により受熱板86及び保護カバー85が加熱され、これらの熱及び保護カバー85とデフレクタ61との間から流入した熱気流により可溶合金47が加熱されて溶融し、その一部がシリンダ46から流出する。これにより、シリンダ46及びアーム支持板45が上昇し、両アーム41a,41bがその頂部を支点に外方へ回動するためリンク機構40が分解し、リンク機構40及びバランサ30は円筒フレーム10及びデフレクタ61の開口部14,63から外部に落下する。
【0029】
同時に弁体20は、自重及び消火水の圧力によりアームガイド25の側壁27a,27bがデフレクタ61の底部63に設けた開口部64の縁部に沿って落下し、デフレクタ61の底部63に着座してデフレクタ61の開口部64を閉塞する。これにより、デフレクタ61も落下し、ストッパリング80が円筒フレーム10の底板13a,13b上に着座して停止する。このときの状態を図10に示す。
弁体20の落下により開放された放水口5から消火水が噴出し、デフレクタ61に当って散水され、火災を消火する。
【0030】
上記の説明では、ストッパリング80の切欠き部82a〜82cの半円状部の中心を結ぶ円の半径r2 を、ガイドロッド70a〜70cの中心を結ぶ円の半径r1 より僅かに大きく、r1 <r2 に形成した場合を示したが、これとは逆に、例えば、切欠き部82aだけを、又は切欠き部82a〜82cのすべてを外縁でなく内縁に開口するようにしてr1 >r2 に形成してもよい。要は、ガイドロッド70a〜70cの弾性を利用してその嵌合溝74にストッパリング80の切欠き部82a〜82cを嵌合するようにすればよい。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のような効果を得ることができる。
(1)ストッパリングにガイドロッドに対応して中心部側が円弧部状に形成されて周縁に開口する切欠き部を設け、ガイドロッドの中心部を結ぶ円の半径をストッパリングの切欠き部の半円状部の中心部を結ぶ円の半径に対して、切欠き部が外縁に開口する場合は小さく、内縁に開口する場合は大きく形成すると共に、ガイドロッドの上部に嵌合溝を設け、ガイドロッドの弾性を利用してストッパリングの切欠き部をガイドロッドの嵌合溝に嵌合するようにしたので、特別な治具等を必要とせず、ストッパリングをガイドロッドに容易に取付けることができ、特に、円筒フレーム内の狭い空間内でストッパリングを上下に動かすだけでガイドロッドに取付けられるので、作業能率を著しく向上することができる。また、ガイドロッドの嵌合溝にストッパリングの切欠き部を嵌合するにあたり、ガイドロッドに弾性を持たせるようにしたので、切欠き部を容易かつ確実に嵌合溝に嵌合することができる
【0033】
)ストッパリングに高さ方向の厚さを増加させるために折曲げ部を設けたので、機械的強度が増し、高圧の消火水が落下しても変形するおそれがなく、常に正常に散水することができる。
【0034】
)ストッパリングの内周部を上方に折曲げて折曲げ部を形成したので、円筒フレーム内にアームガイドなどを収容する際に邪魔になることがなく、円滑に挿入することができる。
【0035】
)ガイドロッドの下部又はデフレクタのガイドロッドの取付穴に縦溝を施したので、圧入によりガイドロッドをデフレクタに装着することができる。このため、作業が容易になるばかりでなく、ガイドロッドを確実にデフレクタに取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の縦断面図である。
【図2】一部を断面で示した図1の側面図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】図1の円筒フレームを示すもので、(a)は平面図、(b)はそのA−A断面図である。
【図5】図1のデクフレクタの平面図である。
【図6】図1のガイドロッドの正面図である。
【図7】図1のストッパリングを示すもので、(a)は平面図、(b)はそのB−B断面図である。
【図8】デフレクタアッセンブリの組立方法の一例を示す説明図である。
【図9】デフレクタアッセンブリの組立方法の一例を示す説明図である。
【図10】本発明実施例の作用説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッド本体
2 ねじ部
3 つば部
4 めねじ
5 放水口
10 円筒フレーム
11 おねじ
12a,12b スリット
13a,13b 底板
14 開口部
20 弁体
23 パッキン
25 アームガイド
30 バランサ
40 リンク機構
60 デフレクタアッセンブリ
61 デフレクタ
62 羽根
63 底部
64 開口部
65a,65b,65c ガイドロッドの取付穴
70a,70b,70c ガイドロッド
71 本体
74 嵌合溝
75 縦溝
80 ストッパリング
82a,82b,82c 切欠き部
83 折曲げ部

Claims (4)

  1. デフレクタに複数本のガイドロッドを立設し、該ガイドロッドの上部にストッパリングを取付けてなるデフレクタアッセンブリを備えたフラッシュ型スプリンクラヘッドにおいて、
    前記ストッパリングに前記ガイドロッドに対応して中心部側が半円状に形成されて外縁又は内縁に開口する切欠き部を設け、前記ガイドロッドの中心部を結ぶ円の半径を前記ストッパリングの切欠き部の半円状部の中心部を結ぶ円の半径に対して、該切欠き部が外縁に開口する場合は小さく、内縁に開口する場合は大きく形成すると共に、前記ガイドロッドの上部に嵌合溝を設け、前記ガイドロッドの弾性を利用して前記ストッパリングの切欠き部を前記ガイドロッドの嵌合溝に嵌合するように構成したことを特徴とするフラッシュ型スプリンクラヘッド。
  2. 前記ストッパリングに高さ方向の厚さを増加させるための折曲げ部を設けたことを特徴とする請求項1記載のフラッシュ型スプリンクラヘッド。
  3. 前記折曲げ部を、ストッパリングの内周部を上方に折曲げて形成し、機械的強度を増したことを特徴とする請求項2記載のフラッシュ型スプリンクラヘッド。
  4. 前記ガイドロッドの下部又はデフレクタのガイドロッドの取付穴に複数の縦溝を設けたことを特徴とする請求項1記載のフラッシュ型スプリンクラヘッド。
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