JP3686597B2 - 成形品取出用吸着ヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、射出成形された通常肉厚の成形品とカードなどの薄肉成形品の両方に適用可能な取出用吸着ヘッドに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
射出成形された金型内の成形品の取り出しに、吸着部が円錐台形で内部中央に吸引穴を有する可撓性の吸着パットを、エアホースと接続した口金部の先端に取付けた吸着ヘッドが採用されている。この吸着ヘッドでは吸着パットを金型内の成形品の表面に押し付け、それを負圧により吸着パットに吸着して金型から取り出している。
【0003】
この吸着パットによる成形品の取り出しは、成形品が吸引力に耐える肉厚の場合には特に問題はないが、成形品がカードのような薄肉のものであると、カードは吸着パットの可撓性と吸引力とにより弯曲して成形品に曲がりが生じたり、吸引力が最も強く作用する中央部に歪みや変形が生じ易く、これにより不良品となる場合が多い。
【0004】
このような課題は、通常用の吸着ヘッドと薄肉用の吸着ヘッドとを備えた取出機ヘッドを用意して使い分けすることにより解決できるが、成形品ごとに吸着ヘッドを付け替えることは煩わしく、また時間を要することから、成形現場での吸着ヘッドの交換は採用し難く、また吸着ヘッドを両方に兼用できる構造にすると重量が増して取出機に負担がかかり、高価ともなるなどの課題を有する。
【0005】
この発明は、上記事情から考えられたものであって、その目的は、通常の吸着ヘッドに吸着面がフラットな薄肉成形品用の吸着アダプターを採用し、その吸着アダプターの着脱をもって、吸着ヘッドをそのまま通常用と薄肉用とに使い分けすることができる新たな成形品の取出用吸着ヘッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明は、円錐台形の吸着部と円筒形の後端部とを一体形成し、その吸着部の内部を薄肉の開口縁を残して厚肉の段部に形成し、その段部中央に吸引穴を形成した可撓性の吸着パットを、エアホースと接続した口金部の開口端に後端部を嵌着して、口金部の先端に取付けた吸着ヘッドと、上記吸引穴と嵌合する中空軸部の一端に、上記吸着部の開口縁内に収まる外径で中央部に複数の吸引孔を穿設した表面がフラットな吸着盤を有し、他端に係止用のフランジを有する吸着アダプターとからなり、その吸着アダプターを、上記吸着穴に軸部を嵌め込んで吸着盤の裏面を上記段部に押圧し、その段部の押圧変形後の復元により上記フランジを段部裏側に係止して、吸着アダプターを吸着盤のフラットな表面が開口縁から突出した薄肉成形品の吸着用として、上記吸着パットの吸着部内に着脱自在に備えてなる というものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図中1は吸着ヘッドで、短筒形の口金部11とその先端に取付けた吸着パット2とからなる。上記口金部11は後端中央に取付用の軸部12を一体に有する。また後側面には継口13が突設してあり、この継口13に吸引用のエアホース3が接続してある。
【0008】
上記吸着パット2は、円錐台形の吸着部21と円筒形の後端部22とを、ゴム又は合成ゴム、軟質合成樹脂などにより一体形成した可撓性のものからなり、その吸着部21の内部は薄肉の開口縁を残して厚肉の段部23に形成され、その段部中央に吸引穴24が形成してある。
【0009】
上記吸着ヘッド1は、口金部11の開口端に上記吸着パット2の後端部22を嵌着して構成され、また上記軸部12を板状の取出機ヘッド4の取付孔5にコイルバネ6を介し挿通し、突出端を止金7により止着して、取出機ヘッド4の板面に進退自在に設けてある。
【0010】
8はポリアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ABS等の硬質の樹脂による吸着アダプターで、上記吸引穴24と嵌合する中空軸部81の一端に、上記吸着パツト2の吸着部21の開口内に収まる外径で、中央部に複数の吸引孔82を等間隔に穿設した表面がフラットな吸着盤83を有し、他端に係止用のフランジ84を有する。
【0011】
上記吸着アダプター8は、薄肉成形品の吸着用として、上記吸着ヘッド1の吸着部21内に装着して使用される。この吸着部21への装着は、上記軸部81を吸着穴24に嵌込み、その一端の吸着盤83の裏面が上記段部23に接するところまで強く押込むだけでよく、この押込みによる段部23の押圧変形後の復元により、上記フランジ84が段部23の裏側に係止されて、抜け落ちが防止されるとともに、吸着盤83が段部23に受け止められて、フラットな表面が開口縁から突出した状態で吸着部21内に位置する。また抜き取りは吸着盤83を摘んで強く引っ張るだけでよく、押込みと引張りとにより吸着ヘッド1に対する吸着アダプター8の着脱を容易に行い得る。
【0012】
このような吸着アダプター8を、上記吸着パツト2の吸着部21内に備えた吸着ヘッド1では、吸着アダプター8を取り外して通常の成形品Aの吸着取出しを行うことができる。図4に示すように吸着取出しは、吸着パット2の開口縁を成形品Bの表面に押し付けて拡径し、吸引により吸着パットに成形品Bを吸着するだけでよく、吸引力に耐える肉厚の通常の成形品Aでは、吸着時に変形や曲がりなどが生じない。しかし、吸引力に耐えないカードなどの薄肉成形品Bでは、曲がりが生じたり、吸引力が最も強く作用する中央部に歪みや変形が生ずる。
【0013】
そこで薄肉成形品Bの場合には、吸着アダプター8を上述のように装着して吸着ヘッド1を使用する。通常の成形品Aに比べて軽量な薄肉成形品Bは、吸着盤83の中央部の複数の吸引孔82により吸引されて、吸着盤83のフラット面に密着するようになる。しかし、その密着は1点集中の吸引とはならず、また吸引力により変形する吸着パット2と異なって、不変のフラット面に対して行われるので、薄肉成形品Bは吸着盤83の表面に均一に支持され、これにより曲がりや歪み或いは変形が起こらず、吸着取出時の不良品の発生が防止される。また吸着アダプター8は吸着パット2の吸着部21内に弾力的に係止されているので、金型からの離型時の成形品の傾きなどに対して、吸着部21の柔軟な変形により吸着盤83と成形品の表面との密着が確実に行われるようにもなる。
【0014】
上述のように、この発明では吸着アダプター8の採用により、通常の吸着ヘッド1を薄肉成形品Bの吸着取出しに使用でき、また吸着アダプター8の着脱は吸着パツト2の開口部への押込みと引張りとにより短時間で容易に行えるので、成形現場でも安直に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる成形品取出用吸着ヘッドの吸着ヘッドと吸着アダプターとを分離して示す縦断側面図である。
【図2】 吸着ヘッドに吸着アダプターを装着した縦断側面図である。
【図3】 同上の正面図である。
【図4】 吸着ヘッドの成形品の吸着状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 吸着ヘッド
2 吸着パット
3 エアホース
4 取出機ヘッド
8 吸着アダプター
11 口金部
13 継口
21 吸着部
23 段部
24 吸引穴
81 中空軸部
82 吸引孔
83 吸着盤
84 係止用のフランジ

Claims (1)

  1. 円錐台形の吸着部と円筒形の後端部とを一体形成し、その吸着部の内部を薄肉の開口縁を残して厚肉の段部に形成し、その段部中央に吸引穴を形成した可撓性の吸着パットを、エアホースと接続した口金部の開口端に後端部を嵌着して、口金部の先端に取付けた吸着ヘッドと、
    上記吸引穴と嵌合する中空軸部の一端に、上記吸着部の開口縁内に収まる外径で中央部に複数の吸引孔を穿設した表面がフラットな吸着盤を有し、他端に係止用のフランジを有する吸着アダプターとからなり、
    その吸着アダプターを、上記吸着穴に軸部を嵌め込んで吸着盤の裏面を上記段部に押圧し、その段部の押圧変形後の復元により上記フランジを段部裏側に係止して、吸着アダプターを吸着盤のフラットな表面が開口縁から突出した薄肉成形品の吸着用として、上記吸着パットの吸着部内に着脱自在に備えてなることを特徴とする成形品取出用吸着ヘッド。
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