JP3686053B2 - 電気掃除機用集塵容器および電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用集塵容器および電気掃除機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気掃除機用集塵容器および電気掃除機に関し、詳細には開閉自在の底蓋を、上部の操作ボタンを操作して遠隔的に開放可能とした集塵容器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電気掃除機として例えば図7に示すものが考えられている。
【0003】
この電気掃除機100は、掃除機本体20に集塵ホース10が接続されたものであり、掃除機本体20の内部には、集塵用の気流を形成する負圧を発生する電動送風機30と、この電動送風機30が発生した気流によって、集塵ホース10を通じて空気とともに本体20内部に吸引された塵埃を捕集する集塵容器40とが備えられている。
【0004】
ここで、集塵容器40は、本体20に対して着脱自在に設けられており、図8の概略縦断面図に示すように、略円筒形状の周壁に底蓋50を備えた容器本体41と、この容器本体41の側方に突出して設けられた把手部42とを備えている。
【0005】
容器本体41の上部には、空気90の通過を許容し、かつ塵埃91の通過を阻止する集塵フィルタ55が配設されており、この集塵フィルタ55は、上フィルタ枠54および下フィルタ枠53によって挟持され、これら上下フィルタ枠54,53は、容器本体41の上部開口を塞ぐように、この上部開口に着脱可能に嵌着されている。
【0006】
上下フィルタ枠54,53には、集塵ホース10から吸引された空気90および塵埃91が容器本体41に流入するように、一部に切欠き(図示せず)が形成されており、また、電動送風機30によって吸引された空気の流れが容器本体41の内部で下降する旋回流を形成するように、容器本体41の内壁面に案内板(図示せず)が設けられている。
【0007】
そして、上下フィルタ枠54,53の切欠きから容器本体41の内部に吸引された空気90および塵埃91は、この案内板に案内されて、下降する旋回流となり、塵埃91のうち自重の大きいものは、旋回流の遠心力によって内壁面に衝突し、自重によって底蓋50上に落下し、堆積する。
【0008】
旋回流となった空気90は、この容器本体41の底部中央から上昇する上昇気流となり、自重の小さい塵埃91や底部に堆積しなかった残りの塵埃91は、この上昇気流に含まれるが、容器本体41の上部であって上昇気流の経路上に設けられた集塵フィルタ55によって通過を阻止され、これらの塵埃91も容器本体41の内部に捕集される。
【0009】
底蓋50は、周壁の下部に設けられた支軸50aを回動軸として下方に開放可能となっている。
【0010】
また、支軸50aに対して対面側の周壁の内面には、底蓋50を閉じた状態で保持するように、ロック部材(係止部材)49が設けられている。
【0011】
このロック部材49は、底蓋50の係合部50bと係合して、底蓋50を上記閉じた位置に保持する係止位置と、係合部50bから外れて、底蓋50を開放させる係止解除位置との間を、支軸49aを中心として回動可能に設けられている。
【0012】
そして、このロック部材49は、スプリング49bによって、係止位置側に付勢されている。
【0013】
さらに、集塵容器40の把手部42の上部には、底蓋開放用の押しボタン(操作部材)46aが、この把手部42の上面から突出して押下可能に設けられており、スプリング61により、突出した側に付勢されている。
【0014】
そして、この把手部42上部の押しボタン46aから、容器本体41下部のロック部材49を遠隔的に操作するリンク(連接部材)46が、容器本体41の内壁面に沿って延設されている。
【0015】
すなわち、押しボタン46aに下方への力Fを作用させて押下すると、押しボタン46aに連結されたリンク46が下方に変位し、リンク46の下端部が、ロック部材49を押圧し、ロック部材49を係止解除位置に回動させる。
【0016】
ロック部材49が係止解除位置まで回動すると、底蓋50の係合部50bとロック部材49との係合が外れ、底蓋50は、支軸50aを中心として、下方に回動し、底蓋50上に堆積していた塵埃91は下方に落下し排出される。
【0017】
塵埃91が廃棄された後は、底蓋91を元の閉じた位置まで手で戻し、押しボタン46aに作用させていた力Fを取り除くことにより、押しボタン46aは、スプリング61の付勢力により、把手部42の上面から突出した位置に戻り、押しボタン46aに連結されたリンク46が上方に変位し、リンク46の下端部の上昇に伴い、ロック部材49は、スプリング49bの付勢力によって係止位置に回動する。
【0018】
この結果、ロック部材49と閉じた位置に戻された底蓋50の係合部50bとが係合し、底蓋50は閉じた状態に保持され、容器本体41の内部に塵埃91を再度堆積可能な状態となる。
【0019】
なお、底蓋50が下方に開いた状態のときに、押しボタン46aに作用させる力Fを取り除き、ロック部材49を予め係止位置に戻しておき、その後に、底蓋50を閉じた位置まで戻した場合においても、底蓋50が閉じた位置に戻る直前の位置で、底蓋50の係合部50bがロック部材49の傾斜面を押圧し、ロック部材49を、スプリング49bの付勢力に抗して係止解除位置方向に一瞬だけ回動させるため、底蓋50をロック部材に係合させることができ、底蓋50を閉じた状態に保持させることができる。
【0020】
このように、図示した集塵容器40は、容器本体41の内部に溜まった塵埃91を廃棄する際に、容器本体41上部に嵌着された上下フィルタ枠54,53をその都度脱着することなく、把持部42を握った手の指で押しボタン46aを押すという簡単な操作だけで、塵埃91を廃棄することができ、簡単かつ清潔な操作を可能にしている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来考えられている集塵容器40は、容器本体41の内側にリンク46が配設されているが、このリンク46と容器本体41の周壁との間に塵埃91が挟まる等してリンク46の作動に支障を来すのを防止し、また、外観品質向上のために、このリンク46を覆い隠す仕切板41aを、容器本体41の内側に設けている。
【0022】
しかし、この内側の仕切板41aは、図8のB−B線断面(横断面)である図9に示すように、塵埃91を溜めることのできる容器本体41の内部空間を侵食するため、塵埃91を溜めることができる容積を減少させることになり、結果的に集塵容器40から塵埃91を廃棄する頻度が増えることになる。
【0023】
しかも、容器本体41の内側で形成される空気90の流れ(旋回流)が、この仕切板41aによって乱され、電動送風機30の吸引効率を低下させる虞もある。
【0024】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、使い勝手が低下することなく、塵埃を溜めることのできる容器本体の容積を減少させることのない集塵容器を提供し、また、この集塵容器を備えた電気掃除機を提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る電気掃除機用集塵容器は、開閉可能の底蓋を有し内部に塵埃が捕集される容器本体と、該容器本体の側方に突出して設けられた把手部と、前記底蓋を閉位置に係止する係止部材と、前記係止部材の係止状態を解除する操作が入力される操作部材と、前記操作部材から前記係止部材を遠隔的に操作する連接部材とを備えた電気掃除機用集塵容器であって、前記把手部は上下方向に延びて設けられ、前記操作部材が前記把手部の上部に設けられ、前記連接部材が前記把手部の内部空間に配設されたことを特徴とする。
【0026】
また、本発明に係る電気掃除機は、上記本発明の電気掃除機用集塵容器と、前記電気掃除機用集塵容器に塵埃を集塵するための空気流を発生させる電動送風機とを備えたことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電気掃除機用集塵容器およびこの集塵容器を備えた電気掃除機についての具体的な実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0028】
図1は、本発明の一実施形態に係る電気掃除機100の全体を示す斜視図である。
【0029】
この電気掃除機100は、掃除機本体20に集塵ホース10が接続されたものであり、掃除機本体20の内部には、集塵用の気流を形成する負圧を発生する電動送風機30と、この電動送風機30が発生した気流によって、集塵ホース10を通じて空気とともに本体20内部に吸引された塵埃を捕集する本発明の一実施形態に係る集塵容器40とが備えられている。
【0030】
ここで、集塵容器40は、本体20に対して着脱自在に設けられており、図2の分解斜視図に示すように、略円筒形状の周壁に開閉可能の底蓋50を備えた容器本体41と、この容器本体41の側方に突出して設けられた把手部42を構成する把手壁部43と把手カバー44とを備えている。
【0031】
また、この把手壁部43と把手カバー44とを接合すると、図3の縦断面図に示すように、内部に中空空間45が形成され、この中空空間45内には、後述するリンク46が配設されている。
【0032】
容器本体41の上部には、空気90の通過を許容し、かつ塵埃91の通過を阻止する集塵フィルタ55が配設されており、この集塵フィルタ55は、上フィルタ枠54および下フィルタ枠53によって挟持され、これら上下フィルタ枠54,53は、容器本体41の上部開口を塞ぐように、この上部開口に着脱可能に嵌着されている。
【0033】
上下フィルタ枠54,53には、集塵ホース10から吸引されて掃除機本体20の吸入口21から吸入された空気90および塵埃91が容器本体41に流入するように、一部に切欠き(図示せず)が形成されており、また、電動送風機30によって吸引された空気の流れが容器本体41の内部で下降する旋回流を形成するように、容器本体41の内壁面に案内板(図示せず)が設けられている。
【0034】
そして、上下フィルタ枠54,53の切欠きから容器本体41の内部に吸引された空気90および塵埃91は、この案内板に案内されて、下降する旋回流となり、塵埃91のうち自重の大きいものは、旋回流の遠心力によって内壁面に衝突し、自重によって底蓋50上に落下して堆積する。
【0035】
旋回流となった空気90は、この容器本体41の底部中央から上昇する上昇気流となり、自重の小さい塵埃91や底部に堆積しなかった残りの塵埃91は、この上昇気流に含まれるが、容器本体41の上部であって上昇気流の経路上に設けられた粗めのメッシュ52や集塵フィルタ55によって通過を阻止され、これらの塵埃91も容器本体41の内部に捕集される。
【0036】
底蓋50は、周壁の下部に設けられた支軸50aを回動軸として下方に開放可能となっている。
【0037】
また、支軸50aの対面側の容器本体41周壁の外面には、底蓋50を閉じた状態で保持するように、ロック部材(係止部材)49が設けられている。
【0038】
このロック部材49は、底蓋50の係合部50bと係合して底蓋50を上記閉じた位置に保持する係止位置と、係合部50bから外れて底蓋50を開放させる係止解除位置との間を、支軸49aを中心として回動可能に設けられている。
【0039】
そして、このロック部材49は、スプリング48の弾性力によって、係止位置側に付勢されている。
【0040】
なお、ロック部材49、支軸49aおよびスプリング48は、容器本体41側ではなく、把手壁部43や把手カバー44等の把手部42側に設けられてもよい。
【0041】
前述した把手壁部43および把手カバー44は、いずれも横断面が略コの字状、縦断面が円弧状に形成され、両者43,44の側壁同士を突き合わせて接合することによって、円弧状の把手部42が形成される。
【0042】
そしてこの把手部42の内部に形成された空間45の内部に、この把手部42の円弧形状と同様に円弧形状のリンク46が、空間45の内部でがたつくことなく、円弧状に延びる長手方向に沿って摺動可能に配設されている。
【0043】
このリンク46は、上端部が押しボタン46aとして形成されており、この押しボタン46aが下方に押下可能に、把手部42の上面よりも上方に突出している。
【0044】
また、リンク46の下端部46cは、ロック部材49を押下可能となる位置に設定されている。
【0045】
さらにリンク46の略中央部には、把手壁部43の略中央部から把手カバー44に向けて突出した摺動範囲規制用の爪43aが嵌入する開口46bが形成されている。
【0046】
そして、この開口46bの長さは、この開口46bの上縁が爪43aに当接するまでリンク46が下方に摺動したとき、リンク46の下端部46cがロック部材49を係止解除位置に回動させ、開口46bの下縁が爪43aに当接するまでリンク46が上方に摺動したとき、リンク46の下端部46cがロック部材49をスプリング48の付勢力によって係止位置に戻すように、設定されている。
【0047】
また、開口46bの下縁が爪43aに当接しているとき、押しボタン46aは、把手部42の上端より上方に突出し、下方へ押下可能となっている。
【0048】
さらに、摺動範囲規制用の爪43aの上面と開口46bの上縁との間には、スプリング47が挟持されており、このスプリング47の弾性力によって、リンク46は上方側に付勢されている。
【0049】
したがって、スプリング47によって付勢されている状態においては、押しボタン46aは把手部42の上端から突出し、ロック部材49は係止位置にあって、底蓋50を閉じた位置に係止している。
【0050】
なお、図4に示すように、スプリング47の上部は、開口46bの上縁に形成された溝46dに支持され、スプリング47の下部は、摺動範囲規制用の爪43aの上面に形成された突起43b周囲の低部に支持されて、脱落が防止されている。
【0051】
ここで、図4に示すA−A線断面が図3に示す縦断面として示されている。
【0052】
次に、本実施の形態に係る集塵容器40およびこの集塵容器40を備えた本実施形態に係る電機掃除機100の作用について説明する。
【0053】
まず、集塵ホース10に設けられた手元スイッチを操作することにより、電動送風機30に電力が供給され、電動送風機30は負圧を発生させて、集塵ホース10を通じて、空気90および塵埃91を集塵容器40の内部に吸引する(図3)。
【0054】
ここで、集塵容器40に吸引された空気90および塵埃91は、図示しない案内板に沿って、容器本体41の内部で下降する旋回流となり、塵埃91のうち自重の大きいものは、このときの旋回流の遠心力によって内壁面に衝突し、自重によって底蓋50上に落下してこの底蓋50上に堆積する。
【0055】
旋回流となった空気90は、この容器本体41の底部中央から上昇する上昇気流となり、自重の小さい塵埃91や底部に堆積しなかった残りの塵埃91は、この上昇気流に含まれるが、容器本体41の上部で上昇気流の経路上に設けられた粗めのメッシュ52や集塵フィルタ55によって通過を阻止され、これらの塵埃91も容器本体41の内部に捕集され、底蓋50上に堆積する。
【0056】
次いで、手元スイッチが操作されて電動送風機30への電力供給が停止されると、集塵ホース10からの空気90および塵埃91の吸入は停止する。
【0057】
そして、集塵容器40内部に溜まった塵埃91を廃棄するために、掃除機本体20の吸入口21を含む上蓋部分が上方に回動されて、集塵容器40は掃除機本体20から取り外される。
【0058】
すなわち、集塵容器40は、掃除機本体20に装着されている状態においては、底蓋50が掃除機本体20の載置台22上に載置され、上フィルタ枠54の上部が上蓋部分によって下方に押さえられているが、上蓋部分が上方に開かれることにより、載置台22上から取り出すことが可能となる。
【0059】
このように、集塵容器40が掃除機本体20から取り出される際は、使用者は集塵容器40の把手部分42を把持し、上方に持ち上げて手前に引き出す。
【0060】
そして、掃除機本体20から取り外された集塵容器40は、把手部42を把持されたまま塵埃91の廃棄場所まで運ばれ、廃棄場所において、図5に示すように、使用者は把手部42を把持した手の指で、押しボタン46aを下方に押下する。
【0061】
この下方に加えられた力Fによって、リンク46の全体がスプリング47の付勢力に抗して、把手部42の円弧形状に沿って摺動し、リンク46の下端部46cが、係止位置にあるロック部材49を図示右方向に押圧する。
【0062】
ロック部材49は、リンク46の下端部46cから受けら押圧力によって、スプリング48の付勢力に抗して、支軸49aを中心として係止解除位置まで回動する。
【0063】
そして、ロック部材49と底蓋50の係合部50bとの係合が外れ、底蓋50は、支軸50aを中心として下方に開くように回動する。
【0064】
下方に開いた底蓋50上に堆積していた塵埃91は、底蓋50上から廃棄場所に落下し、集塵容器40から塵埃91は排出される。
【0065】
容器本体41から塵埃91が廃棄された後は、把手部42を把持している手とは反対側の手で底蓋50を元の閉じた位置まで持ち上げ、係合部50bをロック部材50bに係合させることにより、底蓋50は閉じた状態に保持され、塵埃91を堆積可能な状態とされ、掃除機本体20にセットされる。
【0066】
なお、底蓋50が下方に開いた状態のときに、押しボタン46aから指を離すと、リンク46はスプリング47の付勢力およびロック部材49に作用するスプリング48の付勢力により、把手部42の円弧形状に沿って上方に持ち上げられ、ロック部材49は係止位置に戻る。
【0067】
そして、ロック部材49が係止位置に戻された状態で、底蓋50を閉じた位置まで戻した場合は、底蓋50が閉じた位置に戻る直前の位置で、底蓋50の係合部50bがロック部材49の傾斜面を押圧し、ロック部材49を、スプリング48の付勢力に抗して係止解除位置方向に一瞬だけ回動させるため、底蓋50をロック部材に係合させることができ、底蓋50を閉じた状態に保持させることができる。
【0068】
このように、本実施形態に係る電気掃除機用集塵容器40によれば、ロック部材49を、押しボタン46aから遠隔操作するリンク46が、容器本体41の外側に設けられた把手部42の内部空間内に設けられているため、容器本体41内部の空間が、リンク46によって侵食されることはなく、したがって塵埃91を溜めることができる容器本体41の容積を減少させることがない。
【0069】
したがって、集塵容器40から塵埃91を廃棄する頻度を減少させることができ、使用者の利便性を向上させることができる。
【0070】
また、従来考えられている集塵容器(図8等参照)と比較して、リンク46およびロック部材49の配設位置を変えた以外は、他の部材等の基本的な配設位置等に変化を加えていないため、従来品と同様の使い勝手を維持することができる。
【0071】
さらに、図9の横断面に示すように、容器本体41の内部空間には、従来品に設けられているようなリンク46を覆い隠すための仕切板を設ける必要がないため、この内部空間で形成される空気90の流れ(旋回流)が、そのような仕切板によって乱されることがなく、滑らかな旋回流を形成させることができ、電動送風機30による集塵効率を、従来よりも向上させることができる。
【0072】
また、リンク46は把手部42の内部空間内に収容されているため、見栄え等の外観品質を低下させることもない。
【0073】
なお、把手部42が略円弧形状であって、この円弧形状を形成する中心点は、容器本体41の内部空間内に位置するように形成されているため、押しボタン46aに作用する下方への押下力Fは、リンク46の延びる方向に作用する分力成分により、リンク46を円弧形状に沿って滑らかに摺動させることができ、押下不能となることがなく、また、引っ掛かり感を感じない優れた操作感を得ることができる。
【0074】
また、押しボタン46aがリンク46の一部として形成されているため、これらが単一の部材から構成され、構成部品点数の低減によって製造コストを抑制するとともに、押しボタン46aに入力された力Fの損失を抑制することができ、操作力を軽減することができる。
【0075】
また、本実施形態の集塵容器40を備えた本実施形態に係る電気掃除機100は、上述した本実施形態の集塵容器40についての作用、効果を発揮し、塵埃91を廃棄する頻度を従来よりも減少させることができるとともに、円滑な旋回流の形成によって、電動送風機30をエネルギ効率よく作動させることができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明に係る電気掃除機用集塵容器によれば、開閉可能の底蓋を容器本体に係止する係止部材を、操作部材から遠隔操作する連接部材が、容器本体の外側に設けられた把手部の内部空間内に設けられているため、容器本体内部の空間が、連接部材によって侵食されることはなく、したがって塵埃を溜めることができる容器本体の容積を減少させることがない。
【0077】
しかも、連接部材の配設位置を変えた以外は、他の部材等の配設位置等に変化を加えていないため、使い勝手が低下することもない。
【0078】
また本発明に係る電気掃除機によれば、集塵容器として、上記本発明の電気掃除機用集塵容器を備えているため、集塵容器の容器本体内部の空間が、連接部材によって侵食されることはなく、したがって塵埃を溜めることができる容器本体の容積を減少させることがない。
【0079】
しかも、連接部材の配設位置を変えた以外は、他の部材等の配設位置等に変化を加えていないため、使い勝手が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気掃除機の一実施形態の全体を示す斜視図である。
【図2】図1に示した電気掃除機に用いられる集塵容器の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】図1に示した電気掃除機に用いられる集塵容器の縦断面を示す断面図である。
【図4】リンクを付勢するスプリングの配置を示す要部斜視図である。
【図5】集塵容器の作用を説明する図3相当の断面図である。
【図6】図3に示した集塵容器のB−B線断面(横断面)を示す断面図である。
【図7】従来の電気掃除機の一例の全体概略を示す斜視図である。
【図8】従来の電気掃除機に用いられている集塵容器の縦断面を示す断面図である。
【図9】図8に示した集塵容器のB−B線断面(横断面)を示す断面図である。
【符号の説明】
10 集塵ホース
20 掃除機本体
21 吸入口
22 載置台
30 電動送風機
40 集塵容器
41 容器本体
42 把手部
43 把手壁部
43a 爪
43b 突起
44 把手カバー
45 空間
46 リンク(連接部材)
46a 押しボタン(操作部材)
46b 開口
46c 下端部
46d 溝
47,48,49b,61 スプリング
49 ロック部材(係止部材)
49a,50a 支軸
50 底蓋
50b 係合部
52 メッシュ
53 下フィルタ枠
54 上フィルタ枠
55 集塵フィルタ
90 空気
91 塵埃
100 電気掃除機

Claims (3)

  1. 開閉可能の底蓋を有し内部に塵埃が捕集される容器本体と、該容器本体の側方に突出して設けられた把手部と、前記底蓋を閉位置に係止する係止部材と、前記係止部材の係止状態を解除する操作が入力される操作部材と、前記操作部材から前記係止部材を遠隔的に操作する連接部材とを備えた電気掃除機用集塵容器であって、
    前記把手部は上下方向に延びて設けられ、前記操作部材が前記把手部の上部に設けられ、前記連接部材が前記把手部の内部空間に配設されたことを特徴とする電気掃除機用集塵容器。
  2. 前記操作部材と前記連接部材とが単一の部材であることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機用集塵容器。
  3. 請求項1または2に記載の電気掃除機用集塵容器と、前記電気掃除機用集塵容器に塵埃を集塵するための空気流を発生させる電動送風機とを備えたことを特徴とする電気掃除機。
JP2002214869A 2002-07-24 2002-07-24 電気掃除機用集塵容器および電気掃除機 Expired - Fee Related JP3686053B2 (ja)

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