JP3685602B2 - 温水ボイラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換器で生成された温水を、キャンドポンプを用いて外部放熱器に循環供給するようにした温水暖房熱源機等の温水ボイラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般の温水ボイラは、例えば、特開平6ー249519号公報に開示されているように、縦長箱体状の外装体内に、バーナと、熱交換器と、この熱交換器で生成された温水を外部放熱器に循環供給する循環ポンプを収容している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来構成の温水ボイラは、循環ポンプにマグネットポンプを使用していたが、このマグネットポンプは運転中の騒音が比較的大きいという欠点があった。そこで、近年では、運転中の騒音が小さいキャンドポンプの使用が望まれている。しかしながら、このキャンドポンプは、ポンプケーシング内に突出させたモータの回転軸にインペラーを直結して回転させる方式であるため、モータ軸や軸受が循環水と接触しており、温水ボイラを使用しない夏季等の暖房オフシーズンに、水垢がモータ軸に付着したり、錆が発生したりする等して、モータがロックされることがしばしばある。そのため、このキャンドポンプには、モータハウジンクの端面にモータロック解除部が設けられているが、通常、循環ポンプは温水ボイラの外装体内における限られた狭いスペースを利用して設置される関係上、モータロック解除部のロック解除操作を容易に行うことができない課題が残されていた。
【0004】
本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであり、循環ポンプとしてキャンドポンプを用いることにより、ポンプの運転騒音を軽減させつつ、モータロック解除部の操作が容易に行える温水ボイラを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、バーナと、熱交換器と、この熱交換器で生成された温水を外部放熱器に循環供給するキャンドポンプと、これらを収容した箱体状の外装体とを備え、この外装体の周側板の一面を開放面部と成し、この開放面部を着脱可能なパネルで覆う構成とした温水ボイラであって、前記キャンドポンプは、インペラーを内蔵したポンプケーシングとモータを内蔵したモータハウジンクとが連結一体化されて成り、前記ポンプケーシングは端面中央に吸入口部を有するとともに周面には吐出口部を有し、前記モータケーシングは端面中央にモータロック解除部を有しており、前記モータロック解除部が前記外装体の開放面部に対向し、かつ、前記ポンプケーシング周面の吐出口部が前記開放面部と直交する周側板の一面に対向するように、前記キャンドポンプをポンプ取付台を介して前記外装体の底板上に載置固定し、前記ポンプ取付台は、外装体の底板上に載置される底面板部と、この底面板部一端から上方へ向けて折曲形成され、前記モータハウジングの先端部近くを下から支える立壁部と、底面板部の側縁から上方へ向けて折曲形成した立面板部と、この立面板部の一端から内方へ向けて折曲形成され、前記ポンプケーシング側を固定保持する取付板部とを有して構成され、かつ、それら底面板部、立壁部、立面板部及び取付板部が一体成形されてなることを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の温水ボイラにおいて、前記外装体の底板には前記開放面部と略平行な固定用立片を有する固定板を装着し、この固定板の固定用立片に前記ポンプ取付台の立壁部を重合し、その重合した固定板の固定用立片とポンプ取付台の立壁部とを、前記外装体の開放面部側から締付ネジを介して締着する構成としたことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態例を図1ないし図6の図面に基づいて説明する。図において、1は縦長箱体状に形成された温水ボイラの外装体であり、この外装体1は底板2、周側板3、天板4にて構成されるとともに、前記周側板3の一面は開放面部5と成され、この開放面部5は上部に操作部6が設けられた着脱可能な前パネル3Aで覆われており、この前パネル3Aを取り外すことにより、図2に示すように、前記外装体1の周側の一面は大きく開放されるものである。
【0009】
前記外装体1内の一側部には、熱交換器としての缶体7と、この缶体7の上部に連結された排気管8付きのマフラ(図示せず)と、缶体7を載置固定した支持台9と、缶体7で熱交換された循環水(温水)を循環パイプ10、11を介して床暖房パネル等の外部放熱器(図示せず)に循環させるキャンドポンプ12等が収容され、また、外装体1内の他側部(開放面部5側)には、前記缶体7を加熱するガンタイプ石油バーナ等のバーナ13と、このバーナ13に燃焼空気を供給する送風機14と、補給用の循環水を貯溜するリザーブタンク15等が収容されている。前記リザーブタンク15は開放面部5近くの外装体1の底板2上に着脱可能に載置固定され、細管(図示せず)を介して前記循環パイプ10の頂部に連通されている。
【0010】
前記支持台9は外装体1の開放面部5に対応する開放面9Aを有するとともに、その内部には空間Xが形成され、そして、前記外装体1内の一側部の底板2上に両側下端部が固定されており、この支持台9の内部空間Xに位置する底板2上には、前記キャンドポンプ12がポンプ取付台16及び固定板17を介して固定保持されている。
【0011】
前記キャンドポンプ12は、インペラー(図示せず)を内蔵したポンプケーシング12Aと、インペラーを駆動するモータ(図示せず)を内蔵したモータハウジング12Bとを連結一体化して成り、前記ポンプケーシング12Aはそれの端面中央に吸入口部18が突設されるとともに、周面に吐出口部19が突設され、一方、前記モータハウジング12Bの端面中央には、図2及び図3に示すように、モータハウジング12Bに内蔵されたモータのロック状態を解除するためのモータロック解除部20が設けられ、さらに、前記ポンプケーシング12Aの端面には複数の取付用ボス部21が突設されている。
【0012】
前記ポンプ取付台16は、外装体1の底板2上に載置される方形状の底面板部16Aと、この底面板部16の一端から上方へ向けて折曲形成した立壁部16Bと、この立壁部16Bと直交する奥側の側縁から上方へ向けて折曲形成した方形状の立面板部16Cと、この立面板部16Cの左端から内方へ向けて折曲形成した縦長方形状の取付板部16Dとを、一枚の金属板にて一体成形してなり、そして、前記取付板部16Dを複数の第1ボルト22、22を介してキャンドポンプ12の取付用ボス部21に締着することにより、このポンプ取付台16はキャンドポンプ12に取り付けられる。
【0013】
また、前記立壁部16Bは、前記モータハウジング12Bの先端部近くの途中適所を下から支えるとともに、後述する固定板17の固定用立片17Bに重合され、かつ、それの下部には複数のネジ孔23、23が設けられている。
【0014】
前記固定板17は、複数の第2ボルト24、24を介して外装体1の底板2に締着される取付片17Aと、この取付片17Aの短手方向の一端から上方へ向けて折曲形成した固定用立片17Bとを、一枚の金属板にて一体成形してなり、そして、この固定板17は、それの取付片17Aが外装体1の開放面部5側に位置し、かつ、固定用立片17Bが外装体1の開放面部5に取り付けられた前パネル3Aと略平行となるように、外装体1の底板2上に装着され、また、前記固定用立片17Bには、前記ネジ孔23、23に対応する複数のネジ挿通穴25、25が設けられている。
【0015】
そして、前記キャンドポンプ12は、ポンプ取付台16の底面板部16Aを外装体1の底板2上に載置するとともに、前記立壁部16Bを固定板17の固定用立片17Bに重合し、その状態で、固定用立片17B及びポンプ取付台16を複数の締付ネジ26、26を介して外装体1の開放面部5側から締着固定することにより、図2に示すように、前記モータロック解除部20が外装体1の開放面部5に対向し、かつ、前記吐出口部19が水平方向に向いて開放面部5と直交する周側板3の一面に対向している。
【0016】
27は一端が前記キャンドポンプ12の吸入口部18に接続され、かつ、他端が循環パイプ10に接続されたゴム製の吸入口側接続管、28は一端が前記キャンドポンプ12の吐出口部19に接続され、かつ、他端が循環パイプ11に接続されたゴム製の吐出口側接続管である。
【0017】
上述の構成において、運転が開始されると、バーナ13が燃焼して缶体7が加熱され、キャンドポンプ12の駆動によって、約50〜70℃に温められた缶体7内の循環水が、循環パイプ10及び吸入口側接続管27を通ってキャンドポンプ12に吸引され、このキャンドポンプ12から吐出口側接続管28及び循環パイプ11を通って外部放熱器に循環供給される。
【0018】
本実施形態例によれば、循環ポンプとしてキャンドポンプ12を用いているので、ポンプの運転騒音を軽減でき、しかも、キャンドポンプ12は、モータハウジンク12Bの端面に設けられたモータロック解除部20を、着脱可能な前パネル3Aで覆われた外装体1の開放面部5に対向させて底板2上に設置した構成であるから、モータロック解除部20の操作が、前パネル3A及びリザーブタンク15を取り外すことで開放面部5側から容易に行える。
【0019】
また、前記キャンドポンプ12は、それのポンプケーシング12Aに設けられた吐出口部19を、外装体1の開放面部5と直交する周側板3の一面に対向させた構成であるから、吐出口部19が上向きとならないため、キャンドポンプ12の高さを低く抑えることができ、例えば、一実施形態例のように、缶体7を載置固定する支持台9の内部空間Xを利用してキャンドポンプ12を外装体1の底板2上に設置する場合でも、図2に示すように、吸入口部18に接続される吸入口側接続管27や、吐出口部19に接続される吐出口側接続管28が、前記支持台9の上部面によって邪魔されることなく接続できる。そのため、外装体1内における狭いスペースでも、キャンドポンプ12における吸入口部18及び吐出口部19への配管接続が、何ら支障のないように行える。
【0020】
また、外装体1の底板2には開放面部5と略平行な固定用立片17Bを有する固定板17を装着する一方、キャンドポンプ12に取り付けられたポンプ取付台16の一端部には固定板17の固定用立片17Bに重合する立壁部16Bを形成し、このポンプ取付台16の立壁部16Bを固定板17の固定用立片17Bに重合させた状態で、固定板17の固定用立片17B及びポンプ取付台16の立壁部16Bを締付ネジ26、26を介して外装体1の開放面部5側から締着固定した構成であるから、キャンドポンプ12の組み込み、取り外し作業は、前パネル3A及びリザーブタンク15を取り外すことで開放面部5側から容易に行えるものであり、キャンドポンプ12の着脱作業を簡便となせ、組立性及びサービス性が向上する。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に記載の温水ボイラにおいては、バーナと、熱交換器と、この熱交換器で生成された温水を外部放熱器に循環供給するキャンドポンプと、これらを収容した箱体状の外装体とを備え、この外装体の周側板の一面を開放面部と成し、この開放面部を着脱可能なパネルで覆う構成とした温水ボイラであって、前記キャンドポンプは、インペラーを内蔵したポンプケーシングとモータを内蔵したモータハウジンクとが連結一体化されて成り、前記ポンプケーシングは端面中央に吸入口部を有するとともに周面には吐出口部を有し、前記モータケーシングは端面中央にモータロック解除部を有しており、前記モータロック解除部が前記外装体の開放面部に対向し、かつ、前記ポンプケーシング周面の吐出口部が前記開放面部と直交する周側板の一面に対向するように、前記キャンドポンプをポンプ取付台を介して前記外装体の底板上に載置固定し、前記ポンプ取付台は、外装体の底板上に載置される底面板部と、この底面板部一端から上方へ向けて折曲形成され、前記モータハウジングの先端部近くを下から支える立壁部と、底面板部の側縁から上方へ向けて折曲形成した立面板部と、この立面板部の一端から内方へ向けて折曲形成され、前記ポンプケーシング側を固定保持する取付板部とを有して構成され、かつ、それら底面板部、立壁部、立面板部及び取付板部が一体成形されてなるから、循環ポンプとしてキャンドポンプを使用したことにより、ポンプの運転騒音を軽減できのはもちろんのこと、キャンドポンプのモータロック解除部の操作を、着脱可能なパネルを外して外装体の開放面部を開放することで容易に行うことができ、取扱に優れている。
【0022】
また、キャンドポンプは、吐出口部が上向きにならず、高さ低く抑えることができるため、外装体内における狭いスペースでも、吸入口部及び吐出口部への配管接続が、何ら支障のないように行える
【0023】
請求項2に記載の温水ボイラにおいては、請求項1に記載の温水ボイラにおいて、前記外装体の底板には前記開放面部と略平行な固定用立片を有する固定板を装着し、この固定板の固定用立片に前記ポンプ取付台の立壁部を重合し、その重合した固定板の固定用立片とポンプ取付台の立壁部とを、前記外装体の開放面部側から締付ネジを介して締着する構 成としたから、キャンドポンプの組み込み、取り外し作業を、着脱可能なパネルを外して外装体の開放面部を開放することで容易に行うことができ、キャンドポンプの着脱作業の簡便化が図れ、組立性及びサービス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態例を示す温水ボイラの一部切欠側面図である。
【図2】 同じく、前パネルとリザーブタンクを取り外した状態の温水ボイラの要部正面図である。
【図3】 同じく、キャンドポンプの取り付け状態の正面図である。
【図4】 同じく、キャンドポンプの取り付け状態の側面図である。
【図5】 同じく、キャンドポンプの取り付け状態の背面図である。
【図6】 同じく、ポンプ取付台単体と固定板単体の斜視図である。
【符号の説明】
1 外装体
2 底板
3 周側板
3A 前パネル(パネル)
5 外装体の開放面部
7 缶体(熱交換器)
12 キャンドポンプ
12A ポンプケーシング
12B モータハウジング
13 バーナ
16 ポンプ取付台
16A 底面板部
16B 立壁部
16C 立面板部
16D 取付板部
17 固定板
17B 固定用立片
18 吸入口部
19 吐出口部
20 モータロック解除部
26 締付ネジ

Claims (2)

  1. バーナと、熱交換器と、この熱交換器で生成された温水を外部放熱器に循環供給するキャンドポンプと、これらを収容した箱体状の外装体とを備え、この外装体の周側板の一面を開放面部と成し、この開放面部を着脱可能なパネルで覆う構成とした温水ボイラであって、
    前記キャンドポンプは、インペラーを内蔵したポンプケーシングとモータを内蔵したモータハウジンクとが連結一体化されて成り、前記ポンプケーシングは端面中央に吸入口部を有するとともに周面には吐出口部を有し、前記モータケーシングは端面中央にモータロック解除部を有しており、前記モータロック解除部が前記外装体の開放面部に対向し、かつ、前記ポンプケーシング周面の吐出口部が前記開放面部と直交する周側板の一面に対向するように、前記キャンドポンプをポンプ取付台を介して前記外装体の底板上に載置固定し、
    前記ポンプ取付台は、外装体の底板上に載置される底面板部と、この底面板部一端から上方へ向けて折曲形成され、前記モータハウジングの先端部近くを下から支える立壁部と、底面板部の側縁から上方へ向けて折曲形成した立面板部と、この立面板部の一端から内方へ向けて折曲形成され、前記ポンプケーシング側を固定保持する取付板部とを有して構成され、かつ、それら底面板部、立壁部、立面板部及び取付板部が一体成形されてなることを特徴とする温水ボイラ。
  2. 前記外装体の底板には前記開放面部と略平行な固定用立片を有する固定板を装着し、この固定板の固定用立片に前記ポンプ取付台の立壁部を重合し、その重合した固定板の固定用立片とポンプ取付台の立壁部とを、前記外装体の開放面部側から締付ネジを介して締着する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の温水ボイラ。
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