JP3685578B2 - エレベータの通話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗かごや機械室にインタホンを備えたエレベータの通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のエレベータにおいては、機械室のインタホン親機と乗かごのインタホン子機とを互いに接続するとともに、前記のインタホン親機またはインタホン子機を、必要に応じて電話回線を介して監視センタ装置に接続するようになっている。しかしながら、比較的古い既設エレベータにおいては、機械室のインタホン親機と乗かごのインタホン子機とを接続するのみで、電話回線を介して監視センタ装置に接続するようになっていなかった。
【0003】
そこで、上述した既設エレベータにおいても、インタホン親機やインタホン子機を監視センタ装置に接続できるようにして欲しいという要望が出されており、このような要望を満たすため、従来使用している端末装置の電話回線を介して監視センタ装置に接続することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、従来使用している端末装置の電話回線を介して乗かごや機械室のインタホンを監視センタ装置に接続するため、インタホン用のバッテリ電源の他に新たな電源装置が必要になり、比較的大きな費用がかかるという問題があった。
【0005】
本発明はこのような従来技術における実情に鑑みてなされたもので、その目的は、乗かごや機械室のインタホンを監視センタ装置に接続するため新たな電源装置を要せずに済むとともに、インタホン用のバッテリ電源の電力消費量を少なくすることのできるエレベータの通話装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、乗かごおよび機械室にそれぞれ設けられ相互に通話可能とした親機と子機からなるインタホンと、このインタホンに駆動電力を供給するバッテリ電源とを有するエレベータの通話装置において、前記インタホンの親機もしくは子機のいずれかを電話回線を介して監視センタ装置へ接続する通話制御装置と、前記インタホンの親機および子機に設けられる呼出し釦のいずれかの操作に応じてON・OFF切替を行なう第1のリレーと、前記通話制御装置を制御するマイクロコンピュータへ前記バッテリ電源からの駆動電力を供給するための第2のリレーと、前記バッテリ電源と前記マイクロコンピュータとの間に介設され前記駆動電力の電圧を前記マイクロコンピュータが必要とする所定電圧に変換するコンバータとを備え、前記いずれかの呼出し釦の操作に応じて、前記第1のリレーおよび第2のリレーの少なくとも一方により前記バッテリ電源とマイクロコンピュータとを接続し、前記マイクロコンピュータへ前記バッテリ電源から駆動電力を供給することにより、前記マイクロコンピュータにより前記通話制御装置を制御し、前記インタホンおよび監視センタ装置間で電話回線を接続し通話可能とするよう構成してある。
【0007】
上記のように構成した本発明では、今まで用いられていたインタホンのバッテリ電源を監視センタ装置との接続用電源としても兼用するため、新たな電源装置が不要となり、費用を削減できるばかりか、インタホンの通話中のみバッテリ電源の電力が消費されるため、前記のバッテリ電源の電力消費量を少なくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエレベータの通話装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの通話装置を示すブロック図、図2は図1の通話装置に備えられるインタホンおよび監視センタ装置間で通話を行なう際の処理手順を示すフローチャートである。
【0009】
図1に示す本実施形態の通話装置は、バッテリ電源1と、このバッテリ電源1から駆動電力が供給されるインタホン、例えば図示しない機械室、乗かごにそれぞれ設置されるインタホン親機2およびインタホン子機3とを備えている。これらのインタホン親機2およびインタホン子機3は、電話回線制御装置4および電話回線5を介して監視センタ装置6と接続可能である。また、前記の電話回線制御装置4は、外部電源装置7とも選択的に接続可能である。
【0010】
上述したインタホン親機2は、インタホン子機3を呼び出す呼出し釦2aと、3つの外部端子T1〜T3とを有し、これらのうち外部端子T1、T2がそれぞれバッテリ電源1の(+)端子および(−)端子に接続されている。同様に、上述したインタホン子機3も、インタホン親機2を呼び出す呼出し釦3aと、3つの外部端子T4〜T6とを有し、これらのうち外部端子T4、T5がそれぞれバッテリ電源1の(+)端子および(−)端子に接続されている。インタホン親機2の外部端子T3とインタホン子機3の外部端子T6とは互いに接続されており、これらのインタホン親機2およびインタホン子機3は相互間で通話可能である。
【0011】
上述した電話回線制御装置4は、インタホン親機2およびインタホン子機3を電話回線5を介して監視センタ装置6に接続する通話制御装置8と、この通話制御装置8の接続動作を制御するマイクロコンピュータ9と、前記の呼出し釦2a、3aの呼出し操作に応じてON・OFF切替を行なう第1のリレー10と、マイクロコンピュータ9に、前記のバッテリ電源1からの駆動電力を供給するための第2のリレー11と、前記のバッテリ電源1からの駆動電力の電圧を、マイクロコンピュータ9が必要とする所定電圧に変換するコンバータ12と、バッテリ電源1の電源回路と外部電源装置7の電源回路とを切替える切替スイッチ13とを備えている。
【0012】
上述した第1のリレー10は、インタホン親機2の外部端子T3およびインタホン子機3の外部端子T6の両方に接続されており、この第1のリレー10の付勢に伴って閉じる常開接点10aは、バッテリ電源1の(+)端子とコンバータ12の外部端子T7との間に介設されている。
【0013】
上述した第2のリレー11は、マイクロコンピュータ9に接続されるとともに、このマイクロコンピュータ9により制御されるようになっており、この第2のリレー11の付勢に伴って閉じる他の常開接点11aは、前記の常開接点10aに対して並列接続されている。
【0014】
上述したコンバータ12の外部端子T8は、切替スイッチ13を介してバッテリ電源1の(−)端子に接続され、一方、コンバータ12の外部端子T9、T10は、マイクロコンピュータ9に接続されている。
【0015】
この実施形態にあっては、図2に示す処理手順にしたがって例えばインタホン親機2および監視センタ装置6間で通話を行なうようになっている。すなわち、まず手順S1としてインタホン親機2の呼出し釦2aの押圧操作によりいわゆる「呼び」が発生すると、手順S2としてバッテリ電源1の(+)端子−外部端子T1−インタホン親機2の呼出し釦2a−外部端子T3−第1のリレー10−切替スイッチ13−バッテリ電源1の(−)端子の回路が閉成されるので、前記の第1のリレー10の付勢に伴って常開接点10aがONする。これに伴って、手順S3として、バッテリ電源1の(+)端子−常開接点10a−外部端子T7−コンバータ12−外部端子T8−切替スイッチ13−バッテリ電源1の(−)端子の回路が閉成されるので、バッテリ電源1からの駆動電力がコンバータ12で変換された後、このコンバータ12からマイクロコンピュータ9に供給される。
【0016】
次いで手順S4として、マイクロコンピュータ9のプログラム動作が開始されるとともに、手順S5として、第2のリレー11の付勢により他の常開接点11aがONすることによって、前記の呼出し釦2aの押圧操作が中断して常開接点10aがOFFしても、バッテリ電源1の(+)端子−他の常開接点11a−外部端子T7−コンバータ12−外部端子T8−切替スイッチ13−バッテリ電源1の(−)端子の回路が閉成されているので、引き続きバッテリ電源1からの駆動電力がマイクロコンピュータ9に供給される。
【0017】
次いで手順S6として、前記のプログラム動作の開始に伴ってマイクロコンピュータ9が通話制御装置8を動作させることにより、前記のインタホン親機2を電話回線5を介して監視センタ装置6に接続し、これらのインタホン親機2および監視センタ装置6間で通話可能な状態にした後、手順S7として、インタホン親機2および監視センタ装置6間で通話が終了すると、監視センタ装置6から通話終了信号が電話回線5および通話制御装置8を介してマイクロコンピュータ9に送信されるので、手順S8として、このマイクロコンピュータ9が第2のリレー11を消磁することにより常開接点11aがOFFして、上述したバッテリ電源1の(+)端子−他の常開接点11a−外部端子T7−コンバータ12−外部端子T8−切替スイッチ13−バッテリ電源1の(−)端子の回路が解除されると、手順S9として、マイクロコンピュータ9の電源がOFFし、インタホン親機2および監視センタ装置6間の通話処理を終了するようになっている。
【0018】
このように構成した実施形態では、インタホン親機2に駆動電力を供給するバッテリ電源1を用いて、インタホン親機2と監視センタ装置6との通話を可能にしたので、新たな電源装置が不要となり、コスト削減を図れる。また、インタホン親機2の呼出し釦2aの操作に伴ってインタホン親機2の通話中のみバッテリ電源1の電力が消費されるため、このバッテリ電源1の電力消費量を少なくすることができる。
【0019】
なお、この実施形態では、インタホン親機2および監視センタ装置6間で通話する場合について例示したが、インタホン子機3および監視センタ装置6間で通話する場合についても同様である。さらに、この実施形態では、必要に応じて切替スイッチ13を切替えることにより、外部電源装置7から駆動電力を供給することもできる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、乗かごや機械室のインタホンを電話回線を介して監視センタ装置に接続するために、新たな電源装置を要せずに済むとともに、前記のインタホンのバッテリ電源の電力消費量を少なくすることができる。したがって、低コストで小型なエレベータの通話装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエレベータの通話装置を示すブロック図である。
【図2】図1の通話装置に備えられるインタホンおよび監視センタ装置間で通話を行なう際の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 バッテリ電源
2 インタホン親機(インタホン)
2a 呼出し釦
3 インタホン子機(インタホン)
3a 呼出し釦
5 電話回線
6 監視センタ装置
8 通話制御装置
9 マイクロコンピュータ
10 第1のリレー
10a 常開接点
11 第2のリレー
11a 常開接点
12 コンバータ
Claims (1)
- 乗かごおよび機械室にそれぞれ設けられ相互に通話可能とした親機と子機からなるインタホンと、このインタホンに駆動電力を供給するバッテリ電源とを有するエレベータの通話装置において、
前記インタホンの親機もしくは子機のいずれかを電話回線を介して監視センタ装置へ接続する通話制御装置と、前記インタホンの親機および子機に設けられる呼出し釦のいずれかの操作に応じてON・OFF切替を行なう第1のリレーと、前記通話制御装置を制御するマイクロコンピュータへ前記バッテリ電源からの駆動電力を供給するための第2のリレーと、前記バッテリ電源と前記マイクロコンピュータとの間に介設され前記駆動電力の電圧を前記マイクロコンピュータが必要とする所定電圧に変換するコンバータとを備え、前記いずれかの呼出し釦の操作に応じて、前記第1のリレーおよび第2のリレーの少なくとも一方により前記バッテリ電源とマイクロコンピュータとを接続し、前記マイクロコンピュータへ前記バッテリ電源から駆動電力を供給することにより、前記マイクロコンピュータにより前記通話制御装置を制御し、前記インタホンおよび監視センタ装置間で電話回線を接続し通話可能とするよう構成したことを特徴とするエレベータの通話装置。
Priority Applications (1)
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JP02665097A JP3685578B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | エレベータの通話装置 |
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JPH10224873A JPH10224873A (ja) | 1998-08-21 |
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1997
- 1997-02-10 JP JP02665097A patent/JP3685578B2/ja not_active Expired - Fee Related
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