JP3685061B2 - ジャンクションボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用ワイヤハーネスに接続するジャンクションボックスに関し、詳しくは、ジャンクションボックス内にコネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールを配置するものにおいて、各モジュールのバスバーの溶接タブを正規位置に位置決め保持するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車に搭載される電装品の急増に伴い、ジャンクションボックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組み立て手数も非常にかかるようになっている。
【0003】
上記ジャンクションボックスの薄型化を図ると共に、回路変更にも容易に対応でき、かつ、組立手数の軽減を図るものとして、本出願人は先に図15に示す如きジャンクションボックス1を特願2000−112691号で提案している。
【0004】
上記ジャンクションボックス1は、コネクタ接続回路部(ベース回路部)、ヒューズ接続回路部、リレー接続回路部を分割して、コネクタモジュール2、ヒューズモジュール3、リレーモジュール4として別個に設け、これらモジュール2、3、4をロアケース5とアッパーケース6とからなるケース内部に組み込んでいる。
上記各モジュール2、3、4はいずれも絶縁基板2a、3a、4a上にバスバー2b、3b、4bを加締め固着した構成とし、これらバスバー2b、3b、4bを絶縁基板2a、3a、4aの周縁より突出させて互いに溶接で接続した構成としている。
【0005】
ジャンクションボックスを上記のように、コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールと分割すると、コネクタ接続回路、ヒューズ接続回路、リレー接続回路が分割されるため、バスバーのタブが重なることはなく、よって、バスバーの多層化が抑制され、ジャンクションボックスを薄型化することができる。かつ、各バスバーの回路取り回しも簡単となるため、夫々のバスバー面積が縮小でき、その結果、バスバーを分割しても、全体としてのバスバー面積を縮小でき、ジャンクションボックスの面積増大も抑制することができる。
さらに、各コネクタ回路、ヒューズ回路、リレー回路に仕様変更があれば、これら対応するモジュールのみを変更すればよく、仕様変更に容易に対応することができ、回路変更に容易に対応することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ジャンクションボックス内の回路をコネクタ接続回路、ヒューズ接続回路、リレー接続回路に分割して、それぞれモジュール化しておくと、上記のように大きなメリットがある。
しかしながら、各モジュール2、3、4間の接合部であるバスバー2b、3b、4b先端の溶接タブは、非常に狭いピッチで直線的に並列されているので、これらの溶接タブを対向させて溶接する際に、位置ずれが生じ易く、各モジュール間の接合時の組立作業性が悪いという問題がある。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、本発明では、ジャンクションボックスにおける各モジュールの接合時の組立作業性を向上できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、ジャンクションボックス内に設けるコネクタ接続回路部、ヒューズ接続回路部を分割して、コネクタモジュール、ヒューズモジュールとして別個に設け、これらモジュールの回路同士を接続するジャンクションボックスにおいて、
上記コネクタモジュールは絶縁板にバスバーを固定した回路板を積層して構成し、上記ヒューズモジュールはヒューズの各端子と接続するバスバーを絶縁基板に固定した構成とし、
上記各モジュールのバスバーの先端に溶接タブを設け、これら溶接タブを各モジュールの一辺より間隔をあけて直線上に並列させて突出させ、これら溶接タブを接合して溶接することで、各モジュール間のバスバーを接続しており、
上記コネクタモジュールの溶接タブの突出側の基板には、各溶接タブの基部を内嵌する嵌合溝を並列に形成した矯正枠を設けている一方、
上記ヒューズモジュールの溶接タブの突出側の基板には、隣接する溶接タブの間に介在させるガイドリブを設け、該ガイドリブは先端にテーパーをつけて先細りとしており、
上記ガイドリブをコネクタモジュールの隣接する溶接タブの間に挿入して上記矯正枠上面に定置させ、該状態で、コネクタモジュールの溶接タブと、ヒューズモジュールの溶接タブとが、接合状態に位置決め保持されていることを特徴とするジャンクションボックスを提供している。
【0009】
上記構成によれば、コネクタモジュールの溶接タブは、その基部を矯正枠の嵌合溝に内嵌させているので、コネクタモジュールの一辺より間隔をあけて直線上に並列させて突出する溶接タブを正規位置に確実に位置決め保持することができる。一方、ヒューズモジュールにおいて、同様に間隔をあけて直線状に並列する溶接タブは、各溶接タブの間に基板に設けたガイドリブが介在されることで正規位置に位置決めされる。更に、コネクタモジュールにヒューズモジュールを接合する際には、ヒューズモジュールのガイドリブがコネクタモジュールの溶接タブの間に挿入されるため、接合すべき溶接タブ同士を確実に対向させて正規の接合状態に位置決めすることができる。
また、接合すべき溶接タブは多数並列しているため、ガイドリブを溶接タブの間に挿入するに際し、僅かなずれがあるとガイドリブ先端が溶接タブの端縁に当接して挿入困難となるが、ガイドリブの先端に設けたテーパーによって矯正しながら挿入できるので、ガイドリブの挿入操作を円滑に行うことができる。
【0010】
また、上記ジャンクションボックスは、更にリレー接続回路部を分割してリレーモジュールを別個に設けると共に、上記リレーモジュールはリレーの各端子と接続するバスバーを絶縁基板に固定した構成とし、
上記リレーモジュールのバスバーの先端に溶接タブを設け、この溶接タブをリレーモジュールの一辺より間隔をあけて直線上に並列させて突出させ、これらリレーモジュールの溶接タブを上記コネクタモジュールの溶接タブが配列されていない中間部または端部に配置して、上記リレーモジュールの溶接タブと上記コネクタモジュールの溶接タブと同一直線上に並列して突出するように配置し、
上記リレーモジュールの溶接タブの突出側の基板には、各溶接タブの基部を内嵌する嵌合溝を並列に形成した矯正枠を設け、
上記ヒューズモジュールのガイドリブを上記コネクタモジュールとリレーモジュールの隣接する溶接タブの間に挿入して上記矯正枠上面に定置させ、該状態で、コネクタモジュールの溶接タブもしくはリレーモジュールの溶接タブと、ヒューズモジュールの溶接タブとを接合状態に位置決め保持して溶接するようにしてもよい。
【0011】
このようにすれば、更に別個に設けられたリレーモジュールも矯正枠によって溶接タブを正規位置に位置決めした状態で、ヒューズモジュールの溶接タブと接続することができる。接続に際しては、リレーモジュールの溶接タブはコネクタモジュールの溶接タブと同一直線上に並設されているので、コネクタモジュールとヒューズモジュールとの溶接タブ同士の溶接時にリレーモジュールの溶接タブも連続的に溶接作業することができる。
【0013】
更に、上記コネクタモジュールはロアケースとアッパーケース内に配置し、上記ヒューズモジュールは上記コネクタモジュールと直交配置するようにしてロアケースとアッパーケースとの周壁間の一側に設けたヒューズモジュール収容部に配置し、該ヒューズモジュールに2列で並列させてヒューズを下方から取り付けるようにしている。
【0014】
上記構成では、各モジュールをコンパクトにケース内に収容できると共に、ヒューズの交換に際し下部から操作できるのでメンテナンスの作業性を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は自動車用ワイヤハーネスに接続されるジャンクションボックス10を構成する部品の分解斜視図を示し、図4は組み付け状態の断面図を示す。
【0016】
図1中、11はコネクタモジュール、12はヒューズモジュール、13はリレーモジュール、14はロアケース、15はアッパーケース、16は電子制御ユニットである。
【0017】
上記ジャンクションボックス10は、垂直方向に縦長に配置される方形状のロアケース14と、アッパーケース15との間に、リレーモジュール13、コネクタモジュール11、電子制御ユニット16を順次垂直方向に配置して組みつけている。ロアケース14とアッパーケース15との周壁間の下面側にヒューズモジュール収容部15aを設け、このヒューズモジュール収容部15aにヒューズモジュール12を水平方向に収容し、即ち、ヒューズモジュール12の配置方向をコネクタモジュール11の配置方向と直交する方向としている。そして、ヒューズモジュール12に対し、ヒューズ30を外部下方から抜き差し可能に取り付けるようにしている。リレーモジュール13の側面側に取り付けるリレー40は、ロアケース14の側面に設けた開口14bから外部に露出させている。また、ロアケース14の側面には、コネクタモジュール11に連繋する複数のコネクタ収容部14aを設けている。
【0018】
上記コネクタモジュール11は、図5に示すように、1枚の導電板を打抜加工して所要形状の回路を形成したコネクタ接続用のバスバー21を絶縁基板22に固定した回路板23を複数積層することで構成している。最外層の絶縁基板22には、各回路板23のバスバー21からロアケース14側へと突出するコネクタ側接続タブ21cを設け、このコネクタ側接続タブ21cを図2に示すように、ロアケース14に設けたコネクタ収容部14a内に突出させるようにしている。コネクタ収容部14aには、ワイヤハーネス先端に接続されるコネクタ(図示せず)を嵌合して、各コネクタ内の端子を上記コネクタ側接続タブ21cと接続するようにしている。
【0019】
また、ヒューズモジュール12に対向するコネクタモジュール11の下辺には、図5に示すように、バスバー21の端部を左右両側に向けてL字状に屈曲して突出させた複数のコネクタ側溶接タブ21bを直線上に並列することで集中配置している。コネクタモジュール11におけるコネクタ側溶接タブ21bの突出側の絶縁板22の両側には、図6(A)に示すように、各コネクタ側溶接タブ21bの基部を内嵌する嵌合溝70aをコネクタ側溶接タブ21bのピッチに合わせて並列に形成した矯正枠70を設けている。この矯正枠70により各コネクタ側溶接タブ21bは、溶接ポイントである先端部を突出させた状態で正規のピッチで整列される。
【0020】
また、図7(A)(B)に示すように、コネクタモジュール11の中央寄りの位置には、後述のリレーモジュール13から突設されたリレー側中間タブ13aを受け入れるための細長状の開口部11aを形成すると共に、開口部11aの端縁に沿って上記リレー側中間タブ13aと接続されるコネクタ側中間タブ21aを所要のバスバー21の端部を上方へ立ち上げることによって突設している。
【0021】
コネクタモジュール11の下辺に隣接して水平方向に配置したヒューズモジュール12は、図8に示すように、多数のヒューズ収容部31を左右(L)(R)方向に並設していると共に、上下2列に形成した絶縁基板32を備えている。絶縁基板32の内部には、図9(B)に示すように、各ヒューズ収容部31内にそれぞれ突出させる電源側と負荷側の一対の圧接端子33a、34aをそれぞれ先端に形成したバスバー33、34をモールドしている(図5、図10(A)(B))。これらのバスバー33、34は屈折形成して他端を絶縁基板32の左右両側に向けてL字状に屈曲すると共に、それぞれ突出させてコネクタモジュール11のコネクタ側溶接タブ21bに対向するよう直線上に並列配置し、各端部のタブをヒューズ側溶接タブ33b、34bとしている。
【0022】
ヒューズ側溶接タブ33b、34bは、先端部がコネクタモジュール11側に向けて更に段差状に屈曲されて溶接ポイントとしてのヒューズ側溶接タブ33b、34bのみが絶縁基板32の両側から突出するようにされている。そして、図6(A)(B)に示すように、ヒューズ側溶接タブ33b、34bの突出側の絶縁基板32には、隣接するヒューズ側溶接タブ33b、34bの各間に介在されるガイドリブ80を突設している。ガイドリブ80の突出高さは、各ヒューズ側溶接タブ33b、34bの板厚の2倍以上の寸法とされ、コネクタモジュール11とヒューズモジュール12との接合時には、ガイドリブ80が各コネクタ側溶接タブ21bの間にも介在できるようにしている。また、各ガイドリブ80の隣接側の先端部には先細りのテーパー部80aを形成して、コネクタ側溶接タブ21bの各間へのガイドリブ80の挿入時に案内可能としている。
【0023】
コネクタモジュール11とヒューズモジュール12を接合するに際し、両モジュール11、12には、図4に示すように、相互に直交配置状態で仮固定するための係止構造を設けている。即ち、図7(A)(B)に示すように、コネクタモジュール11においてコネクタ側溶接タブ21bを突出させる絶縁基板22の積層端縁の一側に幅広の結合部22aを一体突出させる一方、図9(A)〜(C)に示すように、ヒューズモジュール12の絶縁基板32の中央幅方向には、上記結合部22aを内嵌可能な貫通穴32aを形成している。更に、結合部22aの両側外面部付近に結合部22aの突出方向に向けてスリット22bを入れ、該スリット22bによって幅方向に分離された部分を、可撓性を有する係止突起22cとしている。この係止突起22cの突出端部の外面部には、図12(A)に示すように、先端部から基部に向けて外方に向かって傾斜状に突出する案内部22c1と、該案内部22c1に継続して凹設した係止段部22c2を形成し、該係止段部22c2を貫通穴32aの周縁に係止させるようにしている。また、スリット22bを介して分離された結合部22aの対向面先端部には係止突起22cの内方への撓みを許容するための面取部22a1を形成している。
【0024】
一方、ヒューズモジュール12の絶縁基板32に形成した貫通穴32aの両端の内周面には、係止突起22cの案内部22c1に対向してコネクタモジュール11に向けて先広がり状としたテーパー部32a1を形成している。
【0025】
上記ヒューズモジュール12には、図9(A)(B)に示すように、ヒューズ30を各ヒューズ収容部31に挿入し、ヒューズ30の絶縁保持部30cから並行して突出する一対の端子30a、30bを上記圧接端子33a、34aに圧入して着脱可能に圧接接続させるようにしている。また、ヒューズ収容部31の外壁部には、ヒューズ30の落下防止用のカバー35を装着している。
【0026】
上記リレーモジュール13は、図5、図11(A)(B)に示すように、コネクタモジュール11の側方で且つヒューズモジュール12の配置側に近接した位置に配置され、絶縁基板42内にバスバー41をモールドして固定すると共に、リレー40の端子40aと接続するための圧接端子41aを基板42から外方へ突設している。リレー40の端子40aと接続したバスバー41の一端は屈折させて、基板42の上端の一辺から側方へ突出し、上記コネクタ側中間タブ21aと対向するリレー側中間タブ13aとしている。バスバー41の他端側の先端部はリレー側溶接タブ40bとして、絶縁基板42の下端一辺から側方へ向けてL字状に屈折させると共に、間隔をあけて直線上に並列させて突出させ、これらリレー側溶接タブ40bを上記ヒューズモジュール12のヒューズ側溶接タブ33b、34bと対向配置するようにしている。また、リレー側溶接タブ40bの突出側の絶縁基板42には、コネクタモジュール11と同様に、各リレー側溶接タブ40bの基部を内嵌する複数の嵌合溝90aを並列した矯正枠90を設けている。
【0027】
上記リレーモジュール13のリレー側溶接タブ40bは、ヒューズモジュール12のヒューズ側溶接タブ33bと溶接にて接合されるようになっている。即ち、リレーモジュール13はコネクタモジュール11の一側下部に沿って配置されるようになっており、リレー側溶接タブ40bは、コネクタモジュール11のコネクタ側溶接タブ21bの配列されていない中間部または端部において、図13に示すように、コネクタ側溶接タブ21bと同一直線上に並列して配置される。このようにして、リレー側溶接タブ40bとヒューズ側溶接タブ33bは直接対向して溶接されるようになっている。
【0028】
上記電子制御ユニット16は、図4に示すように、基板50の片面に電子部品(図示せず)を搭載しており、コネクタモジュール11の側面より突設した支柱51に保持させ、アッパーケース15の垂直側面とコネクタモジュール11との間でネジ52により固定するようにしている。この状態で電子部品は基板50とアッパーケース15との間の空間Sに位置される。
また、上記基板50にプリント印刷した導体を一端縁に並設させ、図中水平方向の縦バスバー状の中継端子53と上記導体とをECUコネクタを介して、またはコネクタを介さずに直接に接続すると共に、中継端子53の端部をコネクタモジュール11のバスバー21と接続するようにしている。
【0029】
上記部品からなるジャンクションボックス10を組み立てるには、前記のように、リレーモジュール13、コネクタモジュール11、電子制御ユニット16を重ね合わせて順次配置し、電子制御ユニット16の導体を中継端子53を介してコネクタモジュール11のバスバー21と接続させている。そして、コネクタモジュール11とリレーモジュール13が重なった状態で、コネクタモジュール11の開口部11aから突出したリレーモジュール13のリレー側中間タブ13aと、これに対向するコネクタ側接続タブ21cを溶接により接合させている。
【0030】
次に、コネクタモジュール11とヒューズモジュール12とを直交配置で結合するに際し、先ず、図12(A)に示すように、コネクタモジュール11の積層端縁の一側に突設した結合部22aがヒューズモジュール12の貫通穴32aに挿通されるようにしてヒューズモジュール12を押し付ける。すると、図12(B)に示すように、結合部22aの両端部に形成した係止突起22cの案内部22c1が貫通穴32aのテーパー部32a1に当接して内方へ弾性的に撓み変形する。そして、更にヒューズモジュール12を押し込むと、図11(C)に示すように、貫通穴32aが係止突起22cの案内部22c1を乗り越えたところで、係止突起22cが弾性復帰して、貫通穴32aの周縁が係止段部22c2に嵌め殺し状態で係止する。
【0031】
また、上記のようにしてコネクタモジュール11とヒューズモジュール12を直交配置で結合する際、図6(A)(B)に示すように、ヒューズモジュール12のガイドリブ80が、コネクタモジュール11の対応するコネクタ側溶接タブ21bの間に夫々挿入されることで、ヒューズ側溶接タブ33b、34bとコネクタ側溶接タブ21bが確実に位置決めされて接合する。なお、ガイドリブ80がコネクタ側溶接タブ21b間に挿入される際には、ガイドリブ80先端のテーパー部80aによって円滑な接合操作がなされる。
このようにして、図14に示すように、コネクタモジュール11とヒューズモジュール12は直交配置状態で仮固定され、この状態でコネクタモジュール11のコネクタ側溶接タブ21bと、これに対応するヒューズモジュール12のヒューズ側溶接タブ33b、34bが当接した状態となる。また、リレーモジュール13のリレー側溶接タブ40bもヒューズ側溶接タブ33bの所要箇所に対向して当接した状態となる。そして、一方に並列したコネクタ側溶接タブ21bあるいは/リレー側溶接タブ40bとヒューズ側溶接タブ33bを溶接機によって連続的に溶接し、続いてヒューズモジュール12およびリレーモジュール13が一体となったコネクタモジュール11を反転させて反対側のヒューズ側溶接タブ34b側も同様に溶接することで各モジュール間の接合操作が完了する。
【0032】
このように、コネクタモジュール11、ヒューズモジュール12、リレーモジュール13の接続に際しては、接合すべきコネクタ側溶接タブ21b、ヒューズ側溶接タブ33b、リレー側溶接タブ40bがヒューズモジュール12側の一辺に直線上に並列配置されているため、効率よくその溶接作業を行うことができる。そして、溶接作業完了後、ロアケース14とアッパーケース15との間に、互いに接合されたコネクタモジュール11、ヒューズモジュール12、リレーモジュール13および電子制御ユニット16を配置固定するようにしている。更に、ヒューズモジュール12のヒューズ収容部31にヒューズ30を挿入すると共に、カバー35を装着して係止する。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のジャンクションボックスによれば、コネクタモジュールあるいはリレーモジュールに対しヒューズモジュールを結合する際、コネクタ側溶接タブ、リレー側溶接タブは矯正枠により正規の位置に位置決めされる一方、ヒューズ側溶接タブはガイドリブによって正規位置に位置決めされているので、各溶接タブの変形を防止できる。そして、各溶接タブ間の溶接に際しては、溶接タブが相互に対向した状態で確実に位置決め保持されるので、溶接工程時の組立作業性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態のジャンクションボックスの概略分解斜視図である。
【図2】 ロアケースの外側の側面図である。
【図3】 アッパーケースの外側の側面図である。
【図4】 ジャンクションボックスを組み立てた状態の断面図である。
【図5】 コネクタモジュール、ヒューズモジュールおよびリレーモジュールを分離した状態を示す断面図である。
【図6】 (A)はコネクタモジュールの矯正枠とヒューズモジュールのガイドリブの結合前の状態を示す要部の斜視図、(B)はガイドリブの部分拡大図である。
【図7】(A)はコネクタモジュールの下部の平面図、(B)は底面図である。
【図8】 図3の底面側から見たヒューズモジュールの底面図である。
【図9】 (A)はヒューズモジュールの底面図、(B)はX−X断面図、(C)はY−Y断面図である。
【図10】 (A)はヒューズモジュールの部分拡大断面図、(B)はヒューズモジュール取付部の概略分解斜視図である。
【図11】 (A)はリレーモジュールの組み付け状態を示す部分断面図、(B)はリレーモジュールにおけるリレーとバスバーの接続状態を示す概略図である。
【図12】 (A)乃至(C)はコネクタモジュールとリレーモジュールの結合過程を示す要部拡大図である。
【図13】 コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールを接合した状態の断面図である。
【図14】 コネクタモジュールの矯正枠とヒューズモジュールのガイドリブの結合状態を示す要部の斜視図である。
【図15】 従来のジャンクションボックスの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス
11 コネクタモジュール
12 ヒューズモジュール
13 リレーモジュール
14 ロアケース
14a コネクタ収容部
15 アッパーケース
15a ヒューズモジュール収容部
21 バスバー
21b コネクタ側溶接タブ
22 絶縁基板
22a 結合部
23 回路板
30 ヒューズ
31 ヒューズ収容部
32 絶縁基板
33、34 バスバー
33b、34b ヒューズ側溶接タブ
40 リレー
40b リレー側溶接タブ
41 バスバー
42 絶縁基板
70 矯正枠
70a 嵌合溝
80 ガイドリブ
80a テーパー部
90 矯正枠
90a 嵌合溝

Claims (3)

  1. ジャンクションボックス内に設けるコネクタ接続回路部、ヒューズ接続回路部を分割して、コネクタモジュール、ヒューズモジュールとして別個に設け、これらモジュールの回路同士を接続するジャンクションボックスにおいて、
    上記コネクタモジュールは絶縁板にバスバーを固定した回路板を積層して構成し、上記ヒューズモジュールはヒューズの各端子と接続するバスバーを絶縁基板に固定した構成とし、
    上記各モジュールのバスバーの先端に溶接タブを設け、これら溶接タブを各モジュールの一辺より間隔をあけて直線上に並列させて突出させ、これら溶接タブを接合して溶接することで、各モジュール間のバスバーを接続しており、
    上記コネクタモジュールの溶接タブの突出側の基板には、各溶接タブの基部を内嵌する嵌合溝を並列に形成した矯正枠を設けている一方、
    上記ヒューズモジュールの溶接タブの突出側の基板には、隣接する溶接タブの間に介在させるガイドリブを設け、該ガイドリブは先端にテーパーをつけて先細りとしており、
    上記ガイドリブをコネクタモジュールの隣接する溶接タブの間に挿入して上記矯正枠上面に定置させ、該状態で、コネクタモジュールの溶接タブと、ヒューズモジュールの溶接タブとが、接合状態に位置決め保持されていることを特徴とするジャンクションボックス。
  2. 上記ジャンクションボックスは、更にリレー接続回路部を分割してリレーモジュールを別個に設けると共に、上記リレーモジュールはリレーの各端子と接続するバスバーを絶縁基板に固定した構成とし、
    上記リレーモジュールのバスバーの先端に溶接タブを設け、この溶接タブをリレーモジュールの一辺より間隔をあけて直線上に並列させて突出させ、これらリレーモジュールの溶接タブを上記コネクタモジュールの溶接タブが配列されていない中間部または端部に配置して、上記リレーモジュールの溶接タブと上記コネクタモジュールの溶接タブと同一直線上に並列して突出するように配置し、
    上記リレーモジュールの溶接タブの突出側の基板には、各溶接タブの基部を内嵌する嵌合溝を並列に形成した矯正枠を設け、
    上記ヒューズモジュールのガイドリブを上記コネクタモジュールとリレーモジュールの隣接する溶接タブの間に挿入して上記矯正枠上面に定置させ、該状態で、コネクタモジュールの溶接タブもしくはリレーモジュールの溶接タブと、ヒューズモジュールの溶接タブとを接合状態に位置決め保持して溶接している請求項1に記載のジャンクションボックス。
  3. 上記コネクタモジュールはロアケースとアッパーケース内に配置し、上記ヒューズモジュールは上記コネクタモジュールと直交配置するようにしてロアケースとアッパーケースとの周壁間の一側に設けたヒューズモジュール収容部に配置し、該ヒューズモジュールに2列で並列させてヒューズを下方から取り付けるようにしている請求項1または請求項2に記載のジャンクションボックス。
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