JP3684996B2 - 携帯型地図表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図を表示させると共に、その地図画面中に地図上の開始位置から目的地までの経路を表示するようにした携帯型地図表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、登山やハイキング或いは街歩きなどでも使用できる携帯型ナビゲーション装置(地図表示装置)の一例として、地図の表示に必要な地図データを、携帯電話機(PHSを含む概念である)を通じて外部のデータベース(例えばインターネットに接続された情報サーバ)からダウンロードして表示する構成とすることにより、大型にならざるを得ない記憶装置(CD−ROMドライブユニットなど)を不要とし、もって全体の小型化を図ったものが提供されている。このような携帯型ナビゲーション装置にあっては、自己の現在地を示す位置情報を得るためのGPS受信機を内蔵し、このGPS受信機により得た現在地から使用者により入力された目的地までの経路を着色表示する(モノクロ表示の場合は所定階調の表示或いは所定パターンの表示を行う)という案内機能を備えた構成とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の携帯型ナビゲーション装置では、現在地から目的地までの経路を探索する場合には、通常は最短経路を探索するようになっている。しかしながら、ユーザは、現在地から目的地まで常に最短経路で移動することを希望するとは限らない。例えば、移動に要する時間に比較的余裕がある場合や、歩行して運動することを目的とする場合なども想定されるが、従来のナビゲーション装置では、このような事情に応じた経路探索を行うことができなかった。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、始点位置から目的地までの経路を探索する場合に、より多様な条件を付与することができる携帯型地図表示装置を提供することにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
請求項1記載の携帯型地図表示装置によれば、制御手段を、ユーザが始点位置から目的地までの希望移動距離を指定すると、地図上の始点位置から目的地までの経路の距離が前記希望移動距離に近付くように経路探索することを可能に構成する。例えば、ユーザが現在地から目的地まで移動する場合の最短経路が1500mであったとしても、ユーザが目的地まで例えば2000m歩いて移動することを希望してその希望移動距離2000mを入力すると、制御手段は、現在地から目的地までの移動経路が2000mに極力近付くように冗長な経路を加味して探索を行う。
【0006】
即ち、ユーザが必ずしも目的地まで最短経路で移動することを希望せず、例えば、ある程度の長い距離を時間をかけて歩行し運動することを目的としているような場合には、制御手段はユーザが入力した希望移動距離に基づいた経路を探索するので、ユーザは、その探索された経路に沿って目的地まで歩行することで所期の目的を達成することができる。従って、従来に比較して、ユーザの要求に広く対応することが可能となる。
そして、制御手段は、ユーザの指定に基づく距離が始点位置から目的地までの最短経路に相当する距離に達しない場合は、警告動作を行う。具体的には、請求項5記載の携帯型地図表示装置のように、警告動作を、表示器による表示,振動発生手段による振動,音声出力手段による音声の内、これらの何れか1つまたは複数の組み合わせによって行う。
例えば、ユーザが現在地から目的地まで移動する場合の最短経路が5000mであったとしても、ユーザが目的地まで例えば3000m歩いて移動することを希望して入力すると、制御手段は、3000mでは目的地まで達し得ないことを警告する。従って、ユーザは、設定に無理があることを事前に知ることができ、目的地または希望移動距離等を変更することができるようになり利便性が向上する。
【0007】
請求項2記載の携帯型地図表示装置によれば、制御手段は、ユーザが始点位置から目的地までの希望移動歩数を指定すると、地図上の始点位置から目的地までの経路の距離が希望移動歩数に相当する距離に近付くように経路探索を実施する。例えば、ユーザが現在地から目的地まで移動する場合に、最短経路では約3000歩で到達可能であったとしても、ユーザが目的地まで例えば5000歩歩いて移動することを希望しその歩数を入力すると、制御手段は、現在地から目的地までの移動経路が5000歩に相当する距離に極力近付くように冗長な経路を加味して探索を行う。
【0008】
即ち、ユーザが、請求項1と同様にある程度の長い距離を時間をかけて歩行し運動することを目的としており、その運動量を歩数によって目安としたい場合には、希望移動歩数を入力すれば制御手段がその希望移動歩数に基づいた経路を探索するので、ユーザは、その探索された経路に沿って目的地まで歩行することで所期の目的を達成することができる。
そして、制御手段は、ユーザの指定に基づく距離が始点位置から目的地までの最短経路に相当する距離に達しない場合は、警告動作を行う。具体的には、請求項5記載の携帯型地図表示装置のように、警告動作を、表示器による表示,振動発生手段による振動,音声出力手段による音声の内、これらの何れか1つまたは複数の組み合わせによって行う。
例えば、ユーザが現在地から目的地まで移動する場合の最短経路が5000mであったとしても、ユーザが目的地まで例えば3000m歩いて移動することを希望して入力すると、制御手段は、3000mでは目的地まで達し得ないことを警告する。従って、ユーザは、設定に無理があることを事前に知ることができ、目的地または希望移動距離等を変更することができるようになり利便性が向上する。
【0009】
請求項3記載の携帯型地図表示装置によれば、制御手段は、ユーザが始点位置から目的地まで移動するための希望移動時間を指定した場合は、地図上の始点位置から目的地までの経路の距離が希望移動時間に相当する距離に近付くように経路探索を実施する。例えば、ユーザが現在地から目的地まで移動する場合に、最短経路では歩いて約45分で到達可能であったとしても、ユーザが目的地まで例えば1時間歩いて移動することを希望しその希望時間を入力すると、制御手段は、現在地から目的地までの移動経路が歩いて1時間に相当する距離に極力近付くように冗長な経路を加味して探索を行う。
【0010】
即ち、ユーザが、請求項1または2と同様にある程度の長い距離を時間をかけて歩行し運動することを目的としており、その運動量を歩行時間によって目安としたい場合には、希望移動時間を入力すれば制御手段がその希望移動時間に基づいた経路を探索するので、ユーザは、その探索された経路に沿って目的地まで歩行することで所期の目的を達成することができる。
そして、制御手段は、ユーザの指定に基づく距離が始点位置から目的地までの最短経路に相当する距離に達しない場合は、警告動作を行う。具体的には、請求項5記載の携帯型地図表示装置のように、警告動作を、表示器による表示,振動発生手段による振動,音声出力手段による音声の内、これらの何れか1つまたは複数の組み合わせによって行う。
例えば、ユーザが現在地から目的地まで移動する場合の最短経路が5000mであったとしても、ユーザが目的地まで例えば3000m歩いて移動することを希望して入力すると、制御手段は、3000mでは目的地まで達し得ないことを警告する。従って、ユーザは、設定に無理があることを事前に知ることができ、目的地または希望移動距離等を変更することができるようになり利便性が向上する。
【0011】
請求項4記載の携帯型地図表示装置によれば、制御手段は、ユーザが始点位置から目的地まで移動する間に消費したいカロリーを指定した場合は、地図上の始点位置から目的地までの経路の距離が消費カロリーに相当する移動距離に近付くように経路探索を実施する。
【0012】
例えば、一般に、1時間歩行した場合に消費されるカロリーは約200kcalであるといわれている。そして、ユーザが現在地から目的地まで移動する場合に、最短経路では歩いて1時間30分程度で到達可能であったとしても、ユーザが例えば歩いて400kcal消費することを希望してその希望消費カロリーを入力したとする。すると、制御手段は、現在地から目的地までの移動経路が歩いて400kcalを消費すると想定される、移動に2時間程度を要する距離に極力近付くように冗長な経路を加味して探索を行う。
【0013】
即ち、ユーザが、やはりある程度の長い距離を時間をかけて歩行し運動することを目的としており、その運動量を消費カロリーによって目安としたい場合には、希望消費カロリーを入力すれば制御手段がその希望消費カロリーに基づいた経路を探索するので、ユーザは、その探索された経路に沿って目的地まで歩行することで所期の目的を達成することができる。
そして、制御手段は、ユーザの指定に基づく距離が始点位置から目的地までの最短経路に相当する距離に達しない場合は、警告動作を行う。具体的には、請求項5記載の携帯型地図表示装置のように、警告動作を、表示器による表示,振動発生手段による振動,音声出力手段による音声の内、これらの何れか1つまたは複数の組み合わせによって行う。
例えば、ユーザが現在地から目的地まで移動する場合の最短経路が5000mであったとしても、ユーザが目的地まで例えば3000m歩いて移動することを希望して入力すると、制御手段は、3000mでは目的地まで達し得ないことを警告する。従って、ユーザは、設定に無理があることを事前に知ることができ、目的地または希望移動距離等を変更することができるようになり利便性が向上する。
【0022】
請求項6記載の携帯型地図表示装置によれば、警告動作を、どのような態様によって実施させるかをユーザが設定可能に構成するので、ユーザの好みに応じて警告動作の態様を設定することができる。
【0023】
請求項7記載の携帯型地図表示装置によれば、警告動作の実行の可否を設定可能に構成するので、ユーザが不要と考える場合には警告動作を停止させることができる。
【0024】
請求項8記載の携帯型地図表示装置によれば、制御手段は、警告動作を行う場合、始点位置から目的地までの最短経路を地図画面上に表示するので、ユーザは、最短経路を地図画面上で確認して条件を指定する場合の参考とすることができるので、利便性が向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1ないし図4を参照しながら説明する。
全体の正面外観を示す図2において、携帯型の情報端末1(携帯型地図表示装置に相当)は、矩形状の本体ケース1aを備えたもので、本体ケース1aの前面側には、比較的大きな表示面積を有したLCDパネル2(表示器に相当)が設けられている。尚、このLCDパネル2としては、例えば16階調表示のモノクロタイプのものが使用される。LCDパネル2の表面の全域には、マトリクス型のパネル状タッチスイッチ(図示せず)が形成されており、特に、図中下縁部には、スイッチ機能を表した複数個(本実施例では例えば7個)のアイコン3a〜3gが印刷によって形成されている。これらアイコン3a〜3gのうち、例えば左端のアイコン3a、並びにこれに隣接するアイコン3bは、それぞれメニュースイッチ、キャンセルスイッチとして機能し、右端のアイコン3gは、後述する内蔵マイコンシステムをシャットダウンした後に電源を遮断するための「切」スイッチとして機能する構成となっている。
【0030】
本体ケース1の上縁部には、電源をハード的に入切するための電源スイッチ4が設けられ、下縁部には、携帯電話機(図1に符号15を付して示す)に接続されるデータ通信ケーブル(図1に符号14を付して示す)用のターミナルボックス1bが設けられている。また、本体ケース1の側縁部には、それぞれ押しボタンスイッチより成るポインタスイッチ5、6及び確定用スイッチ7が設けられている。尚、ポインタスイッチ5、6は、LCDパネル2に表示されたアイコンやリストの中から任意のものを選択するために、選択状態にあるアイコン或いはリストやカーソルなどを上下方向へ移動させるためのスイッチであり、確定用スイッチ7は、選択されたアイコン或いはリストを確定するときに操作するスイッチである。
【0031】
図1には、情報端末1の概略的な内部構成とこれに関連した周辺構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。この図1において、情報端末1は、CPU8(制御手段に相当)を中心としたマイコンシステムとして構成されており、CPU8と接続された内部バス9には、制御プログラムなどを格納したROM10、ワーキング用記憶エリアとなるRAM11、前記LCDパネル2が接続されていると共に、前記図示しないタッチスイッチ、ポインタスイッチ5、6及び確定用スイッチ7などを含む入力装置12が接続されている。尚、入力装置12に、入力音声を解析して所定のコマンドデータに変換する音声入力手段を加えることもできる。
【0032】
また、内部バス9には、携帯電話インターフェースとなるデータ通信装置13が接続されており、前記ターミナルボックス1bにデータ通信ケーブル14を介して接続された携帯電話機15及び携帯電話回線を介してインターネット16にダイヤルアップ接続できる構成となっている。
【0033】
さらに、内部バス9には、GPS受信ユニット17(位置情報取得装置に相当)が接続されている。このGPS受信ユニット17は、GPS用の人工衛星からの電波を受信するGPSアンテナ17aを有し、受信したデータを解析して得た座標位置や時刻情報に基づいた演算により現在地の位置情報(経度及び緯度情報)を取得する構成となっている。また、内部バス9には、音声出力用のIC及びスピーカなどから構成される音声出力装置(音声出力手段)30が接続されており、CPU8によって制御されるようになっている。
【0034】
基地局18には、インターネット16に接続された情報サーバ19と、地図データや施設データなどの各種のデータを蓄積したデータベース20とが設けられており、その情報サーバ19は、情報端末1側からの要求に応じてデータベース20中の各種データをアンサバックする構成となっている。そして、情報端末1においては、携帯電話機15及びインターネット16を通じて情報サーバ19にアクセスすることにより、上記データベース20から携帯電話機15を通じて所望の地図データをダウンロードするものであり、このようにダウンロードした地図データをRAM11に記憶すると共に、その記憶地図データをLCDパネル2に表示するようになっている。
【0035】
図3のフローチャートには、上記情報端末1内のCPU8による制御内容のうち、本発明の要旨に関係した部分が示されており、以下これについて関連した作用と共に説明する。また、図4は、図3のフローチャートを実行した場合に伴うLCDパネル2の画面の変化を示す。
【0036】
図3は、例えばLCDパネル2に表示されたメニュー画面を利用した選択操作に応じて開始される経路案内制御ルーチン、具体的には、自己の現在地から目的地までの経路を演算すると共に、その経路をLCDパネル2に表示された地図 (自己の現在地を含む地図)上に表示するための経路案内制御ルーチンの内容を概略的に示すものである。LCDパネル2の初期状態では、図4(a)に示すようにその時点での現在地を地図上に表示している。
【0037】
この経路案内制御ルーチンでは、目的地を設定するための目的地設定用メニュー画面において目的地が設定されるまで若しくはキャンセルスイッチに対応したアイコン3bの何れかが操作されるまで待機する(ステップS1、S2)。尚、目的地の設定は、例えば、表示された地図画面中の任意ポイントを指定する操作、或いは地名、施設名、ランドマーク名、駅名、予め判明している住所などを指定する操作などにより行うことができる。
【0038】
そして、アイコン3bが操作されたとき(ステップS2で「YES」)には、経路案内制御ルーチンを中途終了してリターンする。一方、目的地が設定されたとき(ステップS1で「YES」,図4(b)参照)には、GPS受信ユニット17から現在地の位置情報を取得し(ステップS3)、経路演算処理ルーチンS4を実行する。尚、図4では、目的地の方向を矢印で表現した指標マークBで表示し、現在地(始点位置)を三角形状のアイコンNで示している。
【0039】
この経路演算処理ルーチンS4では、現在地の位置情報及び前述のように設定された目的地を示す情報に基づいて、当該現在地(始点位置)から目的地までの最短経路並びにその距離を演算し、その演算により得た経路データ及び距離データをRAM11に記憶する。尚、上記経路データは、現在地から目的地までの屈曲した軌跡を例えば複数のベクトルデータで表現した形式のものである。また、ここでは目的地までの最短経路を演算する構成としたが、経路演算処理の内容に、別途に入力された立ち寄り先の情報を反映させる構成とすることもできる。
【0040】
上記経路演算処理ルーチンS4の実行後には、ユーザに希望移動距離Lを入力させる(ステップS5)。この場合、図4(c)に示すように、LCDパネル2の画面上に前記距離Lを入力させるためのウインドウを開き、例えば0mから100m単位の距離を表示させ、ユーザがポインタスイッチ5または6を操作することにより画面上のカーソルを移動させ、ウインドウの表示をスクロールさせる。そして、ユーザが希望移動距離Lとして選択した距離表示にカーソルを合わせて確定用スイッチ7をオン操作すると(ステップS5で「YES」)、希望移動距離Lが確定してステップS7に移行する。
【0041】
また、ステップS5において、ユーザが確定用スイッチ7をオン操作せずにアイコン3bを操作した場合は(ステップS6で「YES」)には、経路案内制御ルーチンを中途終了してリターンする。
【0042】
ステップS7では、ステップS5でユーザが選択した希望移動距離Lが0mか否かを判断し、0mであった場合には(「YES」)ステップS4で演算した目的地までの最短経路をLCDパネル2の画面上に表示し(ステップS14)、また、その最短経路の距離Lmin も同画面上に表示させる(ステップS15,図4(d)参照)。それからステップS12に移行し、ユーザが希望移動距離Lを変更して異なる経路を求めるため再試行するか否かを判断する。ここでは、例えば、ユーザが確定用スイッチ7をオン操作すると「NO」と判断してステップS1に戻る。また、ユーザがアイコン3bを操作した場合は「YES」と判断してステップS5に戻る。
【0043】
一方、ステップS7において、ステップS5でユーザが選択した希望移動距離Lが0mでなければ、その希望移動距離Lが、現在地から目的地までの最短経路の距離Lmin 未満であるか否かを判断する(ステップS8)。即ち、例えば最短経路距離Lmin が300mである場合に、ユーザが希望移動距離Lを200mに設定すると(ステップS8で「YES」)警告処理を行う(ステップS13)。警告処理は、音声出力装置30によって、例えば「指定した距離が最短経路距離を下回っています」などのように音声を出力させることで行う。それから、ステップS14,S15に移行してステップS4で演算した目的地までの最短経路及びその距離Lmin をLCDパネル2の画面上に表示させる(図4(d)参照)。この場合、ステップS14,S15における処理もユーザの視覚に訴える警告動作の一環となっている。
【0044】
また、ステップS8において、ユーザが選択した希望移動距離Lが最短経路距離Lmin 未満でなければ(「NO」)、現在地から目的地までの移動経路を希望移動距離Lに応じて演算することにより求める(ステップS9)。例えば、ユーザが希望移動距離Lを1500mに設定すると、移動経路の距離が1500mに極力近付くように経路を探索する。
【0045】
そして、経路の演算が終了すると、その経路をLCDパネル2の画面上に表示し(ステップS10)、また、その経路の距離(例えば、1480mなど)も同画面上に表示させる(ステップS11,図4(e)参照)。それからステップS12に移行する。
【0046】
以上のように本実施例によれば、CPU8は、ユーザが現在地から目的地までの希望移動距離Lを指定すると、地図上の現在地から目的地までの経路の距離が希望移動距離Lに近付くように経路探索を行うようにした。即ち、ユーザが必ずしも目的地まで最短経路で移動することを希望せず、例えば、ある程度の長い距離を時間をかけて歩行し運動することを目的としているような場合に、希望移動距離Lを入力すればCPU8はその希望移動距離Lに基づいた経路を探索するので、ユーザは、その探索された経路に沿って目的地まで歩行することで所期の目的を達成することができる。従って、従来に比較して、ユーザの要求に広く対応することが可能となる。
【0047】
また、本実施例によれば、CPU8は、探索した経路をLCD2の地図画面上に表示するので、ユーザは、自分が指定した条件に基づいて探索された経路が実際にどのような経路になったのかを地図画面上で確認することができる。加えて、CPU8は、探索した経路の距離も地図画面上に表示するので、ユーザは、指定した条件に基づいて探索された経路が実際にどの程度の距離になったのかを確認することができる。
【0048】
そして、CPU8は、ユーザの指定に基づく希望移動距離Lが最短経路距離Lmin に達しない場合は、音声出力装置30による音声の出力及びLCDパネル2による表示によって警告動作を行うようにしたので、ユーザは、希望移動距離Lの設定に無理があることを事前に知ることができ、目的地または希望移動距離L等を変更することができるようになり利便性が向上する。また、この時CPU8は、現在地から目的地までの最短経路を地図画面上に表示するので、ユーザは、最短経路を地図画面上で確認して、次回に条件を指定する場合の参考とすることができる。
【0049】
(第2実施例)
図5は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例の構成は基本的に第1実施例と同様であり、CPU8による処理内容が若干異なっている。
【0050】
即ち、図5のフローチャートでは、ステップS5に代わるステップS16において、ユーザは、希望移動距離Lを入力する代わりに希望移動歩数SNを入力する。例えば、図4(c)においてLCDパネル2の画面上に移動距離を表示したものに代えて、例えば0歩から200歩単位の歩数を表示させユーザに選択させる。それから、ユーザに自身の歩幅SWを、例えば0.5m〜1.5m程度の範囲で0.1m単位で選択設定させる(ステップS17)。
【0051】
続いて、ユーザが設定した希望移動歩数SNと歩幅SWに基づいて移動距離Laを(1)式により演算する(ステップS18)。
La=SW×SN …(1)
例えば、希望移動歩数SN=5000歩,歩幅SW=1.0mであれば、移動距離Laは5000mとなる。以降は、第1実施例と同様にして移動距離Laに基づく処理を行う。
【0052】
また、ステップS11,S15で探索した経路の距離を表示すると、その後のステップS19,S20では、ユーザが当該経路を歩行するのに要すると想定される歩数をLCDパネル2の画面上に表示する。例えば、探索した経路距離をLs (=4980m)とすれば、当該経路を歩行するのに要すると想定される歩数SN1は、Ls /SW(=4980歩)で求められ、最小経路を歩行するのに要すると想定される歩数SN2は、Lmin /SWで求められる。例えば、Lmin =3000mであれば、SN2=3000歩,となる。
【0053】
従って、例えば、ステップS19では、ステップS11により表示した距離Ls と共に「歩数4980歩」のように画面上に表示する。また、ステップS20では、ステップS15により表示した距離Lmin と共に「歩数3000歩」のように画面上に表示する。
【0054】
以上のように第2実施例によれば、CPU8は、ユーザが現在地から目的地までの希望移動歩数SNを指定すると、地図上の現在地から目的地までの経路距離が希望移動歩数SNに相当する距離Laに近付くように経路探索を実施するので、ユーザが、第1実施例と同様にある程度の長い距離を時間をかけて歩行し運動することを目的としており、その運動量を歩数によって目安としたい場合には、CPU8が希望移動歩数SNに基づいて探索した経路に沿って目的地まで歩行することで所期の目的を達成することができる。
【0055】
また、第2実施例によれば、ユーザが歩幅SWを設定可能とした。即ち、歩幅は、各ユーザ毎に異なる場合が多く、例えば平均値的な歩幅を用いて対応すると希望移動歩数SNに相当する距離Laに含まれる誤差が大きくなる場合がある。そこで、ユーザが夫々歩幅SWを設定可能に構成することで、希望移動歩数SNに相当する距離Laの探索を各ユーザに適合して行うことができるようになり、誤差を縮小することが可能となる。
【0056】
更に、第2実施例によれば、CPU8は、探索した経路の距離Laに相当する歩数SN1も地図画面上に表示するので、ユーザは、指定した条件に基づいて探索された経路が実際にどの程度の歩数に相当する距離になったのかを確認することができる。
【0057】
(第3実施例)
図6は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第3実施例の構成は基本的に第1実施例と同様であり、CPU8による処理内容が若干異なっている。
【0058】
即ち、図6のフローチャートでは、ステップS5に代わるステップS21において、ユーザは、希望移動距離Lを入力する代わりに希望移動時間Tを入力する。例えば、図4(c)においてLCDパネル2の画面上に移動距離を表示したものに代えて、例えば0分から10分単位の時間を表示させてユーザに選択させる。それから、ユーザに自身の移動速度Vを、例えば50m/分〜150m/分程度の範囲で10m/分単位で選択設定させる(ステップS22)。
【0059】
続いて、ユーザが設定した希望移動時間Tと移動速度Vとに基づいて移動距離Lbを(2)式により演算する(ステップS23)。
Lb=V×T …(2)
例えば、希望移動時間T=60分,移動速度V=80m/分であれば、移動距離Lbは4800mとなる。以降は、第1実施例と同様にして移動距離Lbに基づく処理を行う。
【0060】
また、ステップS11,S15で探索した経路の距離を表示すると、その後のステップS24,S25では、ユーザが当該経路を歩行するのに要すると想定される時間をLCDパネル2の画面上に表示する。例えば、探索した経路距離をLs (=4820m)とすれば、当該経路を歩行するのに要すると想定される時間T1は、Ls /V(=60.25分),で求められ、最小経路を歩行するのに要すると想定される時間T2は、Lmin /V,で求められる。例えば、Lmin =3000mであれば、T2=37.5分,となる。
【0061】
従って、例えば、ステップS24では、ステップS11により表示した距離Ls と共に「移動時間60.25分」のように画面上に表示する。また、ステップS25では、ステップS15により表示した距離Lmin と共に「移動時間37.5分」のように画面上に表示する。
【0062】
以上のように第3実施例によれば、CPU8は、ユーザが現在地から目的地までの希望移動時間Tを指定すると、地図上の現在地から目的地までの経路距離が希望移動時間Tに相当する距離Lbに近付くように経路探索を実施するので、ユーザが、第1,第2実施例と同様にある程度の長い距離を時間をかけて歩行し運動することを目的としており、その運動量を移動時間によって目安としたい場合には、CPU8が希望移動時間Tに基づいて探索した経路に沿って目的地まで歩行することで所期の目的を達成することができる。
【0063】
また、第3実施例によれば、ユーザが歩行する場合の移動速度Vを設定可能とした。即ち、移動速度は各ユーザ毎に異なる場合が多く、例えば平均値的な移動速度を用いて対応すると希望移動時間Tに相当する距離Lbに含まれる誤差が大きくなる場合がある。そこで、ユーザが夫々自身の移動速度Vを設定可能に構成することで、希望移動時間Tに相当する距離Lbの探索を各ユーザに適合して行うことができるようになり、誤差を縮小することが可能となる。
【0064】
更に、第3実施例によれば、CPU8は、探索した経路の距離Lbをユーザが移動するのに要すると想定される時間T1も地図画面上に表示するので、ユーザは、指定した条件に基づいて探索された経路が実際にどの程度の移動時間を要すると想定されるかを確認することができる。
【0065】
(第4実施例)
図7は本発明の第4実施例を示すものであり、第1または第3実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例の構成は基本的に第1実施例と同様であり、CPU8による処理内容が若干異なっている。
【0066】
即ち、図7のフローチャートでは、ステップS5に代わるステップS26において、ユーザは、希望消費カロリーCを入力する。例えば、図4(c)においてLCDパネル2の画面上に移動距離を表示したものに代えて、例えば0kcalから100kcal単位で表示させてユーザに選択させる。それから、第3実施例と同様にユーザに自身の移動速度Vを選択設定させる(ステップS22)。
【0067】
続いて、ユーザが設定した希望消費カロリーCと移動速度Vとに基づいて移動距離Lcを(3)式により演算する(ステップS27)。
Lc=60×V×C/200 …(3)
即ち、1時間歩行した場合の平均的な消費カロリーは200kcal程度であるから、(3)式によって消費カロリーCに応じた移動距離Lcが概算で求められる。例えば、希望消費カロリーC=300kcal,移動速度V=80m/分であれば、移動距離Lcは7200mとなる。以降は、第1実施例等と同様にして移動距離Lcに基づく処理を行う。
【0068】
また、ステップS11,S15で探索した経路の距離を表示すると、その後のステップS28,S29では、ユーザが当該経路を歩行した場合に消費すると想定される時間をLCDパネル2の画面上に表示する。例えば、探索した経路距離をLs (=7.21km)とすれば、当該経路を歩行するのに消費すると想定されるカロリーC1は、(200×Ls )/(60×V)(=300kcal),で求められ、最小経路を歩行するのに消費すると想定されるカロリーC2は、 (200×Lmin )/(60×V),で求められる。例えば、Lmin =6400mであればC2=266.7kcal,となる。
【0069】
従って、例えば、ステップS28では、ステップS11により表示した距離Ls と共に「消費カロリー300kcal」のように画面上に表示する。また、ステップS29では、ステップS15により表示した距離Lmin と共に「消費カロリー266.7kcal」のように画面上に表示する。
【0070】
以上のように第4実施例によれば、CPU8は、ユーザが現在地から目的地までの希望消費カロリーCを指定すると、地図上の現在地から目的地までの経路距離が希望消費カロリーCに相当する距離Lcに近付くように経路探索を実施するので、ユーザが歩行による運動量を消費カロリーによって目安としたい場合には、CPU8が希望消費カロリーCに基づいて探索した経路に沿って目的地まで歩行することで所期の目的を達成することができる。
【0071】
また、第4実施例においても、第3実施例と同様にユーザが歩行する場合の移動速度Vを設定可能としたので、希望消費カロリーCに相当する距離Lcの探索を各ユーザに適合して行うことができるようになり、誤差を縮小することが可能となる。
【0072】
更に、第4実施例によれば、CPU8は、探索した経路の距離Lcをユーザが移動するのに消費すると想定されるカロリーC1も地図画面上に表示するので、ユーザは、指定した条件に基づいて探索された経路を移動すると実際にどの程度のカロリーを消費すると想定されるかを確認することができる。
【0073】
(第5実施例)
図8及び図9は本発明の第5実施例を示すものである。第5実施例の構成は基本的に第1乃至第4実施例等と同様であり、情報端末1を携帯したユーザが、第1乃至第4実施例により探索した経路に沿って実際に徒歩により移動する場合における処理(移動経路表示制御)の一例を示す。
【0074】
即ち、図8において、情報端末1のCPU8は、GPS受信ユニット17より現在位置の情報を取得すると(ステップA1)、その位置情報に基づいて出発地点から現在地までの移動距離LT 及び移動歩数SNT を演算する(ステップA2,A3)。例えば、移動距離LT =350mであり、ユーザの歩幅設定値(デフォルト)を0.7mとすると、移動歩数SNT は、350/0.7=500歩
のように計算される。尚、第2実施例のようにユーザに歩幅SWを設定させても良い。
【0075】
続いて、CPU8は、移動経路を地図画面上に表示する(ステップA4)。この場合、図9に示すように、例えば予め探索した経路を黒塗りで表示している場合には、現在地まで移動した経路をドットによって表示する。それから、ステップA2,A3で演算した移動距離LT 及び移動歩数SNT をLCDパネル2の画面上に表示する(ステップA5)。そして、ユーザが探索経路に沿った移動を終了するためにキャンセルスイッチたるアイコン3bを操作しなければ(ステップA6で「NO」)ステップA1に戻り、アイコン3bを操作した場合は(ステップA6で「YES」)リターンする。
【0076】
以上のように第5実施例によれば、情報端末1のCPU8は、GPS受信ユニット17が取得する位置情報に基づいて、予め定めた出発地点から現在地までの経路を、探索した目的地までの経路に重ね合わせてLCDパネル2の地図画面上に表示させると共に、移動経路の距離LT とその距離LT に相当する歩数SNT も演算してLCDパネル2に表示させるようにした。
【0077】
従って、ユーザは、地図画面を参照して現在自分が探索させた経路中のどの辺りに位置しているのかを知ることができる。そして、どのくらいの距離を移動したのか、また、その移動に何歩を要したかも把握することができるので、例えば、経路を移動したことによる運動量がどれ位になったか等の参考に供することが可能となる。
【0078】
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
最短経路の演算をステップS4で行うものに代えて、ステップS5,S16,S21,S26で「NO」と判断した場合に行っても良い。
第2実施例において、ユーザに歩幅SWを必ずしも入力させる必要はなく、平均的な歩幅の値(例えば、0.7m)を予め設定しておき、その値に基づいて歩数SNに応じた距離Laを1つの目安(参考値)として求めても良い。また、自分の歩行速度を正確に把握していないユーザでも感覚的に凡その値を設定できるように、「遅い(例えば50m/分)」,「普通(例えば70m/分)」,「速い(例えば100m/分)」のような三段階程度の設定から選択できるように構成しても良い。
第3,第4実施例において、ユーザに移動速度Vを必ずしも入力させる必要はなく、平均的な移動速度,(例えば、70m/分や4km/時など)を予め設定しておき、その値に基づいて希望移動時間T,希望消費カロリーCに応じた距離Lb,Lcを求めても良い。
【0079】
第1,第3実施例,第4実施例においても、第2実施例のステップS19,S20のように最短経路や探索した経路を移動するのに要すると想定される歩数をLCDパネル2に表示するようにしても良い。
第1〜第4実施例を適宜組み合わせて実施しても良い。その場合、移動距離,移動歩数,移動時間,消費カロリーの何れに基づいて経路を探索するかをメニュー画面などでユーザが適宜選択できるようにすれば良い。
第5実施例において、移動距離または移動歩数の何れか一方のみを表示させても良い。また、現在地までの移動経路で消費したと想定されるカロリーをLCDパネル2に表示しても良い。更に、移動経路や移動距離等を表示するのは、第1〜第4実施例などによって探索された経路に沿って行うものに限ることなく、任意の出発地点から現在地までの移動経路に関する表示を行っても良い(即ち、目的地が無い場合でも良い)。
ユーザが歩行で移動するものに限らず、例えば競歩やジョギングなどをする場合、或いは自転車に乗って移動する場合を想定して同様の処理を行っても良い。その場合、例えば、第4実施例では、それらの運動形態に応じた1時間当たりの消費カロリーをユーザが設定できるように構成しても良い。
警告動作は、例えば、警告用のブザーを設け、そのブザーを鳴動させることで行っても良い。また、LCDパネル2の画面上に「指定した距離が最短経路距離を下回っています」などのように文字を表示させて行っても良い。また、バイブレータ(振動発生手段)を搭載して筐体1aを振動させるようにしても良い。更に、これらの何れかを組合わせて実施しても良い。或いは、最短経路をLCDパネル2に表示するだけでも良い。
【0080】
また、警告動作を行わせるか否かを、ユーザが設定できるように構成しても良い。斯様に構成すれば、ユーザは、自身が感じた警告の要否に応じて設定を行うことができる。更に、警告動作を行うものに代えて、例えば、第1実施例の場合、ユーザが希望移動距離Lを入力する段階で最短経路距離Lmin 以上の距離を表示して選択させるようにしても良い。
また、警告動作は、最短経路距離Lmin を下回った場合に行うものに限らず、例えば、Ls <0.9×Lmin ,となった場合に警告を行っても良い。即ち、最短経路距離Lmin を下回ったとしても、ある程度距離Lmin に近い場合には警告を行わないようにしても良い。
例えば、第1実施例において、ステップS7で「YES」と判断した場合は、ステップS14,S15を実行せずにステップS1に戻ったり或いはリターンしても良い。また、このようにL=0となるような選択肢は必ずしも設けずとも良い。その場合、必要に応じてデフォルトで最短経路を地図画面上に表示するようにしても良い。
地図上の始点位置は、必ずしもある時点における現在位置とは限らず、現在位置と異なる地点を始点位置として同様の処理を行っても良い。
条件を代えて探索した複数の経路を、地図画面上に同時に表示させても良い。地図データは必ずしもデータベース20より得る必要はない。例えば、地図データを記憶するのに容量が十分で且つ小型の媒体(例えば、メモリカードや光ディスク等)が使用できる場合には、情報端末にそれらを内蔵或いは接続可能として地図データを得るように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す情報端末の及び関連部分の機能ブロック図
【図2】情報端末の平面図
【図3】情報端末のCPUによる経路案内制御の処理内容を示すフローチャート
【図4】図3に示す処理内容の実行に伴うLCDパネルの画面表示の一例を示す図
【図5】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す図3相当図
【図7】本発明の第4実施例を示す図3相当図
【図8】本発明の第5実施例であり、情報端末のCPUによる移動経路表示制御の処理内容を示すフローチャート
【図9】図4相当図
【符号の説明】
1は情報端末(携帯型地図表示装置)、2はLCDパネル(表示器)、8はCPU(制御手段)、17はGPS受信ユニット(位置情報取得装置)、30は音声出力装置(音声出力手段)を示す。
Claims (8)
- 地図を表示可能な表示器と、
前記表示器に地図を表示させると共に、表示させた地図上の始点位置から目的地までの経路を演算して地図画面上に表示させる制御手段とを備え、
前記制御手段は、ユーザが前記始点位置から前記目的地までの希望移動距離を指定した場合は、前記経路の距離が前記希望移動距離に近付くように経路探索することが可能に構成されていると共に、ユーザの指定に基づく距離が前記始点位置から前記目的地までの最短経路に相当する距離に達しない場合は、警告動作を行うことを特徴とする携帯型地図表示装置。 - 地図を表示可能な表示器と、
前記表示器に地図を表示させると共に、表示させた地図上の始点位置から目的地までの経路を演算して地図画面上に表示する制御手段とを備え、
前記制御手段は、ユーザが前記始点位置から前記目的地までの希望移動歩数を指定した場合は、前記経路の距離が前記希望移動歩数に相当する距離に近付くように経路探索することが可能に構成されていると共に、ユーザの指定に基づく距離が前記始点位置から前記目的地までの最短経路に相当する距離に達しない場合は、警告動作を行うことを特徴とする携帯型地図表示装置。 - 地図を表示可能な表示器と、
前記表示器に地図を表示させると共に、表示させた地図上の始点位置から目的地までの経路を演算して地図画面上に表示する制御手段とを備え、
前記制御手段は、ユーザが前記始点位置から前記目的地まで移動するための希望移動時間を指定した場合は、前記経路の距離が前記希望移動時間に相当する距離に近付くように経路探索することが可能に構成されていると共に、ユーザの指定に基づく距離が前記始点位置から前記目的地までの最短経路に相当する距離に達しない場合は、警告動作を行うことを特徴とする携帯型地図表示装置。 - 地図を表示可能な表示器と、
前記表示器に地図を表示させると共に、表示させた地図上の始点位置から目的地までの経路を演算して地図画面上に表示する制御手段とを備え、
前記制御手段は、ユーザが前記始点位置から前記目的地まで移動する間に消費したいカロリーを指定した場合は、前記経路の距離が前記消費カロリーに相当する移動距離に近付くように経路探索することが可能に構成されていると共に、ユーザの指定に基づく距離が前記始点位置から前記目的地までの最短経路に相当する距離に達しない場合は、警告動作を行うことを特徴とする携帯型地図表示装置。 - 前記制御手段は、前記警告動作を、前記表示器による表示,振動発生手段による振動,音声出力手段による音声の内、これらの何れか1つまたは複数の組み合わせによって行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の携帯型地図表示装置。
- 前記警告動作を、どのような態様によって実施させるかをユーザが設定可能に構成されていることを特徴とする請求項5記載の携帯型地図表示装置。
- 前記警告動作の実行の可否を設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の携帯型地図表示装置。
- 前記制御手段は、前記警告動作を行う場合、前記始点位置から前記目的地までの最短経路を前記地図画面上に表示することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の携帯型地図表示装置。
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