JP3684347B2 - プレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法 - Google Patents

プレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内空高さの大きい地下埋設型のプレキャストコンクリート製貯水槽を構築するに際して好適である、プレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
都市部においては、都市型水害の防止又は多目的な水利用を目的として、地下に雨水貯留槽や多目的貯水槽を構築する事例が近年増加している。
【0003】
一方都市環境の面から、騒音、公害を最小限に止めるべく工期短縮の要求がある。又近年、熟練工不足の労務事情もあって、かかる工期短縮を、熟練工なしでも実現できる構築工法が求められている。
【0004】
このような背景から、熟練工なしでも施工でき、しかも工期短縮を実現できるように各種のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法(以下プレキャスト工法という)が提案されている。例えば図49に示すようなボックス型ブロックaを所要間隔をおいて並設し、その上端相互間を頂版ブロックbで連結するプレキャスト工法、図50に示すような、端部のL字型ブロックcと中間のI字型ブロックdを所要間隔をおいて並設すると共に、その上端相互を頂版ブロックeを用いて連結するプレキャスト工法、又図51で示すように、L字型壁ブロックfや支柱ブロックg、連結梁ブロックh、頂版ブロックj等を用い、一方向で隣り合う支柱ブロックg,gの上端相互を前記連結梁ブロックhで連結するプレキャスト工法等が実用に供されていた。
【0005】
かかるプレキャスト工法は、深さが5〜6m程度の掘削空間で施工する、内空高さの比較的小さい小規模貯水槽の構築に対してのものであって、これに用いる土留壁は、地盤が良好である場合は、鋼矢板を打ち込んだだけの自立型土留壁で対応できた。そして地盤が良好でない場合は、一段の切梁を具える支保工によって土留壁を支持することが行なわれていた。かかる一段切梁の支保工による場合は、各種プレキャストコンクリート製部材を切梁の下側で設置できるために、部材相互を接合する貯水槽構築を支障なく行なうことができた。
【0006】
しかし、貯水槽の内空高さが例えば5m以上と大きくなると、必然的に掘削深さが深くなるために、鋼矢板を打ち込んだだけの自立型土留壁や一段切梁の支保工では対応できない。そこで、鋼矢板を打ち込んで形成した土留壁を、切梁を上下複数段に設けた支保工で支持せざるを得ない。
【0007】
しかしながら、かかる工法によるときは、左右方向と前後方向の切梁が格子状に交差する切梁枠組が、掘削空間に上下複数段に存在することになる。そのため、前記従来タイプのプレキャスト工法を、かかる内空高さの大なる貯水槽構築に応用するときは、中間及び最下段に存する切梁が障害となって、前記した各ブロックを縦横に延長敷設することが困難であった。又、壁板を横方向や上下方向で付設する際に、中間及び最下段に存する切梁が障害となって、横方向や上下方向での壁板の連続した付設が困難となる問題が発生した。
【0008】
一方向で隣り合う支柱ブロックg,gの上端相互を連結梁ブロックhで連結する前記プレキャスト工法(図51)について付言すれば、これが、内空高さが5mまでの比較的小規模の貯水槽を対象にしたものであるときは、前記した1段切梁による支保工で対応できる。このような支保工による場合は、連結梁ブロックhと支柱ブロックg,g相互を、作業スペースを確保して容易に連結できるようにするため、図52に示すように、該支柱ブロックgを、格子状の切梁kが形成する矩形状の区画nの一辺pに近接させてその中央部で立設するのが一般的であった。そしてかかるプレキャスト工法によるときは、その切梁の下側で貯水槽構築を完了でき、又その構築完了後における埋め戻し、及び切梁等からなる支保工を解体、撤去するという工事も、支障なく行なうことができた。
【0009】
しかしながら貯水槽の内空高さが5m以上と大きくなると、切梁kが前記のように複数段になる。そして、支柱ブロックの上端は、通常、上段の切梁kの稍下側に位置せしめられる。このように切梁kが複数段になる場合は、これらの切梁が存在したままの状態で貯水槽構築を行なわんとしても、前記のように、中間及び最下段の切梁が障害となって、かかる施工は極めて困難となる。これを解決するためには、下から上に向けての壁板の付設に伴って、該壁板と土留壁との間に埋め戻しを行ない、埋め戻し後、その直上の切梁を解体、撤去しながら貯水槽構築を進める必要がある。このように施工する場合は、本発明の請求項10,11に係る技術を応用して、埋め戻し土から圧力を受ける壁板を支持する支柱ブロックの安定化を図るたために、隣り合う支柱間の全てを前記連結梁ブロックによって連結することが考えられる。つまり、連結梁ブロックを前記のような一方向だけではなく、互いに直交する二方向に設ける必要が生ずるのである。
【0010】
その場合、前記のように、矩形状の区画の一辺pに近接させてその中央部で支柱ブロックを立設したのでは、連結梁ブロックを、前記のように一方向(図52に矢印F1で示す方向)で連結する作業は容易に行なうことができても、これと直交する方向(図52に矢印F2で示す方向)で連結せんとするときは、切梁が障害となる問題が生ずることになる。このことを、以下に、図面に基づいてより詳しく説明する。
【0011】
即ち、連結梁ブロックhによって支柱ブロックgの上端相互を連結する工程は、先ず図53に示すように、両端部q,qが前記連結梁ブロックhの両端側r,rに固定されたワイヤーからなる吊下ロープsの中央部をクレーンのフックtに引っ掛けて吊り上げる。該吊下ロープsの傾斜片u,uの角度は、例えば60度に設定される。今、前記一方向F1で隣り合う支柱ブロックg,gの上端相互を連結梁ブロックhで連結せんとする場合は、前記区画nで吊り下ろした連結梁ブロックhの横移動を、図54に示すように、前記吊下ロープsの傾斜辺uが切梁kに接触しない状態で行なうことができる。しかしながら直交方向F2で隣り合う支柱ブロックg,gの上端相互を連結せんとする場合は、前記区画nで吊り下ろした連結梁ブロックhを横移動させる際に、前記吊下ロープsの傾斜片uが図55に示すように切梁kに当たる。そのため図56に示すように、該吊下ロープsの端部qの付け替えを行なわない限り、該前後方向の支柱ブロックg,gの上端相互を連結梁ブロックhで連結することが極めて困難となる。仮に図56に示すように、前記吊下ロープsの端部の付け替えを行なう場合は、連結梁ブロックgを吊り下げた状態のままでその作業を行なうことになるため、その付け替えに、非常に面倒で且つ危険な作業を強いられるという問題が生じて、全く実用的でない。このように、前記一方向と直交する方向F2で支柱ブロックの上端相互を連結せんとするときは、切梁が障害となる問題が生ずることになるのである。
【0012】
そのため従来においては、内空高さの大きい(内空高さが、例えば5〜10m)貯水槽は現場打ち施工によって構築していた。かかる現場打ち施工による場合は、切梁が格子状に交差する切梁枠組が上下複数段に設けられていたとしても、前後左右の切梁が形成する矩形状の囲いを通して掘削空間内に材料を導入でき、材料の横移動も自由であるために、目的とする貯水槽を比較的容易に構築できる利点はあった。しかし、柱部や壁部を上方に延長する施工途中の段階で埋め戻しした際に該柱部や壁部が土圧で不安定化しないようにするため、これらを、中間の水平な支え梁部で支持する必要があった。ところが、このように支え梁部で支持するには、該支え梁部を形成するための型枠の組立てや該型枠を支持するための支保工が特別に必要となって、貯水槽構築のための工期の長期化と施工コストの上昇を招く問題があった。又このように支え梁部を設けることから、その分だけ貯水槽の内部容積が減少してしまう問題もあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、連結梁による支柱相互の連結を容易とし、更に進んで、外周に存する支柱間に壁板を容易に付設可能とすることによって、内空高さの大きい貯水槽を、短い工期でしかも熟練工を必要とせずに能率よく構築可能とするプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法の提供を課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係るプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法(以下構築工法という)の第1の態様は、左右方向の切梁と前後方向の切梁とが平面視で格子状に交差する如く組み立てられた切梁枠組を上下複数段に具える土留壁支保工を設けた掘削空間において、プレキャストコンクリート製の貯水槽を構築する構築工法であり、前記土留壁支保工において、上下複数段に配設された左右方向の切梁及び、上下複数段に配設された前後方向の切梁は、夫々平面視で略重なる如くなす。又前記掘削空間の底部で支柱を所要配置に立設し、該支柱の上端を、最上段の切梁の下側に位置させ、隣り合う支柱の上端相互を連結梁で連結し、外周に存する支柱には、該外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次付設される壁板を支持させるものとし、又、前記外周の支柱の内側に配置する支柱は、前後左右の切梁が形成する矩形状の区画内に1本づつ存在せしめ、該支柱を、矩形状の区画の同一コーナ部において立設することを特徴とするものである。
【0015】
前記構築工法において、前後左右の切梁が形成する矩形状の区画の内、外周に存する区画の所要のものに、壁板を支持しない支柱と合わせて、壁板を支持する支柱も存在させることがある。
【0016】
本発明に係る構築工法のより具体的な態様(第2の態様)は、平面視で格子状に交差する如く組み立てられた左右方向の切梁と前後方向の切梁とを具える土留壁支保工を設けた掘削空間において、プレキャストコンクリート製の貯水槽を構築する構築工法であり、前記土留壁支保工において、上下複数段に配設された左右方向の切梁及び、上下複数段に配設された前後方向の切梁は、夫々平面視で略重なる如くなす。又前記掘削空間の底部で支柱を所要配置に立設し、該支柱の上端を、最上段の切梁の下側に位置させ、隣り合う支柱の上端相互を連結梁で連結し、外周に存する支柱には、該外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次付設される壁板を支持させるものとし、又、前記外周の支柱の内側に配置する支柱は、前後左右の切梁が形成する矩形状の区画内に1本づつ存在せしめ、該支柱を、矩形状の区画の同一コーナ部において立設すると共に、前後左右の切梁が形成する矩形状の区画の外側に存する区画に配設する支柱は、前記コーナ部に立設されている支柱と前後対向する状態で或いは左右対向する状態で切梁に近接して立設し、左右方向で見て隣り合う支柱の中心間の距離を、十字状に交わる切梁交差点の内の隣り合う左右の交差点間の距離に略等しく設定すると共に、前後方向で見て隣り合う支柱の中心間の距離を、十字状に交わる切梁交差点の内の隣り合う前後の交差点間の距離に略等しく設定することを特徴とするものである。
【0017】
前記第1、第2の態様において、隣り合う支柱の上端相互を前記連結梁で連結するに際し、両端部分が前記連結梁の両端側に固定された吊下ロープの中央部をフックで吊り上げ、該連結梁を、前記左右方向や前後方向に対し傾いた状態で前記矩形状の区画内で吊り下ろし、前記最上段の切梁の下側において、該連結梁の向きを左右方向又は前後方向にして後、該連結梁を左右方向又は前後方向で横移動させ、該吊下ロープの傾斜辺が、該隣り合う支柱間に存する切梁に接触状態となる前に、或いは、該吊下ロープの傾斜辺が該切梁に接触しても該傾斜辺が撓み変形しない状態で、該連結梁の両端部分を隣り合う支柱の上端に載せることとするのがよい。
【0018】
又前記第1、第2の態様において、前記土留壁支保工は、切梁を下方から支持する支持杭を、左右方向の切梁と前後方向の切梁との交差部分の同一のコーナ部で立設して形成し(同一のコーナ部の全てで立設するとは限らない)、前記支柱を、前記支持杭と対角配置で立設するのがよい。
【0019】
前記各構築工法において、前記支柱は、その上端で、支持突部が側方向に張り出し形成されたものとし、前記連結梁の端部分を該支持突部に載せることとするのがよい。この場合、平面視で、前記支持突部の側端と、これに対向する切梁との間の間隔を10〜40cmに設定するのがよい。
【0020】
又、前記第1、第2の態様において、外周に存する隣り合う支柱間を覆うように壁板を付設するに際し、両端部分が前記壁板の両端側に固定された吊下ロープの中央部をフックで吊り上げ、該壁板を、前記左右方向や前後方向に対し傾いた状態で、前記支柱が存する前記区画内で吊り下ろし、該壁板の向きを左右方向又は前後方向にして後、該壁板を左右方向又は前後方向で横移動させ、前記吊下ロープの傾斜辺が、隣り合う支柱間に存する切梁に接触状態となる前に、或いは、該吊下ロープの傾斜辺が該切梁に接触しても該傾斜辺が撓み変形しない状態で、該壁板の両端部分を隣り合う支柱の外面側で支持させることとするのがよい。
【0021】
又前記各構築工法において、前記支柱は、その外面側で、壁板受部が側方向に張り出し形成されたものとし、前記壁板の端部分を該壁板受部で支持させることとするがよい。
【0022】
又前記第1、第2の態様において、前記外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次前記壁板を付設するに際し、各段の壁板付設毎に、或いは複数段の壁板付設毎に、該壁板と土留壁との間に埋め戻しを行い、且つ該埋め戻しを行って後、その直上にある切梁を撤去できるように、切梁の上下配置を考慮して設定された上下高さを有する壁板を付設するのがよい。或いは、前記外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次前記壁板を付設するに際し、各段の壁板付設毎に、或いは複数段の壁板付設毎に、該壁板と土留壁との間に埋め戻しを行い、且つ該埋め戻しを行って後、その直上にある切梁を撤去できるように、壁板の上下高さを考慮して切梁の上下配置を設定するのがよい。
【0023】
なお本発明において貯水槽とは、大量の雨水を一時的に貯留する雨水一時貯留槽や、植栽、融雪等の各種用途に複合利用し得る水槽を含むものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る構築工法は、内空高さの大きい図1に示す貯水槽1を構築するに際して、図2に示すように、平面視で格子状に交差する如く組み立てられた左右方向F1の切梁2aと前後方向F2の切梁2bとを具える切梁枠組3が上下複数段に設けられた土留壁支保工5が存在する掘削空間6において、平面視で格子状に分割されてなる各区画7の夫々で、その底部8で支柱9を立設し、隣り合う支柱9,9の上端10,10相互を連結梁11で連結し、又図1に示すように、外周に存する支柱9a,9a間を覆うように壁板12を付設するものである。これを、工程順に、より具体的に説明すれば以下のようである。
【0025】
まず図3〜4に示すように、前記貯水槽1を地下埋設するために掘り下げるべき地盤13を周方向で取り囲むように、継手15,15相互を接続させて鋼矢板16を連続壁状に打ち込んで(通常図4に示すように、鋼矢板16の上端17を、地面19に位置させる)、平面視で例えば矩形状の土留壁20を形成する。併せて、地盤を掘り下げたときに該土留壁20を支持するための土留壁支保工5を構成する支持杭21を、例えば図3に示すように前後方向及び左右方向に所要間隔をおいて地盤13に打ち込む。
【0026】
その後、前記のように構築された土留壁20の内側を掘り下げる。この掘り下げは、例えば10〜11m程度の深さにまで行う。この掘り下げに際しては、所定深さの掘削が完了する毎に、図2に示すように、例えば最上段と中段と最下段の3個所に切梁枠組3a,3b,3cを形成する。各切梁枠組の形成高さは、土留壁20の安定支持を考慮して設定する。例えば最上段の切梁枠組3aは、図5に示し又図6に一点鎖線で示す深さDにまで掘り下げた状態で形成する。
【0027】
該切梁枠組3a,3b,3cは、図2、図5、図7に示すように、鋼矢板16の内面の所定高さ位置に固設される腹起し22と、対向する左右の腹起し22a,22a間に例えば5m間隔で平行して架設された左右方向の切梁2aと、前記左右方向の腹起し22aよりも一段高い位置で固設された対向する前後の腹起し22b,22b間に、例えば5mの間隔をおいて平行して架設された前後方向の切梁2bとを具え、左右方向の切梁2a上に前後方向の切梁2bが載置されてなる。そして、左右方向の腹起し22aと前後方向の腹起し22bの端部側相互は火打ち23で連結されると共に、切梁の所要のもの2a1,2b1の端部側と腹起し22a,22bとが火打ち25で連結されて補強される。このように構成された最上段と中段と最下段の切梁枠組3a,3b,3cを構成する左右方向の切梁2aと前後方向の切梁2bは、図7に示すように夫々、平面視で略重なる。そして前記支持杭21は、左右方向の切梁2aと前後方向の切梁2bとが形成する十字状交差部分26の同一コーナ部27(図7)の所要のもので立設される如くなし、該切梁2a,2bを、図示しないブラケットを介して前記支持杭21に支持させる。これによって、前記矩形状の土留壁20の内側に形成された掘削空間6を平面視で格子状に分割し、多数の矩形状の区画7を形成する。このように形成された区画7には、図7に示すように、前後左右の切梁によって4辺が形成された第1の区画7aと、1辺乃至2辺が前記腹起し22a,22bによって形成された第2の区画7bとがあり、該第2の区画7bが前記第1の区画7aの外周に配置されている。
【0028】
前記のように、最上段と中段と最下段の3個所に切梁枠組3a,3b,3cを形成して後、図2、図6に示すように、掘削空間6の底部8に、現場打ち施工により、例えば1m程度の厚さにコンクリートを打設して底盤部30を築造する。そして、該築造した底盤部30が土留壁20を支持できるように、例えば図6に示す如く、該底盤部30と土留壁20との間に支持材28を介在させて後、図8に示すように、前記最下段の切梁枠組3cを構成する左右方向及び前後方向の切梁2a,2bを解体撤去する。なお図2においては、土留壁支保工5の全体構成を説明する都合上、最下段の切梁枠組3cを図示しているが、支柱9が立設された状態では、この切梁枠組3cは存在しない。
【0029】
次に、前記矩形状の区画7の夫々について、図8〜9に示すように、掘削空間の底部8(前記底盤部30)で1本の支柱9を立設する。これらの支柱9は、前後左右の切梁が形成する第1の区画7a内においては、図10〜11に示すように、その同一コーナ部32で立設させるものとし、左右方向F1に並設される各支柱の中心33を同一直線35上に存在させ、且つ、前後方向F2に並設される各支柱の中心33も同一直線36上に存在させる。そして、左右方向で見た支柱の中心33,33間の距離L1を、十字状に交わる切梁交差点の内の隣り合う左右の交差点37,37間の距離L2に略等しく設定すると共に、前後方向で見た支柱の中心33,33間の距離L3を、十字状に交わる切梁交差点の内の隣り合う前後の交差点37,37間の距離L4に略等しく設定する。そして、前記十字状交差部分で支持杭21が立設されている場合は、該立設された支柱9と支持杭21とが対角配置になる。
【0030】
本実施の形態においては、図10に示すように、左右方向で見た第1の区画7aの列の両外側に存する区画(前記第2の区画)7b,7b、及び前後方向で見た第1の区画7aの列の両外側に存する区画(前記第2の区画)7b,7bにも1本づつの支柱9を立設するのであるが、該外周の支柱9bの中心33は、前記左右方向の直線35の延長線上、及び前記前後方向の直線36の延長線上に存在せしめる。なお本実施の形態にいては、左右方向の支柱間の間隔及び前後方向の支柱間の間隔は等しく設定されている。従って、前記第2の区画7a内に存する支柱9bは、平面視で、該区画7aの同一コーナ部39に存在し、或いは左右方向の切梁2a又は前後方向の切梁2bに近接する。このように立設された支柱9の上端10は、図8に示すように、最上段の切梁枠組3aを構成する切梁2の下側に位置せしめられる。
【0031】
なお、立設された支柱9の上端10を、最上段の切梁枠組3aの上方に位置させることも考えられないではないが、前記最上段の切梁枠組3aが、通常、前記鋼矢板の上端(地面19)17から70〜80cm下方に配設される関係上、このように立設された支柱の上端相互を連結梁11で連結したときは、該連結梁11の上下高さが、大きいものでは120〜150cmにもなるために、該連結梁11が地面19から大きく突出してしまうことになる。このような不都合があるために、現在構築されている貯水槽の圧倒的大部分は、連結梁11を地面19に突出させないタイプのものである。
【0032】
本発明は、この種の貯水槽を構築する工法であるため、連結梁の上下高さを考慮して、支柱9の上端10を、最上段の切梁枠組3aの下側に位置させることとしているのである。
【0033】
ここで前記支柱9の構成を説明すれば、第1の区画7aに存する支柱9aは、本実施の形態においては図12に示すように、支柱本体38が横断面正方形状を呈する角柱状に形成されている。又第2の区画7bに存する支柱9bは、図27や図29に示すように、その外面側40が両側に稍拡がるように横断面が台形状に形成されており、前記壁板12の端部分41,41を支持する壁板受部42,42が、該支柱9bの外面両側部分で側方向に張り出し形成されている。なお支柱9には、例えば図14や図22に示すように垂直鉄筋64が上方向に突設されるが 、説明の便宜上、これら以外の図においては該垂直鉄筋64を省略している。
【0034】
かかる構成の支柱9は、例えば図13に示すように、前記底盤部30の所要部位で立ち上げた連結主筋43を、支柱9の下端部分に設けた継ぎ手スリーブ45に挿入状態として底盤部30上に立設される。そして該支柱9の上端には、図12、図14に示すように、前記連結梁11の両端部分46,46を支持する支持突部47が側方向に張り出し形成されている。
【0035】
なお本実施の形態においては、平面視で、前記支持突部47の側端49がこれに対向する切梁2から10〜40cm程度離れた状態となるように、支柱9をコーナ部39に立設することとしている。この間隔を図17においてL5で示す。この程度に離した立設状態とするのは、支柱9を、切梁2に接触しないようにして前記第1の区画7a内で吊り下ろすことができると共に、隣り合う支柱9,9の上端相互を連結するために後述のように横移動させる連結梁11の移動量を、極力小さくするためである。
【0036】
次に、隣り合う支柱9,9の上端相互を連結梁11で連結する。該連結梁11は、本実施の形態においては図14、図1に示すように、上下方向に稍長い断面長方形状を呈しており、後述する蓋版50の側部分51を下方向から受ける支持突条52が、連結梁の長さ方向に連続するように側面部38,38に設けられたものと、かかる支持突条52を有さないものの2種類がある。又両端面62,62には、突き出し鉄筋63が突設されている。なお該連結梁11は、前記支持突条52が設けられた一種類で構成されることもある。
【0037】
該連結梁11による連結工程を、隣り合う第1の区画7a,7a内に存在する支柱9,9の上端10,10相互を連結する場合について説明すれば、先ず図15に示すように、両端部53,53が前記連結梁11の両端側55,55に固定されたワイヤからなる吊下ロープ56の中央部をクレーンのフック57に引っ掛けて吊り上げる。該吊下ロープ56の傾斜辺59,59の角度は、40〜60度に、好ましくは図15に示すように60度に設定する。その後、該連結梁11を、前記左右方向や前後方向に対し水平面内で傾いた状態にして、第1の区画7a内で吊り下ろす。なお連結梁11は、これを左右方向又は前後方向にしたままの状態で吊り下ろすことができる場合は、そのようにして吊り下ろせばよいため、水平面内で傾いた状態にして吊り下ろすことは必ずしも必要ではないが、傾いた状態にすれば、吊り下ろし作業を容易且つ安全に行い得る利点がある。
【0038】
このように吊り下ろした状態で、該連結梁11の下端60の高さを、立設状態にある前記支柱9の上端10高さに略等しく設定する。この状態で、該連結梁11は図17に示すように、最上段の切梁2の下側に位置する。その後、例えば図16に矢印で示すように、該連結梁11の長さ方向を左右方向又は前後方向に合わせて該連結梁11を左右方向又は前後方向で横移動させ、該連結梁11の両端部分46,46を、隣り合う支柱9,9の上端に形成されている前記支持突部47,47に載せる。
【0039】
かかる連結梁11の横移動は、支柱9が第1の区画7aのコーナ部39で立設されているために、その移動の際、吊下ロープ56の前記傾斜辺59が切梁2に接触しない状態で行うことができる。或いは、該吊下ロープ56の傾斜辺59が該切梁2に接触しても、該傾斜辺59が撓み変形しない状態で無理なく行うことができる。
【0040】
もしも図18に示すように、隣り合う支柱9,9を、左右方向や前後方向で見て、第1の区画7a,7aの辺61に近接させてその中央部分で立設したとすれば、該区画で吊り下ろした連結梁11を、切梁2を挟んで等距離に存する支柱9A、9Bの上端相互を連結するために矢印方向に移動させる際、前記吊下ロープ56の傾斜辺59が図19に示すように切梁2に当たる。そのため、該吊下ロープ56の端部53の付け替えを行わない限り、支柱9,9の上端相互を連結梁11で連結するのが極めて困難となる。仮に図20に示すように、前記吊下ロープ56の端部の付け替えを行なう場合は、連結梁11を吊り下げた状態のままでその作業を行うことになるため、その付け替えに、非常に面倒で且つ危険な作業を強いられるという問題が生じて、全く実用的でない。本発明には、切梁2が障害となることなく、支柱9,9の上端相互を連結梁11で容易に連結できる利点がある。
【0041】
又、前記第1の区画7a内に存在する支柱9aと、その外周の第2の区画7b内に存する支柱9bの上端相互を連結する場合や、外周に存する、隣り合う第2の区画7b,7b内に存する支柱9b,9bの上端相互を連結する場合は、図21に示すように、切梁2と支柱9との間隔が大なる区画7b1側で連結梁11を吊り下ろして後、該連結梁11を、切梁2と支柱9との間隔が小さい区画7b2側の支柱9に向けて左右方向又は前後方向に横移動させ、図21に一点鎖線で示すように、支柱9,9の上端相互を連結梁11で連結する。この場合における連結梁11の横移動も、前記吊下ロープ56の傾斜辺59が該切梁2に接触しない状態で行うことができる。或いは、該吊下ロープ56の傾斜辺59が該切梁2に接触しても該傾斜辺59が撓み変形しない状態で、無理なく行うことができる。
【0042】
そして、支柱9と連結梁11の端部分46とを一体化するには、例えば図22に示すように、該支柱9の支持突部47で支持されている連結梁11,11、11,11の向き合う端面62,62で水平に突設された前記突き出し鉄筋63,63相互を溶接する共に、前記支柱9の上端10で上方向に垂直鉄筋64を突設し、その後、型枠を組みコンクリートを打設して図23、図1に示す支柱接合部65を形成して行う。
【0043】
然る後、図24〜25、図1に示すように、外周に位置する支柱9b,9b間にプレキャストコンクリート製の壁板12を付設する。本実施の形態においては、壁板12を上下4段に付設する。そのための施工工程は、先ず図26に示すように、外周に位置する第2の区画7bにおいて、前記壁板12を、前記左右方向や前後方向に対し水平面内で傾いた状態にして、前記区画7b内で所要位置にまで吊り下ろす。この状態で、該壁板12は図24に示すように、その後に解体、撤去される中段の切梁枠組3bの下側に位置する。その後図26に示すように、該壁板12の長さ方向を左右方向や前後方向に合わせて、該壁板12を、切梁2を挟んで左右方向や前後方向で対向する支柱の内の、切梁2に近接した状態にある支柱9b1に向けて横移動させ、該壁板12の両端部分41,41を、隣り合う支柱9b,9bに設けられた前記壁板受部42,42で支持させる。
【0044】
該壁板12の端面66には、本実施の形態においては図27、図29に示すように、コ字状の突き出し鉄筋67が上下方向に所要間隔を置いて突設されているため、前記支持は、壁板12,12の向き合う端面66,66で突設された前記突き出し鉄筋67と、前記外周の支柱9bの外面側で突設された突き出し鉄筋68を噛み合う状態とする(図28)。この場合、突き出し鉄筋68の突出量をより大きくして、該突き出し鉄筋68,68相互が噛み合う状態とされることもある。或いは、壁板12の端面66で突設された前記突き出し鉄筋67と、コーナ支柱9bの外面側で突設された突き出し鉄筋68を噛み合う状態とする(図30)。この場合、該突き出し鉄筋68の突出量を、図示したものより大きくすることもある。その後、矩形環状や三角形環状をなす環状鉄筋69を所要の重ね合わせ状態で取り付けると共に、縦主筋70を所要に配筋する。然る後、壁板相互の接合部分で型枠を組みコンクリートを打設し、壁板接合部71を形成する。
【0045】
その後図24に示すように、該壁板12(12a)の上端72の稍下方位置(例えば30〜40cm程度下方位置)にまで、該壁板12と土留壁20との間に埋め戻しを行う。この埋め戻し土68により、土留壁20を支持させる。同様にして図25に示すように、2段目の壁板12を支柱間に付設し、且つ壁板相互の接合部分で型枠を組んでコンクリートを打設し、該壁板12と土留壁20との間に埋め戻しを行い、この埋め戻し土68により、土留壁20を支持させる。これを繰り返して貯水槽1の壁面73を形成する。なお上下の壁板間75(図25)にはグラウトが充填され、上下の壁板12,12相互が、図25に示す連結棒74を介して、止水を確保して連結される。又壁板12は、柱間の外面側に付設されることの他、支柱の内面側や支柱の幅の中間で付設されることもある。
【0046】
所要段数目の壁板、例えば1段目の壁板12aを付設して後、前記中段の切梁枠組3bを構成する左右方向及び前後方向の切梁2a,2bを解体、撤去する。前記のように、埋め戻し土68により土留壁20が支持されるため、該切梁を解体、撤去しても、土留壁20の安定状態を保持できる。又、最上段の壁板12bを支柱間に付設し且つ所要の埋め戻しを行って後、最上段の切梁枠組3aを構成する左右方向及び前後方向の切梁2a,2bを解体、撤去する。然る後、前記支持杭21を前記底盤部30の上面で溶断して撤去する。これによって、土留壁支保工5は全て解体、撤去される。
【0047】
然る後図31、図1に示すように、隣り合う連結梁11,11の側面に対向して設けられた前記支持突条52,52で蓋版50の両側部分51,51を水平に支持させ、スラブ76を形成する。これにより所要の貯水槽1が構築される。その後、該スラブ76上に所要に配筋をしてコンクリートを打設し、貯水槽の天井部77を形成する。これにより、例えば、内空高さが9〜10m程度の貯水槽1が構築されることとなる。その後、図31に一点鎖線で示すように、貯水槽の上部全体に埋め戻しを行い、該埋め戻しの完了後、前記鋼矢板16を引き抜く。なお該鋼矢板16は、埋め殺しされることもある。
【0048】
〔その他の実施の形態〕
本発明は、前記実施の形態で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることは言うまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図32〜33は、本発明に係る構築工法の他の態様を示すものであり、図10に示す前記四隅の支柱9b1,9b2,9b3,9b4を省略し、代わりに、平面視で三角形状を呈し、或いはL字状等を呈する壁板12Aを該支柱の代わりに配設する場合に関するものである。図33では、壁板12Aが三角形状を呈する。この場合は、該三角形状壁板12Aの両端面80,80と、これに隣り合う支柱9aとの間に平板状壁板12Bを配設し、該平板状壁板12Bの端面79と該三角形状壁板12Aの端面80との間に、現場打ち施工により接合部78を形成するものである。その他の構成は、前記実施の形態で示した構築工法と同様であるため、その説明を省略する。
【0049】
(2) 又本発明に係る構築工法においては、図34や図35に示すように、外周に位置する第1の区画7a、或いは第2の区画7bに、壁板を支持する外周の支柱9bを、壁板を支持しない支柱9aと共に存在させることもある。このように構成した場合、図1に示す前記四隅の支柱9b1,9b2,9b3,9b4が立設されるときは、同図に示すように、コーナ部をL字状壁板12cで覆う場合、該L字状壁板12cを小型に形成でき、その輸送が容易となる利点がある。図36は、各区画7に一本づつの支柱9を立設させた場合を示すものであるが、コーナ部をL字状壁板12cで覆うとき、該L字状壁板12cが大型となる不具合がある。
【0050】
(3) 図37は、支柱9が立設される底部8の他の態様を示すものである。
【0051】
(4) 支柱の横断面形状は、前記した円形状には特定されない。又、連結梁11の端部分を載せるための支持突部47は、該端部分を安定的に載せることができるものであれば、前記実施の形態で示したものには特定されない。図38〜42は、これらの一例を示すものである。
【0052】
(5) 壁板12の端部分41を支持するための壁板受部42は、該端部分を安定的に支持させることができるものであれば、前記実施の形態で示したものには特定されず、例えば図43に示すように上下連続した突条として構成することができ、又図44に示すように、上下方向で途切れ状態に構成することもできる。そして図45〜46は、これらの場合等において、壁板受部42が壁板12の端部分41を支持した状態の一例を示すものである。
【0053】
(6) 図47は、土留壁20の他の態様を示す部分平面図であり、地盤を上下方向で削孔し、且つその内部で削孔土とセメントミルクとの攪拌混合物を硬化させてなるソイルセメント状の柱状物81を、その側部相互がオーバーラップする配置で周方向に連続させて形成し、必要に応じて、該柱状物81に例えばH形鋼からなる補強材82を上下方向で埋設している。
【0054】
(7) 前記実施の形態においては、土留壁20を矩形状に形成しているが、該土留壁20は、構築すべき貯水槽の敷地形状に応じて例えば図48に示すもの等、各種に形成される。この場合、外周に配置される第2の区画7bには、矩形状のものに加え、台形状や三角形状等を呈したものも含まれる。
【0055】
(8) 前記最下段の切梁枠組3cは、底部8で支柱9を立設した後、壁板12が付設されるまでの間で解体、撤去されることもある。
【0056】
(9) 本発明に係る構築工法は、前記外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次前記壁板を付設するに際して、各段の壁板付設毎に、或いは複数段の壁板付設毎に、該壁板と土留壁との間に埋め戻しを行い、且つ該埋め戻しを行って後、その直上にある切梁を撤去できるように、壁板の上下高さを考慮して切梁の上下配置を設定するように構成することもできる。
【0057】
【発明の効果】
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る構築工法は、左右方向の切梁と前後方向の切梁とが平面視で格子状に交差する如く組み立てられた切梁枠組を上下複数段に具える土留壁支保工を設けた掘削空間において、プレキャストコンクリート製の貯水槽を構築する構築工法であり、前記土留壁支保工において、上下複数段に配設された左右方向の切梁及び、上下複数段に配設された前後方向の切梁は、夫々平面視で略重なる如くなし、前記掘削空間の底部で支柱を所要配置に立設し、該支柱の上端を、最上段の切梁の稍下側に位置させ、隣り合う支柱の上端相互を連結梁で連結し、外周に存する支柱には、該外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次付設される壁板を支持させるものとし、又、前記外周の支柱の内側に存する支柱を、前後左右の切梁が形成する矩形状の区画内に1本づつ存在せしめ、該支柱を、矩形状の区画の同一コーナ部において立設する構成を採用している。
【0058】
従って本発明によるときは、切梁が縦横に且つ複数段に配置されてはいても、隣り合う支柱の上端相互を連結梁で連結するに際し、吊下ロープの両端部を該連結梁の両端側に固定して該吊下ロープをクレーンで吊り上げる場合に、吊下ロープの傾斜辺が切梁に接触しないように、或いは、該吊下ロープの傾斜辺が前記切梁に接触しても該傾斜辺が撓み変形しない状態で、該連結梁の横移動量を小さくしながら、該連結梁の両端部分を隣り合う支柱の上端に載せることができる。これにより、吊下ロープの付け替えを行なうことなく該連結梁を横移動させて、隣り合う支柱の上端相互を連結梁で容易に連結できる利点がある。このようなことから本発明によるときは、内空高さが5〜10mを越える大型のプレキャストコンクリート製貯水槽であっても、土留壁支保工が障害となることなく構築できる利点がある。
【0059】
内空高さの大きい大型のプレキャストコンクリート製貯水槽は、前記のように、従来は現場打ち施工によって構築せざるを得なかったのであるが、本発明によるときは、これを施工能率良く構築できることとなるのである。又現場打ち施工の貯水槽にあっては、前記のように中間の支え梁部を必要としたが、本発明によるときは、隣り合う支柱の上端相互を連結梁で連結できるために、このような中間の支え梁部を必要としない。そして、かかる支え梁部を形成するための支保工も不要となるため、施工コストの低減を期し得ると共に、中間の支え梁部が必要でないことから、その分だけ貯水槽の容積増大が図られ、容量効率の高い貯水槽を構築し得ることとなる。
【0060】
(2) 前記支柱を、その上端で支持突部が突設されたものとして構成し、前記連結梁の端部分を該支持突部に載せるときは、支柱本体38(図10)を切梁2a,2bから離しながらも、連結梁の端部分を支持する支柱部分83(図10)を切梁2a,2bにより接近させ得るため、支柱の上端相互を連結梁で連結する際における該連結梁の横移動量を極力小さくできる利点がある。
【0061】
(3) 支柱を、その外面側に壁板受部が突設されたものとして構成することにより、外周の支柱間を壁板で覆うに際し、壁板の端部分を支持する支柱部分84(図10)を切梁24により接近させ得るため、外周に存する支柱間を壁板で覆う際、該壁板の横移動量を極力小さくできる利点がある。
【0062】
(4) 前後左右の切梁が形成する矩形状の区画内のうち、外周に存する区画に、壁板を支持しない支柱と共に、壁板を支持する支柱をも存在させるときは、特に、貯水槽のコーナ部分に支柱を立設させる場合において該コーナ部分をL字状の壁板で覆う際、例えば図34〜35と図36を比較すれば明らかなように、該L字状壁板をより小さく構成でき、その輸送を容易とし又輸送効率の向上を期し得ることとなる。
【0063】
(5) 外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次壁板を付設する際、各段の壁板付設毎に或いは複数段の壁板付設毎に、該壁板と土留壁との間に埋め戻しを行い、且つ該埋め戻しを行なって後、その直上にある切梁を撤去できるように、切梁の上下配置を考慮して設定された上下高さを有する壁板を付設し、或いは、壁板の上下高さを考慮して切梁の配置を設定するときは、埋め戻し土によって土留壁を安定的に支持しながら、切梁の解体、撤去を下から順次行なうことができる。これにより、内空高さの大きい貯水槽であっても、切梁を撤去した後に形成された開放空間で上方向への壁板付設を難なく行なうことができる等によって、該貯水槽を効率よく構築できる利点がある。
そして、このように構築する場合は、埋め戻し土からの圧力を受ける壁板を支持する支柱の安定化を図るために、隣り合う支柱間の全てを連結梁で連結することが必要となるのであるが、本発明によるときは、前記したように、左右方向及び前後方向での連結梁の連結作業を、吊下した連結梁の横移動の容易性によって難無く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって構築された貯水槽を示す一部欠切斜視図である。
【図2】土留壁支保工が設けられた掘削空間に支柱を立設し、支柱相互を連結梁で連結した状態を示す部分斜視図である。
【図3】鋼矢板の打ち込みによって形成された土留壁を、打ち込まれた支持杭と共に示す平面図である。
【図4】鋼矢板の打ち込み状態を示す断面図である。
【図5】地盤を掘り下げて最上段の切梁枠組を形成した状態を示す部分斜視図である。
【図6】土留壁支保工を示す断面図である。
【図7】土留壁支保工を示す平面図である。
【図8】土留壁支保工を設けた掘削空間において支柱を立設し、支柱相互を連結梁で連結した状態を示す断面図である。
【図9】土留壁支保工を設けた掘削空間において支柱を立設した状態を示す斜視図である。
【図10】その平面図である。
【図11】土留壁支保工を設けた掘削空間における支柱の立設要領を説明する説明図である。
【図12】第1の区画と第2の区画に立設される支柱を示す斜視図である。
【図13】支柱を底盤部に立設した状態を示す部分側面図である。
【図14】支柱の上側部分を、支柱相互を連結する連結梁と共に示す斜視図である。
【図15】連結梁の吊下状態を示す正面図である。
【図16】第1の区画内で連結梁を吊り下ろし、該連結梁で支柱相互を連結する工程を説明する平面図である。
【図17】連結梁を、支柱相互を連結するように吊り下ろした状態を示す正面図である。
【図18】第1の区画の辺の中央部分に近接させて支柱を立設した状態を示す平面図である。
【図19】その場合の問題点を説明する正面図である。
【図20】その場合の他の問題点を説明する正面図である。
【図21】隣り合う第2の区画内に存する支柱の上端相互を連結梁で連結する工程を説明する平面図である。
【図22】支柱の上端に載置された連結梁の端部分と支柱の上端とを一体化するための配筋状態を示す断面図である。
【図23】その一体化された状態を示す平面図である。
【図24】外周の支柱間に最下段の壁板を付設した状態を示す断面図である。
【図25】外周の支柱間の上下全体に壁板を付設した状態を示す断面図である。
【図26】外周の支柱間に壁板を付設する工程を説明する平面図である。
【図27】壁板相互を直線状に接合する工程を説明する斜視図である。
【図28】壁板相互を直線状に接合した状態を示す一部欠切斜視図である。
【図29】壁板相互を直角に接合する工程を説明する斜視図である。
【図30】壁板相互を直角に接合した状態を示す一部欠切斜視図である。
【図31】貯水槽の天井部分の構造を説明する断面図である。
【図32】土留壁支保工が設けられた掘削空間に支柱を立設するに際し、四隅の支柱を省力した状態を示す平面図である。
【図33】その四隅部分におけるL字状壁板の付設状態を示す断面図である。
【図34】外周に位置する第2の区画に、壁板を支持する支柱と壁板を支持しない支柱を共に立設した状態を、コーナ部のL字状壁板の付設状態と共に示す断面図である。
【図35】外周に位置する第1の区画に、壁板を支持する支柱と壁板を支持しない支柱を共に立設した状態を、コーナ部におけるL字状壁板の付設状態と共に示す断面図である。
【図36】全ての区画に1本の支柱を立設した場合の問題点を説明する断面図である。
【図37】支柱が立設された底部の他の態様を示す部分斜視図である。
【図38】支柱の他の態様を示す一部欠切部分斜視図である。
【図39】支柱のその他の態様を示す部分斜視図である。
【図40】支柱のその他の態様を示す部分斜視図である。
【図41】支柱のその他の態様を示す部分斜視図である。
【図42】支柱のその他の態様を示す部分斜視図である。
【図43】支柱のその他の態様を示す部分斜視図である。
【図44】支柱のその他の態様を示す部分斜視図である。
【図45】壁板受部で壁板の端部分を支持した他の態様を示す平面図である。
【図46】壁板受部で壁板の端部分を支持したその他の態様を示す平面図である。
【図47】土留壁の他の態様を示す部分平面図である。
【図48】土留壁の他の形態を、土留壁支保工と共に示す平面図である。
【図49】従来のプレキャスト工法の一例を示す部分断面図である。
【図50】従来のプレキャスト工法の他の態様を示す部分断面図である。
【図51】従来のプレキャスト工法のその他の態様を示す部分斜視図である。
【図52】図51に係るプレキャスト工法の問題点を説明する平面図である。
【図53】そのプレキャスト工法における連結梁の吊下状態を示す正面図である。
【図54】そのプレキャスト工法において、連結梁を、支柱相互を連結するように吊り下ろした状態を示す正面図である。
【図55】そのプレキャスト工法において、区画の辺の中央部分に近接させて支柱を立設したときの問題点を説明する正面図である。
【図56】その場合の他の問題点を説明する正面図である。
【符号の説明】
1 貯水槽
2 切梁
2a 左右方向の切梁
2b 前後方向の切梁
3 切梁枠組
5 土留壁支保工
6 掘削空間
7 区画
8 底部
9 支柱
10 支柱の上端
11 連結梁
12 壁板
13 地盤
20 土留壁
21 支持杭
22 腹起し
26 十字状交差部分
27 同一コーナ部
30 底盤部
33 支柱の中心
37 切梁交差点
39 区画の同一コーナ部
41 壁板の端部分
42 壁板受部
46 連結梁の端部分
47 支持突部
50 蓋版
52 支持突条
56 吊下ロープ
59 傾斜辺

Claims (11)

  1. 左右方向の切梁と前後方向の切梁とが平面視で格子状に交差する如く組み立てられた切梁枠組を上下複数段に具える土留壁支保工を設けた掘削空間において、プレキャストコンクリート製の貯水槽を構築する構築工法であり、
    前記土留壁支保工において、上下複数段に配設された左右方向の切梁及び、上下複数段に配設された前後方向の切梁は、夫々平面視で略重なる如くなし、
    又前記掘削空間の底部で支柱を所要配置に立設し、該支柱の上端を、最上段の切梁の下側に位置させ、隣り合う支柱の上端相互を連結梁で連結し、外周に存する支柱には、該外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次付設される壁板を支持させるものとし、又、前記外周の支柱の内側に配置する支柱は、前後左右の切梁が形成する矩形状の区画内に1本づつ存在せしめ、該支柱を、矩形状の区画の同一コーナ部において立設することを特徴とするプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  2. 前後左右の切梁が形成する矩形状の区画の内、外周に存する区画の所要のものに、壁板を支持する支柱も存在させることを特徴とする請求項1記載のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  3. 平面視で格子状に交差する如く組み立てられた左右方向の切梁と前後方向の切梁とを具える土留壁支保工を設けた掘削空間において、プレキャストコンクリート製の貯水槽を構築する構築工法であり、
    前記土留壁支保工において、上下複数段に配設された左右方向の切梁及び、上下複数段に配設された前後方向の切梁は、夫々平面視で略重なる如くなし、
    前記掘削空間の底部で支柱を所要配置に立設し、該支柱の上端を、最上段の切梁の下側に位置させ、隣り合う支柱の上端相互を連結梁で連結し、外周に存する支柱には、該外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次付設される壁板を支持させるものとし、又、前記外周の支柱の内側に配置する支柱は、前後左右の切梁が形成する矩形状の区画内に1本づつ存在せしめ、該支柱を、矩形状の区画の同一コーナ部において立設すると共に、
    前後左右の切梁が形成する矩形状の区画の外側に存する区画に配設する支柱は、前記コーナ部に立設されている支柱と前後対向する状態で或いは左右対向する状態で切梁に近接して立設し、左右方向で見て隣り合う支柱の中心間の距離を、十字状に交わる切梁交差点の内の隣り合う左右の交差点間の距離に略等しく設定すると共に、前後方向で見て隣り合う支柱の中心間の距離を、十字状に交わる切梁交差点の内の隣り合う前後の交差点間の距離に略等しく設定することを特徴とするプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  4. 請求項1又は3記載のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法において、隣り合う支柱の上端相互を前記連結梁で連結するに際し、両端部分が前記連結梁の両端側に固定された吊下ロープの中央部をフックで吊り上げ、該連結梁を、前記左右方向や前後方向に対し傾いた状態で前記矩形状の区画内で吊り下ろし、前記最上端の切梁の下側において、該連結梁の向きを左右方向又は前後方向にして後、該連結梁を左右方向又は前後方向で横移動させ、該吊下ロープの傾斜辺が、隣り合う支柱間に存する切梁に接触状態となる前に、或いは、該吊下ロープの傾斜辺が該切梁に接触しても該傾斜辺が撓み変形しない状態で、該連結梁の両端部分を隣り合う支柱の上端に載せることを特徴とするプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  5. 前記土留壁支保工は、切梁を下方から支持する支持杭を、左右方向の切梁と前後方向の切梁との交差部分の同一コーナ部で立設して形成し、前記支柱を、前記支持杭と対角配置で立設することを特徴とする請求項1又は3記載のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  6. 前記支柱は、その上端で、支持突部が側方向に張り出し形成されており、前記連結梁の端部分を該支持突部に載せることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  7. 平面視で、前記支持突部の側端と、これに対向する切梁との間の間隔を10〜40cmに設定することを特徴とする請求項6記載のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  8. 請求項1又は3記載のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法において、外周に存する隣り合う支柱間を覆うように壁板を付設するに際し、両端部分が前記壁板の両端側に固定された吊下ロープの中央部をフックで吊り上げ、該壁板を、前記左右方向や前後方向に対し傾いた状態で、前記支柱が存する前記区画内で吊り下ろし、該壁板の向きを左右方向又は前後方向にして後、該壁板を左右方向又は前後方向で横移動させ、前記吊下ロープの傾斜辺が、隣り合う支柱間に存する切梁に接触状態となる前に、或いは、該吊下ロープの傾斜辺が該切梁に接触しても該傾斜辺が撓み変形しない状態で、該壁板の両端部分を隣り合う支柱の外面側で支持させることを特徴とするプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  9. 前記支柱は、その外面側で、壁板受部が側方向に張り出し形成されており、前記壁板の端部分を該壁板受部で支持させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  10. 前記外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次前記壁板を付設するに際し、各段の壁板付設毎に、或いは複数段の壁板付設毎に、該壁板と土留壁との間に埋め戻しを行い、且つ該埋め戻しを行って後、その直上にある切梁を撤去できるように、切梁の上下配置を考慮して設定された上下高さを有する壁板を付設することを特徴とする請求項1又は2記載のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
  11. 前記外周の支柱間を覆うように下から上に向けて順次前記壁板を付設するに際し、各段の壁板付設毎に、或いは複数段の壁板付設毎に、該壁板と土留壁との間に埋め戻しを行い、且つ該埋め戻しを行って後、その直上にある切梁を撤去できるように、壁板の上下高さを考慮して切梁の上下配置を設定することを特徴とする請求項1又は2記載のプレキャストコンクリート製貯水槽の構築工法。
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