JP3683453B2 - 熱風式保管庫 - Google Patents

熱風式保管庫 Download PDF

Info

Publication number
JP3683453B2
JP3683453B2 JP35973899A JP35973899A JP3683453B2 JP 3683453 B2 JP3683453 B2 JP 3683453B2 JP 35973899 A JP35973899 A JP 35973899A JP 35973899 A JP35973899 A JP 35973899A JP 3683453 B2 JP3683453 B2 JP 3683453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
storage
hot air
upper space
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35973899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001087356A (ja
Inventor
岳博 溝口
忠志 酒井
初男 山田
園生 加藤
享 石川
高志 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP35973899A priority Critical patent/JP3683453B2/ja
Publication of JP2001087356A publication Critical patent/JP2001087356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3683453B2 publication Critical patent/JP3683453B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は熱風式保管庫に関し、更に詳細には、断熱箱体内に所要の空間を介在させて配設した収納部内に熱風を強制循環させて、該収納部内に収納した食器を加熱して消毒・乾燥等を行なう熱風式保管庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食器に熱風を当てて加熱することで消毒・乾燥する熱風式保管庫は、断熱箱体の内部に、所要の空間を介して収納部を備え、該収納部内に多段で配設した棚に、食器を収容したカゴが載置されるようになっている。前記空間は、収納部の天板上部に画成される上部空間と、収納部の幅方向に対向する両側板外部に画成される側部空間および両側部空間の下端に形成された吹出口を介して連通する底部空間とで構成される。前記天板には、上部空間と連通する吸込口が形成されている。また上部空間には、送風機およびヒータが配設してある。
【0003】
前記熱風式保管庫では、前記送風機を運転することで、吸込口を介して上部空間に吸込んだ収納部内空気をヒータと熱交換して加熱した後、得られた熱風を両側部空間に流下させる。そして、各側部空間の吹出口から底部空間に吹出した熱風を、収納部内に導入して上昇させ、前記吸込口から上部空間に戻すよう強制循環することで、収納部内に収納されている食器を加熱して消毒・乾燥するよう構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した熱風式保管庫では、収納部の両側部空間を流下して吹出口から底部空間に吹出された熱風は、断熱箱体の内底面に衝突して風向きが偏向されて幅方向中央に向けて流れる。このため底部空間の中央では、幅方向両側から流れてくる熱風同士が衝突して乱流を生じ、該熱風がスムーズに収納部内に導入されなくなる。すなわち、乱流により熱風の風向が定まらず、収納部内を上昇する熱風の速度が遅くなって、該収納部内に収納されている食器を加熱して消毒・乾燥するのに時間が掛かる難点が指摘される。また底部空間の中央で衝突した熱風は収納部内の幅方向両側に分かれる傾向があり、このため収納部内の中央部を上昇する熱風の量が少なく、該中央部に収納されている食器の熱風による消毒・乾燥が特に遅れる欠点があった。
【0005】
また、前記側部空間の吹出口から吹出されて内底面に衝突した熱風の多くは幅方向中央に向けて流れ、収納部の両側板内側近傍には熱風が殆ど流れず、当該部位に収納した食器の消毒・乾燥に時間が掛かる難点がある。すなわち、収納部内に収納した全ての食器を加熱して消毒・乾燥するのに相当の時間を要し、従って消費電力量も嵩む欠点があった。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、収納部内に収納した食器を略均一かつ短時間で加熱して消毒・乾燥等を行ない得る熱風式保管庫を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本発明は、食器が収納される収納部が、断熱箱体の内部に、該箱体内に画成した底部空間に連通する状態で配設され、この収納部の上部および幅方向両側部と断熱箱体の内壁との間に相互に連通する上部空間および側部空間が画成され、前記収納部は天板に形成した吸込口を介して上部空間に連通すると共に、両側部空間は前記底部空間に吹出口を介して連通し、前記上部空間に配置した送風機の運転により吸込口を介して上部空間に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間あるいは両側部空間に配設したヒータにより加熱して熱風とし、この熱風を上部空間、側部空間、底部空間および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
前記収納部の内部に配設されて熱風の上下の流れを許容する棚に、食器が収容される3つのカゴが幅方向に並列に載置され、
その中央に位置するカゴに対応する前記断熱箱体の底部空間に臨む内底面における幅方向中央に、前記両側部空間の吹出口から吹出されて幅方向中央に向かう熱風の流れを上方に向けて偏向する1枚の整流板を立設した立設したことを特徴とする。
また前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本願の別の発明は、食器が収納される収納部が、断熱箱体の内部に、該箱体内に画成した底部空間に連通する状態で配設され、この収納部の上部および幅方向両側部と断熱箱体の内壁との間に相互に連通する上部空間および側部空間が画成され、前記収納部は天板に形成した吸込口を介して上部空間に連通すると共に、両側部空間は前記底部空間に吹出口を介して連通し、前記上部空間に配置した送風機の運転により吸込口を介して上部空間に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間あるいは両側部空間に配設したヒータにより加熱して熱風とし、この熱風を上部空間、側部空間、底部空間および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
前記収納部の内部に配設されて熱風の上下の流れを許容する棚に、食器が収容される2つのカゴが幅方向中央を挟んで幅方向に離間して並列に載置され、
前記断熱箱体の底部空間に臨む内底面には、前記両側部空間の吹出口から吹出されて幅方向中央に向かう熱風の流れを上方に向けて偏向する2枚の整流板を、該内底面の幅方向中央を挟んで幅方向に離間する位置に平行に立設したことを特徴とする。
【0008】
また前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本願の別の発明は、食器が収納される収納部が、断熱箱体の内部に、該箱体内に画成した底部空間に連通する状態で配設され、この収納部の上部および幅方向両側部と断熱箱体の内壁との間に相互に連通する上部空間および側部空間が画成され、前記収納部は天板に形成した吸込口を介して上部空間に連通すると共に、両側部空間は前記底部空間に前記収納部における幅方向両側部の下端と断熱箱体の内壁との間に画成される吹出口を介して連通し、前記上部空間に配置した送風機の運転により吸込口を介して上部空間に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間あるいは両側部空間に配設したヒータにより加熱して熱風とし、この熱風を上部空間、側部空間、底部空間および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
前記収納部における幅方向両側部の下端に、下方に向かうにつれて断熱箱体の内壁側に傾斜するガイド部を設け、前記吹出口から吹出された熱風の一部がガイド部に案内されて収納部内に斜めに流れるようにしたことを特徴とする。
【0009】
また前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本願の更に別の発明は、
食器が収納される収納部が、断熱箱体の内部に、該箱体内に画成した底部空間に連通する状態で配設され、この収納部の上部および幅方向両側部と断熱箱体の内壁との間に相互に連通する上部空間および側部空間が画成され、前記収納部は天板に形成した吸込口を介して上部空間に連通すると共に、両側部空間は前記底部空間に吹出口を介して連通し、前記上部空間に配置した送風機の運転により吸込口を介して上部空間に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間あるいは両側部空間に配設したヒータにより加熱して熱風とし、この熱風を上部空間、側部空間、底部空間および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
前記上部空間に、前記送風機の羽根を囲繞し、その周面に吹出孔が形成され、かつ前記天板の吸込口より小径の吸込孔を該吸込口と対向するよう形成したファンカバーが配設されると共に、天板の吸込口とファンカバーの吸込孔との間を囲繞する筒状のガイド部材が配設され、このガイド部材には、吸込孔より大きくかつ吸込口より小さな内径に設定された通孔が吸込孔に近接して形成され、また前記吸込口には空気の流通を許容する流通部材が配設されていることを特徴とする。
【0010】
また前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本願の更に別の発明は、
食器が収納される収納部が、断熱箱体の内部に、該箱体内に画成した底部空間に連通する状態で配設され、この収納部の上部および幅方向両側部と断熱箱体の内壁との間に相互に連通する上部空間および側部空間が画成され、前記収納部は天板に形成した吸込口を介して上部空間に連通すると共に、両側部空間は前記底部空間に吹出口を介して連通し、前記上部空間に配置した送風機の運転により吸込口を介して上部空間に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間あるいは両側部空間に配設したヒータにより加熱して熱風とし、この熱風を上部空間、側部空間、底部空間および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
前記収納部に配設された熱風の上下方向の流れを許容する棚に、食器が収容される複数のカゴが幅方向に離間して載置されると共に、該棚における載置した隣り合うカゴの間に臨む位置に、熱風の上下方向の流れを規制する規制部材を配設したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る熱風式保管庫につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0012】
【第1実施例】
図1に示す如く、第1実施例に係る熱風式保管庫10は、外装と内装との間にグラスウールを充填した断熱構造の断熱箱体12の内部に、その内壁と所要の空間14を保持して収納部16が配設されている。この収納部16は、その天板20の中央部に吸込口20aが形成してある。また収納部16の内部には、複数(実施例では4つ)の棚22が上下に所定間隔離間して多段的に配置され、各棚22に、食器(図示せず)を収容したカゴ24が載置されるようになっている。なお棚22は、複数のパイプ材を隙間を存して平行に配置して構成され、熱風の上下方向の流れを許容するよう構成される。また第1実施例の熱風式保管庫10では、各棚22に3つのカゴ24,24,24が幅方向に並列に載置されるようになっている。
【0013】
前記空間14は、収納部16の天板上部に画成される上部空間14aと、収納部16の幅方向に対向する両側板26,26の外部に画成されて上部空間14aと連通する側部空間14b,14bおよび断熱箱体12内に画成されて収納部16の下方に臨む底部空間14cとで構成され、該底部空間14cは両側部空間14b,14bの下端に形成された吹出口28,28を介して連通している。また収納部16は、上部空間14aに前記吸込口20aを介して連通すると共に、底部空間14cに連通し、空間14(14a,14b,14b,14c)および収納部16内を、後述するように熱風が循環するようになっている。なお、各側部空間14bの吹出口28は、断熱箱体12の内壁と収納部16の側板26とで画成されると共に、該側板26(吹出口における収納部側)の下端(最下段とその上の棚22,22の略中間)には、図1に示す如く、下方に向かうにつれて断熱箱体12の内壁側に所要角度で傾斜するガイド部26aが形成されて、側部空間14bの平断面に対して吹出口28の開口寸法が小さくなるよう構成される。そしてこのガイド部26aは、吹出口28から吹出された熱風を、断熱箱体12の内底面に向かう流れだけでなく、収納部内の広い範囲に拡散させるべく機能する。
【0014】
前記断熱箱体12の前面には、当該断熱箱体12に開設した開口部を開閉可能に閉塞する断熱扉(図示せず)が配設され、該開口部を介して前記カゴ24の出入れが行なわれる。なお、断熱箱体12の前面および後面に夫々開口部を開設すると共に断熱扉を配設し、断熱箱体12の前側および後側の何れの側からもカゴ24の出入れを可能とする構成を採用し得る。
【0015】
前記収納部16における吸込口20aの上方に臨む断熱箱体12に送風機30のモータ32が倒立状態で配設され、該モータ32の前記上部空間14aに延出する出力軸に羽根(図示せず)が配設されている。また上部空間14aには、送風機30の羽根に近接してヒータ34が配置してある。前記送風機30は、収納部16の吸込口20aから収納部内空気を上部空間14aに吸込み、該空気をヒータ34に向けて送風するよう設定されている。従って、送風機30を運転することにより、収納部16側から吸引した空気は、ヒータ34に接触して加熱されて熱風とされた後、前記両側部空間14b,14bに流れ込むようになっている。
【0016】
前記収納部16の両側板26,26には、図1に示す如く、前記上下に離間する各棚22,22の間に臨む位置の夫々に複数の吹出孔26bが形成され、各側部空間14bを流下(流通)する熱風の一部が、該吹出孔26bから収納部16内に吹込まれるよう構成されている。なお、側板26に複数の吹出孔26bを形成するのに代えて、前後方向に所要長さを有する一つの長孔(吹出孔)を形成してもよい。
【0017】
前記断熱箱体12における内底面の略中央(中央に位置するカゴ24に対応する位置)に、所要高さで垂直に立上がる整流板36が、収納部16の側板26と平行に延在するよう立設されている。この整流板36の前後寸法は、前記側部空間14bの前後寸法と略同一の長さに設定されており、両側部空間14b,14bの吹出口28,28から吹出されて幅方向中央に向けて流れてくる熱風を、上方に向かうよう偏向させるべく機能する。すなわち、幅方向両側から流れてくる熱風同士が衝突して乱流が生ずるのを防止し、収納部16の中央部に、下方から上方への整流されて安定的な速い熱風の流れを作るよう構成される。
【0018】
【第1実施例の作用】
前述のように構成した第1実施例に係る熱風式保管庫10によれば、該保管庫10の運転を行なうと、前記収納部16内の空気は、送風機30により吸込口20aを介して上部空間14aに吸引されて前記ヒータ34に向けて送風され、ここで熱交換により加熱されて熱風とされた後に、前記両側部空間14b,14bに流れ込む。各側部空間14bに流れ込んだ熱風の一部は、図1に示す如く、収納部16の側板26に形成した吹出孔26bから収納部内に吹出され、側板近傍に位置するカゴ24(幅方向両側のカゴ24)に収容されている食器に当って加熱する。
【0019】
前記両側部空間14b,14bを流下して各吹出口28,28から底部空間14cに吹出された熱風は、断熱箱体12の内底面に衝突して幅方向中央に向けて流れるよう偏向される。このとき、吹出口28を画成する前記側板26のガイド部26aにより、吹出口28から吹出された熱風の一部が該ガイド板26aに案内されて収納室内に斜めに流れる。すなわち、吹出口28から吹出された熱風は、内底面に沿う幅方向中央に向かう流れのみでなく、各方向に拡散される。これにより、側板26の内側近傍にも熱風が流れ、該側板26に近接して収納されている食器を加熱して消毒・乾燥を短時間で行ない得る。殊に、収納部16の両側下端部に収納されている食器にも熱風が直接当たり、消毒・乾燥が不完全となることはない。
【0020】
また、両吹出口28,28から吹出されて底部空間14cの中央に向けて流れる両熱風は、前記整流板36に案内されて上方に向かう流れに偏向されて、収納部16内の中央部を上昇する。すなわち、底部空間14cの中央で熱風同士が衝突して乱流が生ずることはなく、熱風は整流板36により整流されて安定的に収納部16内の中央部を速い流れで上昇し、前記棚22の中央に載置されているカゴ24に収容した食器に熱風が効率的に当たって加熱され、消毒・乾燥が短時間で行なわれる。
【0021】
第1実施例のように各棚22に3つのカゴ24,24,24を載置した場合において、幅方向両側のカゴ24,24に収容されている食器には、前記各吹出孔26bを介して側部空間14bから吹出される熱風が効率的に当って加熱される。また中央のカゴ24に収容されている食器には、前記整流板36により偏向案内されて収納室内の中央部を上昇する熱風が効率的に当って加熱される。従って、収納部16に収納されている全ての食器に熱風を効率的に当てることができ、全ての食器を均一かつ短時間で加熱して消毒・乾燥し得る。
【0022】
【第2実施例】
図2は、第2実施例に係る熱風式保管庫を示すものであって、その基本構造は第1実施例と同じであるので、異なる部分についてのみ説明する。第2実施例に係る熱風式保管庫38では、前記収納部16の各棚22に、2つのカゴ24,24が幅方向中央を挟んで幅方向に離間して並列に載置されるようになっている。また断熱箱体12の内底面には、2枚の整流板36,36が、幅方向中央を挟んで幅方向に所定間隔離間する位置に立設され、図示左側の整流板36は、左側の側部空間14bから底部空間14cに吹出されて中央に向けて流れる熱風を上方に向けて流れるよう偏向し、図示右側の整流板36は、右側の側部空間14bから底部空間14cに吹出されて中央に向けて流れる熱風を上方に向けて流れるよう偏向するべく機能する。
【0023】
すなわち第2実施例の熱風式保管庫38では、前記2枚の整流板36,36により熱風を上方に向けて偏向案内することで、各棚22に載置されている2つのカゴ24,24の中央寄りの位置に収容されている食器に効率的に熱風を当てることができる。また2つのカゴ24,24の側板寄りの位置に収容されている食器には、第1実施例と同様に前記吹出孔26bを介して吹出される熱風が当って加熱される。更に、収納部16の両側下端部に収納されている食器にも、前記ガイド部26aで拡散される熱風が直接当たる。このように各棚22に2つのカゴ24,24を載置した場合であっても、収納部16に収納されている全ての食器に熱風を効率的に当てることができ、全ての食器を均一かつ短時間で加熱して消毒・乾燥し得る。
【0024】
なお、断熱箱体の内底面に立設される整流板の配設数および配設位置は、各実施例に限定されるものでなく、前記棚へのカゴの載置数や載置位置等によって、全てのカゴに収容されている食器に均一に熱風を当てることができる数および位置に設定される。またヒータは、実施例のように上部空間に配設されたものでなく、両側部空間に配設されていてもよい。更に、実施例では両側部空間の吹出口から吹出されて幅方向中央に向かう熱風の流れを上方に向けて偏向する整流板と、吹出口から吹出される熱風を各方向に拡散させるガイド部とを設けた場合で説明したが、何れか一方のみを設けた構成を採用することができる。なお、天板に吹出孔を形成し、上部空間を流通する熱風の一部が該吹出孔を介して収納部内に吹出されるよう構成してもよい。
【0025】
【変更例】
図3〜図13は、前述した第1および第2実施例に係る熱風式保管庫を構成する各部分の変更例を示すものであって、熱風式保管庫の基本構造は第1実施例または第2実施例と同じであるので、異なる部分についてのみ説明すると共に、同一部材には同じ符号を付して示す。
【0026】
【第1の変更例】
図3〜図5は、前記収納部16を構成する前記両側板26,26の取付け構造に関する第1の変更例を示すものであって、両側板26,26は収納部16を構成する天板20とは別部材として構成されている。なお、両側板26,26の構成は同一であるので、左側の側板26に関連する構成についてのみ説明する。すなわち側板26は、前記断熱箱体12を構成する側面部12aとの間で前記側部空間14bを画成する垂直部26cに、前記吹出孔26bが上下および前後に所定間隔で複数で形成されている。この垂直部26cは、その幅寸法が断熱箱体12の側面部12aと略同一幅に設定されており、その上端部に、収納部16の内方に向けて水平に折曲されたスカート26dが形成されている。また垂直部26cの下端部に、前記ガイド部26aが形成される。
【0027】
前記垂直部26cの前後両端部には、断熱箱体12の側面部12aに指向して該垂直部26cと直交する方向に折曲された側板部26eが夫々形成されて、側板26の横断面はコ字状となっている。各側板部26eの上端部および下端部の各近傍には、側面部12a側に開放するL字形の掛止溝26fが夫々切欠形成してある。
【0028】
前記断熱箱体12には、前記側面部12aの前後両端部に、所定長さだけ内方に突出する支柱部12bが夫々形成され、両支柱部12b,12bの対向する面に、上下に離間して一対の掛止ピン39,39が夫々突設されている。すなわち、各支柱部12bに突設される両掛止ピン39,39は、前記側板26の対応する側板部26eに形成された一対の掛止溝26f,26fの離間距離だけ離間して水平に延出するものである。そして、各掛止ピン39に対して対応する掛止溝26fの水平部分をその開放部から介挿させた後、側板26を下方に移動させて該掛止ピン39を掛止溝26fの上方に相対的に移動して引掛けることにより、図4に示す如く、該側板26が側面部12aに着脱可能に配設され、両者26,12aの間に前記側部空間14bが画成されるようになっている。また側板26の前記スカート26dは、図5に示すように、収納部16を構成する前記天板20の側端上部に載置され、前記上部空間14aと側部空間14bと連通させるよう構成される。
【0029】
このように、前記収納部16を構成する両側板26,26を断熱箱体12に対して着脱可能に配設したので、前記側部空間14b,14の洗浄やメンテナンスが容易になる。また側板26の交換や、使用状況に合わせた吹出口28の変更も容易に行なうことができる。
【0030】
【第2の変更例】
図6は、前記送風機30の吸込構造に関する第2の変更例を示すものであって、前記送風機30の羽根を囲繞するファンカバー40の下面(吸込口20aと対向する面)には、天板20の吸込口20aより小径に設定された吸込孔40aが形成されると共に、その周面に吹出孔40bが形成され、吸込孔40aから吸込んだ空気を吹出孔40bから吹出すよう構成される。なお、前記ヒータ34は、ファンカバー40を囲むように配置され、吹出孔40bから吹出された空気がヒータ34に接触して加熱されるようになっている。また前記収納部16を構成する天板20に形成された吸込口20aに、空気の流通を許容する流通部材としてのメタルラス42が配設される。
【0031】
前記天板20の上面には、前記吸込口20aより大径筒状に形成されたガイド部材43が、該吸込口20aを囲繞する状態で着脱可能に配設されている。このガイド部材43の上板43aは、前記ファンカバー40の吸込孔40aと略同一高さ位置に臨むと共に、該上板43aには吸込孔40aより大径の通孔43bが形成されている。なお、ガイド部材43の通孔43bの内径は、前記吸込口20aよりは小さく設定される。
【0032】
すなわち、前述した第2の変更例では、天板20の吸込口20aにメタルラス42を配設したので、作業者が不用意に吸込口20aから上部空間14aに手を入れるのを防止することができる。また天板20の吸込口20aとファンカバー40の吸込孔40aとの間をガイド部材43で囲繞しているので、前記吹出孔40bから吹出された空気が吸込孔40aから再びファンカバー40内に戻る、いわゆるショートサイクルが発生するのを防止し、収納部16への熱風の充分な循環量を確保することができる。
【0033】
なお、前記天板20の吸込口20aにメタルラス42を配設することで、送風機30での吸込抵抗が発生する。この場合、吸込口20aとファンカバー40の吸込孔40aとを離間させれば、吸込抵抗を小さくすることはできるが、このときには熱風式保管庫自体の高さ寸法が大きくなったり、あるいは収納部16の容積が小さくなる難点がある。しかるに、第2の変更例では、吸込口20aの開口面積を、前記ガイド部材43における通孔43bの開口面積より大きく設定することで、吸込抵抗を小さくするよう構成してある。従って、吸込口20aとファンカバー40の吸込孔40aとの離間距離を大きくする必要はなく、保管庫自体の高さ寸法を抑えるか、または収納部16の容積を大きくし得る。
【0034】
【第3の変更例】
図7は、前記整流板に関する第3の変更例を示すものであって、前記断熱箱体12における内底面の前後に、所定高さで立上がる一対の横桟12c,12cが形成され、両横桟12c,12cの対向面に一対の係止ピン(掛止手段)44,44が夫々突設されている。各横桟12cの係止ピン44,44は、図に示すように、断熱箱体12の幅方向中央を挟んで幅方向に所定間隔離間して突設される。また第3の変更例に係る整流板46は、長手方向(前後方向)の長さが前記一対の横桟12c,12cの前後間隔と略同一に設定された板体を、断面コ字状に折曲成形したものである。そして該整流板46は、コ字状の開口端を下方に向けた状態で、前後に対向する係止ピン44,44に対して上方から嵌込むことにより、断熱箱体12の内底面に対して僅かな隙間を設けた状態で両端部が係止ピン44,44に掛止される。なお、係止ピン44,44に掛止された整流板46は、前記側部空間14bの吹出口28から吹出されてくる熱風によっては容易に揺動することなく、該熱風を上方に向かうよう確実に偏向させ得るようになっている。
【0035】
すなわち、前述した第3の変更例では、整流板46を断熱箱体12に突設した係止ピン44,44に着脱可能に掛止するよう構成したので、該整流板46を取外して庫内底面の清掃を容易に行なうことができる。また、断熱箱体12の内底面と整流板46との間に生ずる僅かな隙間によって、前記食器から滴下する水滴等の庫外への排水性も向上する。なお、図示例では2枚の整流板46,46を配設した場合で説明したが、該整流板46の配設数は、1枚でも3枚以上であってもよい。また整流板46を掛止する掛止手段としては、係止ピン44に限らず横桟12cにネジ込んだネジ等を用いることもできる。
【0036】
【第4の変更例】
図8および図9は、熱風式保管庫の本体構造に関する第4の変更例を示すものである。図8(a),(b)に示す如く、前記断熱箱体12の上部には、前記送風機30のモータ32等を囲繞するキャビネット50が配設される。またキャビネット50の内部に制御部品等を内蔵した電装箱(図示せず)が配置されると共に、該キャビネット50の前面パネル50aには、運転スイッチ等を配設した操作盤48が配設されている。
【0037】
前記前面パネル50aの下方には、断熱箱体12の開口部13を画成する上部垂下部(高温部分)51が、その前面位置(表面位置)を、前面パネル50aの前面位置(表面位置)より後方(庫内側)に臨むよう設定されて位置している。また開口部13を開閉可能に閉塞する断熱扉52は、その内面(庫内側の面)に配設されたゴムやプラスチック等の材料から形成された枠状のパッキン54が、断熱箱体12の開口部13より外側の前面に当接することで、庫内を密閉し得るよう構成されている。そしてこの断熱扉52の前面位置(表面位置)は、前記上部垂下部51の前面位置より前方(庫外側)に突出している。
【0038】
前記上部垂下部51の庫内側には前記ヒータ34が配置されているため、熱風式保管庫10,38の運転中には、該上部垂下部51がヒータ34から発する高熱により、他の部分よりも高温になる。従って、上部垂下部51の上方に位置する前記操作盤48を操作する際に、高温の上部垂下部51に作業者の手指等が不用意に触れるおそれがある。しかるに、第4の変更例では、高温となる上部垂下部51の前面位置を、図8(b)に示す如く、前記断熱扉52および前面パネ50aの前面位置より後退させているから、作業者が操作盤48を操作する際に上部垂下部51に触れるのを防ぐことができる。なお、断熱扉52は、断熱箱体12を構成する金属材料より熱伝導度の低いゴムやプラスチック等の材料で形成されたパッキン51を介して断熱箱体12に当接しているから、その表面温度は低く、作業者が触れても熱さを感じることはない。
【0039】
なお、前記断熱扉52の上端を、図9(a),(b)に示す如く、前記上部垂下部51を略全面的に覆う位置まで延在させることで、高温となる上部垂下部51に、作業者が不用意に触れるのを確実に防止することができる。また熱風式保管庫10,38において、表面に露出して高温となる高温部分については、前記上部垂下部51と同様に、その前面位置(表面位置)を、高温とならない断熱扉52の前面位置より後退させることで、作業者が高温部に触れるのを防止することができる。
【0040】
【第5の変更例】
図10および図11は、食器56を収容したカゴ24が載置される棚に関する第5の変更例を示すものである。すなわち、第5の変更例に係る棚58は、矩形状に形成された枠体部58aと、該枠体部58aの内部において、その長手方向(収納部16の幅方向)に所定間隔毎に架設された複数の横パイプ58bとから基本的に構成される。また、枠体部58aの長手方向の中央を挟んで対向する一対の横パイプ58b,58b間に、両横パイプ58b,58bおよび枠体部58aで画成される開口部を全面的に覆い得る寸法に設定された規制部材としてのプレート58cが配設されている。そして、図11に示す如く、前記断熱箱体12の収納部16に上下に所定間隔離間して多段的に配置された各棚58には、食器56を収納した2つのカゴ24,24が、前記プレート58cを挟む幅方向に離間して載置されるようになっている。
【0041】
すなわち、前記プレート58cは、隣り合うカゴ24,24の間に臨み、下方から流れてくる熱風の上方への流れを規制するべく機能する。これにより、プレート58cに当った熱風は、隣り合うカゴ24,24の下面に回り込み、各カゴ24中を効率的に通り抜けて食器56に効率的に接触して短時間で加熱して消毒・乾燥し得る。従って、運転時間が短縮されて消費電力が減ると共に、送風機30やヒータ34として能力の小さいものを採用することができる。
【0042】
なお、プレート58cは必ずしも棚58に配設する必要はなく、単独で同様の効果をもたらす板材(規制部材)を収納部16自体に配設してもよい。またカゴ24を棚58の幅方向に3列以上で載置する場合では、隣り合う各カゴ24,24の間にプレート58cを夫々配設する。更に、規制部材は、隣り合うカゴとカゴとの間に配設するだけでなく、幅方向両端に位置するカゴと収納部の側板との間に配設し、側板に沿って上昇する熱風をカゴ中に効率的に通り抜けさせるようにしてもよい。
【0043】
【第6の変更例】
図12および図13は、前記棚に関する第6の変更例を示すものである。図12に示す第6の変更例に係る棚60は、断面コ字状に形成された長尺な一対の棚枠62,62が所定間隔離間して並列に配置され、両棚枠62,62間における長手方向の略中央部に、複数のネジ61を介して支持体66が着脱可能に配設される。両棚枠62,62の対向する内側の側面板62a,62aには、支持体66を挟む両側において、長手方向に所定間隔で複数の通孔62bが夫々形成される。そして、各対向する通孔62b,62bに、所要径の棚材としての棚パイプ64が夫々着脱可能に挿通支持されることで、棚60が構成される。なお、各棚枠62における外側の側面板62cには通孔は形成されておらず、各棚パイプ64が抜け落ちることはない。
【0044】
また図13に示す第6の変更例に係る棚60は、該棚60の長さが長い仕様を示すものであって、一対の棚枠62,62の間に複数(2つ)の支持体66を配設したものである。この変更例においても、一対の棚枠62,62の間には、各支持体66の配設位置を除く位置に棚パイプ64が着脱可能に配設されている。
【0045】
すなわち、第6の変更例に係る棚60のように、一対の棚枠62,62を支持体66で連結した状態で、複数の棚パイプ64を一対の棚枠62,62間に着脱可能に配設した構成では、全ての棚パイプ64を棚枠62,62に溶接する場合に比べて組立てが極めて簡単になる。また棚枠62、支持体66あるいは棚パイプ64の何れかが変形したり破損した場合は、当該の部品のみを交換することもできる。更に、前記支持体66は、前述した第5の変更例における規制部材(プレート58c)として機能させることができ、規制部材を別途設ける必要はなくなる。
【0046】
前述した第1〜第6の変更例に関しては、前記第1または第2実施例の熱風式保管庫に単独で採用し得ると共に、各変更例を適宜に組合わせて採用したり全ての変更例を採用することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明した如く、請求項1および2の発明に係る熱風式保管庫では、断熱箱体の内底面に整流板を立設することで、底部空間で熱風同士が衝突して乱流が発生するのを防止して、収納部内に常に安定した熱風の流れを作ることができるので、収納されている食器を略均一に加熱して消毒・乾燥することができる。また熱風は整流板により整流されるから、上昇速度も速くなり、食器の消毒・乾燥に要する時間を短縮し得る。更に、請求項に係る発明では、前記整流板を断熱箱体に着脱可能に配設するよう構成したので、該整流板を取外して庫内底面の清掃を容易に行なうことができる。
【0048】
請求項の発明に係る熱風式保管庫では、吹出口に設けられたガイド部により、該吹出口から吹出された熱風を拡散させることができるから、特に収納部の下側側部に収納されている食器にも熱風を直接当てることが可能となり、消毒・乾燥が不完全となる場所が発生するのを解消し得る利点がある。
【0049】
請求項に係る発明に係る熱風式保管庫では、前記天板の吸込口とファンカバーの吸込孔との間を筒状のガイド部材で囲繞し、ファンカバーの周面に吹出孔を形成した構成により、吹出孔から吹出された空気が再びファンカバー内に戻る、いわゆるショートサイクルが発生するのを防止し、収納部への熱風の充分な循環量を確保することができるので、収納されている食器を略均一に加熱して消毒・乾燥することができる。また、天板の吸込口に流通部材を配設したので、作業者が不用意に吸込口から上部空間に手を入れるのを防止し得る。
【0050】
請求項に係る発明に係る熱風式保管庫では、棚における載置した隣り合うカゴの間に、下方から流れてくる熱風の上方への流れを規制する規制部材を配設したので、規制部材に当った熱風を隣り合うカゴの下面に回り込ませ、各カゴ中を効率的に通り抜けさせることができる。従って、食器に熱風を効率的に接触させることができ、該食器を短時間で加熱して消毒・乾燥し得る。更に、運転時間が短縮されて消費電力が減ると共に、送風機やヒータとして能力の小さいものを採用し得る。
【0051】
請求項に係る発明では、各側部空間あるいは上部空間を流通する熱風の一部を吹出孔を介して収納部内に吹出させるよう構成することで、棚に載置される位置に関係なく略全ての食器に熱風を当てることができ、全ての食器を略均一に加熱し得る。
【0052】
請求項に係る発明では、前記収納部を構成する両側板を断熱箱体に対して着脱可能に配設したので、側部空間の洗浄やメンテナンスが容易になる。また側板の交換や、使用状況に合わせた吹出口の変更も容易に行なうことができる。
【0053】
請求項に係る発明では、棚を構成する各部材を着脱可能に構成したから、各部材を溶接固定する場合に比べて組立てが極めて簡単になる。また、棚を構成する棚枠、支持体あるいは棚材の何れかが変形したり破損した場合は、当該の部品のみを交換することもできる。
【0054】
請求項10に係る発明では、前記断熱箱体の高温となる高温部分の表面位置を、断熱箱体に対して熱伝導度の低い材料からなるパッキンを介して当接する断熱扉の表面位置より後退させたから、作業者が不用意に高温部分に触れるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な第1実施例に係る熱風式保管庫の概略構成図である。
【図2】 本発明の好適な第2実施例に係る熱風式保管庫の概略構成図である。
【図3】 収納部を構成する側板に関する第1の変更例を示す要部概略斜視図である。
【図4】 側板に関する第1の変更例を概略的に示す要部平断面図である。
【図5】 側板に関する第1の変更例を概略的に示す要部縦断正面図である。
【図6】 送風機の吸込構造に関する第2の変更例を概略的に示す要部正面図である。
【図7】 整流板に関する第3の変更例を概略的に示す要部斜視図である。
【図8】 断熱箱体の本体構造に関する第4の変更例を概略的に示す要部正面および側断面図である。
【図9】 断熱箱体の本体構造に関する第4の変更例の別形態を概略的に示す要部正面および側断面図である。
【図10】 棚に関する第5の変更例に係る棚を概略的に示す要部切欠平面図である。
【図11】 第5の変更例に係る棚を収納部に配設した状態で示す概略構成図である。
【図12】 棚に関する第6の変更例に係る棚を示す概略斜視図である。
【図13】 棚に関する第6の変更例の別形態に係る棚を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
12 断熱箱体,14a 上部空間,14b 側部空間,14c 底部空間
16 収納部,20 天板,20a 吸込口,22 棚,24 カゴ,26 側板
26a ガイド部,26b 吹出孔,28 吹出口,30 送風機,34 ヒータ
36 整流板,40 ファンカバー,40a 吸込孔,40b 吹出孔
43 ガイド部材,43b 通孔,42 メタルラス(流通部材)
51 上部垂下部(高温部分),52 断熱扉,54 パッキン,56 食器,58 棚
58c プレート(規制部材),60 棚,62 棚枠,64 棚パイプ(棚材)
66 支持体(規制部材)

Claims (10)

  1. 食器が収納される収納部(16)が、断熱箱体(12)の内部に、該箱体内に画成した底部空間(14c)に連通する状態で配設され、この収納部(16)の上部および幅方向両側部と断熱箱体(12)の内壁との間に相互に連通する上部空間(14a)および側部空間(14b,14b)が画成され、前記収納部(16)は天板(20)に形成した吸込口(20a)を介して上部空間(14a)に連通すると共に、両側部空間(14b,14b)は前記底部空間(14c)に吹出口(28,28)を介して連通し、前記上部空間(14a)に配置した送風機(30)の運転により吸込口(20a)を介して上部空間(14a)に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間(14a)あるいは両側部空間(14b,14b)に配設したヒータ(34)により加熱して熱風とし、この熱風を上部空間(14a)、側部空間(14b,14b)、底部空間(14c)および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
    前記収納部 (16) の内部に配設されて熱風の上下の流れを許容する棚 (22) に、食器が収容される3つのカゴ (24,24,24) が幅方向に並列に載置され、
    その中央に位置するカゴ (24) に対応する前記断熱箱体(12)の底部空間(14c)に臨む内底面における幅方向中央に、前記両側部空間(14b,14b)の吹出口(28,28)から吹出されて幅方向中央に向かう熱風の流れを上方に向けて偏向する1枚の整流板(36)を立設した
    ことを特徴とする熱風式保管庫。
  2. 食器が収納される収納部 (16) が、断熱箱体 (12) の内部に、該箱体内に画成した底部空間 (14c) に連通する状態で配設され、この収納部 (16) の上部および幅方向両側部と断熱箱体 (12) の内壁との間に相互に連通する上部空間 (14a) および側部空間 (14b,14b) が画成され、前記収納部 (16) は天板 (20) に形成した吸込口 (20a) を介して上部空間 (14a) に連通すると共に、両側部空間 (14b,14b) は前記底部空間 (14c) に吹出口 (28,28) を介して連通し、前記上部空間 (14a) に配置した送風機 (30) の運転により吸込口 (20a) を介して上部空間 (14a) に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間 (14a) あるいは両側部空間 (14b,14b) に配設したヒータ (34) により加熱して熱風とし、この熱風を上部空間 (14a) 、側部空間 (14b,14b) 、底部空間 (14c) および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
    前記収納部 (16) の内部に配設されて熱風の上下の流れを許容する棚 (22) に、食器が収容される2つのカゴ (24,24) が幅方向中央を挟んで幅方向に離間して並列に載置され、
    前記断熱箱体 (12) の底部空間 (14c) に臨む内底面には、前記両側部空間 (14b,14b) の吹出口 (28,28) から吹出されて幅方向中央に向かう熱風の流れを上方に向けて偏向する2枚の整流板 (36) を、該内底面の幅方向中央を挟んで幅方向に離間する位置に平行に立設した
    ことを特徴とする熱風式保管庫。
  3. 前記整流板(36)は、前記断熱箱体(12)に対して着脱可能に配設されている請求項1または2記載の熱風式保管庫。
  4. 食器が収納される収納部(16)が、断熱箱体(12)の内部に、該箱体内に画成した底部空間(14c)に連通する状態で配設され、この収納部(16)の上部および幅方向両側部と断熱箱体(12)の内壁との間に相互に連通する上部空間(14a)および側部空間(14b,14b)が画成され、前記収納部(16)は天板(20)に形成した吸込口(20a)を介して上部空間(14a)に連通すると共に、両側部空間(14b,14b)は前記底部空間(14c)に前記収納部(16)における幅方向両側部の下端と断熱箱体(12)の内壁との間に画成される吹出口(28,28)を介して連通し、前記上部空間(14a)に配置した送風機(30)の運転により吸込口(20a)を介して上部空間(14a)に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間(14a)あるいは両側部空間(14b,14b)に配設したヒータ(34)により加熱して熱風とし、この熱風を上部空間(14a)、側部空間(14b,14b)、底部空間(14c)および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
    前記収納部(16)における幅方向両側部の下端に、下方に向かうにつれて断熱箱体(12)の内壁側に傾斜するガイド部(26a)を設け、前記吹出口(28)から吹出された熱風の一部がガイド部(26a)に案内されて収納部(16)内に斜めに流れるようにした
    ことを特徴とする熱風式保管庫。
  5. 食器が収納される収納部(16)が、断熱箱体(12)の内部に、該箱体内に画成した底部空間(14c)に連通する状態で配設され、この収納部(16)の上部および幅方向両側部と断熱箱体(12)の内壁との間に相互に連通する上部空間(14a)および側部空間(14b,14b)が画成され、前記収納部(16)は天板(20)に形成した吸込口(20a)を介して上部空間(14a)に連通すると共に、両側部空間(14b,14b)は前記底部空間(14c)に吹出口(28,28)を介して連通し、前記上部空間(14a)に配置した送風機(30)の運転により吸込口(20a)を介して上部空間(14a)に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間(14a)あるいは両側部空間(14b,14b)に配設したヒータ(34)により加熱して熱風とし、この熱風を上部空間(14a)、側部空間(14b,14b)、底部空間(14c)および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
    前記上部空間(14a)に、前記送風機(30)の羽根を囲繞し、その周面に吹出孔 (40b) が形成され、かつ前記天板(20)の吸込口(20a)より小径の吸込孔(40a)を該吸込口(20a)と対向するよう形成したファンカバー(40)が配設されると共に、天板(20)の吸込口(20a)とファンカバー(40)の吸込孔(40a)との間を囲繞する筒状のガイド部材(43)が配設され、このガイド部材(43)には、吸込孔(40a)より大きくかつ吸込口(20a)より小さな内径に設定された通孔(43b)が吸込孔(40a)に近接して形成され、また前記吸込口(20a)には空気の流通を許容する流通部材(42)が配設されている
    ことを特徴とする熱風式保管庫。
  6. 食器(56)が収納される収納部(16)が、断熱箱体(12)の内部に、該箱体内に画成した底部空間(14c)に連通する状態で配設され、この収納部(16)の上部および幅方向両側部と断熱箱体(12)の内壁との間に相互に連通する上部空間(14a)および側部空間(14b,14b)が画成され、前記収納部(16)は天板(20)に形成した吸込口(20a)を介して上部空間(14a)に連通すると共に、両側部空間(14b,14b)は前記底部空間(14c)に吹出口(28,28)を介して連通し、前記上部空間(14a)に配置した送風機(30)の運転により吸込口(20a)を介して上部空間(14a)に吸込んだ収納部内の空気を該上部空間(14a)あるいは両側部空間(14b,14b)に配設したヒータ(34)により加熱して熱風とし、この熱風を上部空間(14a)、側部空間(14b,14b)、底部空間(14c)および収納部内に強制循環させるようにした熱風式保管庫において、
    前記収納部(16)に配設された熱風の上下方向の流れを許容する棚(58)に、食器(56)が収容される複数のカゴ(24)が幅方向に離間して載置されると共に、該棚 (58) における載置した隣り合うカゴ(24,24)の間に臨む位置に、熱風の上下方向の流れを規制する規制部材(58c)を配設した
    ことを特徴とする熱風式保管庫。
  7. 前記収納部(16)には、各側部空間(14b)あるいは上部空間(14a)を流通する熱風の一部が収納部内に吹出される吹出孔(26b)が形成されている請求項1〜の何れかに記載の熱風式保管庫。
  8. 前記収納部(16)を構成し、前記断熱箱体(12)の内壁との間に前記側部空間(14b)を画成する側板(26)は、断熱箱体(12)に対して着脱可能に配設されている請求項1〜の何れかに記載の熱風式保管庫。
  9. 前記収納部(16)に配設されて前記食器が収容されたカゴが載置される棚(60)は、所定間隔離間する一対の棚枠(62,62)と、両棚枠(62,62)を着脱可能に連結する支持体(66)と、両棚枠(62,62)間に着脱可能に配設された複数の棚材(64)とから構成される請求項1〜の何れかに記載の熱風式保管庫。
  10. 前記断熱箱体(12)に開設した開口部(13)を画成し、庫内側に前記ヒータ(34)が配置されて高温となる高温部分(51)の前面位置を、前記開口部(13)を開閉可能に閉塞するよう断熱箱体(12)の前面に配設され、熱伝導度の低い材料からなるパッキン(54)を前記開口部(13)より外側の前面に当接するようにした断熱扉(52)の前面位置より後退させた請求項1〜の何れかに記載の熱風式保管庫。
JP35973899A 1999-07-19 1999-12-17 熱風式保管庫 Expired - Fee Related JP3683453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35973899A JP3683453B2 (ja) 1999-07-19 1999-12-17 熱風式保管庫

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20500999 1999-07-19
JP11-205009 1999-07-19
JP35973899A JP3683453B2 (ja) 1999-07-19 1999-12-17 熱風式保管庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001087356A JP2001087356A (ja) 2001-04-03
JP3683453B2 true JP3683453B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=26514793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35973899A Expired - Fee Related JP3683453B2 (ja) 1999-07-19 1999-12-17 熱風式保管庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3683453B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4637763B2 (ja) * 2006-02-17 2011-02-23 株式会社アイホー コンテナ
KR100755757B1 (ko) 2006-08-30 2007-09-06 서은주 식기 건조기의 송풍장치
JP5116391B2 (ja) * 2007-07-27 2013-01-09 ホシザキ電機株式会社 保管庫
CN102413845B (zh) * 2009-05-07 2016-09-14 洁定灭菌器公司 通风装置高压灭菌器
CN103301486A (zh) * 2013-06-18 2013-09-18 毛雪斌 一种带有支撑脚的快速干碗柜
JP6127167B1 (ja) * 2016-02-01 2017-05-10 株式会社日阪製作所 スプレー式加熱処理装置、及びスプレー式加熱処理装置用トレー
CN106798936B (zh) * 2017-03-04 2023-06-23 广东吉宝电器科技有限公司 一种基于厚膜加热的立体加热消毒碗柜
TWI629038B (zh) * 2017-03-27 2018-07-11 台灣櫻花股份有限公司 烘碗機
CN109210897A (zh) * 2018-10-16 2019-01-15 嘉兴市名汇服饰有限公司 一种高低可微调布料印染烘箱机构
CN109210898A (zh) * 2018-10-16 2019-01-15 嘉兴市名汇服饰有限公司 一种布料印染烘箱机构
JP2021029608A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 ホシザキ株式会社 消毒保管庫および消毒保管装置
CN113018492B (zh) * 2021-04-20 2022-08-26 河南亚都实业有限公司 一种人工皮肤用消毒清洗装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001087356A (ja) 2001-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3683453B2 (ja) 熱風式保管庫
CA2618943C (en) Oven with oven door having an air deflection assembly
US20080184984A1 (en) Oven door assembly having shield for drawing heat away from an oven door window
KR200434404Y1 (ko) 칼 도마 살균 건조기
KR20200076266A (ko) 오븐
EP1913308B1 (en) A cooking device
JP5153234B2 (ja) キッチン用昇降式吊戸棚
WO2007053002A1 (en) Cabinet with an open front for storage and display of food products
TWI469748B (zh) Explosion - proof hanging cabinet and sterilization method for kitchen
JP4334741B2 (ja) 熱風式保管庫
KR20080090743A (ko) 세탁물건조기
CN213371826U (zh) 一种家用洗碗机
KR100676138B1 (ko) 오븐
CN220110123U (zh) 消毒柜
KR200436406Y1 (ko) 고추 건조기
CN112494679B (zh) 一种消毒柜
CN210096451U (zh) 一种带有吹风功能的消毒柜
JP3850317B2 (ja) 食器保管庫の棚
CN213551356U (zh) 一种多层待用热风循环的暖碟柜
CN216908674U (zh) 热风循环消毒柜
CN220771526U (zh) 一种冰箱及其低温高湿解冻装置
CN211985333U (zh) 一种厨房烘干杀菌装置
KR200223077Y1 (ko) 식기 소독 및 보관고
CN220355835U (zh) 一种冰箱及其低温高湿解冻装置
JP2625772B2 (ja) 食器乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050317

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110603

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110603

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120603

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130603

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees