JP3682724B2 - フェニルグリオキシル酸エステルのe−オキシムエーテルを製造する方法 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、以下の一般式(I)
【0002】
【化11】
で表わされ、式中
X、Yが互いに同じでも異なってもよく、それぞれハロゲン、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、トリフルオロメチル、1−C1 −C5 アルキル−(C2 −C5 アルケニル)−ヒドロキシイミノ−C1 −C5 アルキル−(C2 −C5 アルケニル)および1−C1 −C5 アルキル−(C2 −C5 アルケニル)−ヒドロキシイミノを意味し、mが0から4の整数、nが0から3の整数である場合のE−オキシムエーテルを製造する方法に関するものである。
【0003】
【従来技術】
式(I)のタイプのオキシムエーテルを、グリオキシル酸エステルとO−メチルヒドロキシルアミンヒドロクロライドの反応により得ることは公知である(ヨーロッパ特許出願公開253213号および同254426号公報参照)。しかしながら、この場合副生成物として当モル量の塩化水素が形成される。さらにこの方法では比較的高コストの分離を必要とするオキシムエーテルのE/Z異性体混合物をもたらす欠点がある。またこの方法では、オキシム結合においてE−形態の好ましい異性体は極め僅少量で得られるに過ぎない。
【0004】
さらにE−形態の好ましい異性体を多くするための異性体化法が、ヨーロッパ特許493711号明細書に記載されているが、この方法は異性化に必要な塩化水素を大量に必要とし、また極めて入手の困難なメトキシアミンヒドロクロライドを使用するため経済的に不利である。
【0005】
ケトオキシムをアルキル化剤と反応させる場合に、アルキル基がオキシムの窒素に、またオキシムの酸素に結合されることはホウベン/ワイルの「メトーデン、デル、オルガニッシェ、ヘミー」10/4巻217−223頁より公知である。第1の場合にはニトロンが、第2の場合にはオキシムエーテルが得られる。両反応生成物は同時に得られる。これら最終生成物のみをこれに記載された方法により製造し得るが、この方法は工業的規模で実施し得ないか、あるいは所望化合物の収率が極めて低い。そこでホウベン/ワイルの上記文献223頁には、各オキシムの銀塩を無水のエーテルないしアルコール中において、酸化銀の存在下に沃化アルキルと反応させるべきことが註釈されている。しかしながら、この方法は厄介であって、大規模の工業的製造には不適当である。またシクロヘキサノンオキシムを苛性ソーダ水溶液中でジメチルサルフェートでメチル化することも公知である(Coll、Czech、Chem、Comm、14、561−563(1949)参照)。しかしながら、この場合の最終生成物は純粋でないに拘らず、収率は理論量のわずか37%に止まる。オキシムとアリルブロマイドとの反応の場合にも、収率は理論量の35.9%に止まる。
【0006】
またヨーロッパ特許23560号明細書からo−置換ケトオキシムの製造方法が公知であるが、この刊行物にはフェニルグリオキシル酸エステルのオキシムについては全く述べられていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的は、化合物(I)を容易に入手し得るようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
しかるにこの目的は 以下の一般式(IIa)
【0009】
【化8】
で表わされ、式中の置換基が上記した意味を有する場合のE−オキシムを、E−オキシムおよび対応するZ−オキシムの混合物とから有機希釈剤(a)の存在下に、酸触媒と反応させることにより得て、続いて有機希釈剤の存在下に塩基により対応する塩に転化し、これを以下の一般式(III)
CH3X III
で表わされ、
Xが
【0010】
【化13】
を意味する場合のメチル化剤と反応させることを特徴とする製造方法により達成されることが本発明者らにより見出された。
【0011】
【発明の構成】
上述のハロゲンは例えば弗素、塩素、臭素、沃素であり、C1 −C4 アルキルは例えばメチル、エチル、プロピル(n−プロピル、イソプロピル)、ブチルであり、C1 −C4 アルコキシは例えばメトキシエトキシ、プロポキシ、ブトキシであり、1−C1 −C5 アルキル−(C2 −C5 アルケニル)−ヒドロキシイミノ−C1 −C5 アルキル−(C2 −C5 アルケニル)は例えばメチルヒドロキシイミノ−メチル(CH3 ON=CCH3 −)であり、1−C1 −C5 アルキル−(C2 −C5 アルケニル)−ヒドロキシイミノは例えばメチルヒドロキシイミノ(CH3 ON=CH−)である。
【0012】
本発明反応は一般的に−20から+100℃で行われるが、好ましくは0から80℃、ことに20から80℃の温度で、無加圧もしくは加圧下に、連続的もしくはバッチ式で行われる。
【0013】
出発物質(III)は、出発物質(II)の1モルに対し、化学量論的量で、あるいは好ましくは1から2モル、ことに1.05から1.5モル過剰量で使用され、また塩基は1から1.5モル量で使用される。有機希釈剤としては、中性、双極性溶媒、すなわち溶媒分子が判然とした双極子モーメントを有し、しかも水素ブリッジ形式能力を与える水素原子を持たない溶媒が使用される。このような溶媒の誘導率は15より大であり、この中性、双極性溶媒の定義については、Chem、Rev、69(1969)1−32頁、ことに2頁におけるA、J、パーカーの論稿を参照され度い。このような溶媒の例としては、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、ジメチルスルホン、ジエチルスルホン、メチルエチルスルホン、テトラメチレンスルホンのようなスルホキシド、アセトニトリル、ベンゾニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、m−クロロベンゾニトリルのようなニトリル、ジメチルホルムアミド、テトラメチル尿素、N,N−ジメチルベンズアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルフェニルアセトアミド、N,N−ジメチルシクロヘキサンカルボン酸アミド、N,N−ジメチルプロピオン酸アミドおよび同族体カルボン酸ピペリジド、カルボン酸モルホリドのようなN,N−ジ置換カルボン酸アミド、対応するN,N−ジエチル、N,N−ジプロピル、N,N−ジイソプロピル、N,N−ジイソブチル、N,N−ジベンジル、N,N−ジフェニル、N−メチル−N−フェニル、N−シクロヘキシル−N−メチル、N−エチル−N−t−ブチル各化合物、N−メチルホルムアニリド、N−エチルピロリドン、N−ブチルピロリドン、N−エチル−ピロリドン−(6)、N−メチルピロリドン、ヘキサメチル燐酸トリアミドおよびこれらの混合物が挙げられる。好ましいのはジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホンであり、ことにN−メチルピロリドンとジメチルホルムアミドが好ましい。
【0014】
本発明方法の一変形として、希釈剤を分離することなくオキシム塩をさらに反応する方法がある。
【0015】
式(IIa)のE−オキシムと式(IIb)のZ−オキシムからなる混合物を有機希釈剤(a)中において触媒で処理することにより、式(IIa)のE−オキシムを得る方法も本発明の対象を成す。この触媒は、酸であり、有機希釈剤(a)は例えば芳香族炭化水素あるいは塩素炭化水素あるいはアルコールである。好ましいのはベンゼン、トルエン、o−、m−、p−キシレンのような芳香族炭化水素、メチレンクロライドのような塩素化炭化水素、メタノール、エタノールのようなアルコールであって、ことにメタノールを使用するのが好ましい。
【0016】
触媒用の酸としては、ことに過塩素酸、硫酸、燐酸のような鉱酸、塩化水素のようなハロゲン化水素酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような脂肪族スルホン酸、p−トルエンスルホン酸のような芳香族スルホン酸、トリフルオロ醋酸のようなハロゲン化アルカンカルボン酸が使用されるが、塩化水素ガスがことに好ましい。
【0017】
酸は(IIa)+(IIb)混合物に対して0.01から10倍モル量、ことに0.01から5倍モル量使用される。
【0018】
異性化反応温度は一般的に−20から100℃、ことに20から80℃である。オキシム転位は、温度およびことに酸の量によって異なるが一般に1から90時間、ことに2から10時間を必要とする。反応は原則的に大気圧下または約5バールまでの自生圧力下に行われる。これより低い、あるいは高い圧力を使用することも可能であるが、一般的に利点はない。
【0019】
式(IIa)のE−オキシムと式(IIb)のZ−オキシムの混合物を、式(IVa)の対応するフェニルグリオキシル酸エステルとヒドロキシルアミンあるいはその酸付加塩との反応により製造する方法も本発明の対象と成す。
【0020】
ヒドロキシルアミンは酸付加塩の形態でも遊離塩基の形態でも使用されることができるが、非プロトン付与化合物は強塩基の添加により塩から遊離され得る。ヒドロキシルアミン塩としては1価から3価の酸、ことに塩酸、硫酸の塩が好ましい。
【0021】
この反応は溶媒ないし希釈剤の存在下に行われるのが好ましく、適当な溶媒としてはベンゼン、トルエン、o−、m−、p−キシレンのような芳香族炭化水素、メチレンクロライドのような塩素化炭化水素、メタノール、エタノールのようなアルコールが使用されるが、メタノールがことに好ましい。
【0022】
出発化合物の量割合は臨界的ではなく、化学量論的量で使用され得るが、一方が他方に対し10モル%を超えない過剰量で使用されることが推奨される。反応温度は一般的に0から100℃、ことに20から80℃である。
【0023】
以下の一般式(IVa)
【0024】
【化14】
で表わされるo−フェノキシメチルフェニルグリオキシル酸エステル、あるいは
以下の一般式(IVb)
【0025】
【化15】
で表わされるケタール、あるいは
以下の一般式(IVc)
【0026】
【化9】
で表わされるアミド、あるいはこれら化合物(IVa)、(IVb)および(IVc)の混合物を、ヒドロキシルアミンあるいはその酸付加塩と反応させ、同時にあるいはその後に、有機希釈剤の存在下に酸触媒で処理することを特徴とする、一般式(IIa)で表されるE−オキシムの製造方法も本発明の対象を成す。
【0027】
出発化合物である式(IVa)のフェニルグリオキシル酸エステル、ケタールおよびアミドは、例えばヨーロッパ特許493711号明細書に記載された方法で製造され得る。
【0028】
フェニルグリオキシル酸エステル(IVa)も、その誘導体(IVb)、(IVc)も、あるいはこれらの混合物も、この本発明方法の出発材料として適当であるが、ことにピナー反応で得られる粗生成物混合物(IVa−c)は、精製する必要なくそのまま本発明方法により式(IIa)のE−オキシムに転化され得る。
【0029】
この場合のヒドロキシルアミンも酸付加塩の形態でも、あるいは遊離塩基としてでも使用され得る。プロトン非付与化合物が、強塩基の添加により塩から遊離され得る。ヒドロキシルアミンの塩としては、ことに塩酸、硫酸のような1価から3価の酸との塩が使用され得る。
【0030】
適当な希釈剤ないし溶媒としては、同じくベンゼン、トルエン、o−、m−、p−キシレンのような芳香族炭化水素、メチレンクロライドのような塩素化炭化水素、メタノール、エタノールのようなアルコールが使用されるが、メタノールがことに好ましい。
【0031】
この場合にも出発材料の量割合は臨界的でなく、一般的に化学量論的量で使用されるが、10モル%を超えない限り一方を他方に対し過剰量で使用することが推奨される。
【0032】
反応は一般的に0から100℃、ことに20から80℃の温度で行われる。
【0033】
ピナー反応で得られる化合物(IVa)と(IVb)の混合物を、反応混合物から分離することなく、ヒドロキシルアミンあるいはその酸付加塩と反応させる方法は、この本発明方法の実施態様を構成する。
【0034】
フェニルグリオキシル酸エステルのオキシムは原則的に異性体混合物として得られ、オキシム基は部分的にE−形態、部分的にZ−形態である。このオキシムのE−形態への転位は酸で処理することにより行われる。
【0035】
この目的のために生成粗オキシム溶媒は、まず濃縮されるか、あるいはさらに希釈される。必要に応じて、転位は水/酸およびジクロロメタンのような有機溶媒から成る2相系において行われ得る。しかしながら、得られたオキシムの粗溶液は、さらに濃縮しあるいは希釈することなく、そのまま酸で処理するのが好ましい。この酸としては、過塩素酸、硫酸、燐酸のような鉱酸、塩化水素のようなハロゲン炭化水素、トリフルオロメタンスルホン酸のような脂肪族スルホン酸、p−トルエンスルホン酸のような芳香族スルホン酸、トリフルオロ醋酸のようなハロゲン化アルカンカルボン酸が使用されるが、塩化水素ガスがことに好ましい。
【0036】
酸は一般的に(IIa)と(IIb)の混合物量に対して0.01から10倍モル量、ことに0.01から5倍モル量使用される。
【0037】
この異性化反応は一般的に−20から100℃、ことに20から80℃の温度で行われる。オキシム転位は温度、およびことに酸量に応じて約1から90時間、ことに2から10時間を必要とする。上述した方法各工程は大気圧下もしくは約5バールまでの自生圧力下に行われ、これ以下の圧力、以上の圧力においても実施可能であるが、これによる利点は一般的にない。本発明方法は非連続的にあるいは連続的に行われ得るから連続的に行う場合には筒状反応器あるいは撹拌器具カスケードを使用する。
【0038】
本発明方法は、フェニルグリオキシル酸エステルのE−オキシムを製造するが、この式中のX、Yは相互に関係なくそれぞれ以下のものを意味する。すなわち、
弗素、塩素、臭素のようなハロゲン、
メチル、エチル、イソプロピル、n−ブチル、ことにメチル、エチルのような分枝もしくは非分枝のC1 −C4 アルキル、
メトキシ、エトキシ、1−メチルエトキシ、n−プロポキシのようなC1 −C4 アルコキシ、
トリフルオロメチルである。
【0039】
本発明方法により式(IIa)のE−オキシムは、予想外に高収率で、しかも秀れた純度で得られる。公知の従来技術にかんがみて、従来におけると同様に種々の困難に遭遇することが予想されるべきであった。ことに酸性条件下にあって、異性化に際しE−異性体の優勢的形成は予想されるべくもなかった。ヒドロキシアミンヒドロクロリドを使用する従来の合成方法では、異性化が優勢的に行われずに、塩化水素の当モル量反応が生じたからである。さらに粗生成物を酸で処理する場合、オキシムの分解反応を覚悟しなければならなかった。
【0040】
しかるに本発明方法は以下に示されるような一連の利点を示す。すなわち
工業的規模において極めて簡単な態様で実施可能であり、
ヒドロキシルアミン塩が水溶液として使用可能であり、
粗生成物として得られたフェニルグリオキシル酸のジメチルケタールでも所望のE−オキシムに転化され得るので、前工程から粗生成物としてのフェニルグリオキシル酸エステル(IVa)がそのまま使用され得ることである。
【0041】
式(I)のE−オキシムエーテルは、例えばヨーロッパ特許253213号および254426号明細書にも記載されているように、秀れた植物保護剤である。
【0042】
しかるに、一般式(V)
【0043】
【化17】
で表わされ、式中の置換基が請求項(1)に示される場合のニトロンを(a)O−メチルヒドロキシルアミンあるいはその酸付加塩と反応させることにより、このE−オキシムエーテル(I)をもたらし得ることが本発明者らにより見出された。この方法も本発明の対象をなす。式(V)のニトロンは、式(IIa)のオキシムを式(III)のアルキル化剤と反応させるときに生成する。
【0044】
このE−オキシムエーテル(I)の製造方法は、−20から100℃までの温度範囲、好ましくは0から80℃、ことに20から80℃の温度で、加圧することなくあるいは加圧下に、連続的もしくは非連続的に実施される。
【0045】
使用されるメチルヒドロキシルアミンは、酸付加塩の形態でも、あるいは遊離塩基としても使用可能であり、プロトン非付与化合物は強塩基の添加により塩から遊離せしめられる。メチルヒドロキシルアミン塩としては、1価から3価の酸、ことに塩酸、硫酸との塩が使用される。
【0046】
反応は溶媒ないし希釈剤の存在下に行われるのが好ましく、適当な希釈剤はベンゼン、トルエン、o−、m−、p−キシレンのような芳香族炭化水素、メチレンクロライドのような塩素化炭化水素、メタノール、エタノールのようなアルコールであるが、ことにメタノールが好ましい。
【0047】
出発材料の量割合は臨界的でなく、化学量論的量で使用され得るが、例えば10モル%までであれば、いずれか一方を他方に対し過剰量で使用することが推奨される。
【0048】
さらに式(IIa)のE−オキシムが、式(V)で表わされ、置換基が請求項(1)に示されている意味を有する場合のニトロンを、(b)ヒドロキシルアミンあるいはその酸付加塩と反応させることにより得られることも本発明者らにより見出された。これも本発明の対象を成す。式(V)のニトロンは前述したように、式(IIa)/(IIb)のオキシムを式(III)のアルキル化剤と反応させることにより得られる。
【0049】
この本発明によるE−オキシム(IIa)の製造方法は、一般的に−20から100℃の温度範囲、好ましくは0から80℃、ことに20から80℃の温度で、非加圧下もしくは加圧下に、連続的もしくは非連続的に行われる。
【0050】
ここで使用される有機溶媒としては、中性、双極性溶媒、およびプロトン放出性溶媒が挙げられるが、アルコール、ことにメタノールあるいはメタノール/水混合液が好ましい。ヒドロキシルアミンは、同じく酸付加塩としても、あるいは遊離塩基としても使用され得る。
【0051】
出発材料の量割合は臨界的でなく、化学量論的量で使用されるが、10から20モル%の範囲であれば、いずれか一方を他方に対し過剰量で使用することが推奨される。
【0052】
さらに式(V)のニトロンを(c1)アルコールもしくはアルコレート、例えばメタノール、メタノレートと反応させ、次いで水処理するか、あるいは(c2)有機希釈剤、好ましくはアルコール、ことにメタノールの存在下に酸と反応させることにより、式(IVa)/(IVb)のグリオキシル酸エステルをもたらし得ることが見出され、これも本発明の対象をなす。
【0053】
この反応も一般的に−20から100℃の範囲、好ましくは20から70℃の温度で、非加圧下もしくは加圧下に実施され得る。
【0054】
出発材料の量割合は臨界的でなく、化学量論的量で使用されるが、30から50モル%の範囲であれば、いずれか一方を他方に対し過剰量で使用することが推奨される。
【0055】
使用されるべき酸としては、過塩素酸、硫酸、燐酸のような鉱酸、塩化水素のようなハロゲン炭化水素、トリフルオロメタンスルホン酸のような脂肪族スルホン酸、p−トルエンスルホン酸のような芳香族スルホン酸、トリフルオロ醋酸のようなハロゲン化アルカンカルボン酸が挙げられるが、ことに塩化水素ガスが好ましい。
【0056】
オキシム転位は温度およびことに使用酸量に応じて、1から90時間、ことに2から10時間を必要とする。上述した反応各工程はすべて大気圧下に、もしくはそれぞれの約5バールまでの固有圧力下に行われる。これより高い、あるいは低い圧力下に反応させることも可能であるが、そのための利点はない。この反応も非連続的もしくは連続的に行われ得るが、連続的に行う場合には例えば筒状反応器あるいは撹拌器カスケードを使用するのが好ましい。
【0057】
E−2−(2’−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸−メチルエステル−O−メチルオキシムの製造
(a)11.96g(40ミリモル)のE−2−(2’−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−オキシムを40ミリリットルのジメチルホルムアミドに溶解させ、2.38g(43ミリモル)のナトリウムメチレートを添加し、15分間撹拌した。次いで、3.03g(60ミリモル)のクロロメタンを添加し、室温(20℃)で1時間撹拌した。
【0058】
HPLC(高圧液体のクロマトグラム)検査
84重量%生成物、11重量%ニトロン
0.5gのナトリウムメチレートの添加によりニトロンに転化した。この粗生成物を濃縮し、メチル−t−ブチルエーテル(MTBE)中に投入し、水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を蒸散除去した。
【0059】
収量10.1g(81%)、純度90%以上(HPLC)
(b) DMS(ジメチルサルフェート)(トルエン)による実施例
15.0g(47ミリモル)のE−2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−オキシムを100ミリリットルのトルエンに溶解させ、30%ナトリウムメチレート溶液9.45gをこれに添加し、15分間撹拌した。次いで5.2ミリリットル(55ミリモル)のジメチルサルフェートを添加し、約8時間撹拌した。次いで濃縮し、20ミリリットルのジエチルエーテル中に投入し、水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、さらに濃縮した。
【0060】
収量14.1g(96%)、純度87%以上
(c) 29.9g(0.1モル)のE−2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−オキシムを100ミリリットルの1−メチル−2−ピロリドンに溶解させた溶液に、25℃において、メタノール(30%)中ナトリウムメチレート(0.105モル)の溶液19ミリリットルを滴下し、この温度で15分間撹拌した。減圧下にメタノールを蒸散除去し、反応混合物溶液を−5℃に冷却し、7.6g(0.15モル)のメチレンクロライドを添加した。次いで0から5℃において5時間撹拌し、減圧下に溶媒を蒸留除去し、残渣に水およびジエチルエーテルを添加した。相分離した後、有機相を水で3回抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残渣(29g)は所望のO−メチルオキシム85%と11%の2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−メチルニトロンを含有していた。メタノールからの再結晶により純粋O−メチルオキシムが得られた。
【0061】
実施例2
E/Z−2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−オキシム
【0062】
【化18】
(a) 5.68g(20ミリモル)の2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステルを25ミリリットルのメタノールに溶解させ、1.53g(22ミリモル)のヒドロキシルアミン−ハイドロクロライドを添加した。この反応混合物を2時間還流加熱し、粗生成物から溶媒を蒸散除去し、100ミリリットルのMTBEに溶解させ、20ミリリットルの水で3回洗浄し、ナトリウムサルフェートで乾燥し濃縮した。
【0063】
収量5.90g(100%)、純度92.6%
(シス:トランス=75:25)
(b) 27ミリリットルのメタノール、135ミリリットルのトルエンおよび3.6gの水から成る混合液に、−5℃において45.2g(0.18モル)の2−(2′−メチルフェノキシメチル)−ベンゾイルシアナイドを添加し、−10から−5℃の温度で27gの塩化水素ガスを導入し、25℃に加熱し、この温度で15時間加熱した。得られた反応混合物〔25%が2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル、63%が2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸アミド〕に、121.5ミリリットルのメタノールと12.5g(0.18モル)のヒドロキシルアンモニウムクロライドを添加し、64℃で7時間撹拌した。室温まで冷却してから、沈澱アンモニウムクロライドを吸引濾別し、母液を濃縮した。残渣(54g)は72%のE−オキシム、12%のZ−オキシムを含有していた。カラムクロマトグラフィーにより、純粋の異性体が得られたことを確認した。
【0064】
異性体
E−2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−オキシム、融点115℃
Z−2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−オキシム、融点105℃
実施例3
E−2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−オキシム
【0065】
【化19】
56.8g(0.2モル)の2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル15.2g(0.22モル)のヒドロキシアンモニウムクロライドを67.5ミリリットルのメタノール中において還流温度で6.5時間撹拌した。得られた反応混合物(E/Z−オキシム異性体混合物)中に、0℃において14.2g(0.39モル)の塩化水素を導入し、次いで25℃において5時間撹拌した。減圧下に溶媒を蒸留除去し、残渣にジエチルエーテルを添加し、得られた溶液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾涸した。これにより55.3gの固体としてE−異性体(融点115℃)を得た。
【0066】
【表1】
【0067】
実施例4
2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−メチルニトロンを30%、E−2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−O−メチルオキシム42%を含有する生成混合物15.7gに、メタノール70ミリリットルを添加し、さらに0.9g(0.05モル)の水を添加してから、3.7g(0.1モル)の塩化水素を導通し、65℃で1時間撹拌した。溶媒を蒸留除去し、残渣を醋酸エチルエステルに投入し、この有機溶液を水で2回抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を蒸留し、14.6gの残渣を得た。HPLC分析の結果、メチルニトロンは完全に2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステルおよび2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−ジメチルケタールに転位していた(3/1の割合)。
【0068】
実施例5
(a) 1.5g(4.8ミリモル)の2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−メチルニトロンを20ミリリットルのメタノールに溶解させ、3.8g(5.5ミリモル)のヒドロキシルアミンヒドロクロリドを添加した。次いで50ミリリットルのジエチルエーテル中に投入し、20ミリリットルの水で2回洗浄し、相分離してから有機相を濃縮した。
【0069】
1.1g(3.6ミリモル、75%)の2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−オキシム(異性体混合物が得られた。
【0070】
(b) 1.5g(4.8ミリモル、75%)の2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−メチルニトロンを20ミリリットルのメタノールに溶解させ、4.6g(5.5ミリモル)のメトキシアミンハイドロクロライドを添加した。反応混合物を4時間還流加熱し、次いでメタノールを蒸散除去した。これを50ミリリットルのジクロロメタン中に投入し、20ミリリットルの水で2回洗浄し、相分離し、有機相を濃縮した。
【0071】
0.9g(60%)の2−(2′−メチルフェノキシメチル)−フェニルグリオキシル酸メチルエステル−O−メチル−オキシム(異性体混合物)が得られた。
Claims (6)
- 以下の一般式(I)
式中X、Yが互いに同じでも異なってもよく、それぞれハロゲン、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、トリフルオロメチル、1−C1 −C5 アルキル−(C2 −C5 アルケニル)−ヒドロキシイミノ−C1 −C5 アルキル−(C2 −C5 アルケニル)および1−C1 −C5 アルキル−(C2 −C5 アルケニル)−ヒドロキシイミノを意味し、mが0から4の整数、nが0から3の整数である場合のE−オキシムエーテルを製造する方法であって、以下の一般式(IIa)
CH3X III
で表わされ、
Xが
- 有機希釈剤(a)として低級アルコールを使用することを特徴とする、請求項(1)による製造方法。
- 触媒として塩化水素を、有機希釈剤(a)としてメタノールを使用することを特徴とする、請求項(1)による製造方法。
- 混合物に対し0.01から5モル当量の塩化水素とメタノールを使用することを特徴とする、請求項(1)による製造方法。
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