JP3682696B2 - 消火設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、泡消火薬剤により窒息消火せしめることができる消火設備に関するもので、更にのべれば、閉鎖型噴霧ヘッドと、該ヘッドを強制的に開放する強制開放装置を備えた消火設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
消火設備には、水消火を行うスプリンクラ消火設備と、泡消火を行う泡消火設備とがある。この泡消火設備は、石油、ガソリン等の可燃性液体の火災の様に、水消火が困難な火災を対象とする場合に主に採用されている。
【0003】
従来の泡消火設備は、火災の際、泡消火薬剤を混合した消火用水を閉鎖型泡ヘッドにより起泡させて散布している。
【0004】
従来の閉鎖型泡ヘッドとして、次の様なものがある(特開平7−31691号参照)。即ち、放出口から流出する泡消火液が所定箇所に設けられた吸気口から吸引した空気を巻き込んで起泡するようになされた泡ヘッド本体と、この泡ヘッド本体における起泡した泡消火液の放出口に対向して配備されたデフレクタと、上記放出口の周縁部に設けられた座部に重ねられてその放出口を閉鎖するためのバルブと、バルブを上記座部に押し付け、かつ、火災を感知することにより分解飛散してバルブに対する押付状態を解除し泡消火液の圧力によるバルブの吹き飛びを許す火災感知作動部材とを備え、泡ヘッド本体における放出口とデフレクタとの間に、分解飛散した上記火災感知作動部材の構成部品およびバルブの飛散を許す解放口が形成されていることを特徴とする閉鎖型泡ヘッド。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の泡消火設備には、次の様な問題がある。
【0006】
(1)この泡ヘッドでは、泡消火液が吸気口から吸引した空気を巻き込んで起泡し、この泡がデフレクタに衝突して分散されるが、この泡は水滴に比べて極めて軽い。そのため、この泡は遠く迄飛ぶことができないので、1つの泡ヘッドで散布可能な領域は、スプリンクラ消火設備の散水ヘッドに比べ極めて狭いものとなる。従って、所定範囲全域にわたって泡を散布するためには、散水ヘッドに比べてより多くの泡ヘッドが必要となるので、設備費が嵩んでしまう。
【0007】
(2)火災感知作動部材は、火災の熱により自動的に作動、即ち、分解してヘッドを開放するものであるので、火災感知作動部材が作動するまでには、ある程度火災は進行していることとなる。火災をできるだけ早い段階で消火できるようにするには、火災感知作動部材が自動的に作動するよりも前に、該作動部材を強制的に分解し、ヘッドを開放することができるようにする必要がある。また、該火災感知作動部材の強制的な分解は、瞬時のうちにできることが好ましい。
【0008】
この発明は、上記事情に鑑み、泡消火薬剤を用いて効率よく消火することができ、且つ、ヘッドを強制的に開放することができる消火設備を得ることを目的とする。
【0009】
また、泡消火薬剤を用いて効率よく消火することができ、且つ、瞬時の内にヘッドを強制的に開放することのできる消火設備を得ることを目的とする。
【0010】
【発明を解決するための手段】
この発明は、スプリンクラ配管に接続され、火災感知作動部材を備えた閉鎖型ヘッドと 、該閉鎖型ヘッドを強制的に開放させる強制開放装置とを備え、前記スプリンクラ配管内に消火用流体が充水された消火設備において、 前記強制開放装置は、前記消火用流体の圧力により、前記閉鎖型ヘッドの火災感知作動部材に外力を与え、該火災感知作動部材を破壊する外力付与手段を有し、該外力付与手段は、前記スプリンクラ配管と供給管を介して接続される供給口と、弾性体によって該火災感知作動部材がある方向に移動するように付勢された破壊ピンの移動を規制するピストン部とを備えたシリンダ容器から構成され、前記供給管に設けた平常時は閉状態の前記起動弁を開放して、前記シリンダ容器に消火用流体を供給すると、前記ピストン部による規制が解かれ、前記破壊ピンが移動して前記火災感知作動部材に外力が与えられることを特徴とする消火設備である。
【0011】
又、この発明は、スプリンクラ配管に接続され、火災感知作動部材を備えた閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドと、該閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドを強制的に開放させる強制開放装置とを備え、前記スプリンクラ配管内に消火用流体が充水された消火設備において、前記強制開放装置は、前記消火用流体の圧力により、前記閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドの火災感知作動部材に外力を与え、該火災感知作動部材を破壊する外力付与手段を有し、該外力付与手段は、前記スプリンクラ配管と供給管を介して接続される供給口と、弾性体によって該火災感知作動部材がある方向に移動するように付勢された破壊ピンの移動を規制するピストン部とを備えたシリンダ容器から構成され、前記供給管に設けた平常時は閉状態の前記起動弁を開放して、前記シリンダ容器に消火用流体を供給すると、前記ピストン部による規制が解かれ、前記破壊ピンが移動して前記火災感知作動部材に外力が与えられることを特徴とする消火設備である。
【0012】
この消火設備によれば、まず、閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドは、泡消火薬剤、例えば水成膜消火薬剤と消火用水とを混合した泡水溶液が供給され、該泡水溶液を直接放出する。ここで、水成膜消火薬剤は、フッ素系界面活性剤を主成分とする水溶性液体用の泡消火薬剤であり、一般的には、泡と水成膜の両者の空気遮断作用により消火を行うものであるが、起泡手段の欠如する閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドを用いることにより泡立てないようにしながら泡水溶液を直接噴霧し、燃料の表面に直接降下させて水の薄膜、所謂水成膜を形成して被覆し、窒息消火させるものである。
【0013】
水成膜消火薬剤としては、種々開発されているが、例えば、ライトウォーター(商品名、米国、スリーエム社)、メガフォームF−623(商品名、大日本インキ化学工業株式会社)等がある。これらの泡消火薬剤は、フッ素系界面活性剤の他、起泡安定剤、水溶性高分子、凍結抑止剤等からなり、たん白泡消火薬剤や界面泡消火薬剤に比べ3〜4倍の消火効果を発揮する。
【0014】
閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドは、該泡水溶液の放出口を閉鎖する弁体と、該弁体を該放出口に押圧し、かつ、火災時に飛散して該押圧を解除する速動型として熱容量の小さい火災感知作動部材と、該放出口に対向して設けられたデフレクタ、例えば、複数の案内部及びスリットを備えた長方形平板状のデフレクタと、から構成されているが、前述のように起泡手段は欠如している。
【0015】
火災発生により火災感知作動部材が火災を感知すると、該作動部材は分解飛散するとともに、弁体が落下し放出口を開放する。泡水溶液は、放出口から噴出してデフレクタに衝突し、案内部に案内されながら所定散布領域に向かって飛散し、長方形状の噴霧領域を形成する。この時、ヘッドは起泡手段を欠如しているので、泡水溶液はほとんど発泡することなく液滴に近い状態で飛散するので、上記従来の泡ヘッドに比べて遠くまで飛散させることができ、炎の気流に逆らって燃料の表面に水成膜を形成して窒息消火させる。したがって、従来の泡消火設備に比べて、広い散布範囲を得ることができ、ヘッドの数も少なくすることができるので、泡消火薬剤を用いても効率よく消火を行うことができる。
【0016】
また、この消火設備は、閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドの強制開放装置として、火災感知作動部材を加熱し、該作動部材を分解させる加熱手段を有するヘッド強制開放装置、又は、火災感知作動部材に外力を与え、該作動部材を分解させる外力付与手段を有するヘッド強制開放装置を備えている。
【0017】
したがって、火災時、火災感知作動部材が火災を感知して作動する前に、ヘッド強制開放装置における加熱手段又は外力付与手段により、該作動部材を分解飛散させることができ、ヘッドを強制的に開放させることができる。
【0018】
また、外力付与手段を有するヘッド強制開放装置によりヘッドを強制的に開放する場合は、火災感知作動部材に外力を与えることで、該火災感知作動部材を破壊するので、瞬時の内にヘッドを開放することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を添付図面に基づき説明する。尚、同一図面符号を付した部分は、その名称も機能も同一である。
【0020】
「第1の実施の形態」
第1の実施の形態を図1〜3に基づいて説明する。図1は、泡水溶液消火設備1のシステム系統を示すもので、同図において、スプリンクラ配管2に接続されている閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッド10は、泡水溶液を直接放出する放出口10aと、該放出口10aを封鎖する弁体10bと、該弁体10bを放出口10aに押し付ける熱容量の小さい速動型の火災感知作動部材の一例であるグラスバルブ10cと、アーム10dに固定されたデフレクタ22、とを備えている。
【0021】
弁体10bは、パッキンを介して放出口10aに圧接されている。グラスバルブ10cは、ガラス管と該ガラス管に封入されたアルコールとからなり、熱によりアルコールが膨張すると、ガラス管が破裂し、弁体10bの支持機能を失う。このとき、グラスバルブの大きさによって熱応答性が異なり、細くすることで速動型となる。
【0022】
デフレクタ22は、図2に示す様に、長方形平板で、その中央の衝突部24の外周部には、案内部26a〜26c、28a、28b、及びスリット25a〜25c、27a、27bが形成されている。
【0023】
各スリット25a〜25c、27a、27bは、それぞれデフレクタ22の中心Oを通る直線上に位置し、隣り合うスリット同志は互いに放射線状に配設されている。長方形平板の長辺L側のスリット27a、27bは、短辺S側のスリット25a〜25cのそれより短く形成されるが、このスリットの深さや幅は必要に応じて適宜選択される。
【0024】
該長方形の短辺S側の案内部26a、26bの先端は、該短辺S上に位置している。該長方形の長辺L側の中央部が凹状となっており、中央案内部28a、28bの長さはその両側の対角案内部26c、26cのそれより短くなっている。これは、該案内部28a、28bの案内方向の飛散距離を抑えるためである。
【0025】
このデフレクタ22では、短辺S側の案内部26a、26b、及び長辺L側の対角案内部26cが長辺L側の案内部28a、28bより長いので、案内部26a〜26c方向の飛散距離が案内部28a、28bに比べ長くなり、全体として、長方形の散布領域を形成する。
【0026】
なお、29は、アーム10dにデフレクタ22とグラスバルブ10cとを取り付けるための固着部材で、この部材29は、噴霧時にデフレクタ22上に突出するので、コーンの役割を果たす。
【0027】
このヘッド10の近傍に位置して、該ヘッド10のグラスバルブ10cに外力を付与する外力付与手段を構成する強制開放装置本体30Aが設けられている。該強制開放装置本体30Aは、シリンダ容器31と、該容器31内に収容され、縦方向に移動可能なピストン部32と、該ピストン部32の下方に設けられた横方向に移動可能で、弾性体の弾力、例えばバネ33の弾力により矢印A1方向に移動して、グラスバルブ10cを破壊する破壊ピン34とを備えている。
【0028】
シリンダ容器31内に収容されるピストン部32は、平常時においては、バネ32aにより下方に付勢されて下方に位置しており、該シリンダ容器31内に流体が供給されると、その流体の圧力により上方に移動する如く設けられている。
【0029】
破壊ピン34は、上述のように横方向に移動可能に設けられているが、平常時においては、前記ピストン部32の下端に設けられているストッパー部32bが破壊ピン34のストッパー挿入穴34aに挿入された状態にあり、バネ33の弾力により矢印A1方向に付勢されてはいるが、その移動は該ストッパー部32bにより規制されている。
【0030】
このようにすることで、シリンダ容器31内に流体が供給されてピストン部32が上方に移動するのに伴って、ストッパー部32bが破壊ピン34のストッパー挿入穴34aから抜けると、破壊ピン34は、その移動の規制が解かれて、前記バネ33の弾力により矢印A1方向に移動することとなる。
【0031】
また、破壊ピン34は、図3に示す様に、その先端に鈎部34bが形成される如く切り欠き部34cが形成されており、また、該鈎部34bには先端を鋭利にした突部34dが設けられている。
【0032】
さらに同図に示す様に、破壊ピン34の切り欠き部34c内にヘッド10のグラスバルブ10cが位置する如く、ヘッド10及び強制開放装置本体30Aは位置調整されている。
【0033】
このようにすることで、破壊ピン34がその移動の規制を解かれて矢印A1方向に移動すると、該破壊ピン34の突部34dを有する鈎部34bにより、グラスバルブ10cが破壊されることとなる。尚、このグラスバルブ10cの破壊の際には、破壊ピン34による外力は、グラスバルブ10cのみに与えられるので、他の部分、例えば、デフレクタ22等に外力が与えられることはない。
【0034】
強制開放装置本体30Aには、そのシリンダ容器31内に流体を供給することができるように、供給口35が形成されており、この供給口35には、スプリンクラ配管2と接続され、供給口35からシリンダ容器31内にスプリンクラ配管2内の泡水溶液を供給する供給する供給管40が接続されている。この供給管40には、強制開放装置本体30Aのシリンダ容器31内への泡水溶液の供給を平常時に停止状態に維持するとともに、シリンダ容器31への泡水溶液の供給の停止状態を解除し、泡水溶液の供給を開始させる、平常時は閉状態の手動式起動弁41Aが設けられている。したがって、平常時においては、供給管40は、スプリンクラ配管2と同様に該配管2との接続分から起動弁41Aに至るまでが泡水溶液により充水されていることとなる。なお、この供給管40における起動弁41Aは、操作者が直接手動操作可能な高さ、例えば、床面より1.5メートル程度の高さに位置する如く設けられている。
【0035】
上述の如く、シリンダ容器31、ピストン部32、破壊ピン34等からなる強制開放装置本体30Aと、該強制開放装置本体30Aに接続され、手動起動弁41Aを備えた供給管40等により、強制開放装置が構成されている。
【0036】
この実施の形態においては、スプリンクラ配管2に接続されるヘッド10は、上下左右に移動可能な配管、例えば、自在継手を介して複数本の管を回動自在に連接してなる、所謂ドグレグ配管12Aを介して接続されている。
【0037】
このようにすることで、ヘッド10の位置を自在に調整することができるので、該ヘッド10と強制開放装置本体30Aとの位置調整を容易に行うことができる。尚、上下左右に移動可能な配管としては、前記ドグレグ配管12Aに代えて、例えば、折り曲げ自在のフレキシブル配管としてもよい。
【0038】
5は、スプリンクラ配管2内の流水を検知し、流水信号を出力する流水検知装置、6は水と水成膜泡消火薬剤を混合する混合器、7は水成膜泡消火薬剤が収容される原液タンク、8はスプリンクラ配管2内を所定の圧力に加圧するための圧力空気槽、9は前記圧力空気槽8内の圧力が所定値よりも低下した時に、作動する圧力スイッチ、11はスプリンクラ配管2内に水を圧送するためのポンプ、14は前記ポンプ11によりスプリンクラ配管2内に圧送される水が貯水される水槽、13は、前記圧力空気槽8により検知され、前記圧力スイッチ9を介して出力されるスプリンクラ配管2内の圧力低下信号を受信し、前記ポンプ11に起動信号を出力する受信機である。
【0039】
前記原液タンク7は、水成膜泡消火薬剤専用のタンクであるが、この水成膜消火薬剤としては、例えば、ライトウォーター(商品名、米国、スリーエム社)、メガフォームF−623(商品名、大日本インキ化学工業株式会社)等がある。これらの泡消火薬剤は、フッ素系界面活性剤の他、起泡安定剤、水溶性高分子、凍結抑止剤等からなり、たん白泡消火薬剤や界面泡消火薬剤に比べ3〜4倍の消火効果を発揮する。
【0040】
この実施の形態の作動について説明する。
【0041】
まず、閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッド10の火災感知作動部、即ちグラスバルブ10cが火災発生を感知して自動的に作動、即ち、破裂してヘッド10を開放する場合について説明する。
【0042】
火災発生時、火災感知作動部、即ち、グラスバルブ10cが自動的に破裂すると、該グラスバルブ10cによる弁体10bの支持機能が失われるので、該弁体10bは落下する。弁体10bが落下すると、放出口10aが開放するので、放出口10aより泡水溶液が直接放出される。ヘッド10の放出口10aから泡水溶液の放出が開始されると、流水検知装置5が流水信号を出力し、また、圧力スイッチ9が圧力空気槽8内の圧力低下を検知し、圧力低下信号を受信機13に出力し、該受信機13から起動信号を受けてポンプ11が起動して水槽14内の水を配管2内に供給する。配管2内に供給された水は混合器6により原液タンク7内の水成膜泡消火薬剤と所定の比率、例えば、水に対する水成膜消泡火薬剤の混合比率を3%で混合されて泡水溶液となり、ヘッド10に供給される。
【0043】
ヘッド10から放出された泡水溶液は、固定部材29及びデフレクタ22の衝突部24に衝突し、案内部26a〜26c、28a、28bにより制御されながら直接飛散する。
【0044】
このとき、ヘッド10には、起泡手段が設けらておらず、かつ、泡水溶液も低発泡性なので、該泡水溶液はほとんど泡立つことなく液滴に近い発泡状態で、直接飛散する。そのため、従来の泡状で飛散する場合に比べ大幅にその飛距離を伸ばすことができるので、消火範囲を拡大することができる。
【0045】
即ち、デフレクタ22に衝突した泡水溶液は、液滴となるとともに発泡して分散し、案内部26a〜26c、28a、28bに案内されながら、それぞれ矢印X方向に飛散するが、各案内部26a〜26cは案内部28a、28bに比べて長いので、その飛距離は、前者の方が長く、即ち、遠くまで飛ぶ。
【0046】
又、スリット25a〜25c、27a、27bからも泡水溶液が矢印Z方向に落下するが、その飛距離は、前記案内部26a〜26c、28a、28bに比べて短い。したがって、このデフレクタ22により形成される噴霧領域は、図示は省略するが、長方形状となる。
【0047】
上述の様に噴霧された泡水溶液は、火炎の中に直接飛び込み、燃料の表面に到着するので、該燃料の表面には容易に水成膜が形成されるとともに、この水成膜は拡張されて燃料全体を覆い窒息消火させる。この水成膜の広がり方は非常に迅速で、燃料表面の隅々にまで及ぶので、効果的な消火を行うことができる。
【0048】
次に、ヘッド10の強制開放装置を用いてヘッド10を強制的に開放させる場合について説明する。
【0049】
火災発生時、ヘッド10の火災感知作動部、即ち、グラスバルブ10cが自動的に破裂するよりも前に、ヘッド10を強制的に開放させる場合、操作者は手動式起動弁41Aを操作し、該起動弁41Aを開放する。該起動弁41Aを開放すると、供給管40を介して泡水溶液が強制開放装置本体30Aにおける供給口35からシリンダ容器31内に流入し、該流入した泡水溶液の圧力がバネ32aのバネ力に打ち勝ってピストン部32を上方に押し上げ、該ピストン部32を上方に移動させる。該ピストン部32が上方に移動すると、それに伴い該ピストン部32のストッパー部32bが破壊ピン34のストッパー挿入穴34aから抜け出る。すると、該破壊ピン34はその移動の規制が解かれて、バネ33の弾力により、矢印A1方向に移動する。該破壊ピン34は、その移動の際に、突部34dを有する鈎部34bにより、グラスバルブ10cを破壊する。グラスバルブ10cが破壊されると、弁体10bの支持機能が失われるので、該弁体10bは落下し、泡水溶液の放出が開始される。即ち、起動弁41Aの開放操作後、瞬時のうちにヘッド10を開放することができる。
【0050】
「第2の実施の形態」
第2の実施の形態を図4及び図5に基づいて説明する。第1の実施の形態との相違点について説明すると、まず第1の相違点は、前記第1の実施の形態における破壊ピン34に代えて、例えば、グラスバルブ10cの長さ方向に対して直交する方向、即ち、矢印A2方向に回転移動可能な破壊ピン50を設けた点である。この破壊ピン50は、該破壊ピン50に対して垂直方向に設けられ、該破壊ピン50の軸ピン挿入穴50aを貫通して設けられた軸ピン51を軸として、弾性体、例えば、ゼンマイバネ52の復元力により矢印A2方向に回転移動可能に設けられるものである。平常時においては、この破壊ピン50は、ピストン部32のストッパー部32bが破壊ピン50のストッパー挿入穴50bに挿入されており、破壊ピン50の回転移動が規制されている。
【0051】
また、破壊ピン50は、図5に示す様に、先端に湾曲部50cが形成されており、この湾曲部50cの回転軌跡の中にグラスバルブ10cが位置するようにヘッド10と強制開放装置本体30Bとが、位置調整されている。
【0052】
これにより、破壊ピン50がその回転移動の規制が解かれて軸ピン51を軸として矢印A2方向に回転移動する。破壊ピン50が回転移動すると、その湾曲部50cの回転軌跡中に位置するグラスバルブ10cが湾曲部50cにより破壊されることとなる。なお、図示は省略するが、動作時の破壊ピン50が、例えば270度回転したところで、停止するような破壊ピン50のストッパーを強制開放装置本体30Bにもうけてもよい。
【0053】
破壊ピン50に湾曲部50cを設けて、破壊ピン50とグラスバルブ10cの間隔を大きくすることで、グラスバルブ10cが火災の熱で破裂して放水する際に、破壊ピン50が放水の障害とならない。また、火災の熱によりグラスバルブ10cが破裂した場合には、破裂後、起動弁41Bを開放して破壊ピン50の位置を放水路から外すようにしてもよい。
【0054】
第2の相違点は、前記第1の実施の形態におけるドグレグ配管12を、ヘッド10と配管2との間に設ける代わりに、供給管40と配管2との間に設けたドグレグ配管12Bとした点である。
【0055】
これにより、強制開放装置本体30Bの位置を自在に調節することができ、前記第1の実施の形態と同様にヘッド10と強制開放装置本体30Bとの位置調整を容易に行うことができる。
【0056】
このドグレグ配管12Bを、折り曲げ自在のフレキシブル配管としてもよいことはもちろんである。
【0057】
第3の相違点は、手動式起動弁41Aを電動式起動弁41Bとし、該起動弁41Bと信号線を介して接続される押し釦スイッチ41bを手動操作可能な高さに位置する如く設けた点である。
【0058】
このようにすることで、第1の実施の形態においては、起動弁41B自体は高位置にあってもよいこととなるので、供給管40の管長を短くすることができ、配管も簡略化することができる。
【0059】
「第3の実施の形態」
第3の実施の形態を図6により説明する。
【0060】
前記第1又は第2の実施の形態においては、シリンダ容器31内に流体が供給されるとその圧力によりピストン部32が上方に移動すると、破壊ピン34又は同50の移動規制が解かれて、該破壊ピン34又は同50はバネ33又はゼンマイバネ52の弾力により移動し、グラスバルブ10cを破壊するものであるが、この第3の実施の形態においては、シリンダ容器60内に供給される流体の圧力によって移動するピストン部61によって直接グラスバルブ10cを破壊しようとするものである。
【0061】
即ち、この第3の実施の形態における強制開放装置本体30Cは、そのシリンダ容器60の流体の供給口60aと対向する側が開口部60bにより開口しており、該シリンダ容器60内には、流体の流入方向と同一方向、即ち、矢印A3方向に移動可能なピストン部61が収容されている。このピストン部61は、供給口60a側の端部に流体受け部61aが形成され、該流体受け部61aの外側面はシリンダ容器60の内側面に当接する如く設けられている。ピストン部61は平常時においては、バネ62により供給口60a側に付勢されているが、供給口60aより流体がシリンダ容器60内に流入すると、流体受け部61aがその流体の圧力を受圧することとなる。流体の圧力がバネ62の弾力に打ち勝ってピストン部61を矢印A3方向に移動させると、シリンダ容器60の開口部60bからピストン部61の先端61bが外に出ていくこととなる。このピストン部61の先端61bの移動軌跡の中にグラスバルブ10cが位置する様に、ヘッド10と強制開放装置本体30Cとが位置調整されており、ピストン部61が矢印A3方向に移動すると、該ピストン部61の先端61bがグラスバルブ10cに衝突し、該グラスバルブ10cが破壊されることとなる。
【0062】
供給口60aには、供給管40が接続されており、スプリンクラ配管2内の泡水溶液がシリンダ容器60内に供給されることとなる。供給管40には、前記第2の実施の形態と同様に電動式起動弁41Bが設けられており、該電動式起動弁41Bに接続される押し釦スイッチ41bも設けられている。この実施の形態においては、電動式起動弁41Bは受信機13に接続されており、グラスバルブ10cが破壊され、ヘッド10が開放したら、受信機13の閉弁信号により自動的に閉じる様になっている。即ち、ヘッド10が開放し、該ヘッド10より泡水溶液の放出が開始されると、流水検知装置5は流水信号を、又、圧力スイッチ9は圧力低下信号を出力する。それらの信号を受けて受信機13は、電動式起動弁41Bに閉弁信号を出力し、該電動式起動弁41Bを閉じる様になっている。
【0063】
電動式起動弁41Bが閉じられると、バネ62の弾力によりピストン部61は元の位置に戻ることとなる。これによりピストン部61がヘッド10の泡水溶液の放出の障害となることはない。
【0064】
参考例を図7により説明する。
【0065】
図7の参考例は、強制開放装置本体のエネルギー源として流体の圧力を使用しないものであり、前記第1又は第2の実施の形態におけるピストン部32の押し上げを流体の圧力により行うのではなく、引き上げ装置を設けて、該引き上げ装置により引き上げることにより行うものである。
【0066】
図7は、第2の実施の形態における強制開放装置本体30Bに引き上げ装置70を設けたものである。同図に示すように、ピストン部32の上部にワイヤー70aの一端70bを取り付けて、このワイヤー70aを外に引き出し、ワイヤー70aの他端70cを手動操作可能な高さ、例えば床面より1.5m位のところに設けるものである。そして手動でワイヤーを引っ張ることで、ピストン部32を上方に移動させて、破壊ピン50のストッパーを解除するようにする。
【0067】
このようにすることで、供給口35や供給管40等の流体の供給手段を不要とすることができる。したがって、強制開放装置本体30Bをヘッド10に直接取り付けるか、又は壁面や天井面などに吊り金具等を介して取り付けることができる。 なお、ワイヤー70aの他端70cにモーターを取り付けて、電気的にワイヤー70aを巻くことで、ピストン部32を引き上げる様にしてもよい。
【0068】
尚、図示は省略するが、この引き上げ装置70を第1の実施の形態における強制開放装置本体30Aに設けてもよいことは勿論である。
【0069】
上記第1〜の実施の形態においては、ヘッド10における火災感知作動部材として、グラスバルブ10cが用いられる場合について示したが、グラスバルブに代えて、火災感知作動部材を半田を用いた所謂ヒュージブルリンクとしてもよい。
【0070】
このような強制開放装置を特に、閉鎖型ヘッドが設置される泡消火設備に設けた場合、自動で開栓したヘッド以外からも泡の放出を行わせることが可能となるので、火災の拡大を抑制するのに効果がある。特に泡消火設備が設置される区画は、駐車場が多く、火災の場合は、ガソリン、オイルが原因となることが多い。このため火災は急激に進展するので、このような手動起動装置の設置が望まれるのである。
【0071】
また、上記各実施の形態においては、泡消火薬剤として水成膜泡消火薬剤を例に説明をしたが、泡消火薬剤として、例えば、たん白泡消火薬剤や合成界面活性剤泡消火薬剤を用いるようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
この発明によれば、噴霧された泡水溶液は、火炎の中に直接飛び込み、燃料の表面に到着するので、該燃料の表面には容易に水成膜が形成されるとともに、この水成膜は拡張されて燃料全体を覆い窒息消火させる。この水成膜の広がり方は非常に迅速で、燃料表面の隅々にまで及ぶので、効果的な消火を行うことができる。
【0073】
また、火災感知作動部材が火災を感知して自動的に作動するよりも前に、外力付与手段を有する強制開放装置により、ヘッドを強制的に開放することができ、火災をその初期の段階で消火することができる。
【0074】
さらに、外力付与手段を有する強制開放装置によれば、操作後、瞬時の内にヘッドを開放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す図で、一部拡大断面図を含むシステム系統図である。
【図2】図1のII−II線部の拡大矢視図である。
【図3】図1のIII−III線部の拡大断面図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態を示す図で、一部拡大断面図を含むシステム系統図である。
【図5】図4のV−V線部拡大断面図である。
【図6】この発明の第3の実施の形態における強制開放装置本体を示す拡大断面図である。
【図7】 参考例を示す図で、一部拡大断面図を含むシステム系統図である。
【符号の説明】
1 泡水溶液消火設備
2 スプリンクラ配管
10 閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッド
10a 放出口
10b 弁体
22 デフレクタ
25a〜c スリット
26a〜c 案内部
27a,b スリット
28a,b 案内部
30A 強制開放装置本体
34 破壊ピン
30B 強制開放装置本体
50 破壊ピン
30C 強制開放装置本体
61 ピストン部

Claims (2)

  1. スプリンクラ配管に接続され、火災感知作動部材を備えた閉鎖型ヘッドと、該閉鎖型ヘッドを強制的に開放させる強制開放装置とを備え、前記スプリンクラ配管内に消火用流体が充水された消火設備において、
    前記強制開放装置は、前記消火用流体の圧力により、前記閉鎖型ヘッドの火災感知作動部材に外力を与え、該火災感知作動部材を破壊する外力付与手段を有し
    該外力付与手段は、前記スプリンクラ配管と供給管を介して接続される供給口と、弾性体によって該火災感知作動部材がある方向に移動するように付勢された破壊ピンの移動を規制するピストン部とを備えたシリンダ容器から構成され、
    前記供給管に設けた平常時は閉状態の前記起動弁を開放して、前記シリンダ容器に消火用流体を供給すると、前記ピストン部による規制が解かれ、前記破壊ピンが移動して前記火災感知作動部材に外力が与えられることを特徴とする消火設備。
  2. スプリンクラ配管に接続され、火災感知作動部材を備えた閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドと、該閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドを強制的に開放させる強制開放装置とを備え、前記スプリンクラ配管内に消火用流体が充水された消火設備において、
    前記強制開放装置は、前記消火用流体の圧力により、前記閉鎖型泡水溶液噴霧ヘッドの火災感知作動部材に外力を与え、該火災感知作動部材を破壊する外力付与手段を有し
    該外力付与手段は、前記スプリンクラ配管と供給管を介して接続される供給口と、弾性体によって該火災感知作動部材がある方向に移動するように付勢された破壊ピンの移動を規制するピストン部とを備えたシリンダ容器から構成され、
    前記供給管に設けた平常時は閉状態の前記起動弁を開放して、前記シリンダ容器に消火用流体を供給すると、前記ピストン部による規制が解かれ、前記破壊ピンが移動して前記火災感知作動部材に外力が与えられることを特徴とする消火設備。
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